JP2000338099A - 尿素濃度のモニタリング方法、この方法を用いた純水製造方法及び純水製造装置 - Google Patents

尿素濃度のモニタリング方法、この方法を用いた純水製造方法及び純水製造装置

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JP2000338099A
JP2000338099A JP11143646A JP14364699A JP2000338099A JP 2000338099 A JP2000338099 A JP 2000338099A JP 11143646 A JP11143646 A JP 11143646A JP 14364699 A JP14364699 A JP 14364699A JP 2000338099 A JP2000338099 A JP 2000338099A
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Akiko Umeka
明子 梅香
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純水製造プロセスにおける水質管理に有用な
尿素のモニタリング方法、このモニタリング方法を用い
た純水製造方法及び純水製造装置の提供。 【解決手段】 純水製造用の原水及び製造された純水の
少なくとも一方の尿素濃度をモニタリングする方法。被
モニタリング水の尿素濃度を、フローインジェクション
分析法を用いて連続的にまたは非連続的に吸光度を測定
し、分析する。原水及び製造された純水の少なくとも一
方の尿素濃度を連続的または断続的にモニタリングし、
原水中の尿素濃度が基準値を超えたときに尿素除去装置
を作動させ、原水中の尿素濃度が基準値を下回ったとき
に尿素除去装置の作動を解除するか、原水中の尿素濃度
が基準値を超えたときに原水の取水を停止し、原水中の
尿素濃度が基準値を下回ったときに原水の取水を再開す
る純水の製造方法。上記尿素濃度のモニタリングが行わ
れる尿素濃度モニタリング装置を有する純水製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水製造プロセス
における尿素濃度のモニタリング方法、このモニタリン
グ方法を用いた純水製造方法及び純水製造装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】純水製造用の原水となる河川水や地下水
には尿素が含まれている。その起源は生物由来、生活排
水由来、化成品由来など様々であり、濃度は地域や季
節、天候など様々な理由により変動する。しかし、尿素
は通常の純水製造装置においてはその除去が容易ではな
い化合物であるために、原水中の尿素濃度が高くなると
処理しきれずに最終処理水中に残留することになる。こ
れを避けるには、尿素除去装置を併設していない通常の
純水製造装置においては、高濃度の尿素を含有する原水
が流入するのを防ぐ必要がある。即ち、原水中の尿素濃
度を監視し、濃度が高くなったときには、原水の取水を
停止する。また、尿素除去装置を併設する純水製造装置
においては、尿素除去装置の運転の最適化が必要であ
る。即ち、原水中の尿素濃度が基準値以下の場合には、
尿素除去装置は停止しておき、基準値を超えて高くなっ
た場合に、尿素除去装置の運転を再開する。
【0003】尿素の分析方法としては、吸光光度計を用
いた比色法が用いられている場合が多い。例えば、ジア
セチルモノオキシムと尿素との反応を利用した比色法は
衛生試験法(日本薬学会編、衛生試験法・注解199
0.4.1.2.3(13)1)に記載(平成7年発行
1990年版第4刷付追補(1995)p1028))にも
採用されている。しかし、いずれの方法も定量下限値は
100ppb程度である。それに対して、純水製造プロ
セスにおいては、原水の分析に必要な尿素の濃度範囲が
数十ppb〜数百ppbであり、製造された純水の分析に必要
な尿素の濃度範囲は数十ppb以下である。従って、通常
の比色法は、純水製造プロセスにおける尿素の分析には
不十分である。さらに通常の比色法では、自動的かつ連
続的に分析をするのは困難である。
