JP2000332457A - ジャンクションブロック - Google Patents

ジャンクションブロック

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JP2000332457A
JP2000332457A JP11136859A JP13685999A JP2000332457A JP 2000332457 A JP2000332457 A JP 2000332457A JP 11136859 A JP11136859 A JP 11136859A JP 13685999 A JP13685999 A JP 13685999A JP 2000332457 A JP2000332457 A JP 2000332457A
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Tsutomu Naito
努 内藤
Hiroshi Nakadousono
宏 中堂薗
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電装品の不完全装着を検知することができ、か
つ電装品の不完全装着を検知するための検知部材の構成
を簡単にすることのできるジャンクションブロックを提
供する。 【解決手段】検知部材11は、板状の本体12と、その
本体12から延設された2つの検出片13及び1つの規
制片14とを備えている。この検知部材11は、ブロッ
ク本体2の表面2aに設けられた保持部5に立てた状態
で取り付けられる。そして、検知部材11は、ガイド孔
6の延びる方向に沿って移動可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両内に搭
載されるジャンクションブロックに係り、詳しくは、電
装品をジャンクションブロックに装着する際に、電装品
が不完全装着状態となることを防止するための検知部材
を備えたジャンクションブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リレーやコネクタ等の車両用電
装品は、専用のジャンクションブロックに収容された状
態で車両内に搭載される。
【0003】電装品は、通常、ジャンクションブロック
に設けられた装着部に装着されることにより、ジャンク
ションブロック内に敷設されたバスバー等と電気的に接
続される。電装品を装着部に装着させる際には、同電装
品に対して所定の押圧力を付与する必要がある。しかし
ながら、電装品に対する押圧力が不足していると、電装
品が不完全な状態で装着されてしまう場合がある。こう
した不完全装着時には、電装品と装着部との電気的な接
続状態も不安定となってしまい、ひいては接続不良を生
じるおそれがある。このため、作業者は、電装品の装着
状態を確認する必要がある。ところが、電装品が完全に
装着されているか否かの判別は一般に困難である。
【0004】そこで、従来では、例えば図5及び図6に
示すように、ジャンクションブロック51のブロック本
体52の表面にリテーナ53を別途設けている。そし
て、このリテーナ53によって電装品としてのコネクタ
54aの不完全装着を検知できるようにしている。
【0005】すなわち、図5に示すように、ブロック本
体52の表面52aには、ガイド孔55が透設されてい
る。このガイド孔55は、該表面52aに隣接して形成
された両装着部56a,56b間に透設されている。リ
テーナ53の下面には、スライド部57が突設されてい
る。このスライド部57はガイド孔55に挿着される。
そして、図6にて矢印M1,M2で示すように、リテー
ナ53は、ガイド孔55の延びる方向に沿って移動可能
となる。
【0006】このため、例えばコネクタ54aが装着部
56a内に完全に装着されていないと、リテーナ53を
矢印M1方向に移動させた際に、上板58にコネクタ5
4aの上縁が引っかかる。したがって、リテーナ53を
矢印M1方向に移動できなくなり、次工程で他方のコネ
クタ54bを装着部56b内に装着することができな
い。これにより、コネクタ54aの不完全装着を検知す
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記リテー
ナ53は、枠状であって複雑な形状をしているため、樹
脂材料を用いてそれを製造する際に使用する成形金型も
複雑なものとなる。したがって、リテーナ53の製造が
煩雑であるとともに、製造コストも高価なものとなる。
【0008】そこで、従来から、簡単に構成されたリテ
