JP2000324283A - 複合画像装置 - Google Patents

複合画像装置

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JP2000324283A
JP2000324283A JP11131658A JP13165899A JP2000324283A JP 2000324283 A JP2000324283 A JP 2000324283A JP 11131658 A JP11131658 A JP 11131658A JP 13165899 A JP13165899 A JP 13165899A JP 2000324283 A JP2000324283 A JP 2000324283A
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JP11131658A
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Yasuhiko Yamaguchi
恭彦 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写動作及び画像通信動作を含む複数の機能
毎に最適に、かつ、他の機能に独立してリセット時間を
設定できるようにすると共に、予め設定されたリセット
時間に基づいて各機能毎に設定画面及び動作パラメータ
を初期化できるようにする。 【解決手段】複数の機能の動作プログラムを設定するた
めの設定画面を表示する表示手段21と、複数の機能の
動作プログラムを格納すると共に、各機能毎の動作パラ
メータをそれぞれ格納する汎用メモリ25と、このメモ
リ25で各動作プログラムが更新される毎に表示手段2
1に表示される設定画面あるいはその設定画面内の表示
内容を切り換えるように表示手段21を制御する制御手
段11と、表示手段21の設定画面及び汎用メモリ25
に記憶された動作パラメータを初期化する初期化手段2
2と、この初期化手段22をオートリセットするための
任意のリセット時間を設定する設定手段24とを備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファクシミリ機
能、複写機能及びプリンタ機能を備えた複合機などに適
用して好適な複合画像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿画像から取得した画像データ
に基づいて画像形成を行うデジタル複写機が使用される
に至っている。このデジタル複写機能と、ファクシミリ
機能と、プリンタ機能とを複合化し、これらの3つの機
能により1つのプリンタを共有すると共に、複写機能
と、ファクシミリ機能とにより画像読取手段(スキャ
ナ)を共有した複合機が販売されている。
【0003】図24はこの種の複合機10の構成例を示
すブロック図である。図24に示す複合機10はデータ
バス1を有している。このデータバス1には通信モデム
2、コーディング部3、スキャナ4、画像処理部5、デ
ータ通信部6、画像メモリ7、プリンタ8及び制御部9
などが接続されている。この制御部9には操作部9Aや
表示部9Bが接続されている。この種の複合機10で
は、画像メモリ7がコピー領域7AとFAX領域7Bに
分けられている。
【0004】複写機能ではコピー領域7Aが使用され、
スキャナ4などで読み取られた原稿画像データが圧縮さ
れた後に記憶される。ファクシミリ機能ではFAX領域
7Bが使用され、相手方から送られてきた画像データが
通信モデム2によって受信されると、コーディング部3
で復号化され、その後、ファクシミリ機能用に割り当て
られたFAX領域7Bに記録される。
【0005】プリンタ機能では、コピー領域7Aが共用
され、コンピユータからの画像データがデータ通信部6
によって受け取られると、画像処理部5で所定の画像処
理がなされた後に、そのコピー領域7Aに記憶される。
このコピー領域7A及びFAX領域7Bに関して、両者
のメモリ容量を比較すると、その作業性にも関連する
が、コピー領域7Aの方が大容量を割り当てられる場合
が多い。
【0006】この画像メモリ7に記憶された画像データ
は伸張された後に、画像処理部5で所定の画像処理が施
され、その後、プリンタ8に出力される。プリンタ8で
は画像データが1ページ単位に記録紙に転写されて画像
が形成される。
【0007】ところで、複写機能、ファクシミリ機能及
びプリンタ機能を有した複合機10では、ある機能を使
用している場合に、他の機能が使用できなくなるのは大
変不便である。従って、複合化された各機能が独立して
動作することが好ましい。もしも、複合機10の構成上
同時に動作できない場合でも、ユーザの操作入力による
機能を優先して実行させ、ユーザにストレスを感じさせ
ないことが重要である。この優先機能は、いわゆるマル
チアクセス又はデュアルアクセスと呼ばれている。
【0008】このマルチアクセスの下では、ファクシミ
リ(FAX)受信の終了後に、自動的に通信レポートを
プリントアウトする場合や、その終了後に、コンピユー
タから受け取った画像データをプリントアウトする場合
がある。そのプリントアウトを行っている時に、ユーザ
によって緊急に「コピーをしたい」という要求が操作部
9Aを介して制御部9に指示される場合がある。このよ
うな要求に対して、それらのプリントアウトを一旦中断
して優先的にユーザの欲するコピーができなくてはなら
ない。
【0009】また、プリントアウト中や、FAX通信中
に、それらのジョブとは無関係に、FAX送信のための
動作条件の設定操作や、原稿読み取りができなくてはな
らない。更に、各々の各機能によるプリントジョブが重
なった場合には、緊急度の高いものから優先してプリン
トアウトする必要がある。いずれの場合にしても、これ
らの機能を選択する際には、表示部9Bに表示された設
定画面や動作パラメータを初期化しなくてはならない。
【0010】近頃では、各機能の動作条件を設定するた
めの設定画面及び動作パラメータを自動的に初期化する
オートリセット付きの複合機も使用されている。このオ
ートリセットとは複写機能の設定画面(以下複写画面と
もいう)でユーザが何らかの設定操作を中止してから、
又は、複写機能に係るジョブを終了した時点から所定時
間を経過した時点で、複写画面を初期化する、及び、設
定条件を初期化することをいう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来方式の複合機10
によれば、操作部9Aによってオートリセットに至るリ
セット時間を設定できるようになされているが、各機能
に関してユーザの使用頻度を考慮していないために、各
機能に共通した単一のリセット時間しか登録することが
できない。例えば、相対的に繰り返し頻度の高い複写、
ファクシミリ及びプリンタの順にリセット時間を登録す
ることができない。
【0012】従って、最適なリセット時間に基づいて各
機能毎に設定画面及び動作パラメータを初期化すること
ができない。これにより、各機能毎にリセット時間を独
立に設定することができないので、複写機能(以下複写
動作ともいう)、ファクシミリ機能及びプリンタ機能
(以下画像通信動作ともいう)を入り乱れて使用する環
境下では、リセット時間が長く感じたりして、ユーザの
使用環境に適した複合機の提供の妨げとなるという問題
がある。
【0013】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、複写動作及び画像通信動作を含む複数
の機能毎に最適に、かつ、他の機能に独立してリセット
時間を設定できるようにすると共に、予め設定されたリ
セット時間に基づいて各機能毎に設定画面及び動作パラ
メータを初期化できるようにした複合画像装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の複合画像装置は、複写動作及び画像通信動
作を含む複数の機能を並列に実行する複合画像装置にお
いて、複数の機能の動作プログラムを設定するための設
定画面を表示する表示手段と、複数の機能の動作プログ
ラムを格納すると共に、各機能毎の動作パラメータをそ
れぞれ格納する記憶手段と、この記憶手段で各動作プロ
グラムが更新される毎に表示手段に表示される設定画面
あるいはその設定画面内の表示内容を切り換えるように
表示手段を制御する制御手段と、表示手段の設定画面及
び記憶手段に記憶された動作パラメータを初期化する初
期化手段と、この初期化手段をオートリセットするため
の任意のリセット時間を設定する設定手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明によれば、複写動作及び画像通信動
作を含む複数の機能を並列に実行する場合に、複数の機
能の動作プログラムを設定するための設定画面が表示手
段に表示される。一方で、複数の機能の動作プログラム
が記憶手段から制御手段へ読み出されると共に、各機能
毎の動作パラメータが記憶手段から制御手段へ読み出さ
れる。
【0016】この制御手段では、記憶手段で各動作プロ
グラムが更新される毎に表示手段に表示される設定画面
あるいはその設定画面内の表示内容を切り換えるように
表示手段が制御される。この表示手段の設定画面及び記
憶手段に記憶された動作パラメータは初期化手段によっ
て初期化されるが、この初期化手段をオートリセットす
るための任意のリセット時間が設定手段によって予めユ
ーザにより設定される。
【0017】従って、複写動作及び画像通信動作を含む
複数の機能毎に最適に、かつ、他の機能に独立してリセ
ット時間を設定することができる。これにより、予め設
定されたリセット時間に基づいて各機能毎に設定画面及
び動作パラメータを初期化することができるので、常
に、ユーザ使用環境に合わせた最適な設定画面に表示手
段を復帰させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明に係る複合画像装置について説明をする。 (1)実施形態としての複合画像装置 図1は、本発明の各実施形態としての複合画像装置を応
用した複合機100の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では、複写動作及び画像通信動作を含む複
数の機能の動作プログラムを設定するための設定画面、
及び、記憶手段に記憶された各機能毎の動作パラメータ
を初期化する初期化手段に対して任意のリセット時間を
設定する設定手段を設け、複写動作及び画像通信動作を
含む複数の機能毎に最適に、かつ、他の機能に独立して
リセット時間を設定できるようにすると共に、予め設定
されたリセット時間に基づいて各機能毎に設定画面及び
動作パラメータを初期化できるようにしたものである。
