JP2000323589A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ消去の際のフローティングゲートから
の電子の引抜きを高速で行えるフラッシュメモリを提供
する。 【解決手段】 フローティングゲート6がチャネル領域
10上方から層間絶縁膜4上方にかけて延在する構造を
有するフラッシュメモリに対して、フローティングゲー
ト6に沿うように接して形成されたトンネル酸化膜5を
介在して、消去電極9がさらにフローティングゲート6
に沿うように延在することとし、FNトンネル現象が起
こり得る領域を広く確保した。
の電子の引抜きを高速で行えるフラッシュメモリを提供
する。 【解決手段】 フローティングゲート6がチャネル領域
10上方から層間絶縁膜4上方にかけて延在する構造を
有するフラッシュメモリに対して、フローティングゲー
ト6に沿うように接して形成されたトンネル酸化膜5を
介在して、消去電極9がさらにフローティングゲート6
に沿うように延在することとし、FNトンネル現象が起
こり得る領域を広く確保した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に消去動作を高速に行なうことを可能とした半
導体記憶装置およびその製造方法に関する。
関し、特に消去動作を高速に行なうことを可能とした半
導体記憶装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは電気的な書換えの可
能な半導体記憶装置である。
能な半導体記憶装置である。
【0003】図34を参照して、従来のフラッシュメモ
リについて説明する。フラッシュメモリにおいては、デ
ータの記憶はフローティングゲート6に電子を蓄積する
ことによって行なわれる。一方、記憶されたデータの消
去は、フローティングゲート6から電子を引抜くことに
よって行なわれる。
リについて説明する。フラッシュメモリにおいては、デ
ータの記憶はフローティングゲート6に電子を蓄積する
ことによって行なわれる。一方、記憶されたデータの消
去は、フローティングゲート6から電子を引抜くことに
よって行なわれる。
【0004】この電子の引抜きは、ソース領域2または
ドレイン領域3に正電圧を印加することによって、ソー
ス領域2またはドレイン領域3とフローティングゲート
6とがトンネル酸化膜5を介在して近接する箇所にFN
(Fowler-Nordheim)トンネル現象を生じさせることに
よって、フローティングゲート6に蓄積された電子をト
ンネル酸化膜5を越えてソース領域2またはドレイン領
域3の側へ移動させることで行なわれる。
ドレイン領域3に正電圧を印加することによって、ソー
ス領域2またはドレイン領域3とフローティングゲート
6とがトンネル酸化膜5を介在して近接する箇所にFN
(Fowler-Nordheim)トンネル現象を生じさせることに
よって、フローティングゲート6に蓄積された電子をト
ンネル酸化膜5を越えてソース領域2またはドレイン領
域3の側へ移動させることで行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにフラッシ
ュメモリのデータの消去速度は、電子の引抜きの速度に
よって定まることとなる。しかし、FNトンネル現象に
よる電子の移動速度は遅い。さらに、図34に示すよう
に、フローティングゲート6がチャネル領域10上方か
ら層間絶縁膜4上方にかけて延在する構造を有するフラ
ッシュメモリである場合、電子が通過できる領域、すな
わち、ソース領域2またはドレイン領域3とフローティ
ングゲート6とが重なり合う領域(図中L)はごく限ら
れている。
ュメモリのデータの消去速度は、電子の引抜きの速度に
よって定まることとなる。しかし、FNトンネル現象に
よる電子の移動速度は遅い。さらに、図34に示すよう
に、フローティングゲート6がチャネル領域10上方か
ら層間絶縁膜4上方にかけて延在する構造を有するフラ
ッシュメモリである場合、電子が通過できる領域、すな
わち、ソース領域2またはドレイン領域3とフローティ
ングゲート6とが重なり合う領域(図中L)はごく限ら
れている。
【0006】そのため、電子の引抜きには時間がかか
り、フラッシュメモリにおけるデータ消去の高速化の妨
げとなっていた。
