JPH10145994A - モータコア、これを備えたモータおよびコア塗装用ジグ - Google Patents

モータコア、これを備えたモータおよびコア塗装用ジグ

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JPH10145994A
JPH10145994A JP8292960A JP29296096A JPH10145994A JP H10145994 A JPH10145994 A JP H10145994A JP 8292960 A JP8292960 A JP 8292960A JP 29296096 A JP29296096 A JP 29296096A JP H10145994 A JPH10145994 A JP H10145994A
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広之 岸本
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの小型化、薄型化に好適であり、錆問
題も解決でき、しかもコア本体とこれが取付けられる部
材との電気的アースも確保することができるモータコア
およびこれを備えたモータを提供すること。 【解決手段】 取付孔90が設けられた環状の基部87
およびこの基部87から周方向に間隔をおいて半径方向
外方に延びるティース部89を有するコア本体88と、
コア本体88を覆う絶縁塗装膜92とを備えたモータコ
ア。基部87の一端面内周部および取付孔90の一端部
は、コア本体88が外部に露出され、基部87の一端面
内周部および取付孔90の一端部を除くコア本体88の
表面は、絶縁塗装膜92によって覆われている。また、
このような構成のモータコア82を用いたモータ。さら
に、このようなモータコアを製造するために用いられる
コア塗装用ジグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア本体の表面に
絶縁塗装膜を有するモータコア、このモータコアを備え
たモータおよびコア本体を塗装するのに用いるジグに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータのステータに用いられる
モータコアは、取付孔を有するコア本体を備え、コア本
体は、取付孔が設けられた環状基部と、この環状基部か
ら半径方向外方に延びる複数のティース部を有してい
る。このコア本体は、その表面に絶縁塗装膜が施され、
この絶縁塗装膜によって、ティース部に巻付けられるコ
イルとの間の絶縁性が保たれる。
【0003】このようなモータコアの塗装は、作業性等
の観点から、たとえば、図12に示すとおりに行われ
る。すなわち、コア本体2に塗装するときには、まず、
細長い棒状部材4をコア本体2の取付孔6に挿入し、こ
の棒状部材4によって多数のコア本体2(図12におい
て1個のみ示す)を保持する。次いで、棒状部材4に保
持されたコア本体2を塗装領域に移送し、棒状部材4に
保持した状態にて、コア本体2に塗料を吹付け等によっ
て塗布し、コア本体2の表面に塗装膜を形成する。しか
る後、塗装膜を有するコア本体2を加熱、冷却して塗装
膜をその表面に溶融固着させ、かくしてコア本体2の表
面に絶縁塗装膜が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、各コア本体2の取付孔6を通して棒状部材4
を挿入することによってコア本体2が保持され、このよ
うに保持した状態にてコア本体2への塗装が行われる。
それ故に、図12から理解される如く、コア本体2の外
周面および両端面は塗装することができるが、コア本体
2の取付孔6は塗装することができず、この取付孔6の
未塗装領域が錆びるという問題がある。さらに詳述する
と、モータコアは、モータに組付けるとき、たとえばベ
ースプレートの環状取付部に取付けられる。この環状取
付部への取付けにおいて、コア本体の取付孔をその全体
に渡って環状取付部に取付けるように構成した場合に
は、コア本体の取付孔の全体が環状取付部の外周面によ
