JP2000323726A - ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法 - Google Patents

ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法

Info

Publication number
JP2000323726A
JP2000323726A JP12972499A JP12972499A JP2000323726A JP 2000323726 A JP2000323726 A JP 2000323726A JP 12972499 A JP12972499 A JP 12972499A JP 12972499 A JP12972499 A JP 12972499A JP 2000323726 A JP2000323726 A JP 2000323726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
type semiconductor
semiconductor layer
schottky junction
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12972499A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Toshihiko Ishiyama
俊彦 石山
Toshiaki Yanai
利明 谷内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP12972499A priority Critical patent/JP2000323726A/ja
Publication of JP2000323726A publication Critical patent/JP2000323726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カソード用n型低抵抗半導体基板本体とその
上に形成されたカソード用n型半導体層とを有する半導
体基板を有し、そのカソード用n型半導体層にアノード
用金属電極層がショットキ接合を形成して形成されてい
るショットキ接合型半導体ダイオード装置において、そ
のアノード用金属電極層及びカソード用n型低抵抗半導
体基板本体間の順方向降下電圧が十分低く得られるよう
にする。 【解決手段】 半導体基板のカソード用n型半導体層2
にカソード用n型低抵抗半導体基板本体1とは反対側か
ら溝4を形成し、アノード用金属電極層6を、カソード
用n型半導体層2のカソード用n型低抵抗半導体基板本
体側とは反対側の主面上及び溝の内面上に、それら間に
連続延長してショットキ接合を形成して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ショットキ接合型
半導体ダイオード装置及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13を伴って次に述べるショッ
トキ接合型半導体ダイオード装置が提案されている。
【0003】すなわち、例えば単結晶Siでなるカソー
ド用n型低抵抗半導体基板本体1と、その主面上に形成
された例えば単結晶Siでなるカソード用n型半導体層
2とを有する半導体基板3を有し、そして、そのカソー
ド用n型半導体層2に、カソード用n型低抵抗半導体基
板本体1側とは反対側の主面2a側から、溝4が形成さ
れている。
【0004】また、カソード用n型半導体層2の主面2
a上及び溝4の内面上に、それら間に連続延長し且つカ
ソード用n型半導体層2の主面2aを外部に臨ませる窓
5aを有する例えばSi酸化物でなる絶縁膜5が形成さ
れている。
【0005】さらに、カソード用n型半導体層2の主面
2aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域上及び絶縁膜5の表
面上に、それら間に連続している例えばTiでなるアノ
ード用金属電極層6が、カソード用n型半導体層2との
間で、カソード用n型半導体層2の主面2aの絶縁膜5
の窓5aに臨む領域上においてショットキ接合7を形成
して形成されている。
【0006】以上が、従来提案されているショットキ接
合型半導体ダイオード装置の構成である。
【0007】このような構成を有する従来のショットキ
接合型半導体ダイオード装置によれば、アノード用金属
電極層6を、2値表示で「1」(正極性端及び負極性端
間の負極性端を基準とした正の電圧)、及び「0」(正
極性端及び負極性端間の負極性端を基準とした零または
負の電圧)をとる信号が得られる信号源の正極性端に接
続し、カソード用n型低抵抗半導体基板本体1を、一端
を信号源の負極性端に接続している負荷の他端に接続し
て用いれば、(1)信号源から得られる信号が2値表示
で「1」をとる場合、ショットキ接合に順方向電圧が印
加されることによって、アノード用属電極層6及びカソ
ード用n型低抵抗半導体基板本体1間がオン状態にな
り、そして、この場合、アノード用金属電極層6が、絶
縁膜5を介して、カソード用n型半導体層2の溝4によ
って画成された領域2′の側面に対向しているが、カソ
ード用n型半導体層2の溝4によって画成された領域
2′内に、空乏層が、絶縁膜5の、カソード用n型半導
体層2の溝4によって画成されている領域2′の側面上
の領域から、ほとんど拡がって形成されず、よって、負
荷に、電流を供給させている状態を得ることができ、ま
た、(2)信号源から得られる信号が2値表示で「0」
をとる場合、ショットキ接合7に零または逆方向電圧が
印加されるので、アノード用金属電極層6及びカソード
用n型低抵抗半導体基板本体1間がオフ状態になり、そ
して、この場合、アノード用金属電極層6が、絶縁膜5
を介して、カソード用n型半導体層2の溝4によって画
成された領域2′の側面に対向しているので、カソード
用n型半導体層2の溝4によって画成された領域2′内
に、空乏層が、絶縁膜5の、カソード用n型半導体層2
の溝4によって画成されている領域2′の側面上の領域
から、領域2′の全域を全く埋めるように、拡がって形
成され、よって、負荷に、漏れ電流を流すことなしに、
電流を供給させていない状態を得ることができる、とい
うショットキ接合型半導体ダイオード装置としての機能
を呈する。
【0008】また、図13に示す従来のショットキ接合
型半導体ダイオード装置によれば、上述したように用い
る場合、カソード用n型半導体層2が比較的高いn型不
純物濃度を有していても、それに応じ、カソード用n型
半導体層2に形成されている溝4が、それによって画成
される領域2′の大きさが小さい、というように形成さ
れていれば、信号源から得られる信号が2値表示で
