JP2000328683A - 外壁構築物の目地構造及びその工法 - Google Patents

外壁構築物の目地構造及びその工法

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JP2000328683A
JP2000328683A JP14266499A JP14266499A JP2000328683A JP 2000328683 A JP2000328683 A JP 2000328683A JP 14266499 A JP14266499 A JP 14266499A JP 14266499 A JP14266499 A JP 14266499A JP 2000328683 A JP2000328683 A JP 2000328683A
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joint
joint structure
gasket
fitting
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Yoshio Yamaoka
芳雄 山岡
Mitsuo Nakamura
光男 中村
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Sekaicho Rubber Co Ltd
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Sekaicho Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外壁構築物の目地部に簡易、確実に装着、付与
され、永続的な止水性を発揮する目地構造及びその工法
を提供する。 【解決手段】外壁材間の隙間に介装する重量受け金具
と、その下面側に当接した横目地ガスケットとの構成に
おいて、前記金具の突設端縁部に鞘袋状に嵌覆する弾接
スペ−サ−部材を装着せしめた目地構造及びその工法に
よって達成される。 【効果】従来のガスケットのみでの雨水の浸水防止等の
難点を改善し、簡易かつ確実な当接閉塞状態が形成さ
れ、構成簡素、取扱施工性の簡便並びに施工コストの低
減と併せ、永続的な止水性を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外壁構築物の目地構造及
びその工法に関する。詳しくは外壁構築物における外壁
材の重量受け金具と二次防水用ガスケットとの間隙部
に、簡易、確実に装着付与され、かつ永続的な止水性を
発揮する弾接スペ−サ−部材を装着した止水目地構造及
びその工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、外壁構築物の壁材又は壁パネ
ルの端面が相互に突き合わされる隙間目地部には防水、
耐火用のガスケットやシ−リング材が用いられるが、従
来から種々の形状のガスケットが提案され、目地部間隙
を防水する為の提案が数多くなされている。たとえば特
開平3−132538号公報、或いは特開平3−295
948号公報には、中空ガスケットを真空引きしてお
き、目地部に生ずる目地部隙間をファスナ−付きの防水
シ−トで塞ぎ、更に外側からガスケットを挿入して防水
する方法が提案されている。また特開昭50−1562
25号公報には、U字型の弾性体パッキンをミシンがけ
して圧縮し、これを目地部に挿入してから真空を解除し
て膨張復元させる建築部材接合部の目地防水工法が開示
されている。さらに、特開平6−220928号公報、
或いは特開平6−306963号公報には、前もってブ
チルゴムを介して水切り片をパネルの両木口に貼ってお
き、中空ガスケットを挿入する外壁目地部の防水構造、
また、特開平9−32134号公報には、外装材の目地
間隔に断面略T字型の目地部材の挿着により防水性能が
発揮されると共に、雨水の侵入が阻止される外装目地構
造が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
特開平3−132538号公報等では、わずかなピンホ
−ルがあっても真空状態にならないし、長時間経つと空
気が入って膨張してしまうので保存ができない。また、
薄肉のチュ−ブは一般的に耐久性に乏しい欠点がある。
また特開平6−220928号公報等では、前工程に手
間がかかるのが難点である。上記特開平9−32134
号公報等でのT型嵌合目地材、或いはガスケットでは、
構造が複雑で高価にならざるを得ず、建て込みの誤差に
よる目地幅の狂いを吸収できず、止水性も十分とはいえ
ないなどの欠点があった。さらに、従来の方法による場
