JPH041663B2 - - Google Patents
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- JPH041663B2 JPH041663B2 JP15841684A JP15841684A JPH041663B2 JP H041663 B2 JPH041663 B2 JP H041663B2 JP 15841684 A JP15841684 A JP 15841684A JP 15841684 A JP15841684 A JP 15841684A JP H041663 B2 JPH041663 B2 JP H041663B2
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- Nozzles (AREA)
- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、塗装装置の回転霧化頭に関する。
従来、回転霧化式の塗装装置は、回転駆動装置
の回転軸に回転霧化頭を取付け、回転霧化頭の基
端側に塗料供給路を接続し、回転霧化頭の先端側
の内周面に塗料流動面を形成し、塗料流動面の先
端部に塗料放出部を形成している。そして、近
年、回転霧化頭の回転を高速化して塗料の微粒化
性能を向上させるため、回転駆動装置に高速回転
するエアターボモータを用い、また、エアターボ
モータのトルクが低い欠点を補うため、回転霧化
頭は、軽量化を計り、軽くて機械加工し易く安価
なアルミニウム合金で製作している。
の回転軸に回転霧化頭を取付け、回転霧化頭の基
端側に塗料供給路を接続し、回転霧化頭の先端側
の内周面に塗料流動面を形成し、塗料流動面の先
端部に塗料放出部を形成している。そして、近
年、回転霧化頭の回転を高速化して塗料の微粒化
性能を向上させるため、回転駆動装置に高速回転
するエアターボモータを用い、また、エアターボ
モータのトルクが低い欠点を補うため、回転霧化
頭は、軽量化を計り、軽くて機械加工し易く安価
なアルミニウム合金で製作している。
ところが、アルミニウム合金製の回転霧化頭
は、その塗料流動面を塗料が遠心力を受けて圧接
しつつ流動するので、塗料流動面、特に塗料放出
部が摩耗し易い。
は、その塗料流動面を塗料が遠心力を受けて圧接
しつつ流動するので、塗料流動面、特に塗料放出
部が摩耗し易い。
静電塗装装置の場合、回転霧化頭の塗料放出部
は、電荷電極を兼用しているので、摩耗によつて
先鋭度が低下すると、塗粒の帯電量が減少して、
塗着効率が低下するようになる。
は、電荷電極を兼用しているので、摩耗によつて
先鋭度が低下すると、塗粒の帯電量が減少して、
塗着効率が低下するようになる。
また、回転霧化頭の塗料流動面に、塗粒への空
気の巻込を防止するため、塗料分流部を設けた場
合、その塗料分流部が摩耗すると、塗粒に空気が
巻込まれて、塗装欠陥が生ずるようになる。
気の巻込を防止するため、塗料分流部を設けた場
合、その塗料分流部が摩耗すると、塗粒に空気が
巻込まれて、塗装欠陥が生ずるようになる。
即ち、アルミニウム合金製の回転霧化頭は、塗
料流動面が摩耗し易く、耐摩耗性に乏しく、寿命
が短い。
料流動面が摩耗し易く、耐摩耗性に乏しく、寿命
が短い。
本発明の目的は、耐摩耗性に優れた寿命の長い
塗装装置の回転霧化頭を提供することである。
塗装装置の回転霧化頭を提供することである。
本発明は、アルミニウム合金製の回転霧化頭に
おいて、塗料放出部を含む塗料流動面に窒化処
理、窒化チタン処理、アルマイト処理等の硬化処
理を施したものである。
おいて、塗料放出部を含む塗料流動面に窒化処
理、窒化チタン処理、アルマイト処理等の硬化処
理を施したものである。
この回転霧化頭は、塗料流動面を硬化処理して
いるので、塗料流動面が摩耗し難く、耐摩耗性に
優れ、寿命が長い。しかも、軽くて機械加工し易
いアルミニウム合金製の利点が損なわれるわけで
はない。また、硬化処理した塗料流動面は耐食性
にも優れている。
いるので、塗料流動面が摩耗し難く、耐摩耗性に
優れ、寿命が長い。しかも、軽くて機械加工し易
いアルミニウム合金製の利点が損なわれるわけで
はない。また、硬化処理した塗料流動面は耐食性
にも優れている。
次に、本発明の実施例について説明する。
