JP2000328759A - 表装用複合タイル - Google Patents

表装用複合タイル

Info

Publication number
JP2000328759A
JP2000328759A JP11173110A JP17311099A JP2000328759A JP 2000328759 A JP2000328759 A JP 2000328759A JP 11173110 A JP11173110 A JP 11173110A JP 17311099 A JP17311099 A JP 17311099A JP 2000328759 A JP2000328759 A JP 2000328759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
magnet
sheet
composite
tiles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11173110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3786801B2 (ja
JP2000328759A5 (ja
Inventor
Kiyoshi Maehashi
清 前橋
Kazumasa Fujii
一正 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichilaymagnet Co Ltd
Original Assignee
Nichilaymagnet Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichilaymagnet Co Ltd filed Critical Nichilaymagnet Co Ltd
Priority to JP17311099A priority Critical patent/JP3786801B2/ja
Publication of JP2000328759A publication Critical patent/JP2000328759A/ja
Publication of JP2000328759A5 publication Critical patent/JP2000328759A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3786801B2 publication Critical patent/JP3786801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04FFINISHING WORK ON BUILDINGS, e.g. STAIRS, FLOORS
    • E04F15/00Flooring
    • E04F15/02Flooring or floor layers composed of a number of similar elements
    • E04F15/02133Flooring or floor layers composed of a number of similar elements fixed directly to an underlayer by means of magnets, hook and loop-type or similar fasteners, not necessarily involving the side faces of the flooring elements
    • E04F15/02144Flooring or floor layers composed of a number of similar elements fixed directly to an underlayer by means of magnets, hook and loop-type or similar fasteners, not necessarily involving the side faces of the flooring elements by magnets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建造物の鉄製部材の表面又はあらかじめ強磁
性体面を形成した被着体に、簡単に施工できる表装用複
合タイルを提供する。施工に技術を必要とせず着脱が容
易で、施工完了後も貼り替えることができる 【解決手段】 タイル1の裏面に、縞状に多極着磁を施
したシート状磁石2を貼り合わせ、かつ、縞状磁極の最
初と最後が異極となるように配列している。複合タイル
の向きを変えて並べて貼り付けるだけで施工を完了する
ことができ、異極同士隣接して吸引し、容易に隙間無く
目的の位置に貼り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はあらかじめ鉄製部材
又は強磁性体面を有する被着面に貼着でき、建造物の壁
面、床面等の内外装用の表装材又は工事現場等の仮設鉄
