JP2000324626A - 住宅用分電盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分電盤内に載置された電気機器の動作状況を
すぐ確認できる住宅用分電盤１を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る住宅用分電盤１は、内部が
透視可能に扉体４を透明な材質で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、主幹ブレーカや分岐ブ
レーカを基台に載置し、基台は扉体によって被覆される
住宅用分電盤の扉体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術における住宅用分電盤は、図３
に示すように、基台２１にブレーカ等の電気機器を載置
し、配線部分は、ブレーカ等の操作ハンドル２２が突出
するように開口を設けたカバー２３で被覆していた。ま
た、図４に示すように、塵埃等の侵入を防ぐため不透明
な扉体２４で基台２１を覆っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、扉体が閉ざされている時、基台に載置
したブレーカの入切の状態は、扉体を開けなくては確認
できなかった。また、分電盤内にランプやその他表示機
器が載置される場合は、扉体に開口を施す必要があり、
加工作業も手間がかかるものとなっていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明に係る住宅
用分電盤は、分電盤内に載置された電気機器の動作状況
をすぐ確認できる住宅用分電盤を提供することを目的と
し、その構造は、内部が透視可能に扉体を透明な材質の
もので形成したことである。

【０００５】

【発明の実施の形態】箱体本体にブレーカ等の電気機器
を載置し、操作ハンドルは操作可能に開口から突出させ
てカバーで配線を覆う。基台全体を扉体で覆うが、扉体
は透明な材質のもので構成し、ブレーカの入切の状態
や、その他表示機器の動作状況等を確認するというよう
な作業を扉体をわざわざ開けなくてもできるようにす
る。

【０００６】

【実施例】本発明に係る住宅用分電盤の実施例を図１〜
図２の添付図面に基づいて説明する。

【０００７】住宅用分電盤１は、基台２とカバー３と扉
体４とから構成される。ブレーカ等の電気機器５は基台
２に載置される。カバー３には、開口が設けられ、ブレ
ーカの操作ハンドルが突出可能となっている。カバー３
で電気機器の配線を被覆する。扉体４は、透明の材質の
もので形成され、基台２を覆い、塵埃等の侵入を防ぐ。

【０００８】ブレーカの入切の状態は、扉体４を開ける
ことなく確認することができる。また、ランプ等の表示
機器を取り付けるときも、扉体４に開口を施す必要がな
い。

【０００９】本発明に係る住宅用分電盤は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、図２に示すよう
に、扉体６を部分的に透明な材質のものを用いるように
する等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変
更可能である。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る住宅
用分電盤は、扉体を内部が透視可能に透明な材質で形成
したため、塵埃の侵入を防ぐと共に、扉体が閉じている
状態でもブレーカの入切の状態を確認することができ
る。また、扉体に開口を施すことなくランプ等の表示機
器を確認することができる。さらに、扉体に色板等を取
り付けることにより、着色することができるので、取り
付け場所に合わせた色調に容易に変更可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る住宅用分電盤の実施例を示す平面
図である。

【図２】本発明に係る住宅用分電盤の第二実施例を示す
平面図である。

【図３】従来技術における住宅用分電盤の扉体を開いた
状態を示す平面図である。

【図４】従来技術における住宅用分電盤の扉体を閉じた
状態を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 住宅用分電盤 ２ 基台 ３ カバー ４ 扉体 ５ 電気機器 ６ 扉体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基台上に主幹ブレーカと複数の分岐ブレ
   ーカを載置固定し、前記主幹ブレーカと前記分岐ブレー
   カとを金属製導体で接続し、これらのブレーカの操作ス
   イッチを突出させた状態で、前記基台をカバーで被覆
   し、該カバーから突出した前記操作スイッチを被覆する
   扉体を有する住宅用分電盤において、内部が透視可能に
   前記扉体を透明な材質で形成したことを特徴とする住宅
   用分電盤。