合、枠材の組付誤差等によって、ガスケットの位置関係
にずれが生じるか、或いは目地幅が広くなった場合には
ガスケット同士の圧接状態が区々となり、適切な圧接状
態が得られない場合が生じ易い難点がある。このためシ
−ル圧が低下して雨水などが浸入する虞れがあり、ま
た、ガスケット同士の圧接状態にバラツキが生ずると目
地の表面外観が低下するという問題点があった。
【0004】さらに、外壁構築物の場合、外壁パネルは
鉄骨とボルト止めされ、同時にパネルの重量を受けるた
め、一定間隔でL字型の重量受け金具でパネルの下面側
を支えているが、この重量受け金具が、挿入隣接される
位置には二次防水としての横目地ガスケットが挿着され
た構成である。従って、該ガスケットは上側に位置する
重量受け金具による圧接形態のため、該ガスケットと外
壁材の間には三角形に近い隙間の発生を余儀なくされ
る。この隙間の存在により該ガスケットの永続的な止水
機能には限界があって止水性能の低下を免れず、室内側
への漏水の事態も発生する起因となっている。しかし従
来、この種外壁構築物の目地構造では元々横目地ガスケ
ットが二次防水材であるとの観点から何ら策が施されて
いないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するためになされたものであり、本発明の
請求項1記載の外壁構築物の目地構造は、外壁材間の目
地間隔に介在させる外壁構築物の目地構造であって、前
記外壁材間に生ずる目地部に介在させ、横方向に隣り合
う外壁材の外端面より挿入隣接させた重量受け金具と、
該金具の下面側に当接された横目地ガスケットとで構成
されており、かつ該重量受け金具の少なくとも突設端縁
部を鞘袋状に嵌覆する弾接スペ−サ−部材を装着せしめ
てなることを特徴とする外壁構築物の目地構造、及び請
求項6記載の外壁構築物の目地構造の工法は、外壁材間
の目地間隔に介在させる外壁構築物の目地構造の外壁材
間に生ずる目地部に介在させ、横方向に隣り合う外壁材
の外端面より挿入隣接させた重量受け金具と、該金具の
下面側に当接された横目地ガスケットとで構成したもの
とし、該重量受け金具の少なくとも突設端縁部を鞘袋状
に嵌覆する弾接スペ−サ−部材を装着せしめてなる外壁
構築物の目地構造の工法を提供する。
【0006】従って、本発明での外壁構築物の目地構造
及びその工法によれば、外壁構築物の目地間隔に介在さ
れる従来の種々のガスケットと組み合わせる部材結合或
いは防水ないし止水のための補完機能具として、目地構
造及びその工法の構成において、横方向に隣位する外壁
材、及びその隙間に挿入介在させる重量受け金具並びに
該金具の下面側に嵌挿された横目地ガスケットとの組み
合わせにおいて、前記重量受け金具の少なくとも突設端
縁部鞘袋状に嵌覆する弾接スペ−サ−部材を装着せしめ
てなる外壁構築物の目地構造及びその工法の作用によれ
ば、ガスケットのさらなる防水ないし止水機能のバック
アップ並びに補完機能と併せ、隙間を閉塞し得る当接可
能で、かつ耐候堅牢性ならびに変形或いは弾接追従性、
弾性復元力を備えた確実な当接閉塞状態が形成される。
従って、本発明の構造によれば、外壁構築物の目地構造
において、目地間隔に介在させる目地部の構造は、嵌挿
された横目地ガスケット単独の防水機能を限界を超え
て、該ガスケットの作用を補完し、重量受け金具の突設
端縁部を鞘袋状に装着せしめてなる弾接スペ−サ−部材
は、該金具の圧接箇所の変位に伴う弾力追従性と反発力
及び一部応力緩和性とが同時に生じ、止水機能のバック
アップが期待され、二重のパッキン作用による固定強度
を高めることができ、止水性能が永続的に発揮されるよ
うに働く。
【0007】さらには、本発明に係る外壁構築物の目地
構造及びその工法によれば、該弾接スペ−サ−部材は簡
易に付与され、専門家でなくても施工は容易で、施工上
もガスケットのみによる防水ないし止水等を補完し、外
壁構築物の目地シ−ル部材として、嵌挿或いは挿着が行
い易く、さらに該重量受け金具の突設端縁部に鞘覆状に
装着可能とした構成であり、耐候堅牢性ならびに弾接追
従性、弾力追従性と反発力と併せ、同時に一部応力緩和
部材としての機能を奏する。このように、本発明におい
て、弾接スペ−サ−部材は、横目地ガスケットとの組み
合わせとした構成であって、上記の如き圧縮硬さ、反発
弾性、圧縮永久歪みと併せ、その変形に伴う弾力追従性
と反発力ならびに一部応力緩和性とが同時に生じ、さら
には当接する横目地ガスケットと圧接する該弾接スペ−
サ−の嵌入鞘袋部並びに両側に延設する偏平当接部の比
較的広い領域にわたってなされる為、二重のパッキン作
用による確実な当接閉塞状態が形成され、固定強度を高
め、すぐれた止水性能が達成される。このように、上記
