JPH1123152A - 遠心薄膜乾燥機およびこれを用いた汚泥処理方法 - Google Patents

遠心薄膜乾燥機およびこれを用いた汚泥処理方法

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JPH1123152A
JPH1123152A JP9180125A JP18012597A JPH1123152A JP H1123152 A JPH1123152 A JP H1123152A JP 9180125 A JP9180125 A JP 9180125A JP 18012597 A JP18012597 A JP 18012597A JP H1123152 A JPH1123152 A JP H1123152A
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JP
Japan
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centrifugal thin
film dryer
sludge
main shaft
heat transfer
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Application number
JP9180125A
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English (en)
Inventor
Katsunori Ide
勝記 井手
Akinori Nagata
晃則 永田
Takashi Oishi
高志 大石
Kazunori Shioda
和則 塩田
Shigeki Masuda
繁樹 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軸受の長寿命化を図り、処理性能を高めること
ができる遠心薄膜乾燥機およびこれを用いた汚泥処理方
法を提供する。 【解決手段】縦長円筒状の伝熱胴1の内部に、伝熱胴と
同軸上で回転する主軸2を設け、主軸に伝熱胴の表面に
付着した汚泥を掻き取る機能をもつ可動式のブレード6
を円周方向に複数枚かつ軸方向に多段に取付けるととも
に、主軸はその両側に配置した上下の軸受8,9で支持
する構成とした縦型の遠心薄膜乾燥機70において、伝
熱胴の外部より内部に送風機33で冷却空気を送り込
み、主軸に設けた通風孔48,50を通して各軸受に送
り込み、これらの軸受周りを冷却可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば食品工業、
化学工業、産業廃棄物処理業および下水処理業等に用い
る遠心薄膜乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】図16から図17によって従来の遠心薄
膜乾燥機の構成を説明する。図16(A)は遠心薄膜乾
燥機の全体構成を示す断面図であり、図16(B),
(C),(D)はそれぞれ図16(A)のb部,c部,
d部の部分拡大図である。また、図17は図16(A)
のE−E線に沿う断面図である。
【0003】これら図16および図17に示すように、
従来の遠心薄膜乾燥機では、薄肉な伝熱胴1の内部に、
この伝熱胴1と同軸的に主軸2が設けられ、この主軸2
は駆動モータ3によって回転駆動されるようになってい
る。また、主軸2の上部には、分配リング5が設けら
れ、被処理物投入口としての汚泥投入口4から供給され
た被処理物としての汚泥が分配リング5を通って伝熱胴
1の内面に均一に投入されるようになっている。さら
に、伝熱胴1内に分散された汚泥を薄膜状にするための
ブレード6が、軸方向および円周方向に複数枚取り付け
られている。
【0004】また、ブレード6は伝熱胴1との間の汚泥
を介してわずかの隙間を保ちながら動くため、大きな固
形分の噛み込みが発生することがある。この噛み込み等
による異常を防ぐため、ブレード6には、その根元にヒ
ンジ7が可動式に取り付けられ、そのヒンジ7を介して
の回動によって逃げ動作が可能となっている。
【0005】また、主軸2は伝熱胴1の両端部の軸受
8、9によって支持され、下部軸受9にはスポーク10
が設けられ、このスポーク10の下部には排出口11が
形成されている。さらに、伝熱胴1の上部には、汚泥か
ら発生する蒸発蒸気を廃棄するための排気口12が設け
られている。
【0006】また、伝熱胴1の外側には、汚泥の脱水お
よび乾燥を行うための熱源となる蒸気を通す蒸気ジャケ
