JP2000334336A - 静電粉体塗装装置 - Google Patents

静電粉体塗装装置

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JP2000334336A JP11153160A JP15316099A JP2000334336A JP 2000334336 A JP2000334336 A JP 2000334336A JP 11153160 A JP11153160 A JP 11153160A JP 15316099 A JP15316099 A JP 15316099A JP 2000334336 A JP2000334336 A JP 2000334336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗装物の外周面、内周面及び両端面に所要
の通りに静電塗装を施すことができる静電粉体塗装装置
を提供すること。 【解決手段】 コア本体2を保持するための保持工具1
12と、コア本体2を回転させながら静電塗装域を通し
て移送する移送手段と、静電塗装域にてコア本体2に静
電塗装を施すための静電塗装手段と、を具備する静電粉
体塗装装置。保持工具112は第1及び第2工具11
4,116を備え、これらは連結ロッド144を用いて
着脱自在に連結され、第1工具114には複数個の保持
爪126が設けられ、これら保持爪126はコア本体2
の取付孔10の内周面に作用して弾性的に保持する。ま
た、保持されたコア本体2と第1及び及び第2工具11
4,116との間には、コア本体2の取付孔10に連通
する間隙が存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗装物に静電塗
装を施す静電粉体塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータのステータコアの表面に静電粉体
塗装を施す装置として、例えば特開昭60−19356
0号公報に開示されたものが知られている。この公知の
静電粉体塗装装置は、被塗装物を移動経路を通して移動
させるためのチエンコンベアを備えている。移動経路の
所定部位には静電塗装域が設けられ、この静電塗装域に
は静電塗装手段が設けられている。この静電粉体塗装装
置は、更に、被塗装物、例えばステータコアを保持する
ための保持工具を備え、この保持工具は一対の転輪から
構成されている。塗装すべきステータコアには保持軸
(この保持軸が回転軸として機能する)が固定され、一
対の転輪がこの保持軸の両端部に着脱自在に装着され
る。
【0003】このような静電粉体塗装装置では、ステー
タコアに固定された保持軸に転輪が装着され、塗装すべ
きステータコアは一対の転輪とともにチエンコンベアの
作用によって回転しながら移動経路を通して移動され
る。そして、ステータコアが静電塗装域を通して移動さ
れる間に、静電塗装手段が帯電した塗料粒子をステータ
コアに向けて噴射し、かくしてステータコアの表面が塗
料によって静電的に塗装される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の塗装装置では、次の通りの解決すべき問題が存
在する。即ち、転輪がステータコアに固定された保持軸
に装着される構成であるので、保持軸を備えた被塗装物
を塗装する場合には適用することができるが、このよう
な保持軸を有しないものを塗装する、例えばステータコ
アの単体をその内周面まで塗装する場合には適用するこ
とができない。また、この装置では、転輪がステータコ
アの端面に当接するように保持軸に装着されるので、転
輪によって覆われている部分、即ち保持軸の外周面及び
ステータコアの端面内周部に塗装を施すことができな
い。
【0005】本発明の目的は、被塗装物の外周面、内周
面及び両端面に所要の通りに静電塗装を施すことができ
る静電粉体塗装装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状被塗装物
を保持するための保持工具と、前記保持工具に保持され
た被塗装物を回転させながら静電塗装域を通して移送す
る移送手段と、前記静電塗装域にて被塗装物に静電塗装
を施すための静電塗装手段と、を具備する静電粉体塗装
装置において、前記保持工具は被塗装物を保持するため
の第1及び第2工具を備え、前記第1及び第2工具には
相互に着脱自在に連結するための連結手段が設けられて