【0019】本発明に係る複合機(コピア)100は、
原稿を読み取って記録紙に画像を形成するコピー機能、
原稿を読み取って相手方に原稿画像を送信するファクシ
ミリ送信機能、相手装置から受信した原稿画像を記録紙
に形成するファクシミリ受信機能、及び、外部コンピユ
ータから受信した画像データに基づいて記録紙に画像を
形成するプリント機能の4つを有している。これらの複
数の動作機能に基づくジョブを並列に実行するものであ
る。
【0020】図1に示す複合機100は制御手段11を
有している。この制御手段11には操作手段19が接続
されている。この操作手段19には操作入力キーとなる
モードチェンジキー23、通信開始キー(以下スタート
キーという)911と、複数のワンタッチキー91(K
i,i=1〜n)と、テンキー92や短縮キー92’
と、ストップ/クリアボタン(以下単にストップキーと
いう)98などが設けられる。
【0021】この例で、モードチェンジキー23は当該
複合機100における複写機能、ファクシミリ機能又は
プリンタ機能の切り替えに使用され、ワンタッチキー9
1はファクシミリ機能の自動発呼モードのときに使用さ
れ、テンキー92や短縮キー92’は同機能の手動発呼
モードのときに使用され、ストップキー98はこれらの
複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能に係るジ
ョブを中止させるときに使用され、スタートキー911
はファクシミリ機能時の手動発呼モード及び自動発呼モ
ードを中止した場合、再発呼するときなどに使用され
る。
【0022】この操作手段19には制御手段11を経由
して動作モード選択用の表示手段21が接続され、上述
のモードチェンジキー23などの操作入力キーに対応し
て、複写機能の動作プログラムを設定するための複写画
面、ファクシミリ機能の動作プログラムを設定するため
のファクシミリ画面又はプリンタ機能の動作プログラム
を設定するためのプリンタ画面(以下総称して設定画面
ともいう)を表示するようになされている。
【0023】この複写画面については以下でオフライン
モードによるジョブの機能画面ともいい、ファクシミリ
画面及びプリンタ画面は以下でオンラインモードによる
ジョブの機能画面ともいう。ここで、オンラインモード
とは通信回線を使用した画像処理をいい、オフラインモ
ードとは通信回線を使用しない画像処理をいうものとす
る。
【0024】この例で、制御手段11はオフラインモー
ドのジョブの待機中にオンラインモードのジョブの要求
があったとき、オフラインモードによるジョブの機能画
面からオンラインモードによるジョブの機能画面へ表示
を切り換えるようになされる。例えば、コピー画面でア
イドリング中にファクシミリ受信があった場合に、コピ
ー画面からファクシミリ受信画面へ表示が切り換えられ
る。
【0025】ここで、アイドリング中とは表示手段21
に表示された複写画面でユーザが何らかの設定操作を中
止してから、又は、複写機能に係るジョブを終了してか
ら、予め設定された所定時間経過後の状態をいうものと
する。この所定時間を経過した時点で複写画面の初期化
及び動作パラメータの初期化(オートリセット)がなさ
れる。
【0026】更に、上述のストップキー98の入力操作
に基づいて動作機能の中止候補となる被選択画面が表示
手段21に表示される。ここで被選択画面とは、ユーザ
が動作機能を中止したいとする中止設定画面、ファクシ
ミリ機能又はプリンタ機能の中止設定画面をいうものと
する。表示手段21は動作機能の中止候補となった下位
階層の被選択画面を表示するようになされる。表示手段
21上には選択手段を構成するタッチパネル21Aが設
けられ、上述の被選択画面から中止させたいとする動作
機能及びその下位階層の項目を選択させるために入力操
作される。
【0027】この例では上述のタッチパネル21Aの入
力操作によって選択された、特定の動作機能を中止する
ように制御手段11によって各機能のジョブが制御され
る。例えば、制御手段11はストップキー98が操作さ
れた際に、単一の動作機能に基づくジョブが実行されて
いる場合には、その実行中の動作機能に基づくジョブを
中止する。
【0028】また、実行中の動作機能に基づくジョブを
中止する前に表示手段21に実行可否の確認のための確
認画面を表示し、その後、その確認画面下での選択操作
に従って実行中の動作機能に基づくジョブを中止する、
又は、その動作機能に基づくジョブの中止を解除するよ
うな制御がなされる。なお、表示手段21による各種動
作画面の表示例については、図3〜図8、図12〜図1
5及び図18〜図22で説明する。
【0029】この制御手段11には原稿読取手段12が
接続され、複写機能又はファクシミリ機能を選択する
と、予め設定された動作プログラムに基づいて原稿画像
が読み取られ、原稿画像データD1が発生される。原稿
読取手段12には自動原稿読み取り装置(RADF)な
どが使用される。この原稿読取手段12には制御手段1
1を介して画像メモリ13が接続され、複写機能用とし
てコピー領域13Aが割り当てられ、ファクシミリ機能
用としてFAX領域13Bが割り当てられている。
【0030】この画像メモリ13にはオンラインモード
による受信画像データD2と、オフラインモードによる
原稿画像データD1とが一時記憶される。例えば、コピ
ー領域13Aには、原稿読取手段12によって読み取ら
れた原稿画像データD1が記憶され、FAX領域13B
には、通信手段14によって受信された受信画像データ
D2又はメモリ送信時の送信画像データが記憶される。
この例でコピー領域13AはFAX領域13Bに比べて
大容量のメモリ領域が割り当てられる。原稿画像の拡
大、縮小及び回転などを行うためである。画像メモリ1
3には記憶保持動作が必要なDRAMなどが使用され
る。
【0031】この制御手段11には動作確認用の表示手
段として発光ダイオード(以下LEDという)が接続さ
れ、画像メモリ13の動作状態が表示される。もちろ
ん、動作確認用の表示手段にはLEDの他に電球を使用
してもよい。この例では2つのLED1及びLED2が
設けられる。LED1はファクシミリ機能で画像メモリ
13を使用する場合に、その動作状態が表示される。L
ED2はプリンタ機能で画像メモリ13を使用する場合
に、その動作状態が表示される。
【0032】そして、オフラインモードのジョブを実行
中にオンラインモードのジョブが実行された場合に、画
像メモリ13の動作状態に応じて制御手段11によりL
ED1及びLED2を点灯又は点滅するように表示制御
される。例えば、当該複写機100のアイドリング中
に、ファクシミリ受信された受信画像データD2が画像
メモリ13に記録された場合にはLED1を点灯するよ
うに表示制御され、この画像メモリ13に受信画像デー
タD2が記録されていない場合には消灯するようになさ
れる。
【0033】また、アイドリング中に、外部コンピユー
タなどから受信された受信画像データD2が画像メモリ
13に記録されている場合にはLED2が点灯され、外
部コンピユータからの印刷画像データD3が画像メモリ
13に記録されていない場合には消灯され、又は、その
外部コンピユータからの印刷画像データD3を画像メモ
リ13に書き込んでいる場合にはLED2を点滅するよ
うに表示制御される。
【0034】更に、LED1の表示制御においては、非
アイドリング中であって、オンラインモードに係るジョ
ブ実行中に、ファクシミリ受信及び送信に関してLED
1を点灯してもよい。オンライン非動作中及び画像デー
タ無しの場合には、LED1を消灯する。非アイドリン
グ中であって、ファクシミリ受信中の場合に、LED1
を点滅し、ファクシミリ送信中の場合にLED1を点滅
してもよい。送信中の場合には受信中に比べて例えばL
ED1の発光量を弱くする。これは表示輝度に送受信差
を付けるためである。
【0035】このように構成すると、デュアルアクセス
時に、このLED1及びLED2の消灯、点灯又は点滅
によって、ファクシミリ又はプリンタの区別、及び、
「受信動作中」又は「受信画像データの記録有無」を区
分け表示することができる。これにより、ユーザは同時
進行中のオンラインのデータ格納状況をLED1及びL
ED2の表示から確認することができる。
【0036】この画像メモリ13の他に汎用メモリ25
や不揮発性メモリ31が制御手段11に接続される。汎
用メモリ25には、複写機能、ファクシミリ機能又はプ
リンタ機能の動作プログラムが格納されると共に、各機
能毎の動作パラメータがそれぞれ格納される。この例で
は汎用メモリ25で各動作プログラムが更新される毎に
表示手段21に表示される設定画面、あるいは、その設
定画面内の表示内容を切り換えるように制御手段11に
よって表示制御される。汎用メモリ25には通常のRA
Mや記憶動作が必要なDRAMなどを使用するとよい。
【0037】不揮発性メモリ31には、ワンタッチキー
登録テーブル、短縮キー登録テーブル及びグループ登録
テーブルなどが記録されている。ワンタッチキー登録テ
ーブルには、ワンタッチキー91の入力操作に対応した
相手先の指定を含む通信プログラムであって、相手先装
置に画像送信するための通信プログラムが登録される。
短縮キー登録テーブルには、短縮番号の入力操作に対応
した相手先の指定を含む通信プログラムであって、相手
先装置に画像送信するための通信プログラムが登録され
る。
【0038】この制御手段11には初期化手段22が接
続され、表示手段21の設定画面及び汎用メモリ25に
記憶された複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機
能の動作パラメータが初期化される。これらの機能の動
作パラメータを初期化するために、制御手段11には設
定手段24が接続され、初期化手段22をオートリセッ
トするための任意のリセット時間(基準値)がユーザに
よって自由に設定できるようになされる。
【0039】例えば、複写機能をあまり重視しないユー
ザは、この機能に係るリセット時間を短く設定する。こ
れにより、複写、ファクシミリ又はプリンタを選ぶため
の操作画面に早期に自動復帰され、ユーザの使用環境に
合わせることができる。リセット時間は装置本体が設置
される時点では初期値(デフォルト値)が設定されてい
る。
【0040】この例で設定手段24にはタイマー41、
タイマーセット手段42及びオートリセット手段43が
設けられ、タイマー41のカウント値が、予めセットさ
れた設定画面に対応したリセット時間を越えたときに、
オートリセット手段43によって初期化手段22を動作
させるようになされる。このタイマーセット手段42に
関しては、表示手段21にリセット時間に係る設定画面
を表示すると共に、その表示手段21上のタッチパネル
