JP2000340329A - ケーブルリールにおけるフラットケーブルとバスバーの接続構造 - Google Patents

ケーブルリールにおけるフラットケーブルとバスバーの接続構造

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JP2000340329A
JP2000340329A JP15210199A JP15210199A JP2000340329A JP 2000340329 A JP2000340329 A JP 2000340329A JP 15210199 A JP15210199 A JP 15210199A JP 15210199 A JP15210199 A JP 15210199A JP 2000340329 A JP2000340329 A JP 2000340329A
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JP
Japan
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flat cable
bus bar
inner case
cable
fixed
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JP15210199A
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English (en)
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Tetsuya Iizuka
哲矢 飯塚
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルリールのフラットケーブルの導電体
とバスバーとの溶接部をガタつきなく固定する。 【解決手段】 ケーブルリールのフラットケーブル4
を、固定体および可動体にそれぞれ固定されるインナー
ケース20のバスバー21の接続するものにおいて、イ
ンナーケースは略L形状とし、その基板上に略L形状と
したバスバーをインサートモールドで固定し、かつ、基
板およびバスバーの横軸側はフラットケーブルの取付側
と逆方向へ延在させ、フラットケーブルの先端を基板上
を横切って横軸側の先端位置に配置し、該先端近傍に露
出した導電体をバスバーと溶接接続し、かつ、インナー
ケースと略同形状としたカバーをバスバーを挟んで取り
付け、インナーケースとカバーよるフラットケーブルの
挟持面積を大としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルリールに
おけるフラットケーブルとバスバーの接続構造に関し、
詳しくは、自動車のステアリング装置等に装着され、固
定体と、該固定体に対して回転自在に組みつけられる可
動体とで円環状のケーブル収容室が形成され、該ケーブ
ル収容室内にフラットケーブルが渦巻き状に収容され、
該フラットケーブルの導電体の長さ方向の両端が、上記
固定体と可動体とにインナーケースを介して固定される
バスバーに接続され、可動体の回転に応じて巻き込み或
いは巻き戻しされるケーブルリールにおいて、上記フラ
ットケーブルとバスバーとの接続構造を改良するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブルリールは、図6に示す
ように、ステアリングホイールと連動して回転する可動
体1と車体側の固定軸に固定される固定体2とで形成す
る円環形状のケーブル収容室3の内部にフラットケーブ
ル4を渦巻き状に収容している。フラットケーブル4の
長さ方向の両端は、図7乃至図9に示すように可動体1
および固定体2にぞれぞれ固定されるL形状のインナー
ケース5、5内に並列固定している細幅のバスバー6の
一端にフラットケーブル4の導電体4aを溶接して接続
する一方、上記バスバー6の他端を電線7に夫々接続し
ている。
【0003】詳しくは、インナーケース5の横軸部5a
をフラットケーブル4の取付側に屈折させ、その横軸部
5aに固定したバスバー6上に、フラットケーブル4の
長さ方向の端末に露出させた導電体4aを重ねて、溶接
あるいは超音波溶接している。また、フラットケーブル
4を位置決めするため、位置決め穴8をあけて、インナ
ーケース5から突設したピン9を挿入している。
【0004】上記のように、インナーケース5上のバス
バー6にフラットケーブル4の導電体4aを溶接した後
に、カバー10をインナーケース5に被せて、フラット
ケーブル4をインナーケース5とカバー10の間に挟持
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにフラット
ケーブル4は、その導電体4aがバスバー6に溶接され
た状態でカバー10を被せて固定しているが、このイン
ナーケース5とカバー10とにより挟持される面積が小
さく、よって、フラットケーブル4に対する固定力が弱
い。一方、フラットケーブル4には作動時に、バスバー
6と溶接された固定部に負荷がかかるため、フラットケ
ーブル4にガタつきが発生しやすい。
【0006】そのため、従来は、図9に示すように、カ
バー10に設けた穴から突出させたインナーケース5の
位置決めピン9を熱かしめしてカバー10とインナーケ
