JP2000327740A - 硬化型組成物 - Google Patents
硬化型組成物Info
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- JP2000327740A JP2000327740A JP2000042618A JP2000042618A JP2000327740A JP 2000327740 A JP2000327740 A JP 2000327740A JP 2000042618 A JP2000042618 A JP 2000042618A JP 2000042618 A JP2000042618 A JP 2000042618A JP 2000327740 A JP2000327740 A JP 2000327740A
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Abstract
用シーリング材、パテ材、塗料及び接着剤等に有用な硬
化型組成物を提供する。 【解決手段】(a)1分子中に2個以上のチオール基を
有するポリマーまたは/および(b)1分子中に2個以
上のシリルチオ基を有するポリマーと(c)1分子中に
2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネー
ト化合物と、(d)−(R1O)−(但し、R1は炭素数
2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシアルキレ
ンを主鎖に持つポリマーからなる硬化型組成物であっ
て、(d)−(R1O)−(但し、R1は炭素数2〜4の
アルキレン基)で表されるポリオキシアルキレンを主鎖
に持つポリマーの含有割合が、(a)1分子中に2個以
上のチオール基を有するポリマーまたは(b)1分子中
に2個以上のシリルチオ基を有するポリマー100重量
部に対して、1〜200重量部である。
Description
し、特に硬化物表面の残存タックを少なくした、シーリ
ング材、パテ材、塗料および接着剤等の用途に適した硬
化型組成物に関するものである。
ポリマーは、酸化剤と混合すれば容易に硬化し、またチ
オール基はエポキシ基やイソシアネート基等とも容易に
反応して高分子量化することから、シーリング材、塗料
および接着剤等に広く用いられている。
としては、例えば、米国特許第2,466,963号明細
書に記載されているポリサルファイドポリマーや、本出
願人が先に出願した特開平4−363325号公報に記
載されるポリサルファイドポリエーテルポリマーが例示
される。
よび特開平4−366121号公報には、前記ポリサフ
ァイドポリマーや前記ポリサルファイドポリエーテルポ
リマーを、イソシアネート化合物により硬化させ、発泡
が少なく良好な耐候性を有し、白色系の硬化物が容易に
得られ、シーリング材に好適な硬化型組成物が提案され
ている。
含むポリマーは、空気中の湿気と反応し、容易に加水分
解されチオール基を生じるため、酸化剤やエポキシ基、
イソシアネート基と反応し高分子量化する。特に、特開
昭63−145321号公報、特開平6−271641
号公報や特開平8−134168号公報に例示されるイ
ソシアネート化合物との一液硬化型組成物では、発泡が
少なく良好な弾性を有する、シーリング材として好適な
硬化型組成物が提案された。
従来の硬化型組成物は、硬化させた後に、硬化物表面上
の残存タックが多いという問題点があった。
上チオール基を含むポリマーまたは/および1分子中に
2個以上のシリルチオ基を含むポリマーと1分子中に2
個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート
化合物との反応による硬化型組成物において、硬化物表
面に残存タックのないシーリング材、パテ材、塗料およ
び接着剤等に有用な硬化型組成物を提供することであ
る。
に、本発明は次の構成からなる。
1分子中に2個以上のチオール基を有するポリマーまた
は/および(b)1分子中に2個以上のシリルチオ基を
有するポリマーと、(c)硬化剤として1分子中に2個
以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物と、(d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は炭素数
2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシアルキレ
ンを主鎖に持つポリマーからなる硬化型組成物である。
しい態様を含んでいる。
は炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシ
アルキレンを主鎖に持つポリマーの数平均分子量が、2
00〜30000であること。
は炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシ
アルキレンを主鎖に持つポリマーが、ポリオキシプロピ
レングリコールであること。
は炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシ
アルキレンを主鎖に持つポリマーがポリオキシプロピレ