21Aによってリセット時間を選択させるようにすると
よい。
【0041】この設定手段24によって設定された、複
写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能に対応した
設定画面のリセット時間(基準値)は汎用メモリ25な
どに各々独立して登録するようになされる。これは複写
機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能に応じて復帰
時間を異ならせることで、ユーザのニーズに合致させる
ためである。
【0042】更に、制御手段11にはソフトウエアによ
って実現される発呼手段18が接続され、スタートキー
911の入力により汎用メモリ25などに登録された相
手先に発呼開始する手動発呼モード、又は、スタートキ
ー911の入力によらずに最後の相手先を指定した時刻
から所定時間が経過した後に、相手先に発呼開始する自
動発呼モードとに基づいて所望の相手先装置に発呼する
ようになされる。
【0043】また、制御手段11には通信手段14が接
続され、例えば、ファクシミリ機能を選択すると、予め
設定された動作パラメータに基づく所定の通信制御手順
に従ってデータ通信が行われる。この例では、手動発呼
モード又は自動発呼モードによって発生した開始指令信
号に基づいて所定の通信手順で制御手段11によって原
稿送信動作が実行される。
【0044】この通信手段14にはネットワークコント
ロールユニット(網制御装置)などが設けられ、NTT
などの公衆網との間で、当該複合機100からの発呼、
不特定多数の相手方からの着呼、復旧、切断処理などの
接続制御が行われる。例えば、このユニットによってリ
ング検出が行われ、相手方が発呼した送信要求が受信さ
れる。
【0045】この通信手段14には図示しない通信モデ
ムが設けられ、受信時には、公衆網によって伝送されて
きた変調信号を復調してデジタルの受信画像データD2
に変換したり、送信時には、公衆網の周波数帯に整合す
るように原稿画像データD1を変調して変調信号に変換
するようになされる。通信手段14で受信した受信画像
データD2はFAX領域13Bに記憶される。
【0046】この通信手段14には制御手段11を介し
て復号化手段15が接続され、受信時に、受信画像デー
タD2が復号化されて伸張される。通信手段14には制
御手段11を介して符号化手段16が接続され、送信時
に、原稿画像データD1が圧縮されて符号化される。
【0047】この制御手段11には画像形成手段17が
接続され、例えば、複写機能又はファクシミリ機能を選
択すると、予め設定された動作パラメータに基づいてコ
ピー領域13Aに記憶された原稿画像データD1、ある
いは、FAX領域13Bに記憶された受信画像データD
2などに基づいて、記録紙上に画像を形成するようにな
されている。画像形成手段17は図示しない記録紙収納
装置、現像器、感光体、定着器、カートリッジなどを有
している。
【0048】この制御手段11にはプリンタ用のインタ
ーフェース26が接続され、このインターフェース26
には外部コンピユータが接続される。例えば、プリンタ
機能を選択すると、外部コンピユータから送られてきた
印刷画像データD3が、予め設定された動作パラメータ
に基づいてインターフェース26で受信される。このコ
ンピユータによる印刷画像データD3に基づいて、画像
形成手段17により記録紙上に画像が形成される。
【0049】続いて、操作手段19の一例となる操作パ
ネル90について説明をする。図2は操作パネル90の
構成例を示す上から見た図である。図2に示す操作パネ
ル90は一辺の角が丸みを帯びた長方形状を有してお
り、ユーザが操作し易いように、当該複写機100の原
稿読取手段(図示せず)12の手前付近の位置に取付け
られている。
【0050】この操作パネル90上には、少なくとも、
モードチェンジキー23、表示手段21、ワンタッチキ
ー91、ストップキー98及びスタートキー911が取
付けられている。この例では表示手段21には液晶表示
ディスプレイ(LCD)が使用される。この他に表示手
段21には、PDP(Plasma Display Panel)、電
界発光ダイオードなどの平面表示素子を使用してもよ
く、これらの表示装置は操作パネル90のほぼ中央に配
置される。表示手段21には、利用者の入力操作性を良
くするために、タッチパネル21Aが表示画面上に取付
けられる。
【0051】この表示手段21の左側にはワンタッチキ
ー91がマトリクス状に配置され、ワンタッチ送信や同
報通信などの特殊の通信モードを実行できるようになさ
れている。表示手段21の右側にはモードチェンジキー
23が設けられ、例えば、モードチェンジキー23の操
作に応じて複写画面、ファクシミリ画面及びプリンタ画
面などが順次表示手段21にローテーション表示され
る。
【0052】更に、表示手段21の右側にはモードチェ
ンジキー23の他に、数字の「1」〜「0」や、「*」
キー、「#」キーなどの電話番号入力用のテンキー9
2、チェックボタン93、ヘルプボタン94、アプリケ
ーションボタン95、プログラムボタン96、リセット
ボタン97、ストップキー98、割り込みコピーボタン
99、電源スイッチ910、スタートボタン911など
が配置されている。「1」〜「3」のテンキー92の配
置領域上には2つの発光ダイオードLED1、LED2
が取付けられ、画像メモリ13の動作状態を表示するよ
うになされている。このLED1及びLED2の他にL
EDを設け、ファイルやエラーを区別するような表示し
てもよい。
【0053】続いて、複合機100のモード選択機能を
使用した初期設定方法について説明する。図3は表示手
段21におけるキーオペレータ設定画面P11及びファ
ックス初期設定画面P12の表示例を示す概念図であ
る。図4〜図6はメモリスイッチ初期設定画面P13〜
P15の表示例を示す概念図である。図7及び図8はフ
ァックス初期設定画面P16、P17の表示例を示す概
念図である。
【0054】この例では複写機能、ファクシミリ機能又
はプリンタ機能に関して、予め標準的に初期化された動
作パラメータをユーザの好みによって設定変更が可能で
あり、ユーザによって設定変更された動作パラメータ
が、予め設定されたりセット時間を経過すると、当初の
値に戻されることを前提とする。表示手段21で言えば
設定画面が初期化時の設定画面に戻る。これを以後オー
トリセット機能という。
【0055】これを前提として、まず、ユーザにおける
動作パラメータの変更手順を説明する。上述した電源ス
イッチ910をオンすると表示手段21には図3に示す
キーオペレータ設定画面P11が表示される。この設定
画面P11にはキーオペレータメニューとして「設定項
目を選択してください 」のメッセージが表示される。
この表示領域の下方には「1.システムコピー設定」
「2.FAX設定」、「プリンタ設定」の各タグT1〜
T3が表示される。システムコピー設定タグT1は複写
機能の動作条件を設定するときにタッチされる選択キー
であり、FAX設定タグT2はファクシミリ機能の動作
条件を設定するときにタッチされる選択キーであり、プ
リンタ設定タグT3はプリンタ機能の動作条件を設定す
るときにタッチされる選択キーである。
【0056】この例ではキーオペレータ設定画面P11
上でシステムコピー設定タグT1をタッチすると、コピ
ー初期設定画面P12に表示が切り換わる。コピー初期
設定画面P12にはシステムコピー初期設定メニューと
して「設定項目を選択してください 」のメッセージが
表示される。この表示領域の下方には「メモリスイッチ
初期設定」のタグT41が表示される。このタグT41
は複写機能の動作条件を具体的に設定するときにタッチ
される選択キーである。このタグT41の他に複数の初
期設定用のタグが準備されているが、その説明は省略す
る。
【0057】この例ではコピー初期設定画面P12上で
メモリスイッチ初期設定タグT41をタッチすると、こ
の設定画面P12の下位階層となる図4に示すメモリス
イッチ初期設定画面P13に表示が切り換わる。この設
定画面P12の右下には「前画面」のタグT5が設けら
れ、このタグT5をタッチすると、キーオペレータ設定
画面P11に表示を戻すことができる。
【0058】この例ではメモリスイッチ初期設定画面が
3頁分(P13〜P15)用意され、その1/3頁目が
最初に表示される。このメモリスイッチ初期設定画面P
13には、メモリスイッチ初期設定メニューとして「設
定項目を選択してください」のメッセージが表示され
る。この表示領域の下方には「設定項目」と「設定」が
表示される。
【0059】例えば、設定項目「オートリセット」に対
して設定「OFF」が表示され、「オートボタン機能」
に対して「フルオート」が表示される。これらの被選択
項目は、1頁に対して予め8選択枝ほど準備されてい
る。他の被選択項目に関しては図4〜図5に示す通りで
ある。これらの設定項目を選択するには、表示領域の右
側の「上向き三角印」のタグT6及び「下向き三角印」
のタグT7を押下して行う。このタグT6及びT7は設
定項目選択用の操作入力キーであり、図4に示す波線で
囲んだウインドを上下方向へスクロールするようになさ
れる。
【0060】また、表示領域の下側の「変更」のタグT
8は設定項目を変更決定用の操作入力キーである。例え
ば、初期設定時の内容を変更する場合に、上述のタグT
6及びT7で設定項目を選択した後に、タグT8を押下
する。これにより、設定項目を変更することができる。
【0061】更に表示領域の下側の「上向き矢印」のタ
グT9及び「下向き矢印」のタグT10は頁送り用の操
作入力キーである。例えば、図4に示すタグT9を押下
すると、メモリスイッチ初期設定画面P13から図5に
示すメモリスイッチ初期設定画面P14に表示が切り換
わる。反対に、図5に示すタグT10を押下すると、メ
モリスイッチ初期設定画面P14から図4に示すメモリ
スイッチ初期設定画面P13に表示が戻る。
【0062】また、図5に示すタグT9を押下すると、
メモリスイッチ初期設定画面P15から図6に示すメモ
リスイッチ初期設定画面P15に表示が切り換わる。こ
のように、図5に示す3頁分のメモリスイッチ初期設定
画面P13〜P15の表示を切り換えることができる。
これらの設定画面P13〜P15の右下にも「前画面」
のタグT5が設けられ、このタグT5をタッチすると、
各設定画面P13〜P15からキーオペレータ設定画面
P11へ表示を戻せるようになされている。
【0063】次に、図7に示すキーオペレータメニュー
画面P11でFAX設定タグT2を押下すると、ファッ
クス初期設定画面P16に表示が切り換わる。ファック
ス初期設定画面P16にはファックス初期設定メニュー
として「設定項目を選択してください 」のメッセージ