おり、前記第1工具には、更に、軸線方向一端側に向け
て延びる複数個の保持爪が設けられ、前記複数個の保持
爪は被塗装物の内周面に作用してこれを保持する爪部を
有しており、前記第1及び第2工具を相互に連結して前
記複数個の保持爪によって被塗装物を保持した状態にお
いて、保持された被塗装物の両端面と前記第1及び及び
第2工具の被塗装物に対向する端面との間に、被塗装物
の内部に連通する間隙が存在することを特徴とする。
【0007】本発明に従えば、第1及び第2工具を相互
に連結して環状被塗装物を保持した状態においては、被
塗装物と第1及び第2工具との間に間隙が存在するの
で、静電塗装手段からの塗装粉体はかかる間隙を通して
被塗装物の内部まで送給され、これによって被塗装物の
内部まで静電塗装することができる。また、被塗装物は
第1工具の保持爪によってその内周面が保持されるの
で、被塗装物の外周面及び両端面の全域を静電塗装する
ことができるとともに、その内周面も実質上全域、即ち
保持爪の爪部が作用する領域を除く全領域を静電塗装す
ることができる。
【0008】また、本発明では、前記連結手段は、前記
第2工具に設けられた連結ロッドと、前記第1工具に設
けられた連結凹部とから構成され、前記連結ロッドは前
記複数個の保持爪の半径方向内側に作用する爪作用部を
有しており、前記連結ロッドの先端部を前記連結凹部に
挿入すると、前記第1及び第2工具が着脱自在に連結さ
れるとともに、前記連結ロッドの前記爪作用部が前記複
数個の保持爪に作用して半径方向外方に拡げ、これによ
って前記複数個の保持爪は被塗装物の内周面に当接して
被塗装物を弾性的に保持することを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、第1工具に連結凹部が設
けられ、第2工具に連結ロッドが設けられているので、
連結ロッドを連結凹部に挿入することによって、第1及
び第2工具が相互に着脱自在に連結される。また、連結
ロッドに爪作用部が設けられているので、第1及び第2
工具を相互に連結すると、連結ロッドの爪作用部が複数
個の保持爪に作用してこれらを半径方向外方に拡げ、複
数個の保持爪は被塗装物の内周面に弾性を持って当接
し、被塗装物を弾性的に保持し、かくして、第1及び第
2工具を連結するという簡単な操作でもって被塗装物を
保持することができる。
【0010】更に、被塗装物はモータのステータコアで
あり、前記モータコアに施された静電塗装の一部を除去
するための粉体除去手段を更に備えており、前記モータ
コアには、前記静電塗装領域を通して移送される間に、
その外周面、内周面及び両端面に静電塗装が施され、そ
の後前記粉体除去手段の作用によってその外周面に施さ
れた静電塗装が除去され、しかる後当該被塗装物の外周
面、内周面及び両端面に再び静電塗装が施され、かくし
て前記ステータコアに施された静電塗装の膜厚は、その
両端面が比較的厚く、その外周面が比較的薄いことを特
徴とする。
【0011】本発明に従えば、被塗装物はモータのステ
ータコアであり、静電粉体塗装装置は粉体除去手段を含
んでいる。このステータコアは、静電塗装手段によって
2回の静電塗装と、2回目の静電塗装の前に粉体除去手
段によって塗装の除去が行われる。このようにして形成
されたステータコアは、その外周面に施された塗装の膜
厚は比較的薄く、その外周側に配設されるロータマグネ
ットとの間隙を小さくすることができ、一方その両端面
及びステータスロットの内周面(スロット規定面)に施
された塗装の膜厚は比較的厚く、それに巻かれるコイル
との間の電気的絶縁性を確保することができ、優れた特
性を持つステータコアを提供することができる。ステー
タコアの内径側の内周面は、ステータコアと第1及び第
2工具との間の間隙によって塗装粉体の内径への送給が
調整されるため、2回の静電塗装によってもその膜厚を
比較的薄く制御することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、更に
詳述する。図1は、本発明に従う静電粉体塗装装置によ
って塗装されたステータコアを示す平面図であり、図2
は図1におけるII−II線による断面図である。
【0013】図1及び図2を参照して、被塗装物として
のステータコアはアウタロータタイプのモータのステー
タに適用されるものであり、このステータコアはコア本
体2を備え、このコア本体2は実質上同一形状のコアプ
レート4を積層することによって形成される。コア本体
2は、環状の基部6と、この基部6から半径方向外方に