って覆われ、取付孔が未塗装であっても錆の問題は発生
しない。これに対して、近年のモータの小型化、薄型化
に伴って、ペースプレートの環状取付部も短くなり、コ
ア本体の取付孔全体を環状取付部に取付けることができ
ず、コア本体の取付孔の下端部のみが環状取付部に取付
けられる構成である。このような構成では、コア本体の
取付孔の大部分が露出され、取付孔のうち、環状取付部
から突出する領域にて錆の問題が発生する。
【0005】この問題を解消するためには、たとえば、
別工程でもってコア本体の取付孔を塗装すればよいが、
このように取付孔の全域を絶縁塗装膜で覆うと、コア本
体とベースプレートとが完全に電気的に絶縁され、コア
本体をベースプレートに電気的にアースすることができ
なくなる。
【0006】本発明の目的は、モータの小型化、薄型化
に好適であり、錆問題も解決でき、しかもコア本体とこ
れが取付けられる部材との電気的アースも確保すること
ができるモータコアおよびこれを備えたモータを提供す
ることである。
【0007】また本発明の他の目的は、コア本体の一端
面内周部および取付孔の一端部を除く表面を塗装するの
に好適であるコア塗装用ジグを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、取付孔が設けられた環状の基部およびこの基部から
周方向に間隔をおいて半径方向外方に延びるティース部
を有するコア本体と、コア本体を覆う絶縁塗装膜とを備
えたモータコアにおいて、前記基部の一端面内周部およ
び前記取付孔の一端部は、コア本体が外部に露出され、
前記基部の一端面内周部および前記取付孔の一端部を除
くコア本体の表面は、前記絶縁塗装膜によって覆われて
いることを特徴とするモータコアが提供される。
【0009】本発明の請求項1のモータコアでは、基部
の一端面内周部および取付孔の一端部はコア本体が露出
しているので、この部分をモータに取付けることによっ
て、コア本体とモータ側との電気的アースが確保され
る。また、この部分は、絶縁塗装膜に覆われていないの
で、絶縁塗装膜が存在しない部分をモータに取付けるこ
とによって、この絶縁塗装膜の厚さに相当する分だけ、
コア本体の厚み、コア本体の半径方向の長さ、ベースプ
レートの厚み等を大きくすることができる。さらに、コ
ア本体の一端部内周面および取付孔の一端部を除くコア
本体表面が絶縁塗装膜によって覆われているので、コア
本体をモータに組付けたとき、コア本体が外部に露出す
ることはなく、コア本体の錆問題も解消される。
【0010】本発明の他の局面によれば、ベースプレー
トと、ベースプレートに対して相対的に回転自在である
ロータと、ロータに装着されたロータマグネットと、ロ
ータマグネットに対向してベースプレートに取付けられ
たステータとを具備し、ステータがモータコアとこのモ
ータコアに巻かれたコイルから構成されたモータにおい
て、前記モータコアは、取付孔が設けられた環状の基部
およびこの基部から周方向に間隔をおいて半径方向外方
に延びるティース部を有するコア本体と、コア本体を覆
う絶縁塗装膜を備え、前記モータコアの基部の一端面内
周部および取付孔の一端部は、コア本体がベースプレー
トに直接装着され、前記基部の一端面内周部および取付
孔の一端部を除くコア本体の表面は、前記絶縁塗装膜に
よって覆われていることを特徴とするモータが提供され
る。
【0011】本発明の請求項2のモータでは、コア本体
の基部の一端面内周部および取付孔の一端部はベースプ
レートに直接装着されているので、コア本体とベースプ
レートとの電気的アースが確保される。また、この部分
は、絶縁塗装膜に覆われていないので、この絶縁塗装膜
の厚さに相当する分だけ、コア本体の厚み、コア本体の
半径方向の長さ、ベースプレートの厚み等を大きくする
ことができ、モータの小型化、薄型化を図ることもで
き、モータの設計許容範囲が大きくなる。さらに、コア
本体の一端部内周面および取付孔の一端部を除くコア本
体表面が絶縁塗装膜によって覆われているので、コア本
体の錆問題も解消される。
【0012】本発明のさらに他の局面によれば、取付孔