製部材の装飾等に使用できる表装用複合タイルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用として頻繁に用いられる磁
器タイル等の窯業系タイルは多くの場合、接合材として
モルタルを用い左官作業により張り付け、あるいは、タ
イル固定のための固定部材を付設した後、挿入部に対応
した形状のタイルを挿入する方法も採られている。窯業
系タイルの外、木製、合成樹脂製、金属製など種々のタ
イルがあり、貼着方法もモルタルに限らず、接着剤など
他の貼着手段により壁面や床に貼着する場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上記したいずれの施
工方法も、タイルを貼着し目地処理を行うことは時間を
要し、良質の仕上げには熟練した職人を必要とし、種々
の材料から成るタイルを接着剤で固定する場合でも、一
定の目地幅に仕上げ、あるいは多様な色や形のタイルを
組み合わせて所定の図柄に仕上げることは熟練者による
手間のかかる作業が必要であった。
【0004】本発明は上記のような従来の欠点を解消
し、建造物の鉄製部材の表面又はあらかじめ強磁性体面
を形成した被着体に、タイルを簡単に貼ることができ、
熟練工を必要とせず、施工場所によってはいわゆる日曜
大工でもタイルの模様替えができるタイルを提供し、ま
た、貼り替え作業の困難な高所や貼り替えの必要がなく
強固な固定の望まれる場所では、施工中は着脱自在に簡
単に施工でき、施工完成後は容易に剥がせず長期の固定
に耐える表装用複合タイルを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による表装用複合タイルはタイルの裏面に、
少なくとも表面側に多極着磁を施したシート状磁石を貼
り合わせ、かつ、その並列した縞状磁極の最初と最後が
異極となるように配列している。シート状磁石はタイル
の裏面全面に貼着するとは限らず、タイルの材質、用
途、施工場所等施工条件によっては磁石をタイル裏面の
一部にのみ設けるだけでも良い。また、磁力と接着剤に
よって長期間にわたって強力に固定するには、タイル裏
面に貼り合わせたシート状磁石の表面側に接着剤層を設
ける。
【0006】均一幅の目地を簡単に形成するために、タ
イルに貼り合わせたシート状磁石を、タイル周縁の一辺
あるいは任意の複数辺で一定寸法突出して目地用突出部
を設ける。
【0007】被着面に若干の凹凸があっても磁石を被着
面に沿わせて安定したタイルの施工をするために、タイ
ル裏面に貼り合わせる磁石として可撓性ボンド磁石を用
い、タイルとボンド磁石とを略中央部で接着する。
【0008】タイル裏面に貼り合わせるシート状磁石と
して、アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチ
レン・プロピレン非共役ジエン三元重合体エラストマ
ー、エチレン・酢酸ビニル共重合体エラストマー、塩素
化ポリエチレン、クロロスルフォン化ポリエチレンの中
の一種以上を非架橋で使用した有機高分子粘結材を含有
した可撓性ボンド磁石を用いた場合、長期間の固定に耐
えるタイルを得ることができる。
【0009】
【作用】上記のように構成した複合タイルを強磁性体の
被着面に並列して施工する場合、タイルのシート状磁石
の最初と最後の磁極が異極となるように磁極配置されて
いるので、タイルの向きを変えて貼り付けることによ
り、異極同士隣接し磁極の異極吸引または同極反発によ
って、容易に隙間無く目的の位置に貼り付けることがで
きる。磁力によって貼り付けているので貼り替えや不要
になったときは簡単に剥がすことができる。
【0010】強磁性体の被着面と接触する磁石表面側に
接着剤層を設けたタイルは貼り替える必要が無く強力な
固定力の必要な場所に用いると最適であり、また、高所
など作業の困難な場所では磁力により被着面に吸着する
ので作業中のタイル落下のおそれがなく、目的の位置に
磁気吸着力で保持した後、接着剤の接着力の発現により
剥がれないように貼り付けることができる。
【0011】タイル裏面に貼り合わせたシート状磁石を
縁部から突出し、一定幅の目地用突出部を設けたタイル
は、タイル全周縁に目地用突出部を設けたものを隣接し
て並列することにより幅広の目地になり、隣接するタイ
ル縁部の一方のみ目地用突出部のあるものを用いると幅
狭の目地となる。目地用突出部の幅が一定であるため、
タイル施工に技術を必要とせず単にタイルを並列するだ
けで作業を完成することができる。タイル面と目地用突
出部との段差を無くしたいときは目地用突出部で形成さ
れた目地にタイルの厚みと同等の厚さを有する目地材を
埋め込むことにより目地を完成する。
【0012】タイル裏面のシート状磁石に可撓性ボンド
磁石を用い磁石の中央部で接着したものは被着面に貼り
付けたときに磁力だけでなく吸盤作用が加わり、剥離抵
抗が増大する。一方、外したいときは磁石の端縁を剥が
すようにすると容易に外すことができる。また、磁石に
可撓性があるため凹凸のある被着面でも十分沿うことが
でき、隙間無く吸着することができる。
【0013】タイル裏面に貼り合わせるシート状磁石と