延びるティース部8から構成され、ティース部8は周方
向に実質上等間隔をおいて例えば6個設けられている。
基部6の中央部には取付孔10が設けられ、この取付孔
10が図示していないが、モータの例えばベースプレー
トの一部又はベースプレートに固定された軸部材に固定
される。
【0014】コア本体2には、図2に示すとおりに絶縁
塗装膜12が設けられる。即ち、コア本体2の両端面1
4、隣接するティース部8間のスロット16を規定する
スロット規定面18に施された絶縁塗装膜12の厚さT
1は比較的厚く、その厚さT1は少なくとも50〜80
μmである。これに対し、各ティース部8の先端面20
に施された絶縁塗装膜12の厚さT2は比較的薄く、そ
の厚さT2は20〜50μmである。コア本体2の両端
面14及びスロット規定面18における絶縁塗装膜12
は、電気的絶縁特性と防錆を確保するために比較的厚く
形成されるのに対し、各ティース部8の先端周面20に
おける絶縁塗装膜12は、主として防錆を確保するため
に比較的薄く形成され、また、取付孔10の内周面にお
ける絶縁塗装膜12は、防錆及びダンパ効果を持たせる
ために形成される。ここで、コア本体2の取付孔10の
内周面における絶縁塗装膜12の膜厚は、その両端面と
後述する第1,第2工具との間の間隙に応じて制御さ
れ、この隙間を小さく設定しておくことにより、2回の
静電塗装工程によっても前記先端面20における絶縁塗
装膜12の膜厚と同等程度に薄く形成することができ
る。
【0015】次いで、コア本体2の表面に図2に示すと
おりに絶縁塗装膜12を形成する様式について説明す
る。粉体塗装工程の概略を示す図3を参照して説明する
と、まず、ステップ1において、コア本体2の前処理が
行われる。これは、コア本体2の表面のプレス油、防錆
油等、塗装膜の安定性や密着性等を阻害する付着物を除
去する工程であり、付着物質が分解或いは蒸発しかつコ
ア素材が酸化しない温度でコア本体2を、熱風対流によ
り又は赤外線雰囲気炉で一定時間加熱処理する。
【0016】前処理工程を終えたコア本体2は、常温に
冷却された後、ステップ2の第1の静電粉体塗装工程に
て粉体塗装される。即ち、後述する保持工具にて着脱自
在に保持されたコア本体2は、これと一体的に回転しな
がら静電塗装域を通して移動され、かく移動する間に静
電塗装手段(後述する)によって静電粉体塗料が行われ
る。この静電粉体塗装工程を行うと、図4に示す通り、
コア本体2の表面の実質上全域、即ちコア本体2の両端
面14、スロット規定面18、ティース部8の先端周面
20及び取付孔10の内周面に第1の所定厚の絶縁塗装
膜12が形成される。この第1の所定厚さは、30〜5
0μmに設定される。
【0017】第1回目の静電粉体塗装されたコア本体2
は、回転しながら粉体除去域を通して移動され、この粉
体除去域を移動する間にステップ3の粉体除去工程が行
われる。粉体除去域には粉体除去手段(後述する)が設
けられており、この粉体除去手段によってコア本体2の
ティース部8の先端周面20、即ちその外周面に付着し
た粉体の除去が行われる。この粉体除去工程を行うと、
図5に示す通り、各ティース部8の先端周面20に付着
した絶縁塗装膜12のみが除去され、コア本体2のその
他の部分の表面に付着した絶縁塗装膜12は、付着した
まま保持される。
【0018】次いで、ステップ4の第2の静電粉体塗装
工程が行われる。この第2の静電粉体塗装工程は、ステ
ップ2の第1の静電粉体塗装工程と同様にして行われ
る。2回目の静電粉体塗装においては、コア本体2の表
面の実質上全域に第2の所定厚さの絶縁塗装膜12が形
成され、この第2の所定厚さは20〜50μmに設定さ
れる。
【0019】このように静電粉体塗装工程を2度行う
と、図2に示す通り、コア本体2の両端面14、スロッ
ト規定面18における絶縁塗装膜12の膜厚T1は、第
1の静電粉体塗装工程における第1の所定厚さと第2の
静電粉体塗装工程における第2の所定厚さとを加えた厚
さとなり、その膜厚T1は比較的厚くなる。従って、膜
厚T1の領域は充分な電気的絶縁特性と防錆が保たれ、
モータに組付けるときに各ティース部8にコイル(図示
せず)を巻付けたとしても、コイルとコア本体2との間
に充分な電気的絶縁が確保される。一方、コア本体2の
ティース部8の先端周面20の膜厚T2は第2の静電粉
体塗装工程における第2の所定厚さとなり、その膜厚T
2は比較的薄くなる。従って、膜厚T2の領域は、充分
な電気的絶縁特性を有しないが、所定の防錆効果が達成