を有するコア本体を塗装するときにこのコア本体を支持
するために用いるコア塗装用治具であって、コア本体の
一端部を支持する第1の工具と、コア本体の他端部を支
持する第2の工具とを備え、前記第1の工具は、コア本
体の一端面内周部および取付孔の一端部に塗料が塗布さ
れない形状に構成され、前記第2の工具には、保持した
コア本体の取付孔内に塗料が流れるように開口が設けら
れていることを特徴とするコア塗装用ジグが提供され
る。
【0013】本発明の請求項4記載のコア塗装用ジグで
は、第1の工具は、コア本体の一端面内周部および取付
孔の一端部に塗料が塗布されない形状となっているの
で、コア本体のこれらの部分に塗料が塗布されることは
ない。また、第2の工具には、開口が形成され、塗料が
この開口を通してコア本体の取付孔内に流れるので、絶
縁塗装膜はコア本体の取付孔も形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従うモータの一
実施形態であるスピンドルモータを示している。図示の
スピンドルモータは、ベースプレート52を備えてい
る。ベースプレート52は円形状のプレート本体54を
有し、このプレート本体54の外周縁から上方に環状突
出壁56が延びており、この突出壁56の上端から半径
方向外方にフランジ58が突出している。このベースプ
レート52は、フランジ58をハードディスク駆動装置
のベース部材(図示せず)に取付ねじ(図示せず)によ
り固定することによってこのベース部材に装着される。
【0015】ベースプレート52のプレート本体54の
中心部には幾分上方に突出する環状取付部60が設けら
れており、この環状取付部60の孔に軸部材62の一端
部が圧入によって固定され、軸部材62の他端部はプレ
ート本体54から上方に延びている。軸部材62には、
一対の軸受64,66を介してハブ68(ロータを構成
する)が回転自在に装着されている。ハブ68は、円筒
状のハブ本体70を有し、ハブ本体70の下端部には、
半径方向外方に突出するディスク載置部72が設けられ
ている。情報が書込まれる磁気ディスク74はディスク
載置部72に載置され、ハブ本体70の外側に上下方向
に間隔をおいて1枚または複数枚装着される(図1にお
いて1枚のみ示す)。
【0016】ディスク載置部72の下端部には環状ヨー
ク部材76が装着され、ヨーク部材76の内周面には、
環状のロータマグネット78が取付けられている。ロー
タマグネット78に対向してステータ80が配設され、
ステータ80がプレート本体54の取付部60に装着さ
れている。ステータ80は、モータコア82とモータコ
ア82に巻かれたコイル84から構成されている。この
モータコア82については、後に詳述する。このように
構成されているので、コイル84に所定の電流を送給す
ると、ステータ80とロータマグネット78の相互磁気
作用によってロータマグネット、したがってハブ68が
所定方向に回転する。
【0017】次いで、図1とともに図2を参照してモー
タコア82について説明すると、図示のモータコア82
は、複数枚のコアプレート86を積層することによって
形成されるコア本体88を有している。このコア本体8
8の形状は、図12に示す従来のコア本体と実質上同一
であり、環状の基部87と複数のティース部89を有し
ている。基部87には円形状の取付孔90が形成され、
この取付孔90が後述する如くしてプレート本体54の
取付部60に装着される。複数のティース部89は周方
向に等間隔をおいて設けられ、上記基部87から半径方
向外方に突出しており、かかる複数のティース部89に
コイル84が所要のとおりに巻付けられる。
【0018】このコア本体88の大部分は絶縁塗装膜9
2によって覆われている。図2に示すとおり、コア本体
88の一端面(図2において下端面)の内周部および取
付孔90の一端部は、絶縁塗装膜92によって覆われて
ないが、コア本体88のその他の表面は、所定厚さの絶
縁塗装膜92によって覆われている。このようなモータ
コア82は、コア本体88の絶縁塗装膜92が存在しな
い部分が、図1におけるベースプレート52の取付部6
0の上端部外周面に装着される。本実施形態では、取付