「0」をとり、アノード用金属電極層6及びカソード用
n型低抵抗半導体基板本体1間がオフ状態になっている
とき、カソード用n型半導体層2の溝4によって画成さ
れた領域2′内に拡がる空乏層によって、負荷に漏れ電
流を流さないようにすることができ、このため、信号源
から得られる信号が2値表示で「1」をとり、アノード
用金属電極層6及びカソード用n型低抵抗半導体基板本
体1間がオン状態になっているときの、アノード用金属
電極層6及びカソード用n型低抵抗半導体基板本体1間
の降下電圧すなわちショットキ接合型半導体ダイオード
装置としての順方向降下電圧が、カソード用n型半導体
層2のn型不純物濃度が高い分低く、よって、上述した
ショットキ接合型半導体ダイオード装置としての機能を
良好に得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード装置の
場合、アノード用金属電極層6が、カソード用n型半導
体層2に、その主面2a上の溝4の形成されていない領
域における絶縁膜5の窓5aに臨む領域という一部の領
域においてのみ、ショットキ接合7を形成するように形
成されていることから、上述したショットキ接合型半導
体ダイオード装置としての順方向電圧が、カソード用n
型半導体層2のn型不純物の濃度が高い分低いとして
も、その低さが、十分低いとはいえない、という欠点を
有していた。
【0010】よって、本発明は、上述した欠点を有効に
回避し得る新規なショットキ接合型半導体ダイオード装
置及びその製法を提案せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1番目の発明によ
るショットキ接合型半導体ダイオード装置は、(A)カ
ソード用n型低抵抗半導体基板本体と、その主面上に形
成されたカソード用n型半導体層とを有する半導体基板
を有し、そして、(B)そのカソード用n型半導体層
に、上記カソード用n型低抵抗半導体基板本体側とは反
対側の主面側から、溝が形成され、また、(C)上記カ
ソード用n型半導体層の上記主面上及び上記溝の内面上
に、それら間に連続延長しているアノード用金属電極層
が、上記カソード用n型半導体層との間でショットキ接
合を形成して形成されている。
【0012】本願第2番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置の製法は、(A)カソード用n
型低抵抗半導体基板本体と、その主面上に形成されたカ
ソード用n型半導体層とを有する半導体基板を用意する
工程と、(B)そのカソード用n型半導体層に、上記カ
ソード用n型低抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面
側から、溝を形成する工程と、(C)上記カソード用n
型半導体層の上記主面上及び上記溝の内面上に、それら
間に連続延長しているアノード用金属電極層を、上記カ
ソード用n型半導体層との間でショットキ接合を形成す
るように形成する工程とを有する。
【0013】本願第3番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置は、(A)カソード用n型低抵
抗半導体基板本体と、その主面上に形成されたカソード
用n型半導体層とを有する半導体基板を有し、そして、
(B)そのカソード用n型半導体層に、上記カソード用
n型低抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面側から、
第1及び第2の溝が並置して形成され、また、(C)上
記カソード用n型半導体層の上記主面上及び上記第1の
溝の内面上に、それら間に連続延長し且つ上記カソード
用n型半導体層の上記主面を外部に臨ませる窓を有する
絶縁膜が形成され、さらに、(D)上記カソード用n型
半導体層の上記主面の上記絶縁膜の上記窓に臨む領域
上、上記第2の溝の内面上及び上記絶縁膜の表面上に、
それら間に連続しているアノード用金属電極層が、上記
カソード用n型半導体層との間で上記カソード用n型半
導体層の上記主面の上記絶縁膜の上記窓に臨む領域上及
び上記第2の溝の内面の全領域上においてショットキ接
合を形成して形成されている。
【0014】本願第4番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置の製法は、(A)カソード用n
型低抵抗半導体基板本体と、その主面上に形成されたカ
ソード用n型半導体層とを有する半導体基板を用意する
工程と、(B)そのカソード用n型半導体層に、上記カ
ソード用n型低抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面
側から、第1の溝を形成する工程と、(C)上記カソー
ド用n型半導体層の上記主面上及び上記第1の溝の内面
上に、それら間に連続延長し且つ上記カソード用n型半
導体層の上記主面を外部に臨ませる窓を有する絶縁膜を
形成する工程と、(D)上記カソード用n型半導体層
に、上記主面側から、上記絶縁膜の上記窓に臨む領域に
おいて、第2の溝を形成する工程と、(E)上記カソー
ド用n型半導体層の上記主面の上記絶縁膜の上記窓に臨
む領域上、上記第2の溝の内面上及び上記絶縁膜の表面
上に、それら間に連続延長しているアノード用金属電極
層を、上記カソード用n型半導体層との間で上記カソー
ド用n型半導体層の上記主面の上記絶縁膜の上記窓に臨
む領域上及び上記第2の溝の内面上においてショットキ
接合を形成するように形成する工程とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態1】次に、図1を伴って、本発明に
よるショットキ接合型半導体ダイオード装置の第1の実
施の形態を述べよう。
【0016】図1において、図13との対応部分には同
一符号を付して示す。図1に示す本発明によるショット
キ接合型半導体ダイオード装置の第1の実施の形態は、
図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード
装置の場合と同様に、例えば単結晶Siでなるカソード
用n型低抵抗半導体基板本体1と、その主面上に形成さ
れた例えば単結晶Siでなるカソード用n型半導体層2
とを有する半導体基板3を有し、そして、そのカソード
用n型半導体層2に、カソード用n型低抵抗半導体基板
本体1側とは反対側の主面2a側から、溝4が形成され
ている。
【0017】また、カソード用n型半導体層2の主面2
a上及びカソード用n型半導体層2に形成されている溝
4の内面上に、それら間に連続している例えばTiでな
るアノード用金属電極層6が、カソード用n型半導体層
2との間で、カソード用n型半導体層2の主面2aの全
領域上及びカソード用n型半導体層2に形成されている
溝4の内面の全領域上においてショットキ接合7を形成