される。このように、ティース部8の先端周面20の膜
厚を薄くすることによって、モータに組付けたときにモ
ータコアとロータ側のマグネット(図示せず)との間隔
を小さくすることができ、これによってモータの効率を
高めることができ、またモータの小型化にも寄与する。
尚、第1の静電粉体塗装工程、粉体除去工程及び第2の
静電粉体塗装工程は、後述する静電粉体塗装装置によっ
て行われる。
【0020】第2の静電粉体塗装工程の後、コア本体2
はステップ5の高周波一次加熱工程に移行する。この高
周波一次加熱工程では、塗装されたコア本体2(保持工
具に保持されている)を回転しながら高周波加熱機のス
キッドコイル(図示せず)の間に通し、常温から約15
0℃まで20〜40秒間加熱する。この加熱により、コ
ア本体2の表面を被覆する塗料粒子は溶融され、次のス
テップ6の冷却工程でコア本体2を粉体塗料の溶融点温
度以下に冷却することにより、コア本体2の表面に塗装
層が固着される。この冷却の後、コア本体2を保持する
保持工具及びその周辺に対し圧縮空気が噴射され、噴射
された圧縮空気によってこれらに付着した余剰粉体塗料
が除去される。
【0021】更に、コア本体2はステップ7の高周波二
次加熱工程に移行し、塗装されたコア本体2(保持工具
に保持されている)を回転しながら高周波加熱機のスキ
ッドコイル(図示せず)の間に通し、前処理工程後の温
度を基準に昇温時間20〜40秒間で200〜230℃
に再加熱する。スキッドコイルの間を通過したコア本体
2は、ステップ8の冷却工程で圧縮空気噴射又は送風機
により常温まで強制冷却され、同時に保持工具及びコア
本体2に付着した余剰粉体が除去される。
【0022】最後のステップ9において、コア本体2に
対し、塗装膜の均一化、状態の安定化及び膜硬度の上昇
のためにアフターキュアーが行われる。即ち、コア本体
2はまず例えば1分間で約240℃近くまで昇温され、
例えば3分間この状態を保持した後、例えば7分かけて
常温まで冷却される。これにより良好な膜質の塗装膜が
得られる。このステップ9の後、保持工具からコア本体
2が外され、かくして図1及び図2に示すステータコア
が形成される。
【0023】次いで、ステップ2〜ステップ4を遂行す
る静電粉体塗装装置について説明する。図6は、本発明
に従う静電粉体塗装装置の一実施形態を簡略的に示す正
面図であり、図7は、図6の静電粉体塗装装置の保持工
具を上側半分を断面で示す半断面図であり、図8は、被
塗装物としてのステータコアを保持工具で保持した状態
を示す部分断面図である。
【0024】図6を参照して、図示の塗装装置は工場等
の床面に設置される塗装装置本体102を備え、この装
置本体102には、矢印104で示す移送方向に第1の
静電塗装域A、粉体除去域B及び第2の静電塗装域Cが
この順序で設けられている。第1の静電塗装域Aには、
ステップ2の第1の静電粉体塗装工程を遂行するための
静電塗装手段106が設けられ、粉体除去域Bには、ス
テップ3の粉体除去工程を実行するための粉体除去手段
108が設けられ、また第2の静電塗装域Cには、ステ
ップ4の第2の静電粉体塗装工程を遂行するための静電
塗装手段110が設けられている。静電塗装域A,Cの
静電塗装手段106,108は実質上同一のものでよ
く、静電塗装域A,Cに向けて帯電(例えば摩擦帯電)
された塗装粒子を噴射する粉体塗布機(図示せず)から
構成され、例えば特願平8−292960号の明細書及
び図面に開示されたものを用いることができる。また、
粉体除去手段108は、例えばばね鋼から形成された除
去プレート(図示せず)を備え、この除去プレートが保
持工具(後述する)に保持されたコア本体2の回転が停
止しいない程度にその外周面に作用し、上記外周面に付
着した粉体塗料を除去する。尚、粉体除去手段108と
して、所定方向に回転される除去ブラシ等を用いること
もできる。
【0025】塗装すべきコア本体2は、図7及び図8に
示す保持工具112に着脱自在に保持され、保持工具1
12に保持されたコア本体2は矢印104で示す移送方
向に移送される。塗装装置本体102には、更に、コア
本体2を保持した保持工具112を移送するための移送
手段(図示せず)が設けられている。移送手段は、例え
ば一対の移送スクリュー(図示せず)から構成され、か
かる移送スクリューが塗装装置本体102の両側部に配
設され、矢印104で示す移送方向に第1の静電塗装域
A、粉体除去域B及び第2の静電塗装域Cに渡って延び
