JP2000336785A - パネル板材の枠材における組成連結構造 - Google Patents

パネル板材の枠材における組成連結構造

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JP2000336785A JP11148844A JP14884499A JP2000336785A JP 2000336785 A JP2000336785 A JP 2000336785A JP 11148844 A JP11148844 A JP 11148844A JP 14884499 A JP14884499 A JP 14884499A JP 2000336785 A JP2000336785 A JP 2000336785A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル板材を挟持して面方向に展開拡張する
パネルの取付構造において、シール部の構造に影響する
ことなく、枠材を連結し、パネル板材を縦横に展開す
る。 【構成】 パネル板材を面方向または面が屈折する方向
に金属曵き物材の枠部材組立体を連結するパネル板材の
取付構造において、パネル板材Pを下顎枠材2に嵌合固
設した下顎ガスケット7と上顎枠材4に囲繞したカバー
ガスケット8を介して両顎間に基枠材1と独立して挟持
し、基枠材1の両側に位置して該基枠材1に締結する押
え枠材5によって取り付ける構造とする。十字またはT
字形状の連結金具3を固定し、該連結金具を介して別の
基枠材1端部を連結ビスによって締結し、枠構造を面方
向に展開することを特徴する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の屋根ま
たは壁面等の防水処理技術に係り、殊に外装材として合
成樹脂、金属、ガラス、または天然石等の板材を使用し
て屋根面や壁面を美装するに際して、該板材を面方向に
水密的に連接するためのパネル板材の枠材における組成
連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ALC板、スレート板、ガラ
ス板、金属板や合成樹脂板等の各種バネル板材を突き合
わせ並設して建物躯体の屋根面や壁面を覆った外装構造
が使用されており、パネル板材間の連結支持構造を枠部
材組立体によって構成した、例えば特願平10−101
498号にみられる技術がある。しかし、この種の構造
では完全な防水対策が必要となることから防水構造を維
持しながら枠部材組立体を縦横に延長しようとすると連
繋部の構造が複雑になり、強度が保証できなくなるとい
った問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、縦横に展開拡張するパネル板
材を気密的に防水保持する枠部材組立体において、枠部
材の連結部構造を簡単な部材の取り付けによって行うこ
とができると共に、該連結部がパネル板材を保持する充
分な剛性を維持するための新規構造のパネル板材の枠材
における組成連結構造を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル板材
の枠材における組成連結構造は、適宜厚さのパネル板材
を面方向または面が屈折する方向に金属曵き物材からな
る枠部材組立体によって連結するパネル板材の取付構造
において、前記パネル板材の縁を前後面から挟持する下
顎枠材と上顎枠材を、前記パネル板材の連結に沿って延
びる基枠材と独立して厚さ方向に重積締結する構造と
し、前記パネル板材を下顎枠材に嵌合固設した下顎ガス
ケットと上顎枠材に囲繞したカバーガスケット間に気密
的に挟持すると共に、前記組成した下顎枠材と上顎枠材
をビス構造により前記基枠材の取付基部に締結する押え
枠材によって組付一体化してなり、該押え枠材の頂端に
前記カバーガスケットに被る押えガスケットを嵌着する
パネル板材の枠部材組立体を構成し、前記基枠材の端部
または中間部の一部を切削し、略十字またはT字形状の
金属製連結金具を基枠材の前記取付基部に締結固着する
と共に、該基枠材の側方に突出した、或は端部から突出
した上記連結金具に対して端部またはその一部を切削し
た他の基枠材の取付基部をビスを介して締結して連結す
る構造とし、パネル板材を面方向に連結する構造にした