り、フラッシュメモリにおけるデータ消去の高速化の妨
げとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体記憶
装置は、表面部にチャネル領域を挟むように互いに隔離
されて形成されたソース領域およびドレイン領域を有す
る半導体基板と、上記ソース領域上および上記ドレイン
領域上に、それぞれチャネル領域から遠ざかる側に後退
させた位置に、それぞれ形成された層間絶縁膜と、上記
チャネル領域に接し、上記チャネル領域上面から上記層
間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜と、上記
チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて上記
トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフローティ
ングゲートと、上記層間絶縁膜と上記トンネル酸化膜と
の間に上記トンネル酸化膜に沿うように形成された消去
電極と、上記フローティングゲートの上面に沿って絶縁
膜を介在して設けられるコントロールゲートと、上記フ
ローティングゲートから上記消去電極へ電子を引抜くた
めに、上記消去電極に所定の電位を印加するための消去
電極電圧印加手段と、を備える。
装置は、表面部にチャネル領域を挟むように互いに隔離
されて形成されたソース領域およびドレイン領域を有す
る半導体基板と、上記ソース領域上および上記ドレイン
領域上に、それぞれチャネル領域から遠ざかる側に後退
させた位置に、それぞれ形成された層間絶縁膜と、上記
チャネル領域に接し、上記チャネル領域上面から上記層
間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜と、上記
チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて上記
トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフローティ
ングゲートと、上記層間絶縁膜と上記トンネル酸化膜と
の間に上記トンネル酸化膜に沿うように形成された消去
電極と、上記フローティングゲートの上面に沿って絶縁
膜を介在して設けられるコントロールゲートと、上記フ
ローティングゲートから上記消去電極へ電子を引抜くた
めに、上記消去電極に所定の電位を印加するための消去
電極電圧印加手段と、を備える。
【0008】上記構成としたことで、電子は、消去電極
とフローティングゲートとがトンネル酸化膜を介在して
近接する領域を通過して引抜くことが可能となり、か
つ、そのような領域は十分広く存在するため、電子の引
抜きを高速に行なえることとなった。
とフローティングゲートとがトンネル酸化膜を介在して
近接する領域を通過して引抜くことが可能となり、か
つ、そのような領域は十分広く存在するため、電子の引
抜きを高速に行なえることとなった。
【0009】本発明に係る半導体記憶装置においてさら
に好ましくは、上記消去電極電圧印加手段は、上記消去
電極が上記ソース領域または上記ドレイン領域の少なく
とも一方と接する構造を含む。
に好ましくは、上記消去電極電圧印加手段は、上記消去
電極が上記ソース領域または上記ドレイン領域の少なく
とも一方と接する構造を含む。
【0010】上記構成としたことで、従来と同じく、ソ
ース領域またはドレイン領域に対して印加する電圧を制
御することによって、消去電極を通じてデータの消去が
行なえるため、従来の周辺装置がそのまま利用可能とな
る。
ース領域またはドレイン領域に対して印加する電圧を制
御することによって、消去電極を通じてデータの消去が
行なえるため、従来の周辺装置がそのまま利用可能とな
る。
【0011】本発明に係る半導体記憶装置の他の局面に
おいては、上記消去電極電圧印加手段は、上記消去電極
に上記ソース領域または上記ドレイン領域と略同一の電
圧を印加する同一電圧印加手段を含む。
おいては、上記消去電極電圧印加手段は、上記消去電極
に上記ソース領域または上記ドレイン領域と略同一の電
圧を印加する同一電圧印加手段を含む。
【0012】上記構成としたことで、消去電極をソース
領域またはドレイン領域に対して接して形成する必要が
なくなり、装置の製作がより容易になる。