【0004】このように、純水製造装置に併設された尿
素除去装置の運転を最適化するためには尿素濃度を連続
的または断続的に測定し、モニタリングする必要がであ
る。しかし、これまでは、連続的または断続的に尿素濃
度を直接測定することはできなかった。それに代わっ
て、全有機体炭素(TOC)をモニタリングすることによ
り、尿素濃度を間接的にモニタリングしていた(特開平
9−94585号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、純水製造プロセスにおける水質管理に有用な尿素の
モニタリング方法、特に尿素濃度を数ppbから数pp
mの濃度範囲について連続的にまたは非連続的に、しか
も無人でも定量可能な方法を提供することにある。さら
に本発明の目的は、上記尿素のモニタリング方法を用
い、原水及び/又は純水溶液中の尿素濃度を常時モニタ
リングすることで、最適条件で運転することが可能な純
水製造方法及び純水製造装置を提供することにある。具
体的には、尿素除去装置を有さない純水製造装置を用い
る場合、純水製造装置内に高濃度の尿素を含有する原水
が流入するのを防ぐためにラインの切り替えなどを最適
のタイミングで行うことが出来る純水製造方法及び純水
製造装置を提供すること、また尿素除去装置を有する純
水製造装置を用いる場合、原水の尿素含有量に応じて、
尿素除去装置を適切に運転することが可能な純水製造方
法及び純水製造装置を提供することにある。さらに本発
明の目的は、処理水(純水)の水質が適切であるかを監
視することが可能な純水製造方法及び純水製造装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】フローインジェクション
分析法は、従来から比色法の高感度化、自動化の手法と
して種々の分野で用いられている。しかし、これまで尿
素の定量に用いられた例はない。本発明者らは、尿素の
定量にもフローインジェクション分析法を利用すること
が可能であること、さらには、フローインジェクション
分析法を利用した尿素の定量が、広範囲の尿素濃度の水
質を分析可能であり、純水製造プロセスの水質管理に使
用できることを見いだして本発明を完成させた。
【0007】本発明は、純水製造用の原水及び製造され
た純水の少なくとも一方の尿素濃度をモニタリングする
方法であって、サンプリングした被モニタリング水の尿
素濃度を、フローインジェクション分析法を用いて連続
的にまたは非連続的に吸光度を測定することによって分
析することを特徴とする方法に関する。さらに本発明
は、尿素除去装置を有する純水製造装置を用い、純水製
造用の原水及び製造された純水の少なくとも一方の尿素
濃度を連続的または断続的にモニタリングし、原水中ま
たは製造された純水中の尿素濃度が基準値を超えたとき
に尿素除去装置を作動させ、原水中の尿素濃度が基準値
を下回ったときに、尿素除去装置の作動を解除すること
を特徴とする純水の製造方法に関する。また、本発明
は、尿素除去装置を有さない純水製造装置を用い、純水
製造用の原水及び製造された純水の少なくとも一方の尿
素濃度を連続的または断続的にモニタリングし、原水中
または製造された純水中の尿素濃度が基準値を超えたと
きに原水の取水を停止し、原水中または製造された純水
中の尿素濃度が基準値を下回ったときに原水の取水を再
開することを特徴とする純水の製造方法に関する。さら
に本発明は、上記本発明の尿素濃度のモニタリング方法
により尿素濃度のモニタリングが行われる尿素濃度モニ
タリング装置を有することを特徴とする純水製造装置に
関する。またここでいう「製造された純水」とは、特に
限定はないが、低濃度の尿素を測定する必要があること
を考慮すると、好ましくは通常の抵抗率が12.5MΩ
cm以上、さらに好ましくは18MΩcm以上の高純度
の水によりよく適用する。
【0008】
【発明の実施の形態】尿素濃度のモニタリング方法 本発明の方法は、純水製造用の原水及び製造された純水
の少なくとも一方の尿素濃度をモニタリングする方法で
ある。本発明の方法により、尿素濃度をモニタリングす
る対象である純水製造用の原水及び製造された純水には
特に制限はない。純水製造用の原水としては、上水、工