部60の上記上端部には、コア本体88の一端部内周部
の形状に対応して環状の肩部60aが設けられ、この肩
部60aにコア本体88の一端部が取付けられる。かく
のとおりであるので、コア本体88の基部の一端面内周
部および取付孔の一端部は、絶縁塗装膜92を介するこ
となく、ベースプレート52に直接装着されるので、コ
ア本体88とベースプレート52との電気的アースが確
保される。また、コア本体88とベースプレート52の
間には絶縁塗装膜92が実質上存在しないので、この絶
縁塗装膜92の厚さに相当する分だけ、コア本体88の
厚み、コア本体88の半径方向の長さ、ベースプレート
52の厚み等を大きくすることができ、またこの絶縁塗
装膜92の厚さに相当する分だけ、モータの小型化、薄
型化を図ることもでき、モータの設計許容範囲が大きく
なる。なお、コア本体88の絶縁塗装膜92が存在しな
い部分は、露出することがないので、錆の問題が発生す
ることもない。一方、コア本体88の、上記一端部内周
面および取付孔90の一端部を除く表面は、絶縁塗装膜
92によって覆われているので、露出する部分の実質上
全域が絶縁塗装膜92によって覆われ、この領域の電気
的絶縁が確保されるとともに、錆が発生することもな
い。
【0019】コア本体88への塗装は、たとえば、図3
に示す工程に従って形成することができる。図3を参照
して、まず、ステップ1において、コアプレート86を
積層することによって形成されたコア本体88の前処理
が行われる。
【0020】これは、コア本体88の表面のプレス油、
防錆油等、塗装膜の安定性や密着性等を阻害する付着物
を除去する工程であり、付着物質が分解あるいは炭化し
かつコア素材が酸化しない温度でコア本体88を、熱風
対流によりまたは赤外線雰囲気炉で一定時間加熱処理す
る。
【0021】前処理工程を終えたコア本体88は、常温
に冷却された後、ステップ2の静電粉体塗装工程にて粉
体塗装される。すなわち、専用ジグ(後述する)にてチ
ャッキングしたコア本体88を回転させながら、静電粉
体塗布機102により、帯電させた一定の粒度分布を有
する静電粉体塗料を噴射塗布する。
【0022】ここで、静電粉体塗装工程で用いる静電粉
体塗布機102を、図4および図5を参照して説明する
と、図示の静電粉体塗布機102は、塗布機本体104
と噴射部106とから成る。塗布機本体104は、並置
された直線状の複数本の荷電チューブ108と、この各
荷電チューブ108の始端が連通する撹拌室110と、
各荷電チューブ108の終端が連通する合流室112と
を備えている。撹拌室110に連通して形成された塗料
の供給口114より塗料粒子を撹拌室110内に供給
し、同時に空気口116より加速エアーを撹拌室110
内に供給することにより、塗料粒子が撹拌室110にお
いて加速エアーにて回転、撹拌されて均一になり、撹拌
室110から分岐されて各荷電チューブ108内に送ら
れる。各荷電チューブ108内に分散されて送られた塗
料粒子は荷電チューブ108内を移動する際にその内壁
と衝突、接触して摩擦を繰り返し、電荷が与えられ、帯
電する。各荷電チューブ108内で荷電された塗料粒子
は一旦合流室112で合流して均一化され、吐出口11
8より次段の噴射部106に送られる。
【0023】噴射部106は、吐出口118に分岐して
接続された多数本の噴射チューブ120を有し、各噴射
チューブ120の先端の噴射ノズル122が保持具12
4により被塗布物の形状、大きさに合わせてたとえば一
列に配列保持されている。噴射部106に送られた荷電
塗料粒子は各噴射チューブ120内に分岐して案内さ
れ、それぞれの噴射ノズル122から被塗布物であるコ
ア本体88に向けて噴射される。なお、図4では便宜上
塗布機102に対してコア本体88を大きく示している
が、実際にはコア本体88は塗布機102に対して非常
に小さく、またコア本体88は、後に説明するコア塗装
用ジグに保持されている。
【0024】塗布機102に使用される粉体塗料は、エ
ポキシ樹脂と酸無水物系硬化剤とを主成分とし、かつ、
組成物中にプラス帯電体を含有する樹脂粉末であり、図
