JP2000337475A - 回転力伝達機構 - Google Patents

回転力伝達機構

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JP2000337475A
JP2000337475A JP11144372A JP14437299A JP2000337475A JP 2000337475 A JP2000337475 A JP 2000337475A JP 11144372 A JP11144372 A JP 11144372A JP 14437299 A JP14437299 A JP 14437299A JP 2000337475 A JP2000337475 A JP 2000337475A
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真且 黒石
Masanori Iritani
昌徳 入谷
Yuji Nagasawa
裕二 長沢
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久志 渡辺
Masataka Osawa
正敬 大澤
Masahiro Kojima
昌洋 小嶋
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0289Details of friction surfaces of the lock-up clutch
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効果が高く、しかもロックアップの作動
を確実に行うことが可能な回転力伝達機構を得る。 【解決手段】 ロックアップピストン30とフロントカ
バー26との間に設けられた摩擦材34には、摩擦材3
4の回転方向と反対方向に一定の傾斜角θで傾斜する、
摩擦材34の内周面34Bに達しない溝36が形成され
ている。ロックアップピストン30には、溝36の内端
に対応する位置にロックアップピストン30を貫通する
貫通孔40が形成されている。ロックアップ状態でオイ
ルが流路38に流入し、摩擦材34、フロントカバー2
6及びロックアップピストン30が冷却される。摩擦材
34の外周側と内周側とが摩擦材34で隔離されるの
で、摩擦材34の外周側と内周側とに生じた圧力差が一
定値に維持され、ロックアップピストン30をフロント
カバー26に押し付ける荷重を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体クラッチやト
ルクコンバータ等、入力側部材の回転で流体に運動エネ
ルギーを与えこの運動エネルギーによって出力側部材を
回転させる回転力伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図10には、従来の回転力伝達機構の一
例として、自動車のオートマチックトランスミッション
と組み合わせて使用されるトルクコンバータ110が示
されている(特開平7−208577号公報参照)。
【0003】このトルクコンバータ110は、いわゆる
ロックアップクラッチを有しており、ロックアップ時に
は、ピストン112に保持された摩擦ライニング114
(摩擦部材)がケーシングシェル116に接触し、摩擦
係合によってピストン112とケーシング118とが連
結されて、トルクの損失なく回転するようになってい
る。
【0004】一般に、このようなロックアップ機構を備
えた流体クラッチやトルクコンバータ等において、伝達
トルクを増大させると共に装置自体の小型化を図るため
には、摩擦ライニング114とケーシングシェル116
との摩擦力を増大させると共に接触面積を少なくする必
要がある。しかし、このように摩擦力を増大させたり接
触面積を少なくしたりすると、係合時の摩擦仕事による
ケーシングシェル116や摩擦ライニング114の温度
上昇が大きくなる。そして、これらの部材は、このよう
な温度上昇により熱劣化が早まり、寿命が短くなる。
【0005】かかる温度上昇を防止するために、このト
ルクコンバータ110では、図11〜図14に示すよう
に、摩擦ライニング114の外周側と内周側とを貫通す
る溝120を形成し、この溝120内を潤滑油が流れる
ようにすることで、摩擦ライニング114を冷却してい
る(いわゆる湿式クラッチ)。
【0006】ところが、ロックアップ機構は、摩擦ライ