ット13が設けられ、この蒸気ジャケット13には蒸気
入口14から蒸気が流入するとともに、蒸気ジャケット
13内を流動した後、蒸気出口15から流出するように
なっている。
【0007】汚泥投入口4から伝熱胴1内に供給された
汚泥16は、主軸2とともに回転する分配リング5によ
って伝熱胴1内面に沿うように分散される。さらに、汚
泥16は主軸2とともに回転するブレード6によって掻
き取られ、伝熱胴1内面に薄膜状に引き延ばされる。
【0008】そして、薄膜状になった汚泥16は重力と
次々に供給される新しい汚泥の圧力によって、少しずつ
下方に進む。その際、伝熱胴1の外側の蒸気ジャケット
13に供給されている加熱蒸気によって、汚泥16は伝
熱胴1により加熱される。
【0009】その後、汚泥16の水分が徐々に脱水さ
れ、汚泥16は乾燥汚泥となり、伝熱胴1の下端に設け
られた排出口11より排出される。一方、汚泥から蒸発
した蒸気は排気口12から抽気し排気される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】遠心薄膜乾燥機に供給
される汚泥は、上述のように遠心薄膜乾燥機の内部で加
熱乾燥し、水分が蒸発するに従って、伝熱胴1内部を下
方に移動しながら、汚泥の含水率が次第に減少し、徐々
に乾燥する。
【0011】ここで、図18、図19および図20によ
って従来の大形乾燥機の構成に係る課題について説明す
る。図18は全体断面図であり、図19および図20は
図18におけるF−F線およびG−G線に沿う断面図で
ある。なお、これらの図に示した構成およびそれによる
乾燥方法は上述した図16の場合と略同様である。よっ
て各部品の機能が同一のものについては、図16と同一
符号を付して説明を省略する。
【0012】これらの図に示すように、乾燥が進むに従
って、排出口11には乾燥汚泥18が落下してくる。そ
れと同時に、排出口11から吸い込まれる空気は上向き
の流れ19となって、主軸2と伝熱胴1との隙間を介し
て上方に移動する。これに従って、空気は湿り蒸気の状
態となり、蒸気の流れ方向20に沿って乾燥機外方に排
出される。汚泥から蒸発する蒸気を含んだ湿り空気は、
下部軸受8および上部軸受9の周囲の温度を高くするこ
とになり、その影響を受けて各軸受8,9の温度が高く
なり軸受損傷に至ることがある。
【0013】また、損傷を防止するために各軸受8,9
を冷却すると、周囲の蒸気がその軸受部8,9で結露と
なり、その結露水が軸受8,9部に侵入してグリースが
劣化し、軸受を損傷する可能性がある。
【0014】さらに、軸受8,9の寿命あるいはブレー
ド6の寿命を長くするために回転速度を低下させること
が考えられるが、その結果、処理性能(処理量、含水
率)が低下する。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、軸受の長寿命化を図ると同時に、処理性能を高
めることができる遠心薄膜乾燥機およびこれを用いた汚
泥処理方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、縦長円筒状の伝熱胴の内部
に、この伝熱胴と同軸上で回転する主軸を設け、この主
軸に前記伝熱胴の表面に付着した汚泥を掻き取る機能を
もつ可動式のブレードを円周方向に複数枚かつ軸方向に
多段に取付けるとともに、この主軸はその両側に配置し
た上下の軸受で支持する構成とした縦型の遠心薄膜乾燥
機において、前記伝熱胴の外部に設けた送風機で冷却空
気を前記主軸に設けた通風孔を通して前記各軸受に送り
込み、これらの軸受周りを冷却可能としたことを特徴と
する遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0017】請求項2の発明では、請求項1項記載の遠
心薄膜乾燥機において、上部および下部軸受にそれぞれ
回転側シール円筒と静止側シール円筒とで構成する蒸気
侵入防止用のシールを設け、前記各軸受を冷却した空気
を前記シールを介して流出させるとともに被処理物から
の蒸発蒸気の抽気ラインに合流させる構造としたことを
特徴とする遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0018】請求項3の発明では、請求項1または2記
載の遠心薄膜乾燥機において、下部軸受ブラケットに蒸
気侵入防止用の蒸気シールカバーを設けたことを特徴と
する遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0019】請求項4の発明では、請求項3記載の遠心