ことを要旨とするものである。
【0005】また前記金属製連結金具が略十字またはT
字形状断面に成形したアルミニウム曵き物材を適宜厚さ
をもって裁断したアルミニウムブロックであり、ビスに
よって基枠材と締結する構造によって実施することがで
きる。更に、前記金属製連結金具をアルミニウムブロッ
クで構成したとき、該金属製連結金具と略同正面形状を
有する適宜厚さの耐熱製金属板の熱保護板を並設し、ビ
スによって基枠材と締結する構造にすることによってパ
ネル板材の枠材における耐熱性の組成連結構造を構成す
ることを要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパネル板材の
枠材における組成連結構造を図1乃至図4に示す好まし
い実施の形態に従って説明する。本発明のパネル取付用
組枠は、基枠材1と該基枠材の両側に位置決めガスケッ
ト6を介して位置決めされる下顎枠材2,2と、該下顎
枠材2の顎部に取り付けられる下顎ガスケット7と、顎
部にカバーガスケット8を囲繞して上記下顎枠材2,2
とそれぞれ対向するようにタッピングビスT1を介して
締結され両顎間にパネル板材Pを気密的に挟持してなる
上顎枠材4,4と、上記両上顎枠材4,4の中間に位置
しタッピングビスT2を上記基枠材1に締結することに
よって各部材を上から押圧締結組成する押え枠材5と、
該押え枠材の頂端に押えガスケット9を嵌着して一体化
するものである。また、上記基枠材1の切欠部には連結
ビスT3を介して連結金具3が取り付けられ、接続する
他の組枠の基枠材1が取り付けられている。
【0007】上記基枠材1は、アルミニウム曵き物によ
って成形され、必要に応じて縦横及び斜向方向に連結す
るパネル板材Pの支持枠を構成するもので、通し材また
は該通し材から側方に連結する連結材を構成して成る。
該基枠材1の枠本体部11はパネル板材Pの支持枠とし
て必要な剛性をもった種々の断面形状に設計変更される
と共に、上端側中央には長手方向に伸びる充分な厚さを
もった取付基部12を条設してなる。該取付基部12
は、センターラインCL位置に長手方向に伸びるビス受
け孔13が予め成形してあり、該ビス受け孔13の上壁
には所定の位置にビス孔14を穿設してなる。
【0008】また下顎枠材2,2は、上記基枠材1の取
付部12の両側部に位置して枠本体部11上面に成形し
た溝構造に嵌合した位置決めガスケット6,6…を介し
て取付基部12と背向する形態で嵌合位置してなるもの
で、基枠材1の枠本体部11と該位置決めガスケット6
との対向面、及び位置決めガスケット6と下顎枠材2と
の対向面に構成した凹凸構造によりそれぞれ下顎部材2
は基枠材1の取付基部12両側の定位置に保持され、そ
れぞれ下顎21を上向きに条設固定してなる。
【0009】上記下顎枠材2の背面にはビス受け溝25
が長手方向に条設されると共に、該下顎21には、長手
方向に伸びる嵌合溝22が条設され、比較的硬質の合成
ゴムによって成形した下顎ガスケット7の背面に条設し
た嵌合突条71を嵌入一体化した構造になる。
【0010】また上記上顎枠材4は断面が略L字状を呈
するように成形したアルミニウム曵き物材であり、該上
顎枠材4は対向する下顎枠材2とタッピングビスT1を
介して締結する構造になる。該枠基部41の背面には上
記下顎部材2のビス受け溝25と対向する締結リブ42
を長手方向に条設すると共に、該締結リブ42に適宜間
隔をもってビス孔43,43…を穿設し、該ビス孔43
からタッピングビスT1をビス受け溝25に螺着する。
符号44は上記締結リブ42と平行して条設した押え枠
材受縁である。また水平方向に張り出した上顎部46の
先端は、上記下顎枠材2の下顎15と対向しガスケット
を囲繞するように膨出した上顎47を構成した構造にな
る。
【0011】符号5はアルミニウム曵き物材によって構
成した押え枠材であり、背向した上記両上顎枠材2,2
の間に位置して上顎部材4の押え枠材受縁44の上か
ら、タッピングビスT2を介して基枠材1の取付部12
に締結するもので、中央溝51には適宜間隔をもってビ
ス挿通用透孔52,52…を穿設してなる。上記中央溝
51の両溝縁には長手方向に伸びる凹凸条53,53…
を条設すると共に、圧入した押えガスケット9の中央嵌
合リブ91側縁に成形した凹凸条92と弾性係止する係
止構造を構成してなる。また該中央溝51の両側には、