偏平当接部による圧接状態が確保されるため、横目地ガ
スケットのバックアップ材としての二重のパッキン作用
による確実な当接閉塞状態が形成されて固定強度を高め
ることができ、必要かつ十分条件を充足する止水効果が
得られ、永続的な止水性を長期にわたり提供できるよう
に働く。
【0008】本発明において、弾接スペ−サ−部材は、
作業性についても、該重量受け金具の横幅方向に嵌挿し
簡易に挿着、付与することができるが、弾接スペ−サ−
部材は、片側面に開口部を設けた導孔を有し、他側面が
閉塞された断面略Ω字偏平鞘袋形態からなり、かつ少な
くとも横目地ガスケットとの組み合わせとして構成さ
れ、上記断面略Ω字偏平鞘袋形態のごとく、該重量受け
金具の突設端縁部を鞘袋状に嵌覆できる形態であればい
ずれでもよい。
【0009】例えば、請求項1記載の発明において、本
発明に係る弾接スペ−サ−部材は、該ガスケットが重量
受け金具の下面側に当接する反発弾性部材としての機能
と併せ、一部応力緩和部材の両機能が複合一体化された
構成である。該弾接スペ−サ−部材の構成は、片側面で
開口し他側面で閉塞された断面略Ω字偏平鞘袋形態であ
って、重量受け金具が嵌挿される片側の一側面で開口す
る導孔に通ずる嵌入鞘袋部は、少なくとも該金具を圧接
状態に保持するものである。また、該嵌入鞘袋部の両側
に延設する偏平当接部は、変形追従性、弾性復元力を有
し、該金具が嵌入鞘袋部に嵌挿されるとき、当接する横
目地ガスケットに追従し圧縮変形して圧接状態に配設さ
れる形態であればいずれでもよく、雨水等の浸入防止な
いし永続的な止水効果を発揮し得る。
【0010】本発明における弾接スペ−サ−部材は、E
PDM、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリコンゴム
の他、SBR、NR、1R、NBR、CSM、BR、P
U、PE等の弾性ゴムおよびその発泡体、天然ゴム或い
は少なくとも弾性を有する合成樹脂等の少なくとも一種
又は二種以上から選ばれ、かつ圧縮変形追従可能な弾性
体であればいずれでも用いることができる。また、耐候
性の他、耐熱性、耐寒性等にすぐれたもの、たとえば上
記のごときゴム類としては耐候性にすぐれ、且つ老化に
よるクラック等の少ないEPDM単独、又は全ゴム成分
中少なくとも30%重量以上EPDMを含むブチルゴム
のごとき成分との混和物が適当であり、或いはシリコン
ゴム、エチレンプロピレン共重合体ゴム、ブタジエンア
クリロニトリル共重合体ゴム等の合成ゴムが用いられる
が、特に圧縮変形によるストレスに抗してクラックを抑
制する効果のほか、弾性接触ならびに変形追随性の面
で、EPDMが好適である。上記のように、本発明に係
る弾接スペ−サ−部材は、圧縮変形追従可能な弾性体で
あって、耐候性の他、適度の弾接追従性を得る為、好適
にはEPDM単独又はその発泡体であって、発泡体の場
合、独立気泡と連続気泡の比率は50:50であること
が適当である。
【0011】前記弾接スペ−サ−部材は、たとえば発泡
体では、JIS K−6767で圧縮硬さ5.3で50
〜1000gf/cm2 、また、ソリッドゴムでは、J
ISK−6301でA形,硬さ試験機15〜80、かつ
反発弾性30〜80%、圧縮永久歪み0〜50%の範囲
が適当である。上記のように本発明において、弾接スペ
−サ−部材は横目地ガスケットとの組み合わせとして構
成されていることを特徴とする。また、上記部材は、少
なくとも耐候堅牢性に優れ、復元力に永続性があるもの
が適当である。
【0012】本発明での弾接スペ−サ−部材において、
片側面で開口し他側面で閉塞された断面略Ω字偏平鞘袋
形態であって、重量受け金具が嵌挿される片側の一側面
で開口部より導孔に通ずる嵌入鞘袋部は前記金具を圧接
状態に保持するが、該導孔に通ずる嵌入鞘袋部が前記金
具に当接する上面肉厚さ及び下面肉厚さは、それぞれ
0.3〜1.0mmの範囲が適当である。また、該嵌入
鞘袋部の両側に延設する偏平当接部は、変形追従性、弾
性復元力を有し、該金具が嵌入鞘袋部に嵌挿されるとき
当接する横目地ガスケットに追従し圧縮変形して圧接状
態のテ−パ−が形成されるが、嵌入鞘袋部の両側に延設
された偏平当接部のテ−パ−の傾斜角度θは30度以
下、好ましくは10〜20度である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例を挙げて具体的に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態を示し、外壁
構築物での目地部の一部拡大断面説明図である。図1に
おいて、本発明における外壁構築物の目地構造では、外
