JP2000329464A - 遠心薄膜乾燥機 - Google Patents

遠心薄膜乾燥機

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JP2000329464A
JP2000329464A JP11136900A JP13690099A JP2000329464A JP 2000329464 A JP2000329464 A JP 2000329464A JP 11136900 A JP11136900 A JP 11136900A JP 13690099 A JP13690099 A JP 13690099A JP 2000329464 A JP2000329464 A JP 2000329464A
Authority
JP
Japan
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sludge
heat transfer
discharge port
transfer drum
transfer cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11136900A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ogawa
智 小川
Katsunori Ide
勝記 井手
Akira Morikawa
彰 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蒸発蒸気排出口から排出される汚泥粉を大幅に
減少する構造簡単な遠心薄膜乾燥機を提供すること。 【解決手段】上部に汚泥が投入される汚泥投入口を,下
部に乾燥汚泥が排出される汚泥排出口を設けた円筒状の
伝熱胴と、伝熱胴内に回転自在に配設された主軸と、主
軸外周に取付けられ伝熱胴内に供給される汚泥を伝熱胴
内に引延ばして薄膜を形成するブレードと、伝熱胴内の
下から上への空気の流れによって水分を蒸発させ,蒸発
した水分を空気とともに排出する蒸発蒸気排出口とを備
え、蒸発蒸気排出口の一部に遠心力により外部に排出さ
れようとする汚泥粉を伝熱胴内にはね返す切り欠きを設
けているので、下から上への蒸発した水分と共に空気の
流れに乗った汚泥粉は、蒸発蒸気排出口の回転方向端部
の切り欠きに当たり跳ね返されるため、蒸発蒸気排出口
より外方への汚泥粉量は大幅に減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工業,化学工
業,産業廃棄物処理業,水処理業などにおいて用いられ
る遠心薄膜乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心薄膜乾燥機は、無薬注の運転を1回
行うだけで、高含水率の生汚泥などを自然焼却可能な低
含水率の程度にまで脱水、乾燥させることができる。こ
のため遠心薄膜乾燥機は、生汚泥などの脱水、乾燥のた
めの装置として、省エネルギおよび環境保護の面から注
目されている。
【0003】図4は、従来の遠心薄膜乾燥機の全体断面
図であり、図5は図4のB−B断面図である。図4にお
いて、遠心薄膜乾燥機20は薄肉の伝熱胴1と、この伝
熱胴1内部に伝熱胴1と同軸に設けられた主軸2とを備
えている。伝熱胴1の上部には生汚泥6が投入される汚
泥投入口1aが設けられ、伝熱胴1の下端部には乾燥汚
泥8が排出される汚泥排出口1bが設けられている。主
軸2は、駆動モータ7の駆動によってプーリ15および
ベルト16を介して回転するように構成されている。主
軸2の汚泥投入口1a近傍付近に汚泥投入口1aから伝
熱胴1内に供給された生汚泥6を伝熱胴1内面に沿って
分散させる分配リング3が設けられている。
【0004】また、伝熱胴1の外側には汚泥の脱水、乾
燥用の熱源となる蒸気ジャケット5が設けられ、この蒸
気ジャケット5内に蒸気入口5aから加熱蒸気が流入
し、蒸気出口5bから流出するようになっている。
【0005】汚泥投入口1aから伝熱胴1内に供給され
た生汚泥6は、主軸2とともに回転する分配リング3に
よって伝熱胴1の内壁に沿うように分配される。さらに
生汚泥6は主軸2とともに回転するブレード4によって
伝熱胴1の内壁に押付けられ薄膜状に引延ばされる。こ
の薄膜状となった生汚泥6は、生汚泥6の自重および次
々に供給される新たな生汚泥6の圧力によって少しずつ
降下する。その際、生汚泥6は、伝熱胴1の外側の蒸気
ジャケット5内に供給される加熱蒸気によって伝熱胴1
を介して加熱され、その水分が蒸発して乾燥され、乾燥
汚泥8となる。この乾燥汚泥8は伝熱胴1の下端に設け
られた汚泥排出口1bから排出される。他方、生汚泥6
から蒸発した水分は、伝熱胴1の上部に設けられた蒸発
蒸気排出口9から外方へ排出される。このとき、汚泥粉
10も水分と一緒に蒸発蒸気排出口9から外方へ排出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の遠心薄膜乾燥機20では、蒸発蒸気排出口9から汚
泥粉10も外方へ排出されるため、この汚泥粉10を取
り除く保守をたびたび行う必要があった。
【0007】本発明は、上記状況に鑑みてなされたもの
で、その目的は、蒸発蒸気排出口から排出される汚泥粉
を大幅に減少する構造簡単な遠心薄膜乾燥機を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、上部に汚泥が投入される汚泥
投入口を,下部に乾燥汚泥が排出される汚泥排出口を設
けた円筒状の伝熱胴と、前記伝熱胴内に回転自在に配設
された主軸と、この主軸外周に取付けられ前記伝熱胴内
に供給される汚泥を当該伝熱胴内に引延ばして薄膜を形
成するブレードと、前記伝熱胴内の下から上への空気の
流れによって水分を蒸発させ,この蒸発した水分を空気
とともに排出する蒸発蒸気排出口とを備え、前記蒸発蒸
気排出口の一部に遠心力により外部に排出されようとす
る汚泥粉を前記伝熱胴内にはね返す切り欠きを設けたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2は、請求項1記載の遠心
薄膜乾燥機において、前記主軸の回転方向に対する前記
蒸発蒸気排出口の手前に突起を設けたことを特徴とす
る。請求項1および請求項2によれば、下から上への蒸
発した水分とともに、空気の流れに乗った汚泥粉は、蒸
