JP2000335452A - 作業機の運転部構造 - Google Patents
作業機の運転部構造Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D33/00—Superstructures for load-carrying vehicles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract
計器盤とを、組付け時の仕上げ精度良く、十分な支持強
度でもって装備できるようにする。 【解決手段】 運転部のステアリング廻り部分bを被う
パネルカバー9を設け、このパネルカバー9部位に計器
盤10を配置したトラクタにおいて、ステアリング廻り
部分bの上部に計器盤10をステー18を介して機枠1
7に固定し、かつ、この計器盤10の表示面10aを見
通すための開口9aをパネルカバー9に形成する。開口
9aに表示面10aを位置させてパネルカバー9をステ
アリング廻り部分bに装備する状態と、ステアリング廻
り部分bから取り去られた状態とが現出自在となるよう
に、ボルト39と係合部cとを組み合わせてパネルカバ
ー9をステアリング廻り部分bに着脱自在に取付ける。
Description
機の運転部構造に係り、詳しくは、ペダル枢支部や操作
レバー及びそのワイヤー類といった雑多な部品類が輻輳
する箇所であるステアリング廻り部分を被い、かつ、上
部に計器盤を備えた状態でハンドルポスト付近に配備さ
れるパネルカバー及びその装着構造等に関するものであ
る。
実公平5−47698号公報に示されたもののように、
操縦ハンドルの前側に合成樹脂製のパネルカバーを装備
し、このパネルカバーの後向き開口部分に計器盤を嵌合
支持させるように構成したトラクタが知られている。
回転計や速度計、油温計、各種パイロットランプ等の電
装機器が集約配置されており、案外に重い部品である。
故に、前記従来技術のように、合成樹脂製のパネルカバ
ーに計器盤を支持させるには、パネル裏面に補強金具を
取付けるとか、樹脂の厚みを通常以上に厚くし、かつ、
補強リブを形成するといった具合に、パネルカバーを強
度部材として用いるための工夫が必要であった。
が制限され易いとともに、強度に優れた合成樹脂材を用
いると、成形性に劣って仕上げ寸法が出し難く、又、成
形性に優れた合成樹脂材を用いると、強度が劣って計器
盤の支持強度を確保し難いものであり、いずれにしても
改善の余地が残されているものであった。
アリング廻り部分を被うように配置されるパネルカバー
と計器盤とを、組み付け時の仕上げ精度良く、しかも十
分な支持強度でもって装備できるようにして、上述した
不都合を解消することを目的とする。
転部におけるステアリング廻り部分を被うパネルカバー
を設け、このパネルカバー部位に計器盤を配置した作業
機の運転部構造において、ステアリング廻り部分の上部
に計器盤を固定配置し、かつ、この計器盤の表示面を見
通すための開口をパネルカバーに形成するとともに、開
口に表示面を位置させてパネルカバーがステアリング廻
り部分に装備される装着状態と、ステアリング廻り部分
からパネルカバーが取り去られた外し状態とが現出自在
となるように、パネルカバーをステアリング廻り部分に
対して着脱自在に取付けてあることを特徴とする。
ング廻り部分を形成する各操作機器を支持する機枠を設
け、この機枠に計器盤を固定するとともに、機枠にパネ
ルカバーを着脱自在に取付けてあることを特徴とする。
ステアリング廻り部分にハンドルポストを配置し、この
ハンドルポストに嵌合する切欠き部をパネルカバーに形
成して、装着状態ではハンドルポストとパネルカバーと
が互いに入り込んだ状態で連設されるように構成してあ
ることを特徴とする。
ング廻り部分にハンドルポストを配置し、このハンドル
ポストが機枠に支持されていることを特徴とする。
係合具とこれに係合する被係合具とをパネルカバーと機
枠とに振り分けて配置して成る係合部を複数設け、これ
ら係合部の係合によって装着状態でのパネルカバーと機
枠との相対位置決めが行われるように構成してあること
を特徴とする。
バーを、運転座席と反対方向に向いて開放する形状に形
成し、パネルカバーの内面に、装着状態においてパネル
カバーの開放方向に延びたリブを一体形成し、このリブ
の先端部分を係合具又は被係合具に形成してあることを
特徴とする。
ルカバーを、運転座席に対向した縦面と、上面と、左右
の側面とを備えた形状に形成してあることを特徴とす
る。
おいてステアリング廻り部分が隠れる又はほぼ隠れるよ