領域またはドレイン領域に対して接して形成する必要が
なくなり、装置の製作がより容易になる。
【0013】本発明に係る半導体記憶装置のさらに他の
局面においては、表面部にチャネル領域を挟むように互
いに隔離されて形成されたソース領域およびドレイン領
域を有する半導体基板と、上記ソース領域上および上記
ドレイン領域上に、それぞれ形成された層間絶縁膜と、
上記チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて
延在するフローティングゲートと、上記フローティング
ゲートの幅方向の側方において、トンネル酸化膜を介在
し隣接して配置された消去電極と、上記フローティング
ゲートの上面に沿って絶縁膜を介在して設けられるコン
トロールゲートと、上記フローティングゲートから上記
消去電極へ電子を引抜くため、上記消去電極に所定の電
位を印加するための消去電極電圧印加手段と、を備え
る。
局面においては、表面部にチャネル領域を挟むように互
いに隔離されて形成されたソース領域およびドレイン領
域を有する半導体基板と、上記ソース領域上および上記
ドレイン領域上に、それぞれ形成された層間絶縁膜と、
上記チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて
延在するフローティングゲートと、上記フローティング
ゲートの幅方向の側方において、トンネル酸化膜を介在
し隣接して配置された消去電極と、上記フローティング
ゲートの上面に沿って絶縁膜を介在して設けられるコン
トロールゲートと、上記フローティングゲートから上記
消去電極へ電子を引抜くため、上記消去電極に所定の電
位を印加するための消去電極電圧印加手段と、を備え
る。
【0014】上記構成としたことで、電子は、消去電極
とフローティングゲートとがトンネル酸化膜を介在して
近接する領域を通過して引抜くことが可能となり、か
つ、そのような領域はフローティングゲートの周囲に十
分広く存在するため、電子の引抜きを高速に行なえるこ
ととなった。また、フローティングゲートと消去電極を
上下方向に重ね合わせることなく配置することも可能で
あるので、装置自体の高さを低く抑えることも可能であ
る。
とフローティングゲートとがトンネル酸化膜を介在して
近接する領域を通過して引抜くことが可能となり、か
つ、そのような領域はフローティングゲートの周囲に十
分広く存在するため、電子の引抜きを高速に行なえるこ
ととなった。また、フローティングゲートと消去電極を
上下方向に重ね合わせることなく配置することも可能で
あるので、装置自体の高さを低く抑えることも可能であ
る。
【0015】さらに好ましくは、 上記消去電極電圧印
加手段は、上記消去電極が上記ソース領域または上記ド
レイン領域の少なくとも一方と接する構造を含む。
加手段は、上記消去電極が上記ソース領域または上記ド
レイン領域の少なくとも一方と接する構造を含む。
【0016】上記構成としたことで、従来と同じく、ソ
ース領域またはドレイン領域に対して印加する電圧を制
御することで、消去電極を通じてデータの消去が行なえ
るため、従来の周辺装置がそのまま利用可能となる。
ース領域またはドレイン領域に対して印加する電圧を制
御することで、消去電極を通じてデータの消去が行なえ
るため、従来の周辺装置がそのまま利用可能となる。
【0017】本発明に係る半導体記憶装置のさらに他の
局面においては、上記消去電極電圧印加手段は、上記消
去電極に上記ソース領域または上記ドレイン領域と略同
一の電圧を印加する同一電圧印加手段を含む。
局面においては、上記消去電極電圧印加手段は、上記消
去電極に上記ソース領域または上記ドレイン領域と略同
一の電圧を印加する同一電圧印加手段を含む。
【0018】上記構成としたことで、消去電極をソース
領域またはドレイン領域に対して接して形成する必要が
なくなり、装置の製作がより容易になる。
領域またはドレイン領域に対して接して形成する必要が
なくなり、装置の製作がより容易になる。
【0019】本発明に係る半導体記憶装置の製造方法に
おいては、半導体基板の表面部にチャネル領域を挟むよ
うに互いに隔離してソース領域およびドレイン領域を形
成する工程と、上記ソース領域および上記ドレイン領域
上に、それぞれチャネル領域から遠ざかる側に後退させ
た位置に層間絶縁膜を形成する工程と、上記チャネル領