ーナを備えるジャンクションブロックが望まれている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、電装品の不完全装着を検知することができ、
かつ電装品の不完全装着を検知するための検知部材の構
成を簡単にすることのできるジャンクションブロックを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電装品を装着可能な
複数の装着部と、装着部形成面に沿って移動可能に設け
られ前記電装品の不完全装着を検知する検知部材とを備
え、特定の電装品が完全に装着されていないときには、
前記検知部材によって他の電装品の装着が阻害されるよ
うにしたジャンクションブロックにおいて、前記検知部
材は、前記装着部形成面に立てた状態で取り付けられる
板状の本体と、前記特定の電装品の不完全装着時に同電
装品の一部に接触して該検知部材の移動を妨げる検出部
と、前記不完全装着時に前記他の電装品の装着を阻害す
る規制部とを備えることを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のジャンクションブロックにおいて、前記特定の電装
品は、前記装着部に完全に装着されたときに同装着部の
所定箇所に係合する係合手段を備え、前記検出部は、前
記本体の側方へ突出する突片であり、その突片は、前記
特定の電装品の完全装着時にのみ、前記係合手段の上端
面の真上かつ前記上端面に近接する位置まで移動可能と
なっていることを要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のジャンクションブロックにおいて、
前記検知部材は、前記検出部を複数個備えることを要旨
とする。
【0012】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、検知部材を設ける
ことにより、電装品の不完全装着を確実に検知すること
ができる。また、検知部材の本体を板状に形成し、その
本体を装着部形成面に立てた状態で取り付けるようにし
ている。このため、検知部材の構成が簡単となり、同検
知部材を簡単に製造することができる。
【0013】請求項2に記載の発明によると、前記検出
部は、前記特定の電装品の完全装着時に、前記係合手段
の上端面の真上かつ前記上端面に近接するようになって
いる。このため、検出部は、係合手段が装着部の所定箇
所に完全に係合したときにのみ係合手段の上端面に近接
する。すなわち、検出部は、係合手段と装着部との係合
状態を検出することにより、電装品の不完全装着を検知
する。係合手段は、電装品が装着部に完全に装着された
ときに装着部と係合するため、電装品の不完全装着を確
実に検出することができる。しかも、係合手段と装着部
との係合状態も確実に検出することができる。
【0014】請求項3に記載の発明によると、検知対象
となる電装品が複数ある場合には、検出部としての突片
を本体に増設するだけでよい。このため、簡単な構成で
複数の電装品の不完全装着を検知することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に基づき詳細に説明する。なお、本実
施形態においては、ジャンクションブロックとして、車
両に搭載されるリレーブロックに具体化している。
【0016】図1に示すように、ジャンクションブロッ
クとしてのリレーブロック1は、合成樹脂からなるブロ
ック本体2を備えている。ブロック本体2の表面2aに
は、装着部としての6つのリレー装着部3a〜3fが形
成されている。したがって、ブロック本体2の表面2a
が装着部形成面となっている。各リレー装着部3a〜3
fは、それぞれ表面2aから突出した形状をなしてい
る。また、ブロック本体2の内部には種々のパターンを
なすバスバー(図示略)が敷設されており、各リレー装
着部3a〜3f内にはバスバーの一部が端子として敷設
されている。
【0017】各リレー装着部3a〜3fには、それぞれ
対応する電装品が装着されるようになっている。例えば
図3(b)に示すように、リレー装着部3a,3bには
特定の電装品としてのリレー21,22が装着され、リ
レー装着部3cには他の電装品としてのリレー23が装
着される。そして、各リレー21〜23の端子(図示
略)とリレー装着部3a〜3c内に敷設されたバスバー
の端子とが嵌合して、両者が電気的に接続される。
【0018】図1に示すように、各リレー装着部3a〜
3fには、それぞれ係合片4a〜4fが形成されてい
る。また、図2(b)に示すように、各リレー21,2
2には、係合片4a,4bに係合可能な係合手段として
の係合部21a,22aが形成されている。このため、