して形成されている。
【0018】さらに、アノード用金属電極層6の表面上
に、例えばAlでなるアノード用導体膜8が、アノード
用金属電極層6を介して溝4を埋め且つ半導体基板3側
とは反対側の上面が平らになる厚さに、アノード用金属
電極層6とオーミックに連結して形成されている。
【0019】以上が、本発明によるショットキ接合型半
導体ダイオード装置の第1の実施の形態の構成である。
【0020】このような構成を有する本発明によるショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置の第1の実施の形態
は、図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置において、その絶縁膜5が省略され、これに応
じ、アノード用金属電極層6が、カソード用n型半導体
層2との間で、カソード用n型半導体層2の主面2aの
絶縁膜5の窓5aに臨む領域上においてショットキ接合
7を形成して形成されている図13に示す従来のショッ
トキ接合型半導体ダイオード装置の場合に代え、カソー
ド用n型半導体層2の主面2aの全領域上及び溝4の内
面の全領域上においてショットキ接合7を形成して形成
され、また、アノード用金属電極層6上に、アノード用
導体膜8が、アノード用金属電極層6との間でオーミッ
クに連結して形成されている、ということを除いて、図
13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード装
置の場合と同様である。
【0021】このため、図1に示す本発明によるショッ
トキ接合型半導体ダイオード装置によれば、詳細説明は
省略するが、図13に示す従来のショットキ接合型半導
体ダイオード装置の場合に準じ、アノード用導体膜8従
ってアノード用金属電極層6を、2値表示で「1」(正
極性端及び負極性端間の負極性端を基準とした正の電
圧)、及び「0」(正極性端及び負極性端間の負極性端
を基準とした零または負の電圧)をとる信号が得られる
信号源の正極性端に接続し、カソード用n型低抵抗半導
体基板本体1を、一端を信号源の負極性端に接続してい
る負荷の他端に接続して用いれば、(1)信号源から得
られる信号が2値表示で「1」をとる場合、ショットキ
接合7に順方向電圧が印加されることによって、アノー
ド用導体膜8従ってアノード用金属電極層6とカソード
用n型低抵抗半導体基板本体1との間がオン状態にな
り、よって、負荷に、電流を供給させている状態を得る
ことができ、また、(2)信号源から得られる信号が2
値表示で「0」をとる場合、ショットキ接合7に零また
は逆方向電圧が印加されるので、アノード用導体膜8従
ってアノード用金属電極層6とカソード用n型低抵抗半
導体基板本体1との間がオフ状態になり、よって、負荷
に、電流を供給させていない状態を得ることができる、
というショットキ接合型半導体ダイオード装置としての
機能を呈する。
【0022】また、図1に示す本発明によるショットキ
接合型半導体ダイオード装置によれば、アノード用導体
膜8にオーミックに連結しているアノード用金属電極層
6が、カソード用n型半導体層2に、その主面2aの全
領域上及びカソード用n型半導体層2に形成されている
溝4の内面の全領域上において、ショットキ接合7を形
成して形成されていることから、信号源から得られる信
号が2値表示で「1」をとり、アノード用導体膜8従っ
てアノード用金属電極層6とカソード用n型低抵抗半導
体基板本体1との間がオン状態になっているときの、ア
ノード用導体膜8従ってアノード用金属電極6とカソー
ド用n型低抵抗半導体基板本体1との間の降下電圧すな
わちショットキ接合型半導体ダイオード装置としての順
方向降下電圧が、カソード用n型低抵抗半導体基板本体
1の同じ面積で、アノード用金属電極層6がカソード用
n型半導体層2にその主面2a上の溝4の形成されてい
ない領域における絶縁膜5の窓5aに臨む領域という一
部の領域においてのみショットキ接合7を形成するよう
に形成されている図13に示す従来のショットキ接合型
半導体ダイオード装置の場合に比し低く、よって、ショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置としての順方向電圧
が十分低いとはいえないという図13に示す従来のショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置の欠点を、有効に回
避することができる。
【0023】
【発明の実施の形態2】次に、図2〜図4を伴って、本
発明によるショットキ接合型半導体ダイオード装置の製
法の第1の実施の形態を、図1に示す本発明によるショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置を製造する場合の例
で述べよう。
【0024】図2〜図4において、図1との対応部分に
は同一符号を付し、詳細説明を省略する。図2〜図4に
示す本発明によるショットキ接合型半導体ダイオード装
置の製法は、図1に示す本発明によるショットキ接合型
半導体ダイオード装置を、次に述べる順次の工程をとっ
て、製造する。
【0025】すなわち、まず、カソード用n型低抵抗半
導体基板本体1とその主面上に形成されたカソード用n
型半導体層2とを有する半導体基板3を用意する(図2
A)。
【0026】そして、その半導体基板3のカソード用n
型半導体層2に、カソード用n型低抵抗半導体基板本体
1側とは反対側の主面2a側から、溝4を、それ自体は
公知の種々の方法、例えば反応性イオンエッチング法を
用いた方法によって、形成する(図3B)。
【0027】次に、半導体基板3のカソード用n型半導
体層2の主面2a上及びカソード用n型半導体層2に形
成されている溝4の内面上に、それら間に連続延長して
いるアノード用金属電極層6を、それ自体は公知の種々
の方法によって、カソード用n型半導体層2との間で、
カソード用n型半導体層2の主面2aの全領域上及びカ
ソード用n型半導体層2に形成されている溝4の内面の
全領域上において、ショットキ接合7を形成するように
形成する(図3C)。
【0028】次に、アノード用金属電極層6の表面上
に、アノード用導体膜8を、それ自体は公知の種々の方
法によって、アノード用金属電極層6を介して溝4を埋
め且つ半導体基板3側とは反対側の上面が平らになる厚
さに、アノード用金属電極層6とオーミックに連結して
形成し、図1に示す本発明によるショットキ接合型半導
体ダイオード装置を得る(図4D)。
【0029】以上が、本発明によるショットキ接合型半
導体ダイオード装置の製法の第1の実施の形態である。
【0030】このような本発明によるショットキ接合型
半導体ダイオード装置の製法の第1の実施の形態によれ
ば、上述したところから明らかなように、図1に示す、