ングリコールであり、かつ末端が−OR2(但しR2は炭
素数1〜4のアルキル基及び/またはアルケニル基)で
あること。
は炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシ
アルキレンを主鎖に持つポリマーがポリオキシプロピレ
ングリコールであり、かつ末端が−OCH2CHCH2
であること (5) (c)(ア)−(R1O)−(但し、R1は炭素数2〜
4のアルキレン基)で表されるポリオキシアルキレンを
主鎖に持つポリマーの含有割合が、(a)1分子中に2
個以上のチオール基を有するポリマーまたは/および
(b)1分子中に2個以上のシリルチオ基を有するポリ
マー100重量部に対して、1〜200重量部であるこ
と。
基を有するポリマーが、主鎖中に、(イ)−(R3O)n
−(但し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、nは6
〜200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部分
と、(ウ)−(C2H4OCH2OC2H4−Sx )−、およ
び(エ)−(CH2CH(OH)CH2−Sx )−(但し、
xは1〜5の整数である。)で表される構造単位とを含
有し、かつ、末端に、(オ)−C2H4OCH2OC2H4−
SHおよび/または(カ)−CH2CH(OH)CH2−S
Hで表されるチオール基を有するポリサルファイドポリ
エーテルポリマーであること。
基を有するポリマーが、主鎖中に、(ウ)−(C2H4O
CH2OC2H4−Sx)−(但し、xは1〜5の整数で
ある。)で表される構造単位を含有し、かつ末端に、
(オ)−C2H4OCH2OC2H 4−SHで表されるチオ
ール基を有するポリサルファイドポリマーであること。
オ基を有するポリマーが、主鎖中に、(イ)−(R3O)
n −(但し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、nは
6〜200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部
分と、(ウ)−(C2H4OCH 2OC2H4−SX)−、およ
び(エ)−(CH2CH(OSi(R4)(R5)(R6))
CH2−SX)−(但し、xは1〜5の整数である。)で
表される構造単位とを含有し、かつ、末端に、(カ)−C
2H4OCH2OC2H4−SSi(R4)(R5)(R6)お
よび/または(キ)−CH2CH(OSi(R4)(R5)
(R6))CH2−SSi(R4)(R5)(R6)で表さ
れるシリルチオ基を有するポリサルファイドポリエーテ
ルポリマーであること(但し、R4、R5、R6は炭素数
1〜6のアルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基
のいずれかである)。
チオ基を有するポリマーが、主鎖中に、(ウ)−(C2
H4OCH2OC2H4−SX)−(但し、xは1〜5の整
数である。)で表される構造単位を含有し、かつ末端
に、(カ)−C2H4OCH2OC2H4−SSi(R4)
(R5)(R6)(但し、R4、R5、R6は炭素数1〜6
のアルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基のいず
れかである)で表されるシリルチオ基を有するポリサル
ファイドポリマーであること。
アネート基を有する化合物中のイソシアネート基と、
(a)1分子中に2個以上のチオール基を有するポリマ
ー中のチオール基または/および(b)1分子中に2個
以上のシリルチオ基を有するポリマー中のシリルチオ基
とのモル比(イソシアネート基/チオール基またはシリ
ルチオ基)が、0.5〜4.0であること。
分子中に2個以上のチオール基を有するポリマーと
(b)1分子中に2個以上のシリルチオ基を有するポリ
マーは、エーテル結合、チオエーテル結合、ジスルフィ
ド結合、ウレタン結合またはエステル結合を含むもので
あって良い。
有するポリマーの好ましい例としては、特公昭47−4
8279号公報に記載されるポリオキシアルキレンポリ
オールや、米国特許第4,092,293号明細書および
特公昭46−3389号公報に記載されているポリメル
カプタンが挙げられる。また、この他の既知化合物とし
ては、米国特許第3,923,748号明細書に記載のチ
オール基末端液状ポリマー、米国特許第4,366,30
7号明細書に記載の液状チオエーテルの内のチオール基
末端のもの等が挙げられる。さらに、特に好ましい化合
物としては、下記記載の(1)ポリサルファイドポリエー
テルポリマーおよび(2)ポリサルファイドポリマーであ
る。
基を有するポリマーの数平均分子量は、好ましくは10
0〜200,000であり、より好ましくは400〜1
00,000である。
− 本発明の硬化型組成物で好ましく用いられるポリサルフ
ァイドポリエーテルポリマーは、主鎖中に、(イ) −
(−R3O)n−(但し、R3 は炭素数2〜4のアルキ
レン基、nは6〜200の整数を示す。)で表されるポ
リエーテル部分と、(ウ)−(−C2H4OCH2OCH2−
SX)−および(エ)−(CH2CH(OH)CH2−
SX)−(但し、xは1〜5の整数である。)で示され