各リレー21,22が各リレー装着部3a,3bに装着
されたときには、係合片4a,4bと係合部21a,2
2aがそれぞれ係合する。そして、各リレー21,22
は、各リレー装着部3a,3bに抜け出し不能に保持さ
れる。なお、各係合片4a,4bと各係合部21a,2
2aとを係合させるために必要な押圧力は、各リレー2
1,22の端子を対応するバスバーに完全に嵌合させる
際に必要な押圧力よりも大きくなるように設定されてい
る。すなわち、各係合片4a,4bを各係合部21a,
22aに係合させた際には、自ずと各リレー21,22
の端子と対応するバスバーとが完全に嵌合するようにな
っている。
【0019】ところで、図1〜図3に示すように、表面
2aにおける各リレー装着部3a,3bと各リレー装着
部3c,3eとの間には、後記する検知部材11を保持
する保持部5が設けられている。この保持部5は、ガイ
ド孔6と支持壁7とを備えている。ガイド孔6は、表面
2aに透設された2つの透孔であり、それぞれ長孔状を
なしている。そして、これらガイド孔6の周縁に支持壁
7が立設されている。また、図2(a)に破線で示すよ
うに、ガイド孔6の内面には、2対の突起8a,8bが
形成されている。
【0020】そして、この保持部5には、検知部材11
が取り付けられる。検知部材11は、図1に示すよう
に、本体12、検出部としての2つの検出片13、規制
部としての規制片14、把持部15、及び2つの被保持
片16,17から構成されている。本体12は板状に形
成されており、検知部材11は、この本体12を立てた
状態で保持部5に取り付けられる。すなわち、検知部材
11は、表面2aに対して立てた状態で保持部5に保持
される。なお、本実施形態においては、検知部材11と
して、金型成形によって成形される樹脂成型品が用いら
れている。
【0021】各被保持片16,17は、本体12の下端
に突設されている。被保持片16の両側にはそれぞれ凹
部16aが設けられている。検知部材11を保持部5に
取り付ける際には、図1に1点鎖線で示すように、各被
保持片16,17を各ガイド孔6に挿入する。そして、
検知部材11を各ガイド孔6の延びる方向(同図に示す
矢印M2方向)に沿って移動させる。これにより、検知
部材11は、各ガイド孔6の延びる方向、すなわち図2
(a)に矢印M1,M2で示す方向に往復動可能な状態
で保持部5に保持される。そして、被保持片16の各凹
部16aを前記突起8aまたは突起8bに選択的に係合
させることにより、検知部材11は二位置で固定され
る。
【0022】図1に示すように、各検出片13及び規制
片14は、本体12の上縁から、同本体12の面方向に
対して直角をなす方向に延設されている。各検出片13
の下面にはリブ13aが形成され、規制片14の下面に
はリブ14aが形成されている。これら各リブ13a,
14aにより、各検出片13及び規制片14の変形が防
止されている。
【0023】図3(b)にも併せ示すように、各検出片
13は、前記被保持片16の凹部16aを前記保持部5
の突起8bに係合させた際に、各係合片4a,4bの上
方に位置する箇所に形成されている。また、図2(b)
に示すように、表面2aから各検出片13の下面までの
高さは、表面2aからリレー21(22)の係合部21
a(22a)の上面までの高さよりも僅かに高く設定さ
れている。
【0024】したがって、検知部材11を前記矢印M1
方向に移動させて凹部16aを突起8bに係合させた際
には、各検出片13の下面が各係合部21a(22a)
の上端面に近接した状態となる。
【0025】一方、規制片14は、図3(a)に示すよ
うに、凹部16aを突起8aに係合させた際に、リレー
装着部3cの上方に位置する箇所に形成されている。ま
た、図2(b)に示すように、表面2aから規制片14
の下面までの高さは、表面2aからリレー装着部3cの
上端面までの高さよりも僅かに高く設定されている。こ
のため、検知部材11を前記矢印M2方向に移動させて
凹部16aを突起8aに係合させた際には、規制片14
の下面がリレー装着部3cの上端面に近接した状態とな
る。なお、本実施形態においては、表面2aから規制片
14までの高さと、表面2aから各検出片13までの高
さとが同一となっている。
【0026】したがって、規制片14は、図3(a)に
示すように、各検出片13が各係合部21a,22aか
ら離間した状態のときに、リレー装着部3cの上端面と
近接するようになっている。また、同規制片14は、図
3(b)に示すように、各検出片13が各リレー装着部
3a,3bの上端面に近接した状態のときに、リレー装
着部3cから離間するようになっている。