域に接し、上記チャネル領域から上記層間絶縁膜上方に
かけて延在するトンネル酸化膜を形成する工程と、上記
チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて上記
トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフローティ
ングゲートを形成する工程と、上記層間絶縁膜と上記ト
ンネル酸化膜との間に上記トンネル酸化膜に沿うように
消去電極を形成する工程と、上記フローティングゲート
の上面に沿って絶縁膜を形成する工程と、上記絶縁膜の
上面に沿ってコントロールゲートを形成する工程と、を
備える。
おいては、半導体基板の表面部にチャネル領域を挟むよ
うに互いに隔離してソース領域およびドレイン領域を形
成する工程と、上記ソース領域および上記ドレイン領域
上に、それぞれチャネル領域から遠ざかる側に後退させ
た位置に層間絶縁膜を形成する工程と、上記チャネル領
域に接し、上記チャネル領域から上記層間絶縁膜上方に
かけて延在するトンネル酸化膜を形成する工程と、上記
チャネル領域上方から上記層間絶縁膜上方にかけて上記
トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフローティ
ングゲートを形成する工程と、上記層間絶縁膜と上記ト
ンネル酸化膜との間に上記トンネル酸化膜に沿うように
消去電極を形成する工程と、上記フローティングゲート
の上面に沿って絶縁膜を形成する工程と、上記絶縁膜の
上面に沿ってコントロールゲートを形成する工程と、を
備える。
【0020】上記工程を採用することにより、フローテ
ィングゲートと消去電極がトンネル酸化膜を介在して近
接する領域の広い半導体装置を得ることができ、フラッ
シュメモリにおけるデータ消去の高速化に寄与すること
ができる。
ィングゲートと消去電極がトンネル酸化膜を介在して近
接する領域の広い半導体装置を得ることができ、フラッ
シュメモリにおけるデータ消去の高速化に寄与すること
ができる。
【0021】本発明に係る半導体記憶装置の製造方法の
他の局面においては、半導体基板の表面部にチャネル領
域を挟むように互いに隔離するソース領域およびドレイ
ン領域を形成する工程と、上記ソース領域および上記ド
レイン領域上に、それぞれ層間絶縁膜を形成する工程
と、上記チャネル領域に接し、上記チャネル領域から上
記層間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜を形
成する工程と、上記チャネル領域上方から上記層間絶縁
膜上方にかけて上記トンネル酸化膜に沿うように接して
延在するフローティングゲートを形成する工程と、上記
フローティングゲートの幅方向の少なくとも側方にトン
ネル酸化膜を形成する工程と、上記フローティングゲー
トの幅方向の側方において、上記トンネル酸化膜を介在
し隣接して配置される消去電極を形成する工程と、上記
フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を形成する
工程と、上記絶縁膜の上面に沿ってコントロールゲート
を形成する工程と、を備える。
他の局面においては、半導体基板の表面部にチャネル領
域を挟むように互いに隔離するソース領域およびドレイ
ン領域を形成する工程と、上記ソース領域および上記ド
レイン領域上に、それぞれ層間絶縁膜を形成する工程
と、上記チャネル領域に接し、上記チャネル領域から上
記層間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜を形
成する工程と、上記チャネル領域上方から上記層間絶縁
膜上方にかけて上記トンネル酸化膜に沿うように接して
延在するフローティングゲートを形成する工程と、上記
フローティングゲートの幅方向の少なくとも側方にトン
ネル酸化膜を形成する工程と、上記フローティングゲー
トの幅方向の側方において、上記トンネル酸化膜を介在
し隣接して配置される消去電極を形成する工程と、上記
フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を形成する
工程と、上記絶縁膜の上面に沿ってコントロールゲート
を形成する工程と、を備える。
【0022】上記工程を採用することにより、フローテ
