JP2000333632A - 製麺装置 - Google Patents
製麺装置Info
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- JP2000333632A JP2000333632A JP11147082A JP14708299A JP2000333632A JP 2000333632 A JP2000333632 A JP 2000333632A JP 11147082 A JP11147082 A JP 11147082A JP 14708299 A JP14708299 A JP 14708299A JP 2000333632 A JP2000333632 A JP 2000333632A
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- hole
- dough
- cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 適度な固さを麺体に付与でき、しかも、製麺
用生地を製麺する際の省力化を図れる製麺装置を得るこ
とが目的である。 【解決手段】 シリンダ90の底板92に形成した透孔
98には、シリンダ本体側での開口形状が円形で、これ
とは反対側での開口形状が長方形とされ、且つ、シリン
ダ本体側から漸次変形すると共に開口面積が漸次減少す
るテーパ部142が形成されている。テーパ部142を
製麺用生地が通過する際には、テーパ部142からの抗
力のうち、透孔98の軸直交方向の成分により圧縮さ
れ、適度な固さが付与される。
用生地を製麺する際の省力化を図れる製麺装置を得るこ
とが目的である。 【解決手段】 シリンダ90の底板92に形成した透孔
98には、シリンダ本体側での開口形状が円形で、これ
とは反対側での開口形状が長方形とされ、且つ、シリン
ダ本体側から漸次変形すると共に開口面積が漸次減少す
るテーパ部142が形成されている。テーパ部142を
製麺用生地が通過する際には、テーパ部142からの抗
力のうち、透孔98の軸直交方向の成分により圧縮さ
れ、適度な固さが付与される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蕎麦粉や小麦粉等
に水を加えて練った製麺用生地を製麺して茹で上げるた
めの製麺装置に関する。
に水を加えて練った製麺用生地を製麺して茹で上げるた
めの製麺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】麺類、例えば、蕎麦粉に水を加えて練っ
て塊状とした蕎麦生地を、製麺して茹で上げる製麺茹機
としては、特開平7−23726号に開示されたタイプ
の製麺茹機がある。
て塊状とした蕎麦生地を、製麺して茹で上げる製麺茹機
としては、特開平7−23726号に開示されたタイプ
の製麺茹機がある。
【0003】この製麺茹機は、底部に複数の小径の押し
出し口が形成されたシリンダを備えており、シリンダの
内部に蕎麦生地を収容してピストンで蕎麦生地を押圧す
ると、蕎麦生地がシリンダの押し出し口から押し出され
る。シリンダから押し出された蕎麦生地は、押し出し口
の内径寸法に対応した外径寸法の紐状の麺体となり製麺
される。更に、シリンダの下方には鍋等の茹上容器が配
置されており、シリンダ底部から押し出されて落下した
蕎麦麺(麺体)は茹上容器内に収容される。茹上容器の
内部には予め蕎麦麺の茹で上げに適した温度に熱せられ
た熱湯が満たされており、シリンダの底部から押し出さ
れて落下した蕎麦麺は茹上容器内で茹で上げられる。
出し口が形成されたシリンダを備えており、シリンダの
内部に蕎麦生地を収容してピストンで蕎麦生地を押圧す
ると、蕎麦生地がシリンダの押し出し口から押し出され
る。シリンダから押し出された蕎麦生地は、押し出し口
の内径寸法に対応した外径寸法の紐状の麺体となり製麺
される。更に、シリンダの下方には鍋等の茹上容器が配
置されており、シリンダ底部から押し出されて落下した
蕎麦麺(麺体)は茹上容器内に収容される。茹上容器の
内部には予め蕎麦麺の茹で上げに適した温度に熱せられ
た熱湯が満たされており、シリンダの底部から押し出さ
れて落下した蕎麦麺は茹上容器内で茹で上げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示されている製麺茹機は、シリンダの底部に形成され
た透孔を通過することで麺体が形成される訳であるが、
比較的に細めの麺体を形成するために透孔の内径寸法を
小さくすると透孔に蕎麦生地が入りにくく、ピストンに
多大は力を付与しなければならない。
開示されている製麺茹機は、シリンダの底部に形成され
た透孔を通過することで麺体が形成される訳であるが、
比較的に細めの麺体を形成するために透孔の内径寸法を
小さくすると透孔に蕎麦生地が入りにくく、ピストンに
多大は力を付与しなければならない。
【0005】また、仮に、比較的に太めの麺体を形成す
る場合でも、うどんやスパゲティ等、蕎麦生地に比べて
固めの生地を製麺する際にも同様の問題が生じる。
る場合でも、うどんやスパゲティ等、蕎麦生地に比べて
固めの生地を製麺する際にも同様の問題が生じる。
【0006】一方、多大な力をピストンに付与すること
で麺体を形成することができるが、断面積が軸線方向に
沿って略同じである単なる透孔を通過することで形成さ
れた麺体は、その太さ方向への圧縮が少なく、柔らかい
麺体となってしまう。
で麺体を形成することができるが、断面積が軸線方向に
沿って略同じである単なる透孔を通過することで形成さ
れた麺体は、その太さ方向への圧縮が少なく、柔らかい
麺体となってしまう。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、適度な固
さを麺体に付与でき、しかも、製麺用生地を製麺する際
の省力化を図れる製麺装置を得ることが目的である。
さを麺体に付与でき、しかも、製麺用生地を製麺する際
の省力化を図れる製麺装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、有底筒状のシリンダの内部に収容した製麺用生地を
シリンダの開口端側からピストンで押圧することによ
り、シリンダの底部に形成された多数の透孔から製麺用
生地を押し出して各々が紐状の麺体を形成する製麺装置
であって、シリンダの底部に形成した透孔に、シリンダ
外部側で開口した麺体成形孔及びこの麺体成形孔に連通
してシリンダ内部側で開口した導入孔を形成すると共
に、麺体成形孔の開口面積よりも導入孔の開口面積を大
きく設定した、ことを特徴としている。
は、有底筒状のシリンダの内部に収容した製麺用生地を
シリンダの開口端側からピストンで押圧することによ
り、シリンダの底部に形成された多数の透孔から製麺用
生地を押し出して各々が紐状の麺体を形成する製麺装置
であって、シリンダの底部に形成した透孔に、シリンダ
外部側で開口した麺体成形孔及びこの麺体成形孔に連通
してシリンダ内部側で開口した導入孔を形成すると共
に、麺体成形孔の開口面積よりも導入孔の開口面積を大
きく設定した、ことを特徴としている。
【0009】上記構成の製麺装置では、シリンダの内部
に収容した製麺用生地をシリンダの開口端側からピスト
ンで押圧すると、製麺用生地がシリンダの底部に押し付
けられ、シリンダの底部に形成された透孔の導入孔内に
押し込まれ、更に麺体成形孔内に押し込まれることで、
その断面形状が麺体成形孔と同形状で且つ紐状の麺体と
なってシリンダの外部へ押し出される。
に収容した製麺用生地をシリンダの開口端側からピスト
ンで押圧すると、製麺用生地がシリンダの底部に押し付
けられ、シリンダの底部に形成された透孔の導入孔内に