本例の回転霧化頭を備えた塗装装置は、最高回
転数が毎分6万回転になるエアターボモータ1の
ケース先端から突出した回転軸2に、第1図に示
すように、円筒部4の先端に円盤部5を同芯状に
連設した展伸用アルミニウム合金製のハブ3を挿
嵌し、ハブの円盤部5の中心に穿設したテーパ状
の取付孔6にエアターボモータの回転軸2のテー
パ状先端部を密嵌して、ハブの円盤部5の中心を
貫通したビス7によつてハブ3をエアターボモー
タの回転軸2に同芯状に取付け、ハブ3に、円筒
部9の先端に宛形筒部10を同芯状に連接した展
伸用アルミニウム合金製のベル形体8を挿嵌し、
ハブの円筒部4の外周にベル形体の円筒部9を嵌
合し、ベル形体の宛形筒部10をハブ3の前方位
置に突出して、ベル形体の円筒部9の周壁に螺貫
したビス11によつてベル形体8をハブ3に同芯
状に取付け、一体化した展伸用アルミニウム合金
製のハブ3とベル形体8によつて回転霧化頭を構
成している。回転霧化頭3,8は、エアターボモ
ータ1を介して図示しない直流高電圧発生装置に
接続し、荷電電極に兼用している。エアターボモ
ータ1のケース先端には、図示しない塗料供給装
置に接続した塗料供給管12を取付け、塗料供給
管12の先端開口を回転霧化頭のハブの円筒部1
4内に配置して、回転霧化頭の基端側のハブ3に
塗料供給路12を接続している。ハブの円筒部4
の先端周壁には、ベル形体の椀形筒部10内に連
通する多数の塗料通過孔13を等間隔に貫設し、
ベル形体の椀形筒部10の内周面を塗料流動面1
4に形成している。塗料流動面14の先端部に
は、第1図と第2図に示すように、多数の溝を等
間隔に軸芯方向に沿つて設けた塗料分流部15を
形成し、また、塗料流動面14の先端縁即ち回転
霧化頭3,8の先端開口縁を塗料放出部16にし
ている。更に、エアターボモータ1のケース先端
には、図示しない高圧空気供給装置に接続した塗
着パターン調整用の円環状空気管17を回転霧化
頭3,8と同芯状に取付け、回転霧化頭3,8の
後方に位置する円環状空気管17に、ベル形体の
宛形筒部10の外周面に対面する多数の空気噴射
孔18を等間隔に設けている。
転数が毎分6万回転になるエアターボモータ1の
ケース先端から突出した回転軸2に、第1図に示
すように、円筒部4の先端に円盤部5を同芯状に
連設した展伸用アルミニウム合金製のハブ3を挿
嵌し、ハブの円盤部5の中心に穿設したテーパ状
の取付孔6にエアターボモータの回転軸2のテー
パ状先端部を密嵌して、ハブの円盤部5の中心を
貫通したビス7によつてハブ3をエアターボモー
タの回転軸2に同芯状に取付け、ハブ3に、円筒
部9の先端に宛形筒部10を同芯状に連接した展
伸用アルミニウム合金製のベル形体8を挿嵌し、
ハブの円筒部4の外周にベル形体の円筒部9を嵌
合し、ベル形体の宛形筒部10をハブ3の前方位
置に突出して、ベル形体の円筒部9の周壁に螺貫
したビス11によつてベル形体8をハブ3に同芯
状に取付け、一体化した展伸用アルミニウム合金
製のハブ3とベル形体8によつて回転霧化頭を構
成している。回転霧化頭3,8は、エアターボモ
ータ1を介して図示しない直流高電圧発生装置に
接続し、荷電電極に兼用している。エアターボモ
ータ1のケース先端には、図示しない塗料供給装
置に接続した塗料供給管12を取付け、塗料供給
管12の先端開口を回転霧化頭のハブの円筒部1
4内に配置して、回転霧化頭の基端側のハブ3に
塗料供給路12を接続している。ハブの円筒部4
の先端周壁には、ベル形体の椀形筒部10内に連
通する多数の塗料通過孔13を等間隔に貫設し、
ベル形体の椀形筒部10の内周面を塗料流動面1
4に形成している。塗料流動面14の先端部に
は、第1図と第2図に示すように、多数の溝を等
間隔に軸芯方向に沿つて設けた塗料分流部15を
形成し、また、塗料流動面14の先端縁即ち回転
霧化頭3,8の先端開口縁を塗料放出部16にし
ている。更に、エアターボモータ1のケース先端
には、図示しない高圧空気供給装置に接続した塗
着パターン調整用の円環状空気管17を回転霧化
頭3,8と同芯状に取付け、回転霧化頭3,8の
後方に位置する円環状空気管17に、ベル形体の
宛形筒部10の外周面に対面する多数の空気噴射
孔18を等間隔に設けている。
回転霧化頭の展伸用アルミニウム合金製のベル