ニング114の外周側と内周側との圧力差によってピス
トン112をケーシングシェル116に確実に接触させ
るようにしているため、単に摩擦ライニング114に溝
120を設けて外周側と内周側とを連通させてしまう
と、この圧力差が小さくなってしまい、ロックアップを
確実に行うことが難しくなる。従って、このトルクコン
バータ110では、溝120によって構成される流路の
一部に絞り箇所122を設け、圧力差の低下を抑制して
いる。
【0007】しかし、溝120内の潤滑油の流量は絞り
箇所122の断面積に依存しているため、流量を多くし
て冷却効果を高めるためには絞り箇所122の断面積を
大きくすることが好ましく、一方、摩擦ライニング11
4の外周側と内周側との圧力差を大きくするためには、
絞り箇所122の断面積は小さいほうが好ましい。従っ
て、絞り箇所122の断面積を大きくして冷却効果を高
めると、圧力差が小さくなってロックアップ機構の作動
が困難になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、冷却効果が高く、しかもロックアップの作動を
確実に行うことが可能な回転力伝達機構を得ることを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、入力側部材の回転で流体に運動エネルギーを与えこ
の運動エネルギーによって出力側部材を回転させる回転
力伝達機構であって、前記入力側部材と一体で回転する
第1回転部材と、前記出力側部材と一体で回転し前記流
体からの荷重を受けて前記第1回転部材に接近する第2
回転部材と、前記第1回転部材と前記第2回転部材との
間に設けられ、第2回転部材が第1回転部材に接近する
と第1回転部材と第2回転部材との双方に接触し摩擦に
よって第1回転部材と第2回転部材とを一体的に回転す
るように連結すると共に、外周側と内周側との流体の流
れを阻止して流体に圧力差を生じさせる摩擦部材と、前
記摩擦部材に設けられ、摩擦部材が前記第1回転部材と
前記第2回転部材の双方に接触した状態で摩擦部材外周
側から流体を流入又は流出可能とする流路と、前記第2
回転部材に設けられ、前記流体を前記流路と第2回転部
材の背面側との間で移動可能とする貫通孔と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】従って、第2回転部材が第1回転部材に接
近し、摩擦部材が第1回転部材と第2回転部材との双方
に接触すると、摩擦によって第1回転部材と第2回転部
材とが一体的に回転するように連結される。これによ
り、入力側部材と出力側部材とが、第1回転部材、摩擦
部材及び第2回転部材を介して直結される(ロックアッ
プの作動)。また、この状態で、摩擦部材の外周側と内
周側との流体の流れが阻止され、外周側と内周側との間
に生じた圧力差が維持される。この圧力差により、第2
回転部材が第1回転部材に強く押し付けられ、ロックア
ップの作動が確実に行われる。
【0011】摩擦部材には流路が設けられており、摩擦
部材が第1回転部材と第2回転部材の双方に接触した状
態で、摩擦部材外周側から流体が流入又は流出可能とな
る。また、第2回転部材には貫通孔が形成されており、
流体を流路と第2回転部材の背面側との間で移動可能と
する。これらの流路及び貫通孔により、全体として流体
の還流を構成し、流体を摩擦部材の内部に連続的に供給
できるので、摩擦部材、第1回転部材及び第2回転部材
を効果的に冷却することができる。
【0012】また、流路は、摩擦部材の外周側と内周側
とを連通する構成となっておらず、摩擦部材によってこ
の外周側と内周側とが完全に隔離されている。このた
め、摩擦部材の外周側と内周側の間で大きな圧力差が維
持され、ロックアップの作動を確実に行うことができ
る。
【0013】なお、本発明における流体の流路への流入
又は流出は、摩擦部材の回転方向や流体の流れ方向等の
条件によっていずれか一方に決まり、流体の流入と流出
とが同時に生じることはない。例えば、本発明の回転力
伝達機構が自動車のトルクコンバータとして使用された
場合には、エンジンの駆動力を変速機に伝達するときに
摩擦部材外周側から流路に流体が流入し、エンジンブレ
ーキを作用させたときに流路から摩擦部材外周側へ流体
が流出するように設定する。もちろん、流路の構成を変
更する等により、駆動時とエンジンブレーキ時とで流体
