JPH11248353A - 遠心薄膜乾燥機 - Google Patents

遠心薄膜乾燥機

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Publication number
JPH11248353A
JPH11248353A JP10055121A JP5512198A JPH11248353A JP H11248353 A JPH11248353 A JP H11248353A JP 10055121 A JP10055121 A JP 10055121A JP 5512198 A JP5512198 A JP 5512198A JP H11248353 A JPH11248353 A JP H11248353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
heat transfer
transfer cylinder
thin film
centrifugal thin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10055121A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ogawa
川 智 小
Makoto Sato
藤 信 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10055121A priority Critical patent/JPH11248353A/ja
Publication of JPH11248353A publication Critical patent/JPH11248353A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱胴内面に汚泥のスケーリングが生成する
ことのない遠心薄膜乾燥機を提供する。 【解決手段】 伝熱胴1の内部に、ブレード4が取付け
られた主軸2が回転自在に配設されている。汚泥投入口
1aから伝熱胴1内に投入される汚泥は、ブレード4に
よって伝熱胴1内面に引延ばされる。伝熱胴1内面に引
延ばされた汚泥は、蒸気ジャケット5内に流入する加熱
蒸気により加熱され、乾燥して落下し汚泥排出口1bか
ら排出される。伝熱胴1内面にフッ素樹脂8が形成さ
れ、汚泥のスケーリングが防止される。このため伝熱胴
1の伝熱効率が安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工業、化学工
業、産業廃棄物処理業、水処理業などに用いられ、汚泥
を乾燥させる遠心薄膜乾燥機に係り、とりわけ汚泥を効
率的に乾燥させることができる遠心薄膜乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遠心薄膜乾燥機は、高含水率の汚泥等を
焼却が可能な低含水率の程度まで脱水・乾燥させるもの
である。このため遠心薄膜乾燥機は、汚泥等の脱水、乾
燥のための装置として、省エネルギーおよび環境保護の
面から注目されている。
【0003】図3および図4により、従来の遠心薄膜乾
燥機20について説明する。図3および図4において、
遠心薄膜乾燥機20は薄肉の伝熱胴1と、伝熱胴1内部
に伝熱胴1と同軸に設けられた主軸2とを備えている。
伝熱胴1の上部には生汚泥6が投入される汚泥投入口1
aが設けられ、伝熱胴1の下部に乾燥汚泥10が排出さ
れる汚泥排出口1bが設けられている。
【0004】主軸2は駆動モーター7の駆動によってプ
ーリー15およびベルト16を介して回転するようにな
っている。主軸2には汚泥投入口1aと略同一高さに、
汚泥投入口1aから伝熱胴1内に供給された生汚泥6を
伝熱胴1内面に沿って分散させるための分配リング3が
設けられている。
【0005】また、伝熱胴1の外側には生汚泥6の脱
水、乾燥用の熱源となる上記ジャケット(加熱装置)5
が設けられ、この蒸気ジャケット5内に蒸気入口5aか
ら加熱蒸気が流入し、蒸気出口5bから流出するように
なっている。
【0006】図3および図4において、汚泥投入口1a
から伝熱胴1内に供給された生汚泥6は、主軸2と共に
回転する分配リング3によって伝熱胴1内の内壁に沿う
ように分散される。さらに生汚泥6は、主軸2とともに
回転するブレード4によって伝熱胴1の内壁に押し付け
られ薄膜状に引延ばされる。そして、薄膜状となった生
汚泥6は、その自重および次々に供給される新たな生汚
泥6の圧力によって、少しずつ下方へ降下する。その
際、生汚泥6は、伝熱胴1の外側の蒸気ジャケット5内
に供給される加熱蒸気によって伝熱胴1を介して加熱さ
れ、その水分が蒸発して乾燥されて、乾燥汚泥10とな
る。この乾燥汚泥10は、伝熱胴1の下部に設けられた
汚泥排出口1bから排出される。他方、生汚泥6から蒸
発した水分は、伝熱胴1の上部に設けられた蒸発蒸気排
出口12から外方へ排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで図3および図
4に示すような遠心薄膜乾燥機20により、汚泥の乾燥
処理を行う場合、伝熱胴1内に汚泥のスケーリングが発
生することがある。伝熱胴1内に汚泥のスケーリングが
発生すると、加熱蒸気から生汚泥6への伝熱効率が低下
し、高含水率な乾燥汚泥10を排出してしまう。
【0008】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、汚泥の乾燥処理を行う際、伝熱胴内面に
発生する汚泥のスケーリングを防ぎ、伝熱効率の低下を
回避することができる遠心薄膜乾燥機を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部に汚泥が
投入される汚泥投入口が設けられ、下部に乾燥汚泥が排
出される汚泥排出口が設けられた円筒状の伝熱胴と、前
記伝熱胴内に回転自在に配設されるとともに、汚泥を伝
熱胴内面に引延ばすブレードが取付けられた主軸と、伝
熱胴外方に配置され伝熱胴を加熱する加熱装置とを備
え、伝熱胴内面に汚泥のスケーリング生成を防止するフ
ッ素樹脂を形成したことを特徴とする遠心薄膜乾燥機で
ある。
【0010】本発明によれば、汚泥投入口から汚泥が伝
熱胴内に投入され、伝熱胴内の汚泥は主軸に取付けられ
たブレードによって伝熱胴内面に薄膜状に引延ばされ
る。伝熱胴は外方から加熱装置によって加熱され、伝熱
胴内面に引延ばされた汚泥は乾燥して落下し、汚した排
出口から排出される。この場合、伝熱胴内面にフッ素樹
脂が形成されているので、伝熱胴内面に汚泥のスケーリ
ングが生成することはない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明による遠心薄膜
乾燥機の一実施の形態を示す図であり、図2は図1のA