して、アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチ
レン・プロピレン非共役ジエン三元重合体エラストマ
ー、エチレン・酢酸ビニル共重合体エラストマー、塩素
化ポリエチレン、クロロスルフォン化ポリエチレンの中
の一種以上を非架橋で使用した有機高分子粘結材を含有
した可撓性ボンド磁石を用いることにより、タイル施工
時や施工後しばらくの間は貼り替えて修正することがで
き、施工後の日数経過に伴って強力な接着を得ることが
できる。
【0014】特に被着体の塗装がラッカー塗料、アクリ
ル変性ラッカー塗料又はフタール酸塗料を使用している
場合、あるいは被着体表面にゴム系接着剤を塗布乾燥し
ている場合は、タイルを磁気吸着したのち日数の経過に
従ってブロッキング現象、即ち長時間加圧接触すること
により接着する現象が進行し強固な接着を得ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明ではタイルとシート状磁石
とを貼り合わせるが、この場合のタイルとしては窯業系
タイル(例えば 陶磁器、ガラス、セメント等)、無機
物・有機物複合タイル(例えば 無機物粉と少量の有機
粘結材から成るタイル、金属板、木質製、プラスチック
製のタイル等)種々の材質のものが使用できる。
【0016】また、シート状磁石としては焼結磁石(例
えば バリウムフェライト系磁石、ストロンチウム系磁
石、希土類系磁石など)、磁石材料粉末と有機高分子粘
結材を主成分とするボンド磁石(例えば バリウムフェ
ライト系ゴム磁石、ストロンチウム系ゴム磁石、ストロ
ンチウム系プラスチック磁石など)等、市販のものが利
用できる。
【0017】タイルとシート状磁石の貼り合わせ手段と
しては、接着剤、熱融接、接着又は粘着剤の両面テープ
などを用いることができ、タイル又は磁石の材質に応じ
て使い分けられる。例えば、剛性の大きい材質同士貼り
合わすときは衝撃又は熱膨張率の差による応力を生ずる
ので、弾性エポキシ接着剤など弾性を有する反応型接着
剤が適当である。また、可撓性ボンド磁石(ゴム磁石)
を使用したときはフェノール変性ニトリルゴム系、フェ
ノール変性クロロプレンゴム系、ウレタン系接着剤が最
適である。タイル裏面の表面性が劣る場合、発泡体を基
材とする両面粘着テープが好適である。
【0018】以下、図面にしたがって、本発明の具体的
実施例についてを説明する。なお、下記実施例では複合
タイルの外形が矩形の場合について説明しているが、こ
れに限らず、三角形、多角形その他任意の形状の複合タ
イルも同様に形成することができる。
【0019】
【実施例1】図1(A)(B)は第1実施例の使用状態
を示したもので、(A)は壁面に吸着した断面図、
(B)は複合タイル4枚の施工における磁極配列状態を
示した説明図である。
【0020】1は市販の窯業系タイル(縦・横・厚さ9
0×90×8mm)である。2は極間9mmピッチで片
面多極着磁した厚さ4mmのシート状磁石で、タイル1
と同一寸法に形成され、相対する両端が異極となるよう
に着磁されている。このシート状磁石は等方性バリウム
フェライト焼結磁石で、市販の未着磁品をワンターンパ
ルス着磁ヨークにより着磁して用いている。タイル1と
シート状磁石2とは、弾性エポキシ系接着剤をタイル裏
面にハケで塗布した後4辺を重ね合わせ、室温約20℃
に放置して接着し貼り合わせを完成する。
【0021】3は上記の複合タイルを吸着した被着体
で、厚さ0.8mmの塗装鋼板から成る外壁面である。
被着体3に吸着した複合タイルは両端に位置する磁極が
異極であるため、図1(B)に示すように同一構造のタ
イルの向きを替えて並列するだけで、異極同士を対応す
ることができ隣接するタイルが自然に吸着しあい複数の
タイルを隙間なく並列することができる。
【0022】磁力のみで吸着する上記複合タイルは施工
後も簡単に着脱でき、初心者でも簡単に貼り替えて模様
替えすることができる。一方、貼り替えの必要がなく、
より強力な固定をするためにはシート状磁石の着磁面側
に弾性エポキシ接着剤を塗布し、磁力と接着剤とによっ
て固定する。この場合の接着剤はタイルとシート状磁石
の接着に使用したものと同一の接着剤を用いても良い。
【0023】
【実施例2】実施例2は基本的には実施例1と同一構造
である。タイル1は市販の窯業系タイル(縦・横・厚さ
90×90×5mm)である。シート状磁石2は厚さ
1.5mmで極間3mmピッチの片面多極着磁で、タイ
ル1と同一寸法に形成され、相対する両端が異極となる
ように着磁されている。
【0024】このシート状磁石は等方性ストロンチウム
フェライト系ゴム磁石で、実施例1と同様の方法で着磁
して用いている。タイル1とシート状磁石2とは、それ
ぞれの裏面にフェノール変性ニトリルゴム系接着剤を塗
布した後、実施例1と同様に処置して貼り合わせを完成
する。実施例1と同様の作用を有する。
【0025】上記の実施例1及び2ではタイルの裏面全
面に磁石を設けたが、タイル裏面の一部、例えば額縁状
や相対向する辺に沿った縁部、中央部のみに設けるだけ
でも同様の作用を得ることができる。
【0026】
【実施例3】図2(A)(B)は第3実施例を示したも