ている。従って、一対の移送スクリューが所定方向に回
転駆動されると、コア本体2を保持する保持工具112
はかかる移送スクリューの作用によって第1の静電塗装
域A、粉体除去域B及び第2の静電塗装域Cを通して移
送される。そして、かかる移送中に、上述したように、
第1の静電塗装域Aにおいて、静電塗装手段106が移
動するコア本体2に向けて塗料粒子を噴射し、これによ
ってコア本体2の表面に静電塗装が施され、粉体除去域
Bにおいて、粉体除去手段108が移動するコア本体2
の外周面に作用して付着した塗料粒子を除去し、これに
よってコア本体2の外周面の静電塗装が除去され、ま
た、第2の静電塗装域Cにおいて、静電塗装手段110
が移動するコア本体2に向けて塗料粒子を噴射し、これ
によってコア本体2の表面に2度目の静電塗装が施され
る。このよにして静電塗装が施されたコア本体2は、保
持工具112に保持された状態で高周波加熱を行う高周
波加熱機(図示せず)に送給される。
【0026】次に、図7及び図8を参照して保持工具1
12について説明すると、図示の保持工具112は、相
互に着脱自在に連結される第1及び第2工具114,1
16を備えている。第1工具114は、真鍮等の金属材
料から形成される第1の円筒状部材118を有し、第1
の円筒状部材118には、連結手段の一部としての連結
凹部を構成する円形状貫通孔120が形成されている。
この円筒状部材118の一端側(図7及び図8において
左端側)には、例えばテフロン等の合成樹脂材料から形
成される保護スリーブ122が設けられている。この形
態では、保護スリーブ122の端部には半径方向に延び
る貫通ねじ孔が形成され、かかる貫通ねじ孔に螺着され
た固定用ねじ124を円筒状部材118の外周面に作用
させることによって、円筒状部材118の一端部に保護
スリーブ122が固定される。また、円筒状部材118
の一端面には、周方向に間隔をおいて複数個、この実施
形態では実質上等間隔をおいて3個(尚、理解を容易に
するために、図8において2個示す)の保持爪126が
設けられている。各保持爪126は円筒状部材118の
軸線方向(図7及び図8において左右方向)に延び、そ
の先端部には、半径方向外方に延びる爪部128が設け
られ、その基部には、半径方向外方に延びる取付部13
0が設けられている。この保持爪126は細長く、幾分
弾性変形可能であり、取付部130を通して固定用ねじ
132を円筒状部材118に螺着することによって、保
持爪126が円筒状部材118に固定される。この固定
状態では、各保持爪126の先端部は保護スリーブ12
2から軸線方向外方に突出している。保持爪126は、
周方向に間隔をおいて4個以上設けるようにしてもよ
い。この保持爪126はステンレス鋼(例えばSUS3
03)、リン青銅等の導電性の金属材料から形成され、
特にリン青銅から形成した場合、発明者による実験結果
から、コア本体2のアースが安定して実質上均一な膜厚
の静電塗装を施すことができた。
【0027】円筒状部材118の他端側には移送用ロッ
ド134が装着されている。円筒状部材118の他端部
には、貫通孔120に連通する大内径部が形成されてい
るとともに、半径方向に延びてこの大内径部に貫通する
貫通ねじ孔が形成されている。移送ロッド134の一端
部は円筒状部材118の大内径部に挿入され、貫通ねじ
孔に螺着された固定用ねじ136を移送用ロッド134
の外周面に作用させることによって、円筒状部材118
の他端部に移送用ロッド134が固定される。移送用ロ
ッド134は真鍮等の導電性の金属材料から形成され、
移送手段の移送スクリュー(図示せず)の山部に係合し
て回転しながら上記移送方向に移送される。
【0028】第2工具116は、真鍮等の金属材料から
形成される第2の円筒状部材142を有し、第2の円筒
状部材142には、連結手段の一部としての連結ロッド
144が設けられている。この形態では、第2の円筒状
部材142には軸線方向に貫通する貫通孔が形成され、
またその所定部位には半径方向に延びてこの貫通孔に貫
通する貫通ねじ孔が形成されている。連結ロッド144
の基部は円筒状部材142の貫通孔内に挿入され、上記
貫通ねじ孔に螺着された固定用ねじ146を連結ロッド
144の外周面に作用させることによって、この連結ロ
ッド144が円筒状部材142に固定されている。この
連結ロッド144の軸線方向中間部には幾分外径が大き
い爪作用部148が設けられ、この爪作用部148の一
端部(図7及び図8において右端部)には、矢印149