が表示される。この表示領域の下方には「FAX画面初
期設定」のタグT42が表示される。このタグT42は
FAX機能の動作条件を具体的に設定するときにタッチ
される選択キーである。このタグT42の他に複数の初
期設定用のタグが準備されているが、その説明は省略す
る。
【0064】この例ではファックス初期設定画面P16
上でFAX画面初期設定タグT42をタッチすると、こ
の設定画面P16の下位階層となる、図8に示すファッ
クス初期基本設定画面P17に表示が切り換わる。この
設定画面P17には「ファックス画面のデフォルトを選
択できます」のメッセージが表示される。この表示領域
の下方には「パラメータ」及び「設定値」が表示され、
その下方の表示領域には原稿設定用の基本画面が表示さ
れ、送信先リストなどの宛先表が表示される。この表示
領域の下方にはオートリセットまでのリセット時間や、
設定「OFF」などが表示される。
【0065】この例でリセット時間は30秒間隔で10
種類準備され、30sec、60sec、90sec・
・・240sec、270sec、300secがロー
テーション表示される。ユーザは各機能毎にこの内の1
つを選択するようになされる。従って、複写動作及び画
像通信動作を含む複数の機能毎に最適に、かつ、他の機
能に独立してオートリセットまでのリセット時間を設定
することができる。
【0066】このようにユーザは表示手段21に表示さ
れた設定画面P11〜P17等に基づいて複写機能、フ
ァクシミリ機能及びプリンタ機能の初期設定を行うこと
ができる。
【0067】続いて、複合機100におけるオートリセ
ット機能について説明する。図9及び図10は複合機1
00におけるオートリセット処理例(その1、2)を示
すフローチャートである。
【0068】この例では複写機能、ファクシミリ機能又
はプリンタ機能が選択されると、その機能の設定画面が
初期化され、その機能に基づく設定操作の中止、あるい
は、その機能に基づく一連の動作が済んだ際に、「タイ
ムアップ」メッセージが制御手段11から表示手段21
へ与えられ。この「タイムアップ」メッセージに基づい
てその機能がオートリセットされることを想定する。
【0069】これを前提として、まず、図9に示すフロ
ーチャートのステップA1で、ユーザによって選択され
た複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能に係る
設定画面が制御手段21によって初期化される。
【0070】この際の初期化では、これらの機能の動作
プログラムを設定するための設定画面が表示手段21に
表示される。一方で、これらの機能の動作プログラムが
汎用メモリ25から制御手段11へ読み出されると共
に、各機能毎の動作パラメータが汎用メモリ25から制
御手段11へ読み出される。制御手段11では、汎用メ
モリ25で各動作プログラムが更新される毎に表示手段
21に表示される設定画面あるいはその設定画面内の表
示内容を切り換えるように表示手段21が制御される。
【0071】その後、その機能に基づく一連の動作が済
んでステップA2で「タイムアップ」メッセージが制御
手段11から表示手段21へ送られてくるのを待つ。こ
の制御手段11から表示手段21へ出力されるメッセー
ジには、ユーザがオートリセットデータを変更するため
に操作入力キーを押下したことによるメッセージも含ま
れる。この際に、「タイムアップ」メッセージによる場
合には例えばフラグ#1が制御手段11でそのメッセー
ジデータに付加され、操作入力キーを押下したことによ
るメッセージの場合にはフラグ#2が付加される。
【0072】従って、制御手段11から表示手段21に
メッセージが与えられると、ステップA3でそのメッセ
ージの種類が判別される。この際の判別方法は、各々の
メッセージデータに付加されたフラグ#1、#2などを
判別することにより行う。フラグ#2の場合には、ユー
ザによるボタン押下と判断され、ステップA4に移行し
てオートリセットデータの変更処理が実行される。この
際の処理については図3から図8で説明した通りであ
る。
【0073】ステップA3で他のメッセージと判断され
た場合にはステップA5に移行してそのメッセージデー
タが「タイムアップ」メッセージであるか否かが判別さ
れる。この際の判別方法は、「タイムアップ」メッセー
ジに付加されたフラグが#1であるか否かにより行われ
る。「タイムアップ」メッセージではない場合にはステ
ップA6に移行して他の処理を実行し、その後、ステッ
プA12に移行して他の処理に係る表示処理を実行す
る。
【0074】従って、制御手段11から表示手段21に
与えられたメッセージがステップA5で「タイムアッ
プ」メッセージであると判断された場合には、図10の
ステップA7に移行して「タイムアップ」メッセージが
コピータイマーかそれ以外の「タイムアップ」メッセー
ジであるか否かが判断される。コピータイマーの場合に
はステップA8に移行してコピーオートリセット処理を
実行する。この際のコピーオートリセット処理では、予
め設定された複写機能に係る動作パラメータなどの設定
データ及びその設定画面などの表示データがクリアさ
れ、タイマー41のカウント値がキャンセルされる。そ
の後、ステップA12に移行してユーザが設定した操作
画面から初期設定画面へ表示が切り換えられる。
【0075】また、制御手段11から表示手段21に与
えられたメッセージがステップA7でコピータイマーで
はないと判断された場合には、ステップA9に移行して
「タイムアップ」メッセージがファックスタイマーか、
それ以外の「タイムアップ」メッセージであるか否かが
判断される。ファックスタイマーの場合にはステップA
10に移行してファックスオートリセット処理を実行す
る。
【0076】この際のファックスオートリセット処理で
は、予め設定されたファクシミリ機能に係る動作パラメ
ータなどの設定データ及びその設定画面などの表示デー
タがクリアされ、タイマー41のカウント値がキャンセ
ルされる。その後、ステップA12に移行してユーザが
設定した操作画面から初期設定画面へ表示が切り換えら
れる。ステップA9でファックスタイマーではない場合
には、ステップA11に移行してプリンタオートリセッ
ト処理を実行する。
【0077】この際のプリンタオートリセット処理で
は、予め設定されたプリンタ機能に係る動作パラメータ
などの設定データ及びその設定画面などの表示データが
クリアされ、タイマー41のカウント値がキャンセルさ
れる。その後、ステップA12に移行してユーザが設定
した操作画面から初期設定画面へ表示が切り換えられ
る。
【0078】その後、ステップA13に移行してオート
リセット制御を終了するか否かが判断される。この際の
判断は例えば電源オフが指示された場合はオートリセッ
ト制御終了する。電源オフが指示されない場合には、オ
ートリセット制御を継続するために、ステップA2に戻
ってメッセージの入力を待つ。
【0079】続いて、「タイムアップ」メッセージの発
行例について説明をする。図11は制御手段11におけ
るメッセージ発行例をフローチャートである。この例で
は複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能が選択
されると、その機能毎に予め設定されたリセット時間が
読み出され、このリセット時間を基準にしてその機能の
経過時間が監視され、この経過時間がリセット時間に至
ったときは、制御手段11から表示手段21へ「タイム
アップ」メッセージが発行されることを前提とする。
【0080】その際の「機能の経過時間」とは、複写機
能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能に係る設定操作
を中止したとき、あるいは、その機能に基づく一連の動
作が終了したときからの経過時間をいうものとする。上
述の初期化手段22をオートリセットするための任意の
リセット時間TR1〜TR3は、予め設定手段24を使
用してユーザにより設定される。
【0081】これを前提として、まず、図11に示すフ
ローチャートのステップB1で、ユーザによって複写機
能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能のいずれかが選
択されるのを待つ。ステップB1でいずれかの機能が選
択された場合には、ステップB2に移行して選択された
機能がコピーであるかそれ以外であるか否かが判断され
る。コピー機能が選択された場合にはステップB3に移
行して複写機能に係るリセット時間TR1が汎用メモリ
25などから読み出される。
【0082】なお、ステップB2でコピー以外の機能が
選択された場合には、ステップB4に移行してFAX機
能か、あるいは、プリンタ機能であるかが判断される。
FAX機能が選択された場合にはステップB5に移行し
てFAX機能に係るリセット時間TR2が読み出され
る。プリンタ機能が選択された場合にはステップB6で
プリンタ機能に係るリセット時間TR3が読み出され
る。
【0083】従って、ステップB7では制御手段11内
のレジスタなどにリセット時間TRx(x=1〜3)が
セットされる。その後、ステップB8に移行してリセッ
ト時間TRxと経過時間とが比較され、表示手段21な
どをオートリセット動作に移行させるか否かが監視され
る。この比較に関しては、複写機能、ファクシミリ機能
又はプリンタ機能に係る設定操作を中止したとき、ある
いは、その機能に基づく一連の動作が終了したときにタ
イマー41が起動され、そのタイマー41から出力され
るカウンタ値TXとリセット時間TRxとが一致するま
で行われる。
【0084】この際に、カウンタ値TXとリセット時間
TRxとが一致しない場合には、ステップB9に移行し
てカウンタ値TXを+1してタイマー41をインクリメ
ントする。カウンタ値TXとリセット時間TRxとが一
致した場合にはタイムアップ発行処理を実行する。ここ
で、複写機能に係るものであれば、表示手段21へ「タ
イムアップ」メッセージとして「コピータイマー」メッ
セージが発行され、FAX機能に係るものであれば、
「ファックスタイマー」メッセージが発行され、プリン
タ機能に係るものであれば、「プリンタタイマー」メッ
セージが発行される。
【0085】なお、各機能に応じたメッセージが発行さ
れると、ステップB11に移行して「タイムアップ」メ
ッセージの発行を終了するか否かが判断される。この際
の判断は例えば電源オフが指示された場合はメッセージ
発行制御を終了する。電源オフが指示されない場合に
は、メッセージ発行制御を継続するために、ステップB
1に戻っていずれかの機能が選択されるのを待つ。
【0086】このようにして、本実施形態によれば、複
写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能を並列に実
