JP2000338478A - 光学部品及びこれを用いた液晶プロジェクタ - Google Patents

光学部品及びこれを用いた液晶プロジェクタ

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JP2000338478A
JP2000338478A JP11150047A JP15004799A JP2000338478A JP 2000338478 A JP2000338478 A JP 2000338478A JP 11150047 A JP11150047 A JP 11150047A JP 15004799 A JP15004799 A JP 15004799A JP 2000338478 A JP2000338478 A JP 2000338478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏光板の冷却効率の向上を図り、偏光板の熱
に起因する複屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑制し
てより均整度の高い画質を得ることを課題とする。 【解決手段】 偏光板22、22を各別にガラス板(透
明板)23、23に貼着し、該ガラス板をホルダー24
により保持して偏光光学部品19、21を構成し、冷却
用ファン(冷却手段)34による冷却風39、39、・
・・が当たる上記ホルダーの側を開放すると共に、上記
偏光光学部品を液晶パネル20及びダイクロイックプリ
ズム(光合成プリズム)14から離間した位置に配設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な偏光板が取り
付けられた光学部品及びこれを用いた液晶プロジェクタ
に関する。詳しくは、偏光板の冷却を効率良く行なうこ
とにより、偏光板の熱に起因する複屈折を抑制して色ム
ラや輝度ムラを抑制してより均整度の高い画質を得る技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光源からの光を赤、緑、青の三原
色の光束に分解すると共にこれらの光をそれぞれ液晶パ
ネルによって変調し、この変調された光をスクリーン上
に投射して映像として合成する液晶プロジェクタがあ
る。
【0003】図8にそのような液晶プロジェクタの従来
のものの一例aを示す。
【0004】該液晶プロジェクタaは、先ず、光源bの
白色光をUV−IRカットフィルタc、マルチレンズア
レイd及びコンデンサーレンズxを透過させた後ダイク
ロイックミラーeで赤色光Rを透過させると共に青色光
B及び緑色光Gを反射させ、該青色光B及び緑色光Gの
うち緑色光Gをダイクロイックミラーfで反射させると
共に青色光Bを透過させて三原色の光束に分解する。
【0005】そして、赤色光Rは全反射ミラーh及びコ
ンデンサーレンズiを経て赤色光用液晶パネルjRに入
射され、緑色光Gはコンデンサーレンズiを経て緑色光
用液晶パネルjGに入射され、青色光Bはリレーレンズ
g、g、全反射ミラーh、h及びコンデンサーレンズi
を経て、青色光用液晶パネルjBに入射される。
【0006】各色光用液晶パネルjに入射された各色光
束R、G、Bは、液晶パネルjB、jR、jGにより変
調されて透過された後、ダイクロイックプリズム(光合
成プリズム)kに各面から入射され、これら各光束が合
成された後、投影レンズlによってスクリーン等に投射
されるようになっている。
【0007】また、各液晶パネルjR、jG、jBを通
過させるとき、所定の方向に振動する光束のみ通過させ
るため、液晶パネルjR、jG、jBの入射側には入射
側偏向板(偏向子)mR、mG、mBが、また、出射側
には出射側偏光板(検光子)nR、nG、nBがそれぞ
れ配設されている。
【0008】これら入射側偏光板mは上記各コンデンサ
ーレンズiに各別に貼着され、また、出射側偏光板nは
上記ダイクロイックプリズムkの各入射面に各別に貼着
されている。
【0009】そして、各偏光板m、nは光束が通過する
とき熱が発生するため、その冷却が必要であり、これら
偏光板m、nの近傍にこれらの面方向に冷却風が流れる
ように冷却手段(図示は省略する。)が配設されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の液晶プ
ロジェクタaにあっては、入射側偏光板mが液晶パネル
jに貼り付けられているため、入射側偏光板mで発生す
る熱により液晶パネルjの温度が上昇し色ムラや輝度ム
ラの原因となるため液晶パネルjにあまり多くの光量を
入射させることができないという問題があった。