6に実線で示すような粒度分布を有している。この粒度
分布は、粉体100gにおける粉体の大きさの分布(割
合)を示したものである。すなわち、粉体塗料は、粒径
20μm以下の粉体が5%以下、粒径100μm以上の
粉体が5%以下であり、かつその粒度分布の最大ピーク
が粒径約60μm(55〜65μm)にあり、この粒径
約60μmの粉体が40%またはそれ以上を占めてい
る。つまり、粒径20〜100μmの粉体が全体の90
%以上を占め、その大半が粒径約60μmである。
【0025】次に、図7〜図10を参照して、静電粉体
塗装工程にてコア本体88を保持するコア塗装用ジグに
ついて説明する。図示の塗装用ジグは、コア本体88の
上記一端面側を支持する第1の工具132と、コア本体
88の他端面側を支持する第2の工具134から構成さ
れている。第1の工具132は円筒状の工具本体136
を備え、この工具本体136は保持装置の片方の支持部
(図示せず)に装着される。また、第2の工具134は
円筒状の工具本体138を備え、この工具本体138は
保持装置の他方の保持部(図示せず)に装着される。保
持装置の一対の支持部は相互に対向して配設され、これ
ら支持部には第1の工具132および第2の工具134
が複数個配設され、対応する第1の工具132および第
2の工具134の間に、図7に示すとおりにコア本体8
8が挟持される。塗布機102による塗装時には、第1
および第2の工具132,134は所定方向に回動さ
れ、したがってコア本体88も回動され、これによって
コア本体88の表面に均一な塗装を行うことができる。
【0026】図7および図8を参照して第1の工具13
2の工具本体136について説明すると、この工具本体
136は中空円筒状の部材から形成され、その先端部は
先端に向けて外径がテーパ状に急激に小さくなってい
る。この工具本体136の先端テーパ部140は塗料の
付着を防止する付着防止部として機能し、その端面に
は、さらに、軸線方向に突出する環状支持部142が一
体に設けられている。支持部142の外径はコア本体8
8の取付孔90の径より幾分小さく、この支持部142
が取付孔90内に挿入されることによって、第1の工具
132はコア本体88の一端部を支持する。
【0027】図7、図9および図10を参照して第2の
工具134の工具本体138について説明すると、工具
本体138は中空円筒状の部材から形成され、その先端
部は先端に向けて外径がテーパ状に小さくなっている。
第2の工具134の先端テーパ部144は第1の工具1
32の先端テーパ部140よりも軸線方向に長く延び、
その先端外径はコア本体88の取付孔90の径より小さ
くなっている。工具本体138には、周方向に間隔をお
いて3個の切欠き146が形成され、各切欠き146
は、工具本体138の先端から先端テーパ部144を越
えてさらに軸線方向ら延びており、コア本体88の外側
とコア本体88の取付孔90内を連通する開口として機
能する。なお、切欠き146の個数および形状は適宜任
意に設定することができる。工具本体136の先端テー
パ部140は取付孔90の他端部に挿入され、かく挿入
することによって、第2の工具134の先端テーパ部1
44がコア本体88の取付孔90の開口縁に当接し、こ
れによってコア本体88の他端部を支持する。
【0028】第1および第2の工具132,134の間
に保持されたコア本体88に上述した塗布機102によ
って塗装を行うと、第1の工具132の環状支持部14
2がコア本体88の取付孔90の一端部を覆っていると
ともに、その先端テーパ部140の先端部がコア本体8
8の一端面内周部を覆うように作用する(テーパ部14
0の傾斜角が大きいので、コア本体88の内周部への塗
料のまわり込みを防止する)ので、これら一端面内周部
および取付孔90の一端部への塗料の付着が防止され
る。第2の工具134においては、工具本体138に切
欠き146が形成されているので、塗布機102からの
塗料が切欠き146を通して取付孔90内に流入し、取
付孔90内周面への塗装が行われる。
【0029】かくのとおりであるので、第1および第2
の工具132,134を用いてコア本体88を保持する