壁構築物1で躯体の外壁材2が上下に対峙し外壁材2間
の目地部4の隙間5の箇所に介在させ、前記横方向に隣
り合う外壁材2の外端面6より挿入し隣接させた重量受
け金具7と、該金具7の下面側に当接された横目地ガス
ケット8とで構成されており、かつ該重量受け金具7の
突設端縁部9を鞘袋状に嵌覆する弾接スペ−サ−部材3
を装着せしめた構成となっている。
【0015】図1に示すように、横方向に隣り合う外壁
材2の目地部4の隙間5の箇所に外端面6より挿入隣接
させるようにL字形の重量受け金具7を配設し介装され
ている。このとき外壁材2の目地部4の隙間5は設計
上、8〜25mmの範囲の対応目地幅である。また、前
記金具7の突設端縁部9を鞘袋状に嵌覆する弾接スペ−
サ−部材3は、たとえば密度1.3、引っ張り強さ15
0kgf/cm2 、硬さJIS−A,60、圧縮永久歪
み15%、反発弾性70%のEPDMの素材からなる弾
接スペ−サ−部材3であって、長手方向の横幅50m
m、前記重量受け金具7を嵌覆する開口部13の横幅は
50mm、縦幅5mmで、嵌入鞘袋部15の導孔12に
通じる開口部13で該金具7に当接する上面肉厚さ及び
下面肉厚さはそれぞれ0.5mmである。さらに、横平
板状部11を嵌覆する嵌入鞘袋部15の左右両端の偏平
当接部16には、相対する両側面の傾斜角度θが15度
のテ−パ−14が形成され延設した構成となっている。
また、該重量受け金具7の下面側で当接させる横目地ガ
スケット8は、その圧縮反発力では、高さ12mmを8
mmに圧縮した時点で圧縮応力15kg/m2 のものが
介装されている。
【0016】上記構成のとおり、弾接スペ−サ−部材3
を嵌覆された重量受け金具7は、当接する下面側に横目
地ガスケット8の頂面部10が圧接状態として、該弾接
スペ−サ−部材3が嵌覆された重量受け金具7により密
着圧接した形態、すなわち頂面部10では稍食い込み変
形陥没した状態となっており、これによって互いに密着
当接した構成が形成されている。したがって、該弾接ス
ペ−サ−部材3は、横目地ガスケット8による外壁材2
間の目地部4の隙間5での雨水等の浸入防止において、
二重パッキングのごときさらなる補完作用を奏し、圧接
強度を高め、永続的な止水機能をバックアップする。
【0017】図2は、外壁構築物1での外壁材2間の目
地部4の隙間5の箇所に介在させる重量受け金具7に、
弾接スペ−サ−部材3を嵌挿した装着状態を示す部分拡
大斜視説明図、図3は本発明に係る弾接スペ−サ−部材
の断面説明図である。
【0018】図2〜3において、L字形形の重量受け金
具7の水平方向の横平板状部11に対し、一方の片側面
に開口部13が穿設され、他側面で閉塞された断面略Ω
字偏平鞘袋形態の弾接スペ−サ−部材3の前記開口部1
3を重量受け金具7の突設端縁部9にあてがって、該金
具7の少なくとも突設端縁部9を鞘袋状に嵌覆するもの
であって、嵌挿される片側の一側面で、開口する導孔1
2に通ずる嵌入鞘袋部15に該金具7が差し込み覆被状
に、かつ密接状態として固定保持した構成が形成され
る。また、該弾接スペ−サ−部材3の嵌入鞘袋部15の
両側に延設する偏平当接部16は、装着に際して変形追
従性、弾性復元力を有し、該金具7が嵌入鞘袋部15に
嵌挿されるとき、当接する横目地ガスケット8に追従し
圧縮変形して圧接状態に配設される形態であればいずれ
でもよく、雨水等の浸入防止及び永続的な止水効果を発
揮する。
【0019】このように、弾接スペ−サ−部材3は、そ
の変形に伴う弾力追従性と反発力ならびに一部応力緩和
性とが同時に生じ、さらには当接する横目地ガスケット
8と圧接する該弾接スペ−サ−3の嵌入鞘袋部15なら
びに両側に延設する偏平当接部16の比較的広い領域に
わたってなされる為、二重のパッキン作用による確実な
当接閉塞状態が形成され、固定強度を高め、優れた止水
性能が達成される。
【0020】図4は、本発明に係る弾接スペ−サ−部材
が横目地ガスケットに当接状態に挿着された状態を示す
部分断面説明図である。図4において、該弾接スペ−サ
−部材3は、開口部13より導孔12に通ずる嵌入鞘袋
部15に重量受け金具7が嵌挿されており、その両側に
延設する偏平当接部16は、変形追従性、弾性復元力を
有し、隣接する横目地ガスケット8との密接状態を形成
し、15度のテ−パ−17で傾斜状に装着された構成と
なっている。
【0021】外壁構築物1の重量受け金具7の突設端縁
部13に弾接スペ−サ−部材3を嵌挿しない場合、平均
圧力40kgf/m2 において漏水が認められた。しか
し、EPDMを用いた本発明に係る弾接スペ−サ−部材
3を嵌挿した場合、平均圧力100kgf/m2 迄にお
いて漏水が認められなかった。上記の試験は、噴霧水量