行する場合に、表示手段21の設定画面及び汎用メモリ
25に記憶された動作パラメータが図9に示したステッ
プA1で初期化手段22により初期化されるが、この初
期化手段22をオートリセットするために、予め複写機
能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能毎にリセット時
間TR1〜TR3が設定手段24を使用してユーザによ
り独立に設定される。
【0087】従って、ユーザが好みに合わせて自由に操
作画面を設定した場合に、リセット時間TR1〜TR3
に基づいて複写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機
能毎に設定画面及び動作パラメータを最適に、かつ、他
の機能に独立して初期化することができるので、常に、
ユーザ使用環境に合わせた最適な設定(操作)画面に表
示手段21を復帰させることができる。
【0088】例えば、相対的に繰り返し頻度の高い複写
機能を第1順位でリセット時間を登録し、次いで、ファ
クシミリ及びプリンタの順にリセット時間を登録して置
くようにできる。これにより、ユーザのニーズに合った
複合機100を提供することができる。
【0089】(2)複合機100のオンラインモードに
おけるLED1及びLED2の表示制御例 図12は複合機100のオフラインモードによるジョブ
の機能画面としての複写画面P21の表示例を示す概念
図である。この例では、通信回線を使用しないオフライ
ンモードによる原稿画像データD1、及び、通信回線を
使用したオンラインモードによる受信画像データD2や
印刷画像データD3とが一時記憶される画像メモリ13
と、この画像メモリ13の動作状態を表示するLED1
及びLED2と、画像メモリ13の動作状態に応じて点
灯、点滅又は消灯するように表示制御する制御手段11
とを備えていることを前提とする。
【0090】図12に示すオフラインモードに係る複写
画面P21には、「コピーできます」のメッセージが表
示され、その他に、コピー設定、画質、予約リスト、原
稿読込などが同一画面上に表示される。コピー設定画面
には、「画面選択」、「コピー濃度」、「倍率」、「サ
イズ選択」などが表示される。
【0091】「画面選択」では、原稿の記録スタイルが
選択できるようになされている。この例では「RAD
F」をタッチすると、原稿の自動読み取りモードが設定
できるようになされている。また、「両面→両面」を押
下すると、原稿の両面を記録紙の両面に記録するモード
を選択することができ、「両面→片面」、「片面→両
面」又は「片面→片面」を押下すると、その表示に対応
したモードで原稿を記録紙に記録することができる。
【0092】「コピー濃度」では、画像データの記録時
のコピー濃度が任意に調整できるようになされている。
この例では「任意1」又は「任意2」を選択できるよう
になされる。任意キーを選択した場合には、「白抜き三
角」キー、「黒地三角」キー又は「普通」キーを押下す
ることにより、コピー濃度が任意に調整できるようにな
る。因みに「白抜き三角」キーを押下すると、コピー濃
度が淡くなる方向に設定され、「黒地三角」キーを押下
すると、コピー濃度が濃くなる方向に設定される。これ
らのキー領域下には「自動」キーが設けられ、コピー濃
度が自動調整されるようになされている。
【0093】「倍率」では、画像データの記録時の画像
形成サイズが任意に設定できるようになされている。こ
の例では倍率表示をする表示エリアが設けられる。その
他に、独立、ズーム、固定及び等倍などモードキーが用
意され、例えば、等倍モードキーをタッチすると表示エ
リアに「1.00」が表示されるようになされている。
【0094】「サイズ選択」では、記録紙のサイズが任
意に設定できるようになされている。この例では多段給
紙方式が採られるので、記録紙収納カセットのイメージ
画面を表示する表示エリアが設けられる。記録紙給紙カ
セットは、例えば、5段用意され、第1段目にはB5サ
イズの記録紙が収納されていることが表示される。同様
にして、第2段目にはA4Rサイズ、第3段目にはA4
サイズ、第4段目にはA3サイズ、第5段目には予備の
A4Rサイズの記録紙が収納されているイメージ画面が
表示される。
【0095】これらのサイズ表示領域下には、自動サイ
ズキーが設けられ、原稿サイズを検出して指定の変倍率
から適切な記録紙カセットを選択して記録するモードを
設定できる。また、特定の記録紙収納カセットを指定し
たときに、そのカセットに収納された記録紙のサイズ情
報を検出して、与えられた画像データをその記録紙のサ
イズに合うように変倍して記録するモードを設定できる
ようになされている。
【0096】これにより、記録紙サイズ、原稿サイズの
設定を簡単に行うことができる。なお、複写画面P21
内の右上側にはコピー枚数を計数する表示領域が設けら
れ、その下方領域には画像メモリの残量が%表示され
る。この例ではコピー枚数として「001」が表示さ
れ、メモリ残量として「100%」が表示されている。
【0097】続いて、複合機100のオンラインモード
によるジョブの機能画面としてのファクシミリ画面P2
2の表示例について説明をする。図13は複合機100
におけるファクシミリ画面P22の表示例を示す概念図
である。図13に示すファクシミリ画面P22には、
「送信できます」のメッセージが表示され、その他に、
「追加」キーや件数表示領域が設けられ、例えば、追加
したい相手方の電話番号「0426−60−9285」
や、追加したい複数の宛先に送信するときに、追加キー
を押下して相手先の電話番号を登録する。また、複数の
相手先の件数「4件」などが表示される。
【0098】また、これらの下方領域には「短縮」、
「リダイヤル」、「オンフック」、「トーン」、「ポー
ズ」、「−」、「削除」などの選択キーが表示される。
「短縮」は相手先の電話番号を短縮入力時に使用するタ
グ、「リダイヤル」は再送信に使用するタグ、「オンフ
ック」は手動送信/手動受信時の回線捕捉に使用するタ
グ、「トーン」はパルス/トーン音の切替え時に使用す
るタグ、「ポーズ」はダイアル間休止や、ダイヤルトー
ン検出時に使用するタグ、「−」はダイヤル入力時にダ
イヤルN0のセパレータ(ハイフィン)として使用する
タグ、「削除」は宛先入力データの1文字削除時などに
使用するタグである。
【0099】これらの表示領域下には「宛先表」、「原
稿設定」、「設定」、「予約リスト」、「原稿読込」な
どが同一画面上に表示される。「宛先表」は待機画面を
宛先選択画面に切替えるときに使用するタグ、「原稿設
定」は待機画面を画質選択画面に切替える時に使用する
タグ、「設定」は諸事項を登録するときに使用するタ
グ、「予約リスト」は複写機能、ファクシミリ機能又は
プリンタ機能などの予約ジョブの動作状態表示画面を呼
び出すために使用するタグ、「原稿読込」はプラテン原
稿の複数枚送信時や、ADF原稿/プラテン原稿の混載
送信時等に原稿を読み込むときに使用するタグである。
【0100】この例では「原稿設定」タグがタッチされ
て、原稿設定画面が表示されたものであり、ファクシミ
リ機能選択時の基本待機画面となる。この基本待機画面
には、「RADF」、「解像度」、「画質」、「濃度」
などの属性が表示され、「RADF」の下方領域には
「表紙+両面」、「両面」、「片面」などが表示され
る。「解像度」の下方領域には「高精細」、「精細」、
「自動」が表示される。各々の表示に対応したモードで
原稿を受信できるようになされている。
【0101】「画質」の下方領域には「写真」、「文字
写真」、「文字」が表示され、原稿の画質を設定できる
ようになされている。「濃度」の下方領域には「自
動」、「濃く」、「普通」及び「淡く」が表示され、各
々の表示に対応したコピー濃度で原稿を記録紙に記録で
きるようになされている。
【0102】続いて、複合機100のオンラインモード
によるジョブの機能画面としてのプリンタ画面P23の
表示例について説明をする。図14は複合機100にお
けるプリンタ画面P23の表示例を示す概念図である。
図14に示すプリンタ画面P23はプリンタ基本待機画
面である。そのプリンタ画面P23には、「プリントで
きます」のメッセージが表示される。この例では、メッ
セージエリアには半角33文字の2段で構成された「プ
リントできます」又は「イニシャル中です」がプリンタ
初期化中に表示される。プリント可能状態では、「プリ
ントできます」のみが表示される。その他に、プリンタ
画面P23には「イニシャル」のアイコン領域、「プリ
ンタ」、「強制排紙」、「予約リスト」、「設定」など
の選択キーが表示される。
【0103】「イニシャル」は当該プリンタの状態を示
すアイコン領域であり、プリンタが初期化中であること
を示すアイコンである。「プリント」のアイコン画面で
はプリント中を示したり、「待機中」のアイコン画面で
プリント可能状態を示す。その他、「エラー発生」を示
すアイコンも準備されている。これらのアイコンには下
位階層のアイコンが準備されている。例えば、当該プリ
ンタの装置状態のアイコンとしては、図示しないスパナ
を象ったサービスマンコールの図柄や、トナー現像部を
象ったトナー補給の図柄が準備されている。その他に、
アウトプットのアイコンとしては、図示しない複数枚の
記録紙を象ったグループの図柄や、ソート、フェイスア
ップの図柄が準備され、ステイプルアイコンとして、記
録紙のステイプル箇所を示す図柄が準備されている。ア
イコンはプリンタ機能と複写機能とで共通である。
【0104】「強制排紙」は記録紙をプリンタから強制
的に排出するときに使用するタグ、「予約リスト」は複
写機能、ファクシミリ機能又はプリンタ機能などのジョ
ブ動作を確認する時に使用するタグである。この例で
は、「予約リスト」のタグによってジョブの強制終了、
優先度の切替えを行うことができる。また、記録予測時
間を分単位で表示される。「設定」はコントローラから
諸事項を設定する場合や動作条件の登録を行うときに使
用するタグである。この例では、「設定」のタグによっ
てテストプリントを行うことができる。
【0105】また、これらの下方領域には当該複合機1
00のイメージ画面が表示され、その周辺の四隅にはパ
ソコンのイメージ画面がそれぞれ表示され、ホストパソ
コンからデータを受信中には、あたかも、該当するパソ
コンから画像データが複合機100に転送されているよ
うに三日月状のイメージ矢印が点滅表示するようになさ
れている。なお、プリンタ画面P23内の右上側にはプ
リント枚数を計数する表示領域が設けられ、その下方領
域には画像メモリの残量が%表示されるようになされて
いる。
【0106】続いて、複合機100のオンラインモード
によるジョブの機能画面としてのファックス受信画面P