の流入出が逆になるようにしてもよい。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記流路が、前記摩擦部材の外周側
から内周側へ向かうに従って前記回転の回転方向に沿っ
て傾斜するように形成されていることを特徴とする。
【0015】これにより、流路内への流体の流入出が容
易になるため、流路内を流れる流体の量が多くなって、
冷却効果をより高めることが可能となる。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、前記流路が、前記摩擦
部材の周方向に沿って一定間隔で複数設けられ、前記貫
通孔が、前記流路に対応して複数設けられていることを
特徴とする。
【0017】このように、流路を複数設けたことで、流
路を1つのみ設けた場合と比較して冷却効果が高くな
る。また、流路を摩擦部材の周方向に沿って一定間隔で
設けたことで、摩擦部材の周方向での冷却効果のばらつ
きを少なくし、摩擦部材、第1回転部材及び第2回転部
材を一様に冷却することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の回転力伝達機構として、自動車のオートマチックトラ
ンスミッションと組み合わせて使用されるトルクコンバ
ータ10が示されている。
【0019】このトルクコンバータ10では、入力側部
材である図示しない駆動軸と一体で回転するケーシング
14を有している。駆動軸は、同じく図示しないエンジ
ンの回転軸と結合されており、エンジンの回転力を受け
て回転する。
【0020】ケーシング14内にはオイルが充填される
と共に、互いに対向するように、ポンプインペラー16
及びタービンランナー18が配置されている。ポンプイ
ンペラー16は図示しない駆動軸に、タービンランナー
18は被動軸20にそれぞれ結合されており、駆動軸と
共にポンプインペラー16が回転すると、オイルに運動
エネルギーが与えられてオイル流が生じ、このオイル流
がさらにタービンランナー18に回転トルクを与えて、
被動軸20が回転するようになっている。
【0021】ポンプインペラー16とタービンランナー
18との間には、ワンウェイクラッチ22を介して、ス
テータ24が回転可能に設けられている。タービンラン
ナー18を出たオイルはステータ24に沿って流れ、再
度ポンプインペラー16に当たる。これにより、ポンプ
インペラー16がさらに回転トルクを受けるため、オイ
ル流によるトルクの伝達損失が少なくなる。
【0022】ケーシング14は、図示しないエンジン側
(図1では左側)に配置されたフロントカバー26と、
同じく図示しないオートマチックトランスミッション側
(図1では右側)に配置されたケーシングシェル28
と、で構成されており、これらが一体的に結合されてい
る。
【0023】タービンランナー18とフロントカバー2
6との間には、被動軸20及びタービンランナー18と
一体で回転するロックアップピストン30が設けられて
いる。図2にも示すように、フロントカバー26の外周
に形成されたフランジ部26Aと、ロックアップピスト
ン30の外周に形成されたフランジ部30Aとの間には
所定の間隙32が構成されており、ポンプインペラー1
6の回転によって生じるオイル流の一部が、この間隙3
2を通ってタービンランナー18とフロントカバー26
との間に流れこむことができるようになっている。
【0024】ロックアップピストン30の外周近傍に
は、フロントカバー26との対抗面に、摩擦材34が取
り付けられている。図2(B)から分かるように、摩擦
材34は、一定の厚みを有するリング状に形成されてい
る。ロックアップを作動させるための一定条件が満たさ
れていない状態では、摩擦材34とフロントカバー26
との間に所定の間隙が構成されているが、一定条件が満
たされると、オイルからの荷重がロックアップピストン
30に作用してロックアップピストン30がフロントカ
バー26に接近する方向へと変形し、図1、図2(B)
及び図3に示すように、摩擦材34がフロントカバー2
6に押し付けられる。そして、摩擦材34とフロントカ
バー26との摩擦係合により、ロックアップピストン3
0がフロントカバー26と一体で回転する(ロックアッ
プの作動)。
【0025】また、このように摩擦材34がフロントカ
バー26に接触して押し付けられることで、摩擦材34
の外周側と内周側とが隔離され、これらのオイルに圧力
