JP2000329237A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JP2000329237A JP2000329237A JP11141715A JP14171599A JP2000329237A JP 2000329237 A JP2000329237 A JP 2000329237A JP 11141715 A JP11141715 A JP 11141715A JP 14171599 A JP14171599 A JP 14171599A JP 2000329237 A JP2000329237 A JP 2000329237A
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- shaft
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Abstract
性能を維持する信頼性に優れた密封装置を提供する。 【解決手段】 シールリップ32の根元の位置から軸心
に向かって延びて軸60の表面に摺接する固定リップ3
3を設け、この固定リップ33は、可撓性を有するシー
ルリップ32の根元の位置であって、略撓み変形されな
くなる部分から軸心に向かって延びるように形成させる
ことによって、実質的に撓み変形することのないように
構成し、また、固定リップ33の先端は、その内周の径
が軸60の軸径と同程度あるいはやや小さく設定されて
おり、軸60の表面に対して面接触しながら摺接するよ
うに構成する。
Description
パワーステアリング等の圧力が作用する軸封部に用いら
れる密封装置に関するものである。
えば、図3や図4に示すものが知られている。
を示す概略構成断面図であり、例えば、自動車のパワー
ステアリングのロッド用のオイルシールとして用いられ
る密封装置の一例を示している。
用状態を示す概略構成断面図であり、例えば、自動車の
パワーステアリングのメインシャフト・ピニオンシャフ
ト用のオイルシールとして用いられる密封装置の一例を
示している。
る。
160との間の環状隙間を密封するための装置であり、
密封対象側(O)から大気側(A)へ密封対象物が漏れ
るのを防止するものである。
向かって延びるシールリップ101が設けられている。
1aは、軸160の表面に対して摺動自在に密着し、密
封装置100と軸160が相対的に移動(軸方向あるい
は回転方向を問わない)した場合でも、密封性能を維持
する。
ており、軸160が偏心した場合であっても、シールリ
ップ101は軸160に追随するため、密封性能を維持
する。
が、自動車のパワーステアリングのロッド用のオイルシ
ールとして用いられる場合には、密封対象側(O)の圧
力、すなわち、流体(オイル)圧力が70kgf/cm
2程度になるため、これに耐えることのできる耐圧性を
有していなければならない。
ールリップ101の根元の位置に樹脂製のバックアップ
リング102が配置される。
支えられるため、密封対象側(O)から大気側(A)へ
高い圧力が負荷された場合でも、シールリップ101が
反転してしまうことが防止される。
件の下でも、好適に密封性能を維持することができる。
る。
構成は上述した図3に示す密封装置100と同様である
ので、異なる構成等のみについて説明する。
比べて比較的圧力の低い条件下で使用されるものであ
り、上述した自動車のパワーステアリングのメインシャ
フト・ピニオンシャフト用のオイルシールとして用いら
れる場合には、流体(オイル)圧力20〜30kgf/
cm2程度に耐え得る耐圧性があれば良い。
ックアップリングが用いられていない。
2段リップとなっていることに特徴がある。
リップ201aと、メインリップ201aの根元付近に
設けられる補助リップ201bと、を備えている。
ップ201bは、上述した密封装置100の先端リップ
101aと同様に、軸160の表面に対して摺接し、か
つ、軸160の偏心に対して追従自在である。
プ201aの反転を防止する機能をも有する。
は、いずれも密封対象側の圧力が高くなる環境下でも好
適に利用されるものである。
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
場合には、密封対象側から大気側に向かって作用する力
(圧力)に対しては、好適に密封性能を維持する構成と
なっているものの、反対方向へ力が作用する場合に対し
て密封性能を維持するようには考慮されてない構成とな
っていた。
テアリングのロッド用、あるいは、メインシャフト・ピ
ニオンシャフト用のオイルシールとして用いる場合に
は、パワーステアリング作動中に、オイル側(密封対象
側)に負圧(1kgf/cm2程度)が発生する場合が
ある。
封対象側に向かって力が作用することになる。
延びた構成であり、かつ、可撓性を有する構成であるた
めに、比較的容易に密封対象側に向かって引っ張られて
しまう。
浮き上がってしまい、オイルなどの密封流体が漏れてし
まう原因となっていた。
ためになされたもので、その目的とするところは、密封
対象側に負圧が発生した場合でも、密封性能を維持する
信頼性に優れた密封装置を提供することにある。
に本発明にあっては、密封対象側に向かって延びて軸表
面に対して摺動自在に接触するシールリップであって、
かつ、可撓性を有するシールリップを備えた密封装置に
おいて、前記シールリップの根元から軸心に向かって延
びて軸の表面に摺接し、かつ、略撓み変形することのな
い固定リップを備えたことを特徴とする。
ールリップに対して密封対象側に向かう力が作用した場
合であっても、略撓み変形することのない固定リップに
よって、シールリップの根元からその力に対して抵抗力
が作用するため、シールリップの密封対象側に向かう変
形が抑制される。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
1の実施の形態に係る密封装置について説明する。
封装置の使用状態を示す概略構成断面図であり、例え
ば、自動車のパワーステアリングのロッド用のオイルシ
ールとして用いられる密封装置の一例を示している。
の間の環状隙間を密封するための装置であり、密封対象
側(O)から大気側(A)へ密封対象物が漏れるのを防
止するものである。
孔の内周に嵌着され、また、この孔の内周に設けられた
位置決め部材6によって位置決め支持される。
強環2に焼き付けあるいは一体成形されるゴム状弾性体
3と、樹脂製のバックアップリング4と、から構成され
る。
21と、この円筒部21の大気側(A)端部に設けられ
る内向きフランジ部22と、を有する。
も外周側に設けられてハウジング50の孔の内周に密着
する外周シール31と、密封対象側(O)に向かって延
びるシールリップ32と、このシールリップ32の根元
の位置から軸心に向かって延びて軸60の表面に摺接す
る固定リップ33と、を有する。
である先端リップ32aが軸60の表面に対して摺動自
在に密着し、密封装置1と軸60が相対的に移動(軸方
向あるいは回転方向を問わない)した場合でも、密封性
能を維持するように構成されている。
ップ32が軸表面に密着する前の変形していない状態を
示しており、実際に軸60を組み立てた場合には、軸6
0の表面よりも内部に侵入した部分が変形して軸60の
表面に摺動自在に密着することになる。
おり、軸60が偏心した場合であっても、シールリップ
32は軸60に追随するため、密封性能を維持するよう
に構成されている。
ング5が嵌め込まれており、先端リップ32aが軸60