24の表示例について説明をする。図15は複合機10
0におけるファックス受信画面P24の表示例を示す概
念図である。図15に示すファックス受信画面P24に
は、「受信中です」のメッセージが表示され、その他
に、「JOB NO」や受信を示す「RX−001」
や、「予約リスト」が表示される。また、相手装置の受
信IDが表示され、表示領域の下方には、設定項目「原
稿幅」に関してサイズ「A3」が設定され、原稿の「解
像度」に関してランク「高精細」が設定される。
【0107】続いて、複合機100の全体の動作例につ
いて説明をする。図16は本実施の形態としての複合機
100の全体の動作例を示すフローチャートである。
【0108】この例では、ファクシミリ受信機能と、複
写機能と、プリンタ機能とが競合した場合には複写機能
を優先的に実行し、複写機能と、ファクシミリ受信機能
とが競合した場合も複写機能を優先的に実行し、ファク
シミリ受信機能と、プリンタ機能とが競合した場合に
は、ファクシミリ機能を優先的に実行する場合を前提に
して説明する。もちろん、複写機能の実行中にファクシ
ミリ受信したときは、受信画像データD2を画像メモリ
13に一時記憶して置くものとする。
【0109】この複合機100では、画像形成処理に至
るデータ処理系が2つに大きく分かれている。つまり、
図16に示すフローチャートのステップC1〜ステップ
C16でファクシミリ受信機能に係るデータ処理が実行
され、そのステップC7〜ステップC19で複写機能、
プリント機能及びファクシミリ送信機能に係るデータ処
理が実行される。
【0110】ファクシミリ受信機能では、まず、ステッ
プC1で相手方の端末装置の「呼」を待つ。ここで、通
信手段14では相手方の「呼」が検出される。相手方の
「呼」を検出した場合にはステップC2に移行して、相
手方から送られてきた符号化画像データD2が通信手段
14によって受信される。このとき、図12に示した複
写画面P21でアイドリング中にファクシミリ受信があ
ったような場合には、制御手段11によって、その複写
画面P21から図15に示したファックス受信画面P2
4に表示を切り換えるようになされる。
【0111】そして、ステップC3に移行して、通信手
段14で受信された符号化画像データ(以下で受信画像
データともいう)D2が画像メモリ13のFAX領域1
3Bに一時記憶される。このとき、LED1が点灯され
る。このLED1の表示制御については図17で説明を
する。その後、ステップC4に移行して相手方からの受
信画像データD2がFAX領域13Bから読み出されて
復号化され、受信画像データD2が伸張される。そし
て、ステップC5に移行して復号化された相手方からの
受信画像データD2が記録画像処理される。
【0112】その後、ステップC6に移行して相手方か
らの受信画像データD2が画像メモリ13のページメモ
リに書き込まれる。そして、ステップC13で複写機能
による画像形成手段17の使用要求があるかが検出され
る。この際に、複写機能の実行によって生ずる画像形成
手段17の使用要求が例えば制御手段11によって受付
けられ、この制御手段11では、画像形成手段17の使
用に関する優先順位と照合され、その照合結果で複写機
能に画像形成手段17の使用許可が与えられる。
【0113】従って、ステップC13で複写機能による
画像形成手段17の使用要求が無い場合にはステップC
16に移行してファクシミリ機能による画像形成処理が
なされる。ステップC13で複写機能による画像形成手
段17の使用要求がある場合にはステップC14に移行
して複写機能による画像形成処理が終了するまで、ファ
クシミリ機能では受信画像データD2がページメモリに
保持したまま待機される。
【0114】そして、ステップC15に移行して複写機
能よる画像形成手段17の使用が終了したかを検出す
る。この検出に関しては、一定時間が経過する毎に、画
像形成手段17が使用されているかをチェックする方法
や、複写機能よる画像形成手段17の使用が終了した時
点で、終了フラグを発生するようにして、その終了フラ
グを制御手段11がチェックする方法などが採られる。
【0115】従って、画像形成手段17の使用が終了し
ない場合には、ステップC14に戻って画像形成手段1
7が空くまで待機する。その使用が終了した場合には、
ステップC16に移行して画像メモリ13から受信画像
データD2を読み出して画像形成処理を実行する。
【0116】また、複写機能、プリント機能及びファク
シミリ送信機能ではステップC7でユーザからの操作入
力によって、オフラインモードに係る複写機能、オンラ
インモードに係るファクシミリ送信機能及びプリント機
能とにジョブが大きく2つに分けられる。オフラインモ
ードが選択された場合には、図12に示した複写画面P
21が表示手段21に表示される。その複写画面P21
で「コピーできます」のメッセージにより、ステップC
8に移行して原稿読取手段12によって原稿の画像が読
み取られ、原稿画像データD1が圧縮された後に、制御
手段11の制御を受けて圧縮画像データが画像メモリ1
3に記憶される。
【0117】オンラインモードが選択された場合には、
ステップC9に移行して、外部コンピユータから送られ
てくる印刷画像データD3がプリンタインターフェース
26によって受け取られ、制御手段11の制御を受けて
圧縮画像データが画像メモリ13に記憶される。このと
き、表示手段21には図14に示したプリンタ画面P2
3が表示される。これと共に、LED2が点滅される。
このLED2の表示制御については図17で説明をす
る。
【0118】その後、ステップC10に移行して原稿画
像データD1又は印刷画像データD3が記録画像処理さ
れる。ここで、例えば、予め準備された記録紙のサイズ
に原稿画像データD1、印刷画像データD3のサイズを
合わせるために、プリンタインターフェース26から受
け取った印刷画像データD3が、画像メモリ13から読
み出されて画像回転処理が施され、その後、その原稿画
像データD1が圧縮処理された後に、再度、画像メモリ
13に記憶される。
【0119】そして、ステップC11に移行して複写機
能、プリント機能及びファクシミリ送信機能のジョブが
制御手段11によって切り分けられる。制御手段11に
よって複写機能を実行する場合には、ステップC16に
移行し、プリント機能及びファクシミリ受信機能に対し
て優先的に画像形成手段17を使用し、画像形成処理を
実行する。
【0120】また、ステップC11でプリンタ機能を実
行する場合には、ステップC13に移行して、制御手段
11によって複写機能による画像形成手段17の使用要
求があるかが検出される。この検出については、上述し
た通りである。従って、ステップC13で複写機能によ
る画像形成手段17の使用要求が無い場合にはステップ
C16に移行してページメモリから読み出した印刷画像
データD3に基づいた画像形成処理がなされる。このペ
ージメモリから印刷画像データD3を読み出すときに、
LED2が点灯される。
【0121】ステップC13で複写機能による画像形成
手段17の使用要求がある場合には、ファクシミリ受信
機能の場合と同様にしてステップC14に移行して複写
機能による画像形成処理が終了するまで待機する。そし
て、ステップC15で複写機能よる画像形成手段17の
使用が終了したかを検出し、その使用がまだ終了しない
場合には、ステップC14で画像形成手段17が空くま
で待機する。その使用が終了した場合には、ステップC
16に移行して画像形成処理を実行する。
【0122】また、ステップC11でファクシミリ送信
機能を実行する場合には、図13に示したファクシミリ
画面P22が表示手段21に表示される。そのファクシ
ミリ画面P22で「送信できます」のメッセージによ
り、ステップC17に移行して相手方に送る原稿画像デ
ータD1を符号化して圧縮した後に、ステップC18で
符号化画像データD2をファイルメモリに一時記憶す
る。このとき、LED1が点滅される。その後、ステッ
プC19に移行して通信手段14で相手方の端末装置に
符号化画像データD2が送信される。このとき、ファク
シミリ送信機能をメモリ送信動作させることもできる。
【0123】これにより、複写機能、ファクシミリ送信
機能、ファクシミリ受信機能及びプリンタ機能に基づく
マルチジョブを実行することができる。しかも、ファク
シミリ送信機能又はファクシミリ受信機能と、他の機能
とに基づくジョブを並列に実行することができる。
【0124】上述した複合機100の動作例を前提にし
て、オンラインモードにおけるLED1及びLED2の
表示制御例について説明をする。図17は制御手段11
によるLED1及びLED2の表示制御例を示すフロー
チャートである。
【0125】この例ではオンラインモードにおける画像
メモリ13の動作状態に応じてLED1又はLED2を
点灯、点滅又は消灯するようにして、この点灯、点滅又
は消灯状態から、少なくとも、オンラインモードによる
受信画像データD2、印刷画像データD3が画像メモリ
13に有る、その画像メモリ13にはデータD2、D3
が無い、その画像メモリ13にデータD2、D3を書き
込み中、あるいは、その画像メモリ13からデータD
2、D3を読み出し中かを確認できるようにすると共
に、オフラインモードによるジョブを実行中に、オンラ
インモードによるジョブが要求された場合などにおい
て、その実行要求をユーザにおいて的確に認知できるよ
うにしたものである。
【0126】また、ファクシミリ送受信に係る受信画像
データD2に関して、LED1が画像メモリ13の使用
状況を表示し、プリンタに係る印刷画像データD3に関
してLED2が画像メモリ13の使用状況を表示する場
合であって、初期状態ではLED1及びLED2が共に
消灯しているものとする。
【0127】これを前提にして、図17に示すフローチ
ャートのステップD1で制御手段11によってオンライ
ンモード、あるいは、オフラインモードが選択されてい
るかが判別される。この際に、図16に示したフローチ
ャートのステップC1で「呼」が検出された場合や、ユ
ーザによってステップC7でファクシミリ送信機能、プ
リント機能又はコピー機能のいずれかが選択されること
により、オンラインモード、あるいは、オフラインモー
ドを判別するようになされる。
【0128】従って、オンラインモードが選択されてい
る場合にはステップD2に移行して、ファクシミリ機能
(FAX)、あるいは、プリンタ機能が選択されている
かが判別される。ここで、ファクシミリ機能が選択され
ている場合にはステップD3に移行してファクシミリ送
信又はファクシミリ受信を実行するかが判別される。こ
の際に、図16に示したフローチャートのステップC1
で「呼」が検出されていない場合には、ファクシミリ送
信を実行するように判別される。