差が生じる。図3からも分かるように、この圧力差がロ
ックアップピストン30をフロントカバー26に向かっ
て押し付ける荷重(押し付け荷重)として作用するの
で、ロックアップピストン30はフロントカバー26に
向かってより強く押し付けられ、摩擦材34とフロント
カバー26との摩擦力が大きくなる。
【0026】摩擦材34には、摩擦材34を板厚方向に
貫通する略一定幅の溝36が、摩擦材34の外周面34
Aから内周に向かって形成されている。また、溝36
は、摩擦材34の周方向に沿って所定間隔をあけて複数
(本実施形態では16本)形成されている。図3からも
分かるように、摩擦材34がフロントカバー26に接触
した状態で、この溝36とフロントカバー26及びロッ
クアップピストン30とで、オイルが流入可能な流路3
8が構成される。また、溝36は、図2(A)に示すよ
うに、摩擦材34の外周面34Aの接線Pとの成す角を
傾斜角と定義すると、外周面34Aから内周に向かうに
従って、摩擦材34の回転方向(図2(A)に矢印Rで
示す)と反対方向に一定の傾斜角θで傾斜している。こ
のように、溝36、すなわち流路38を傾斜させたこと
で、流路38を径方向に沿って設けた場合と比較して、
摩擦材34の回転によってオイルが流路38内に流入し
やすくなる。なお、このような流路38が構成されるの
であれば、溝36は必ずしも摩擦材34を板厚方向に貫
通している必要はなく、例えば、板厚方向の中央部にの
み形成する(すなわち、板厚方向の端部には摩擦材34
が残されている)ようにしてもよい。
【0027】溝36は、図2(A)にも示すように、摩
擦材34の内周面34Bに達しないように所定の長さと
されており、摩擦材34の外周側と内周側とは摩擦材3
4によって完全に隔離されている。これにより、摩擦材
34の外周側と内周側をオイルが直接移動しないので、
これらの間に生じた圧力差が減少することなく一定値に
維持される。
【0028】ロックアップピストン30には、溝36の
内端に対応する位置に、ロックアップピストン30を板
厚方向に貫通する貫通孔40が形成されている。流路3
8に流入したオイルは、この貫通孔40によってロック
アップピストン30の背面側(図2(B)及び図3では
右側)に流出可能となり、全体として、オイルがケーシ
ング14内で循環する(還流となる)。
【0029】次に、本実施形態のトルクコンバータ10
の作用を説明する。
【0030】ロックアップ状態とするための一定条件が
満たされていない場合には、ロックアップピストン30
はフロントカバー26に向かって変形しておらず、摩擦
材34はフロントカバー26に接触していない。このた
め、フロントカバー26はロックアップピストン30と
は別体で回転し、図示しない駆動軸とポンプインペラー
16の回転によって運動エネルギーが与えられたオイル
が、さらにタービンランナー18に回転トルクを与え
て、被動軸20が回転するようになっている。
【0031】なお、上記した一定条件は、トルクコンバ
ータ10自体や、このトルクコンバータ10が設けられ
た自動車の走行状態との関係によって、所望の条件に設
定される。例えば、自動車の車速によってこの条件を決
めてもよいし、さらに他の条件も勘案し、制御装置等を
介してオイルの流れを制御することで、ロックアップピ
ストン30の変形を制御するようにしてもよい。
【0032】この一定条件が満たされると、ケーシング
14内を流れるオイルからの荷重を受けてロックアップ
ピストン30がフロントカバー26に向かって変形し、
摩擦材34はフロントカバー26に接触する。摩擦材3
4はフロントカバー26と摩擦係合し、ロックアップピ
ストン30とフロントカバー26とは摩擦材34を介し
て一体で回転するようになる。
【0033】ケーシング14内のオイルは、図3に矢印
Fで示すように、間隙32を通ってフロントカバー26
とロックアップピストン30との間に流れこみ、さらに
流路38に流入する。摩擦材34は、フロントカバー2
6との摩擦によって温度が上昇しようとするが、このよ
うに摩擦材34内をオイルが流れることにより、摩擦材
34の熱の一部をオイルが吸収するので、摩擦材34が
冷却され、さらにフロントカバー26及びロックアップ
ピストン30も冷却される。
【0034】流路38内で高温となったオイルは、貫通
孔40を経て、ロックアップピストン30の背面側へ流
れる。これにより、オイルが還流となって循環するの