それぞれ押えガスケット9の嵌合縁93を圧入固着する
ためのガスケット挟持溝54,54が条設され、該ガス
ケット挟持溝54の側壁にも嵌合縁93と強固に噛合す
る凹凸条55を形成してなる。
【0012】上記上顎枠材4に設けられるカバーガスケ
ット8は、上顎枠材4の上顎部46に囲繞する押圧端8
1に水返しリップ82を複数条条設してパネル板材Pと
の水密押圧面を構成すると共に、内縁部84近傍の内面
に内側に突出する張出被せ部85を条設する。上記内縁
部84は、上顎枠材4の押え枠材受縁44に沿って延び
ると共に、該部位置で緊締した前記押え枠材5の外縁に
よって押圧挟持する構造になる。
【0013】また前記押えガスケット9は、ガスケット
を押え枠材5の頂端に嵌着したときその両側縁94,9
4が上記カバーガスケット8の内側端縁に被る幅になる
と共に、該側縁94の外面からそれぞれリップ縁55を
成形し、枠体の組立において交差する隣接する押えガス
ケット9の表面に密接し、風圧による捲れ上がりを阻止
する。
【0014】上記パネル取付用組枠は、パネル板材Pの
拡張に際して延長方向または幅方向に連結するもので、
このとき基枠材1は連結金具3を使用して接続される。
該連結金具は、接続部の取付基部に沿うように、断面形
状が十字またはT字形状に成形したアルミニウム曵き物
材を所定の厚さに裁断して構成したもので、通し枠固定
部31と枝枠固定部32からなり、ビス挿通孔33,3
3…を穿設してなる。(該ビス挿通孔33は曵き物材成
形時に同時に穿設形成することができる。)該連結金属
3は、上記基枠材1の取付基部12を切削Dした部分に
嵌合し、連結ビスT3により通し枠側に固定すると共
に、該通し枠側から突出した枝枠固定部32を接続しよ
うとする他の基枠材1の取付基部12に連結ビスT3を
介して締結固着する。
【0015】前記位置決めガスケット6、下顎ガスケッ
ト7、カバーガスケット8、及び押えガスケット9の各
ガスケットは、ウレタンゴム、アクリルゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロ
ピレン−ジエン三元共重合体(EPDN)等の合成ゴム
や天然ゴム等から成形される。
【0016】尚、図中Sはシール部材である。該シール
部材は未硬化の反応硬化型ゴムであり、常温或は空気中
の水分で硬化する反応硬化型シリコーンゴムを用いて帯
状或はガスケットの形状と対応した形状に成形され、工
場等でガスケットに予め貼着しておき、パネル板材Pと
ガスケットを水密的に貼着するようになる。
【0017】上記構成では、パネル板材Pを下顎枠材2
に取り付けた下顎ガスケット7と上顎枠材4に囲繞した
カバーガスケット8間に挟持し、タッピングビスTを締
結して保持すると、シール部材Sを介してパネル板材P
とカバーガスケット8間は完全に水密化されると共に、
カバーガスケット8に形成した水返しリップ82がパネ
ル板材Pの表面と密接しているため、一次水の侵入も抑
止してシール部材Sの環境を良好に保持し、劣化を阻止
するようになる。
【0018】また該カバーガスケット8は、取付突条8
5を上顎枠材4のガスケット保持溝25に嵌入している
ため、安定的に上顎部材4の上顎部46の表面を囲繞被
覆することができると共に、内縁部84を上顎枠材4の
上側溝縁43に沿って外縁45と当突する位置に延設
し、該部位置を押えガスケット9と独立して押え枠材5
の外縁によって押圧挟持する構造にしたことにより、押
え枠材5の締結が緩まない限り該カバーガスケット8が
風圧等の作用によって抜落するといった事故を生ずるこ
とがない。
【0019】
【実施例】前記本発明の好ましい実施例では、連結金具
3をアルミニウムの曵き物で構成するものについて説明
したが、該部材は鉄材などの耐熱材であっても良い。ま
た、図※に示すように、アルミニウムブロックによって
成形した連結金具と略同正面形状を有する適宜厚さの耐
熱製金属板の熱保護板35を、該連結金具3と並設し、
連結ビスT3によって一緒に重積固定することにより、
耐熱、耐火性の連結部構造を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパネル板
材の枠材における組成連結構造は、基枠材の端部または
中間部の一部を切削し、略十字またはT字形状の金属製
