JPH11241442A - クリーンルーム用壁パネルの取付構造 - Google Patents

クリーンルーム用壁パネルの取付構造

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JPH11241442A
JPH11241442A JP33134098A JP33134098A JPH11241442A JP H11241442 A JPH11241442 A JP H11241442A JP 33134098 A JP33134098 A JP 33134098A JP 33134098 A JP33134098 A JP 33134098A JP H11241442 A JPH11241442 A JP H11241442A
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JP
Japan
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wall panel
mounting
piece
holding
fixing
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Naomiki Sakurada
直幹 桜田
Toru Sato
佐藤  亨
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付けが簡単で、かつ気密性の高いクリーン
ルーム用壁パネルの取付構造を提供する。 【解決手段】 躯体側の天井部材30の取付面にシール
部材18aを介して固定される固定片11と、固定片1
1の一端部から起立して壁パネル1端部の一側面を保持
する保持片13を具備する取付部材10と、取付部材1
0に一端が係合され、保持片10と共働して壁パネル1
の端部を挟持する押え片21を具備する押え部材20に
おいて、保持片13と押え片21の壁パネル1当接面の
適宜位置にシール部材18を装着する。これら取付部材
10と押え部材20とで、壁パネル1の一端部を挟持し
た状態で固定ねじ25により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクリーンルーム用
壁パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリーンルームは、例えば半導
体、電子部品、精密機器、あるいは食品・医薬品工業等
における生産施設、検査室又は研究室や、病院等の医療
施設など、高度の防塵機能が要求される様々な分野で利
用されている。
【0003】クリーンルームとは、空気中の浮遊粒子を
定められた制限値以下に制御された室のことであり、具
体的には室外に設けた空調設備により室内の空気を循環
させ、室内空気が空調設備を通過する過程で、フィルタ
を通過させて空気中の塵等の微粒子を除去することによ
り達成される。また、上記制限値は、要求される室内の
清浄度により様々なランクがある。しかし、いずれのラ
ンクであっても重要なのは、外部から規定以上の微粒子
を含んだ空気が流入しないように、室内と室外の気密性
を高めることである。
【0004】また、一般にクリーンルームには、複数の
壁パネルを連結し、その上下端部及び両端部を躯体に取
付けることにより室を構成するパネル方式が知られてい
るが、この場合、上記壁パネルと躯体との取付部の気密
性がクリーンルーム全体の気密性に大きく影響する。
【0005】そこで、従来では、例えば図10に示すよ
うに、アルミニウム合金製の押出形材にて形成される断
面略チャンネル状の取付部材aを、躯体側例えば天井側
桁材Bに固定し、この取付部材aに壁パネルAを取付け
ている。この場合、取付部材aは、取付片bにパッキン
cを介して図示しない固定ねじによって天井側桁材Bに
固定され、また、取付部材aの開口側に設けられた嵌合
凹条d内に嵌着されるパッキンeを介して壁パネルAを
取付けている。
【0006】また、別の取付構造として、図11に示す
ように、アルミニウム合金製の押出形材にて形成される
断面略チャンネル状の取付部材fを、パッキンgを介し
て躯体側例えば天井側桁材Bに固定し、この取付部材f
の開口部と壁パネルAとの隙間にパッキンhを挿入し
て、壁パネルAを取付ける構造のものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者す
なわちパッキンdを嵌着する取付部材aに壁パネルAを