形体8は、円筒部9の内周面を除く表面を窒化処
理して硬化している。
形体8は、円筒部9の内周面を除く表面を窒化処
理して硬化している。
窒化処理は次のように行う。
ベル形体8を洗浄して容器に入れる。
容器内の酸素ガスを除去する。これは、容器
内を排気して10-3トル(Torr、mmHg)に減圧
し、そこに水素ガスを注入して、容器内の酸素
ガスを水素ガスに置換し、この置換を繰返して
行う。
内を排気して10-3トル(Torr、mmHg)に減圧
し、そこに水素ガスを注入して、容器内の酸素
ガスを水素ガスに置換し、この置換を繰返して
行う。
容器内にアルゴンガスを注入してそのガスの
圧力を1トルに保持すると共に、ベル形体8に
数百ボルトの電圧を印加してグロー放電を発生
させ、ベル形体8の表面を500℃位の窒化温度
に昇温して活性化し、また、その温度で1時間
グロー放電を持続してベル形体8の表面を清浄
化する。
圧力を1トルに保持すると共に、ベル形体8に
数百ボルトの電圧を印加してグロー放電を発生
させ、ベル形体8の表面を500℃位の窒化温度
に昇温して活性化し、また、その温度で1時間
グロー放電を持続してベル形体8の表面を清浄
化する。
容器内にアルゴンガスに代えて窒化ガスを注
入して窒素ガスの圧力を3.5トルに保持し、一
方、グロー放電を5時間継続して、イオン窒化
を行う。すると、ベル形体8の表面に数ミクロ
ンの厚さの窒化アルミニウム層が形成される。
入して窒素ガスの圧力を3.5トルに保持し、一
方、グロー放電を5時間継続して、イオン窒化
を行う。すると、ベル形体8の表面に数ミクロ
ンの厚さの窒化アルミニウム層が形成される。
容器への窒素ガスの注入とベル形体8への電
圧の印加を停止し、容器内を10-3トルに減圧し
て、ベル形体8を放冷する。
圧の印加を停止し、容器内を10-3トルに減圧し
て、ベル形体8を放冷する。
全表面に窒化アルミニウム層が形成されたベ
ル形体8を容器から取出し、円筒部9の内周面
を研磨して、その内周面の窒化アルミニウム層
を除去する。
ル形体8を容器から取出し、円筒部9の内周面
を研磨して、その内周面の窒化アルミニウム層
を除去する。
本例の回転霧化頭を備えた塗装装置を駆動する
と、エアターボモータ1の回転駆動によつて、軽
量な回転霧化頭3,8が高速回転し、荷電電極兼
用の回転霧化頭3,8とその前方に位置する図示
しない被塗装物との間に直流高電圧が印加され、
塗着パターン調整用空気管の空気噴射孔18から
空気が前方に噴出し、塗料供給路12から塗料が
回転霧化頭3,8の基端側のハブ内に供給され
る。回転中の回転霧化頭のハブ3内に供給された
塗料は、遠心力によつて、多数の塗料通過孔13
を経てベル形体の椀形筒部10内に至り、椀形筒
部10内周面の硬化処理した塗料流動面14を薄
膜状になつて流動し、塗料分流部15の多数の溝
に流入して多数本の液系流に分流し、塗料放出部
16から放射状に放出され、繊維状微粒化が行な
われる。その際、塗粒は、塗料放出部16に発生
したコロナ放電によつて帯電し、帯電塗粒は、空
気噴射孔18から噴出した空気によつて飛行方向
を調整されて被塗装物に向けて飛行し、被塗装物
に付着する。
と、エアターボモータ1の回転駆動によつて、軽
量な回転霧化頭3,8が高速回転し、荷電電極兼
用の回転霧化頭3,8とその前方に位置する図示
しない被塗装物との間に直流高電圧が印加され、
塗着パターン調整用空気管の空気噴射孔18から
空気が前方に噴出し、塗料供給路12から塗料が
回転霧化頭3,8の基端側のハブ内に供給され
る。回転中の回転霧化頭のハブ3内に供給された
塗料は、遠心力によつて、多数の塗料通過孔13
を経てベル形体の椀形筒部10内に至り、椀形筒
部10内周面の硬化処理した塗料流動面14を薄
膜状になつて流動し、塗料分流部15の多数の溝
に流入して多数本の液系流に分流し、塗料放出部
16から放射状に放出され、繊維状微粒化が行な
われる。その際、塗粒は、塗料放出部16に発生
したコロナ放電によつて帯電し、帯電塗粒は、空
気噴射孔18から噴出した空気によつて飛行方向
を調整されて被塗装物に向けて飛行し、被塗装物
に付着する。
本例の回転霧化頭は、塗料分流部15と塗料放
出部16を含む塗料流動面14を硬化処理して、
その面14に厚さが約5ミクロンでビツカース硬