で示す挿入方向に対し反対側に向けて外径が漸増するテ
ーパ部150が設けられ、更に連結ロッド144の先端
部には軸線方向に延びる半割りスリット152が設けら
れている。尚、この連結ロッド144は円筒状状部材1
42と一体的に形成することもできる。
【0029】第2の円筒状部材142の一端側(図7及
び図8において右端側)には、第1工具114と同様
に、例えばテフロン等の合成樹脂材料から形成される保
護スリーブ154が設けられ、この保護スリーブ154
は上述した第1工具114の保護スリーブ122の場合
と同様にして円筒状部材142に装着され、連結ロッド
148は上記保護スリーブ154を越えて軸線方向外方
に延びている。この第2の円筒状部材142の他端側に
は、第1工具114の移送用ロッド134と同様にして
移送用ロッド156が装着され、この移送用ロッド13
4は、移送手段の他方の移送スクリュー(図示せず)の
山部に係合して回転しながら上記移送方向に移送され
る。
【0030】塗装すべきコア本体2は、第1及び第2工
具114,116を相互に着脱自在に装着することによ
って、図8に示すように保持工具112に保持される。
図8及び図9を参照してコア本体2の装着方法について
説明すると、コア本体2を取り付けるには、図9に示す
装着ジグ162が用いられる。装着ジグ162は細長い
ジグ本体164を有し、このジグ本体164の長手方向
(図9において左右方向)中間部には保持部166が設
けられ、この保持部166の上面には、塗装すべきコア
本体2の大きさに対応した保持凹部168が設けられて
いる。ジグ本体164の右部(図9において保持部16
6の右側)には第1の支持案内部170が設けられ、そ
の左部(図9において保持部166の左側)には第2の
支持案内部172が設けられている。
【0031】塗装するには、まず、図9(a)で示すよ
うに、塗装すべきコア本体2を装着ジグ162の保持部
166の保持凹部168に装着する。かくすると、コア
本体2の下部が保持凹部168内に収容され、その取付
孔10が横方向に延びる状態で保持部166に保持さ
れ、取付孔10は保持部166の上方に位置する。
【0032】次いで、図9(b)で示すように、装着ジ
グ162の第1の支持案内部170に保持爪126側が
コア本体2側となるように第1工具114を載置し、第
1の支持案内部170に沿ってコア本体2側にその保護
スリーブ122が装着ジグ162の保持部166に当接
するまで移動させる。第1工具114をかく位置付ける
と、複数個の保持爪126の爪部128は、保持部16
6に保持されたコア本体2の取付孔10内に挿入され、
またこのコア本体2の一端面(図9において右端面)と
第1工具114の保護スリーブ122の先端面との間に
は間隙(保持凹部168を規定する部分の肉厚に相当す
る間隙)が存在する。尚、このとき、複数個の保持爪1
26の爪部128の先端によって規定される円は、コア
本体2の取付孔10の内径よりも幾分小さく、従って第
1工具114をかく位置付けるとき、複数個の保持爪1
26の爪部128がコア本体2の取付孔10に作用する
ことはなく、上述した位置付けがスムースに行われる。
【0033】その後、図9(c)で示すように、装着ジ
グ162の第2の支持案内部172に連結ロッド144
側がコア本体2側となるように第2工具116を載置
し、第2の支持案内部172に沿ってコア本体2側に移
動させる。かくすると、連結ロッド144の先端部が第
1工具114の保護スリーブ122内を通して第1の円
筒状部材118の貫通孔120内に幾分挿入されるとと
もに、連結ロッド144のテーパ部150が複数個の保
持爪126の爪部128の半径方向内側に作用してこれ
らを半径方向外方に押し拡げ、これによって複数個の係
合爪126の爪部128はコア本体2の取付孔10の内
周面に作用する。
【0034】そして、このようにして保護スリーブ15
4が装着ジグ162の保持部166に当接するまで第2
工具116を第2の支持案内部172に沿って移動させ
ると、図8に示すように、第2工具116の連結ロッド
144の先端部が第1工具114の第1の円筒状部材1
18の貫通孔120に所要の通りに挿入され、第1及び
第2工具114,116が相互に着脱自在に連結され
る。このとき、連結ロッド144の先端部はスリット1
52の両側が外側に拡がるように変形されているので、
その先端部をスリット152の幅が幾分小さくなるよう
に弾性変形して第1の円筒状部材118の貫通孔120