挿入して取付ける構造においては、パッキンdの硬度が
硬いと、壁パネルAと点接触になってしまい十分な気密
性が得られない。また、逆にパッキンdが軟らかいと、
壁パネルAの挿入時にパッキンdが巻込まれて嵌合凹条
eから外れてしまい、十分な気密性が得られなくなると
いう問題があった。
【0008】これに対し、後者すなわち取付部材fに壁
パネルAを挿入した後、取付部材fと壁パネルAとの隙
間にパッキンhを挿入する構造のものにおいては、気密
性の確保はある程度得られるが、パッキンhの挿入作業
に手間がかかると共に、熟練を要するという問題があ
り、作業者の技術によってばらつきが生じ、そのために
気密性の確保が不十分であるという問題があった。
【0009】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、取付手段を2部材にて構成して、取付けを簡単にす
ると共に、気密性の高いクリーンルーム用壁パネルの取
付構造を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、クリーンルーム用壁パネル
の取付構造において、躯体側の取付面にシール部材を介
して固定される固定片と、この固定片の一端部から起立
して壁パネルの端部一側面を保持する保持片を具備する
取付部材と、上記取付部材に一端が係合され、上記保持
片と共働して壁パネルの端部を挟持する押え片を具備す
る押え部材と、上記取付部材と押え部材とを、上記壁パ
ネルを挟持した状態で固定する固定部材と、を有し、上
記保持片及び押え片における上記壁パネル当接面の適宜
位置にシール部材を装着してなる、ことを特徴とする。
【0011】この発明において、上記取付部材の片面側
一端部に、開口側の一端部に係止凸条を有する係合凹条
を設け、上記押え部材の一端には、上記係止凸条に係合
する係止片を設けると共に、係合凹条における係止凸条
と対向する側に係合するずれ防止片を設ける方が好まし
い(請求項2)。また、取付部材の片面側一端部に、外
方に向かって開口する係合凹条を設け、押え部材の一端
には、係合凹条に係合する折曲係止部を設け、固定部材
を、係合凹条内における折曲係止部を貫通して係合凹条
部に固定し、かつ、係合凹条の開口部に目隠し用帯状部
材を被着する方が好ましい。
【0012】このように構成することにより、固定片を
もって躯体に固定された取付部材の保持片に、壁パネル
の端部片面側を保持してから、押え片にて壁パネルの他
面側を押圧し、そして壁パネルを取付部材と押え部材で
挟持した状態で固定部材にて固定することができる。こ
の際、保持片及び押え片における壁パネル当接面の適宜
位置に予めシール部材が装着されているので、壁パネル
は気密に取付けられる(請求項1)。
【0013】また、取付部材に設けられた係止凸条と、
押え部材に設けられた係止片により、押え部材の位置決
めを容易に行うことができる。更に押え部材に設けられ
たずれ防止片により、壁パネルの取付け時に押え部材が
ずれることを防止できる(請求項2)。
【0014】また、取付部材の片面側一端部に、外方に
向かって開口する係合凹条を設け、押え部材の一端に
は、係合凹条に係合する折曲係止部を設け、固定部材
を、係合凹条内における折曲係止部を貫通して係合凹条
部に固定し、かつ、係合凹条の開口部に目隠し用帯状部
材を被着することにより、固定部材を外部から目隠しす
ることができるので、美観の向上を図ることができる。
また、固定部材に設ける取付孔の明け間違え等において
も、帯状部材にて目隠しすることができると共に、壁の
位置を換える場合においても、取付部材及び押え部材を
再利用することができるので、構成部材の削減を図るこ
とができる(請求項3)。
【0015】したがって、従来のように壁パネルを嵌挿
する手間や壁パネルの挿入後にパッキンを挿入する手間
が解消されると共に、取付け作業が容易になる。また、
シール部材が確実に壁パネルと取付部材及び押え部材間
に介在されるので、シール性の向上が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を、
添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】◎第一実施形態 図1は、この発明に係るクリーンルーム用壁パネルの天
井部との取付構造の第一実施形態を示す要部断面斜視
図、図2は壁パネルの取付構造の一例を示す縦断面図で
ある。
【0018】上記クリーンルーム用壁パネルの天井部と