ィングゲートと消去電極がトンネル酸化膜を介在して近
接する領域が広く、かつ、装置全体の高さを低く抑えた
半導体装置を得ることができ、フラッシュメモリにおけ
るデータ消去の高速化および省スペース化に寄与するこ
とができる。
ィングゲートと消去電極がトンネル酸化膜を介在して近
接する領域が広く、かつ、装置全体の高さを低く抑えた
半導体装置を得ることができ、フラッシュメモリにおけ
るデータ消去の高速化および省スペース化に寄与するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた各実施
の形態を、図を参照しながら説明する。
の形態を、図を参照しながら説明する。
【0024】(実施の形態1) (装置の構造)本実施の形態における半導体記憶装置で
あるフラッシュメモリの構造について、図1および図2
を参照して説明する。なお、フラッシュメモリの平面図
を図1に示し、図1中のA−A線矢視断面図を図2に示
す。
あるフラッシュメモリの構造について、図1および図2
を参照して説明する。なお、フラッシュメモリの平面図
を図1に示し、図1中のA−A線矢視断面図を図2に示
す。
【0025】両図を参照して、半導体基板1の表面にチ
ャネル領域10を規定するように、ソース領域2および
ドレイン領域3が設けられている。ソース領域2および
ドレイン領域3の上には、チャネル領域10から遠ざか
る側に後退させた位置に、層間絶縁膜4が設けられてい
る。
ャネル領域10を規定するように、ソース領域2および
ドレイン領域3が設けられている。ソース領域2および
ドレイン領域3の上には、チャネル領域10から遠ざか
る側に後退させた位置に、層間絶縁膜4が設けられてい
る。
【0026】チャネル領域10の上面から層間絶縁膜4
の上方にかけては、トンネル酸化膜5が設けられてい
る。このトンネル酸化膜5はチャネル領域10に接して
いる。また、トンネル酸化膜5と層間絶縁膜4との間に
は、このトンネル酸化膜5に沿うようにして、ソース領
域2およびドレイン領域3に接続する消去電極9が設け
られている。
の上方にかけては、トンネル酸化膜5が設けられてい
る。このトンネル酸化膜5はチャネル領域10に接して
いる。また、トンネル酸化膜5と層間絶縁膜4との間に
は、このトンネル酸化膜5に沿うようにして、ソース領
域2およびドレイン領域3に接続する消去電極9が設け
られている。
【0027】チャネル領域10の上方から層間絶縁膜4
の上方にかけては、消去電極9に沿うようにして接して
延在するフローティングゲート6が設けられている。こ
のフローティングゲート6の上面に沿って、絶縁膜とし
てのONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜7を介在してコ
ントロールゲート8が設けられている。
の上方にかけては、消去電極9に沿うようにして接して
延在するフローティングゲート6が設けられている。こ
のフローティングゲート6の上面に沿って、絶縁膜とし
てのONO(Oxide-Nitride-Oxide)膜7を介在してコ
ントロールゲート8が設けられている。
【0028】なお、ここでは、消去電極9がソース領域
2およびドレイン領域3に接続していることによって、
消去電極電圧印加手段を構成している。
2およびドレイン領域3に接続していることによって、
消去電極電圧印加手段を構成している。
【0029】(製造方法)次に、上記構造よりなる本実
施の形態におけるフラッシュメモリの製造工程の例につ
いて、図9〜図14を参照して説明する。
施の形態におけるフラッシュメモリの製造工程の例につ
いて、図9〜図14を参照して説明する。
【0030】まず、図9を参照して、p型単結晶シリコ
ンからなる半導体基板1に、不純物濃度1×1019cm
-3〜1×1020cm-3のn型不純物を注入してソース領
域2およびドレイン領域3を形成する。
ンからなる半導体基板1に、不純物濃度1×1019cm
-3〜1×1020cm-3のn型不純物を注入してソース領
域2およびドレイン領域3を形成する。
【0031】図10を参照して、少なくともチャネル領
域10の上方が開口している、SiO2からなる厚さ6
00nmの層間絶縁膜4を形成する。
域10の上方が開口している、SiO2からなる厚さ6
00nmの層間絶縁膜4を形成する。