上述した優れた特徴を有するショットキ接合型半導体ダ
イオード装置を、容易に製造することができる。
【0031】
【発明の実施の形態3】次に、図5を伴って、本発明に
よるショットキ接合型半導体ダイオード装置の第2の実
施の形態を述べよう。
【0032】図5において、図13との対応部分には同
一符号を付して示す。図5に示す本発明によるショット
キ接合型半導体ダイオード装置の第2の実施の形態は、
図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード
装置の場合と同様の、例えば単結晶Siでなるカソード
用n型低抵抗半導体基板本体1と、その主面上に形成さ
れた例えば単結晶Siでなるカソード用n型半導体層2
とを有する半導体基板3を有し、そして、そのカソード
用n型半導体層2に、カソード用n型低抵抗半導体基板
本体1側とは反対側の主面2a側から、溝4が形成され
ているとともに、溝9が溝4と並置して形成されてい
る。この場合、溝9は、溝4に比し浅い関係を保って、
できるだけ深く形成されているのを可とする。
【0033】また、カソード用n型半導体層2の主面2
a上及び溝4の内面上に、それら間に連続延長し且つカ
ソード用n型半導体層2の主面2aの溝9側の一部領域
を溝9とともに外部に臨ませる窓5aを有する例えばS
i酸化物でなる絶縁膜5が形成されている。
【0034】さらに、カソード用n型半導体層2の主面
2aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域上、溝9の内面上及
び絶縁膜5の表面上に、それら間に連続している例えば
Tiでなるアノード用金属電極層6が、カソード用n型
半導体層2との間で、溝9の内面の全領域上及びカソー
ド用n型半導体層2の主面2aの絶縁膜5の窓5aに臨
む領域上においてショットキ接合7を形成して形成され
ている。
【0035】また、アノード用金属電極層6の表面上
に、例えばAlでなるアノード用導体膜8が、アノード
用金属電極層6及び絶縁膜5を介して溝4を埋め且つア
ノード用金属電極層6を介して溝9を埋めるとともに半
導体基板3側とは反対側の上面が平らになる厚さに、ア
ノード用金属電極層6とオーミックに連結して形成され
ている。
【0036】以上が、本発明によるショットキ接合型半
導体ダイオード装置の構成である。
【0037】このような構成を有する本発明によるショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置の第2の実施の形態
は、図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置において、そのカソード用n型半導体層2にそ
の主面2aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域において溝9
が形成され、これに応じ、アノード用金属電極層6が、
カソード用n型半導体層2との間で、カソード用n型半
導体層2の主面2aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域上に
おいてのみショットキ接合7を形成して形成されている
図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード
装置の場合に代え、カソード用n型半導体層2の主面2
aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域上及び溝9の内面の全
領域上においてショットキ接合7を形成して形成されて
いることを除いて、図13に示す従来のショットキ接合
型半導体ダイオード装置の場合と同様である。
【0038】このため、図5に示す本発明によるショッ
トキ接合型半導体ダイオード装置によれば、詳細説明は
省略するが、図13に示す従来のショットキ接合型半導
体ダイオード装置の場合に準じて、アノード用導体膜8
従ってアノード用金属電極層6を、2値表示で「1」
(正極性端及び負極性端間の負極性端を基準とした正の
電圧)、及び「0」(正極性端及び負極性端間の負極性
端を基準とした零または負の電圧)をとる信号が得られ
る信号源の正極性端に接続し、カソード用n型低抵抗半
導体基板本体1を、一端を信号源の負極性端に接続して
いる負荷の他端に接続して用いれば、(1)信号源から
得られる信号が2値表示で「1」をとる場合、ショット
キ接合7に順方向電圧が印加されることによって、アノ
ード用導体膜8従ってアノード用属電極層6とカソード
用n型低抵抗半導体基板本体1との間がオン状態にな
り、そして、この場合、アノード用金属電極層6が、絶
縁膜5を介して、カソード用n型半導体層2の溝4によ
って画成された領域2′の側面に対向しているが、カソ
ード用n型半導体層2の溝4によって画成された領域
2′内に、空乏層が、絶縁膜5の、カソード用n型半導
体層2の溝4によって画成されている領域2′の側面上
の領域から、ほとんど拡がって形成されず、よって、負
荷に、電流を供給させている状態を得ることができ、ま
た、(2)信号源から得られる信号が2値表示で「0」
をとる場合、ショットキ接合7に零または逆方向電圧が
印加されるので、アノード用導体膜8従ってアノード用
金属電極層6とカソード用n型低抵抗半導体基板本体1
との間がオフ状態になり、そして、この場合、アノード
用金属電極層6が、絶縁膜5を介して、カソード用n型
半導体層2の溝4によって画成された領域2′の側面に
対向しているので、カソード用n型半導体層2の溝4に
よって画成された領域2′内に、空乏層が、絶縁膜5
の、カソード用n型半導体層2の溝4によって画成され
ている領域2′の側面上の領域から、領域2′の全域を
全く埋めるように、拡がって形成され、よって、負荷
に、漏れ電流を流すことなしに、電流を供給させていな
い状態を得ることができる、というショットキ接合型半
導体ダイオード装置としての機能を呈する。
【0039】また、図5に示す本発明によるショットキ
接合型半導体ダイオード装置によれば、図13に示す従
来のショットキ接合型半導体ダイオード装置の場合と同
様に、上述したように用いる場合、カソード用n型半導
体層2が比較的高いn型不純物濃度を有していても、そ
れに応じ、カソード用n型半導体層2に形成されている
溝4が、それによって画成される領域2′の大きさが小
さい、というように形成されていれば、信号源から得ら
れる信号が2値表示で「0」をとり、アノード用金属電
極層6及びカソード用n型低抵抗半導体基板本体1間が
オフ状態になっているとき、カソード用n型半導体層2
の溝4によって画成された領域2′内に拡がる空乏層に
よって、負荷に漏れ電流を流さないようにすることがで
き、このため、信号源から得られる信号が2値表示で
「1」をとり、アノード用金属電極層6及びカソード用