業用水、地下水等を挙げることができる。本発明の方法
では、サンプリングした被モニタリング水の尿素濃度
を、フローインジェクション分析法を用いて連続的にま
たは非連続的に吸光度を分析する。サンプリングした被
モニタリング水は濃縮することなく、または必要により
濃縮して、分析に供することができる。フローインジェ
クション分析法とは、細管中を連続的に流れる試薬溶液
中にごく少量の試料溶液を注入し、細管コイル中で試料
と試薬の混合及び反応を行わせ検出器で検出定量する自
動分析法である。フローインジェクション分析法は、従
来から比色法の高感度化、自動化の手法として種々の分
野で用いられている。しかし、これまで尿素の定量に用
いられた例はない。尿素濃度の定量は、尿素と反応し、
光の波長を生じる物質とを混合し、生じた化合物の発す
る波長の吸光度を測定し、分析する。測定する光の波長
は、尿素との反応により生じる化合物の吸光特性に応じ
て、紫外部又は可視部のいずれでもよい。例えば、ジア
セチルモノオキシムと尿素との反応により生じる発色を
測定する場合は、可視部の吸光度を測定することができ
る。ジアセチルモノオキシムと尿素との反応には、この
反応を促進する等の目的で、その他の試薬を併用するこ
とができる。例えば、アンチピリン+硫酸溶液、塩酸セ
ミカルバジド水溶液、塩化マンガン+硝酸カリウムの水
溶液、リン酸二水素ナトリウム+硫酸溶液等を併用する
ことができる。より具体的には、以下の方法を挙げるこ
とができる。(1)試料にジアセチルモノオキシム酢酸溶
液を添加、混合し、次いでさらにアンチピリン硫酸溶液
を添加、混合し、加熱下で所定時間ジアセチルモノオキ
シムと尿素とを反応させ、得られる発色を460nm付近の
波長の吸光度を測定する方法。(2)試料に塩化ナトリウ
ムを添加、混合溶解し、次いでリン酸二水素ナトリウム
硫酸溶液を添加、混合し、次いでジアセチルモノオキシ
ム水溶液と塩酸セミカルバジド水溶液を添加、混合し、
さらに塩化マンガンと硝酸カリウムの水溶液を添加、混
合し、加熱下で所定時間ジアセチルモノオキシムと尿素
とを反応させ、得られる発色を520nm付近の波長の吸光
度を測定する方法。
【0009】本発明の方法を、ジアセチルモノオキシム
酢酸溶液とアンチピリン硫酸溶液を用いる場合を例に、
図1に示す装置図に基づいて説明する。図中、8は試薬1
(ジアセチルモノオキシム酢酸溶液)、9が試薬2(アンチ
ピリン硫酸溶液)、10が試料である。試薬1(ジアセチル
モノオキシム酢酸溶液)及び試料は、送液ポンプ1で送液
混合され、さらに送液ポンプ2で送液されたで試薬2(ア
ンチピリン硫酸溶液)と混合される。三者の混合溶液
は、反応恒温槽4内に設置した反応コイル3に送られる。
反応恒温槽4は、反応に適した温度、例えば、50〜100℃
であり、発色の安定性という観点からは60〜90℃に設定
されることが好ましい。また、反応コイル3の長さと送
液の速度は、反応時間(必要な滞留時間)を考慮して適宜
決定されるが、通常20〜100分程度である。反応コイル
を通過した液は、次いで検出器5に送られ、例えば、検
出波長460nmを用いて吸光度を測定することで、発色量
を定量できる。予め作成した検量線に照らして、発色量
から尿素濃度を定量することができる。尚、図中の6は
圧力計、7は背圧コイル、11はフィルターである。上
記方法において、試薬1(ジアセチルモノオキシム酢酸溶
液)及び試薬2(アンチピリン硫酸溶液)の濃度及び送液
量、反応温度及び反応時間は、検出器の能力や試料中の
尿素濃度等を考慮して適宜選択することができる。ま
た、異なる試薬を用いる場合、反応条件や検出波長等
は、適宜変更できる。本発明の方法によれば、数十ppb
以下という低い尿素濃度であっても、試料の前処理等を
することなしに、かつ自動的に尿素の定量が可能であ
る。本発明の方法では、試料を連続的に採取し、かつ定
量することも、非連続的(定期的)に採取し、かつ定量す
ることもできる。
【0010】純水の製造方法(1) 本発明の純水の製造方法(1)は、尿素除去装置を有する
純水製造装置を用いる方法である。尿素除去装置及び純
水製造装置には特に制限はない。尿素除去装置及び純水