−A断面である。図1および図2において図3および図
4に示す従来技術と同一部分には同一符号を付してい
る。
【0012】図1および図2に示すように、遠心薄膜乾
燥機20は薄肉の伝熱胴1と、伝熱胴1内部に伝熱胴1
と同軸に設けられた主軸2とを備えている。伝熱胴1の
上部には生汚泥6が投入される汚泥投入口1aが設けら
れ、伝熱胴1の下部に乾燥汚泥10が排出される汚泥排
出口1bが設けられている。
【0013】主軸2は駆動モーター7の駆動によってプ
ーリー15およびベルト16を介して回転するようにな
っている。主軸2には汚泥投入口1aと略同一高さに、
汚泥投入口1aから伝熱胴1内に供給された生汚泥6を
伝熱胴1内面に沿って分散させるための分配リング3が
設けられている。
【0014】また、伝熱胴1の外側には生汚泥6の脱
水、乾燥用の熱源となる上記ジャケット(加熱装置)5
が設けられ、この蒸気ジャケット5内に蒸気入口5aか
ら加熱蒸気が流入し、蒸気出口5bから流出するように
なっている。
【0015】また、主軸2には汚泥を伝熱胴1内面に引
延ばすブレード4が取付けられている。すなわちブレー
ド4は、伝熱胴1内面とごく僅かの隙間を保つように主
軸2に固定されている。
【0016】また伝熱胴1内面には少なくともブレード
4に対応する領域にフッ素樹脂8が塗布されてい形成さ
れている。このフッ素樹脂8は伝熱胴1内面全域に形成
することが好ましい。
【0017】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。図1および図2において、汚
泥投入口1aから伝熱胴1内に供給された生汚泥6は、
主軸2と共に回転する分配リング3によって伝熱胴1内
の内壁に沿うように分配される。さらに生汚泥6は、ブ
レード4によって伝熱胴1の内壁に押し付けられ薄膜状
に引延ばされる。そして、薄膜状となった生汚泥6は、
その自重および次々に供給される新たな生汚泥6の圧力
によって、少しずつ下方へ降下する。その際、生汚泥6
は、伝熱胴1の外側の蒸気ジャケット(加熱装置)5内
に供給される加熱蒸気によって伝熱胴1を介して加熱さ
れ、その水分が蒸発して乾燥されて、乾燥汚泥10とな
る。この乾燥汚泥10は、伝熱胴1の下部に設けられた
汚泥排出口1bから排出される。他方、生汚泥6から蒸
発した水分は、伝熱胴1の上部に設けられた蒸発蒸気排
出口12から外方へ排出される。
【0018】この間、伝熱胴1内面に生汚泥が引延ばさ
れ、汚泥のスケーリングが生じることも考えられるが、
伝熱胴1内面にフッ素樹脂8が形成されているため、伝
熱胴1を加熱しても汚泥のスケーリングが伝熱胴1に生
じることはない。このため蒸気から生汚泥6への伝熱効
率の低下を回避することができる。伝熱胴1による伝熱
効率の安定化を図ることができる。このため安定した含
水率の乾燥汚泥10を排出する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
熱胴内面にフッ素樹脂が形成されているので、伝熱胴内
面に汚泥のスケーリングが発生することはない。このた
め伝熱胴の伝熱効率の低下を回避することができ、安定
した含水率の乾燥汚泥を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠心薄膜乾燥機の一実施の形態を
示す図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】従来の遠心薄膜乾燥機を示す側断面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【符号の説明】
1 伝熱胴 1a 汚泥投入口 1b 汚泥排出口 2 主軸 4 ブレード 8 フッ素樹脂 20 遠心薄膜乾燥機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に汚泥が投入される汚泥投入口が設け
    られ、下部に乾燥汚泥が排出される汚泥排出口が設けら
    れた円筒状の伝熱胴と、 前記伝熱胴内に回転自在に配設されるとともに、汚泥を
    伝熱胴内面に引延ばすブレードが取付けられた主軸と、 伝熱胴外方に配置され伝熱胴を加熱する加熱装置とを備
    え、 伝熱胴内面に汚泥のスケーリング生成を防止するフッ素
    樹脂を形成したことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
JP10055121A 1998-03-06 1998-03-06 遠心薄膜乾燥機 Withdrawn JPH11248353A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10055121A JPH11248353A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 遠心薄膜乾燥機

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JP10055121A JPH11248353A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 遠心薄膜乾燥機

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JPH11248353A true JPH11248353A (ja) 1999-09-14

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ID=12989937

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JP10055121A Withdrawn JPH11248353A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 遠心薄膜乾燥機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103274579A (zh) * 2013-05-28 2013-09-04 国新天汇环境有限公司 一种利用蒸汽加热污泥的预热罐

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103274579A (zh) * 2013-05-28 2013-09-04 国新天汇环境有限公司 一种利用蒸汽加热污泥的预热罐
CN103274579B (zh) * 2013-05-28 2014-09-17 国新天汇环境有限公司 一种利用蒸汽加热污泥的预热罐

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Effective date: 20050510