内に挿入することにより、連結ロッド144は第1の円
筒状部材118に確実に連結される。従って、上述した
ようにコア本体2を保持した状態で保持工具112が第
1の静電塗装域A、粉体除去域B及び第2の静電塗装域
Cを通して移動する際、第1及び第2工具114,11
6が相対的に回動することはない。また、この連結状態
では、連結ロッド144の爪作用部148が複数個の保
持爪126の爪部128の半径方向内側に作用して半径
方向外方に拡げた状態に保持し、これによって複数個の
保持爪126の爪部128はコア本体2の取付孔10の
内周面に内側から作用して弾性的にコア本体2を保持す
る。また、第2工具116をかく位置付けると、このコ
ア本体2の他端面(図9において左端面)と第2工具1
16の保護スリーブ154の先端面との間には間隙(保
持凹部168を規定する部分の肉厚に相当する間隙)が
存在する。
【0035】上述したようにして第1及び第2工具11
4,116が着脱自在に連結され、塗装すべきコア本体
2が保持工具112に保持される。保持工具112は上
方に持ち上げることによって装着ジグ162から外すこ
とができ、静電粉体塗装装置は保持工具112に保持さ
れたコア本体2に静電塗装を施す。保持工具112によ
って保持された状態では、上述したように、コア本体2
の両端面と第1及び第2工具114,116の保護スリ
ーブ122,154の先端面との間に間隙が存在する故
に、静電塗装の際に帯電された塗装粒子は、これら間隙
を通してコア本体2の取付孔10内に流れ、従ってこの
取付孔10の内周面まで所要の通りに静電塗装すること
ができる。尚、かかる間隙は例えば1〜2mm以上に設
定するのが望ましく、この間隔を調整することによっ
て、コア本体2の取付孔10の内周面に形成される塗装
の膜厚を調整することができる。
【0036】粉体塗装工程が終了すると、コア本体2は
保持工具112から外される。この取り外しは、第1及
び第2工具114,116を相互に離隔する方向に引っ
張って両者の連結を解除すればよく、かくすると、複数
個の保持爪126が元の状態に戻り、コア本体2は複数
個の保持爪126から自動的に外れる。
【0037】この実施形態では、保持工具112の少な
くとも一方の工具、例えば第1工具114が塗装装置本
体102に電気的にアース(接地)される。従って、塗
装すべきコア本体2は、複数個の保持爪126、第1の
円筒状部材118(及び/又は移送用ロッド134)を
介して電気的にアースされ、帯電された塗装粒子はコア
本体2の表面に静電的に付着される。尚、第2工具11
6が電気的に接地される場合、コア本体2は、複数個の
保持爪126、連結ロッド144、第2の円筒状部材1
42(及び/又は移送用ロッド156)を介して電気的
に接地される。以上、本発明に従う静電粉体塗装装置の
一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形
態に限定されず種々の変形乃至修正が可能である。
【0038】例えば、図示の実施形態では、塗装装置本
体102に移送方向に間隔をおいて第1の静電塗装域A
及び第2の静電塗装域Cを設けているが、これに代え
て、塗装装置本体102に一つの静電塗装域を設け、保
持工具112に保持されたコア本体2をこの静電塗装域
を通して2回移送するようにしてもよい。
【0039】また、例えば、図示の実施形態では、被塗
装物としてステータコアを構成するコア本体2の塗装に
適用して説明したが、これに限定されず、筒状スリーブ
状部材の実質上全域に渡って静電塗装を施す場合に適用
することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1の静電粉体塗装装置に
よれば、第1及び第2工具を相互に連結して被塗装物を
保持した状態においては、被塗装物と第1及び第2工具
との間に間隙が存在するので、被塗装物の内部まで静電
塗装することができる。また、被塗装物は第1工具の保
持爪によってその内周面が保持されるので、被塗装物の
外周面及び両端面の全域を静電塗装することができると
ともに、その内周面の実質上全域を静電塗装することが
できる。
【0041】また、本発明の請求項2の静電粉体塗装装
置によれば、第2工具の連結ロッドを第1工具の連結凹
部に挿入することによって、これら工具を相互に着脱自
在に連結することができる。また、連結ロッドに爪作用
部をが設けられているので、第1及び第2工具を連結し
た状態では、この爪作用部が複数個の保持爪を半径方向