の取付構造は、壁パネル1を躯体側の天井部材30に取
付けるための取付部材10及び押え部材20と、これら
取付部材10と押え部材20とを、壁パネル1を挟持し
た状態で固定する固定部材例えば固定ねじ25と、取付
部材10又は押え部材20と上記壁パネル1との間に介
在されるシール部材18とで主に構成されている。な
お、壁パネル1の下端部は、躯体側の床部材30Aに取
付けられている。
【0019】上記取付部材10は、例えばアルミニウム
合金製の押出形材にて成形され、躯体側の天井部材30
の取付面にシール部材18aを介して例えば固定ねじ2
5aによって固定される固定片11と、この固定片11
の一端から起立して壁パネル1の端部一側面を保持する
保持片13を具備し、固定片11の他端側には、開口側
の一端部に係止凸条15を有する係合凹条14が形成さ
れており、この係合凹条14の他端部側に取付片16が
延在されている。
【0020】この場合、上記保持片13の端部は、強度
を持たせるために保持片13の他の部分よりも厚みを持
つように凸条13aが形成されており、この凸条13a
と保持片13にシール部材18が装着されている(図4
(a)参照)。なおこの場合、図4(b)に示すよう
に、中空状のシール部材18Aとし、この中空状のシー
ル部材18Aを保持片13の保持面に設けた狭隘開口状
の取付溝13bに嵌着してもよい。また、固定片11に
おける天井部材30との当接側には、シール部材18a
を装着するための装着凹部12が形成されている。ま
た、上記保持片13及び係合凹条14と対向する部位に
は、補強用の凸条17が内方に向かって突設されてい
る。
【0021】一方、上記押え部材20は、例えばアルミ
ニウム合金製の押出形材にて成形され、上記保持片13
と共働して壁パネル1の端部を挟持する押え片21と、
その一端に設けられた上記係合凹条14に係合する係合
部22とで構成されている。この場合、押え片21の係
合部22と反対側には、強度を持たせるために押え片2
1よりも厚みを持つように凸条21aが形成されてお
り、この凸条21aと押え片21にシール部材18が装
着されている。なおこの場合、シール部材18を上記図
4(b)に示したのと同様に中空状に形成して、押え片
21の押え面に設けた狭隘開口状の取付溝に嵌着しても
よい。
【0022】また、係合部22は、上記係止凸条15に
係合される断面略鉤型状の係止片23と、取付け作業時
に押え部材20の位置がずれることを防止するずれ防止
片24とで構成され、上記取付部材10の係合凹条14
に、容易にかつ確実に係合できるように形成されている
(図5(a),(b)参照)。つまり、押え部材20の
係止片23を係止凸条15に係合させた後、押え片21
側を保持片13側に倒してずれ防止片24を係合凹条1
4に係合するようにして、押え部材20を取付部材10
に取付ける。このようにして、取付部材10に押え部材
20を取付けて、保持片13と押え片21とが共働して
壁パネル1が挟持され、そして押え片21と取付片16
とを、外方から固定ねじ25をもってねじ止めすること
によって、壁パネル1がシール部材18を介して挟持固
定される。なおこの場合、上記ずれ防止片24の先端側
を係止片24側に向けて傾斜させるほうが好ましい。そ
の理由は押え部材20を取付ける際、ずれ防止片24を
容易にかつ確実に係合凹条14に係合させることができ
るからである。
【0023】また、上記シール部材18,18aは、適
当な弾性を有する材料例えばエチレンプロピレンゴム
(以下にEPDMという)等によって、例えば断面略矩
形状の板状部材にて形成されている。上記EPDMと
は、エチレン、プロピレン及びジエン例えばジシクロペ
ンタジエンや1、4−ヘキサジエン等の三元共重合体で
あり、弾性及び気密性に富む性質を有する。また、耐薬
品性、耐オゾン性、耐候性及び耐熱性等に優れているの
で、例えば検査室、実験室あるいは工場の製造室等の、
薬品を大量に使用するようなクリーンルームにも適して
いる。
【0024】なお、上記シール部材18,18aの材料
は、EPDMに限るものではなく、クリーンルームに要
求される気密性が得られ、建材としての適性があり、か
つ、例えば耐薬品性や耐熱性等、個々のクリーンルーム
に要求される材料特性を満足するものであれば、その他
の材料例えばクロロプレンゴムやハイパロン(ポリエチ
レンに塩素と亜硫酸ガスを反応させて生成されるゴム状
弾性体)等でもよい。
【0025】次に、クリーンルームに使用される壁パネ
ル1について説明する。