薄膜乾燥機において、蒸気シールカバーの表面に断熱材
を貼装したことを特徴とする遠心薄膜乾燥機を提供す
る。
【0020】請求項5の発明では、請求項1から4まで
のいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、下部軸受
の冷却のため主軸から吹き出す空気は、下部軸受ブラケ
ットとこの下部軸受ブラケットに取り付けた蒸気シール
カバーとで仕切られた部屋に吹き出し、前記軸受ブラケ
ットに設けた連通孔に流すようにしたことを特徴とする
遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0021】請求項6の発明では、請求項1から5まで
のいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、被処理物
を移送する移送手段の下流側から熱風を送り、この熱風
を伝熱胴内部の抽気ラインに合流させるようにしたこと
を特徴とする遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0022】請求項7の発明では、請求項1から6まで
のいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、上部軸受
および下部軸受を冷却するための送風機をそれぞれ配置
し、冷却空気を主軸に設けた通風孔を通して前記下部軸
受および上部軸受の周りに個別に送り込み、その軸受周
りを冷却するようにしたことを特徴とする遠心薄膜乾燥
機を提供する。
【0023】請求項8の発明では、請求項1から7まで
のいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、主軸の内
部に仕切板および放射リブを設けるとともに、主軸端板
に通風孔を設け、前記放射リブの遠心力による空気の強
制循環で軸受周りを冷却するようにしたことを特徴とす
る遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0024】請求項9の発明では、請求項1から8まで
のいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、伝熱胴を
蒸気ジャケットで被覆し、この蒸気ジャケット内で前記
伝熱胴の外壁に螺旋形状の伝熱板を取り付けたことを特
徴とする遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0025】請求項10の発明では、請求項1から9ま
でのいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、ヒンジ
部を中心として可動するブレードを主軸の中心に対して
傾斜させて配置したことを特徴とする遠心薄膜乾燥機を
提供する。
【0026】請求項11の発明では、請求項1から10
までのいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機において、ブレ
ード先端の被処理物の堆積によるブレードの傾きが減少
するように、ブレードをバネで補強する構成としたこと
を特徴とする遠心薄膜乾燥機を提供する。
【0027】請求項12の発明では、被処理物としての
汚泥を脱水機で脱水して濃縮汚泥とし、この濃縮汚泥を
請求項1から11までのいずれかに記載の遠心薄膜乾燥
機を用いて乾燥させる汚泥処理方法であって、前記遠心
薄膜乾燥機に濃縮汚泥を供給する前に、その濃縮汚泥を
120℃で15分間以上加熱することを特徴とする汚泥
処理方法を提供する。
【0028】請求項13の発明では、請求項12記載の
汚泥処理方法において、濃縮汚泥を移送する汚泥移送ポ
ンプを直接加熱することにより、そのポンプ内を流れる
濃縮汚泥を加熱することを特徴とする汚泥処理方法を提
供する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図15を参照して説明する。なお、これらの図に
おいて、従来の構成部分と同一または相当部分には同一
符号を付し、また重複説明は省略する。
【0030】第1実施形態(図1〜図4) 図1は本発明の第1実施形態による遠心薄膜乾燥機の構
成を示す全体断面図であり、図2、図3および図4はそ
れぞれ図1のA−A線、B−B線およびC−C線に沿う
断面図である。
【0031】これらの図に示すように、本実施形態の遠
心薄膜乾燥機は縦型であり、蒸気の熱量を伝達する円筒
形状の伝熱胴1と、この伝熱胴1と同心の主軸2を駆動
する駆動モータ3と、汚泥を圧入する汚泥投入口4と、