【0011】また、出射側偏光板nが熱容量がきわめて
大きいダイクロイックプリズムkの表面に貼り付けられ
ているため、出射側偏光板nに対する冷却が十分に必要
であり、冷却が不均一になると、スクリーンに輝度ムラ
や色ムラが生じるという問題があった。
【0012】更に、偏光板m、nの冷却が不十分である
と、偏光板m、nが損傷してしまい、偏光板としての機
能を失ってしまう虞もある。
【0013】そして、このような問題が発生しないレベ
ルまで、入射側偏光板m及び出射側偏光板nの冷却を強
化しようとすると、強力な冷却手段を使用せざるを得
ず、冷却手段の大型化を余儀なくされ、かつ、ファンノ
イズが大きくなってしまうという問題があった。
【0014】そこで、本発明は、上記した事情に鑑み、
強力な冷却手段を使用せずに、偏光板の熱に起因する複
屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑制することによ
り、より均整度の高い画質を得ることを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明光学部品は、上記
した課題を解決するために、偏光板を貼着した透明板
を、上記偏光板のほぼ面方向に流れる冷却風が当たる側
が開放されたホルダーにより支持したものである。
【0016】従って、本発明光学部品にあっては、偏光
板の冷却を効率良く行なうことができ、偏光板の熱に起
因する複屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑制するこ
とができ、これを液晶プロジェクタに用いることによ
り、より均整度の高い画質の液晶プロジェクタを提供す
ることができる。
【0017】また、本発明液晶プロジェクタにあって
は、各偏光板を各別に透明板に貼着させ、該透明板をホ
ルダーにより保持して光学部品を構成し、上記ホルダー
の上記冷却手段による冷却風が当たる側を開放すると共
に、上記光学部品を上記液晶パネル及び光合成プリズム
から離間した位置に配設したものである。
【0018】従って、本発明液晶プロジェクタにあって
は、偏光板の冷却を効率良く行なうことができ、偏光板
の熱に起因する複屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑
制してより均整度の高い画質を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明光学部品及びこれ
を用いた液晶プロジェクタの実施の形態を添付図面を参
照して説明する。
【0020】図1は、本発明光学部品及びこれを用いた
液晶プロジェクタの実施の形態1を概略的に示すもので
ある。
【0021】液晶プロジェクタ1は光源部2を備える。
該光源部2はランプ3とリフレクタ4とUV−IRカッ
トフィルタ5とマルチレンズアレイ6aとコンデンサー
レンズ6bとから成り、ランプ3及びリフレクタ4から
の白色光をUV−IRカットフィルタ5、マルチレンズ
アレイ6a及びコンデンサーレンズ6bを透して出射す
る。
【0022】そして、上記光源部2からの白色光を分光
手段(色分離光学系)7によって3原色光、すなわち、
赤色光R、青色光B及び緑色光Gに分光する。上記分光
手段7は、第1及び第2のダイクロイックミラー8、9
並びに全反射ミラー10から成り、第1のダイクロイッ
クミラー8によって、赤色光Rを透過させ、青色光B及
び緑色光Gを反射し、また、第2のダイクロイックミラ
ー9によって緑色光Gを反射し、青色光Bを透過させ
る。
【0023】そして、第1のダイクロイックミラー8を
透過した赤色光Rは全反射ミラー10によって反射さ
れ、また、第2のダイクロイックミラー9により透過さ
れた青色光Bは導光光学系11によって導かれる。該導
光光学系11は2つのリレーレンズ12、12と2つの
全反射ミラー13、13とから成る。
【0024】そして、上記分光された各光R、G、Bは
後述する液晶パネルによって変調された後光合成プリズ
ム14に入射され、該光合成プリズム14によって合成
されて出射され投影レンズ15によって図示しないスク
リーン等に投影される。
【0025】ここで使用される光合成プリズム14は、
ダイクロイックプリズムと称されるもので、屈折率が等
しい4個の断面が直角2等辺三角形を為す三角プリズム
を相互に貼り合わせて全体として四角柱状をしたもので
あり、3つの外周側面16R、16G及び16Bを光束
入射面として上記各光R、G、Bが入射され、これら光
R、G、Bが合成されて残る一つの外周側面(光束出射
面)17から出射されて投影レンズ15に向かう。
【0026】そして、全反射ミラー10とダイクロイッ