【0026】上記壁パネル1は、例えば鋼板製の矩形状
板部材にて成形される互いに平行な一対の表面板2と、
これら表面板2間に介在され、例えばセラミックハニカ
ムコア材にて形成される心材4と、例えばアルミニウム
合金製の押出形材にて成形され、表面板2の四周縁部間
に装着される枠材3,3Aとで構成されている。この場
合、上記枠材3,3Aに関して、壁パネル1の上下端側
には枠材3が装着され、壁パネル1の左右端側には枠材
3Aが装着される(図2及び図6参照)。なお、壁パネ
ル1の形状及び材質については、上記壁パネル1に限定
されるものではなく、壁パネル同士の連結及び壁パネル
の躯体への取付けが可能で、連結部及び取付構造の気密
性が得られるものであればよい。
【0027】次に、この発明に係るクリーンルーム用壁
パネルを躯体側の天井部に取付ける手順を、図1及び図
2を参照して説明する。
【0028】まず、取付部材10の固定片11の装着凹
部12にシール部材18aを予め装着した状態で、固定
片11を躯体側の天井部材30の取付面に当接し、固定
片11の下面側から固定ねじ25aをねじ込んで取付部
材10を固定する。次に、壁パネル1の下端部を、躯体
側のの床部材30Aに装着される後述する幅木40の上
面に、例えばEPDM製のシール部材18bを介して載
置すると共に、壁パネル1の上端部の一側面を、取付部
材10の保持片13及びシール部材18に当接する。
【0029】次に、押え部材20の係止片23を、取付
部材10の係止凸条15に係合すると共に、押え片21
側を、保持片21及び壁パネル1側に倒してずれ防止片
24を係合凹条14に係合して、押え部材20を取付部
材10に取付ける。このとき、押え片21に装着された
シール部材18が壁パネル1の他面側に当接される。こ
のようにして、取付部材10の保持片13と押え部材2
0の押え片21とが共働して壁パネル1の上端部を挟持
する。この状態で、外方から押え片21と付片16に固
定ねじ25をねじ込んでねじ止めすることによって、壁
パネル1の上端部がシール部材18を介して挟持固定さ
れる。
【0030】なお、壁パネル1の下端部を取付ける幅木
40は、アルミニウム合金製の押出形材にて断面略チャ
ンネル状に形成されており、その頂部上面には、壁パネ
ル1の枠材3に設けられた嵌合溝5内に嵌合される嵌合
凸条40aが設けられている。このように形成される幅
木40は、床部材30A上に、固定ねじ25bをもって
固着される例えば鋼製の中空矩形状のジャッキ金具45
の上部に被着されると共に、ジャッキ金具45の頂部に
溶接等によって固着されたナット42に螺合する高さ調
整ボルト41の頭部41aの上面に載置されている。し
たがって、幅木40上に壁パネル1を取付けた状態で、
高さ調整ボルト41のナット42に対するねじ込み量を
調整することによって幅木40及び壁パネル1の高さを
調節することができる。なお、ジャッキ金具45の下面
と床部材30Aとの間には、EPDM製のシール部材4
3が介在されて気密性が維持されている。また、ジャッ
キ金具45における幅木40との接触領域の適宜位置に
は、内方側へ向かって凹条46が突設されており、この
凹条46に例えばEPDM製のシール部材44が嵌着さ
れているので、ジャッキ金具45と幅木40との間は気
密性が維持されている。
【0031】◎第二実施形態 図6はこの発明に係る壁パネルの取付構造の第二実施形
態を示す要部断面斜視図、図7(a),(b)は、第二
実施形態における取付部材と押え部材の取付状態を示す
要部断面図である。
【0032】第二実施形態は、取付部の美観の向上を図
れるようにすると共に、構成部材の削減を図れるように
した場合である。この場合、図6及び図7に示すよう
に、躯体側の天井部材30にシール部材18aを介して
固定される取付部材10Aは、固定片11における保持
片13と対向する他端側に、外方に向かって狭隘開口状
の係合凹条14Aが設けられている。なおこの場合、取
付部材10Aの保持片13の内面側には、上記補強用の
凸条17に代えて複数の補強用の小凸条17aが突設さ
れている。
【0033】また、押え部材20Aの一端には、取付部
材10Aの係合凹条14A内に係合すべく略クランク状
の折曲係止部23Aが形成されている。この折曲係止部
23Aは、図7(a)に示すようにして、取付部材10
Aの係合凹条14A内に係合された後、外方から折曲係
止部23Aを貫通して係合凹条14A部にねじ結合され
る固定部材としての固定ねじ25によって固定される。