汚泥を円周方向で均一に分配する分配リング5とを有し
ている。また、汚泥を掻き取って伝熱胴1の表面に付着
させる機能を有するブレード6と、このブレードの振り
子的揺動を可能にするヒンジ7と、主軸2を支える上部
軸受8および下部軸受9が設けられている。
【0032】さらに、汚泥の通過が可能で下部軸受9を
支えるスポーク10と、汚泥が排出される排出口11
と、汚泥が乾燥して水分が蒸気になり、その蒸気が排気
される排気口12と、蒸気を溜める蒸気ジャケット13
と、この蒸気ジャケット13内に蒸気を導入する蒸気入
口14と、蒸気ジャケット13内の蒸気を排出する蒸気
出口15と、主軸2の中心部を貫通してその上下端部で
開口する通風孔21と、主軸2の上部端板22に固定さ
れた円筒状の回転側シール円筒23と、上部軸受8の上
部軸受ブラケット24に固定された円筒形状の静止側シ
ール円筒25とが備えられている。
【0033】さらにまた、主軸2の下部端板26に固定
された円筒状の回転側シール円筒27と、下部軸受9の
下部軸受ブラケット28に固定された円筒状の静止側シ
ール円筒29と、下部軸受ブラケット28に複数個貫通
した連通孔30および蒸気シールカバー31と、この蒸
気シールカバー31の内側に貼り付けた断熱材32と、
乾燥機機内に冷却空気を送り込む送風機33と、乾燥汚
泥18を次の工程に搬送するべルトコンベア35とが備
えられている。
【0034】このような構成において、汚泥投入口4か
ら伝熱胴1内に供給された汚泥16は、主軸2とともに
回転する分配リング5によって伝熱胴1の内面に沿うよ
うに分散される。さらに、汚泥16は、主軸2とともに
回転するブレード6によって掻き取られ、伝熱胴1の内
面に薄膜状に引き伸ばされる。
【0035】そして、薄膜状になった汚泥16は重力お
よび次々に供給される新しい汚泥の圧力によって、少し
ずつ下方に進む。その際、汚泥16は、蒸気ジャケット
13に供給されている加熱蒸気の熱量を受けて伝熱胴1
により加熱される。
【0036】その後、汚泥16はその水分が徐々に脱水
されて脱水汚泥となり、伝熱胴1の下端に設けられた排
出口34、11から排出される。一方、汚泥16から蒸
発した蒸気は下部の排出口11より抽気された空気とも
に伝熱胴1と主軸2との隙間を通って上部に搬送され、
排気口12から排気される。
【0037】さらに、乾燥汚泥18はべルトコンベア3
5により次の処理工程に搬送される。
【0038】ところで、乾燥機内は蒸発蒸気の影響を受
け全体的に温度が高くなる。従来技術では軸受ブラケッ
トの周囲温度も高くなり、それに伴い軸受の温度が高く
なっていた。これに対し、本実施形態では、軸受8,9
の温度上昇を下記の作用で抑制することができる。
【0039】まず、送風機33から送り込まれた冷たい
空気は、主軸2に設けた通風孔21を通って一部は上部
軸受の冷却用として上部空間e部に放出され、残りは下
部軸受の冷却用として下部空間f部に放出される。上部
軸受周りでは、e部から冷却空気が供給され、上部軸受
ブラケット24の表面を冷却し、回転側シール円筒23
と静止側シール円筒25とで構成される非接触型のシー
ル36部を通り、蒸発蒸気とともに排気口12から排出
される。
【0040】一方、下部軸受周りではf部から冷却空気
が供給され、軸受ブラケット28に設けた連通孔30を
通って軸受ブラケットを冷却し、回転側シール円筒27
と静止側シール円筒29とで構成される非接触型のシー
ル37部を通り、抽気ラインに合流して蒸発蒸気ととも
に羽根隙間を上昇し、分配リング5の内側を通って排気
口12から排出される。
【0041】下部の蒸気シールカバー31は、乾燥汚泥
の潜熱で乾燥した蒸気を多量に含む高温多湿の空気を軸
受に直接触れないようにシールする役目と、上述した下
部軸受周りの空気の流れを形成する役目も果たす。ま
た、乾燥性能を大幅に高めるために、本実施形態ではべ
ルトコンベア35の下流側から熱風を送り込み、べルト
コンベア35上の汚泥を乾燥させ、そのまま抽気空気と
して乾燥機機内に送り込むようになっている。
【0042】以上の第1実施形態によれば、蒸発蒸気を
多量に含む高温多湿の空気を軸受8,9に直接的に接し
ない構造にしたことにより蒸気が軸受8,9に侵入する
ことがなくなる。また、軸受8,9部の冷却を効果的に
行え、冷却しても蒸気が軸受支持部の周辺に存在しない
ため軸受部に結露が生じることがなく、水分が軸受8,
9に侵入することがなく、グリースの劣化等がなくな
り、軸受8,9の損傷も防止され、長寿命化を実現する
ことができる。