で、ケーシング14内で冷却された低温のオイルが溝3
6内に連続的に供給されることとなり、摩擦材34、フ
ロントカバー26及びロックアップピストン30をより
効果的に冷却することができる。
【0035】また、摩擦材34の回転方向(矢印R方
向)を考慮し、溝36を一定の傾斜角θで斜めに傾斜し
て形成しているので、摩擦材34の回転によってオイル
は流路38へ流入しやすくなる。これにより、流路38
内を流れるオイルの流速が速くなり、単位時間当たりの
オイルの流量が増大するので、さらに効果的に摩擦材3
4、フロントカバー26及びロックアップピストン30
を冷却することができる。
【0036】図4には、摩擦材に入力される熱量Qと、
フロントカバーの表面温度Tとの関係が、本実施形態の
トルクコンバータ10の場合(実線)と、溝36及び貫
通孔40が設けられていない従来のトルクコンバータの
場合(一点鎖線)とで、それぞれ示されている。表面温
度Tは、図3に示すように、所定の計測点Mにて計測し
た値の平均値をとっている。このグラフから分かるよう
に、本実施形態のトルクコンバータ10では、従来のト
ルクコンバータと比較して、熱量Qの大小に関わらず、
フロントカバー26の表面温度Tが約20℃低くなって
いることが分かる。
【0037】また、溝36を複数形成しているので、溝
36を1つのみ形成した場合と比較してオイルの総流量
が多くなり、冷却効果も高くなる。さらに、これら複数
の溝を摩擦材34の周方向に一定間隔で形成したことに
より、摩擦材34、フロントカバー26及びロックアッ
プピストン30を周方向で偏りなく一様に冷却すること
ができる。
【0038】溝36は、摩擦材34の内周面34Bに達
しておらず、摩擦材34がフロントカバー26に押し付
けられた状態では、摩擦材34の外周側と内周側とが摩
擦材34によって完全に隔離されて、摩擦材34の外周
側と内周側をオイルが直接移動しなくなっている。この
ため、摩擦材34の外周側と内周側とに生じた圧力差が
減少することなく一定値に維持され、ロックアップピス
トン30をフロントカバー26に押し付ける荷重を一定
値以上に維持できる。従って、ロックアップ状態を確実
に維持することができる。
【0039】図5には、本発明の第2実施形態に係る摩
擦材54及びロックアップピストン50が示されてい
る。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、これ
ら摩擦材54及びロックアップピストン50の構成のみ
が異なっており、他は同一の構成とされているので、摩
擦材54及びロックアップピストン50についてのみ説
明し、他は説明を省略する。
【0040】この摩擦材54では、溝に代えて、摩擦材
54の外周面54Aから内周に向かって次第に幅狭とな
る、正面視にて略三角形状の凹部56が形成されてい
る。また、この凹部56によって構成される流路58の
流線Vを考えると、この流線Vは接線Pに対して所定の
傾斜角θで傾斜している。また、第1実施形態と同様、
凹部56は摩擦材54の周方向に沿って所定間隔で複数
(本実施形態では8つ)形成されている。
【0041】ロックアップピストン50には、凹部56
の最も内周側の角部に対応した位置に、ロックアップピ
ストン50を板厚方向に貫通する貫通孔60が形成され
ている。
【0042】第2実施形態では、このような三角形状の
凹部56を形成したことにより、流路58の入口側(摩
擦材54の外周側)では流路58の断面積が広くなって
いることになるので、ロックアップ状態で摩擦材54の
回転角速度が小さくてもオイルを流路58内により多く
流入させて、摩擦材54を効果的に冷却することができ
る。
【0043】また、摩擦材54の外周側と内周側とはロ
ックアップ状態で完全に隔離されるので、摩擦材54の
外周側と内周側とに生じた圧力差を一定値に維持して、
ロックアップ状態を確実に維持することができる。
【0044】図6には、本発明の第3実施形態に係る摩
擦材74及びロックアップピストン70が示されてい
る。第3実施形態においても、第1実施形態と比較し
て、これら摩擦材74及びロックアップピストン70の
構成のみが異なっており、他は同一の構成とされている
ので、摩擦材74及びロックアップピストン70につい
てのみ説明し、他は説明を省略する。
【0045】この摩擦材74では溝76の幅及び長さは
第1実施形態と同じであるが、正面視にて、第1実施形