ので、(A)は断面図、(B)は平面図である。タイル
1は市販の窯業系タイル(縦・横・厚さ90×90×5
mm)である。タイル1に貼り合わせたシート状磁石2
はタイル1の周囲から3mmの幅で突出し、目地用突出
部4を形成している。
【0027】このシート状磁石は厚さ1.5mm、極間
3mmピッチの片面多極着磁で、相対する両端が異極と
なるように着磁されている。タイル1とシート状磁石2
との貼り合わせにはフェノール変性ニトリルゴム系接着
剤を塗布した後、実施例1と同様に処置して貼り合わせ
を完成する。
【0028】この複合タイルを例えば塗装鋼板外壁面に
並列して吸着すると、6mm幅の真っすぐな目地を形成
することができ、目地部にタイル1と同じ厚みを有する
目地材を嵌め込むことによりタイル1の表面との段差を
なくすこともできる。また、図3(A)(B)(C)に
示したように、目地用突出部4をタイル1周縁の一部に
設けたものを形成することにより、利用範囲の拡大を図
ることができる。
【0029】即ち、互いに隣接する辺の一方のみ目地用
突出部4を設けたものを用いて施工すると、3mm幅の
目地を形成できる。また、床や壁の端部、目地のない方
が都合の良い部分など施工場所に応じて図2及び図3に
示した各種のものを使い分けて理想通りの施工をするこ
とができる。
【0030】
【実施例4】図4(A)(B)は第4実施例を示したも
ので、(A)は断面図、(B)は平面図である。タイル
1は市販のステンレススチールSUS430を断裁して
作成したもので、(縦・横・厚さ)は(100×100
×1mm)である。シート状磁石2は異方性ストロンチ
ウムフェライト系ゴム磁石を用い、2.5mmピッチで
実施例1と同様に多極着磁用ヨークによって片面着磁し
たものである。タイル1と同一形状に切断したシート状
磁石2の両端磁極は異極にしている。
【0031】5はタイル1とシート状磁石2とを貼り合
わせた接着剤層で、中央に直径約30mmの円状にウレ
タン系接着剤を塗布している。その後、実施例1と同様
に処置し貼り合わせを完了する。
【0032】この複合タイルを室内壁面、例えば鉄粉6
0V%を練り込んだ塩素化ポリエチレンシート(厚さ
0.8mm)の被着体に貼り付けると、被着面に若干の
凹凸があっても、シート状磁石とタイル1とは中央部の
みを固定したので、図4(A)の二点鎖線で示したよう
に固定されていない回りの部分を被着面に沿って吸着す
ることができ、磁気吸着力と吸盤作用により複合タイル
を固定することができる。複合タイルの貼り替えなど剥
がしたいときはシート状磁石の端部から簡単に剥がすこ
とができる。
【0033】
【実施例5】第5実施例は実施例1と同様にタイルとシ
ート状磁石とを同一形状にしたもので、図1(A)にし
たがって説明する。タイル1はビニルタイルで(縦・横
・厚さ)が(100×100×5mm)のビニルタイル
である。シート状磁石2は極間2.5mmピッチで片面
多極着磁したもので、タイル1と同一形状の磁石2は両
端が異極となるように磁極配列されている。
【0034】このシート状磁石2は等方性ストロンチウ
ムフェライト系ゴム磁石で、粘結材としてエチレン酢酸
ビニル共重合体エラストマーを非架橋で使用し、公知の
方法でシート状磁石としたものである。タイル1とシー
ト状磁石2とはフェノール変性ニトリルゴム系接着剤を
タイル1の裏面に塗布し、実施例1と同様に処置し複合
タイルを完成する。
【0035】この複合タイルを厚さ0.8mmのラッカ
ー塗装鋼板から成る外壁面に吸着すると、施工時や施工
後数日間は容易に着脱することができるが、施工後、吸
着した状態で長時間放置すると、磁石の吸着力とブロッ
キング現象の進行によって剥がしにくくなり、2週間程
度経過すると全面にブロッキング現象が生じ壁面に強力
に固定することができる。
【0036】実施例5に用いたシート状磁石2は粘結材
としてエチレン酢酸ビニル共重合体エラストマーを非架
橋で使用しているが、エチレン酢酸ビニル共重合体エラ
ストマーに代わるエラストマーとしてアクリルゴム、エ
チレンプロピレンゴム、塩素化ポリエチレン、クロロス
ルフォン化ポリエチレンの中のいずれかを用い実施例5
と同様に製造したシート状磁石を貼り付けた複合タイル
も実施例5と同様の結果が得られた。
【0037】即ち、前記複合タイル裏面のエラストマー
を非架橋で用いたシート状磁石はブロッキング性につい
て、14日後には全面にブロッキングを生じた。しか
し、エチレン酢酸ビニル共重合体エラストマーで架橋し
たシート状磁石を用いた複合タイルは14日程度ではブ
ロッキングを生じず、強力な固定には非架橋がふさわし
いことを示している。
【0038】
【発明の効果】本発明は上記のような構成及び作用を有
するので、複合タイルの施工が簡単で未経験者でも並列
するだけで完成度の高い施工をすることができ、しかも
施工場所に応じた複合タイルを選択して用いることによ
り模様替え等着脱の容易な貼着と容易にはがせない強力
な固定を行うことができる。
【0039】即ち、裏面のシート状磁石の最初と最後の
磁極が異極となるように磁極配置されているタイルは、
タイルの向きを変えて貼り付けることにより、異極同士