【0043】さらに、蒸気シールカバー31と断熱材3
2とを設けることにより、完全に蒸気をシールできると
ともに熱風からの熱の侵入を防ぐことができ、軸受の温
度上昇による損傷を防止することができる。また、乾燥
空気を多量に送り込むことが可能となり、ひいては乾燥
効率を大幅に高めることが可能となる。
【0044】その結果、汚泥処理費用(ランニングコス
ト)を大幅に低減することができる。
【0045】第2実施形態(図5) 図5は本発明の第2実施形態による遠心薄膜乾燥機の構
成を示す断面図である。なお、この図5において、前記
第1実施形態と同一または相当部分には同一符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0046】本実施形態では、図5に示すように、上部
軸受8の冷却構成部品として、冷却空気を送り込む送風
機39と、主軸2に冷却空気を通す通風孔40と、主軸
2の主軸上部端板22に固定された円筒状の回転側シー
ル円筒23と、上部軸受8の上部軸受ブラケット24に
固定した円筒形状の静止側シール円筒25と、回転側シ
ール円筒23および静止側シール円筒25によって構成
されるシール36とを備えている。
【0047】また、下部軸受9の冷却を行う部品とし
て、冷却空気を送り込む送風機41と、主軸2に冷却空
気を流通させる通風孔42と、主軸2の主軸下部端板2
6に固定された円筒状の回転側シール円筒27と、下部
軸受の下部軸受ブラケット28に固定した円筒状の静止
側シール円筒29と、回転側シール円筒27および静止
側シール円筒29によって構成されるシール37とを備
えている。そして、下部軸受ブラケット28には複数個
の連通孔30が貫通した構成とされ、完全に高温多湿の
空気に触れない構造になっている。また、下部軸受ブラ
ッケット28には蒸気シールカバー41aが取り付けて
ある。
【0048】この第2実施形態では、送風機39、41
を両側の軸受冷却用の送風機として設けたことにより、
冷却空気の流れ方向が若干異なるだけで、前記第1実施
形態と略同様の作用効果が期待できるのに加えて、両側
の冷却用の送風機39,41により、個々に冷却風量の
調整を容易に行うことができるという利点が得られる。
【0049】第3実施形態(図6,図7) 図6は本発明の第3実施形態による遠心薄膜乾燥機の構
成を示す断面図であり、図7は図6のD−D線に沿う断
面図である。
【0050】なお、これらの図6および図7において、
前記第1実施形態と同一または相当部分には同一符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0051】本実施形態では、図6および図7に示すよ
うに、上部軸受8の冷却用構成部として、冷却空気の吸
い込み口43と、主軸2に冷却空気を通す通風孔44
と、主軸2に設けた仕切円板45と、主軸2および仕切
円板45に取り付けた放射リブ46とを備えている。ま
た、主軸2の上部端板47に複数個設けられた通風孔4
8と、主軸2の主軸上部端板47に固定された円筒状の
回転側シール円筒23と、上部軸受8の上部軸受ブラケ
ット24に固定された円筒状の静止側シール円筒25
と、回転側シール円筒23および静止側シール円筒25
によって構成されるシール36とを備えている。
【0052】また、下部軸受9の冷却用構成部として、
冷却空気の吸い込み管49と、主軸2に冷却空気を通す
通風孔50と、主軸2に設けた仕切円板51と、主軸2
および仕切円板51に取り付けた放射リブ52とを備え
ている。また、主軸2の主軸下部端板53に複数個設け
られた通風孔54と、主軸2の主軸下部端板53に固定
された円筒状の回転側シール円筒27と、下部軸受9の
下部軸受ブラケット28に固定された円筒状の静止側シ
ール円筒29と、回転側シール円筒27および静止側シ
ール円筒29によって構成されるシール37とを備えて
いる。これにより、完全に高温多湿の空気に触れない構
造になっている。また、下部軸受ブラッケット28に
は、蒸気シールカバー55が取り付けられている。
【0053】この第3の実施形態によれば、放射リブ4
6,52でファン効果を発生させ、通風孔48,54か
ら軸受側に冷却空気を自己循環させることができる。即
ち、冷却空気の流れ方向が若干異なるだけで、前記第1
実施形態と略同様の作用効果が期待できる。なお、本実
施形態では、自己循環が可能であるため外置きの送風機
などを必要としない。
【0054】なお、以上の第1〜第3実施形態では、主
に軸受8,9の冷却と蒸気の侵入防止について着目した
構成について説明したが、次に処理性能の向上の観点か