態と反対の方向へ傾斜するように、すなわち、摩擦材7
4の外周面74Aから内周に向かうに従って、摩擦材7
4の回転方向と同方向に傾斜角θで傾斜するように形成
されている。また、第1実施形態と同様、溝76は摩擦
材74の周方向に沿って所定間隔で複数(本実施形態で
は16本)形成されている。
【0046】ロックアップピストン70には、第1実施
形態と同様、溝76の内端に対応する位置に、ロックア
ップピストン70を板厚方向に貫通する貫通孔80が形
成されている。
【0047】第3実施形態では、このように第1実施形
態とは反対方向に傾斜する溝76を形成したことによ
り、第1実施形態の反対方向にオイルが流れる流路78
が構成される。すなわち、図7にも矢印F2で示すよう
に、オイルはまず貫通孔80にロックアップピストン7
0の背面側から流入し、次いでロックアップピストン7
0とフロントカバー26との間を流れ、さらに間隙32
を流れて、ケーシング14(図1参照)内で循環する。
このようなオイルの流れであっても、第1実施形態と同
様の冷却効果を得ることができる。
【0048】また、摩擦材74の外周側と内周側とはロ
ックアップ状態で完全に隔離されるので、摩擦材74の
外周側と内周側とに生じた圧力差を一定値に維持して、
ロックアップ状態を確実に維持することができる。
【0049】図8には、本発明の第4実施形態に係る摩
擦材84及びロックアップピストン30が示されてい
る。第4実施形態では、第1実施形態と比較して、この
摩擦材84の構成のみが異なっており、他は同一の構成
とされているので、摩擦材84についてのみ説明し、他
は説明を省略する。なお、第1〜第3実施形態では、摩
擦材を、ロックアップピストン30側から見た図面にて
示したが、この第4実施形態では、第1〜第3実施形態
と異なり、摩擦材84をフロントカバー26側から見た
図面にて示している。従って、矢印Rは摩擦材84をフ
ロントカバー26側から見た状態での相対回転方向を示
すこととなり、第1〜第3実施形態とは逆方向となって
いる。
【0050】第4実施形態の摩擦材84は、図9(A)
にも示すように、ロックアップピストン30に取り付け
られた内側摩擦材92と、フロントカバー28に取り付
けられた外側摩擦材94と、に分割して構成されてい
る。内側摩擦材92と外側摩擦材94の厚さは等しくさ
れており、ロックアップ状態では、図9(B)に示すよ
うに、内側摩擦材92がフロントカバー26に接触する
と共に、ロックアップピストン30が外側摩擦材94に
接触する。
【0051】また、図8から分かるように、外側摩擦材
94の内径R1は、内側摩擦材92の外径R2よりも大
きくされており、ロックアップ状態で、外側摩擦材94
と内側摩擦材92との間に環状の間隙90が構成され
る。
【0052】外側摩擦材94には、第1実施形態と同様
に、一定の傾斜角θで傾斜した溝86が、周方向に所定
間隔をあけて複数(本実施形態では16本)形成されて
いる。溝86は外側摩擦材94の外周面94Aから内周
面94Bに至るように形成されており、外側摩擦材94
の外周側から流入したオイルは、間隙90に達する。
【0053】ロックアップピストン30には、間隙90
に対応した位置に、第1実施形態と同様の貫通孔40が
形成されている。そして、ロックアップ状態では、図9
(B)に示すように、溝86及び間隙90によって流路
88が構成されている。
【0054】このような構成とされた第4実施形態のト
ルクコンバータにおいても、第1実施形態と同様、ロッ
クアップ状態ではケーシング14内を流れるオイルから
の荷重を受けてロックアップピストン30がフロントカ
バー26に向かって変形し、内側摩擦材92がフロント
カバー26に接触すると共に、ロックアップピストン3
0が外側摩擦材94に接触するので、ロックアップピス
トン30とフロントカバー26とは摩擦材34を介して
一体で回転するようになる。
【0055】また、ケーシング14内のオイルが、図9
(B)に矢印F3で示すように、間隙32を通ってフロ
ントカバー26とロックアップピストン30との間に流
れこみ、さらに流路88に流入するので、摩擦材84が
冷却され、さらにフロントカバー26及びロックアップ
ピストン30も冷却される。そして、流路88内で高温
となったオイルが貫通孔40を経て、ロックアップピス
トン30の背面側へ流れ、還流となって循環するので、