の表面に対して適正に密着するようになっている。
でも、耐圧性を良くするために、バックアップリング4
が設けられており、これにより、密封対象側(O)の圧
力が高くなって、密封対象側(O)から大気側(A)に
向かって力が作用した場合でも、シールリップ32の根
元が支持されるので、シールリップ32が反転してしま
うことはない。
上述したように、シールリップ32の根元の位置から軸
心に向かって延びて軸60の表面に摺接する固定リップ
33が設けられている。
ールリップ32の根元の位置であって、略撓み変形され
なくなる部分から軸心に向かって延びるように形成させ
ることによって、実質的に撓み変形することのないよう
に構成されている。
の径が軸60の軸径と同程度あるいはやや小さく設定さ
れており、軸60の表面に対して面接触しながら摺接す
るように構成されている。
けたことによって、例え密封対象側(O)に負圧が発生
して、大気側(A)から密封対象側(O)に向かってシ
ールリップ32に対して力が作用した場合であっても、
固定リップ33が抵抗力となりシールリップ32の撓み
変形が抑制される。
に力が作用した場合には、撓み変形することのない固定
リップ33が軸60の表面に支えられることで、シール
リップ32には元に戻されるような方向に力が働き、シ
ールリップ32の撓み変形が抑制される。
から浮いてしまうことを防止でき、負圧が発生した場合
であっても密封性能を維持することができる。
施の形態が示されている。
封装置の使用状態を示す概略構成断面図であり、例え
ば、自動車のパワーステアリングのメインシャフト・ピ
ニオンシャフト用のオイルシールとして用いられる密封
装置の一例を示している。
的な構成は上述した図1に示す密封装置1と同様である
ので、異なる構成等のみについて詳しく説明する。
比較的圧力の低い条件下で使用されるものである。
クアップリングが用いられていない。
2が2段リップとなっている点で上述した密封装置1と
は異なっている。
リップ132aと、メインリップ132aの根元付近に
設けられる補助リップ132bと、を備えている。
ップ132bは、上述した密封装置1の先端リップ32
aと同様に、軸60の表面に対して摺接し、かつ、軸6
0の偏心に対して追従自在である。
リップ132の根元の位置から軸心に向かって延びて軸
60の表面に摺接する固定リップ133が設けられてい
る。
置1における固定リップ33と同様に、可撓性を有する
シールリップ132の根元の位置であって、略撓み変形
されなくなる部分から軸心に向かって延びるように形成
させることによって、実質的に撓み変形することのない
ように構成されている。
内周の径が軸60の軸径と同程度あるいはやや小さく設
定されており、軸60の表面に対して面接触しながら摺
接するように構成されている。
様の効果を得ることができる。
ップを備えたことによって、密封対象側に負圧が発生し
た場合であっても、シールリップの密封対象側に向かう
変形を抑制して密封性能を維持することができ、信頼性
に優れる。
用状態を示す概略構成断面図である。
用状態を示す概略構成断面図である。
構成断面図である。
構成断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】密封対象側に向かって延びて軸表面に対し
て摺動自在に接触するシールリップであって、かつ、可
撓性を有するシールリップを備えた密封装置において、 前記シールリップの根元から軸心に向かって延びて軸の
表面に摺接し、かつ、略撓み変形することのない固定リ
ップを備えたことを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141715A JP2000329237A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11141715A JP2000329237A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000329237A true JP2000329237A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15298522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11141715A Pending JP2000329237A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000329237A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003254440A (ja) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Koyo Sealing Techno Co Ltd | 密封装置 |
JP2005155694A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Nok Corp | 密封装置 |
WO2014203609A1 (ja) * | 2013-06-21 | 2014-12-24 | 光洋シーリングテクノ株式会社 | 密封装置 |
WO2015133255A1 (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-11 | 光洋シーリングテクノ株式会社 | 密封装置 |
DE102022131876A1 (de) | 2022-12-01 | 2024-06-06 | BRUSS Sealing Systems GmbH | Radialwellendichtring |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141715A patent/JP2000329237A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105308371A (zh) * | 2013-06-21 | 2016-02-03 | 光洋密封技术株式会社 | 密封装置 |
US10247308B2 (en) | 2013-06-21 | 2019-04-02 | Koyo Sealing Techno Co., Ltd. | Hermetic seal device |
WO2015133255A1 (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-11 | 光洋シーリングテクノ株式会社 | 密封装置 |
CN106104111A (zh) * | 2014-03-07 | 2016-11-09 | 光洋密封技术株式会社 | 密封装置 |
US9702463B2 (en) | 2014-03-07 | 2017-07-11 | Koyo Sealing Techno Co., Ltd. | Seal device |
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DE102022131876A1 (de) | 2022-12-01 | 2024-06-06 | BRUSS Sealing Systems GmbH | Radialwellendichtring |
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