さが約2000の窒化アルミニウム層を形成している
ので、硬化処理を施していないビツカース硬さが
30乃至140である従来品に比して、耐摩耗性と耐
食性が高く、寿命が約2.5倍である。また、荷電
電極になるベル形体の椀形筒部10は、表面に絶
縁性の窒化アルミニウム層を形成しているが、荷
電電極としては問題はなく、塗粒への帯電量や塗
着効率等の塗装性能は、窒化アルミニウム層を形
成していない従来品と同様である。
出部16を含む塗料流動面14を硬化処理して、
その面14に厚さが約5ミクロンでビツカース硬
さが約2000の窒化アルミニウム層を形成している
ので、硬化処理を施していないビツカース硬さが
30乃至140である従来品に比して、耐摩耗性と耐
食性が高く、寿命が約2.5倍である。また、荷電
電極になるベル形体の椀形筒部10は、表面に絶
縁性の窒化アルミニウム層を形成しているが、荷
電電極としては問題はなく、塗粒への帯電量や塗
着効率等の塗装性能は、窒化アルミニウム層を形
成していない従来品と同様である。
上記の実施例においては、回転霧化頭の塗料流
動面14の硬化処理に窒化処理を用いたが、イオ
ンプレーテイング、反応性スパツタリング及びプ
ラズマCVD等による窒化チタン処理を用いても
よい。厚さが約5ミクロンでビツカース硬さが約
2000の窒化チタンの被覆を形成すると、上記の実
施例におけるのと同様に、従来品に比して、耐摩
耗性と耐食性が高く、寿命が約2.5倍になり、ま
た、従来品と同様の塗装性能が得られる。
動面14の硬化処理に窒化処理を用いたが、イオ
ンプレーテイング、反応性スパツタリング及びプ
ラズマCVD等による窒化チタン処理を用いても
よい。厚さが約5ミクロンでビツカース硬さが約
2000の窒化チタンの被覆を形成すると、上記の実
施例におけるのと同様に、従来品に比して、耐摩
耗性と耐食性が高く、寿命が約2.5倍になり、ま
た、従来品と同様の塗装性能が得られる。
また、硬質アルマイト処理を用い、厚さが約10
ミクロンでビツカース硬さが約300のアルマイト
被覆を形成すると、従来品に比して、耐摩耗性と
耐食性が高く、寿命が約2倍になり、また、従来
品と同様の塗装性能が得られる。硬質アルマイト
処理は、窒化処理と窒化チタン処理に比して、安
価であるが、硬化処理層のビツカース硬さが低
く、長寿命化の効果が小さい。硬化処理した塗料
流動面のビツカース硬さは1000以上が好ましい。
ミクロンでビツカース硬さが約300のアルマイト
被覆を形成すると、従来品に比して、耐摩耗性と
耐食性が高く、寿命が約2倍になり、また、従来
品と同様の塗装性能が得られる。硬質アルマイト
処理は、窒化処理と窒化チタン処理に比して、安
価であるが、硬化処理層のビツカース硬さが低
く、長寿命化の効果が小さい。硬化処理した塗料
流動面のビツカース硬さは1000以上が好ましい。
また、上記の実施例においては、回転霧化頭
3,8を荷電電極に兼用した静電塗装装置であつ
たが、回転霧化頭を荷電電極に兼用しない非静電
塗装装置でもよい。また、回転霧化頭3,8の形
状は、椀形状であつたが、円筒状又は皿形状等で
もよい。また、塗料分流部15は、塗料流動面1
4の先端部に多数の溝を列設したものであつた
が、多数の孔を列設したもの又は塗料流動面の先
端縁を鋸歯状に形成したものでもよい。
3,8を荷電電極に兼用した静電塗装装置であつ
たが、回転霧化頭を荷電電極に兼用しない非静電
塗装装置でもよい。また、回転霧化頭3,8の形
状は、椀形状であつたが、円筒状又は皿形状等で
もよい。また、塗料分流部15は、塗料流動面1
4の先端部に多数の溝を列設したものであつた
が、多数の孔を列設したもの又は塗料流動面の先
端縁を鋸歯状に形成したものでもよい。
第1図は本発明の実施例の回転霧化頭を備えた
塗装装置の一部破断側面図であり、第2図は同塗
装装置の正面図である。 1:エアターボモータ、回転駆動装置、3,
8:回転霧化頭、12:塗料供給管、塗料供給
路、14:塗料流動面、16:塗料放出部。
塗装装置の一部破断側面図であり、第2図は同塗
装装置の正面図である。 1:エアターボモータ、回転駆動装置、3,
8:回転霧化頭、12:塗料供給管、塗料供給
路、14:塗料流動面、16:塗料放出部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転駆動装置の回転軸にアルミニウム合金製