押し込まれ、更に麺体成形孔内に押し込まれることで、
その断面形状が麺体成形孔と同形状で且つ紐状の麺体と
なってシリンダの外部へ押し出される。
【0010】ここで、上述した導入孔の開口面積は、麺
体成形孔の開口面積よりも大きい。すなわち、単純に麺
体成形孔をシリンダ底部のシリンダ内部側端面まで延長
して開口させた場合よりも本発明ではシリンダ底部にお
ける透孔の開口面積が大きい。したがって、透孔の数が
等しければ、透孔が麺体成形孔のみの場合よりも導入孔
を有する方がシリンダ底部のシリンダ内部側端面で透孔
の開口面積が占める割合が大きくなる。このため、製麺
用生地がシリンダ底部のうち透孔以外の部分に付着する
ことが少なくなり、製麺用生地を押圧した際に製麺用生
地を介して底部の透孔以外の部分から受ける抗力が小さ
くなる。このため、小さな力で効率よく製麺用生地を透
孔へ押し込むことができる。
体成形孔の開口面積よりも大きい。すなわち、単純に麺
体成形孔をシリンダ底部のシリンダ内部側端面まで延長
して開口させた場合よりも本発明ではシリンダ底部にお
ける透孔の開口面積が大きい。したがって、透孔の数が
等しければ、透孔が麺体成形孔のみの場合よりも導入孔
を有する方がシリンダ底部のシリンダ内部側端面で透孔
の開口面積が占める割合が大きくなる。このため、製麺
用生地がシリンダ底部のうち透孔以外の部分に付着する
ことが少なくなり、製麺用生地を押圧した際に製麺用生
地を介して底部の透孔以外の部分から受ける抗力が小さ
くなる。このため、小さな力で効率よく製麺用生地を透
孔へ押し込むことができる。
【0011】しかも、導入孔に押し込まれた製麺用生地
は麺体成形孔に押し込まれることで透孔の軸方向に対し
て直交する方向へ圧縮されるため、麺体成形孔を製麺用
生地が通過するまでには製麺用生地に適度な硬さが付与
される。
は麺体成形孔に押し込まれることで透孔の軸方向に対し
て直交する方向へ圧縮されるため、麺体成形孔を製麺用
生地が通過するまでには製麺用生地に適度な硬さが付与
される。
【0012】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
製麺装置において、前記透孔の少なくとも一部に、前記
透孔の軸方向に沿って前記シリンダの内部側から外部側
へ向けて漸次内径寸法が小さくなるテーパ部を形成した
ことを特徴としている。
製麺装置において、前記透孔の少なくとも一部に、前記
透孔の軸方向に沿って前記シリンダの内部側から外部側
へ向けて漸次内径寸法が小さくなるテーパ部を形成した
ことを特徴としている。
【0013】上記構成の製麺装置では、透孔にテーパ部
が形成されているため、製麺用生地が透孔のテーパ部に
押し込まれてなおピストンからの押圧力を受けると製麺
用生地はテーパ部の内周部を押圧し、これにより抗力が
生じる。抗力の向きは製麺用生地による押圧力の向きと
は反対方向であり、透孔の軸方向に対して直交する方向
の抗力の成分は、製麺用生地をその方向へ押し返す。こ
のため、製麺用生地はテーパ部を通過することで透孔の
軸方向に対して直交する方向の内側へ向けて圧縮され、
透孔から押し出された製麺用生地、すなわち、麺体に
は、その長手方向に対して直交する方向(すなわち、麺
体の太さ方向)に適度な固さが付与される。
が形成されているため、製麺用生地が透孔のテーパ部に
押し込まれてなおピストンからの押圧力を受けると製麺
用生地はテーパ部の内周部を押圧し、これにより抗力が
生じる。抗力の向きは製麺用生地による押圧力の向きと
は反対方向であり、透孔の軸方向に対して直交する方向
の抗力の成分は、製麺用生地をその方向へ押し返す。こ
のため、製麺用生地はテーパ部を通過することで透孔の
軸方向に対して直交する方向の内側へ向けて圧縮され、
透孔から押し出された製麺用生地、すなわち、麺体に
は、その長手方向に対して直交する方向(すなわち、麺
体の太さ方向)に適度な固さが付与される。
【0014】なお、上述したテーパ部は、導入孔及び麺
体成形孔とは独立して設けられていてもよいし、導入孔
や麺体成形孔の一部を構成してもよい。
体成形孔とは独立して設けられていてもよいし、導入孔
や麺体成形孔の一部を構成してもよい。
【0015】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2記載の製麺装置において、前記麺体成形孔をその
軸方向に対して直交する方向に沿って切った断面形状を
矩形状とすると共に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断
面形状の最も短い辺の長さから最も長い辺の長さまでの
範囲に設定したことを特徴としている。
求項2記載の製麺装置において、前記麺体成形孔をその
軸方向に対して直交する方向に沿って切った断面形状を
矩形状とすると共に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断
面形状の最も短い辺の長さから最も長い辺の長さまでの
範囲に設定したことを特徴としている。
【0016】上記構成の製麺装置によれば、麺体成形孔
の軸方向長さを断面形状の最も短い辺の長さから最も長
い辺の長さまでの範囲に設定している。ここで、麺体成
形孔の軸方向長さは、長すぎると製麺用生地の押し出し
に大きな力を要し、例えば、モータ等の駆動手段を使用
した場合には駆動手段に多大な負荷をかけてしまう。一
方、麺体成形孔の軸方向長さが短すぎると、成形された
製麺用生地、すなわち、麺体の断面形状が不均一になり
やすい。しかしながら、製麺用生地に蕎麦粉を主体とし
た蕎麦生地や、この蕎麦生地程度の硬さを有する製麺用
生地を用いた場合には、麺体成形孔を上記の寸法の範囲
に設定することで、製麺用生地の押し出しに過大な力を
必要とせず、しかも、麺体の断面形状を均一にできる。
の軸方向長さを断面形状の最も短い辺の長さから最も長
い辺の長さまでの範囲に設定している。ここで、麺体成
形孔の軸方向長さは、長すぎると製麺用生地の押し出し
に大きな力を要し、例えば、モータ等の駆動手段を使用
した場合には駆動手段に多大な負荷をかけてしまう。一
方、麺体成形孔の軸方向長さが短すぎると、成形された
製麺用生地、すなわち、麺体の断面形状が不均一になり
やすい。しかしながら、製麺用生地に蕎麦粉を主体とし
た蕎麦生地や、この蕎麦生地程度の硬さを有する製麺用
生地を用いた場合には、麺体成形孔を上記の寸法の範囲
に設定することで、製麺用生地の押し出しに過大な力を
必要とせず、しかも、麺体の断面形状を均一にできる。
【0017】請求項4記載の本発明は、請求項1又は請
求項2記載の製麺装置において、前記麺体成形孔をその
軸方向に対して直交する方向に沿って切った断面形状を
矩形状とすると共に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断
面形状の最も長い辺の長さの略2倍の長さに設定したこ
とを特徴としている。
求項2記載の製麺装置において、前記麺体成形孔をその
軸方向に対して直交する方向に沿って切った断面形状を
矩形状とすると共に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断
面形状の最も長い辺の長さの略2倍の長さに設定したこ
とを特徴としている。
【0018】上記構成の製麺装置によれば、麺体成形孔
の軸方向長さを断面形状の最も長い辺の長さの略2倍の
長さに設定している。ここで、麺体成形孔の軸方向長さ
は、長すぎると製麺用生地の押し出しに大きな力を要
し、例えば、モータ等の駆動手段を使用した場合には駆
動手段に多大な負荷をかけてしまう。一方、麺体成形孔
の軸方向長さが短すぎると、成形された製麺用生地、す