【0129】そのステップC1で「呼」が検出されてい
る場合には、ファクシミリ受信が選されるので、ステッ
プD4に移行してその受信画像データD2が画像メモリ
13に書き込み(読み出し)中、又は、その画像メモリ
13に受信画像データD2が無い(空である)かが判別
される。受信画像データD2が書き込み(読み出し)中
の場合にはステップD5に移行してLED1を点灯す
る。ステップD4で画像メモリ13に受信画像データD
2が無い場合にはステップD6に移行しLED1の消灯
状態を継続する。
【0130】また、ステップD3でファクシミリ送信が
選択された場合にはステップD7に移行してLED1を
点滅する。この際のLED1の発光量はLED2の点滅
時よりも弱くするようにする。ファクシミリ送信時とプ
リンタ時とで表示に差を付けるためである。
【0131】更に、ステップD2でプリンタ機能が選択
された場合にはステップD8に移行して、印刷画像デー
タD3の書き込み又はその読み出しが選択されたかが判
別される。印刷画像データD3の書き込みが選択されて
いる場合にはステップD9に移行してLED2を点滅す
る。印刷画像データD3の読み出しが選択されている場
合には、ステップD10に移行して画像メモリ13に印
刷画像データD3が無い(空である)か否かが判別され
る。画像メモリ13に印刷画像データD3が有る(空で
ない)場合にはステップD11に移行してLED2を点
灯する。画像メモリ13に印刷画像データD3が無い
(空である)場合にはステップD12に移行してLED
2の消灯状態を継続する。
【0132】なお、ステップD1でオフラインモードが
選択されている場合にはLED1及びLED2の表示制
御は行わないのでステップD13に移行する。ステップ
D13ではLED1及びLED2の表示制御を継続する
か否かが判断される。この際に、例えば、電源オフが指
示された場合にはLED1及びLED2の表示制御が終
了される。電源オフが指示されない場合には、LED1
及びLED2の表示制御を継続するために、ステップD
11に戻ってオフラインモードあるいはオンラインモー
ドが選択されたかが判別される。以後、上述した同様な
処理が繰り返される。
【0133】このようにして、本実施形態によれば、フ
ァクシミリ送信機能又はファクシミリ受信機能と、複写
機能、プリンタ機能に基づくジョブを並列に実行する場
合であって、オフラインモードのジョブを実行中にオン
ラインモードのジョブが実行された場合に、画像メモリ
13の動作状態に応じてLED1及びLED2が制御手
段11によって点灯、点滅又は消灯するように制御され
る。
【0134】従って、LED1の点灯状態からオンライ
ンモードによる受信画像データD2が画像メモリ13に
有る、そのLED1の消灯状態からその画像メモリ13
には受信画像データD2が無い、又は、LED1の点滅
状態からその画像メモリ13から送信画像データの読み
出し中を確認することができる。
【0135】また、LED2の点滅状態から印刷画像デ
ータD3を書き込み中、LED2の点灯状態から印刷画
像データD3の読み出し中、あるいは、LED2の消灯
状態から印刷画像データD3が無しを確認することがで
きる。これにより、オフラインモードによるジョブを実
行中に、オンラインモードによるジョブが要求された場
合などにおいて、LED1及びLED2の点灯又は点滅
状態から、「受信動作中」又は「受信画像データ又は印
刷画像データがメモリに有る無し」をユーザに的確に認
知させることができる。
【0136】(3)複合機100におけるストップモー
ドの制御例 図18は複合機100のストップモードにおける被選択
画面P31の表示例を示す概念図である。この例では、
ストップキー98と、少なくとも、ストップキー98の
入力操作に基づいて動作機能の中止候補となる被選択画
面を表示する表示手段21と、この表示手段21に表示
された被選択画面から、中止させたいとする動作機能を
選択させるために操作される表示画面上のタッチパネル
21Aと、このタッチパネル21Aの操作によって選択
された特定の動作機能を中止させるようにジョブを制御
する制御手段11とを備えていることを前提とする。
【0137】上述したストップキー98をオンすると表
示手段21には、図18に示すストップモードにおける
被選択画面P31が表示される。図18に示す被選択画
面P31には、「中止する動作機能を選択してください
」のメッセージが表示され、その他に、同一画面内に
は日時として、例えば、 「1998/08/161
5::00」などが表示される。
【0138】この表示領域の下方には「コピー」「FA
X」、「プリンタ」の各タグT1〜T3が表示される。
コピータグT1は複写機能の中止を設定するときにタッ
チされる選択キーであり、FAXタグT2はファクシミ
リ機能の中止を設定するときにタッチされる選択キーで
あり、プリンタタグT3はプリンタ機能の中止を設定す
るときにタッチされる選択キーである。
【0139】図19はファックス中止設定画面P32の
遷移例を示す概念図である。この例では、被選択画面P
31でFAXタグT2が押下された場合に、表示手段2
1には被選択画面P31の下位階層であるファックス中
止設定画面P32が表示される。
【0140】この設定画面P32にはファックスジョブ
に関して「動作中のジョブは中止できます」のメッセー
ジが表示される。この表示領域の下方には被選択項目
(以下中止設定項目という)として、「相手先」、「ペ
ージ」及び「状態」の設定項目が表示され、例えば、第
1の中止設定項目の相手先として「1.△△△−△△△
△」、ページとして「001」及び状態として「読み込
み中」が表示され、その下に第2の中止設定項目の相手
先として「2.□□□−□□□□」、ページ「005」
及び状態「受信中」が表示される。
【0141】この例でも、これらの中止設定項目を選択
する場合には、表示領域の右側の「上向き三角印」のタ
グT6及び「下向き三角印」のタグT7を押下して行
う。このタグT6及びT7は中止設定項目選択用の操作
入力キーであり、図19に示す波線で囲んだウインドを
上下方向へスクロールするようになされる。
【0142】また、表示領域の下側の「中止」のタグT
11は中止設定項目の選択決定用の操作入力キーであ
る。従って、タグT6又はT7で中止設定項目を選択し
た後に、タグT11を押下する。例えば、第1の中止設
定項目を選択する場合には、中止タグT11を押下する
と、ファックス中止設定画面P32からファックス中止
設定確認画面P33へ表示が切り換わる。
【0143】ファックス中止設定確認画面P33には、
相手先として「1.△△△−△△△△」、ページとして
「001」及び状態として「読み込み中」が表示され
る。この確認画面P33の下方には「YES」のタグT
12及び「NO」のタグT13が表示される、ユーザは
この「YES」タグT12又は「NO」タグT13を押
下することにより、第1の中止設定項目に係るファクシ
ミリ送信機能を中止又はそのままにすることができる。
この「YES」タグT12又は「NO」タグT13のい
ずれかを押下すると、前画面であるファックス中止設定
画面P32に表示が戻るようになされる。
【0144】なお、ファックス中止設定画面P32で右
下の前画面タグT5を押下すると、ファックス機能を中
止しないようにすることができる。タグT5をタッチし
た場合には、上述したキーオペレータ設定画面P11に
表示が戻る。この例でも、表示領域の下側には「上向き
矢印」のタグT9及び「下向き矢印」のタグT10が設
けられ、中止設定項目が多く存在する場合にページ早送
り操作される。
【0145】また、図16に示したステップC19でフ
ァクシミリ機能を使用してメモリ送信動作をさせる場合
にはタイムアップにより、メモリ送信動作画面P34が
表示手段21に表示される。図20はメモリ送信動作画
面P34の表示例を示す概念図である。
【0146】 動作ジョブを中止しない場合 この動作画面P34には、タイムアップと共に「送信中
です」のメッセージが表示され、表示領域の右上方には
「予約」、ページ05/22、FAXメモリ残量80%
などが表示される。この動作画面P34にはファックス
ジョブNOに関して「TX−119」、「予約リスト」
が表示され、この表示領域の下方に相手先の電話番号と
して例えば、「P07)0426−60−9291」が
表示され、宛先名として「機器開発統括部2開C7G」
が表示される。その下方には受信IDとして「+81−
426−60−9291」が表示される。その下方には
「原稿幅」としてサイズ「A4」が表示され、「解像
度」としてコピー濃度「高精細」が表示される。原稿画
像データD1の送信中はこの設定画面P34が継続して
表示される。この動作画面P34でファクシミリ送信を
完了すると、「送信を終了しました」のメッセージが表
示されたメモリ送信動作画面P35に表示が切り換えら
れる。
【0147】 動作ジョブを中止する場合 図21及び図22はメモリ送信動作画面P34の中止例
(その1、2)を示す概念図である。図21に示すメモ
リ送信動作画面P34でストップキー98が押下される
と、メモリ送信動作画面P34から「送信を中止します
よろしいですか」のメッセージが表示されたメモリ送
信動作確認画面P36に表示が切り換えられる。この確
認画面P36の下方には「YES」のタグT12及び
「NO」のタグT13が表示される、ユーザはこの「Y
ES」タグT12又は「NO」タグT13を押下するこ
とにより、メモリ送信動作を中止することができる。こ
の「YES」タグT12を押下すると、メモリ送信動作
確認画面P36から「送信中止しました」のメッセージ
が表示された、図22に示すメモリ送信動作画面P37
に表示が切り換えられる。
【0148】続いて、上述した複合機100の動作例を
前提にしてストップモード時の処理例について説明をす
る。図23は複合機100におけるストップモード時の
処理例を示すフローチャートである。この例ではコピ
ー、ファクシミリ及びプリンタを選択するために操作さ
れる操作手段19が設けられ、ストップキー98に基づ
いて表示された、例えば、ファックス中止設定画面P3
2で中止させたいとする動作機能を選択させるようにし
て、複写機能、ファクシミリ機能及びプリンタ機能など
による並列ジョブが実行されている場合であって、ユー
ザが異常を感じて特定の動作機能を中止させる場合を想
定する。ここでは先の第1の中止設定項目を選択する場
合を例にあげる。
【0149】また、実行中の動作機能に基づくジョブを
中止する前に表示手段21に実行可否の確認のための確
認画面P33などが表示され、その後、その確認画面P
33下での選択操作に従って実行中の動作機能に基づく
ジョブを中止する、又は、その動作機能に基づくジョブ
の中止を解除する場合を想定する。