る構造単位とを含有し、かつ末端に、(オ)−C2H4OC
H2OC2H4−SHおよび/または(カ)−CH2CH
(OH)CH2−SHで示されるチオール基を有する化
合物である。
ー中において、(イ)のポリエーテル部分と(ウ)で示
される構造単位は、任意の配列で結合していてよい。ま
たそれらの割合は、(イ)の−(R3O)n - 成分が2
〜95重量%、(ウ)のC2H4OCH2OC2H4−Sx
成分が3〜70重量%および(エ)のCH2CH(O
H)CH2−SH成分が1〜50重量%となることが好
ましい。このポリサルファイドポリエーテルポリマーの
数平均分子量は、通常600〜200,000であり、
好ましくは800〜50,000である。
ポリマーは、例えば特開平4−363325号公報に記
載されているように、ポリオキシアルキレングリコール
にエピハロヒドリンを付加して得られるハロゲン末端プ
レポリマーとポリサルファイドポリマーを、95/5〜
5/95のような重量比で水硫化アルカリおよび/また
は多硫化アルカリとともに反応させる方法により製造す
ることができる。
ァイドポリマーは、主鎖中に、(ウ)−(C2H4OCH2
OCH2H4−SX)−(但し、xは1〜5の整数であ
る。)で表される構造単位を含有し、かつ末端に、(オ)
−C2H4OCH2OC2H4−SHで表されるチオール基
を有するものである。このポリサルファイドポリマー
は、室温で流動性を有し、数平均分子量が好ましくは1
00〜200,000であり、より好ましくは400〜
50,000である。
ましい例は、米国特許2,466,963号明細書に記載
されている。
るポリマーとしては、主鎖中に、(イ)−(R3O)n −
(但し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、nは6〜
200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部分
と、(ウ)−(C2H4OCH2OC2H4−SX)−、および
(エ)−(CH2CH(OSi(R4)(R5)(R6))C
H2−SX)−(但し、xは1〜5の整数である。)で表
される構造単位とを含有し、かつ、末端に、(カ)−C2
H4OCH2OC2H4−SSi(R4)(R5)(R6)お
よび/または(キ)−CH2CH(OSi(R4)(R5)
(R6))CH2−SSi(R4)(R5)(R6)で表さ
れるシリルチオ基を有するポリサルファイドポリエーテ
ルポリマー(但し、R4、R5、R6は炭素数1〜6のア
ルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基のいずれか
である)、あるいは、主鎖中に、(ウ)−(C2H4OC
H2OC2H4−SX)−(但し、xは1〜5の整数であ
る。)で表される構造単位を含有し、かつ末端に、
(カ)−C2H4OCH2OC2H4−SSi(R4)
(R5)(R6)(但し、R4、R5、R6は炭素数1〜6
のアルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基のいず
れかである)で表されるシリルチオ基を有するポリサル
ファイドポリマーが挙げられる。
るポリマーの好まし例としては、特開昭63−1453
21号公報に記載されている室温で流動性を有し、数平
均分子量が100〜200,000であり、好ましくは
400〜50,000であるシリルチオ基末端ポリサル
ファイドポリマーや同様に室温で流動性を有し数平均分
子量が600〜200,000であり、好ましくは80
0〜50,000である特開平8−134168号公報
記載のシリルチオ基末端ポリサルファイドポリエーテル
ポリマーが挙げられる。
アネート基を2個以上含む化合物としては、有機ポリイ
ソシアネート化合物および/または活性水素含有化合物
に有機ポリイソシアネート化合物を反応させて得られる
ウレタンプレポリマーが好ましく用いられる。有機ポリ
イソシアネート化合物としては、芳香族ポリイソシアン
ート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソ
シアネート、脂環式ポリイソシアネートが挙げられる。
具体的にはトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート(クルードMDI)、キシリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートおよびイソホロ
ンジイソシアネート等である。この中で芳香脂肪族ポリ
イソシアネート化合物、特にキシリレンジイソシアネー
ト、脂肪族ジイソシアネート化合物、特にヘキサメチレ
ンジイソシアネート、脂環式ジイソシアネート化合物、
特にイソホロンジイソシアネートが変色が少なく又は変
色がなく好ましく、さらに、屋外経年での劣化が少なく
耐候性が良好であるため好ましい。
末端ポリエステル、多価ポリアルキレンエーテル、水酸
基末端ポリウレタン重合体、アクリル共重合体に水酸基
を導入したアクリルポリオール、水酸基末端ポリブタジ
エン、多価ポリチオエーテル、ポリアセタール、脂肪族
ポリオール、およびSH基を2個以上有するアルキレン
チオールを包含するアルカン、アルケンおよび脂肪族チ