4〓/m2 ・min.脈動圧を10分間かけて試験を行
った。
【0022】以上のように本発明の一実施例を示した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない変更等は、本発明の範囲に含ま
れる。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のごとき構成よりなり、外
壁材間の目地部の隙間箇所に挿入した重量受け金具に嵌
挿した弾接スペ−サ−部材は、当接する横目地ガスケッ
トのバックアップ材として二重のパッキン作用による確
実な当接閉塞状態が形成されて圧接強度を高め、かつ優
れた永続的な止水効果が達成される。さらに、該弾接ス
ペ−サ−部材は、目地部に簡易、確実に装着付与され、
従来の目地材及びガスケットでは、構造が複雑、高価で
も止水効果が不十分であるのに比し、構成簡素、施工作
業性を改善でき、施工コストの低減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る目地構造での弾接スペ−サ−部材
の一部拡大断面説明図である。
【図2】本発明に係る目地構造での重量受け金具に弾接
スペ−サ−部材を嵌挿した装着状態を示す部分拡大斜視
説明図である。
【図3】本発明に係る弾接スペ−サ−部材の断面説明図
である。
【図4】本発明に係る弾接スペ−サ−部材が横目地ガス
ケットに当接状態に装着された状態を示す断面説明図で
ある。
【符号の説明】
1 外壁構築物 2 外壁材 3 弾接スペ−サ−部材 4 目地部 5 隙間 6 外端面 7 重量受け金具 8 横目地ガスケット 9 突設端縁部 10 頂面部 11 横平板状部 12 導孔 13 開口部 14 テ−パ− 15 嵌入鞘袋部 16 偏平当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 EA05 FA04 FA53 GA12 GA53 GA60 GA64 GA74 GA82 HE01 HE02 LA03 LA09 LA11 MA02 MA04 2E002 EA02 FA06 FA09 JC04 LC03 MA07 MA24 MA25 3J040 AA02 AA11 AA17 EA16 FA06 FA08 HA03 HA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁材間の目地間隔に介在させる外壁構
    築物の目地構造であって、前記外壁材間に生ずる目地部
    に介在させ、横方向に隣り合う外壁材の外端面より挿入
    隣接させた重量受け金具と、該金具の下面側に当接され
    た横目地ガスケットとで構成されており、かつ該重量受
    け金具の少なくとも突設端縁部を鞘袋状に嵌覆する弾接
    スペ−サ−部材を装着せしめてなることを特徴とする外
    壁構築物の目地構造。
  2. 【請求項2】 弾接スペ−サ−部材が、EPDM、クロ
    ロプレンゴム、ブチルゴム、シリコンゴム等の弾性ゴム
    およびその発泡体、或いは少なくとも弾性を有する合成
    樹脂等から選ばれた変形追従可能な弾性体である請求項
    1記載の外壁構築物の目地構造。
  3. 【請求項3】 前記弾接スペ−サ−部材が、片側面に開
    口部を設けた導孔を有し他側面が閉塞された断面略Ω字
    偏平鞘袋形態からなり、かつ少なくとも横目地ガスケッ
    トとの組み合わせとして構成してなる請求項1〜2記載
    の外壁構築物の目地構造。
  4. 【請求項4】 前記弾接スペ−サ−部材が、発泡体で
    は、JIS K−6767,圧縮硬さ5.3で50〜1
    000gf/cm2 である請求項1〜3記載の外壁構築
    物の目地構造。
  5. 【請求項5】 前記弾接スペ−サ−部材が、ソリッドゴ
    ムでは、JIS K−6301,A形.硬さ試験機15
    〜80、かつ反発弾性30〜80%、圧縮永久歪み0〜
    50%である請求項1〜3記載の外壁構築物の目地構
    造。
  6. 【請求項6】 外壁材間の目地間隔に介在させる外壁構
    築物の目地構造の外壁材間に生ずる目地部に介在させ、
    横方向に隣り合う外壁材の外端面より挿入隣接させた重
    量受け金具と、該金具の下面側に当接された横目地ガス
    ケットとで構成したものとし、該重量受け金具の少なく
    とも突設端縁部を鞘袋状に嵌覆する弾接スペ−サ−部材
    を装着せしめてなる外壁構築物の目地構造の工法。
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