ース5と一体化し、該カバー10とインナーケースの間
でフラットケーブル4の固定力を増強しているが、熱か
しめ工程が必要となり、作業手数がかかる問題があっ
た。
【0007】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、カバーを熱かしめを行うことなく、フラットケー
ブルがインナーケースとカバーとの間に強固に固定され
るようにすることを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、固定体と、該固定体に対して回転自在に
組みつけられる可動体とで円環状のケーブル収容室が形
成され、該ケーブル収容室内にフラットケーブルが渦巻
き状に収容され、該フラットケーブルの導電体の長さ方
向の両端が、上記固定体と可動体とにそれぞれインナー
ケースを介して固定されるバスバーに接続され、可動体
の回転に応じて巻き込み或いは巻き戻しされるケーブル
リールにおいて、上記インナーケースの基板は略L形状
とし、該基板上に略L形状としたバスバーをインサート
モールドで固定し、バスバーのL形状の縦軸側の先端は
電線等の外部回路と接続すると共に、基板およびバスバ
ーの横軸側はフラットケーブルの取付側と逆方向へ延在
させ、フラットケーブルの先端を基板上を横切って横軸
側の先端位置に配置し、該先端近傍に露出した導電体を
バスバーと溶接接続し、かつ、インナーケースと略同形
状としたカバーをバスバーを挟んで取り付け、インナー
ケースとカバーとによるフラットケーブルの挟持面積を
大としていることを特徴とするケーブルリールにおける
フラットケーブルとバスバーの接続構造を提供してい
る。
【0009】上記のように、本発明では、L形状のイン
ナーケースの横軸側の向きを従来と逆方向として、該横
軸部の先端側でバスバーとフラットケーブルの導電体と
を溶接している。言わば、従来はインナーケースからの
出口側でフラットケーブルを溶接していたのに対して、
本発明では出口側から奥へと溶接位置を移動させてお
り、その結果、すると、インナーケースとカバーとに挟
持されるフラットケーブルの面積を従来の2倍以上とす
ることができる。このようにインナーケースとカバーと
によるフラットケーブルの挟持面積を増大するとフラッ
トケーブルに対する固定力を高めることができ、フラッ
トケーブルのガタつきを発生させず、かつ、溶接部が挟
持部の先端側に位置するため、フラットケーブルの作動
時に溶接部にかかる負荷を軽減できる。よって、位置決
めピンを熱かしめしてカバーをインナーケースに固定す
る必要はなくなり、カバーをインナーケースに機械的に
ロックするだけよくなる。
【0010】また、上記インナーケースの横軸側の下端
面にフラットケーブルの下端部を乗せるガイド部を突設
している。このように、インナーケースにガイド板を設
け、このガイド部に沿わせてフラットケーブルをインナ
ーケース上に重ねると、フラットケーブルの位置ずれが
発生せず、インナーケースとカバーの内部に正規位置で
フラットケーブルを挟持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図5は実施形態を示し、自
動車のステアリング装置に取り付けられるケーブルリー
ルに適用したもので、ケーブルリールの全体的な構成は
前記図10と同様であり、同一部材は同一符号を付す。
【0012】ステアリングホイールと連動して回転する
可動体1と車体側の固定軸に固定される固定体2とで形
成する円環形状のケーブルリール収容室3の内部にフラ
ットケーブル4を渦巻き状に収容している。フラットケ
ーブル4の長さ方向の両端は、可動体1および固定体2
にぞれぞれ固定されるインナーケース20、20内に並
列固定している細幅のバスバー21の一端にフラットケ
ーブル4の導電体4aを溶接して接続する一方、上記バ
スバー21の他端を電線7に夫々接続している。
【0013】上記インナーケース20は、図2に示すよ
うに、基板20aは縦軸部20bと横軸部20cとから
なる略L形状としている。この基板20に設けた溝に、
同様なL形状とした複数の細帯状のバスバー21を挿入
して並設しており、インナーケース20の成形時にバス
バー21をインサートモールドしている。インナーケー
ス20の横軸部20cおよびバスバー21の横軸部21
cはフラットケーブル4の取付側とは逆方向に向けて延
在させている。
【0014】上記基板20aの横軸部20cの先端近傍
には開口20dを設け、該開口20dの上面にバスバー
21の横軸部21cを架け渡している。また、基板20
の横軸部20cの下端縁に沿ってガイド部20eを突設
している。
【0015】図3に示すように、上記バスバー21の縦
軸部21aの先端には電線7を接続している。一方、横
軸部21cの表面には、フラットケーブル4を重ね合わ
せて配置し、開口20dに架け渡した部分には、フラッ
トケーブル4から露出させた導電体4aを重ねて超音波
溶接して電気接続している。よって、フラットケーブル
4はインナーケース20の横軸部20cの全長Lにわた
ってインナーケース20に重ね、その下端をガイド部2
0e上に載置している。なお、インナーケース20には
従来設けられていた位置決めピンは設けていない。
【0016】上記フラットケーブル4は、複数本の帯状
の導電体4aを平行に配置して、その両面を絶縁樹脂か