【0032】図11を参照して、CVD(Chemical Vap
or Deposition)法を用いて、厚さ200nmの多結晶
シリコンからなる消去電極9を形成する。
or Deposition)法を用いて、厚さ200nmの多結晶
シリコンからなる消去電極9を形成する。
【0033】図12を参照して、マスクを用いて異方性
エッチングにより、消去電極9のパターニング層を形成
する。
エッチングにより、消去電極9のパターニング層を形成
する。
【0034】図13を参照して、CVD法を用いてSi
O2からなる厚さ10nm〜15nmのトンネル酸化膜
5を形成し、その上にCVD法を用いて、厚さ400n
mの多結晶シリコンからなるフローティングゲート6を
形成し、パターニングを行なう。
O2からなる厚さ10nm〜15nmのトンネル酸化膜
5を形成し、その上にCVD法を用いて、厚さ400n
mの多結晶シリコンからなるフローティングゲート6を
形成し、パターニングを行なう。
【0035】図14を参照して、CVD法を用いて、厚
さ60nm〜100nmのONO膜7を形成し、パター
ニングを行なう。さらに、CVD法を用いて、厚さ50
0nmの多結晶シリコンからなるコントロールゲート8
を形成し、パターニングを行なう。
さ60nm〜100nmのONO膜7を形成し、パター
ニングを行なう。さらに、CVD法を用いて、厚さ50
0nmの多結晶シリコンからなるコントロールゲート8
を形成し、パターニングを行なう。
【0036】以上の工程により、フラッシュメモリが完
成する。 (作用効果)以上、本実施の形態におけるフラッシュメ
モリおよびその製造方法によれば、電子の引抜きの際に
は、従来と同様、ソース領域2およびドレイン領域3の
うち少なくとも一方に正電圧を印加することによって、
消去電極9もこれと同電位となる。一方、フローティン
グゲート6と消去電極9とは、直接は接していないが、
トンネル酸化膜5を介在して、沿うように接しているの
で、消去電極9が正電位となったときには、両者の沿っ
ているいずれの領域においても、FNトンネル現象が起
こり得る。すなわち、従来に比べて広い領域で電子の引
抜きを行なうことが可能となる。
成する。 (作用効果)以上、本実施の形態におけるフラッシュメ
モリおよびその製造方法によれば、電子の引抜きの際に
は、従来と同様、ソース領域2およびドレイン領域3の
うち少なくとも一方に正電圧を印加することによって、
消去電極9もこれと同電位となる。一方、フローティン
グゲート6と消去電極9とは、直接は接していないが、
トンネル酸化膜5を介在して、沿うように接しているの
で、消去電極9が正電位となったときには、両者の沿っ
ているいずれの領域においても、FNトンネル現象が起
こり得る。すなわち、従来に比べて広い領域で電子の引
抜きを行なうことが可能となる。
【0037】(実施例1)図1、図2に示す本実施の形
態におけるフラッシュメモリと、図34に示す従来技術
に基づくフラッシュメモリとを比較する。データを記憶
した両方のフラッシュメモリのドレイン領域3に同時に
正電圧を印加した場合、本実施の形態におけるフラッシ
ュメモリは、上記作用により従来に比べて広い領域で電
子の引抜きを行なうことができるため、従来技術に基づ
くフラッシュメモリよりも高速にデータの消去を行なう
ことが可能となる。
態におけるフラッシュメモリと、図34に示す従来技術
に基づくフラッシュメモリとを比較する。データを記憶
した両方のフラッシュメモリのドレイン領域3に同時に
正電圧を印加した場合、本実施の形態におけるフラッシ
ュメモリは、上記作用により従来に比べて広い領域で電
子の引抜きを行なうことができるため、従来技術に基づ
くフラッシュメモリよりも高速にデータの消去を行なう
ことが可能となる。
【0038】データ消去時に両方のフラッシュメモリの
各ドレイン領域3の代わりに各ソース領域2に同時に正
電圧を印加することとした場合も、同様の結果を得るこ
とができる。
各ドレイン領域3の代わりに各ソース領域2に同時に正
電圧を印加することとした場合も、同様の結果を得るこ
とができる。
【0039】また、データ消去時に両方のフラッシュメ
モリのそれぞれのソース領域2とドレイン領域3との双
方に同時に正電圧を印加することとした場合も、同様の
結果を得ることができる。
モリのそれぞれのソース領域2とドレイン領域3との双