連結金具を基枠材の前記取付基部に締結固着すると共
に、該基枠材の側方に突出した、或は端部から突出した
上記連結金具に対して端部またはその一部を切削した他
の基枠材の取付基部をビスを介して締結連結する構造と
した枠材の連結構造を構成しているため、パネル板材を
面方向に簡単に拡張することができる特徴を有するもの
である。
【0021】しかも上記連結構造は、パネル板材連接部
の密封構造と離間した構造になり、本来のシール構造を
邪魔することなく構成してあるため、縦横に展開拡張す
るパネル板材を気密的に防水保持すると共に枠部材の連
結部構造を簡単な部材の取り付けによって行うことがで
きる特徴を有するものであり、本発明の実施によって得
られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル板材の枠材における組成連
結構造の一実施例を示すカーテンウォールの正面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】枠材組立構造を示す斜視図である。
【図4】基枠材の連結状態を示す正面図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 基枠材 11 枠本体部 12 取付基部 13 ビス受け孔 14 ビス孔 2 下顎枠材 21 下顎 22 嵌合溝 25 ビス受け溝 3 連結金属 4 上顎枠材 41 枠基部 42 締結リブ 43 ビス孔 46 上顎部 47 上顎 5 押え枠材 51 中央溝 52 ビス挿通用透孔 53 凹凸条 54 ガスケット挟持溝 6 位置決めガスケット 7 下顎ガスケット 8 カバーガスケット 82 水返しリップ 9 押えガスケット P パネル板材 T1,T2,T3 タッピングビス
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月21日(2000.8.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パネル板材の枠材における組成連結
構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の屋根ま
たは壁面等の防水処理技術に係り、殊に外装材として合
成樹脂、金属、ガラス、または天然石等の板材を使用し
て屋根面や壁面を美装するに際して、該板材を面方向に
水密的に連接するためのパネル板材の枠材における組成
連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ALC板、スレート板、ガラ
ス板、金属板や合成樹脂板等の各種バネル板材を突き合
わせ並設して建物躯体の屋根面や壁面を覆った外装構造
が使用されており、パネル板材間の連結支持構造を枠部
材組立体によって構成した、例えば特願平10−101
498号にみられる技術がある。しかし、この種の構造
では完全な防水対策が必要となることから防水構造を維
持しながら枠部材組立体を縦横に延長しようとすると連
繋部の構造が複雑になり、強度が保証できなくなるとい
った問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、縦横に展開拡張するパネル板
材を気密的に防水保持する枠部材組立体において、連繋
部の構造が簡単になり、枠部材の連結部構造を簡単な部
材の取り付けによって行うことができると共に、強度が
充分に保証でき該連結部がパネル板材を保持する充分な
剛性を維持するための新規構造のパネル板材の枠材にお
ける組成連結構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネル板材
の枠材における組成連結構造は、適宜厚さのパネル板材
を面方向または面が屈折する方向に金属曵き物材からな
る枠部材組立体によって連結するパネル板材の取付構造
において、前記パネル板材の縁を前後面から挟持する下
顎枠材と上顎枠材を、前記パネル板材の連結に沿って延
びる基枠材と独立して厚さ方向に重積締結する構造と
し、前記パネル板材を下顎枠材に嵌合固設した下顎ガス
ケットと上顎枠材に囲繞したカバーガスケット間に気密
的に挟持すると共に、前記組成した下顎枠材と上顎枠材
をビス構造により前記基枠材の取付基部に締結する押え