うに、パネルカバーの左右側面を下方に延出してあるこ
とを特徴とする。
をステアリング廻り部分の上部に固定配置し、この位置
固定された計器盤とパネルカバーの開口とを位置合わせ
するものであるから、計器盤の支持機能がパネルカバー
には不要となり、従来のような比較的高い強度をパネル
カバーに持たせなくても良いようになる。そして、パネ
ルカバーは計器盤を機体側に残して取り外せるから、パ
ネルカバーの着脱時に配線等の機体側との接続部が存在
せず、その着脱操作が簡単化されるとともに、外し状態
ではステアリング廻り部分が大きく露出されることにな
り、メンテナンス作業が行い易くなる。
カバーとが機枠のみを介して相対固定されることにな
り、例えば、計器盤を支持する部材とパネルカバーを支
持する部材とを相対固定する手段に比べて、計器盤とパ
ネルカバーとの間に介在する部材数が少なくて済み、こ
れら両者を無理なく嵌合できるとか、計器盤の全周に亘
ってパネルカバーとの隙間寸法を均一化できるといった
ことが可能になる。
装着状態では、パネルカバーとそのすぐ傍に配置される
ハンドルポストとが互いに入り込んだ状態に相対配置さ
れ、互いに位置決めできるようになるとともに、一連一
体の外観を呈するようにすることが可能になる。
カバー、ハンドルポストの三者が機枠に対して取付けら
れるので、これら三者を必要最小数の部材でもって相対
固定することができ、例えば、計器盤とパネルカバーと
を支持する部材と、ハンドルポストを支持する部材とを
連結するといった具合に、介装される部材を2以上設け
る手段に比べて、相対位置精度を極力良い状態にするこ
とができる。
具とによる複数の係合部によってパネルカバーと機枠と
が位置決めされるようにしてあるから、単にボルトやス
クリューで相対固定する手段に比べて、相対位置精度が
改善されるとともに、ボルトやスクリュー用の孔の寸法
精度を厳しいものにしないで済む分、金型形成コストや
孔加工コストを下げることができる。
開放部は運転座席から見えないようになるとともに、そ
の開放側に向かって延びるリブ先端に係合具又は被係合
具を形成してあるので、リブによってパネルカバーの補
強機能と係合部形成機能との2機能が発揮できるように
なる。又、リブはパネルカバーに一体形成できるので、
係合部又は被係合部を設けたことによるコストアップの
殆ど無い状態にすることが可能である。
からの視点に対してはパネルカバーの上面、縦面、或い
は左右側面が見えることになり、操作ペダルやワイヤー
類、或いはハーネスやコネクタ等のステアリング廻り部
分を構成する煩雑な部分を隠すことができるようにな
る。
からの視点に加えて、作業機の横側方からの視点に対し
ても、パネルカバーの上面、縦面、或いは左右側面が見
えることになり、操作ペダルやワイヤー類、或いはハー
ネスやコネクタ等のステアリング廻り部分を構成する煩
雑な部分を隠すことができるようになる。
転部構造では、(イ)計器盤が固定配置されたステアリ
ング廻り部分をパネルカバーで被うことにより、パネル
カバーの開口から計器盤を良好に視認できるようにしな
がらもパネルカバー単体での着脱が自在になり、パネル
カバーが比較的軽量で済み、かつ、ステアリング廻り部
分のメンテナンスも簡単・便利に行えるようにし得た。
は、(ロ)計器盤とパネルカバーとを同じ部材(機枠)
に支持させることにより、計器盤とパネルカバーとの相
対位置を極力合致させることができ、それら両者の位置
ズレが殆ど無くて見た目や仕上げ状態を良好なものにし
ながら、前記(イ)の効果を奏することができた。
は、ハンドルポストとパネルカバーとが一体に結合した
連続性のある良好な外観を呈するようにしながら、前記
(イ)又は(ロ)の効果を奏する利点がある。
は、(ハ)計器盤、パネルカバー、ハンドルポストを全
て機枠に取付けることにより、これら三者の位置合わせ
精度が良くなり、パネルカバーとハンドルポストとの隙
間寸法が偏るとか、計器盤とハンドルポストとが所期す
る姿勢から傾いている等が無く、仕上げ精度が良く、外
観が向上するようにしながら、前記(ロ)の効果を奏す
る利点がある。
は、(ニ)前記(ロ)又は(ハ)の効果を奏するととも
に、パネルカバーと機枠とを係合させて位置決めするこ
とにより、全体としてのコストダウンを可能としなが
ら、取付け精度向上による外見仕上がりの改善が図れる
ようになった。
は、先ずコストアップの無い状態において補強リブで係
合部が形成できる合理的な兼用構成と、運転席からカバ
ー開口が見えない良好な外観とが得ることができるとと