ら構成した実施形態について説明する。
【0055】第4実施形態(図8,図9) 図8は本発明の第4実施形態による遠心薄膜乾燥機の構
成を示す断面図であり、図9は伝熱胴の一部を拡大して
示す斜視図である。
【0056】なお、これらの図において、従来技術と同
一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明に
ついては省略する。
【0057】本実施形態では、図8および図9に示すよ
うに、伝熱胴56に螺旋形状の伝熱板57を設け、これ
により、蒸気の通路を確保するようになっている。
【0058】このような構成によれば、伝熱胴56の構
造強度を高めることができ、これによって伝熱胴56の
厚みを小さくすることができる。また、伝熱板57を設
けることにより、伝熱面積が増大し、蒸気からの伝熱量
が増大できる。その結果、伝熱胴56に熱量を多く伝え
ることが可能となり、それに伴って汚泥の処理量が増大
するという優れた作用効果が奏される。
【0059】第5実施形態(図10) 図10(A)は本発明の第5実施形態による遠心薄膜乾
燥機のブレードを示す構成図(図8のX方向から見た
図)であり、同図(B)はその作用説明図である。
【0060】この第5実施形態のブレード58において
は、例えば図8で示したヒンジ部59を中心として回動
でき、しかも、θだけ傾斜した形状となっている。
【0061】このようなブレード構造にすることによ
り、汚泥の滞留時間を長くすることができ、その結果、
乾燥汚泥の含水率が大幅に低下でき、含水率が低い汚泥
が要求される汚泥処理用の遠心薄膜乾燥機に有効に適用
することができる。
【0062】第6実施形態(図11〜図13) 図11は本発明の第6実施形態によるブレードの支持構
造を示す正面図であり、図12は図11のY方向矢視図
である。図13は本実施形態の作用を示す特性図であ
る。
【0063】本実施形態では、図11および図12に示
すように、遠心薄膜乾燥機の重要部品であるブレード5
9をヒンジ60により回動可能に支持するとともに、台
座61を主軸62にボルト63で固定し、ブレード59
の背面をバネ64で押し、バネ64はバネ固定座65お
よびボルト66で台座61に固定してある。
【0064】このような構成によると、図12に示すよ
うに、汚泥16をブレード59で掻き取ると、ブレード
59の先端に汚泥の塊が徐々に堆積する。汚泥の塊が堆
積すると、ブレード59は逆方向に回動して傾き、逃げ
動作をする構造となっている。
【0065】このようにして、堆積量を多くすることが
できれば、汚泥の滞留時間が長くなる。その結果、乾燥
汚泥の含水率は低くなる。この堆積量を多くするため
に、ブレード59の背面からブレード59の傾きを減少
するようにバネ64で補強している。
【0066】図13は、バネ64のバネ定数を高くする
と乾燥機出口の汚泥の含水率が低くなる傾向を示してい
る。つまり、乾燥汚泥の含水率をバネ64の強さで変化
させることが可能である。その結果、含水率が低い汚泥
が要求される汚泥処理用の遠心薄膜乾燥機に有効に適用
することができる。
【0067】第7実施形態(図14) 図14は本発明に係る汚泥処理方法の実施形態としての
第7実施形態を示すシステムフロー図である。
【0068】本実施形態では、図14に示すように、下
水汚泥を脱水する遠心脱水機67と、脱水汚泥を移送す
る汚泥移送ポンプ68と、汚泥を加熱する加熱器69
と、前述の各実施形態で説明した遠心薄膜乾燥機70と
を使用する。
【0069】即ち、汚泥の性質として汚泥を120℃以
上で15分以上加熱すると、微生物が殺菌されて水分を
放出しやすい特性になる。そこで、本実施形態では、遠
心薄膜乾燥機70に投入する前に、まず加熱器69で汚
泥を加熱処理する。この結果、乾燥汚泥の含水率が容易
に低くなり、乾燥性能が大幅に良くなり、ひいては処理
量を拡大することができる。
【0070】第8実施形態(図15) 図15は、本発明に係る汚泥処理方法の実施形態として
の第8実施形態を示すシステムフロー図である。
【0071】即ち、本実施形態では図15に示すよう
に、汚泥を加熱する場合に、直接汚泥移送ポンプ71を
加熱する。この実施形態によっても前記第7実施形態と
同等の効果が期待できる。特に本実施形態の場合には、
移送ポンプ加熱を行うので汚泥の詰まりの問題が生じな
い利点が得られる。
【0072】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係る遠
心薄膜乾燥機によれば、完全に蒸気のシールと熱風から