摩擦材84、フロントカバー26及びロックアップピス
トン30をより効果的に冷却することができる。
【0056】しかも、内側摩擦材92によって、摩擦材
84の外周側と内周側とはロックアップ状態で完全に隔
離されるので、摩擦材84の外周側と内周側とに生じた
圧力差(より厳密には、内側摩擦材92の外周側と内周
側とに生じた圧力差)を一定値に維持して、ロックアッ
プ状態を確実に維持することができる。
【0057】なお、第4実施形態では、外側摩擦材94
をロックアップピストン30に取り付け、内側摩擦材9
2をフロントカバー26に取り付けるようにしてもよ
い。また、貫通孔40の数や位置も特に限定されず、上
記したようにオイルを間隙90からロックアップピスト
ン30の背面側へ移動させることが可能であればよい。
特に、外側摩擦材94をロックアップピストン30に取
り付け、内側摩擦材92をフロントカバー26に取り付
けた場合には、貫通孔40を平面視にて溝86の延長線
上に形成することにより、オイルの流れをよりスムーズ
にして、冷却効果をより高めることが可能になる。
【0058】以上説明したように、本発明のトルクコン
バータ(回転力伝達機構)では、いずれの実施形態にお
いても、オイルによって摩擦材を効果的に冷却すると共
に、摩擦材の外周側と内周側との圧力差を維持して、ロ
ックアップ状態を確実に維持できる。
【0059】なお、上記説明では、本発明の回転力伝達
機構の例として、自動車のオートマチックトランスミッ
ションと組み合わせて使用されるトルクコンバータを挙
げたが、本発明がこれに限定されないのはもちろんであ
る。要するに、入力側部材と出力側部材とを摩擦部材を
介して一体的に回転するように連結するような回転力伝
達機構であって、摩擦部材の外周側と内周側とで一定の
圧力差が必要とされるような回転力伝達機構であればよ
い。従って、一般的な流体クラッチであってもよい。特
に、摩擦部材の摩擦熱による温度上昇が問題となるロッ
クアップクラッチや、すべり状態が継続するいわゆるス
リップ制御付きロックアップクラッチ等を冷却する場合
に、特に有効である。
【0060】また、本発明の流路としても、上記した溝
36、76、86や凹部56によって構成される流路3
8、58、78、88に限定されず、要するに、ロック
アップ状態で摩擦材34、54、74、84の外周側か
らオイルが流入又は流出可能となるように構成されてい
ればよい。例えば、流路がその長手方向中間部において
曲がっていてもよい。
【0061】また、本発明の摩擦部材は、必ずしもロッ
クアップピストン30又はフロントカバー26に取り付
けられている必要はなく、例えば、ロックアップの非作
動時にはフロントカバー26とロックアップピストンの
双方に接触しない位置となるように、被動軸20と一体
で回転可能に取り付けられていてもよい。摩擦材の数も
1枚に限られず、複数枚の摩擦材が厚み方向に並べて設
けられて、全体として本発明の摩擦部材が構成されてい
てもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、摩擦
部材に設けられ、摩擦部材が第1回転部材と第2回転部
材の双方に接触した状態で摩擦部材外周側から流体を流
入又は流出可能とする流路と、第2回転部材に設けら
れ、流体を流路と第2回転部材の背面側との間で移動可
能とする貫通孔と、を有するので、冷却効果が高く、し
かもロックアップの作動を確実に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のトルクコンバータを示
す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に適用される摩擦材、ロ
ックアップピストン及びフロントカバーを示し、(A)
は正面図、(B)は(A)のI−I線断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に適用される摩擦材、ロ
ックアップピストン及びフロントカバーを示す図2
(A)のII−II線断面図である。
【図4】摩擦材に入力される熱量Qとフロントカバーの
表面温度Tとの関係を本実施形態のトルクコンバータの
場合と従来のトルクコンバータの場合とで示すグラフで
ある。
【図5】本発明の第2実施形態に適用される摩擦材を示
す正面図である。
【図6】本発明の第3実施形態に適用される摩擦材を示
