JP2841544B2 - 管内面塗膜成形装置 - Google Patents

管内面塗膜成形装置

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JP2841544B2 JP24568289A JP24568289A JP2841544B2 JP 2841544 B2 JP2841544 B2 JP 2841544B2 JP 24568289 A JP24568289 A JP 24568289A JP 24568289 A JP24568289 A JP 24568289A JP 2841544 B2 JP2841544 B2 JP 2841544B2
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清文 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、管内面に耐食コーティング層を設ける等の
目的で、管内面に均一な厚さの塗膜を形成するための管
内面塗膜成形装置に関する。
「従来の技術及び発明が解決しようとする課題」 金属等の表面に耐食コーティング層を設ける等のため
に、塗膜を形成する方法としては、従来よりはけ塗り,
吹き付け等が行われている。これらの方法は処理表面が
外部に露出しているような場合は、厚さが均一な塗膜を
容易に形成できるが、管内面のような内部に隠れた面に
均一な塗膜を形成することは難しい。特に、管内の奥深
い位置に局部的に塗膜を形成することはできなかった。
ところで、最近、原子炉設備の配管等の耐食性を向上
させるための管内面コーティングとして、レーザ照射に
よる金属のコーティング方法が考えられている。それ
は、被覆材料となる金属粉末をバインダに混合させてな
る材料を管内面に塗布し、レーザを照射してバインダを
蒸発させながら同時に金属粉末を溶融してコーティング
層を形成するものである。ところが、管内面に材料を均
一に塗布することが必須であり、そのために管内面に厚
さが均一な塗膜を容易に形成できる装置が要望されてい
た。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたものであっ
て、管内面に膜厚が均一な塗膜を容易に形成できる装置
を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 本発明の管内面塗膜成形装置は、管内に挿入させられ
る挿入棒と、該挿入棒の側面に取り付けられた塗膜成形
治具と、該塗膜成形治具と前記挿入棒との間に介装され
前記塗膜成形治具を半径外方に向かって付勢する付勢手
段とを備え、 前記塗膜成形治具の外面には、管内面に接触させられ
るガイド面と、該ガイド面よりも膜厚分だけ半径方向内
側に位置する成形面とが設けられていることを特徴とし
ている。
「作用」 本発明の管内面塗膜成形装置によれば、管内面の所定
位置に十分厚く塗布材料を付着させておき、管内に挿入
棒とともに挿入した塗膜成形治具を前記所定位置に押し
付けて、挿入棒を回転させれば、所定位置に所定の膜厚
の塗膜を成形することができる。すなわち、塗膜成形治
具は、付勢手段によって管内面に押し付けられガイド面
が管内面に接し成形面が管内面から膜厚分だけ離間した
状態で管内周に沿って回転させられるので、所定の膜厚
(ガイド面と成形面の段差に相当する膜厚)を越える塗
布材料は塗膜成形治具の成形部により剥ぎ取られ、所定
位置に付着していた塗布材料は均一な膜厚に成形され
る。
「実施例」 以下、本発明の第一の実施例を第1図により説明す
る。
第1図において、符号1で示すものは挿入棒である。
挿入棒1は、内面に塗膜を形成しようとする管2内に挿
入自在で、図示していない駆動装置によって自転させら
れるようになっているものである。
この挿入棒1には、塗膜成形治具3が取り付けられて
いる。塗膜成形治具3は、挿入棒1が挿通される長孔4
を有する取付部5,5と、該取付部5,5の一端側にそれぞれ
取り付けられたガイド部6,6と、該ガイド部6,6間を連結
するように設けられた成形部7とよりなるものである。
そして、ガイド部6,6は、管2の内面に接するように形
成されたガイド面6aを有し、また成形部7は、ガイド面
6aよりも膜厚T分だけ内側に位置するとともに全体が挿
入棒1に対して螺旋状に捩れた帯状をなすように形成さ
れた成形面7aを有するものである。