もに、前記(ニ)の効果を奏することができるようにな
った。
は、作業機の運転状態におけるステアリング廻り部分と
してはパネルカバーが見える状態となり、運転時の計器
盤回りの外観をすっきりとした良好なものにすることが
できた。
は、作業機の運転状態に加えて、機体の乗降時や展示品
の見学等といった横側方から見た状態においても、ステ
アリング廻り部分としてはパネルカバーが見える状態と
なり、運転時及び横側面視での計器盤回りの外観をすっ
きりとした良好なものにすることができた。
面に基づいて説明する。図1に作業機の一例であるトラ
クタが示され、1は操向前輪、2は駆動後輪、3はエン
ジン、4は運転部、5はリフトアーム、6は操縦ハンド
ル、7はボンネット、8は燃料タンク、9はパネルカバ
ー、10は計器盤、11は運転座席、12はフロアステ
ップ、13は後輪フェンダ、14は転倒時の乗員保護用
ガード部材(ロプス)、35は走行用GST装備のミッ
ションケースである。
動部aと、運転部4に面したステアリング廻り部分bと
は、図3、図6に示すように、隔壁15によって前後に
仕切られており、その隔壁15を、機体フレームFから
立設された略下向き開放U字状の枠体16の内側に固着
一体化して機枠17を構成してある。尚、このトラクタ
は、ガード部材(ロプス)14が装備されたロプス仕様
である。
り部分bの上部に計器盤10を固定配置し、かつ、この
計器盤10の表示面10aを見通すための開口9aをパ
ネルカバー9に形成するとともに、開口9aに表示面1
0aを位置させてパネルカバー9がステアリング廻り部
分bに装備される装着状態と、ステアリング廻り部分b
からパネルカバー9が取り去られた外し状態とが現出自
在となるように、パネルカバー9をステアリング廻り部
分bに対して着脱自在に取付けてある。
のステー18,18を介してボルト止めされたループ状
の器枠19に対して固定されており、機枠17には、ス
テアリング廻り部分bを形成する各操作機器を支持する
とともに、パネルカバー9も着脱自在に取付け支持させ
てある。図4に示すように、計器盤10は、中央の回転
計(タコメータ)44、その上の液晶表示部10b、回
転計44の左右に配置された複数の表示ランプ45等を
備えて構成されている。
うに、左右のサイドクラッチ・ブレーキペダル20L,
20R、チルトロック及び解除ペダル21、主クラッチ
ペダル22、ブレーキロックレバー50、前後進切換え
レバー23、ハンドアクセルレバー24、メンスイッチ
25、ライトスイッチ26、ウィンカースイッチ27、
昇降リンク機構(リフトアーム)昇降用のポンパレバー
28、計器盤10の液晶表示部10bの表示モード切換
えスイッチ29、走行モード切換えスイッチ30等があ
る。又、パネルカバー9の下に、PTO変速レバー49
が後向き状態で配置されている。
ドとスプリットモード(アワーメータのトリップ)と車
速モードとが表示可能であり、表示モード切換えスイッ
チ29を押し操作することでこれら3通りの表示モード
が順次切り換わるように構成されている。又、走行モー
ド切換えスイッチ30は、2WD、4WD、倍速(旋回
に伴う前輪増速)、AD(旋回内側後輪を制動しての前
輪増速旋回)の切換えを行うものである。
をステアリング廻り部分bの後方側に配置し、このハン
ドルポスト31に嵌合する切欠き部32をパネルカバー
9に形成して、パネルカバー9の装着状態ではハンドル
ポスト31とパネルカバー9とが互いに入り込んだ状態
で連設されるように構成してある。ハンドル軸6aを回
動自在に支持する支承部材38を、その下部に固着した
二股状の取付け片38aを用いて、隔壁15の後面に溶
着された左右の縦板ステーに36,37にボルト止めし
てあり、その支承部材38に合成樹脂材で成るハンドル
ポスト31を装備してある。
の自在継手41,41と中継軸42を介して、隔壁15
の右側下部から右斜め下に延びるステアリング軸40に
連動連結されている。
た縦面(後面)9Tと、上面9Jと、左右の側面9L,
9Rとを備えるとともに、運転座席11と反対の方向、
すなわち前方の隔壁15に向いて開放する形状に形成さ
れている。縦面9Tは、開口9aが形成された前倒れ傾
斜面部分9taと、ライトスイッチ26や表示モード切
換えスイッチ29等の配置孔46,47が形成された上
向き面9tbと、メインスイッチ25の配置孔48が形
成された縦壁面9tcとを備えており、切欠き部32
は、上向き面9tbと縦壁面9tcとに跨がって形成さ
れている。
合具34とをパネルカバー9と機枠17とに振り分けて