隣接し磁極の異極吸引または同極反発によって、容易に
隙間無く目的の位置に貼り付けることができ、また、施
工技術を必要としないので目地用磁石突出部を有する場
合も同様に並列するだけで、一定幅の目地ができる。
【0040】施工場所によって必要なときは磁石突出部
で形成された目地にタイルの厚みと同等の厚さを有する
目地材を埋め込むことによりタイル面と目地との段差を
無くすことができる。その上、磁力によって貼り付けて
いるので貼り替えや不要になったときは簡単に剥がすこ
とができる。
【0041】高所など作業の困難な場所や貼り替えの必
要が無く強力な固定力の必要な場所では、強磁性体の被
着面と接触する磁石表面側に接着剤層を設けたタイルを
用いると、施工中は磁力により仮止めできタイル落下の
おそれがなく、安全である。更に、目的の位置に磁気吸
着力で保持した後、接着剤の接着力の発現により剥がれ
ないように貼り付けることができる。
【0042】タイルと可撓性シート状磁石とを中央部で
のみ接着したものは被着面に吸着したときに磁力だけで
なく吸盤作用が加わり、剥離抵抗が増大し不測の力が加
わっても簡単に外れないが、外したいときは磁石の端縁
を剥がすようにすると容易に外すことができる。更に、
磁石の可撓性によって被着面の凹凸に対しても十分沿う
ことができ、隙間無く吸着することができる。
【0043】タイル裏面に、既に列挙したアクリルゴム
等を非架橋で使用した有機高分子粘結材を含有した可撓
性ボンド磁石を用いることにより、タイル施工時や施工
後しばらくの間は着脱が容易にでき、施工後の日数経過
に伴って強力な接着を得ることができる。特に被着体の
塗装がラッカー塗料、アクリル変性ラッカー塗料又はフ
タール酸塗料を使用している場合、あるいは被着体表面
にゴム系接着剤を塗布乾燥している場合は、日数の経過
に従ってブロッキング現象が進行し複合タイルを強力に
固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)は第1実施例の使用状態を示した
もので、(A)は壁面に吸着した断面図、(B)は複合
タイル4枚の施工における磁極配列状態を示した説明
図。
【図2】(A)(B)は第3実施例を示したもので、
(A)は断面図、(B)は平面図。
【図3】(A)(B)(C)は第3実施例において、目
地用突出部をタイル周縁の一部に設けた場合の平面図。
【図4】(A)(B)は第4実施例を示したもので、
(A)は断面図、(B)は平面図。
【符号の説明】
1 タイル 2 シート状磁石 4 目地用突出部 5 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA42 AA50 AB04 AB05 AB22 AB23 BA02 BA12 DA12 DC32 GA02X GA23X GA33W GB01W GB23W GB28W GB32W GB42W GB55X GB62W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイルの裏面に、少なくとも一面より縞
    状に多極着磁を施したシート状磁石を貼り合わせ、か
    つ、シート状磁石の相対する両端縁が異極となるように
    磁極配列したことを特徴とする表装用複合タイル。
  2. 【請求項2】 タイル裏面に貼り合わせたシート状磁石
    の着磁した表面に接着剤層を設けた請求項1記載の表装
    用複合タイル。
  3. 【請求項3】 シート状磁石を、タイル周縁の少なくと
    も一辺で一定寸法突出して貼り合わせた請求項1又は請
    求項2記載の表装用複合タイル。
  4. 【請求項4】 タイル裏面に貼り合わせる磁石として可
    撓性ボンド磁石を用い、前記タイルとボンド磁石とを略
    中央部で接着した請求項1記載の表装用複合タイル。
  5. 【請求項5】 タイル裏面に貼り合わせるシート状磁石
    として、アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴム、エ
    チレン・プロピレン非共役ジエン三元重合体エラストマ
    ー、エチレン・酢酸ビニル共重合体エラストマー、塩素
    化ポリエチレン、クロロスルフォン化ポレエチレンの中
    の一種以上を非架橋で使用した有機高分子粘結材を含有
    した可撓性ボンド磁石を用いた請求項1、請求項2又は
    請求項3記載の表装用複合タイル。
JP17311099A 1999-05-17 1999-05-17 表装用複合タイル Expired - Lifetime JP3786801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17311099A JP3786801B2 (ja) 1999-05-17 1999-05-17 表装用複合タイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17311099A JP3786801B2 (ja) 1999-05-17 1999-05-17 表装用複合タイル