枠材によって組付一体化してなり、該押え枠材の頂端に
前記カバーガスケットに被る押えガスケットを嵌着する
パネル板材の枠部材組立体を構成し、前記基枠材の端部
または中間部の一部を切削し、略十字またはT字形状の
金属製連結金具を基枠材の前記取付基部に締結固着する
と共に、該基枠材の側方に突出した、或は端部から突出
した上記連結金具に対して端部またはその一部を切削し
た他の基枠材の取付基部をビスを介して締結して連結す
る構造とし、パネル板材を面方向に連結する構造にした
ことを要旨とするものである。
【0005】また前記金属製連結金具が略十字またはT
字形状断面に成形したアルミニウム曵き物材を適宜厚さ
をもって裁断したアルミニウムブロックであり、ビスに
よって基枠材と締結する構造によって実施することがで
きる。更に、前記金属製連結金具をアルミニウムブロッ
クで構成したとき、該金属製連結金具と略同正面形状を
有する適宜厚さの耐熱製金属板の熱保護板を並設し、ビ
スによって基枠材と締結する構造にすることによってパ
ネル板材の枠材における耐熱性の組成連結構造を構成す
ることを要旨とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパネル板材の
枠材における組成連結構造を図1乃至図4に示す好まし
い実施の形態に従って説明する。本発明のパネル取付用
組枠は、基枠材1と該基枠材の両側に位置決めガスケッ
ト6を介して位置決めされる下顎枠材2,2と、該下顎
枠材2の顎部に取り付けられる下顎ガスケット7と、顎
部にカバーガスケット8を囲繞して上記下顎枠材2,2
とそれぞれ対向するように取付ネジT1を介して締結さ
れ両顎間にパネル板材Pを気密的に挟持してなる上顎枠
材4,4と、上記両上顎枠材4,4の中間に位置し取付
ネジT2を上記基枠材1に締結することによって各部材
を上から押圧締結組成する押え枠材5と、該押え枠材の
頂端に押えガスケット9を嵌着して一体化するものであ
る。また、上記基枠材1の切欠部には連結ビスT3を介
して連結金具3が取り付けられ、接続する他の組枠の基
枠材1が取り付けられている。
【0007】上記基枠材1は、アルミニウム曵き物によ
って成形され、必要に応じて縦横及び斜向方向に連結す
るパネル板材Pの支持枠を構成するもので、通し材また
は該通し材から側方に連結する連結材を構成して成る。
該基枠材1の枠本体部11はパネル板材Pの支持枠とし
て必要な剛性をもった種々の断面形状に設計変更される
と共に、上端側中央には長手方向に伸びる充分な厚さを
もった取付基部12を条設してなる。該取付基部12
は、センターラインCL位置に長手方向に伸びるビス受
け孔13が予め成形してあり、該ビス受け孔13の上壁
には所定の位置にビス孔14を穿設してなる。
【0008】また下顎枠材2,2は、上記基枠材1の取
付部12の両側部に位置して枠本体部11上面に成形し
た溝構造に嵌合した位置決めガスケット6,6…を介し
て取付基部12と背向する形態で嵌合位置してなるもの
で、基枠材1の枠本体部11と該位置決めガスケット6
との対向面、及び位置決めガスケット6と下顎枠材2と
の対向面に構成した凹凸構造によりそれぞれ下顎部材2
は基枠材1の取付基部12両側の定位置に保持され、そ
れぞれ下顎21を上向きに条設固定してなる。
【0009】上記下顎枠材2の背面にはビス受け溝25
が長手方向に条設されると共に、該下顎21には、長手
方向に伸びる嵌合溝22が条設され、比較的硬質の合成
ゴムによって成形した下顎ガスケット7の背面に条設し
た嵌合突条71を嵌入一体化した構造になる。
【0010】また上記上顎枠材4は断面が略L字状を呈
するように成形したアルミニウム曵き物材であり、該上
顎枠材4は対向する下顎枠材2と取付ネジT1を介して
締結する構造になる。該枠基部41の背面には上記下顎
部材2のビス受け溝25と対向する締結リブ42を長手
方向に条設すると共に、該締結リブ42に適宜間隔をも
ってビス孔43,43…を穿設し、該ビス孔43から取
付ネジT1をビス受け溝25に螺着する。符号44は上
記締結リブ42と平行して条設した押え枠材受縁であ
る。また水平方向に張り出した上顎部46の先端は、上
記下顎枠材2の下顎15と対向しガスケットを囲繞する
ように膨出した上顎47を構成した構造になる。
【0011】符号5はアルミニウム曵き物材によって構