オール、末端にSH基を有するポリサルファイドポリマ
−、芳香族、脂肪族および複素環ジアミン等を包含する
ジアミン、およびこれらの混合物が挙げられる。
の活性水素含有化合物と有機ポリイソシアネート化合物
を、イソシアネ−ト化合物過剰の条件で反応させること
により得られる化合物が挙げられる。
(c)化合物中のイソシアネ−ト基と、上述した(a)
のチオール基含有ポリマー中のチオール基または/およ
び(b)のシリルチオ基含有ポリマー中のシリルチオ基
とのモル比(イソシアネート基/チオール基)が0.5
〜4.0となるように配合することが好ましい。前記モ
ル比が0.5未満では、組成物が十分に高分子量化しな
いため好ましくなく、一方4.0を超えると硬化物が硬
く脆いものとなり、好ましくない。本発明において、よ
り好ましいモル比は、0.7〜3.0である。
キレンを主鎖に持つポリマーは、(ア)−(R1O)−
(但し、R1は炭素数2〜4のアルキレン基)からなる
が、一部チオエーテル結合、ジスルフィド結合、ウレタ
ン結合、尿素結合、エステル結合、シロキサン結合を含
むものであっても良い。また、末端は−OR2からな
り、R2はH、アルコキシシリル基、炭素数1〜4のア
ルキル基、アルケニル基等でこれら2種以上の混合体で
あっても良い。具体的にはポリオキシプロピレングリコ
ール、エチレンオキサイド付加ポリオキシプロピレング
リコール、ポリオキシエチレングリコールおよびエチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドの共重合体、末端
アルコキシシラン変性ポリオキシプロピレングリコー
ル、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基等の
アルキル末端及び/またはアリル末端ポリオキシプロピ
レングリコール等である。特にアリル末端(−CH2C
HCH2)ポリオキシプロピレングリコールが好まし
い。このポリオキシアルキレンを主鎖に持つポリマー
は、数平均分子量が好ましくは200〜30000であ
る。分子量30000以上では粘度が高くなり好ましく
ない。一方、分子量200以下では硬化物からブリード
しやすくなり好ましくない。本発明において、数平均分
子量が600〜20000であれば、本発明の硬化型組
成物表面に塗料を塗布した場合、硬化物から(d)ポリ
オキシアルキレンを主鎖に持つポリマーのブリードが少
なく塗膜軟化や変色を起こすことなく、特に好ましい。
(R1O)−(但し、R1は炭素数2〜4のアルキレン
基)で表されるポリオキシアルキレンを主鎖に持つポリ
マーの配合量は、(a)1分子中に2個以上のチオール
基を有するポリマーまたは/および(b)1分子中に2
個以上のシリルチオ基を有するポリマー100重量部に
対し1〜200重量部で好ましくは5〜180部であ
る。5重量部未満では残存タックを減少させる効果が低
く、200重量部を超えると硬化物物性が悪くなり好ま
しくない。
には、さらに経済性、組成物を施工する際の作業性およ
び硬化後の物性を改良する目的で、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、酸化チタン、シリカ等の充填材およびガ
ラス、シリカ、樹脂等よりなる微小中空体、可塑剤、各
種酸化防止剤、加硫促進剤、硬化触媒及び硬化遅延剤と
して酸性物質を添加することができる。
属化合物等が用いられる。
ミン類、トリアミン類、ポリアミン類、環状アミン類、
アルコールアミン類、エーテルアミン類等があり、具体
例としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ト
リオクチルアミン、ジメチルラウリルアミン、メチルジ
オクチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミ
ン、N,N,N’,N’−テトラメチルプロパン−1,3−
ジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサン−
1,6−ジアミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチ
ルジエチレントリアミン、N,N,N’,N”,N”−ペン
タメチルジプロピレントリアミン、テトラメチルグアニ
ジン、N,N−ジポリオキシエチレンステアリルアミ
ン、N,N−ジポリオキシエチレン牛脂アルキルアミ
ン、トリエチレンジアミン、N,N’−ジメチルピペラ
ジン、N−メチル−N’−(2ジメチルアミノ)−エチ
ルピペラジン、N−メチルモルホリン、N−エチルモル
ホリン、N−(N’,N’−ジメチルアミノエチル)−
モルホリン、1,2−ジメチルイミダゾール、ジメチル
アミノエタノール、ジメチルアミノエトキシエタノー
ル、N,N,N’−トリメチルアミノエチルエタノールア
ミン、N−メチル−N’−(2ヒドロキシエチル)−ピ
ペラジン、N−(2ヒドロキシエチル)−モルホリン、
ビス−(2ジメチルアミノエチル)エーテル、エチレン
グリコールビス−(3ジメチル)−アミノプロピルエー
テル等が挙げられる。
クチルアミン、ジメチルラウリルアミン、N,N−ジポ
リオキシエチレンアルキルアミン系化合物特に、N,N