n型低抵抗半導体基板本体1間がオン状態になっている
ときの、アノード用金属電極層6及びカソード用n型低
抵抗半導体基板本体1間の降下電圧すなわちショットキ
接合型半導体ダイオード装置としての順方向降下電圧
が、カソード用n型半導体層2のn型不純物濃度が高い
分低く、よって、上述したショットキ接合型半導体ダイ
オード装置としての機能を良好に得ることができる。
【0040】さらに、図5に示す本発明によるショット
キ接合型半導体ダイオード装置によれば、アノード用導
体膜8にオーミックに連結しているアノード用金属電極
層6が、カソード用n型半導体層2に、その主面2a上
の溝4の形成されていない領域における絶縁膜5の窓5
aに臨む領域上及び溝9の内面の全領域上において、シ
ョットキ接合7を形成して形成されていることから、信
号源から得られる信号が2値表示で「1」をとり、アノ
ード用導体膜8従ってアノード用金属電極層6とカソー
ド用n型低抵抗半導体基板本体1との間がオン状態にな
っているときの、アノード用導体膜8従ってアノード用
金属電極層6とカソード用n型低抵抗半導体基板本体1
との間の降下電圧すなわちショットキ接合型半導体ダイ
オード装置としての順方向電圧が、カソード用n型低抵
抗半導体基板本体1の同じ面積とカソード用n型半導体
層2の同じn型不純物濃度とで、アノード用金属電極層
6がカソード用n型半導体層2にその主面2a上の溝4
の形成されていない領域における絶縁膜5の窓5aに臨
む領域という一部の領域においてのみショットキ接合7
を形成するように形成されている図13に示す従来のシ
ョットキ接合型半導体ダイオード装置の場合に比し低
く、よって、ショットキ接合型半導体ダイオード装置と
しての順方向電圧が十分低いとはいえないという図13
に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオード装置の
欠点を、図1に示す本発明によるショットキ接合型半導
体ダイオード装置の場合と同様に、有効に回避すること
ができる。
【0041】
【発明の実施の形態4】次に、図6〜図12を伴って、
本発明によるショットキ接合型半導体ダイオード装置の
製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発明によるシ
ョットキ接合型半導体ダイオード装置を製造する場合の
例で述べよう。
【0042】図6〜図12において、図5との対応部分
には同一符号を付し、詳細説明を省略する。図6〜図1
2に示す本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法は、図5に示す本発明によるショットキ接
合型半導体ダイオード装置を、次に述べる順次の工程を
とって、製造する。
【0043】すなわち、まず、カソード用n型低抵抗半
導体基板本体1と、その主面上に形成されたカソード用
n型半導体層2とを有する半導体基板3を用意する(図
6A)。
【0044】そして、その半導体基板3のカソード用n
型半導体層2に、それ自体は公知の種々の方法によっ
て、すなわち、例えばカソード用n型半導体層2のカソ
ード用n型低抵抗半導体基板本体1側とは反対側の主面
2a上に例えばSi酸化膜でなる窓10aを有するマス
ク層10を形成し(図6B)、次でカソード用n型半導
体層2に対するマスク層10をマスクとするエッチング
処理によってカソード用n型半導体層2にその主面2a
側から溝4を形成し(図7C)、次でマスク層10をカ
ソード用n型半導体層2上から除去する(図7D)、と
いう一連の工程をとって、カソード用n型低抵抗半導体
基板本体1側とは反対側の主面2a側から、溝4を、形
成する(図7D)。
【0045】次に、カソード用n型半導体層2の主面2
a上及び溝4の内面上に、それ自体は公知の方法によっ
て、すなわち、例えばカソード用n型半導体層2の主面
2a及び溝4の内面上にそれら間に連続延長している例
えばSi酸化膜でなる絶縁膜5を熱酸化処理によって形
成し(図8E)、次で絶縁膜5の表面上にそのカソード
用n型半導体層2の主面2a上の領域を外部に臨ませる
窓11aを有する例えばフォトレジストでなるマスク層
11を絶縁膜5を介して溝4を埋め且つ上面が平らにな
る厚さに形成し(図8F)、次で絶縁膜5に対するマス
ク層11をマスクとするエッチング処理によって絶縁膜
5にカソード用n型半導体層2の主面2a上の領域にお
いてその絶縁膜5を外部に臨ませる窓5aを形成し(図
9G)、次でマスク層11を絶縁膜5上から除去する
(図9H)、という一連の工程をとって、カソード用n
型半導体層2の主面2a上及び溝4の内面上間に連続延
長し且つカソード用n型半導体層2の主面2aを外部に
臨ませる窓5aを有する絶縁膜5を形成する(図9
H)。
【0046】次に、カソード用n型半導体層2に、それ
自体は公知の方法によって、すなわち、例えば絶縁膜5
の表面上及びカソード用n型半導体層2の主面2aの絶
縁膜5の窓5aに臨む領域上に、それら間に連続延長し
ているカソード用n型半導体層2の主面2aを外部に臨
ませる窓12aを有する例えばフォトレジストでなるマ
スク層12を、絶縁膜5を介して溝4を埋め且つ上面が
平らになる厚さに形成し(図10I)、次でカソード用
n型半導体層2に対するマスク層12をマスクとするエ
ッチング処理によって、カソード用n型半導体層2に、
カソード用n型半導体層2の主面2aの絶縁膜5の窓5
aに臨む領域において溝4に比し浅い溝9を形成し(図
10J)、次でマスク層12を絶縁膜5及びカソード用
n型半導体層2の主面2a上から除去する(図11
K)、という一連の工程をとって、カソード用n型半導
体層2の主面2a側から、絶縁膜5の窓5aに臨む領域
において、溝9を形成する(図11K)。
【0047】次に、カソード用n型半導体層2の主面2
aの絶縁膜5の窓5aに臨む領域上、溝9の内面上及び
絶縁膜5の表面上に、それら間に連続延長しているアノ
ード用金属電極層6を、それ自体は公知の種々の方法に
よって、カソード用n型半導体層2との間でカソード用
n型半導体層2の主面2aの絶縁膜5の窓5aに臨む領
域上及び溝9の内面の全領域上においてショットキ接合
7を形成するように形成する(図11L)。
【0048】次に、アノード用金属電極層6の表面上
に、アノード用導体膜8を、それ自体は公知の種々の方
法によって、アノード用金属電極層6及び絶縁膜5を介
して溝4を埋め且つアノード用金属電極層6を介して溝
9を埋めるとともに半導体基板3側とは反対側の上面が
平らになる厚さに、アノード用金属電極層6とオーミッ
クに連結して形成し、図5に示す本発明によるショット
キ接合型半導体ダイオード装置を得る(図12M)。
【0049】以上が、本発明によるショットキ接合型半
導体ダイオード装置の製法の第2の実施の形態である。