発蒸気排出口の回転方向端部の切り欠きまたは突起に当
たり跳ね返されるため、蒸発蒸気排出口より外方への汚
泥粉量は大幅に減少する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1対応)である遠心薄膜乾燥機の断面図であり、図2は
図1のA−A断面図である。なお、図4の従来例と同一
部分には同一符号を付して説明する。
【0011】図に示すように、本実施例の遠心薄膜乾燥
機20は、円筒状の伝熱胴1と、この伝熱胴1内に回転
自在に配設された主軸2と、この主軸2に固着した分配
リング3とブレード4とから構成されている。
【0012】伝熱胴1の上部には生汚泥6が投入される
汚泥投入口1aが設けられ、下端部には乾燥汚泥8が排
出される汚泥排出口1bが設けられている。また、伝熱
胴1の外側には蒸気ジャケット5が設けられ、この蒸気
ジャケット5には、加熱蒸気が流入する蒸気入口5aと
加熱蒸気が流出する蒸気出口5bが設けられており、蒸
気ジャケット5内の加熱蒸気により伝熱胴1が加熱され
る。また、遠心薄膜乾燥機20の主軸2は、プーリ15
およびベルト16を介して駆動モータ7に連結されてい
る。さらに、伝熱胴1の上部には蒸発蒸気排出口9が設
けられており、この蒸発蒸気排出口9付近には図2に示
すように切り欠き11を形成してある。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
汚泥投入口1aから伝熱胴1内に供給された生汚泥6
は、主軸2とともに回転する分配リング3によって伝熱
胴1の内壁に沿うように分散される。さらに、生汚泥6
は、ブレード4によって伝熱胴1の内壁に押付けられ薄
膜状に引延ばされる。薄膜状となった生汚泥6の自重お
よび次々に供給される生汚泥6の圧力によって少しずつ
降下する。その際、生汚泥6は、伝熱胴1の外側の蒸気
ジャケット5内に供給される加熱蒸気によって伝熱胴1
を介して加熱され、その水分が蒸発して乾燥されて乾燥
汚泥8となる。この乾燥汚泥8は伝熱胴1の下端に設け
られた汚泥排出口1bから排出される。
【0014】他方、生汚泥6から蒸発した水分は、伝熱
胴1の上部に設けられた蒸発蒸気排出口9から外方へ排
出される。このとき、汚泥粉10は蒸発蒸気排出口9の
回転方向端部の切り欠き13に当たり跳ね返されるの
で、汚泥粉10は蒸発蒸気排出口9より外方への排出が
大幅に減少する。
【0015】図3は本発明の第2実施例(請求項2対
応)の遠心薄膜乾燥機の蒸発蒸気排出口付近の断面図で
あり、図1の第1実施例と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。図に示すように、本実
施例が図1の第1実施例と異なる点は、主軸2の回転方
向に対する蒸発蒸気排出口9の手前に突起12を設けた
構成のみである。
【0016】したがって、生汚泥6を乾燥汚泥8とする
工程は上記第1実施例と同様であるが、本実施例では切
り欠き11の代りに突起12を設けているため、汚泥粉
10はこの突起12に当たり跳ね返される。このように
汚泥粉10は蒸発蒸気排出口9から離れ、蒸発蒸気排出
口9より外方へ出にくくなるため、蒸発蒸気排出口9よ
り外方への排出が大幅に減少する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
及び請求項2対応)によれば、簡単な構成により汚泥粉
は蒸発蒸気排出口より出にくくなり、大幅に減少するの
で、従来技術と比べて蒸発蒸気排出口より出てしまった
汚泥粉の処理など保守が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の第2実施例の断面図。
【図4】従来の遠心薄膜乾燥機の断面図。
【図5】図4のB−B断面図。
【符号の説明】
1…伝熱胴、1a…汚泥投入口、1b…汚泥排出口、2
…主軸、3…分配リング、4…ブレード、5…蒸気ジャ
ケット、5a…蒸気入口、5b…蒸気出口、6…生汚
泥、7…駆動モータ、8…乾燥汚泥、9…蒸気蒸発排出
口、10…汚泥粉、11…切り欠き、12…突起、15
…プーリ、16…ベルト、20…遠心薄膜乾燥機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 彰 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 3L113 AA03 AB05 AB08 AC05 AC15 AC48 AC49 AC58 AC62 AC63 AC65 BA37 DA04 DA13 DA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に汚泥が投入される汚泥投入口を,
    下部に乾燥汚泥が排出される汚泥排出口を設けた円筒状
    の伝熱胴と、前記伝熱胴内に回転自在に配設された主軸
    と、この主軸外周に取付けられ前記伝熱胴内に供給され
    る汚泥を当該伝熱胴内に引延ばして薄膜を形成するブレ
    ードと、前記伝熱胴内の下から上への空気の流れによっ
    て水分を蒸発させ,この蒸発した水分を空気とともに排
    出する蒸発蒸気排出口とを備え、前記蒸発蒸気排出口の
    一部に遠心力により外部に排出されようとする汚泥粉を
    前記伝熱胴内にはね返す切り欠きを設けたことを特徴と
    する遠心薄膜乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記主軸の回転方向に対する前記蒸発蒸
    気排出口の手前に突起を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の遠心薄膜乾燥機。
JP11136900A 1999-05-18 1999-05-18 遠心薄膜乾燥機 Pending JP2000329464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110368708A (zh) * 2019-07-05 2019-10-25 苏州易云生物科技有限公司 一种用于生物制药设备的多重蒸发装置
CN112499931A (zh) * 2020-12-09 2021-03-16 王鹏程 一种环保高效离心式水处理污泥干燥装置

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