【0027】また、一方の検出片13の上面には、前記
把持部15が上方に向かって突設されている。このた
め、この把持部15を把持することにより、検知部材1
1を前記矢印M1,M2方向に容易に往復動させること
ができる。
【0028】次に、各リレー21〜23を各リレー装着
部3a〜3cに装着する手順について説明する。まず、
図3(a)に示すように、把持部15を把持して、検知
部材11を矢印M2方向に移動させる。そして、被保持
片16の凹部16aと保持部5の突起8aとを係合させ
る。これにより、各検出片13がリレー装着部3a,3
b(図示略)から離間し、各リレー装着部3a,3bに
対する各リレー21,22の装着が可能となる。また、
それとともに、リレー装着部3cの上端面に規制片14
が近接し、同リレー装着部3cに対するリレー23の装
着が阻害される。
【0029】そして、各リレー21,22を各リレー装
着部3a,3bに装着する。このとき、各係合部21
a,22aを、各リレー装着部3a,3bの各係合片4
a,4bにそれぞれ係合させる。
【0030】その後、把持部15を把持して、検知部材
11を矢印M1方向に移動させる。そして、図3(b)
に示すように、被保持片16の凹部16aと保持部5の
突起8bとを係合させる。これにより、各検出片13の
下面が各リレー21,22の上端面にほぼ近接した状態
となるとともに、規制片14がリレー装着部3cから離
間した状態となる。すなわち、リレー装着部3cに対す
るリレー23の装着が可能となる。
【0031】そして、図3(b)に示すように、リレー
23をリレー装着部3cに装着する。ところで、各リレ
ー21,22の係合部21a,22aが各係合片4a,
4bに完全に係合されていないときには、該リレー2
1、22はリレー装着部3a,3bに完全に装着されて
いない。すなわち、各リレー21,22の各端子と、リ
レー装着部3a,3b内に敷設されたバスバーの各端子
とが完全に嵌合していない状態(半嵌合状態)となる。
そして、こうした各リレー21,22がどちらか一方で
も不完全装着状態にあるときには、検知部材11を矢印
M1方向に移動させる際に、検出片13が各係合部21
a,22aの上縁に衝突してしまう。このため、検知部
材11を矢印M1方向に移動できなくなり、リレー装着
部3cにリレー23を装着することができない。すなわ
ち、規制片14によってリレー23の装着が阻害され
る。したがって、各リレー21,22の不完全装着を確
実に検知することができる。
【0032】したがって、本実施形態によれば以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)リレー21,22のうちのどちらか一方でもリレ
ー装着部3a,3bに完全に装着されていないときに
は、リレー23をリレー装着部3cに装着することがで
きない。このため、リレー21,22の不完全装着を確
実に検知することができる。
【0033】また、検知部材11は、板状の本体12
と、その本体12から延設された検出片13及び規制片
14とから構成されている。このため、検知部材11の
構成が簡単であり、検知部材11を成形するための金型
の構成も簡単となる。したがって、検知部材11の製造
コストを低く抑えることができる。
【0034】(2)各検出片13は、係合部21a,2
2aの上縁に衝突するか否かによって、各リレー21,
22の不完全装着を検知するようになっている。すなわ
ち、検知部材11は、係合部21a,22aと係合片4
a,4bとの係合状態を検出することによってリレー2
1,22の不完全装着を検知するようになっている。各
係合部21a,22aは、各リレー21,22がリレー
装着部3a,3bに完全に装着されたときに各係合片4
a,4bに係合する。このため、リレー21,22の不
完全装着を確実に検出することができる。しかも、係合
部21a,22aと係合片4a,4bとの係合状態も確
実に検出することができる。
【0035】(3)検知部材11は、板状の本体12が
表面2a上に立てた状態で取り付けられることによって
保持部5に保持される。このため、表面2a上における
検知部材11の取付スペースを小さく抑えることがで
き、省スペース化を図ることができる。
【0036】(4)1つの検知部材11によって2つの
リレー21,22の不完全装着を検知することができ
る。しかも、そのための構成が、本体12に延設された
2つの検出片13である。よって、簡単な構成で複数の
リレーの不完全装着を検知することができる。
【0037】さらに、前記リレー21,22以外のリレ
ーも検知する必要がある場合には、そのリレーと対応す