【0050】このような本発明によるショットキ接合型
半導体ダイオード装置の製法によれば、上述したところ
から明らかなように、図5に示す、上述した優れた特徴
を有するショットキ接合型半導体ダイオード装置を容易
に製造することができる。
【0051】なお、上述においては、本発明によるショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法のそれ
ぞれについて、2つの実施の形態を示したに過ぎず、本
発明の精神を脱することなしに種々の変型、変更をなし
得るであろう。
【0052】
【発明の効果】本願第1番目の発明によるショットキ接
合型半導体ダイオード装置によれば、アノード用金属電
極層及びカソード用n型低抵抗半導体基板本体間に2値
表示で「1」及び「0」をとる信号が得られる信号源を
負荷を通じて接続して用いれば、(1)信号源から得ら
れる信号が2値表示で「1」をとる場合、アノード用金
属電極層及びカソード用n型低抵抗半導体基板本体間が
オン状態になり、よって、負荷に、電流を供給させてい
る状態を得ることができ、また、(2)信号源から得ら
れる信号が2値表示で「0」をとる場合、アノード用金
属電極層及びカソード用n型低抵抗半導体基板本体間が
オフ状態になり、よって、負荷に、電流を供給させてい
ない状態を得ることができる、というショットキ接合型
半導体ダイオード装置としての機能を呈するが、アノー
ド用金属電極層が、カソード用n型半導体層の主面上及
びカソード用n型半導体層に形成されている溝の内面
に、ショットキ接合を形成して形成されていることか
ら、信号源から得られる信号が2値表示で「1」をと
り、アノード用金属電極層及びカソード用n型低抵抗半
導体基板本体間がオン状態になっているときの、アノー
ド用金属電極層及びカソード用n型低抵抗半導体基板本
体間の降下電圧すなわちショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置としての順方向降下電圧が、カソード用n型低
抵抗半導体基板本体の同じ面積で、従来のショットキ接
合型半導体ダイオード装置の場合に比し低く、よって、
ショットキ接合型半導体ダイオード装置としての順方向
電圧が十分低いとはいえないという図13に示す従来の
ショットキ接合型半導体ダイオード装置の欠点を、有効
に回避することができる。
【0053】本願第2番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置の製法によれば、上述した優れ
た特徴を有する本願第1番目の発明によるショットキ接
合型半導体ダイオード装置を容易に製造することができ
る。
【0054】本願第3番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置によれば、本願第1番目の発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置の場合と
同様に、アノード用金属電極層及びカソード用n型低抵
抗半導体基板本体間に同様の信号源を負荷を通じて接続
して用いれば、(1)信号源から得られる信号が2値表
示で「1」をとる場合、アノード用属電極層及びカソー
ド用n型低抵抗半導体基板本体間がオン状態になり、そ
して、この場合、カソード用n型半導体層の第1の溝に
よって画成された領域内に、空乏層がほとんど形成され
ず、よって、負荷に、電流を供給させている状態を得る
ことができ、また、(2)信号源から得られる信号が2
値表示で「0」をとる場合、アノード用金属電極層及び
カソード用n型低抵抗半導体基板本体間がオフ状態にな
り、そして、この場合、カソード用n型半導体層の第1
の溝によって画成された領域内に空乏層がカソード用n
型半導体層の第1の溝によって画成されている領域を全
く埋めるように拡がって形成され、よって、負荷に、漏
れ電流を流すことなしに、電流を供給させていない状態
を得ることができる、というショットキ接合型半導体ダ
イオード装置としての機能を呈するが、この場合、カソ
ード用n型半導体層が比較的高いn型不純物濃度を有し
ていても、信号源から得られる信号が2値表示で「0」
をとり、アノード用金属電極層及びカソード用n型低抵
抗半導体基板本体間がオフ状態になっているとき、カソ
ード用n型半導体層の第1の溝によって画成された領域
内に拡がる空乏層によって負荷に漏れ電流を流さないよ
うにすることができ、このため、信号源から得られる信
号が2値表示で「1」をとり、アノード用金属電極層及
びカソード用n型低抵抗半導体基板本体間がオン状態に
なっているときの、アノード用金属電極層及びカソード
用n型低抵抗半導体基板本体間の降下電圧すなわちショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置としての順方向降下
電圧が低く、よって、上述したショットキ接合型半導体
ダイオード装置としての機能を良好に得ることができる
とともに、アノード用金属電極層がカソード用n型半導
体層の主面上の第1の溝の形成されていない領域におけ
る絶縁膜の窓に臨む領域上及び第2の溝の内面の全領域
上において、ショットキ接合を形成して形成されている
ことから、信号源から得られる信号が2値表示で「1」
をとり、アノード用金属電極層及びカソード用n型低抵
抗半導体基板本体間がオン状態になっているときのショ
ットキ接合型半導体ダイオード装置としての順方向電圧
が、カソード用n型低抵抗半導体基板本体1の同じ面積
とカソード用n型半導体層2の同じn型不純物濃度と
で、従来のショットキ接合型半導体ダイオード装置の場
合に比し低く、よって、ショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置としての順方向電圧が十分低いとはいえないと
いう図13に示す従来のショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置の欠点を、本願第1番目の発明によるショット
キ接合型半導体ダイオード装置の場合と同様に、有効に
回避することができる。
【0055】本願第4番目の発明によるショットキ接合
型半導体ダイオード装置の製法によれば、上述した優れ
た特徴を有する本願第3番目の発明によるショットキ接
合型半導体ダイオード装置を容易に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の第1の実施の形態を示す略線的断面図である。
【図2】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第1の実施の形態を、図1に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、順次の工程における略線的断面図で
ある。