なわち、麺体の断面形状が不均一になりやすい。しかし
ながら、製麺用生地に蕎麦粉を主体とした蕎麦生地より
も硬い製麺用生地、例えば、小麦粉を主体としたうどん
生地やラーメン用生地、或いは、スパゲティ等のパスタ
生地等を用いた場合には、麺体成形孔を上記の寸法の範
囲に設定することで、製麺用生地の押し出しに過大な力
を必要とせず、しかも、麺体の断面形状を均一にでき
る。
の軸方向長さを断面形状の最も長い辺の長さの略2倍の
長さに設定している。ここで、麺体成形孔の軸方向長さ
は、長すぎると製麺用生地の押し出しに大きな力を要
し、例えば、モータ等の駆動手段を使用した場合には駆
動手段に多大な負荷をかけてしまう。一方、麺体成形孔
の軸方向長さが短すぎると、成形された製麺用生地、す
なわち、麺体の断面形状が不均一になりやすい。しかし
ながら、製麺用生地に蕎麦粉を主体とした蕎麦生地より
も硬い製麺用生地、例えば、小麦粉を主体としたうどん
生地やラーメン用生地、或いは、スパゲティ等のパスタ
生地等を用いた場合には、麺体成形孔を上記の寸法の範
囲に設定することで、製麺用生地の押し出しに過大な力
を必要とせず、しかも、麺体の断面形状を均一にでき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図2には、本発明の一実施の形態
に係る製麺装置としての製麺茹機10の斜視図が示され
ている。
に係る製麺装置としての製麺茹機10の斜視図が示され
ている。
【0020】この図に示されるように、製麺茹機10は
平板状の基台12を備えている。この基台12上にはヒ
ータ板14が取り付けられている。ヒータ板14は全体
的に厚肉の平板状で、内部にはニクロム線等、通電によ
り抵抗熱を発する伝熱線が配置されており、伝熱線が加
熱するとヒータ板14上に設けられた円盤状の加熱部1
6が熱せられる。したがって、例えば、図2に示される
ように、加熱部16上に水を貯留した茹上容器としての
鍋18を載置すると、鍋18内の水が加熱されて熱湯と
なり、しかも、この熱湯の状態が維持される(すなわ
ち、保温される)。
平板状の基台12を備えている。この基台12上にはヒ
ータ板14が取り付けられている。ヒータ板14は全体
的に厚肉の平板状で、内部にはニクロム線等、通電によ
り抵抗熱を発する伝熱線が配置されており、伝熱線が加
熱するとヒータ板14上に設けられた円盤状の加熱部1
6が熱せられる。したがって、例えば、図2に示される
ように、加熱部16上に水を貯留した茹上容器としての
鍋18を載置すると、鍋18内の水が加熱されて熱湯と
なり、しかも、この熱湯の状態が維持される(すなわ
ち、保温される)。
【0021】基台12の後端部(図3の右側端部)には
支柱20が立設されており、更に、支柱20の上端部に
は駆動部30が配置されている。駆動部30は箱形状の
カバー32を備えており、その内部には後述するギヤ4
6、60から成る減速装置を備えたモータ34が設けら
れている。図3に示されるように、このモータ34は、
回転軸36を装置前方側(図3の左側)とした状態で、
カバー32の内部に固定された支持板38の縦壁部40
に支持されており、コード等の図示しない接続手段を介
してカバー32に設けられた起動スイッチ42及び停止
スイッチ43へ電気的に接続されている。これらの起動
スイッチ42及び停止スイッチ43は図示しない別の接
続手段を介して支柱20の背面に設けられたコネクタ4
4へ電気的に接続されており、コネクタ44が外部の電
源コンセント等へ接続されることでモータ34へ電気の
供給が可能となる。
支柱20が立設されており、更に、支柱20の上端部に
は駆動部30が配置されている。駆動部30は箱形状の
カバー32を備えており、その内部には後述するギヤ4
6、60から成る減速装置を備えたモータ34が設けら
れている。図3に示されるように、このモータ34は、
回転軸36を装置前方側(図3の左側)とした状態で、
カバー32の内部に固定された支持板38の縦壁部40
に支持されており、コード等の図示しない接続手段を介
してカバー32に設けられた起動スイッチ42及び停止
スイッチ43へ電気的に接続されている。これらの起動
スイッチ42及び停止スイッチ43は図示しない別の接
続手段を介して支柱20の背面に設けられたコネクタ4
4へ電気的に接続されており、コネクタ44が外部の電
源コンセント等へ接続されることでモータ34へ電気の
供給が可能となる。
【0022】また、モータ34の回転軸36は支持板3
8の縦壁部40を貫通して装置前方側へ突出しており、
その先端部にはギヤ46が嵌着されている。
8の縦壁部40を貫通して装置前方側へ突出しており、
その先端部にはギヤ46が嵌着されている。
【0023】一方、モータ34の上方には軸受48が設
けられており、その一端が支持板38の縦壁部40を貫
通した状態で、軸受48のフランジ部54が縦壁部40
にネジ止めされている。この軸受48の内部にはシャフ
ト56が回転自在に軸支されている。このシャフト56
の装置後方側の端部には鍔58がネジ止めされており、
シャフト56が軸受48から抜け出るのを防止してい
る。また、シャフト56は縦壁部40の装置前方側へ突
出しており、その先端部にはギヤ46よりも十分に大径
のギヤ60が嵌着されている。
けられており、その一端が支持板38の縦壁部40を貫
通した状態で、軸受48のフランジ部54が縦壁部40
にネジ止めされている。この軸受48の内部にはシャフ
ト56が回転自在に軸支されている。このシャフト56
の装置後方側の端部には鍔58がネジ止めされており、
シャフト56が軸受48から抜け出るのを防止してい
る。また、シャフト56は縦壁部40の装置前方側へ突
出しており、その先端部にはギヤ46よりも十分に大径
のギヤ60が嵌着されている。
【0024】ギヤ60は、上述したギヤ46と噛合して
おり、モータ34が作動して回転軸36が回転すると、
ギヤ46を介してギヤ60が回転する。なお、本実施の
形態では、ギヤ60が毎分2回転する程度にモータ34
の回転数及びギヤ60とギヤ46のギヤ比が設定されて
いるが、ギヤ比やモータ34の回転数はこれに限定され
るものではない。また、本実施の形態では、上記の如く
ギヤ46及びギヤ60で減速装置を構成したが、減速装
置はギヤを用いた構成に限定されるものではなく、スプ
ロケットとチェーンとから成るものでもよい。また、こ
のような減速装置は本発明の必須要件ではなく、例え
ば、モータ34のトルクが十分に大きければ、ギヤ60
の回転軸36とモータ34とを直結しても構わない。
おり、モータ34が作動して回転軸36が回転すると、
ギヤ46を介してギヤ60が回転する。なお、本実施の
形態では、ギヤ60が毎分2回転する程度にモータ34
の回転数及びギヤ60とギヤ46のギヤ比が設定されて
いるが、ギヤ比やモータ34の回転数はこれに限定され
るものではない。また、本実施の形態では、上記の如く
ギヤ46及びギヤ60で減速装置を構成したが、減速装
置はギヤを用いた構成に限定されるものではなく、スプ
ロケットとチェーンとから成るものでもよい。また、こ
のような減速装置は本発明の必須要件ではなく、例え
ば、モータ34のトルクが十分に大きければ、ギヤ60
の回転軸36とモータ34とを直結しても構わない。
【0025】このギヤ60の装置前方側の端面にはシャ
フト62が設けられている。シャフト62はシャフト5
6に対してその径方向外側へ偏心した状態でギヤ60に
ネジ止めされている。したがって、ギヤ60が回転を開
始するとシャフト62がギヤ60の軸心周りを回転す
る。さらに、シャフト62にはブッシュ64を介在して
アーム66の一端が回転自在に軸支されている。
フト62が設けられている。シャフト62はシャフト5
6に対してその径方向外側へ偏心した状態でギヤ60に