成した押え枠材であり、背向した上記両上顎枠材2,2
の間に位置して上顎部材4の押え枠材受縁44の上か
ら、取付ネジT2を介して基枠材1の取付部12に締結
するもので、中央溝51には適宜間隔をもってビス挿通
用透孔52,52…を穿設してなる。上記中央溝51の
両溝縁には長手方向に伸びる凹凸条53,53…を条設
すると共に、圧入した押えガスケット9の中央嵌合リブ
91側縁に成形した凹凸条92と弾性係止する係止構造
を構成してなる。また該中央溝51の両側には、それぞ
れ押えガスケット9の嵌合縁93を圧入固着するための
ガスケット挟持溝54,54が条設され、該ガスケット
挟持溝54の側壁にも嵌合縁93と強固に噛合する凹凸
条55を形成してなる。
【0012】上記上顎枠材4に設けられるカバーガスケ
ット8は、上顎枠材4の上顎部46に囲繞する押圧端8
1に水返しリップ82を複数条条設してパネル板材Pと
の水密押圧面を構成すると共に、内縁部84近傍の内面
に内側に突出する張出被せ部85を条設する。上記内縁
部84は、上顎枠材4の押え枠材受縁44に沿って延び
ると共に、該部位置で緊締した前記押え枠材5の外縁に
よって押圧挟持する構造になる。
【0013】また前記押えガスケット9は、ガスケット
を押え枠材5の頂端に嵌着したときその両側縁94,9
4が上記カバーガスケット8の内側端縁に被る幅になる
と共に、該側縁94の外面からそれぞれリップ縁55を
成形し、枠体の組立において交差する隣接する押えガス
ケット9の表面に密接し、風圧による捲れ上がりを阻止
する。
【0014】上記パネル取付用組枠は、パネル板材Pの
拡張に際して延長方向または幅方向に連結するもので、
このとき基枠材1は連結金具3を使用して接続される。
該連結金具は、接続部の取付基部に沿うように、断面形
状が十字またはT字形状に成形したアルミニウム曵き物
材を所定の厚さに裁断して構成したもので、通し枠固定
部31と枝枠固定部32からなり、ビス挿通孔33,3
3…を穿設してなる。(該ビス挿通孔33は曵き物材成
形時に同時に穿設形成することができる。)該連結金属
3は、上記基枠材1の取付基部12を切削Dした部分に
嵌合し、連結ビスT3により通し枠側に固定すると共
に、該通し枠側から突出した枝枠固定部32を接続しよ
うとする他の基枠材1の取付基部12に連結ビスT3を
介して締結固着する。
【0015】前記位置決めガスケット6、下顎ガスケッ
ト7、カバーガスケット8、及び押えガスケット9の各
ガスケットは、ウレタンゴム、アクリルゴム、ブチルゴ
ム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロ
ピレン−ジエン三元共重合体(EPDN)等の合成ゴム
や天然ゴム等から成形される。
【0016】尚、図中Sはシール部材である。
【0017】上記構成では、パネル板材Pを下顎枠材2
に取り付けた下顎ガスケット7と上顎枠材4に囲繞した
カバーガスケット8間に挟持し、取付ネジTを締結して
保持すると、シール部材Sを介してパネル板材Pとカバ
ーガスケット8間は完全に水密化されると共に、カバー
ガスケット8に形成した水返しリップ82がパネル板材
Pの表面と密接しているため、一次水の侵入も抑止して
シール部材Sの環境を良好に保持し、劣化を阻止するよ
うになる。
【0018】また該カバーガスケット8は、取付突条8
5を上顎枠材4のガスケット保持溝25に嵌入している
ため、安定的に上顎部材4の上顎部46の表面を囲繞被
覆することができると共に、内縁部84を上顎枠材4の
上側溝縁43に沿って外縁45と当突する位置に延設
し、該部位置を押えガスケット9と独立して押え枠材5
の外縁によって押圧挟持する構造にしたことにより、押
え枠材5の締結が緩まない限り該カバーガスケット8が
風圧等の作用によって抜落するといった事故を生ずるこ
とがない。
【0019】
【実施例】前記本発明の好ましい実施例では、連結金具
3をアルミニウムの曵き物で構成するものについて説明
したが、該部材は鉄材などの耐熱材であっても良い。ま
た、図※に示すように、アルミニウムブロックによって
成形した連結金具と略同正面形状を有する適宜厚さの耐
熱製金属板の熱保護板35を、該連結金具3と並設し、
連結ビスT3によって一緒に重積固定することにより、
耐熱、耐火性の連結部構造を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパネル板