ここで、塗膜成形治具3の二つのガイド部6,6の間
は、塗膜を形成しようとする範囲の管軸方向の長さLだ
け離間するようにされ、すなわち、成形部7の管軸方向
の長さはこの長さLに等しくなるように設定されてい
る。
塗膜成形治具3の長孔4,4内には、それぞれ、挿入棒
1とガイド部6の裏面との間に介装されるようにして付
勢手段8が設けられている。付勢手段8は、例えばバネ
等よりなるもので、挿入棒1とガイド部6の裏面との間
を押し広げるように力を作用させることにより、塗膜成
形治具3全体を管内面に向かって付勢しガイド部6のガ
イド面6aを管内面に接触させるものである。
今、例えば第1図に示すように鉛直方向に配された管
2内面の所定位置に塗膜を形成しようとする場合には、
その所定位置に塗布材料を必要量付着させておき、管2
内の軸線上に挿入棒1を挿入するとともに、塗膜成形治
具3の成形部7を前記所定位置に位置させて、挿入棒を
第1図において矢印で示す方向に回転させれば、管軸方
向の幅が長さLである範囲に所定の膜厚Tの塗膜を成形
することができる。
すなわち、塗膜成形治具3は、付勢手段8,8によって
管2内面に押し付けられたガイド部6,6のガイド面6a,6a
が管内面に接し成形部7の成形面7aが管内面から膜厚T
分だけ離間した状態で管内周に沿って回転させられるの
で、所定の膜厚Tを越える塗布材料は塗膜成形治具3の
成形部7により剥ぎ取られ、管2内面に付着していた塗
布材料は均一な膜厚に成形される。
この際、前記成形面7aは管軸に対してねじれているた
め、塗布材料は常に上方に押し広げられるようにして全
周に押し広げられて塗膜が形成されるので、作業中に塗
布材料が下方に垂れるのが防止される。また、この際、
挿入棒が正確に管軸上に位置していなくても、塗膜成形
治具が移動してこのずれを吸収するため、ガイド部が管
内面に常に接した状態で塗膜成形治具を回転させること
が容易にできる。
上記実施例の管内面塗膜成形装置によれば、従来非常
に困難であった、管内面に膜厚が均一な塗膜を形成する
ことが、管内面に塗布材料を付着させておき治具を管内
に挿入して回転させるという簡単な作業で容易に実現で
きるという効果がある。
また、管が鉛直方向に配されていても、作業中に塗布
材料が下方に垂れるのが防止されているため、塗布材料
が垂れて部分的に塗膜に凸部ができる等の不具合がなく
良質な塗膜が得られる。
また、上記実施例の管内面塗膜成形装置は成形部7を
二つのガイド部6の間に位置させ、ガイド部の間隔Lが
塗膜が形成される幅となるようになっている。このた
め、この間隔Lを調整することにより塗膜を形成する範
囲が正確に設定できるという効果を有する。また、同様
に寸法Tを調整することにより、塗膜の厚さを容易に設
定できる。
さらに、上記実施例の管内面塗膜成形装置は、挿入棒
を自転させるという非常に簡単な操作により動作させる
ことができるため、駆動装置が公知技術を利用した簡単
なもので済むという効果も有する。
つぎに、本発明の第二の実施例を第2図により説明す
る。
第2図において、符号11で示すものは挿入棒である。
挿入棒11は、内面に塗膜を形成しようとする管12内に挿
入自在で、図示していない駆動装置によって管内面に沿
って公転させられるようになっているものである。
この挿入棒11の管12内面に対向する側には、塗膜成形
治具13が取り付けられている。塗膜成形治具13は、管12
の内面に接するように形成されたガイド面16aを有する
ガイド部6,6と、該ガイド部6,6間を連結するように設け
られガイド面16aよりも膜厚T分だけ内側に位置するよ
うに形成された成形面7aを有する成形部7とよりなるも
のである。
ここで、塗膜成形治具13の二つのガイド部16,16の間
は、塗膜を形成しようとする範囲の管軸方向の長さLだ
け離間するようにされ、すなわち、成形部17の管軸方向
の長さは前記長さLに等しくなるように設定されてい
る。
そして、塗膜成形治具13と挿入棒11との間には付勢手
段18が介装されている。付勢手段18は、例えばゴム等の
良好な弾性を有する材料よりなるものである。
今、例えば第2図に示すように鉛直方向に配された管
12内面の所定位置に塗膜を形成しようとする場合には、
その所定位置に塗布材料を必要量付着させておき、管12
内に挿入棒11を挿入するとともに、塗膜成形治具13を前
記所定位置に押し付けて、挿入棒11を管内面に沿って公
転させれば、前述の第1図に示す装置と同様に、管軸方