配置して成る係合部cを複数設け、これら係合部cの係
合によって装着状態でのパネルカバー9と機枠17との
相対位置決めが行われるように構成してある。
状態においてパネルカバー開放方向(前方斜め下方向)
に延びた上下に偏平なリブ9rを一体形成し、それらリ
ブ9rの先端部分の中央部に凹み33aを形成して、係
合具33を構成してある。そして、機枠17の前面に
は、係合具33の凹み33aに係入する凹み34aが後
端部に形成された上下向きの板ステーを固着して被係合
具34を構成してあり、これら凹み33a,34aどう
しが嵌まり合うことでパネルカバー9と機枠17との前
後左右の位置決めが行える。
び上下中間部夫々の左右と、上端部で左右中央の計5箇
所に配備されており、これら係合部cと、左右の側面9
L,9R夫々の下端部と、縦面9Tにおけるハンドルポ
スト31下端部の左右側脇部分の計4箇所のボルト39
止めとにより、パネルカバー9が機枠17に装着されて
いる。従って、4個のボルト39の操作により、パネル
カバー9を機枠17に対して着脱自在である。
ばされた形状として、側面視においてステアリング廻り
部分bが隠れる又はほぼ隠れるようにしてある。従っ
て、トラクタを横から眺めたときに、中継軸やロッド等
の操作部材、バネやスイッチ、リード線等の小物が多数
配置されて煩雑な所であるステアリング廻り部分bが殆
ど見えないようにして、外観の向上を図ってある。
の場合のパネルカバー9が示されている。このキャビン
仕様では、前述したロプス仕様と比べて、機枠17の形
状が若干異なること、上面9Jの前端部に上方に持ち上
げられた形状の突出部9Jaが形成され、その内側にワ
イパーモータ43が配備され、その駆動軸43aが前方
に突設されているに関する相違点以外については、ほぼ
同じである。
図
関係を示す分解斜視図
示す平面図
す断面図
図
Claims (8)
- 【請求項1】 運転部におけるステアリング廻り部分を
被うパネルカバーを設け、該パネルカバー部位に計器盤
を配置してある作業機の運転部構造であって、前記ステ
アリング廻り部分の上部に前記計器盤を固定配置し、か
つ、この計器盤の表示面を見通すための開口を前記パネ
ルカバーに形成するとともに、前記開口に前記表示面を
位置させて前記パネルカバーが前記ステアリング廻り部
分に装備される装着状態と、前記ステアリング廻り部分
から前記パネルカバーが取り去られた外し状態とが現出
自在となるように、前記パネルカバーを前記ステアリン
グ廻り部分に対して着脱自在に取付けてある作業機の運
転部構造。 - 【請求項2】 前記ステアリング廻り部分を形成する各
操作機器を支持する機枠を設け、この機枠に前記計器盤
を固定するとともに、該機枠に前記パネルカバーを着脱
自在に取付けてある請求項1に記載の作業機の運転部構
造。 - 【請求項3】 前記ステアリング廻り部分にハンドルポ
ストを配置し、このハンドルポストに嵌合する切欠き部
を前記パネルカバーに形成して、前記装着状態では前記
ハンドルポストと前記パネルカバーとが互いに入り込ん
だ状態で連設されるように構成してある請求項1又は2
に記載の作業機の運転部構造。 - 【請求項4】 前記ステアリング廻り部分にハンドルポ
ストを配置し、このハンドルポストが前記機枠に支持さ
れている請求項2に記載の作業機の運転部構造。 - 【請求項5】 係合具とこれに係合する被係合具とを前
記パネルカバーと前記機枠とに振り分けて配置して成る
係合部を複数設け、これら係合部の係合によって前記装
着状態での前記パネルカバーと前記機枠との相対位置決
めが行われるように構成してある請求項2又は4に記載
の作業機の運転部構造。 - 【請求項6】 前記パネルカバーを、運転座席と反対の
方向に向いて開放する形状に形成し、該パネルカバーの
内面に、前記装着状態においてパネルカバー開放方向に
延びたリブを一体形成し、該リブの先端部分を前記係合
具又は被係合具に形成してある請求項5に記載の作業機
の運転部構造。 - 【請求項7】 前記パネルカバーは、運転座席に対向し
た縦面と、上面と、左右の側面とを備えた形状に形成さ
れている請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機の
運転部構造。 - 【請求項8】 側面視において前記ステアリング廻り部
分が隠れる又はほぼ隠れるように、前記左右の側面を下
方に延出してある請求項7に記載の作業機の運転部構
造。
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