る箇所に前記検出片13と同様の検出片を設ければよ
く、本体12を別個に設ける必要もない。したがって、
検知部材11の製造コストをより低く抑えることがで
き、省スペース化を図ることができる。
【0038】(5)一方の検出片13の上面には、前記
把持部15が上方に向かって突設されている。このた
め、この把持部15を把持することにより、検知部材1
1を前記矢印M1,M2方向に容易に往復動させること
ができる。
【0039】(6)被保持片16には凹部16aが設け
られ、保持部5にはその凹部16aと係合可能な各突起
8a,8bが設けられている。このため、凹部16aを
各突起8a,8bに係合させることにより、検知部材1
1を二位置で固定することができる。したがって、リレ
ーブロック1の搬送時や車両の走行時等における検知部
材11のガタツキを防止することができる。
【0040】(7)規制片14は、リレー装着部3cの
上面に近接するようになっている。このため、リレー2
1,22の不完全装着時には、リレー装着部3cへのリ
レー23の装着を、規制片14によって確実に阻害させ
ることができる。
【0041】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 規制片14の形成箇所は、前記実施形態のようなリ
レー装着部3cと対応した位置に限定されない。例え
ば、図4に示すように、規制片14を、リレー装着部3
dと対応した位置に設けてもよい。このようにすれば、
図4(b)に示すように、各リレー21,22が完全装
着されたときにのみ、リレー31をリレー装着部3dに
装着できるようになる。したがって、このようにして
も、各リレー21,22の不完全装着を検知することが
できる。
【0042】また、ここでは規制片14の形成箇所のみ
に限らず、これと同様に、検出片13の形成箇所を変更
してもよい。このようにすれば、各リレー装着部3a〜
3fに装着されるどのリレーであっても不完全装着を検
知することができる。
【0043】・ 検知部材11は、検出片13を2つ備
えるものに限定されない。すなわち、検出片13を1つ
のみ備える検知部材11または検出片13を3つ以上備
える検知部材11に変更してもよい。
【0044】・ 各検出片13及び規制片14に形成さ
れたリブ13a,14aを省略してもよい。このように
すれば、検知部材11の構成をより簡単にすることがで
きる。したがって、検知部材11を成形するための金型
の構成もより簡単となり、検知部材11の製造コストを
より低く抑えることができる。
【0045】また、検出片13に形成された把持部15
を省略してもよく、このようにしても、同様の効果を得
ることができる。 ・ 検知部材11は、金型成形された樹脂成型品に限定
されない。例えば、検知部材11として金属材料を用
い、同材料を切削加工や折り曲げ加工することによって
検知部材11を形成してもよい。
【0046】・ 各検出片13を、リレー21,22の
係合部21a,22aの上面以外の箇所に近接するよう
に形成してもよい。例えば、下面がリレー21,22の
上面(図2に示す「上面21b(22b)」)に近接す
るように各検出片13を形成してもよい。
【0047】・ 前記実施形態では、ジャンクションブ
ロックをリレーブロック1に具体化し、装着部としてリ
レー装着部3a〜3fに具体化し、電装品としてリレー
21〜23に具体化している。しかし、これに限らず、
例えば、装着部としてコネクタやヒュージブルリンク等
の装着部に具体化し、電装品としてコネクタやヒュージ
ブルリンク等に具体化してもよい。すなわち、ジャンク
ションブロックをコネクタブロックやヒュージブルリン
クブロックに具体化してもよい。
【0048】・ 前記保持部5に形成された支持壁7を
省略してもよい。このようにすれば、ブロック本体2の
成形を簡単にすることができる。次に、特許請求の範囲
に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態に
よって把握される技術的思想をその効果とともに以下に
列挙する。
【0049】(1) 請求項2または請求項3に記載の
ジャンクションブロックにおいて、前記検出部及び前記
規制部にはリブが設けられていること。この技術的思想
(1)に記載の発明によれば、検出部及び規制部の変形
を防止することができる。
【0050】(2) 請求項1〜3、技術的思想(1)
のいずれか1項に記載のジャンクションブロックにおい
て、前記特定の電装品の不完全装着時に、前記規制部
は、前記他の電装品が装着される装着部の上面に近接す
ること。この技術的思想(2)に記載の発明によれば、