【図3】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第1の実施の形態を、図1に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、図2に示す順次の工程に続く、順次
の工程における略線的断面図である。
【図4】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第1の実施の形態を、図1に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、図3に示す順次の工程に続く、順次
の工程における略線的断面図である。
【図5】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の第2の実施の形態を示す略線的断面図である。
【図6】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、順次の工程における略線的断面図で
ある。
【図7】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、図6に示す順次の工程に続く、順次
の工程における略線的断面図である。
【図8】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、図7に示す順次の工程に続く、順次
の工程における略線的断面図である。
【図9】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオー
ド装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発明
によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造す
る場合の例で示す、図8に示す順次の工程に続く、順次
の工程における略線的断面図である。
【図10】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発
明によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造
する場合の例で示す、図9に示す順次の工程に続く、順
次の工程における略線的断面図である。
【図11】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発
明によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造
する場合の例で示す、図10に示す順次の工程に続く、
順次の工程における略線的断面図である。
【図12】本発明によるショットキ接合型半導体ダイオ
ード装置の製法の第2の実施の形態を、図5に示す本発
明によるショットキ接合型半導体ダイオード装置を製造
する場合の例で示す、図11に示す順次の工程に続く、
順次の工程における略線的断面図である。
【図13】従来のショットキ接合型半導体ダイオード装
置を示す略線的断面図である。
【符号の説明】
1 カソード用n型低抵抗半導体基板本
体 2 カソード用n型半導体層 2a カソード用n型半導体層2の主面 3 半導体基板 4 溝 5 絶縁膜 5a 絶縁膜5の窓 6 アノード用金属電極層 7 ショットキ接合 8 アノード用導体膜 9 溝 10、11、12 マスク層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷内 利明 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 4M104 BB14 CC03 DD16 FF06 FF13 GG03 HH20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソード用n型低抵抗半導体基板本体と、
    その主面上に形成されたカソード用n型半導体層とを有
    する半導体基板を有し、 上記カソード用n型半導体層に、上記カソード用n型低
    抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面側から、溝が形
    成され、 上記カソード用n型半導体層の上記主面上及び上記溝の
    内面上に、それら間に連続延長しているアノード用金属
    電極層が、上記カソード用n型半導体層との間でショッ
    トキ接合を形成して形成されていることを特徴とするシ
    ョットキ接合型半導体ダイオード装置。
  2. 【請求項2】カソード用n型低抵抗半導体基板本体と、
    その主面上に形成されたカソード用n型半導体層とを有
    する半導体基板を用意する工程と、 上記カソード用n型半導体層に、上記カソード用n型低
    抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面側から、溝を形
    成する工程と、 上記カソード用n型半導体層の上記主面上及び上記溝の
    内面上に、それら間に連続延長しているアノード用金属
    電極層を、上記カソード用n型半導体層との間でショッ
    トキ接合を形成するように形成する工程とを有すること
    を特徴とするショットキ接合型半導体ダイオード装置の
    製法。
  3. 【請求項3】カソード用n型低抵抗半導体基板本体と、
    その主面上に形成されたカソード用n型半導体層とを有
    する半導体基板を有し、 上記カソード用n型半導体層に、上記カソード用n型低
    抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面側から、第1及
    び第2の溝が並置して形成され、 上記カソード用n型半導体層の上記主面上及び上記第1
    の溝の内面上に、それら間に連続延長し且つ上記カソー
    ド用n型半導体層の上記主面を外部に臨ませる窓を有す
    る絶縁膜が形成され、 上記カソード用n型半導体層の上記主面の上記絶縁膜の
    上記窓に臨む領域上、上記第2の溝の内面上及び上記絶
    縁膜の表面上に、それら間に連続しているアノード用金
    属電極層が、上記カソード用n型半導体層との間で上記
    カソード用n型半導体層の上記主面の上記絶縁膜の上記
    窓に臨む領域上及び上記第2の溝の内面の全領域上にお
    いてショットキ接合を形成して形成されていることを特
    徴とするショットキ接合型半導体ダイオード装置。
  4. 【請求項4】カソード用n型低抵抗半導体基板本体と、
    その主面上に形成されたカソード用n型半導体層とを有
    する半導体基板を用意する工程と、 上記カソード用n型半導体層に、上記カソード用n型低