ネジ止めされている。したがって、ギヤ60が回転を開
始するとシャフト62がギヤ60の軸心周りを回転す
る。さらに、シャフト62にはブッシュ64を介在して
アーム66の一端が回転自在に軸支されている。
【0026】また、図2に示されるように、支持板38
の底壁部114には、上下方向を軸方向とする円筒形状
のピストン支持部78が底壁部114を貫通した状態で
固定されており、このピストン支持部78の内側には、
ピストン80が上下方向に沿って摺動可能に収容されて
いる。ピストン80は上端部が開口した有底円筒形状と
されており、図3に示されるように、その内底部近傍に
はシャフト支持部82が嵌着され、これにシャフト84
が架支されている。
の底壁部114には、上下方向を軸方向とする円筒形状
のピストン支持部78が底壁部114を貫通した状態で
固定されており、このピストン支持部78の内側には、
ピストン80が上下方向に沿って摺動可能に収容されて
いる。ピストン80は上端部が開口した有底円筒形状と
されており、図3に示されるように、その内底部近傍に
はシャフト支持部82が嵌着され、これにシャフト84
が架支されている。
【0027】このシャフト84には上述したアーム66
の他端部が軸支されており、ギヤ60が回転することに
より、ピストン80が上下方向に往復移動する所謂ピス
トン−クランク機構を構成している。
の他端部が軸支されており、ギヤ60が回転することに
より、ピストン80が上下方向に往復移動する所謂ピス
トン−クランク機構を構成している。
【0028】図2及び図3に示されるように、このピス
トン80の下方にはシリンダ90が設けられている。シ
リンダ90は円筒状のシリンダ本体94を備えている。
シリンダ本体94はピストン80の下方で且つカバー3
2の下側に、ピストン80と同軸的に配置されており、
ピストン80が下降してシリンダ本体94内に嵌入する
ようになっている。また、図3に示されるように、シリ
ンダ本体94の下側開口端には底部としての底板92が
着脱自在に嵌着されている。
トン80の下方にはシリンダ90が設けられている。シ
リンダ90は円筒状のシリンダ本体94を備えている。
シリンダ本体94はピストン80の下方で且つカバー3
2の下側に、ピストン80と同軸的に配置されており、
ピストン80が下降してシリンダ本体94内に嵌入する
ようになっている。また、図3に示されるように、シリ
ンダ本体94の下側開口端には底部としての底板92が
着脱自在に嵌着されている。
【0029】底板92にはその厚さ方向に貫通する複数
の透孔98が形成されている。ここで、図1の(A)に
は底板92の一部を拡大した平面図が示されており、図
1の(B)には透孔98の詳細な形状が拡大断面図が示
されている。
の透孔98が形成されている。ここで、図1の(A)に
は底板92の一部を拡大した平面図が示されており、図
1の(B)には透孔98の詳細な形状が拡大断面図が示
されている。
【0030】図1(A)及び(B)に示されるように、
透孔98は導入孔140、テーパ部142、及び麺体成
形孔144によって構成されている。導入孔140は開
口断面形状が円形とされ透孔98の軸線に沿って同一の
形状とされている。導入孔140の一端は底板92のシ
リンダ本体94(図1では図示省略)内部側の端面にて
開口しており、他端は底板92の厚さ方向中間部に位置
し、テーパ部142に連続している。
透孔98は導入孔140、テーパ部142、及び麺体成
形孔144によって構成されている。導入孔140は開
口断面形状が円形とされ透孔98の軸線に沿って同一の
形状とされている。導入孔140の一端は底板92のシ
リンダ本体94(図1では図示省略)内部側の端面にて
開口しており、他端は底板92の厚さ方向中間部に位置
し、テーパ部142に連続している。
【0031】テーパ部142は一端の断面形状が導入孔
140と同一の円形で導入孔140に対して同軸とされ
ているのに対し、他端は開口断面形状が長方形とされて
いる。しかも、他端の開口断面の長手寸法は一端での内
周直径寸法よりも短く、約3mmとされ、幅寸法は約2
mmである。すなわち、テーパ部142は一端側から他
端側へかけて開口面積が漸次小さくなると共に、その形
状が円形から長方形に漸次変化している。上記のよう
に、テーパ部142は一端での内周直径寸法よりも他端
の長手寸法の方が短いため、透孔98の軸線に対する傾
斜角度こそ周方向に沿った部位毎に異なるものの、全
て、透孔98の軸直交方向内側へ向いている。
140と同一の円形で導入孔140に対して同軸とされ
ているのに対し、他端は開口断面形状が長方形とされて
いる。しかも、他端の開口断面の長手寸法は一端での内
周直径寸法よりも短く、約3mmとされ、幅寸法は約2
mmである。すなわち、テーパ部142は一端側から他
端側へかけて開口面積が漸次小さくなると共に、その形
状が円形から長方形に漸次変化している。上記のよう
に、テーパ部142は一端での内周直径寸法よりも他端
の長手寸法の方が短いため、透孔98の軸線に対する傾
斜角度こそ周方向に沿った部位毎に異なるものの、全
て、透孔98の軸直交方向内側へ向いている。
【0032】さらに、テーパ部142の他端からは連続
して麺体成形孔144が形成されている。麺体成形孔1
44は開口断面形状がテーパ部142の他端における開
口断面形状と同一の長方形とされており、それの他端は
底板92のシリンダ本体94外部側の端面にて開口して
いる。また、透孔98の軸線方向に沿った麺体成形孔1
44の長さは概ねテーパ部142の他端における断面
(すなわち、麺体成形孔144の開口断面)の長手寸法
或いは幅寸法に等しい2〜3mmとされている。
して麺体成形孔144が形成されている。麺体成形孔1
44は開口断面形状がテーパ部142の他端における開
口断面形状と同一の長方形とされており、それの他端は
底板92のシリンダ本体94外部側の端面にて開口して
いる。また、透孔98の軸線方向に沿った麺体成形孔1
44の長さは概ねテーパ部142の他端における断面
(すなわち、麺体成形孔144の開口断面)の長手寸法
或いは幅寸法に等しい2〜3mmとされている。
【0033】なお、底板92のシリンダ本体94外部側
の端面で開口した麺体成形孔144の長さ(透孔92の
軸線方向に沿った長さ)については、シリンダ90に収
容される製麺用生地150の固さによって適する長さが
異なり、製麺用生地150が主に蕎麦粉を使用した蕎麦
生地であれば上記の寸法関係が好適である。
の端面で開口した麺体成形孔144の長さ(透孔92の
軸線方向に沿った長さ)については、シリンダ90に収
容される製麺用生地150の固さによって適する長さが
異なり、製麺用生地150が主に蕎麦粉を使用した蕎麦
生地であれば上記の寸法関係が好適である。
【0034】これに対し、製麺用生地150が蕎麦生地
よりも固ければ、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔1
44の長さは上記の寸法関係よりも長くなり、例えば、
製麺用生地150が主に小麦粉により形成されて蕎麦生
地に比べて固いたうどん生地やスパゲティ等のパスタ用
の生地であれば、テーパ部142の他端における断面
(すなわち、麺体成形孔144の開口断面)の長手寸法
の約2倍程度に設定するのが好ましい。
よりも固ければ、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔1
44の長さは上記の寸法関係よりも長くなり、例えば、
製麺用生地150が主に小麦粉により形成されて蕎麦生
地に比べて固いたうどん生地やスパゲティ等のパスタ用
の生地であれば、テーパ部142の他端における断面