ことによって、第1の工具132によって実質上マスキ
ングされる部分(一端面の内周部および取付孔90の一
端部)を除くコア本体88の表面全域を塗装することが
でき、図2に示すとおりの絶縁塗装膜92を有するモー
タコア82を形成することができる。
【0030】コア塗装用ジグとして、図11に示すもの
を用いることもできる。図11において、この変形形態
においては、第1の工具162は、円筒状の工具本体1
64を有し、工具本体164の先端部には、先端に向け
て外径が小さくなっている先端テーパ部166が設けら
れている。先端テーパ部166の先端面には、コア本体
88の一端面内周部が当接する環状端面部168が設け
られ、この環状端面部168の内側に軸線方向に突出す
る円形突出支持部170が設けられ、この突出支持部1
70がコア本体88の取付孔90に挿入される。この第
1の工具162を用いたときにも、コア本体88の一端
面内周部が付着防止部を構成する環状端面部168によ
って覆われ、またコア本体88の取付孔90の一端部が
突出支持部170によって覆われるので、これらの部分
に塗料が塗布されることはない。なお、この変形例で
は、環状端面部168がコア本体88の一端面内周部を
完全に覆うので、確実に未塗装にすることができる。
【0031】また、第2の工具172は、中空円筒状の
工具本体174を有し、工具本体174の先端部には、
先端に向けて外径が小さくなっている先端テーパ部17
6が設けられている。工具本体174には、さらに、周
方向に間隔をおいて切欠き178(開口として機能す
る)が3個設けられており、各切欠き178は工具本体
174の先端から先端テーパ部176を越えてさらに軸
線方向に延びている。先端テーパ部176の切欠き17
8間の部位は、周方向の幅が先端に向けて細くなってお
り、その突出先端がコア本体88の他端面に当接され、
これによってコア本体88の他端部が第2の工具172
に保持される。この第2の工具172を用いたときに
も、塗布機102からの塗料が切欠き178を通してコ
ア本体88の取付孔90内に流入するので、取付孔90
の内周面を塗装することができる。
【0032】かくのとおりであるので、図11の第1お
よび第2の工具162,172を用いても上述したと同
様の作用効果が達成される。なお、図7の第2の工具1
32と図11の第2の工具172を組合せて使用しても
よく、また図7の第2の工具134と図11の第1の工
具162を組合せて使用してもよい。
【0033】再び図3に戻って、静電粉体塗装工程後の
工程について説明すると、静電粉体塗装されたモータコ
ア82は、ステップ3の粉体除去工程において、モータ
コア82の磁極形成面(ロータマグネット78に対向す
る外周面)つまり軸方向両端面を除く外周面に付着した
粉体の除去が行われる。一例として、塗装されたモータ
コア82を回転させながら、モータコア82の外周部に
この回転が停止しない程度にばね鋼板を接触させ、粉体
を掻き落とすようにして除去する。
【0034】その後、モータコア82はステップ4の高
周波一次加熱工程に移行する。この高周波一次加熱工程
では、塗装されたモータコア82を回転しながら高周波
加熱機のスキッドコイルの間に通し、常温から150℃
まで20〜40秒間加熱される。この加熱により、モー
タコア82表面の塗料粒子は溶融され、次のステップ5
の冷却工程でモータコア82を粉体塗料の溶融点温度以
下に冷却することにより、モータコア82表面に塗装層
が形成される。この冷却の後、モータコア82の周辺に
対し圧縮空気が噴射され、これらに付着した余剰粉体塗
料が除去される。
【0035】さらに、モータコア82はステップ6の高
周波二次加熱工程に移行し、塗装されたモータコア82
を回転しながら高周波加熱機のスキッドコイルの間に通
し、前処理工程後の温度を基準に昇温時間20〜40秒
間で200〜230℃に再加熱される。スキッドコイル
の間を通過したモータコア82は、ステップ7の冷却工
程で圧縮空気噴射または送風機により常温まで強制冷却
され、同時にジグおよびモータコア82に付着した余剰
粉体が除去される。