製造装置としては、例えば、特開平9-94585号に記載の
ものを使用できる。本発明の製造方法では、純水製造用
の原水及び製造された純水の少なくとも一方の尿素濃度
を連続的または断続的にモニタリングする。尿素濃度の
モニタリングは、上記本発明の方法を用いることができ
る。モニタリングの結果、原水中または製造された純水
中の尿素濃度が基準値を超えたときには尿素除去装置を
作動させて尿素除去処理を施す。また、モニタリングの
結果、原水中または製造された純水中の尿素濃度が基準
値を下回ったときに、尿素除去装置の作動を解除するよ
うに切り換える。原水中の尿素濃度の基準値は、純水製
造装置の種類や純水の用途(純水中の尿素濃度の許容値)
等を考慮して適宜決定される
【0011】純水の製造方法(2) また、本発明の純水の製造方法(2)は、尿素除去装置を
有さない純水製造装置を用いる方法である。純水製造装
置には特に制限はない。本発明の製造方法では、純水製
造用の原水及び製造された純水の少なくとも一方の尿素
濃度を連続的または断続的にモニタリングする。尿素濃
度のモニタリングは、上記本発明の方法を用いることが
できる。モニタリングの結果、原水中または製造された
純水中の尿素濃度が基準値を超えたときに原水の取水を
停止し、純水製造装置へは、予めプールしてあった原水
を供給するか、あるいは純水製造装置を一時的に停止す
ることもできる。また、モニタリングの結果、原水中ま
たは製造された純水中の尿素濃度が基準値を下回ったと
きに原水の取水を再開し、純水製造装置へ原水を供給す
る。原水中または製造された純水中の尿素濃度の基準値
は、純水製造装置の種類や純水の用途(純水中の尿素濃
度の許容値)等を考慮して適宜決定される。
【0012】純水製造装置 本発明の純水製造装置は、上記本発明の尿素濃度のモニ
タリング方法により尿素濃度のモニタリングが行われる
尿素濃度モニタリング装置を有することを特徴とする。
尿素濃度モニタリング装置としては、前記図1にフロー
を示したフローインジェクション分析装置を含み、さら
に、必要によりモニタリング結果の記録装置を含むもの
であることができる。また、本発明の純水製造装置は、
尿素除去装置をさらに有するものであることができる。
尿素除去装置を有する場合、尿素除去装置の作動のオン
オフが、尿素濃度モニタリング装置からのデータに基づ
いて自動的に行われる機構を有するものであることが好
ましい。また、本発明の純水製造装置は、尿素除去装置
を有する代わりに、原水の取水のオンオフを、尿素濃度
モニタリング装置からのデータに基づいて自動的に行う
ことができる機構を有するものであることもできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。 参考例1 図1に概略を示すフローインジェクション分析装置を用
いて、尿素濃度が5〜100ppbの範囲の標準溶液に
ついて測定した。測定条件は、試薬1(ジアセチルモノオ
キシム酢酸溶液: ジアセチルモノオキシム2gを10%
酢酸100mlに溶解した)、試薬2(アンチピリン硫酸
溶液: アンチピリン0.2gを硫酸100mlに溶解し
た)とし、温槽温度90℃、反応時間は60分とした。
尿素濃度5〜100ppbの範囲の検量線を図2に示
す。尿素濃度5〜100ppbの範囲で、直線関係が得
られ、本発明の方法を用いて尿素の定量が可能であるこ
とを示す。尿素5ppbはTOC1ppbに相当し、半
導体製造用超純水製造装置のような高水質が要求される
処理水のモニタリングも可能である。 参考例2 0.1ppb、0.5ppb、1.0ppb、2.0p
pbに調整した尿素標準液を濃縮による前処理した後に
参考例1と同様の方法で尿素濃度を測定した。尚、濃縮
倍率は約20倍として、濃縮による前処理は、ロータリ
ーエバポレーターを用いた減圧濃縮法で試料それぞれ5
00mlを25mlまで濃縮した。減圧濃縮は50℃のウ
ォーターバス中に試料を入れて行った。結果を表1に示
す。この結果、1ppb以下の尿素も定量可能であるこ
とが確認できた。
【0014】
【表1】
【0015】実施例 純水製造装置の原水及び処理水(純水)について、参考
例1と同様の方法により尿素濃度をモニタリングした。