(すなわち、麺体成形孔144の開口断面)の長手寸法
の約2倍程度に設定するのが好ましい。
【0035】以上の構成のシリンダ90の外周部には環
状の係合溝102が形成されており、シリンダ90はこ
の係合溝102の部分で係合溝102と共に保持金具1
04へ嵌め込まれている。
状の係合溝102が形成されており、シリンダ90はこ
の係合溝102の部分で係合溝102と共に保持金具1
04へ嵌め込まれている。
【0036】保持金具104は、シリンダ90の係合溝
102に係合するU字形の開口106を有する平板で、
シリンダ90をピストン80と同軸的に保持し、且つ、
シリンダ90を装置前方側へ抜き差し自在に保持できる
ようになっている。そして、この保持金具104は支持
板38の底壁部114にスリーブ118を介在してボル
ト112で吊設されている。なお、底板92と加熱部1
6上の鍋18の湯面までの距離は10cm程度に設定さ
れることが好ましく、これに適合するように、上述した
各部品の寸法等が設定されている。
102に係合するU字形の開口106を有する平板で、
シリンダ90をピストン80と同軸的に保持し、且つ、
シリンダ90を装置前方側へ抜き差し自在に保持できる
ようになっている。そして、この保持金具104は支持
板38の底壁部114にスリーブ118を介在してボル
ト112で吊設されている。なお、底板92と加熱部1
6上の鍋18の湯面までの距離は10cm程度に設定さ
れることが好ましく、これに適合するように、上述した
各部品の寸法等が設定されている。
【0037】一方、図4乃至図6に示されるようにギヤ
60の装置後方側の端面には係合プレート132がギヤ
60の軸心から偏芯して固着されている。また、ギヤ6
0の装置後方側にはマイクロスイッチ134が設けられ
ている。このマイクロスイッチ134は、支持板38の
縦壁部40に支持された本体136と、この本体136
から突出して縦壁部40を貫通したカム138と、によ
って構成されている。
60の装置後方側の端面には係合プレート132がギヤ
60の軸心から偏芯して固着されている。また、ギヤ6
0の装置後方側にはマイクロスイッチ134が設けられ
ている。このマイクロスイッチ134は、支持板38の
縦壁部40に支持された本体136と、この本体136
から突出して縦壁部40を貫通したカム138と、によ
って構成されている。
【0038】カム138は、圧縮コイルスプリング等の
付勢手段(図示省略)により、常にギヤ60側へ向けて
付勢され、常にギヤ60の端面へ当接している。そし
て、図4の矢印B方向へ向けてギヤ60が回転してアー
ム66とギヤ60との連結部分が最も上方のセット位置
に移動すると、付勢手段の付勢力に抗してカム138が
係合プレート132へ乗り上がる。
付勢手段(図示省略)により、常にギヤ60側へ向けて
付勢され、常にギヤ60の端面へ当接している。そし
て、図4の矢印B方向へ向けてギヤ60が回転してアー
ム66とギヤ60との連結部分が最も上方のセット位置
に移動すると、付勢手段の付勢力に抗してカム138が
係合プレート132へ乗り上がる。
【0039】一方、カム138の基端側を収容する本体
136の内部には、固定接点と、カム138の移動に伴
い固定接点に対して接離移動する移動接点(何れも図示
省略)が設けられており、カム138が係合プレート1
32へ乗り上がった際には移動接点が固定接点側へ移動
して固定接点と接触して導通する。本体136の固定接
点は図示しない接続手段により停止スイッチ43と電気
的に接続されており、本体136の固定接点が移動接点
と接触して導通すると、停止スイッチ43を作動させて
強制的にモータ34を停止させる。
136の内部には、固定接点と、カム138の移動に伴
い固定接点に対して接離移動する移動接点(何れも図示
省略)が設けられており、カム138が係合プレート1
32へ乗り上がった際には移動接点が固定接点側へ移動
して固定接点と接触して導通する。本体136の固定接
点は図示しない接続手段により停止スイッチ43と電気
的に接続されており、本体136の固定接点が移動接点
と接触して導通すると、停止スイッチ43を作動させて
強制的にモータ34を停止させる。
【0040】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
いて説明する。
【0041】先ず、シリンダ90からピストン80が抜
け出た状態、すなわち、ピストン80がセット位置に位
置した状態でシリンダ90を保持金具104からその開
口側へ向けて水平に引き抜いて取り外し、シリンダ90
の内部に製麺用生地150を収容する。なお、ここで言
う製麺用生地150とは、蕎麦粉や小麦粉等の粉に水等
を加えて練り上げた半固形の塊で、外力の付与によりそ
の形状が容易に塑性変形する程度の強度を有するもので
あるが、ここでは、特に蕎麦粉を主体とした蕎麦生地を
製麺用生地150として説明する。
け出た状態、すなわち、ピストン80がセット位置に位
置した状態でシリンダ90を保持金具104からその開
口側へ向けて水平に引き抜いて取り外し、シリンダ90
の内部に製麺用生地150を収容する。なお、ここで言
う製麺用生地150とは、蕎麦粉や小麦粉等の粉に水等
を加えて練り上げた半固形の塊で、外力の付与によりそ
の形状が容易に塑性変形する程度の強度を有するもので
あるが、ここでは、特に蕎麦粉を主体とした蕎麦生地を
製麺用生地150として説明する。
【0042】シリンダ90内に製麺用生地150を収容
した後、シリンダ90をピストン80に対して同軸的に
保持金具104に保持させる。この状態で起動スイッチ
42を押圧してモータ34を作動させると、回転軸36
と共にギヤ46が回転する。ギヤ46が回転を開始する
とギヤ60が図4の矢印B方向へ向けて回転を開始す
る。これにより、セット位置にあるアーム66の上端部
がギヤ60の軸心周りを回転して漸次下方へ移動する。
これにより、アーム66と共にピストン−クランク機構
を構成するピストン80が下方へ移動してシリンダ90
内に嵌入する。
した後、シリンダ90をピストン80に対して同軸的に
保持金具104に保持させる。この状態で起動スイッチ
42を押圧してモータ34を作動させると、回転軸36
と共にギヤ46が回転する。ギヤ46が回転を開始する
とギヤ60が図4の矢印B方向へ向けて回転を開始す
る。これにより、セット位置にあるアーム66の上端部
がギヤ60の軸心周りを回転して漸次下方へ移動する。
これにより、アーム66と共にピストン−クランク機構
を構成するピストン80が下方へ移動してシリンダ90
内に嵌入する。
【0043】シリンダ90内の製麺用生地150は下降
するピストン80によりシリンダ90の底板92へ押し
付けられ、製麺用生地150のうちシリンダ本体94の
軸線方向に沿って透孔98と対向する部分はピストン8
0の押圧力を受けることで透孔98へ押し込まれる。
するピストン80によりシリンダ90の底板92へ押し
付けられ、製麺用生地150のうちシリンダ本体94の
軸線方向に沿って透孔98と対向する部分はピストン8
0の押圧力を受けることで透孔98へ押し込まれる。
【0044】透孔98へ押し込まれた製麺用生地150
は導入孔140を通過して、テーパ部142の上側開口
端に達する。上述したようにテーパ部142は導入孔1
40側から麺体成形孔144側へ向けて漸次開口断面積
が小さくなるテーパ状とされているため、内周部は透孔
98の軸直交方向の内側で且つ導入孔140側へ向いて
傾斜する。したがって、テーパ部142へ押し込まれて
なおピストン80からの押圧力を受ける製麺用生地15
0が、テーパ部142を押圧することで製麺用生地15
0がテーパ部142に付与する押圧力の向きとは反対方
向の抗力が発生する。この抗力のうちの透孔98の軸直