【0036】最後のステップ8において、モータコア8
2に対し、塗装膜の均一化、状態の安定化および膜硬度
の上昇のためにアフターキュアーが行われる。すなわ
ち、モータコア82はまず1分間で240度近くまで昇
温され、3分間この状態を保持した後、7分かけて常温
まで冷却される。これにより良好な膜質の塗装膜が獲ら
れる。
【0037】なお、ステップ3の粉体除去工程からステ
ップ8のアフターキュアー工程までは、コア本体88、
したがってモータコア82が第1および第2の工具13
2,134に保持された状態にて所定の処理が行われ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1のモータコアによれ
ば、基部の一端面内周部および取付孔の一端部はコア本
体が露出しているので、この部分をモータに取付けるこ
とによって、コア本体とモータ側との電気的アースが確
保される。また、この部分は、絶縁塗装膜に覆われてい
ないので、絶縁塗装膜が存在しない部分をモータに取付
けることによって、この絶縁塗装膜の厚さに相当する分
だけ、コア本体の厚み、コア本体の半径方向の長さ、ベ
ースプレートの厚み等を大きくすることができる。さら
に、コア本体の一端部内周面および取付孔の一端部を除
くコア本体表面が絶縁塗装膜によって覆われているの
で、コア本体をモータに組付けたとき、コア本体が外部
に露出することはなく、コア本体の錆問題も解消され
る。
【0039】また本発明の請求項2のモータによれば、
コア本体の基部の一端面内周部および取付孔の一端部は
ベースプレートに直接装着されているので、コア本体と
ベースプレートとの電気的アースが確保される。また、
この部分は、絶縁塗装膜に覆われていないので、この絶
縁塗装膜の厚さに相当する分だけ、コア本体の厚み、コ
ア本体の半径方向の長さ、ベースプレートの厚み等を大
きくすることができ、モータの小型化、薄型化を図るこ
ともでき、モータの設計許容範囲が大きくなる。さら
に、コア本体の一端部内周面および取付孔の一端部を除
くコア本体表面が絶縁塗装膜によって覆われているの
で、コア本体の錆問題も解消される。
【0040】また本発明の請求項3のモータによれば、
絶縁塗装膜は粒径20μm以下が5%以下、粒径100
μm以上が5%以下の粒度分布を持つ粉体を静電粉体塗
装によって形成されるので、薄い絶縁塗装膜を良好にか
つ安定して形成することができる。
【0041】また本発明の請求項4のコア塗装用ジグに
よれば、第1の工具は、コア本体の一端面内周部および
取付孔の一端部に塗料が塗布されない形状となっている
ので、コア本体のこれらの部分に塗料が塗布されること
はない。また、第2の工具には、開口が形成され、塗料
がこの開口を通してコア本体の取付孔内に流れるので、
絶縁塗装膜はコア本体の取付孔も形成することができ
る。
【0042】さらに本発明の請求項5のコア塗装用ジグ
によれば、第1の工具の先端部には、コア本体の取付孔
の一端部を支持する環状支持部と、コア本体の一端面内
周部に塗料が付着するのを防止する付着防止部が設けら
れているので、コア本体の一端面内周部および取付孔の
一端部への塗装が防止される。また、第2の工具の先端
部には、前記開口が複数設けられているので、この開口
を通して流れる塗料によって取付孔の内周面が良好に塗
装される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うモータの一実施形態であるハード
ディスク駆動装置用スピンドルモータを示す断面図であ
る。
【図2】図1のスピンドルモータのモータコアを拡大し
て示す拡大断面図である。
【図3】図2のモータコアを製造するときの粉体塗装方
法の各工程を示すフローチャートである。
【図4】静電粉体塗装工程で用いる摩擦帯電式静電粉体
塗布機を示す概略図である。
【図5】図4の静電粉体塗布機の内部構造を示す断面図
である。
【図6】図4の静電粉体塗布機に使用する粉体の粒度分
布を示す粒度分布図である。
【図7】静電粉体塗装工程等でコア本体を保持するため
に用いるコア塗布用ジグおよびこれに保持されたコア本