クプリズム14の赤色光用光束入射面16Rとの間、第
2のダイクロイックミラー9と緑色光用光束入射面16
Gとの間及び全反射ミラー13と青色光用光束入射面1
6Bとの間の構成は同様の構成であるので、そのうちの
一つについて説明する。
【0027】各光束入射面16に遠いところからコンデ
ンサーレンズ18、入射側偏光光学部品19、液晶パネ
ル20、出射側偏光光学部品21の順に配置されてい
る。
【0028】上記分光手段7及び導光光学系11によっ
て分光され且つ所定の位置に導かれた各光R、G、Bは
コンデンサーレンズ18を透して入射側偏光光学部品1
9に導かれて偏光光とされ、液晶パネル20に導かれ
る。そして、液晶パネル20を透過する際に該液晶パネ
ル20に与えられた映像信号により変調される。そし
て、該変調された光は出射側偏光光学部品21を通過し
た後、上記各光束入射面16からダイクロイックプリズ
ム14に入射する。ダイクロイックプリズム14に入射
した各光はダイクロイックプリズム14において合成さ
れ、光束出射面17から出射され投影レンズ15によっ
て図示しないスクリーン等にフルカラーの映像として投
影される。
【0029】入射側偏光光学部品19は、図3に示すよ
うに、偏光板22を透明板であるガラス板23に貼着し
たものをホルダー24に保持して構成される。尚、ガラ
ス板23は、石英ガラスでも良いが、熱伝導率の高いサ
ファイアを用いても良い。
【0030】ホルダー24は、コ字状のフレーム体25
と該フレーム体25のコ字状開口部26と反対側に位置
された取付部27とが、例えば、PC樹脂(ポリカーボ
ネード)により一体に形成されている。尚、ホルダー2
4の材料は、これに限らず、例えば、アルミニウム等の
熱伝導率の高いものを用いても良い。
【0031】図3及び図4に示すように、フレーム体2
5の内側縁であって上記取付部27の板片27aが突出
する側と反対側の部分には、上記ガラス板23の板厚と
ほぼ同じ寸法の段差部28が形成され、該段差部28に
上記偏光板22が貼着されたガラス板23が接着され、
ガラス板23はその長手方向のほぼ2/3が上記フレー
ム体25の両腕部25a、25aに固定され、残りほぼ
1/3がフレーム体25よりも突出されている。これ
は、偏光板22の冷却効果を良好にする一方、ガラス板
23のホルダー24への保持を確実にするためである。
【0032】フレーム体25の両腕部25a、25aに
挟まれた奥部25bであって、上記段差部28が形成さ
れた側と反対側の縁部には、テーパ部29が形成されて
おり、これにより、ガラス板23の表面を流れて来た後
述する冷却風の流れに乱流が発生しにくく、冷却風をス
ムーズに流すことができ、偏光板22及びガラス板23
の冷却効果を向上させることができる。
【0033】図5に示すように、取付部27は、断面形
状がほぼL字状を呈し、その一片27aが保持されたガ
ラス板23のほぼ中心を中心とする円弧状の板片に形成
され、該板片27aには、上記円弧状の周方向に長い長
孔30が形成されている。尚、かかるガラス板23の中
心は上記液晶パネル20の中心とも一致している。
【0034】このような入射側偏光光学部品19は、上
記板片27aの円弧面とほぼ同じ曲率の円弧面が形成さ
れた固定側部材31に、上記板片27aが摺動自在に合
せられた状態で、その板片27aの長孔30に固定用ネ
ジ32が挿入され、これを上記固定側部材31のネジ穴
33に螺合することにより固定側部材31に取り付けら
れる。
【0035】この状態で、入射側偏光光学部品19は、
その入射側であるコンデンサーレンズ18と出射側であ
る液晶パネル20とから離間した状態となっている。
【0036】そして、固定用ネジ32を緩めた状態で、
固定側部材31の円弧面上を板片27aを滑らせるよう
にして移動させることにより、偏光板22の向きを調整
することができる。
【0037】出射側偏光光学部品21は、上記入射側偏
光光学部品19とほぼ同じ構成で、偏光板22とガラス
板23とホルダー24とから成るが、かかる出射側偏光
光学部品21は、そのホルダー24が固定側部材31に
固定されている。これは、液晶パネル20を挟んで位置
される2つの偏光板22と22とは、両者の相対的な向
きを合わせる必要があるが、そのうちのいずれか一方を
他方に対して調整可能にすれば良く、従って、上記入射
側偏光光学部品19を回動調整自在にしたので、出射側
偏光光学部品21は固定側部材31に対して回動自在に
支持する必要がないからである。
【0038】そして、このような出射側偏光光学部品2
1は、液晶パネル20とダイクロイックプリズム14と
の間にいずれにも接触しない状態で配設される。