モニタリング用の試料のサンプリングは1時間に一回行
った。また、尿素濃度のモニタリングと並行して全有機
体炭素(TOC)のモニタリングも行った。結果を図3に示
す。図3に示すように、原水及び処理水(純水)の尿素
濃度の変化を確認できた。尚、この純水製造装置は、尿
素除去装置を併設していないものであるが、原水中の尿
素濃度の変化に合わせて、純水製造装置や尿素除去装置
の運転条件を最適化することが可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、純水製造プロセスにお
ける水質管理に有用な尿素のモニタリング方法、特に尿
素濃度を数ppbから数ppmの濃度範囲について連続
的にまたは非連続的に、しかも無人でも定量可能な方法
を提供することができる。さらに本発明によれば、上記
尿素のモニタリング方法を用い、原水及び/又は純水溶
液中の尿素濃度を常時モニタリングすることで、最適条
件で運転することが可能な純水製造方法及び純水製造装
置を提供することができる。例えば、尿素除去装置を有
さない純水製造装置を用いる場合、純水製造装置内に高
濃度の尿素を含有する原水が流入するのを防ぐためにラ
インの切り替えなどを最適のタイミングで行うことが出
来る純水製造方法及び純水製造装置を提供することがで
き、また尿素除去装置を有する純水製造装置を用いる場
合、原水の尿素含有量に応じて、尿素除去装置を適切に
運転すること可能な純水製造方法及び純水製造装置を提
供するができる。さらに本発明によれば、処理水(純
水)の水質が適切であるかを監視することが可能な純水
製造方法及び純水製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フローインジェクション分析装置の概略図。
【図2】 参考例1で得られた標準溶液の尿素濃度測定
結果。
【図3】 実施例1で得られた尿素濃度及び全有機体炭
素(TOC)のモニタリング結果。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/78 G01N 21/78 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】純水製造用の原水及び製造された純水の少
    なくとも一方の尿素濃度をモニタリングする方法であっ
    て、サンプリングした被モニタリング水の尿素濃度を、
    フローインジェクション分析法を用いて連続的にまたは
    非連続的に吸光度を測定し、分析することを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、ジアセチルモノオキシ
    ムと尿素との反応によって生じる化合物の発する発色の
    吸光度を測定することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 尿素除去装置を有する純水製造装置を用
    い、純水製造用の原水及び製造された純水の少なくとも
    一方の尿素濃度を連続的または断続的にモニタリング
    し、原水中の尿素濃度が基準値を超えたときに尿素除去
    装置を作動させ、原水中の尿素濃度が基準値を下回った
    ときに、尿素除去装置の作動を解除することを特徴とす
    る純水の製造方法。
  4. 【請求項4】 尿素除去装置を有さない純水製造装置を
    用い、純水製造用の原水及び製造された純水の少なくと
    も一方の尿素濃度を連続的または断続的にモニタリング
    し、原水中の尿素濃度が基準値を超えたときに原水の取
    水を停止し、原水中の尿素濃度が基準値を下回ったとき
    に原水の取水を再開することを特徴とする純水の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法により尿素濃度の
    モニタリングが行われる尿素濃度モニタリング装置を有
    することを特徴とする純水製造装置。
  6. 【請求項6】 尿素除去装置をさらに有する請求項5に
    記載の純水製造装置。
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