JP2000327385A - ポリカルボン酸系セメント減水剤 - Google Patents

ポリカルボン酸系セメント減水剤

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一夫 山田
Shunkichi Sudo
俊吉 須藤
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Abstract

(57)【要約】 減水性能が、液相中の硫酸イオン濃度の影響を受けにく
いポリカルボン酸系セメント減水剤を提供すること。 【課題】 【解決手段】 構造要素としてポリエーテル側鎖を有
し、主鎖の重合度が5以上、主鎖中のカルボキシル基数
を主鎖重合度で割った値が0.5以上、ポリエーテル側鎖
における繰り返し単位であるエーテルの繰り返し数が5
以上であるポリカルボン酸系の減水剤において、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
ルの繰り返し数が30以上、 のいずれかの条件を満足するポリカルボン酸系セメント
減水剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリカルボン酸系
のセメント減水剤に関し、特に液相中の硫酸イオン濃度
の変動による減水性能の変動の少ないポリカルボン酸系
のセメント減水剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高強度コンクリート、高流動コン
クリート等の高性能コンクリート、また骨材事情が悪い
地域の単位水量対策には、ポリカルボン酸系のセメント
減水剤が必須の材料となっている。該ポリカルボン酸系
のセメント減水剤は、減水性能と流動性保持能力に優れ
るものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかしながら、該ポリカルボン酸系のセメ
ント減水剤では、低水/セメント比になるにつれて、そ
の減水性能はモルタルやコンクリートの液相中(以降、
液相中と称す)の硫酸イオン濃度に影響を受けやすくな
り、硫酸イオン濃度が高いと減水性能が低下することが
知られている。これは、液相中の硫酸イオンの存在が、
ポリカルボン酸系のセメント減水剤の吸着平衡を脱離側
に移動させるためと考えられている。
【0004】液相中の硫酸イオン濃度は、使用するセメ
ント・骨材・混和材中の水溶性アルカリ(硫酸アルカ
リ)量、混練温度、水/セメント比等に影響されやす
い。そのため、ポリカルボン酸系のセメント減水剤で
は、使用する材料が変わったような場合で、特に低水/
セメント比においては減水性能が変動し易く、モルタル
・コンクリート等の配合設計に手間がかかるという問題
があった。また、液相中の硫酸イオン濃度が高い場合
は、所定の減水性能を得るためにポリカルボン酸系のセ
メント減水剤の使用量を多くしなければならず、コスト
が高くなるという問題もあった。
【0005】そのため、液相中の硫酸イオン濃度の影響
を受けにくいポリカルボン酸系の減水剤が求められてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するためにポリカルボン酸系の減水剤の構造につ
いて鋭意研究した結果、その分子構造中にポリエーテル
側鎖を含むポリカルボン酸系減水剤においては、主鎖の
重合度が高い、及び/又は側鎖の長さが長い、及び/又
は主鎖中のカルボキシル基の量が多いポリカルボン酸系
の減水剤であれば、その減水性能は液相中の硫酸イオン
濃度の変動の影響を受けにくくなることを見いだし本願
発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明は、構造要素としてポリエー
テル側鎖を有し、主鎖の重合度が5以上、主鎖中のカル
ボキシル基数を主鎖重合度で割った値が0.5以上、ポリ
エーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテルの繰
り返し数が5以上であるポリカルボン酸系の減水剤にお
いて、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
ルの繰り返し数が30以上、 のいずれかの条件を満足することを特徴とするポリカル
ボン酸系セメント減水剤(請求硬1)である。また、本
発明は、ポリオキシエチレンを側鎖としたメタクリル酸
塩又は無水マレイン酸の共重合体又は縮合体からなるポ
リカルボン酸系セメント減水剤(請求項2)である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
本発明のポリカルボン酸系
のセメント減水剤は、構造要素としてポリエーテル側鎖
を有し、主鎖の重合度が5以上、主鎖中のカルボキシル
基数を主鎖重合度で割った値が0.5以上、ポリエーテル
側鎖における繰り返し単位であるエーテルの繰り返し数
が5以上であるポリカルボン酸系の減水剤において、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
ルの繰り返し数が30以上、 のいずれかの条件を満足することを特徴とするポリカル