交方向の成分によって製麺用生地150は透孔98の軸
直交方向内側へ圧縮されると共に、テーパ部142の麺
体成形孔144側での開口形状である長方形状に成形さ
せられる。
は導入孔140を通過して、テーパ部142の上側開口
端に達する。上述したようにテーパ部142は導入孔1
40側から麺体成形孔144側へ向けて漸次開口断面積
が小さくなるテーパ状とされているため、内周部は透孔
98の軸直交方向の内側で且つ導入孔140側へ向いて
傾斜する。したがって、テーパ部142へ押し込まれて
なおピストン80からの押圧力を受ける製麺用生地15
0が、テーパ部142を押圧することで製麺用生地15
0がテーパ部142に付与する押圧力の向きとは反対方
向の抗力が発生する。この抗力のうちの透孔98の軸直
交方向の成分によって製麺用生地150は透孔98の軸
直交方向内側へ圧縮されると共に、テーパ部142の麺
体成形孔144側での開口形状である長方形状に成形さ
せられる。
【0045】テーパ部142を通過した製麺用生地15
0は麺体成形孔144に達し、麺体成形孔144を通過
して外部へ放出される(図7参照)。ここで、透孔98
の軸線に沿った麺体成形孔144の長さをテーパ部14
2の断面(すなわち、麺体成形孔144の断面)のおけ
る長手寸法及び幅寸法に近い2〜3mm程度としている
が、製麺用生地150が蕎麦粉を主体にした蕎麦生地で
ある場合には、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔14
4の長さがテーパ部142の断面のおける長手寸法及び
幅寸法に比べて長すぎると、製麺用生地150を透孔9
8へ押し込んで更に透孔98から押し出す際にモータ3
4にかかる負荷が大きくなり、円滑に押し出すことがで
きず、逆に、短すぎると透孔98を通過した製麺用生地
150、すなわち、麺体100の断面に凹凸が生じて成
形不良になることが実験により確認されている。
0は麺体成形孔144に達し、麺体成形孔144を通過
して外部へ放出される(図7参照)。ここで、透孔98
の軸線に沿った麺体成形孔144の長さをテーパ部14
2の断面(すなわち、麺体成形孔144の断面)のおけ
る長手寸法及び幅寸法に近い2〜3mm程度としている
が、製麺用生地150が蕎麦粉を主体にした蕎麦生地で
ある場合には、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔14
4の長さがテーパ部142の断面のおける長手寸法及び
幅寸法に比べて長すぎると、製麺用生地150を透孔9
8へ押し込んで更に透孔98から押し出す際にモータ3
4にかかる負荷が大きくなり、円滑に押し出すことがで
きず、逆に、短すぎると透孔98を通過した製麺用生地
150、すなわち、麺体100の断面に凹凸が生じて成
形不良になることが実験により確認されている。
【0046】したがって、本製麺茹機10では、上述し
たように透孔98の軸線に沿った麺体成形孔144の長
さをテーパ部142の断面における長手寸法及び幅寸法
に近い2〜3mm程度としているため、麺体100の成
形不良を防止できると共に、モータ34に過大な負荷を
かけることもない。
たように透孔98の軸線に沿った麺体成形孔144の長
さをテーパ部142の断面における長手寸法及び幅寸法
に近い2〜3mm程度としているため、麺体100の成
形不良を防止できると共に、モータ34に過大な負荷を
かけることもない。
【0047】なお、ここでは製麺用生地150が蕎麦粉
を主体とした蕎麦生地であることを前提にしたが故に上
記の寸法関係とすることで上記の効果を得ることができ
るが、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔144の長さ
と、テーパ部142の断面における長手寸法及び幅寸法
との最適な関係(すなわち、上述した効果を得られる関
係)は製麺用生地150の固さにより異なり、例えば、
先にも述べたが主に小麦粉を使用してその固さが蕎麦生
地よりも固いうどん生地やスパゲティ用の生地などは、
透孔92の軸線に沿った麺体成形孔144の長さをテー
パ部142の他端(すなわち、麺体成形孔144)にお
ける断面の長手寸法の約2倍程度にすることで上記の効
果を得ることができる。
を主体とした蕎麦生地であることを前提にしたが故に上
記の寸法関係とすることで上記の効果を得ることができ
るが、透孔98の軸線に沿った麺体成形孔144の長さ
と、テーパ部142の断面における長手寸法及び幅寸法
との最適な関係(すなわち、上述した効果を得られる関
係)は製麺用生地150の固さにより異なり、例えば、
先にも述べたが主に小麦粉を使用してその固さが蕎麦生
地よりも固いうどん生地やスパゲティ用の生地などは、
透孔92の軸線に沿った麺体成形孔144の長さをテー
パ部142の他端(すなわち、麺体成形孔144)にお
ける断面の長手寸法の約2倍程度にすることで上記の効
果を得ることができる。
【0048】このようにして透孔98から押し出された
製麺用生地150は長尺紐状の麺体100(図7参照)
となり、更に、落下することで下方の鍋18内に設置さ
れた笊22内に収容される。この鍋18内には予め水が
溜められており、その下方のヒータ板14の加熱部16
からの熱により熱湯となっている。したがって、鍋18
内の笊22内に麺体100が収容されることで麺体10
0が茹でられる。
製麺用生地150は長尺紐状の麺体100(図7参照)
となり、更に、落下することで下方の鍋18内に設置さ
れた笊22内に収容される。この鍋18内には予め水が
溜められており、その下方のヒータ板14の加熱部16
からの熱により熱湯となっている。したがって、鍋18
内の笊22内に麺体100が収容されることで麺体10
0が茹でられる。
【0049】ギヤ60が更に回転してアーム66の上端
部が最も下方に位置し、ピストン80がシリンダ90の
底板92へ当接するかその近傍の押出位置まで移動する
ことで、シリンダ90の内部に収容された製麺用生地1
50のほとんど全てが各透孔92から押し出されて麺体
100となり、笊22内に収容されて茹で上げられる。
部が最も下方に位置し、ピストン80がシリンダ90の
底板92へ当接するかその近傍の押出位置まで移動する
ことで、シリンダ90の内部に収容された製麺用生地1
50のほとんど全てが各透孔92から押し出されて麺体
100となり、笊22内に収容されて茹で上げられる。
【0050】麺体100の茹で上げに必要な所定の時間
が経過した後に麺体100を収容したままの状態で笊2
2が鍋18から外されて、麺体100が水洗い工程に送
られる。
が経過した後に麺体100を収容したままの状態で笊2
2が鍋18から外されて、麺体100が水洗い工程に送
られる。
【0051】この状態で停止スイッチ43を押圧操作す
ればモータ34が停止させられ、ピストン80の運動が
停止させられるが、停止スイッチ43を押圧操作しなけ
れば、ギヤ60がそれまでと同じ方向へ回転する。これ
により、アーム66の上端部が上昇を開始し、ピストン
80が底板92から離間する如く上昇する。
ればモータ34が停止させられ、ピストン80の運動が
停止させられるが、停止スイッチ43を押圧操作しなけ
れば、ギヤ60がそれまでと同じ方向へ回転する。これ
により、アーム66の上端部が上昇を開始し、ピストン
80が底板92から離間する如く上昇する。
【0052】ピストン80がシリンダ90から抜け出て
アーム66が再びセット位置に達すると、ギヤ60に設
けられた係合プレート132上にカム138が乗り上が
り、マイクロスイッチ134の本体136内の移動接点
が固定接点へ接触して導通する。これにより、強制的に
停止スイッチ43が作動し、モータ34が停止させられ