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000328759A true JP2000328759A (ja) 2000-11-28
JP2000328759A5 JP2000328759A5 (ja) 2004-07-15
JP3786801B2 JP3786801B2 (ja) 2006-06-14

Family

ID=15954355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17311099A Expired - Lifetime JP3786801B2 (ja) 1999-05-17 1999-05-17 表装用複合タイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3786801B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004016848A2 (en) * 2002-08-15 2004-02-26 Interface, Inc. Re-configurable modular floor covering
JP2009057739A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toli Corp 磁着パネル
US20110265409A1 (en) * 2010-04-29 2011-11-03 Chao Kang Pien Method and apparatus for floor planks
US8220221B2 (en) 2002-08-15 2012-07-17 Interface, Inc. System and method for floor covering installation
US8381473B2 (en) 2000-09-19 2013-02-26 Interface, Inc. System and method for floor covering installation
US8468772B2 (en) 2003-08-11 2013-06-25 Interface, Inc. Carpet tiles and carpet tile installations
JP2015174982A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 ニチレイマグネット株式会社 被着材の接着工法
US9691240B2 (en) 2015-01-22 2017-06-27 Interface, Inc. Floor covering system with sensors
US9988760B2 (en) 2011-05-04 2018-06-05 Tandus Centiva Inc. Modular carpet systems
WO2020255434A1 (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 株式会社マルチスペース 壁化粧材及び壁化粧材施工方法
CN112814326A (zh) * 2019-11-16 2021-05-18 杰里米·布里顿 用于覆盖表面的可连接砖块
KR102554720B1 (ko) * 2022-11-16 2023-07-13 이성관 고무 자석을 포함하는 친환경 타일 구조체 및 이를 이용한 타일 시공 방법

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8381473B2 (en) 2000-09-19 2013-02-26 Interface, Inc. System and method for floor covering installation
US9402496B2 (en) 2000-09-19 2016-08-02 Interface, Inc. System for modular tile installation
US8434282B2 (en) 2000-09-19 2013-05-07 Interface, Inc. System for carpet tile installation
US8220221B2 (en) 2002-08-15 2012-07-17 Interface, Inc. System and method for floor covering installation
US8468771B2 (en) 2002-08-15 2013-06-25 Interface, Inc. System and method for floor covering installation
WO2004016848A3 (en) * 2002-08-15 2004-05-13 Interface Inc Re-configurable modular floor covering
US9085902B2 (en) 2002-08-15 2015-07-21 Interface, Inc. Methods for installing modular tiles on a flooring surface