ボン酸系セメント減水剤である。これは、ポリカルボン
酸系の減水剤は、カルボキシル基がセメント表面への吸
着部位であると考えられ、主鎖が長くなったり、主鎖中
にカルボキシル基を多数有する分子構造の減水剤では、
吸着部位の数が多く液相中の硫酸イオンの影響が少なく
なると考えられることによるものである。ポリカルボン
酸系減水剤はセメント表面に吸着し、立体反発作用を示
すことでセメントを分散させる。主鎖はカルボキシル基
がかい離することで生じるカルボキシル基間の静電反発
力で液相中に広がると考えられる。可溶性硫酸塩濃度が
高まり、液相中のイオン濃度が高くなると、カルボキシ
ル基のかい離度が低下し、静電反発力が低下し、液相で
の分散剤分子の広がりが小さくなる。ポリエーテル側鎖
は水との親和性が高く、液相のイオン濃度が高くなって
も、あまり収縮しない。つまり、ポリエーテル側鎖が長
い場合は、セメント表面での立体的広がりが液相のイオ
ン強度の影響を受けにくいため、高硫酸塩濃度環境下で
も良好な分散性能を発揮できる。
【0009】なお、平均分子量が100万を超えるなど過
度に重合度が高い場合や、ポリエーテル側鎖が繰り返し
単位であるエーテルの繰り返し数が500を超えるような
過度に長い場合には、セメント分散剤でなく、セメント
凝集剤として挙動する場合があるので、本発明において
は、平均分子量は100万以下、ポリエーテル側鎖におけ
る繰り返し単位であるエーテルの繰り返し数は500以下
が好ましい。また、主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重
合度で割った値が0.9を超えるような場合は、ポリエー
テル側鎖の割合が極端に減少し、セメント粒子間の反発
力が得られなくなるので、本発明においては、主鎖中の
カルボキシル基数を主鎖重合度で割った値は0.9以下が
好ましい。
【0010】本発明における、主鎖の重合度、主鎖中の
カルボキシル基数を主鎖重合度で割った値、及びポリエ
ーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテルの繰り
返し数を、下記化1で表されるメタクリル酸共重合体を
主骨格としたポリオキシエチレン側鎖を含む高分子を例
に説明すると、主鎖の重合度とは(a+b+c)であ
る。また、主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割
った値とはカルボキシル基(-COO-)数を(a+b+
c)で割った値である。さらには、ポリエーテル側鎖に
おける繰り返し単位であるエーテル(オキシエチレン)
の繰り返し数とはmのことである。
【0011】
【化1】 (ただし、式中、XはCH2SO3Na又はCOOCH3を、YはH又はC
H3を表し、a、b、c、mは整数である。)
【0012】本発明の構造要素としてポリエーテル側鎖
を有し、主鎖の重合度が5以上、主鎖中のカルボキシル
基数を主鎖重合度で割った値が0.5以上、ポリエーテル
側鎖における繰り返し単位であるエーテルの繰り返し数
が5以上であるポリカルボン酸系の減水剤において、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
ルの繰り返し数が30以上、 のどの条件も満足しないポリカルボン酸系セメント減水
剤では、その減水性能は液相中の硫酸イオン濃度に影響
を受けやすくなる。すなわち、液相中の硫酸イオン濃度
が高いと減水性能が低下する。
【0013】なお、本発明においては、上記3条件、す
なわち、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
ルの繰り返し数が30以上、 のうちの少なくとも1つの条件を満足する必要があり、
2つの条件を満足するポリカルボン酸系セメント減水剤
がより好ましく、最も好ましいのは、上記3条件を全て
満足するポリカルボン酸系セメント減水剤である。
【0014】本発明のポリカルボン酸系セメント減水剤
の具体的な例としては、ポリオキシエチレンを側鎖とし
たメタクリル酸塩又は無水マレイン酸などの共重合体又
は縮合体が挙げられる。
【0015】なお、本発明において、アリルスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、スチレン、アクリル酸メチル
などの官能基を構造に含むことは差し支えない。
【0016】本発明のポリカルボン酸系セメント減水剤
と組合わせるセメントとしては、普通・早強・中庸熱・
低熱ポルトランドセメント等の各種ポルトランドセメン
ト、高炉セメント・フライアッシュセメント等の各種混
合セメントや、都市ゴミ焼却灰・下水汚泥焼却灰等の廃
棄物を原料として利用したセメント(エコセメント)、
さらには前記ポルトランドセメントやエコセメントの一
部を石灰石粉末やシリカヒューム等の混和材で置換した
セメントが挙げられる。
【0017】本発明のポリカルボン酸系セメント減水剤
のセメントに対する添加量は、0.01〜3.0%が好まし
く、より好ましくは0.10〜1.0%である。添加率が0.01
%未満では、十分なセメント分散効果が現れず、添加率
が3.0%を超えても、その効果は事質上、頭打ちとなり