体を示す断面図である。
【図8】図7のコア塗布用ジグの第1の工具の先端部を
示す斜視図である。
【図9】図7のコア塗布用ジグの第2の工具を示す正面
図である。
【図10】図9の第2の工具の先端部を示す斜視図であ
る。
【図11】コア塗布用ジグの他の変形形態を示す断面図
である。
【図12】従来のコア本体の塗装方法を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
2,88 コア本体 6,90 取付孔 52 ベースプレート 68 ハブ 80 ステータ 82 モータコア 87 基部 89 ティース部 92 絶縁塗装膜 102 静電粉体塗布機 132,162 第1の工具 134,174 第2の工具 140,144,166,176 先端テーパ部 142,170 環状支持部 146,178 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付孔が設けられた環状の基部およびこ
    の基部から周方向に間隔をおいて半径方向外方に延びる
    ティース部を有するコア本体と、コア本体を覆う絶縁塗
    装膜とを備えたモータコアにおいて、 前記基部の一端面内周部および前記取付孔の一端部は、
    コア本体が外部に露出され、前記基部の一端面内周部お
    よび前記取付孔の一端部を除くコア本体の表面は、前記
    絶縁塗装膜によって覆われていることを特徴とするモー
    タコア。
  2. 【請求項2】 ベースプレートと、ベースプレートに対
    して相対的に回転自在であるロータと、ロータに装着さ
    れたロータマグネットと、ロータマグネットに対向して
    ベースプレートに取付けられたステータとを具備し、ス
    テータがモータコアとこのモータコアに巻かれたコイル
    から構成されたモータにおいて、 前記モータコアは、取付孔が設けられた環状の基部およ
    びこの基部から周方向に間隔をおいて半径方向外方に延
    びるティース部を有するコア本体と、コア本体を覆う絶
    縁塗装膜を備え、前記モータコアの基部の一端面内周部
    および取付孔の一端部は、コア本体がベースプレートに
    直接装着され、前記基部の一端面内周部および取付孔の
    一端部を除くコア本体の表面は、前記絶縁塗装膜によっ
    て覆われていることを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁塗装膜は、粒径20μm以下が
    5%以下、粒径100μm以上が5%以下の粒度分布を
    持つ粉体を静電粉体塗装によって形成されることを特徴
    とする請求項2記載のモータ。
  4. 【請求項4】 取付孔を有するコア本体を塗装するとき
    にこのコア本体を支持するために用いるコア塗装用治具
    であって、コア本体の一端部を支持する第1の工具と、
    コア本体の他端部を支持する第2の工具とを備え、前記
    第1の工具は、コア本体の一端面内周部および取付孔の
    一端部に塗料が塗布されない形状に構成され、前記第2
    の工具には、保持したコア本体の取付孔内に塗料が流れ
    るように開口が設けられていることを特徴とするコア塗
    装用ジグ。
  5. 【請求項5】 前記第1の工具の先端部には、コア本体
    の取付孔の一端部を支持する環状支持部と、コア本体の
    一端面内周部に塗料が付着するのを防止する付着防止部
    が設けられ、前記環状支持部および付着防止部によっ
    て、コア本体の一端面内周部および取付孔の一端部への
    塗装が防止され、また前記第2の工具の先端部には、前
    記開口が周方向に間隔をおいて複数設けられ、この開口
    を通して流れる塗料によって取付孔の内周面が塗装され
    ることを特徴とする請求項4記載のコア塗装用ジグ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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