【0039】入射側偏光光学部品19、液晶パネル2
2、出射側偏光光学部品21が配設された部分の側方に
は冷却手段としての冷却用ファン34が配置されてい
る。
【0040】具体的には、各偏光光学部品19、21の
ホルダー24、24のコ字状開口部26、26が向いた
側に上記冷却用ファン34が配設されており、これによ
り、コンデンサーレンズ18と入射側偏光光学部品19
との間の間隙35、入射側偏光光学部品19と液晶パネ
ル20との間の間隙36、液晶パネル20と出射側偏光
光学部品21との間の間隙37及び出射側偏光光学部品
21とダイクロイックプリズム14との間の間隙38に
上記冷却用ファン34による冷却風39、39、・・・
が通るようになっている。尚、冷却用ファン34は、各
色の光束R、G、Bに各別に対応するように3つ用意し
ても良いし、1つの冷却用ファン34をダイクロイック
プリズム14の各光束入射面16R、16G、16Bに
対応した位置に配設するようにしても良い。
【0041】しかして、図2に示すように、冷却用ファ
ン34による冷却風39、39、・・・は上述のよう
に、各偏光光学部品19、21の表面及び裏面を流れる
ことになり、かつ、ホルダー24、24は冷却風39、
39、・・・が当たる側にコ字状開口部26、26が形
成されているため、各偏光光学部品19、21に、直
接、冷却風39、39、・・・が当たり、その冷却効果
は極めて良好で偏光光学部品19、21が高温になるこ
とを防止することができ、温度上昇による複屈折を避け
ることができ、輝度ムラや色ムラの発生を防止すること
ができる。
【0042】また、上記間隙39、39、・・・の存在
は液晶パネル20及びダイクロイックプリズム14に対
する冷却効果をも高くし、従って、小出力の冷却用ファ
ンを用いれば足りることになり、より静謐な液晶プロジ
ェクタ1を提供することができる。
【0043】図6は、偏光光学部品の変形例40を示す
ものである。かかる偏光光学部品40は、そのホルダー
及び透明板の形状が上記実施の形態に示したホルダー2
4及びガラス板23と異なる。
【0044】この変形例にかかる偏光光学部品40の透
明板41は円形を呈し、ホルダー42は上記透明板41
を保持する部分が半円弧状を呈している。尚、透明板4
1に貼着される偏光板43は円形であっても、矩形状で
あっても良い。
【0045】このような偏光光学部品40にあっても、
冷却用ファン34による冷却風をホルダー42の開放さ
れた側、即ち、透明板41が露出した側から透明板41
に直接当たるようにすることができ、透明板41に貼着
された偏光板43を効率良く冷却することができる。
【0046】図7は、また別の偏光光学部品の変形例4
4を示すものである。かかる偏光光学部品44は、その
ホルダーの形状が上記実施の形態に示したホルダー24
と異なる。
【0047】この変形例にかかる偏光光学部品44のホ
ルダー45は、上記実施の形態におけるホルダー24の
フレーム体25の両腕部25a、25aを切除した如き
形状を呈する。
【0048】そして、透明板46及び偏光板47は共に
矩形状を呈し、その一辺が上記ホルダー45に接着され
ている。
【0049】このような偏光光学部品44にあっては、
矩形状をした透明板46及び偏光板47の3辺を、冷却
用ファン34による冷却風に直接晒すことができ、更
に、良好な冷却効果を期待することができる。
【0050】尚、上記した実施の形態においては、コン
デンサーレンズ18と液晶パネル20との間及び液晶パ
ネル20とダイクロイックプリズム14との間に偏光光
学部品19、21のみをそれぞれ介在させたものについ
て示したが、これらの間に波長板を介在させた場合に
も、本発明は適用される。
【0051】また、上記した実施の形態には液晶パネル
を3枚使用したいわゆる3板式のものを示したが、本発
明の適用範囲が3板式のものに限られることを意味する
ものではなく、例えば、液晶パネルを2枚使用した2板
式のものにも適用することができることは勿論である。
更に、複数板式の液晶プロジェクタにあっては、各液晶
パネルのすべてに対応させて本発明を適用する必要もな
く、例えば、熱条件の厳しい色にのみ本発明を適用する
ようにしても良い。
【0052】さらに、上記した実施の形態において示し
た各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際
して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0053】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学部品は、偏光板を貼着した透明板を、偏