−ジポリオキシエチレンステアリルアミン、N,N−ジ
ポリオキシエチレン牛脂アルキルアミン等が、硬化物の
残存タックが少なく好ましい。。又、ヒンダ−ドアミン
型光安定剤も残存タックが少なく好ましい。本発明にお
いては、これら3級アミンを2種以上用いることができ
る。
物、有機水銀化合物および有機鉛化合物等があり、具体
的にはオクチル酸錫、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫メルカプチド、ジブチル
錫チオカルボキシレート、ジブチル錫ジマレエート、ジ
オクチル錫メルカプチド、ジオクチル錫チオカルボキシ
レート、フェニル水銀プロピオン酸塩およびオクテン酸
鉛等が挙げられる。
物が好ましく、より好ましくはジアルキル錫メルカプチ
ド、ジアルキル錫ジカルボン酸塩、ジアルキル錫ビス
(ジカルボン酸モノアルキルエステル)塩およびジアル
キル錫(ジカルボン酸)塩等が挙げられる。
および2エチルヘキサン酸等の有機酸が好ましい。
または(b)1分子中に2個以上シリルチオ基を有する
ポリマーを、(c)1分子中にイソシアネート基を2個
以上含む化合物で硬化させることにより、発泡が少なく
良好な耐候性を有し、また白色系の硬化物が容易に得ら
れるため、シーリング材等に好適な硬化型組成物が得ら
れる。しかしながら、これらの硬化型組成物は硬化物表
面の残存タックが多いという問題があった。
チオール基を有するポリマーまたは/および(b)1分
子中に2個以上シリルチオ基を有するポリマーを、
(c)1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
化合物とともに、所定量のポリオキシアルキレンを主鎖
に持つポリマーを添加することにより、硬化物表面の残
存タックが少なく良好となる。
明する。
の合成 プロピレングリコールにプロピレンオキサイドを付加し
て得られる二官能性ポリプロピレングリコール(OH価
55.3mgKOH/g )800gと、87.7gのエピクロ
ロヒドリンと、1.0gの塩化第二錫五水塩とを反応容
器に仕込み、80〜90℃で3時間攪拌した。さらに、
ポリサルファイドポリマ−(東レチオコール(株)製、
商品名”チオコールLP−55”)887.7gを加え
混合した後、76gの水硫化ソーダ(純度70%)を加
え、80℃で2時間攪拌した。その後、クエン酸の50
%水溶液7.1gを加えて、15分間攪拌してから脱水
した。さらに、塩を除去し、メルカプタン含量2.0重
量%、粘度80ポイズ(25℃)の淡黄色透明なポリマ
ーを得た。
名”チオコールLP−3”)500g(0.5モル)、
ヘキサメチルジシラザン161g(1.0モル)、サッ
カリン0.5g(0.0024モル)をコンデンサー、
撹拌機を備えた1リットルの反応容器に仕込み、120
℃で5時間撹拌した。この後減圧留去により過剰のヘキ
サメチルジシラザン及び副生成物を除去し淡黄色透明な
ポリマーを得た。
塑剤、充填剤、硬化触媒および(c)ポリオキシアルキ
レンを主鎖に持つポリマーを、表1および表2の割合で
配合して主剤を得た。この主剤400重量部に、ポリオ
キシプロピレングリコールにキシレンジイソシアネート
を付加して得られたウレタンプレポリマー(イソシアネ
ート含有量4.0重量%)67重量部を混合した(イソ
シアネート基/チオール基=1.05)。得られた混合
物を、内径30mm深さ5mmの容器に流し込み、重量を測
定(重量ag)し、直ちに露出表面に30〜50メッシ
ュのケイ砂を振りかけた。この面を下に向け未付着の過
剰のケイ砂を落とし付着後の重量を測定(重量bg)し
た。また、上記同様に混合物を容器に流し、20℃60
%で5日養生し硬化させ、ケイ砂付着前の重量(重量c
g)と付着後の重量(重量dg)を測定し(1)式によ
り残存タック率(%)を算出した。結果を表3に示す。 残存タック率(%)=((d−c)/(b−a))X1
00 (1)式。
シリルチオ基末端ポリサルファイドポリマーとポリプロ
ピレングリコールにヘキサメチレンジイソシアンートを
付加して得られたウレタンプレポリマー(イソシアネー
ト含有量4.2重量%)を表3および表4の割合で配合
して主剤を得、実施例1〜9同様の試験を行ない残存タ
ック率を求めた。結果を表6に示す。
リコール(旭硝子(株)製) PML-4002:分子量4000 ポリオキシプロピレングリ
コール(旭硝子(株)製)エクセノール 1030:分子量1000 ポリオキシプロピレング
リコール(旭硝子(株)) PF-X716 :分子量1200 メチルエーテル末端ポリオ
キシプロピレングリコール(旭硝子(株)) MSホ゜リマー15A:変性シリコーンポリマー(鐘淵化学工業
(株)製)シリカ 中空体:E-SPHERES SL75(秩父小野田(株)製)カ゛ラス 中空体:CEL-STAR Z45(旭硝子(株)製)。
オキシプロピレングリコ ール(日本油脂
(株)) PKA5103:分子量1500 アリルエーテル及びメチルエーテル末端ポリ
オキシプロピレングリコール(日本油脂(株)) PKA5018:分子量3000 アリルエーテル末端ポリオキ
シプロピレングリコール(日本油脂(株))。
1〜9とは異なり、(c)の添加剤を添加しない場合に
ついて、合成例1のポリマーに可塑剤、充填剤および硬