る。すなわち、特別な操作を行わずとも、上記の如くシ
リンダ90を装置前方側へ引っ張ってカバー32よりも
装置前方側へ移動させてもよい状態となれば自動的にモ
ータ34が停止し、再び起動スイッチ42を押圧操作し
ないかぎりモータ34が作動することはない。
アーム66が再びセット位置に達すると、ギヤ60に設
けられた係合プレート132上にカム138が乗り上が
り、マイクロスイッチ134の本体136内の移動接点
が固定接点へ接触して導通する。これにより、強制的に
停止スイッチ43が作動し、モータ34が停止させられ
る。すなわち、特別な操作を行わずとも、上記の如くシ
リンダ90を装置前方側へ引っ張ってカバー32よりも
装置前方側へ移動させてもよい状態となれば自動的にモ
ータ34が停止し、再び起動スイッチ42を押圧操作し
ないかぎりモータ34が作動することはない。
【0053】以上説明したように、本製麺茹機10で
は、製麺用生地150がテーパ部142を通過する際に
透孔98の軸直交方向、すなわち、麺体100の太さ方
向に製麺用生地150が圧縮されるため、適度な固さの
麺体100とすることができる。
は、製麺用生地150がテーパ部142を通過する際に
透孔98の軸直交方向、すなわち、麺体100の太さ方
向に製麺用生地150が圧縮されるため、適度な固さの
麺体100とすることができる。
【0054】また、導入孔140やテーパ部142を形
成せずに透孔全体を麺体成形孔144にした場合と、本
実施の形態とで、底板92のシリンダ本体94内部側の
端面で透孔98が占める割合を比べると、麺体成形孔1
44の開口面積よりも導入孔140の開口面積の方が大
きいことから、透孔98の数が同じであれば、本実施の
形態の構成(すなわち、導入孔140やテーパ部142
を形成した構成)の方が大きい。したがって、シリンダ
90内に収容した製麺用生地150のうち、シリンダ9
0の軸線方向に沿って透孔98と対向する部分の割合が
多くなり、軽い力でも製麺用生地150を透孔98へ押
し込むことができる。このため、例えば、製麺用生地1
50のうち、主に小麦粉により形成されるために主に蕎
麦粉により形成された蕎麦生地よりも固いうどん生地や
スパゲティの生地等を容易に、しかも、モータ34に大
型のモータを使用することなく麺体100とすることが
できる。
成せずに透孔全体を麺体成形孔144にした場合と、本
実施の形態とで、底板92のシリンダ本体94内部側の
端面で透孔98が占める割合を比べると、麺体成形孔1
44の開口面積よりも導入孔140の開口面積の方が大
きいことから、透孔98の数が同じであれば、本実施の
形態の構成(すなわち、導入孔140やテーパ部142
を形成した構成)の方が大きい。したがって、シリンダ
90内に収容した製麺用生地150のうち、シリンダ9
0の軸線方向に沿って透孔98と対向する部分の割合が
多くなり、軽い力でも製麺用生地150を透孔98へ押
し込むことができる。このため、例えば、製麺用生地1
50のうち、主に小麦粉により形成されるために主に蕎
麦粉により形成された蕎麦生地よりも固いうどん生地や
スパゲティの生地等を容易に、しかも、モータ34に大
型のモータを使用することなく麺体100とすることが
できる。
【0055】また、本実施の形態では、上述したよう
に、シリンダ本体94に対して底板92が着脱自在とさ
れている。したがって、透孔98の形状が異なる底板9
2を数種類用意しておけば、所望の固さ、所望の太さ、
及び所望の断面形状の麺体100を製造できる。以下
に、透孔98の変形例について説明する。
に、シリンダ本体94に対して底板92が着脱自在とさ
れている。したがって、透孔98の形状が異なる底板9
2を数種類用意しておけば、所望の固さ、所望の太さ、
及び所望の断面形状の麺体100を製造できる。以下
に、透孔98の変形例について説明する。
【0056】図8に示される底板92には透孔98に代
えて透孔182が形成されている。透孔182には透孔
98に形成されていた導入孔140が形成されておら
ず、底板92のシリンダ本体94内部側の端面では導入
孔及びテーパ部としてのテーパ孔184の一端が開口し
ている。テーパ孔184の一端での開口面積は底板92
の厚さ方向中間部に位置する他端での開口面積よりも大
きく、一端側から他端側へ向けて漸次開口面積が小さく
なる。また、テーパ部142と同様にテーパ孔184の
一端の開口形状は円形であるが、他端の開口形状は長手
寸法が約3mmで幅寸法が約2mmの長方形とされ、一
端から他端へかけて漸次形状が変化している。但し、図
8と図1とを比べてわかるように、テーパ孔184の一
端側での内径寸法は透孔98のテーパ部142の一端側
での内径寸法よりも十分に大きく、しかも、透孔182
の軸線に対するテーパ部168の傾斜角度は透孔98に
おけるテーパ部142の傾斜角度よりも小さい。
えて透孔182が形成されている。透孔182には透孔
98に形成されていた導入孔140が形成されておら
ず、底板92のシリンダ本体94内部側の端面では導入
孔及びテーパ部としてのテーパ孔184の一端が開口し
ている。テーパ孔184の一端での開口面積は底板92
の厚さ方向中間部に位置する他端での開口面積よりも大
きく、一端側から他端側へ向けて漸次開口面積が小さく
なる。また、テーパ部142と同様にテーパ孔184の
一端の開口形状は円形であるが、他端の開口形状は長手
寸法が約3mmで幅寸法が約2mmの長方形とされ、一
端から他端へかけて漸次形状が変化している。但し、図
8と図1とを比べてわかるように、テーパ孔184の一
端側での内径寸法は透孔98のテーパ部142の一端側
での内径寸法よりも十分に大きく、しかも、透孔182
の軸線に対するテーパ部168の傾斜角度は透孔98に
おけるテーパ部142の傾斜角度よりも小さい。
【0057】テーパ孔184の他端からは連続して麺体
成形孔186が形成されている。麺体成形孔186は一
端から他端までの開口形状が同一(すなわち、テーパ孔
184の他端の形状と同一)とされており、更に、麺体
成形孔186の他端は底板92のシリンダ本体94外部
側の端面にて開口している。
成形孔186が形成されている。麺体成形孔186は一
端から他端までの開口形状が同一(すなわち、テーパ孔
184の他端の形状と同一)とされており、更に、麺体
成形孔186の他端は底板92のシリンダ本体94外部
側の端面にて開口している。
【0058】ここで、透孔182の軸線に沿った麺体成
形孔186の長さは麺体成形孔186の断面における長
手寸法の約2倍の約6mmとされている。すなわち、先
にも述べたように、製麺用生地150をうどん生地やス
パゲティ等のパスタ用の生地を対象とした寸法設定であ
る。
形孔186の長さは麺体成形孔186の断面における長
手寸法の約2倍の約6mmとされている。すなわち、先
にも述べたように、製麺用生地150をうどん生地やス
パゲティ等のパスタ用の生地を対象とした寸法設定であ
る。
【0059】以上の透孔182が形成された底板92で
は、透孔182の数が透孔98の数と同じであれば底板
92のシリンダ本体94内部側で透孔98或いは透孔1
82が占める割合は透孔182を形成した方が大きい。
したがって、透孔182を形成した底板92を用いた場
合には透孔98を形成した底板92を用いた場合より
も、より一層軽い力で製麺用生地150を透孔182に
押し込むことができ、仮に、うどん生地やスパゲティ用
の生地など蕎麦生地に比べて固い生地を製麺用生地15
0とした場合でもスムーズに透孔182へ押し込むこと
ができる。
は、透孔182の数が透孔98の数と同じであれば底板
92のシリンダ本体94内部側で透孔98或いは透孔1
82が占める割合は透孔182を形成した方が大きい。