そして、係合凹条14Aの開口部14aに被着{具体的
には、係合凹条14Aの開口部14aにおける係合凹条
14Aの開口縁と押え部材20Aの折曲係止部23Aの
折曲角部に係合した状態で被着}される目隠し用帯状部
材50によって固定ねじ25の頭部が外部から目隠しさ
れるように構成されている(図6及び図7(b)参
照)。なお、押え部材20Aの内面側には、取付部材1
0Aの保持片13と同様に複数の小凸条17bが突設さ
れている。
【0034】なお、上記帯状部材50は、係合凹条14
Aの開口部14aの上下縁に嵌合する一対の嵌合溝51
を有する帯状基部52と、この帯状基部52の上部側の
嵌合溝51の端部から側方に向かって延在するフランジ
部53とで構成されている。このように構成される帯状
部材50は、弾力性を有する例えばEPDM製の部材に
て形成されており、上記固定ねじ25によって取付部材
10Aと押え部材20Aとを固定した後、取付部材10
Aの係合凹条14Aの開口部14aの縁に嵌合溝51を
嵌合させると共に、フランジ部53を係合凹条14Aの
底部に当接させた状態で取り付けることにより、係合凹
条14Aの開口部14aに確実に被着することができ
る。
【0035】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、説明は省略する。
【0036】上記のように構成することにより、取付部
材10Aと押え部材20Aとを固定した固定ねじ25の
頭部を帯状部材50によって目隠しすることができるの
で、壁部の美観の向上が図れる。また、万一、固定ねじ
25の取付孔の孔明け位置を間違えた場合や、壁の位置
を変える場合においても、取付部材10Aや押え部材2
0Aを再利用することができるので、構成部材の削減を
図ることができる。
【0037】なお、上記説明では、帯状部材50に、帯
状基部52の上側の嵌合溝51の端部から側方に向かっ
て延在するフランジ部53を具備させる場合について説
明したが、必ずしもこのような構造とする必要はない。
すなわち、図8(a),(b)に示すように、押え部材
20Aの折曲係止部23Aの先端に、係合凹条14Aの
側壁に係合する爪部23aを設け、帯状部材50は、上
記フランジ部53を除去した形状としてもよい。なお、
図8において、その他の部分は、図7と同じであるの
で、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0038】◎その他の実施形態上記実施形態では、壁
パネル1を天井部に取付ける場合について説明したが、
躯体の側壁にも同様に取付けることができる。すなわ
ち、図9に示すように、躯体側の側壁部材30Bの取付
面に、上記と同様に取付部材10の固定片11に設けら
れた装着凹部12にシール部材18aを装着した状態
で、上記固定片11を当接して固定ねじ25cにて固定
した後、押え部材20及び固定ねじ25を用いて壁パネ
ル1の側端部を、シール部材18を介して挟持固定する
ことができる。なお、壁パネル1の取付構造は、上記実
施形態と同じであるので、その他の部分は同一符号を付
して、説明は省略する。また、躯体の側壁に壁パネル1
を取り付ける場合にも、上記第二実施形態の構造を適用
することができることは勿論である。
【0039】なお、上記壁パネル1同士を連結するに
は、枠材3Aに設けられた嵌合溝5A内に連接部材6を
嵌合して両壁パネル1を連結する。この場合、枠材3A
の嵌合溝5Aの両側に突設された翼片9同士が接触する
目地部に、例えばEPDM製のシール部材8を介在して
目地部材7が被着されているので、壁パネル1同士の接
合部の気密性が維持されている。
【0040】以上に、クリーンルーム用壁パネルの取付
構造について説明したが、上記取付構造をクリーンルー
ム以外の室にも適用できることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のクリ
ーンルーム用壁パネルの取付構造によれば、以下のよう
な効果が得られる。取付部材と押え部材とを別部材にて
構成し、両部材で壁パネルを挟持した後、固定部材で強
く締付け固定することができるので、壁パネルの取付け
作業を容易にすることができると共に、壁パネルを強固
に取付けることができる。また、取付部材及び押え部材
と壁パネルとの間にシール性の高い形状及び材質のシー
ル部材を介在することができるので、気密性を向上させ
ることができる。
【0042】したがって、クリーンルームの組立が容易
になり、また、クリーンルーム内に制限値を超える微粒