材の枠材における組成連結構造は、基枠材の端部または
中間部の一部を切削し、略十字またはT字形状の金属製
連結金具を基枠材の前記取付基部に締結固着すると共
に、該基枠材の側方に突出した、或は端部から突出した
上記連結金具に対して端部またはその一部を切削した他
の基枠材の取付基部をビスを介して締結連結する構造と
した枠材の連結構造を構成しているため、パネル板材を
面方向に簡単に拡張することができる特徴を有するもの
である。
【0021】しかも上記連結構造は、パネル板材連接部
の密封構造と離間した構造になり、本来のシール構造を
邪魔することなく構成してあるため、縦横に展開拡張す
るパネル板材を気密的に防水保持すると共に枠部材の連
結部構造を簡単な部材の取り付けによって行うことがで
きる特徴を有するものであり、本発明の実施によって得
られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル板材の枠材における組成連
結構造の一実施例を示すカーテンウォールの正面図であ
る。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】枠材組立構造を示す斜視図である。
【図4】基枠材の連結状態を示す正面図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】 1 基枠材 11 枠本体部 12 取付基部 13 ビス受け孔 14 ビス孔 2 下顎枠材 21 下顎 22 嵌合溝 25 ビス受け溝 3 連結金属 4 上顎枠材 41 枠基部 42 締結リブ 43 ビス孔 46 上顎部 47 上顎 5 押え枠材 51 中央溝 52 ビス挿通用透孔 53 凹凸条 54 ガスケット挟持溝 6 位置決めガスケット 7 下顎ガスケット 8 カバーガスケット 82 水返しリップ 9 押えガスケット P パネル板材 T1,T2,T3 取付ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜厚さのパネル板材を面方向または面
    が屈折する方向に金属曵き物材からなる枠部材組立体に
    よって連結するパネル板材の取付構造において、 前記パネル板材の縁を前後面から挟持する下顎枠材と上
    顎枠材を、前記パネル板材の連結に沿って延びる基枠材
    と独立して厚さ方向に重積締結する構造とし、前記パネ
    ル板材を下顎枠材に嵌合固設した下顎ガスケットと上顎
    枠材に囲繞したカバーガスケット間に気密的に挟持する
    と共に、前記組成した下顎枠材と上顎枠材をビス構造に
    より前記基枠材の取付基部に締結する押え枠材によって
    組付一体化してなり、該押え枠材の頂端に前記カバーガ
    スケットに被る押えガスケットを嵌着するパネル板材の
    枠部材組立体を構成し、 前記基枠材の端部または中間部の一部を切削し、略十字
    またはT字形状の金属製連結金具を基枠材の前記取付基
    部に締結固着すると共に、該基枠材の側方に突出した、
    或は端部から突出した上記連結金具に対して端部または
    その一部を切削した他の基枠材の取付基部をビスを介し
    て締結連結する構造とし、 パネル板材を面方向に連結する構造にしたことを特徴と
    するパネル板材の枠材における組成連結構造。
  2. 【請求項2】 前記金属製連結金具が略十字またはT字
    形状断面に成形したアルミニウム曵き物材を適宜厚さを
    もって裁断したアルミニウムブロックであり、ビスによ
    って基枠材と締結する構造にしたことを特徴とする請求
    項1記載のパネル板材の枠材における組成連結構造。
  3. 【請求項3】 前記金属製連結金具が略十字またはT字
    形状断面に成形したアルミニウム曵き物材を適宜厚さを
    もって裁断したアルミニウムブロックであり、該金属製
    連結金具と略同正面形状を有する適宜厚さの耐熱製金属
    板の熱保護板を並設し、ビスによって基枠材と締結する
    構造になる請求項1記載のパネル板材の枠材における耐
    熱性の組成連結構造。
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