外方に拡げ、複数個の保持爪によって被塗装物を内側か
ら弾性的に保持することができる。
【0042】更に、本発明の請求項3の静電粉体塗装装
置によれば、ステータコアは、その外周面に施された塗
装の膜厚は比較的薄く、その両端面に施された塗装の膜
厚は比較的厚く、優れた特性を持つステータコアを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う静電粉体塗装装置によって塗装さ
れたステータコアを示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図であ
る。
【図3】ステータコアの製造工程を簡略的に示すフロー
チャートである。
【図4】第1の静電粉体塗装工程後のコア本体を示す断
面図である。
【図5】粉体除去工程後のコア本体を示す断面図であ
る。
【図6】本発明に従う静電粉体塗装装置の一実施形態を
簡略的に示す正面図である。
【図7】図6の塗装装置の保持工具を上側半分を断面で
示す半断面図である。
【図8】保持工具によってコア本体を保持した状態を示
す部分断面図である。
【図9】図9(a)〜(c)は、それぞれ、第1及び第
2工具を相互に連結するときの操作を説明するための部
分断面図である。
【符号の説明】
2 コア本体 12 絶縁塗装膜 102 塗装装置本体 106 第1の静電塗装手段 108 粉体除去手段 110 第2の静電塗装手段 112 保持工具 114 第1工具 116 第2工具 118 第1の円筒状部材 126 保持爪 128 爪部 134,156 移送用ロッド 142 第2の円筒状部材 144 連結ロッド 148 爪作用部 162 装着ジグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状被塗装物を保持するための保持工具
    と、前記保持工具に保持された被塗装物を回転させなが
    ら静電塗装域を通して移送する移送手段と、前記静電塗
    装域にて被塗装物に静電塗装を施すための静電塗装手段
    と、を具備する静電粉体塗装装置において、 前記保持工具は被塗装物を保持するための第1及び第2
    工具を備え、前記第1及び第2工具には相互に着脱自在
    に連結するための連結手段が設けられており、 前記第1工具には、更に、軸線方向一端側に向けて延び
    る複数個の保持爪が設けられ、前記複数個の保持爪は被
    塗装物の内周面に作用してこれを保持する爪部を有して
    おり、 前記第1及び第2工具を相互に連結して前記複数個の保
    持爪によって被塗装物を保持した状態において、保持さ
    れた被塗装物の両端面と前記第1及び及び第2工具の被
    塗装物に対向する端面との間に、被塗装物の内部に連通
    する間隙が存在することを特徴とする静電粉体塗装装
    置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は、前記第2工具に設けら
    れた連結ロッドと、前記第1工具に設けられた連結凹部
    とから構成され、前記連結ロッドは前記複数個の保持爪
    の半径方向内側に作用する爪作用部を有しており、前記
    連結ロッドの先端部を前記連結凹部に挿入すると、前記
    第1及び第2工具が着脱自在に連結されるとともに、前
    記連結ロッドの前記爪作用部が前記複数個の保持爪に作
    用して半径方向外方に拡げ、これによって前記複数個の
    保持爪は被塗装物の内周面をに当接して被塗装物を弾性
    的に保持することを特徴とする請求項1記載の静電粉体
    塗装装置。
  3. 【請求項3】 被塗装物はモータのステータコアであ
    り、前記モータコアに施された静電塗装の一部を除去す
    るための粉体除去手段を更に備えており、前記モータコ
    アには、前記静電塗装領域を通して移送される間に、そ
    の外周面、内周面及び両端面に静電塗装が施され、その
    後前記粉体除去手段の作用によってその外周面に施され
    た静電塗装が除去され、しかる後当該被塗装物の外周
    面、内周面及び両端面に再び静電塗装が施され、かくし
    て前記ステータコアに施された静電塗装の膜厚は、その
    両端面が比較的厚く、その外周面が比較的薄いことを特
    徴とする請求項1又は2記載の静電粉体塗装装置。
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