子を含んだ外気が混入することを防ぎ、要求される清浄
度を確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る壁パネルの取付構造の第一実施
形態を示す要部断面斜視図である。
【図2】この発明に係る壁パネルの取付構造を示す縦断
面図である。
【図3】この発明における取付部材と押え部材にて、壁
パネルを挟持した状態を示す概略断面図である。
【図4】この発明における取付部材を拡大して示す断面
斜視図(a)及びその変形例の要部を示す断面図(b)
である。
【図5】この発明における押え部材を拡大して示す断面
斜視図である。
【図6】この発明に係る壁パネルの取付構造の第二実施
形態を示す要部断面斜視図である。
【図7】第二実施形態における取付部材と押え部材の取
付状態を示す要部断面図である。
【図8】第二実施形態における別の取付部材と押え部材
の取付状態を示す要部断面図である。
【図9】この発明に係る壁パネルの取付構造の要部を示
す横断面図である。
【図10】従来の壁パネルの取付構造の一例を示す概略
断面図である。
【図11】従来の壁パネルの取付構造の別の例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】 1 壁パネル 10,10A 取付部材 11 固定片 12 装着凹部 13 保持片 14,14A 係合凹条 15 係止凸条 16 取付片 18,18a,18A シール部材 20,20A 押え部材 21 押え片 22 係合部 23 係止片 23A 折曲係止部 24 ずれ防止片 25,25a 固定ねじ(固定部材) 30 (躯体側の)天井部材 30A (躯体側の)床部材 30B (躯体側の)側壁部材 50 目隠し用帯状部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルーム用壁パネルの取付構造に
    おいて、 躯体側の取付面にシール部材を介して固定される固定片
    と、この固定片の一端部から起立して壁パネルの端部一
    側面を保持する保持片を具備する取付部材と、 上記取付部材に一端が係合され、上記保持片と共働して
    壁パネルの端部を挟持する押え片を具備する押え部材
    と、 上記取付部材と押え部材とを、上記壁パネルを挟持した
    状態で固定する固定部材と、を有し、 上記保持片及び押え片における上記壁パネル当接面の適
    宜位置にシール部材を装着してなる、ことを特徴とする
    クリーンルーム用壁パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記取付部材の片面側一端部に、開口側
    の一端部に係止凸条を有する係合凹条を設け、 上記押え部材の一端には、上記係止凸条に係合する係止
    片を設けると共に、係合凹条における係止凸条と対向す
    る側に係合するずれ防止片を設けた、ことを特徴とする
    請求項1記載のクリーンルーム用壁パネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 上記取付部材の片面側一端部に、外方に
    向かって開口する係合凹条を設け、 上記押え部材の一端には、上記係合凹条に係合する折曲
    係止部を設け、 上記固定部材を、上記係合凹条内における上記折曲係止
    部を貫通して係合凹条部に固定し、 かつ、上記係合凹条の開口部に目隠し用帯状部材を被着
    してなる、ことを特徴とする請求項1記載のクリーンル
    ーム用壁パネルの取付構造。
JP33134098A 1997-12-17 1998-11-20 クリーンルーム用壁パネルの取付構造 Pending JPH11241442A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009102983A (ja) * 2009-02-09 2009-05-14 Comany Inc 間仕切りパネルの吊設構造
JP2014088745A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Okamura Corp 間仕切パネル装置
JP2014088746A (ja) * 2012-10-31 2014-05-15 Okamura Corp 間仕切パネル装置

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