したがって、透孔182を形成した底板92を用いた場
合には透孔98を形成した底板92を用いた場合より
も、より一層軽い力で製麺用生地150を透孔182に
押し込むことができ、仮に、うどん生地やスパゲティ用
の生地など蕎麦生地に比べて固い生地を製麺用生地15
0とした場合でもスムーズに透孔182へ押し込むこと
ができる。
【0060】また、透孔182へ押し込まれた製麺用生
地150は、テーパ孔184の内周部からの押圧反力に
より圧縮されるが、上述したように、透孔182の軸線
に対するテーパ部184の傾斜角度は透孔98における
テーパ部142の傾斜角度よりも小さく、このため、製
麺用生地150がテーパ孔184を押圧することで生じ
る抗力が小さい。したがって、この抗力の透孔182の
軸直交方向成分もまた小さく、結果として、透孔98の
テーパ部142で製麺用生地150を圧縮する場合より
も緩やかに圧縮される。しかしながら、上述したよう
に、抗力の透孔182の軸方向成分もまた小さくなるた
め、比較的固い製麺用生地150、例えば、蕎麦生地よ
りも固いうどん生地やスパゲティ用生地等であっても確
実に製麺できる。
地150は、テーパ孔184の内周部からの押圧反力に
より圧縮されるが、上述したように、透孔182の軸線
に対するテーパ部184の傾斜角度は透孔98における
テーパ部142の傾斜角度よりも小さく、このため、製
麺用生地150がテーパ孔184を押圧することで生じ
る抗力が小さい。したがって、この抗力の透孔182の
軸直交方向成分もまた小さく、結果として、透孔98の
テーパ部142で製麺用生地150を圧縮する場合より
も緩やかに圧縮される。しかしながら、上述したよう
に、抗力の透孔182の軸方向成分もまた小さくなるた
め、比較的固い製麺用生地150、例えば、蕎麦生地よ
りも固いうどん生地やスパゲティ用生地等であっても確
実に製麺できる。
【0061】以上のテーパ孔184のように、導入孔自
体をテーパ部としても構わないし、また、導入孔の一部
(例えば、導入孔の軸方向中間部よりも麺体成形孔18
6とは反対側)をテーパ部としてもよい。さらに、請求
項1記載の本発明の観点から言えば、テーパ部はなくて
も構わず、テーパのない導入孔と同じくテーパのない麺
体成形孔のみで透孔を構成してもよい。
体をテーパ部としても構わないし、また、導入孔の一部
(例えば、導入孔の軸方向中間部よりも麺体成形孔18
6とは反対側)をテーパ部としてもよい。さらに、請求
項1記載の本発明の観点から言えば、テーパ部はなくて
も構わず、テーパのない導入孔と同じくテーパのない麺
体成形孔のみで透孔を構成してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る製麺
茹機では、小さな力で麺体の太さ方向に麺体を圧縮で
き、麺体に適度な固さを付与できる。
茹機では、小さな力で麺体の太さ方向に麺体を圧縮で
き、麺体に適度な固さを付与できる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る製麺装置において
シリンダの底部に形成した透孔の拡大図で、(A)は平
面図、(B)は断面図である。
シリンダの底部に形成した透孔の拡大図で、(A)は平
面図、(B)は断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る製麺装置の斜視図
である。
である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る製麺装置の側面図
である。
である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る製麺装置の正面図
で、ピストンがシリンダの内部へ入り込んだ状態の図で
ある。
で、ピストンがシリンダの内部へ入り込んだ状態の図で
ある。
【図5】本発明の一実施の形態に係る製麺装置の背面図
である。
である。
【図6】スイッチ手段の構成を示す平面図である。
【図7】ピストンの押圧力で麺体が製造される様子を示
す側面図である。
す側面図である。
【図8】透孔の変形例を示す図1に対応した拡大図であ
る。
る。
10 製麺茹機 80 ピストン 90 シリンダ 92 底板(底部) 98 透孔 100 麺体 140 導入孔 142 テーパ部 144 麺体成形孔 150 製麺用生地 182 透孔 184 テーパ孔(導入孔、テーパ部) 186 麺体成形孔
Claims (4)
- 【請求項1】 有底筒状のシリンダの内部に収容した製
麺用生地をシリンダの開口端側からピストンで押圧する
ことにより、シリンダの底部に形成された多数の透孔か
ら製麺用生地を押し出して各々が紐状の麺体を形成する
製麺装置であって、 シリンダの底部に形成した透孔に、シリンダ外部側で開
口した麺体成形孔及びこの麺体成形孔に連通してシリン
ダ内部側で開口した導入孔を形成すると共に、麺体成形
孔の開口面積よりも導入孔の開口面積を大きく設定し
た、 ことを特徴とする製麺装置。 - 【請求項2】 前記透孔の少なくとも一部に、前記透孔
の軸方向に沿って前記シリンダの内部側から外部側へ向
けて漸次内径寸法が小さくなるテーパ部を形成したこと
を特徴とする請求項1記載の製麺装置。 - 【請求項3】 前記麺体成形孔をその軸方向に対して直
交する方向に沿って切った断面形状を矩形状とすると共
に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断面形状の最も短い
辺の長さから最も長い辺の長さまでの範囲に設定したこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の製麺装置。 - 【請求項4】 前記麺体成形孔をその軸方向に対して直
交する方向に沿って切った断面形状を矩形状とすると共
に、麺体成形孔の軸方向長さを前記断面形状の最も長い
辺の長さの略2倍の長さに設定したことを特徴とする請
求項1又は請求項2記載の製麺装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147082A JP2000333632A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 製麺装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11147082A JP2000333632A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 製麺装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000333632A true JP2000333632A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15422072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11147082A Pending JP2000333632A (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 製麺装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000333632A (ja) |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP11147082A patent/JP2000333632A/ja active Pending
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