す正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に適用される摩擦材を示
す図6のVII−VII線断面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に適用される摩擦材とロ
ックアップピストンを示す正面図である。
【図9】本発明の第4実施形態に適用される摩擦材とロ
ックアップピストンを示す図6のVII−VII線断面
図であり、(A)はロックアップ非作動時、(B)はロ
ックアップ作動時である。
【図10】従来のトルクコンバータを示す断面図であ
る。
【図11】従来のトルクコンバータに適用された摩擦材
を部分的に示す断面図である。
【図12】従来のトルクコンバータに適用された摩擦材
を部分的に示す断面図である。
【図13】従来のトルクコンバータに適用された摩擦材
を部分的に示す断面図である。
【図14】従来のトルクコンバータに適用された摩擦材
を部分的に示す断面図である。
【符号の説明】
10 トルクコンバータ(回転力伝達機構) 26 フロントカバー(第1回転部材) 30 ロックアップピストン(第2回転部材) 34 摩擦材(摩擦部材) 38 流路 40 貫通孔 50 ロックアップピストン(第2回転部材) 54 摩擦材(摩擦部材) 58 流路 70 ロックアップピストン(第2回転部材) 74 摩擦材(摩擦部材) 78 流路 84 摩擦材(摩擦部材) 88 流路 92 内側摩擦材(摩擦材、摩擦部材) 94 外側摩擦材(摩擦材、摩擦部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入谷 昌徳 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 長沢 裕二 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 渡辺 久志 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 大澤 正敬 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 小嶋 昌洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3J053 CA02 CA03 CB22 FB02 FC10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力側部材の回転で流体に運動エネルギ
    ーを与えこの運動エネルギーによって出力側部材を回転
    させる回転力伝達機構であって、 前記入力側部材と一体で回転する第1回転部材と、 前記出力側部材と一体で回転し前記流体からの荷重を受
    けて前記第1回転部材に接近する第2回転部材と、 前記第1回転部材と前記第2回転部材との間に設けら
    れ、第2回転部材が第1回転部材に接近すると第1回転
    部材と第2回転部材との双方に接触し摩擦によって第1
    回転部材と第2回転部材とを一体的に回転するように連
    結すると共に、外周側と内周側との流体の流れを阻止し
    て流体に圧力差を生じさせる摩擦部材と、 前記摩擦部材に設けられ、摩擦部材が前記第1回転部材
    と前記第2回転部材の双方に接触した状態で摩擦部材外
    周側から流体を流入又は流出可能とする流路と、 前記第2回転部材に設けられ、前記流体を前記流路と第
    2回転部材の背面側との間で移動可能とする貫通孔と、 を有することを特徴とする回転力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記流路が、前記摩擦部材の外周側から
    内周側へ向かうに従って前記回転の回転方向に沿って傾
    斜するように形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の回転力伝達機構。
  3. 【請求項3】 前記流路が、前記摩擦部材の周方向に沿
    って一定間隔で複数設けられ、 前記貫通孔が、前記流路に対応して複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転力
    伝達機構。
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