WO2004016848A2 (en) * 2002-08-15 2004-02-26 Interface, Inc. Re-configurable modular floor covering
US8468772B2 (en) 2003-08-11 2013-06-25 Interface, Inc. Carpet tiles and carpet tile installations
JP2009057739A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Toli Corp 磁着パネル
US8394217B2 (en) * 2010-04-29 2013-03-12 Advance Vinyl Floor Manufacturing Corp. Method and apparatus for floor planks
US20110265409A1 (en) * 2010-04-29 2011-11-03 Chao Kang Pien Method and apparatus for floor planks
US9988760B2 (en) 2011-05-04 2018-06-05 Tandus Centiva Inc. Modular carpet systems
JP2015174982A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 ニチレイマグネット株式会社 被着材の接着工法
US9691240B2 (en) 2015-01-22 2017-06-27 Interface, Inc. Floor covering system with sensors
WO2020255434A1 (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 株式会社マルチスペース 壁化粧材及び壁化粧材施工方法
JP6878696B1 (ja) * 2019-06-19 2021-06-02 株式会社マルチスペース 化粧壁構造及び壁化粧材施工方法
CN112814326A (zh) * 2019-11-16 2021-05-18 杰里米·布里顿 用于覆盖表面的可连接砖块
KR102554720B1 (ko) * 2022-11-16 2023-07-13 이성관 고무 자석을 포함하는 친환경 타일 구조체 및 이를 이용한 타일 시공 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3786801B2 (ja) 2006-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000328759A (ja) 表装用複合タイル
US20080202053A1 (en) Magnetic tiles and method of installation thereof
US20150211236A1 (en) Peel-And-Set Tile System
US20150159425A1 (en) Magnetically attached fixtures and methods of making the same
WO2012075427A1 (en) Peel-and-set tile system
KR20190030866A (ko) 타일 조립체
JP2011140793A (ja) 磁力装着式建材及び建物
WO2013118688A1 (ja) 壁構造体およびその壁構造体の構築方法
US20130269273A1 (en) Mounting system for decorator tiles
JPH10219003A (ja) 軟質磁性シート
JP4437850B2 (ja) 複合タイル
JP2004212433A (ja) 表示機構並びに壁表装機構
JP3730902B2 (ja) 表示装置
US3088588A (en) Ceramic tile
JPH04312671A (ja) 化粧板の接着方法
JP2004076538A (ja) 建築物の壁面構造
KR20120118977A (ko) 판서용 시트
JP2015174982A (ja) 被着材の接着工法
JP2003118294A6 (ja) 表示装置
JP2009057739A (ja) 磁着パネル
JP2002138652A (ja) 構成材取付装置
CN215167424U (zh) 一种便于拼接的复合板
JP2004068316A (ja) 化粧板の取り付け方法
JP2877713B2 (ja) 表装材
TW202325963A (zh) 建築用面材的安裝方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20051104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150331

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term