光板のほぼ面方向に流れる冷却風が当たる側が開放した
ホルダーにより支持したことを特徴とする。
【0054】従って、本発明光学部品にあっては、偏光
板の冷却を効率良く行なうことができ、偏光板の熱に起
因する複屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑制するこ
とができ、これを液晶プロジェクタに用いることによ
り、より均整度の高い画質の液晶プロジェクタを提供す
ることができる。
【0055】また、本発明液晶プロジェクタにあって
は、各偏光板を各別に透明板に貼着させ、該透明板をホ
ルダーにより保持して光学部品を構成し、上記ホルダー
の上記冷却手段による冷却風が当たる側を開放すると共
に、上記光学部品を上記液晶パネル及び光合成プリズム
から離間した位置に配設したことを特徴とする。
【0056】従って、本発明液晶プロジェクタにあって
は、偏光板の冷却を効率良く行なうことができ、偏光板
の熱に起因する複屈折を抑制して色ムラや輝度ムラを抑
制してより均整度の高い画質を得ることができる。
【0057】請求項3に記載した発明にあっては、偏光
板を貼着した透明板を保持したホルダーを、光軸を中心
として回動自在に設けたので、偏光板の向きの調整を容
易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3と共に、本発明液晶プロジェクタ
の実施の形態を示すものであり、本図は光学系の概略図
である。
【図2】要部の拡大概略図である。
【図3】図4と共に、本発明光学部品の実施の形態を示
すものであり、本図は正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】光学部品と冷却手段との位置関係を概略的に示
す斜視図である。
【図6】光学部品の変形例を示す正面図である。
【図7】光学部品の別の変形例を示す正面図である。
【図8】従来の液晶プロジェクタの一例を示す光学系の
概略図である。
【符号の説明】
1…液晶プロジェクタ、2…光源部(光源)、7…分光
手段、14…ダイクロイックプリズム(光合成プリズ
ム)、19…入射側偏光光学部品(光学部品)、20…
液晶パネル、21…出射側偏光光学部品(光学部品)、
22…偏光板、23…ガラス板(透明板)、24…ホル
ダー、34…冷却用ファン(冷却手段)、39…冷却
風、40…偏光光学部品、41…透明板、42…ホルダ
ー、43…偏光板、44…偏光光学部品、45…ホルダ
ー、46…透明板、47…偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 EA68 HA12 HA13 HA18 HA20 HA21 HA23 HA25 HA28 MA04 2H091 FA02Y FA05Z FA08X FA08Z FA14Z FA21X FA29Z FA41Z FD13 FD15 LA04 LA18 LA20 MA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光板が貼着された透明板を、上記偏光
    板のほぼ面方向に流れる冷却風が当たる側が開放された
    ホルダーにより支持したことを特徴とする光学部品。
  2. 【請求項2】 光源と、該光源の光を分光する分光手段
    と、与えられた映像信号により上記各分光を変調する液
    晶パネルと、該液晶パネルにより変調された各分光の偏
    光光を得る偏光板と、各偏光板により偏光された各分光
    を合成して出射する光合成プリズムと、各偏光板及び液
    晶パネルにこれらのほぼ面方向に流れる冷却風を発生さ
    せる冷却手段とを備えた液晶プロジェクタであって、 上記各偏光板は各別に透明板に貼着され、該透明板がホ
    ルダーにより保持されて光学部品を構成しており、 該光学部品のホルダーは上記冷却手段による冷却風が当
    たる側が開放されていると共に、 上記光学部品が上記液晶パネル及び光合成プリズムから
    離間した位置に配設されたことを特徴とする液晶プロジ
    ェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した液晶プロジェクタで
    あって、 偏光板が貼着された透明板を保持した上記ホルダーが、
    光軸を中心として回動自在に設けられたことを特徴とす
    る液晶プロジェクタ。
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Cited By (9)

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