の熱の侵入を防ぐことができ、軸受の温度上昇による損
傷を防止できる。また、乾燥空気を多量に送り込むこと
が可能となり、ひいては乾燥効率を大幅に高めることが
できる。さらに、伝熱胴に螺旋形状の伝熱板を取り付
け、あるいはブレードの支持構造の最適化が得られる。
【0073】また、本発明に係る汚泥処理方法によれ
ば、遠心薄膜乾燥機に供給する前に汚泥の加熱を行うこ
とにより、汚泥処理量を大幅に増大でき、その結果、汚
泥処理費用(ランニングコスト)を大幅に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第1実施形態の
構成を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図。
【図5】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第2実施形態の
構成を示す断面図。
【図6】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第3実施形態の
構成を示す断面図。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図。
【図8】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第4実施形態の
構成を示す断面図。
【図9】図8に示す伝熱胴の一部を拡大して示す斜視
図。
【図10】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第5実施形態
の構成を示す断面図。
【図11】本発明に係る遠心薄膜乾燥機の第6実施形態
によるブレードの支持構造を示す図。
【図12】図11のY矢視図。
【図13】前記第6実施形態の作用を説明する特性図。
【図14】本発明に係る汚泥処理方法についての実施形
態である第7実施形態を示すシステムフロー図。
【図15】本発明に係る汚泥処理方法についての実施形
態である第7実施形態を示すシス
【図16】(A)は従来の遠心薄膜乾燥機の構成を示す
断面図、(B),(C),(D)はそれぞれ(A)の
a,b,c部拡大図。
【図17】図16のE−E線に沿う断面図。
【図18】従来の遠心薄膜乾燥機の構成を示す断面図。
【図19】図18のF−F線に沿う断面図。
【図20】図18のG−G線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 伝熱胴 2 主軸 3 駆動モータ 4 汚泥投入口 5 分配リング 6 ブレード 7 ヒンジ 8 上部軸受 9 下部軸受 10 スポーク 11 排出口 12 排気口 13 蒸気ジャケット 14 蒸気入口 15 蒸気出口 16 汚泥 18 乾燥汚泥 19 上向きの流れ 20 蒸気の流れ 21 通風孔 22 上部端板 23 回転側シール円筒 24 上部軸受ブラケット 25 静止側シール円筒 26 下部端板 27 回転側シール円筒 28 下部軸受ブラケット 29 静止側シール円筒 30 連通孔 31 蒸気シールカバー 32 断熱材 33 送風機 34 排出口 35 べルトコンベア 36,37 シール 42 通風孔 39,41 送風機 43 吸い込み口 44 通風孔 45 仕切円板 46 放射リブ 47 上部端板 48 通風孔 49 吸い込み管 50,54 通風孔 51 仕切円板 52 放射リブ 53 主軸下部端板 55 蒸気シールカバー 56 伝熱胴 57 伝熱板 58 ブレード 59 ヒンジ部 60 ヒンジ 61 台座 62 主軸 63 ボルト 64 バネ 65 バネ固定座 66 ボルト 67 遠心脱水機 68 汚泥移送ポンプ 69 加熱器 70 遠心薄膜乾燥機 71 汚泥移送ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 和則 神奈川県横浜市鶴見区末広町二丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 増田 繁樹 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長円筒状の伝熱胴の内部に、この伝熱
    胴と同軸上で回転する主軸を設け、この主軸に前記伝熱
    胴の表面に付着した汚泥を掻き取る機能をもつ可動式の
    ブレードを円周方向に複数枚かつ軸方向に多段に取付け
    るとともに、この主軸はその両側に配置した上下の軸受
    で支持する構成とした縦型の遠心薄膜乾燥機において、
    前記伝熱胴の外部に設けた送風機で冷却空気を前記主軸