【0150】これを前提にして、図23に示すフローチ
ャートのステップE1でストップキー98が押下された
か否かが制御手段11によって検出される。このストッ
プキー98が押下されたことが検出された場合に図18
に示した被選択画面P31が表示手段21に表示され
る。ここで、ユーザは中止したい動作機能を選択するた
めに、コピータグT1、FAXタグT2又はプリンタタ
グT3のいずれかを押下するようになされる。
【0151】従って、制御手段11ではステップE3
で、いずれかのタグT1〜T3が押下されたことが検出
される。例えば、ステップE3でコピータグT1が押下
された場合には、ステップE5に移行して、コピージョ
ブが中止される。この例では、ステップE3でFAXタ
グT2が押下された場合を想定しているので、ステップ
E6に移行して、FAXジョブが中止される。
【0152】このFAXジョブの中止に際しては、被選
択画面P31の下位階層である、図19に示したファッ
クス中止設定画面P32が表示手段21に表示される。
その後、表示画面上でいずれかのタグが押下されたかが
制御手段11によって判別される。この設定画面P32
にはファックスジョブに関して「動作中のジョブは中止
できます」のメッセージが表示される。この表示領域の
下方には中止設定項目として、「相手先」、「ページ」
及び「状態」の設定項目が表示され、例えば、第1の中
止設定項目の相手先として「1.△△△−△△△△」、
ページとして「001」及び状態として「読み込み中」
が表示される。
【0153】この第1の中止設定項目を選択するべく、
中止タグT11を押下すると、ファックス中止設定画面
P32からファックス中止設定確認画面P33へ表示が
切り換わり、ファックス中止設定確認画面P33には、
相手先として「1.△△△−△△△△」、ページとして
「001」及び状態として「読み込み中」が表示され
る。この例ではファックス中止設定確認画面P33の下
方に表示された「YES」のタグT12を押下すること
により、第1の中止設定項目に係るファクシミリ送信機
能を中止することができる。
【0154】なお、ステップE3でプリンタタグT3が
押下された場合にはステップE9に移行してプリンタジ
ョブが中止される。ステップE3でいずれの動作機能も
押下されない場合、ステップE4でコピータグT1が押
下されない場合、ステップE6でFAXタグT2が押下
されない場合、及び、ステップE8でプリンタタグT3
が押下されない場合には、ステップE10に移行してス
トップキー98の押下が無効にされ、ステップE11に
移行してストップモードを終了するか否かが判断され
る。
【0155】この際に、例えば、電源オフが指示された
場合にはストップモードの表示制御が終了される。電源
オフが指示されない場合には、ストップモードの表示制
御を継続するために、ステップE1に戻ってストップキ
ーが押下されたか否かが検出される。以後、上述した同
様な処理が繰り返される。
【0156】このように、本実施形態によれば、複写機
能、FAX機能及びプリンタ機能に基づく並列ジョブが
実行されている場合であって、ユーザが異常を感じて特
定の動作機能を中止させるべく、ストップキー98が入
力操作されると、表示手段21に動作機能の中止候補と
なる被選択画面P31が表示される。この表示手段21
に表示された被選択画面P31から、ユーザは中止させ
たいとする動作機能を選択するように表示画面上のタッ
チパネル21Aなどを操作するようになされる。このタ
ッチパネル21Aの選択操作により、制御手段11では
選択された特定の動作機能を中止するようにジョブが制
御される。
【0157】従って、そのユーザが中止させたいとす
る、例えば、FAX機能を他のコピー機能やプリンタ機
能に優先して中止させることができる。これにより、ユ
ーザが中止させたいとする動作機能の選択の自由度を従
来方式に比べて拡張することができる。
【0158】因みに従来方式では、コピー機能、原稿読
み取り機能及びプリント機能を順次中止してからファッ
クス送信機能を中止するようになされる。従って、原稿
読み取り機能は正常で、中止しなくても良いのに、中止
登録順位に従って原稿読み取り機能が中止されてしま
う。本発明方式によれば、ユーザが中止したいと要求す
る機能を中止させることができるので、これら機能の並
列同時処理の特長を生かした複合画像装置を提供でき
る。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複写動作及び画像通信動作を含む複数の機能の動作プロ
グラムを設定するための設定画面及び記憶手段に記憶さ
れた各機能毎の動作パラメータを初期化する初期化手段
に対して任意のリセット時間を設定する設定手段が設け
られるものである。
【0160】この構成によって、複写機能及び画像通信
機能毎に最適に、かつ、他の機能に独立してリセット時
間を設定することができる。従って、予め設定されたリ
セット時間に基づいて各機能毎に設定画面及び動作パラ
メータを初期化することができるので、常に、ユーザ使
用環境に合わせた最適な設定画面を表示することができ
る。この発明は、ファクシミリ機能、複写機能及びプリ
ンタ機能を備えた複合機などに適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態としての複合画像装置を応
用した複合機100の構成例を示すブロック図である。
【図2】複合機100の操作パネル90の構成例を示す
上から見た図である。
【図3】表示手段21におけるキーオペレータ設定画面
P11及びコピー初期設定画面P12の表示例を示す概
念図である。
【図4】メモリスイッチ初期設定画面P13の表示例を
示す概念図である。
【図5】メモリスイッチ初期設定画面P14の表示例を
示す概念図である。
【図6】メモリスイッチ初期設定画面P15の表示例を
示す概念図である。
【図7】ファックス初期設定画面P16の表示例を示す
概念図である。
【図8】ファックス初期設定画面P17の表示例を示す
概念図である。
【図9】複合機100におけるオートリセット処理例
(その1)を示すフローチャートである。
【図10】複合機100におけるオートリセット処理例
(その2)を示すフローチャートである。
【図11】制御手段11におけるメッセージ発行例をフ
ローチャートである。
【図12】複合機100のオフラインモードによるジョ
ブの機能画面としての複写画面P21の表示例を示す概
念図である。
【図13】複合機100におけるファクシミリ画面P2
2の表示例を示す概念図である。
【図14】複合機100におけるプリンタ画面P23の
表示例を示す概念図である。
【図15】複合機100におけるファックス受信画面P
24の表示例を示す概念図である。
【図16】本実施の形態としての複合機100の全体の
動作例を示すフローチャートである。
【図17】制御手段11によるLED1及びLED2の
表示制御例を示すフローチャートである。
【図18】複合機100のストップモードにおける被選
択画面P31の表示例を示す概念図である。
【図19】ファックス中止設定画面P32の遷移例を示
す概念図である。
【図20】メモリ送信動作画面P34の表示例を示す概
念図である。
【図21】メモリ送信動作画面P34の中止例(その
1)を示す概念図である。
【図22】メモリ送信動作画面P34の中止例(その
2)を示す概念図である。
【図23】複合機100におけるストップモード時の処
理例を示すフローチャートである。
【図24】従来方式の複合機10の構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
11・・・制御手段、12・・・原稿読取手段、13・
・・画像メモリ(記憶手段)、14・・・通信手段、1
5・・・復号化手段、16・・・符号化手段、17・・
・画像形成手段、18・・・発呼手段、19・・・操作
手段、21・・・表示手段、21A・・・タッチパネル
(選択手段)、22・・・初期化手段、23・・・モー
ドチェンジキー、24・・・設定手段、25・・・汎用
メモリ(記憶手段)、26・・・プリンタインタフェー
ス、31・・・不揮発性メモリ、41・・・タイマー、
42・・・タイマーセット手段、43・・・オートリセ
ット手段、90・・操作パネル、98・・・ストップキ
ー、LED1,LED2・・・動作確認用の表示手段、
100・・・複合機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA05 AB20 AB23 AB43 AC22 AC23 AE15 AF14 5C080 AA01 AA09 BB05 DD13 EE01 EE17 EE26 FF09 GG02 GG12 JJ01 JJ02 JJ07 5C082 AA27 AA32 BA02 BA12 BB01 BB15 BB22 BB42 CA76 CB01 DA01 DA63 MM09 MM10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写動作及び画像通信動作を含む複数の
    機能を並列に実行する複合画像装置において、 前記複数の機能の動作プログラムを設定するための設定
    画面を表示する表示手段と、 前記複数の機能の動作プログラムを格納すると共に、各
    機能毎の動作パラメータをそれぞれ格納する記憶手段
    と、 前記記憶手段で各動作プログラムが更新される毎に前記
    表示手段に表示される設定画面あるいは該設定画面内の
    表示内容を切り換えるように前記表示手段を制御する制
    御手段と、 前記表示手段の設定画面及び記憶手段に記憶された動作
    パラメータを初期化する初期化手段と、 前記初期化手段をオートリセットするための任意のリセ
    ット時間を設定する設定手段とを備えたことを特徴とす
    る複合画像装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、 タイマーと、 前記タイマーをセットするセット手段と、 前記設定画面の下で前記セット手段によりセットされた
    前記タイマーのカウント値が前記設定画面に対応した表
    示時間の基準値を越えたときに、前記初期化手段を動作
    させるオートリセット手段とを有することを特徴とする
    請求項1に記載の複合画像装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段によって設定される前記各
    機能に対応した設定画面の表示時間の基準値を前記記憶
    手段に登録するようになされたことを特徴とする請求項
    2に記載の複合画像装置。
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