化触媒を表1および表2の割合で配合して主剤を得、実
施例1〜9同様の試験を行なった。同様に比較例2とし
て(c)の添加剤を添加しない場合について合成例2の
ポリマーを表3及び表4の割合配合し評価した。この結
果を表5(比較例1)と表6(比較例2)に示す。
分子中に2個以上のチオール基を有するポリマーまたは
/および1分子中に2個以上のシリルチオ基を有するポ
リマーと、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有
する化合物とともに所定量のポリオキシアルキレンを主
鎖に持つポリマーを添加することにより、硬化物表面の
残存タックを大幅に減少させることができる。このよう
な硬化型組成物は、シーリング材、パテ材、塗料および
接着剤等に好適に使用される。
Claims (11)
- 【請求項1】 (a)1分子中に2個以上のチオール基
を有するポリマーまたは/および(b)1分子中に2個
以上のシリルチオ基を有するポリマーと、(c)1分子
中に2個以上のイソシアネート基を有するポリイソシア
ネート化合物と、(d)(ア)−(R1O)−(但し、R1
は炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシ
アルキレンを主鎖に持つポリマーからなる硬化型組成
物。 - 【請求項2】 (d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は
炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシア
ルキレンを主鎖に持つポリマーの数平均分子量が、20
0〜30000である請求項1記載の硬化型組成物。 - 【請求項3】 (d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は
炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシア
ルキレンを主鎖に持つポリマーが、ポリオキシプロピレ
ングリコールであることを特徴とする請求項1または2
記載の硬化型組成物。 - 【請求項4】 (d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は
炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシア
ルキレンを主鎖に持つポリマーがポリオキシプロピレン
グリコールであり、かつ末端が−OR2(但しR2はアル
キル基及び/またはアルケニル基)である請求項1〜3
のいずれかに記載の硬化型組成物。 - 【請求項5】 (d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は
炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシア
ルキレンを主鎖に持つポリマーがポリオキシプロピレン
グリコールであり、かつ末端が−OCH2CHCH2であ
る請求項1〜4のいずれかに記載の硬化型組成物。 - 【請求項6】 (d)(ア)−(R1O)−(但し、R1は
炭素数2〜4のアルキレン基)で表されるポリオキシア
ルキレンを主鎖に持つポリマーの含有割合が、(a)1
分子中に2個以上のチオール基を有するポリマーまたは
/および(b)一分個中に2個以上のシリルチオ基を有
するポリマー100重量部に対して、1〜200重量部
である請求項1〜5のいずれかに記載の硬化型組成物。 - 【請求項7】 (a)1分子中に2個以上のチオール基
を有するポリマーが、主鎖中に、(イ)−(R3O)n −
(但し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、nは6〜
200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部分
と、(ウ)−(C2H4OCH2OC2H4−SX)−、および
(エ)−(CH2CH(OH)CH2−SX)−(但し、x
は1〜5の整数である。)で表される構造単位とを含有
し、かつ、末端に、(オ)−C2H4OCH2OC2H4−S
Hおよび/または(カ)−CH2CH(OH)CH2−SH
で表されるチオール基を有するポリサルファイドポリエ
ーテルポリマーである請求項1〜6のいずれかに記載の
硬化型組成物。 - 【請求項8】 (a)1分子中に2個以上のチオール基
を有するポリマーが、主鎖中に、(ウ)−(C2H4OC
H2OC2H4−SX)−(但し、xは1〜5の整数であ
る。)で表される構造単位を含有し、かつ末端に、
(オ)−C2H4OCH 2OC2H4−SHで表されるチオ
ール基を有するポリサルファイドポリマーである請求項
1〜7のいずれかに記載の硬化型組成物。 - 【請求項9】 (b)1分子中に2個以上のシリルチオ
基を有するポリマーが、主鎖中に、(イ)−(R3O)n
−(但し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基、nは6
〜200の整数を示す。)で表されるポリエーテル部分
と、(ウ)−(C 2H4OCH2OC2H4−SX)−、および
(エ)−(CH2CH(OSi(R4)(R 5)(R6))C