    に設けた通風孔を通して前記各軸受に送り込み、これら
    の軸受周りを冷却可能としたことを特徴とする遠心薄膜
    乾燥機。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の遠心薄膜乾燥機におい
    て、上部および下部軸受にそれぞれ回転側シール円筒と
    静止側シール円筒とで構成する蒸気侵入防止用のシール
    を設け、前記各軸受を冷却した空気を前記シールを介し
    て流出させるとともに被処理物からの蒸発蒸気の抽気ラ
    インに合流させる構造としたことを特徴とする遠心薄膜
    乾燥機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の遠心薄膜乾燥機
    において、下部軸受ブラケットに蒸気侵入防止用の蒸気
    シールカバーを設けたことを特徴とする遠心薄膜乾燥
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の遠心薄膜乾燥機におい
    て、蒸気シールカバーの表面に断熱材を貼装したことを
    特徴とする遠心薄膜乾燥機。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    遠心薄膜乾燥機において、下部軸受の冷却のため主軸か
    ら吹き出す空気は、下部軸受ブラケットとこの下部軸受
    ブラケットに取り付けた蒸気シールカバーとで仕切られ
    た部屋に吹き出し、前記軸受ブラケットに設けた連通孔
    に流すようにしたことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    遠心薄膜乾燥機において、被処理物を移送する移送手段
    の下流側から熱風を送り、この熱風を伝熱胴内部の抽気
    ラインに合流させるようにしたことを特徴とする遠心薄
    膜乾燥機。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    遠心薄膜乾燥機において、上部軸受および下部軸受を冷
    却するための送風機をそれぞれ配置し、冷却空気を主軸
    に設けた通風孔を通して前記下部軸受および上部軸受の
    周りに個別に送り込み、その軸受周りを冷却するように
    したことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    遠心薄膜乾燥機において、主軸の内部に仕切板および放
    射リブを設けるとともに、主軸端板に通風孔を設け、前
    記放射リブの遠心力による空気の強制循環で軸受周りを
    冷却するようにしたことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかに記載の
    遠心薄膜乾燥機において、伝熱胴を蒸気ジャケットで被
    覆し、この蒸気ジャケット内で前記伝熱胴の外壁に螺旋
    形状の伝熱板を取り付けたことを特徴とする遠心薄膜乾
    燥機。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    の遠心薄膜乾燥機において、ヒンジ部を中心として可動
    するブレードを主軸の中心に対して傾斜させて配置した
    ことを特徴とする遠心薄膜乾燥機。
  11. 【請求項11】 請求項1から10までのいずれかに記
    載の遠心薄膜乾燥機において、ブレード先端の被処理物
    の堆積によるブレードの傾きが減少するように、ブレー
    ドをバネで補強する構成としたことを特徴とする遠心薄
    膜乾燥機。
  12. 【請求項12】 被処理物としての汚泥を脱水機で脱水
    して濃縮汚泥とし、この濃縮汚泥を請求項1から11ま
    でのいずれかに記載の遠心薄膜乾燥機を用いて乾燥させ
    る汚泥処理方法であって、前記遠心薄膜乾燥機に濃縮汚
    泥を供給する前に、その濃縮汚泥を120℃以上で15
    分間以上加熱することを特徴とする汚泥処理方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の汚泥処理方法におい
    て、濃縮汚泥を移送する汚泥移送ポンプを直接加熱する
    ことにより、そのポンプ内を流れる濃縮汚泥を加熱する
    ことを特徴とする汚泥処理方法。
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