の回転霧化頭を取付け、回転霧化頭の基端側に塗
料供給路を接続し、回転霧化頭の先端側の内周面
に塗料流動面を形成し、塗料流動面の先端部に塗
料放出部を形成した塗装装置において、塗料放出
部を含む塗料流動面を硬化処理したことを特徴と
する回転霧化頭。 2 硬化処理面のビツカース硬さが1000以上であ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
回転霧化頭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841684A JPS6135868A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 塗装装置の回転霧化頭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15841684A JPS6135868A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 塗装装置の回転霧化頭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6135868A JPS6135868A (ja) | 1986-02-20 |
JPH041663B2 true JPH041663B2 (ja) | 1992-01-13 |
Family
ID=15671275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15841684A Granted JPS6135868A (ja) | 1984-07-27 | 1984-07-27 | 塗装装置の回転霧化頭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135868A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6409104B1 (en) * | 2000-04-19 | 2002-06-25 | Ford Global Technologies, Inc. | Silicon-doped amorphous carbon coating for paint bell atomizers |
DE102006005765A1 (de) * | 2006-02-07 | 2007-08-09 | Henkel Kgaa | Verbesserung der Reinigung von Lackapplikationsgeräten |
DE102006022057B3 (de) * | 2006-05-11 | 2007-10-31 | Dürr Systems GmbH | Applikationselement für einen Rotationszerstäuber und zugehöriges Betriebsverfahren |
DE102008056411A1 (de) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Dürr Systems GmbH | Beschichtungsanlagenbauteil, insbesondere Glockenteller, und entsprechendes Herstellungsverfahren |
WO2018163344A1 (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-13 | トリニティ工業株式会社 | 静電塗装機用の回転霧化頭及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-07-27 JP JP15841684A patent/JPS6135868A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6135868A (ja) | 1986-02-20 |
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