らなるラミネート層4bで被覆しており、その長さ方向
の両端を、先端側にラミネート層4b−1を残して、先
端近傍から両面のラミネート層を剥離して導電体4aを
露出させた溶接用開口4cを設けている。この溶接用開
口4cを基板の開口20dに位置させ、導電体4cをバ
スバー21に重ねて溶接すると共に、先端側のラミネー
ト層4b−1は基板の開口20dよりも先端側に位置さ
せている。
【0017】図4はインナーケース20に被せるカバー
25を示し、カバー25はインナーケース20の基板2
0aと略同形状とし、バスバー21にフラットケーブル
4の導電体4aを溶接した後に、図5に示すようにイン
ナーケース20に被せて、ロック(図示せず)でロック
固定している。
【0018】上記のようにカバー25をインナーケース
20に被せると、インナーケース20とカバー25とに
よりフラットケーブル4はぴったりと挟持される。フラ
ットケーブル4を横軸部20cの全長Lにわたって配置
しているため挟持面積は従来の2倍以上となり、フラッ
トケーブル4にはガタつきが発生しなくなる。よって、
従来のようにインナーケースに設けた位置決めピンをカ
バーの穴に通した後に熱かしめして、インナーケースと
カバーとの間に挟持したフラットケーブルを固定する必
要がなくなる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、インナーケースおよび該インナーケースに固
定したバスバーを、フラットケーブル取付側と逆方向に
向けて延在させており、この延在部の先端側でフラット
ケーブルの導電体とバスバーとを溶接しているため、イ
ンナーケースとカバーとにより挟持されるフラットケー
ブルの面積を従来の2倍以上とすることができる。
【0020】このように、インナーケースとカバーによ
るフラットケーブルの挟持面積を増大しているため、フ
ラットケーブルが回転作動しても、インナーケースとカ
バーとで挟持されたフラットケーブルにはガタつきが発
生せず、溶接部へかかる負荷を軽減することができる。
よって、従来のように、位置決めピンを熱かしめしてイ
ンナーケースとカバーとの出口側を密接固着してフラッ
トケーブルのガタつきを防止する必要はなく、熱かしめ
を不要とでき作業工程を削減できると共に、位置決めピ
ンも無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のケーブルリールの分
解斜視図である。
【図2】 (A)はインナーケースの正面図、(B)は
(A)のB−B線断面図である。
【図3】 インナーケースにフラットケーブルを取り付
けた状態の正面図である。
【図4】 カバーの概略正面図である。
【図5】 インナーケースにカバーを取り付けた状態の
正面図である。
【図6】 ケーブルリールの概略断面図である。
【図7】 フラットケーブルと両端に接続するインナー
ケースを示す概略図である。
【図8】 インナーケース上でのバスバーとフラットケ
ーブルの接続状態を示す拡大図である。
【図9】 インナーケースにカバーを取り付けて熱かし
めした状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 可動体 2 固定体 3 ケーブル収容室 4 フラットケーブル 4a 導電体 6、21 バスバー 20 インナーケース 20a 基板 20b 縦軸部 20c 横軸部 20d 溶接用の開口 25 カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体と、該固定体に対して回転自在に
    組みつけられる可動体とで円環状のケーブル収容室が形
    成され、該ケーブル収容室内にフラットケーブルが渦巻
    き状に収容され、該フラットケーブルの導電体の長さ方
    向の両端が、上記固定体と可動体とにそれぞれインナー
    ケースを介して固定されるバスバーに接続され、可動体
    の回転に応じて巻き込み或いは巻き戻しされるケーブル
    リールにおいて、 上記インナーケースの基板を略L形状とし、該基板上に
    略L形状としたバスバーをインサートモールドで固定
    し、該バスバーのL形状の縦軸側の先端は電線等の外部
    回路と接続すると共に、基板およびバスバーの横軸側は
    フラットケーブルの取付側と逆方向へ延在させ、フラッ
    トケーブルの先端を基板上を横切って横軸側の先端位置
    に配置し、該先端近傍に露出した導電体をバスバーと溶
    接接続し、かつ、インナーケースと略同形状としたカバ
    ーをバスバーを挟んで取り付け、インナーケースとカバ
    ーとによるフラットケーブルの挟持面積を大としている
    ことを特徴とするケーブルリールにおけるフラットケー
    ブルとバスバーの接続構造。
  2. 【請求項2】 上記インナーケースの横軸側の下端面に
    フラットケーブルの下端部を乗せるガイド部を突設して
    いる請求項1に記載のケーブルリールにおけるフラット
    ケーブルとバスバーの接続構造。
JP15210199A 1999-05-31 1999-05-31 ケーブルリールにおけるフラットケーブルとバスバーの接続構造 Abandoned JP2000340329A (ja)

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