H2−SX)−(但し、R4、R5、R6は炭素数1〜6の
アルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基のいずれ
かであり、xは1〜5の整数である。)で表される構造
単位とを含有し、かつ、末端に、(カ)−C2H4OCH2
OC2H4−SSi(R4)(R5)(R6)および/また
は(キ)−CH2CH(OSi(R4)(R5)(R6))C
H2−SSi(R4)(R5)(R6)(但し、R4、R 5、
R6は炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、及びハ
ロアルキル基のいずれかであである。)で表されるシリ
ルチオ基を有するポリサルファイドポリエーテルポリマ
ーである請求項1〜8のいずれかに記載の硬化型組成
物。 - 【請求項10】 (b)1分子中に2個以上のチオシリ
ル基を有するポリマーが、主鎖中に、(ウ)−(C2H4
OCH2OC2H4−SX)−(但し、xは1〜5の整数で
ある。)で表される構造単位を含有し、かつ末端に、
(カ)−C2H4OCH2OC2H4−SSi(R4)
(R5)(R6)(但し、R4、R5、R6は炭素数1〜6
のアルキル基、フェニル基、及びハロアルキル基のいず
れかであである。)で表されるチオール基を有するポリ
サルファイドポリマーである請求項1〜8のいずれかに
記載の硬化型組成物。 - 【請求項11】 (c)1分子中に2個以上のイソシア
ネート基を有する化合物中のイソシアネート基と、
(a)1分子中に2個以上のチオール基を有するポリマ
ー中のチオール基または/および(b)1分子中に2個
以上のシリルチオ基とのモル比(イソシアネート基/チ
オール基またはシリルチオ基)が、0.5〜4.0であ
る請求項1〜9のいずれかに記載の硬化型組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000042618A JP2000327740A (ja) | 1999-03-12 | 2000-02-21 | 硬化型組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-66179 | 1999-03-12 | ||
JP6617999 | 1999-03-12 | ||
JP2000042618A JP2000327740A (ja) | 1999-03-12 | 2000-02-21 | 硬化型組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000327740A true JP2000327740A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=26407346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000042618A Pending JP2000327740A (ja) | 1999-03-12 | 2000-02-21 | 硬化型組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000327740A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070536A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーリング材組成物 |
JP2007070519A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーリング材組成物 |
US7503971B2 (en) | 2001-06-07 | 2009-03-17 | Skycool Pty Ltd. | Radiative cooling surface coatings |
JP2013241555A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-12-05 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | 硬化型組成物 |
-
2000
- 2000-02-21 JP JP2000042618A patent/JP2000327740A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007070536A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーリング材組成物 |
JP2007070519A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | シーリング材組成物 |
JP2013241555A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-12-05 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | 硬化型組成物 |
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