    抵抗半導体基板本体側とは反対側の主面側から、第1の
    溝を形成する工程と、 上記カソード用n型半導体層の上記主面上及び上記第1
    の溝の内面上に、それら間に連続延長し且つ上記カソー
    ド用n型半導体層の上記主面を外部に臨ませる窓を有す
    る絶縁膜を形成する工程と、 上記カソード用n型半導体層に、上記主面側から、上記
    絶縁膜の上記窓に臨む領域において、第2の溝を形成す
    る工程と、 上記カソード用n型半導体層の上記主面の上記絶縁膜の
    上記窓に臨む領域上、上記第2の溝の内面上及び上記絶
    縁膜の表面上に、それら間に連続延長しているアノード
    用金属電極層を、上記カソード用n型半導体層との間
    で、上記カソード用n型半導体層の上記主面の上記絶縁
    膜の上記窓に臨む領域上及び上記第2の溝の内面上にお
    いてショットキ接合を形成するように形成する工程とを
    有することを特徴とするショットキ接合型半導体ダイオ
    ード装置の製法。
JP12972499A 1999-05-11 1999-05-11 ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法 Pending JP2000323726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12972499A JP2000323726A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12972499A JP2000323726A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000323726A true JP2000323726A (ja) 2000-11-24

Family

ID=15016640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12972499A Pending JP2000323726A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000323726A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7503542B2 (en) 2005-08-24 2009-03-17 Uratanishoji Kabushiki Kaisha (Japan Corporation) Removable marking device for a mold
WO2021200238A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 京セラ株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
CN113964210A (zh) * 2021-09-13 2022-01-21 西安电子科技大学 一种低开启电压氧化镓功率二极管及其制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7503542B2 (en) 2005-08-24 2009-03-17 Uratanishoji Kabushiki Kaisha (Japan Corporation) Removable marking device for a mold
WO2021200238A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 京セラ株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法
CN115053353A (zh) * 2020-03-31 2022-09-13 京瓷株式会社 半导体装置以及半导体装置的制造方法
CN113964210A (zh) * 2021-09-13 2022-01-21 西安电子科技大学 一种低开启电压氧化镓功率二极管及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10431611B2 (en) Method for manufacturing thin film transistor, method for manufacturing array substrate, array substrate and display device
JP3210657B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
JP3198200B2 (ja) 縦型mosトランジスタの製造方法
JP2000323726A (ja) ショットキ接合型半導体ダイオード装置及びその製法
JP2592044B2 (ja) 垂直形薄膜トランジスターの製造方法
JPS59172774A (ja) アモルファスシリコン薄膜トランジスタ
JP3245308B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000208757A (ja) 絶縁ゲ―ト型半導体装置及びその製法
JP2003158131A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH08130317A (ja) 抵抗性フィ−ルドプレ−トを備えた半導体装置
JPH0368173A (ja) 半導体装置
JPH0567786A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPS63193568A (ja) 薄膜トランジスタ
JP3229751B2 (ja) 薄膜半導体素子
JPS63138771A (ja) シヨツトキバリア形半導体装置およびその製造方法
JP2000164855A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置及びその製法
KR100290214B1 (ko) 다공질 실리콘 습도센서 및 그 제조방법
JP4207493B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JPH0883918A (ja) 半導体装置
JP4951851B2 (ja) 半導体装置
JP2938152B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH024136B2 (ja)
JP4731706B2 (ja) 半導体素子
JP2004064005A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08330606A (ja) ツェナーザップダイオードおよびその製造方法