向の幅が長さLである範囲に所定の膜厚Tの塗膜を成形
することができる。
上記第2図に示す実施例の管内面塗膜成形装置によれ
ば、前述の第1図に示す装置と同様に、従来非常に困難
であった、管内面に膜厚が均一な塗膜を形成すること
が、管内面に塗布材料を付着させておき治具を管内に挿
入して回転させるという簡単な作業で容易に実現できる
という効果がある。
なお、第2図に示す装置は、塗膜成形治具16の成形面
17aがガイド面16aと略同じ幅のものとされているが、こ
れに限るものでなく、例えば第1図に示す装置のように
小幅な帯状のもので挿入棒11に対してねじれたものとさ
れていてもよい。この場合、第1図の装置と同様に、塗
布材料が垂れるのが防止されるという効果がある。
また逆に、第1図に示す装置において、第2図に示す
装置の塗膜成形治具13のようなものを用いてもよい。
「発明の効果」 本発明の管内面塗膜成形装置によれば、従来非常に困
難であった、管内面に膜厚が均一な塗膜を形成すること
が、管内面に塗布材料を付着させておき治具を管内に挿
入して回転させるという簡単な作業で容易に実現できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第一の実施例を示す図であって、管
内面塗膜成形装置の斜視図である。 また、第2図は、本発明の第二の実施例を示す図であっ
て、管内面塗膜成形装置の斜視図である。 1,11……挿入棒、2,12……管、 3,13……塗膜成形治具、 6,16……ガイド部、 6a,16a……ガイド面、 7,17……成形部、 7a,17a……成形面、 8,18……付勢手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 修治 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社横浜第一工場 内 (56)参考文献 特開 平2−241567(JP,A) 特開 昭58−109163(JP,A) 特開 昭55−15875(JP,A) 特開 昭59−501102(JP,A) 実開 昭60−161464(JP,U) 実開 昭53−73769(JP,U) 実開 昭50−1532(JP,U) 実開 平2−53164(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 7/00 - 21/00 B05D 7/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内に挿入させられる挿入棒と、該挿入棒
    の側面に取り付けられた塗膜成形治具と、該塗膜成形治
    具と前記挿入棒との間に介装され前記塗膜成形治具を半
    径外方に向かって付勢する付勢手段とを備え、 前記塗膜成形治具の外面には、管内面に接触させられる
    ガイド面と、該ガイド面よりも膜厚分だけ半径方向内側
    に位置する成形面とが設けられていることを特徴とする
    管内面塗膜成形装置。
JP24568289A 1989-08-01 1989-09-21 管内面塗膜成形装置 Expired - Lifetime JP2841544B2 (ja)

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DE69025827T DE69025827T2 (de) 1989-08-01 1990-08-01 Rostfreier korrosionsfester Stahl
EP90308494A EP0415570B1 (en) 1989-08-01 1990-08-01 Corrosion resistant stainless steel
US07/914,025 US5196272A (en) 1989-08-01 1992-07-15 Corrosion resistant stainless steel
US07/933,664 US5387292A (en) 1989-08-01 1992-08-24 Corrosion resistant stainless steel
US08/331,801 US5496422A (en) 1989-08-01 1994-10-31 Corrosion resistant stainless steel

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