コストの点から好ましくない。
【0018】本発明のポリカルボン酸系セメント減水剤
は、使用する用途、目的に応じて、ペースト、モルタル
又はコンクリートの状態で使用される。モルタル又はコ
ンクリートの状態で使用する場合は、通常モルタル、コ
ンクリートの製造に使用されている細・粗骨材、すなわ
ち、川砂、山砂、海砂、砕砂等や、川砂利、山砂利、海
砂利、砕石等を使用することができる。また、必要に応
じて、支障のない範囲内で、空気連行剤、消泡剤、収縮
低減剤、増粘剤等の従来より公知のセメント用混和剤を
添加することができる。モルタル、コンクリートの製造
方法についても従来の方法が適用できる。また、本発明
のポリカルボン酸系セメント減水剤を分割添加するいわ
ゆる減水剤の後添加、もしくはダブルミキシングを行う
ことも減水性能をより有効に発揮するには好ましい。
【0019】
【実施例】1.使用材料 以下に示す材料を使用した。 1)セメント 太平洋セメント(株)製普通ポルトランドセメントを使
用した。 2)減水剤 ポリオキシエチレン側鎖を有するメタクリル酸系共重合
物の試作品を使用した。表1に使用した各重合物の主
鎖の重合度、ポリオキシエチレン側鎖におけるオキシ
エチレンの繰り返し数、及び主鎖中のカルボキシル基
数を主鎖重合度で割った値、を示す。なお、前記〜
は以下の手順で求めた。標準物質としてプルランを使用
したゲル浸透クロマトグラフィより分子量を測定した。
このとき、未反応物を除くため、測定試料は透析したも
のを使用した。イオン性含有物は、未反応モノマーを含
めてイオンクロマトグラフィより定量した。カルボキシ
ル基量はNMRスペクトル及び未反応物から逆定量によ
り計算した。ポリオキシエチレン側鎖におけるオキシエ
チレンの繰り返し数と量はNMRスペクトルから定量し
た。測定結果に基づき、重量平均分子量、一分子内にお
ける各種官能基(カルボキシル基、スルホン基)量、ポ
リオキシエチレン側鎖量を求め、この値から、主鎖の重
合度を求めた。さらに、主鎖中のカルボキシル基数を主
鎖重合度で割った値を計算した。 3)水;水道水を使用した。 4)硫酸アルカリ; Na2SO4(試薬特級)を使用した。
【0020】
【表1】
【0021】2.評価 以下の手順で、各減水剤に対する混練水中の硫酸イオン
濃度の影響を評価した。 (1)「JIS R 5201 8.1(2)機械練り用練り混ぜ機」に記載
されている装置・器具を使用して、水/セメント比30重
量%で、後述する相対フロー面積比が20となる減水剤量
を求めた。なお、練り混ぜは、低速で1分間練り混ぜ、
掻き落とし後、高速で3分間練り混ぜた。また、減水剤
は予め混練水中に混合しておいた。 (2)上記(1)と同じ量の減水剤及びセメントに対して0.43
%の量のNa2SO4とを予め混 練水中に混合しておき、
(1)と同様に練り混ぜ、相対フロー面積比を測定し、上
記(1)との差を求めた。結果を表1に併記する。
【0022】なお、相対フロー面積比は以下の方法で測
定した。練り混ぜ終了直後に、ペーストの引き抜きフロ
ー(f(mm))を「JASS 15 M103-3.5」に準じて測定し、下
記式から、相対フロー面積比を求めた。 相対フロー面積比=(f2−502)/502 なお、フローコーンは直径50mm、高さ51mmの塩化ビニー
ル製の円筒を用いた。
【0023】表1から、本発明で規定する条件を満足す
るポリカルボン酸系セメント減水剤では、Na2SO4無添加
と添加した場合の相対フロー面積比の差は小さく、液相
中の硫酸イオン濃度の影響を受けにくいものであること
が分かる。一方、本発明で規定する条件を満足しないポ
リカルボン酸系セメント減水剤では、Na2SO4を添加した
場合の相対フロー面積比の低下が大きかった。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリカル
ボン酸系セメント減水剤では、その減水性能は液相中の
硫酸イオン濃度の影響を受けにくいものである。その結
果、使用する材料等が変わって、液相中の硫酸イオン濃
度が異なるような場合でも、モルタル・コンクリート等
の配合設計が容易になる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造要素としてポリエーテル側鎖を有
    し、主鎖の重合度が5以上、主鎖中のカルボキシル基数
    を主鎖重合度で割った値が0.5以上、ポリエーテル側鎖
    における繰り返し単位であるエーテルの繰り返し数が5
    以上であるポリカルボン酸系の減水剤において、 ・主鎖の重合度が150以上、 ・主鎖中のカルボキシル基数を主鎖重合度で割った値が
    0.55以上、 ・ポリエーテル側鎖における繰り返し単位であるエーテ
    ルの繰り返し数が30以上、 のいずれかの条件を満足することを特徴とするポリカル
    ボン酸系セメント減水剤。
  2. 【請求項2】 ポリオキシエチレンを側鎖としたメタク
    リル酸塩又は無水マレイン酸の共重合体又は縮合体から
    なる請求項1記載のポリカルボン酸系セメント減水剤。
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