特定の電装品の不完全装着時には、他の電装品の装着を
確実に阻害することができる。
【0051】(3) 請求項1〜3、技術的思想
(1),(2)のいずれか1項に記載のジャンクション
ブロックにおいて、前記装着部形成面には、前記検知部
材を保持可能な保持部が設けられ、その保持部には、前
記検知部材を二位置で固定する固定手段を備えているこ
と。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、検知
部材のガタツキを防止することができる。
【0052】(4) 請求項1〜3、技術的思想(1)
〜(3)のいずれか1項に記載のジャンクションブロッ
クにおいて、前記検知部材は、把持部を備えているこ
と。この技術的思想(4)に記載の発明によれば、検知
部材を容易に移動させることができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、検知部材の構成が簡単となり、同検知部
材を簡単に製造することができる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、電装品の
不完全装着を確実に検出することができる。請求項3に
記載の発明によれば、簡単な構成で複数の電装品の不完
全装着を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャンクションブロックの一実施
形態を示す斜視図。
【図2】(a)は同実施形態の一部を拡大して示す平面
図、(b)は同実施形態の一部を破断して示す側面図。
【図3】同実施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図4】本発明に係るジャンクションブロックの他の実
施形態の一部を拡大して示す平面図。
【図5】従来のジャンクションブロックの一部を示す分
解斜視図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【符号の説明】
1…ジャンクションブロックとしてのリレーブロック、
2…ブロック本体、2a…装着部形成面としての表面、
3a〜3f…装着部としてのリレー装着部、4a,4
b,4d…係合片、5…保持部、6…ガイド孔、7…ガ
イド壁、8a,8b…固定手段としての突起、11…検
知部材、12…本体、13…検出部としての検出片、1
4…規制部としての規制片、15…把持部、16…被保
持片、16a…凹部、21〜23,31…電装品として
のリレー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中堂薗 宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車 株式会社内 Fターム(参考) 4E353 AA05 AA21 BB02 BB04 CC02 DD05 DD15 DR04 DR12 DR13 DR46 DR56 EE03 GG12 GG40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品を装着可能な複数の装着部と、装
    着部形成面に沿って移動可能に設けられ前記電装品の不
    完全装着を検知する検知部材とを備え、特定の電装品が
    完全に装着されていないときには、前記検知部材によっ
    て他の電装品の装着が阻害されるようにしたジャンクシ
    ョンブロックにおいて、 前記検知部材は、前記装着部形成面に立てた状態で取り
    付けられる板状の本体と、前記特定の電装品の不完全装
    着時に同電装品の一部に接触して該検知部材の移動を妨
    げる検出部と、前記不完全装着時に前記他の電装品の装
    着を阻害する規制部とを備えることを特徴とするジャン
    クションブロック。
  2. 【請求項2】 前記特定の電装品は、前記装着部に完全
    に装着されたときに同装着部の所定箇所に係合する係合
    手段を備え、 前記検出部は、前記本体の側方へ突出する突片であり、
    その突片は、前記特定の電装品の完全装着時にのみ、前
    記係合手段の上端面の真上かつ前記上端面に近接する位
    置まで移動可能となっていることを特徴とする請求項1
    に記載のジャンクションブロック。
  3. 【請求項3】 前記検知部材は、前記検出部を複数個備
    えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    ジャンクションブロック。
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