方に同時に正電圧を印加することとした場合も、同様の
結果を得ることができる。
【0040】(実施例2)図1、図2に示す本実施の形
態におけるフラッシュメモリでは、図2に示されるよう
に消去電極9は、ソース領域2およびドレイン領域3の
それぞれに接している。一方、消去電極9が、たとえソ
ース領域2およびドレイン領域3と接していない構造で
あったとしても、消去電極電圧印加手段として、消去電
極9にソース領域2またはドレイン領域3と略同一の電
圧を印加する同一電圧印加手段を備えたフラッシュメモ
リであれば、実施例1と同様の結果を得ることができ
る。
態におけるフラッシュメモリでは、図2に示されるよう
に消去電極9は、ソース領域2およびドレイン領域3の
それぞれに接している。一方、消去電極9が、たとえソ
ース領域2およびドレイン領域3と接していない構造で
あったとしても、消去電極電圧印加手段として、消去電
極9にソース領域2またはドレイン領域3と略同一の電
圧を印加する同一電圧印加手段を備えたフラッシュメモ
リであれば、実施例1と同様の結果を得ることができ
る。
【0041】たとえば図3の回路図に示すように、フラ
ッシュメモリのコントロールゲート8をワードライン4
1に接続し、ソース領域2をビットライン42に接続
し、ドレイン領域3を消去ライン44を通じて消去ライ
ン用電源45に接続し、消去動作時に、消去制御ライン
43によりトランジスタ46を制御する構造の採用が可
能である。
ッシュメモリのコントロールゲート8をワードライン4
1に接続し、ソース領域2をビットライン42に接続
し、ドレイン領域3を消去ライン44を通じて消去ライ
ン用電源45に接続し、消去動作時に、消去制御ライン
43によりトランジスタ46を制御する構造の採用が可
能である。
【0042】(実施の形態2) (装置の構造)本実施の形態における半導体記憶装置で
あるフラッシュメモリの構造について、図4〜図8を参
照して説明する。なお、フラッシュメモリの平面構造を
図4に示し、図4中のB−B線矢視断面図を図5に示
し、図4中のC−C線矢視断面図を図6に示し、図4中
のD−D線矢視断面図を図7に示し、図4中のE−E線
矢視断面図を図8に示す。
あるフラッシュメモリの構造について、図4〜図8を参
照して説明する。なお、フラッシュメモリの平面構造を
図4に示し、図4中のB−B線矢視断面図を図5に示
し、図4中のC−C線矢視断面図を図6に示し、図4中
のD−D線矢視断面図を図7に示し、図4中のE−E線
矢視断面図を図8に示す。
【0043】図4〜図8を参照して、実施の形態1と同
様に、半導体基板1の表面にチャネル領域10を規定す
るように、ソース領域2およびドレイン領域3が設けら
れている。ソース領域2およびドレイン領域3の上に
は、チャネル領域10から遠ざかる側に後退させた位置
に、層間絶縁膜4が設けられている。
様に、半導体基板1の表面にチャネル領域10を規定す
るように、ソース領域2およびドレイン領域3が設けら
れている。ソース領域2およびドレイン領域3の上に
は、チャネル領域10から遠ざかる側に後退させた位置
に、層間絶縁膜4が設けられている。
【0044】チャネル領域10の上面から層間絶縁膜4
の上方にかけては、トンネル酸化膜5が設けられてい
る。このトンネル酸化膜5はチャネル領域10に接して
いる。
の上方にかけては、トンネル酸化膜5が設けられてい
る。このトンネル酸化膜5はチャネル領域10に接して
いる。
【0045】トンネル酸化膜5の上面に沿って、フロー
ティングゲート6が設けられている。このフローティン
グゲート6の上面に沿って、絶縁膜としてのONO膜7
を介在してコントロールゲート8が設けられている。
ティングゲート6が設けられている。このフローティン
グゲート6の上面に沿って、絶縁膜としてのONO膜7
を介在してコントロールゲート8が設けられている。
【0046】また、本実施の形態の特徴的構造として
は、フローティングゲート6の幅方向(図中W方向)の
側方において、トンネル酸化膜5を介在し隣接して配置
された消去電極9が設けられている。
は、フローティングゲート6の幅方向(図中W方向)の
側方において、トンネル酸化膜5を介在し隣接して配置
された消去電極9が設けられている。
【0047】なお、図4では、消去電極9は、フローテ
ィングゲート6の幅方向の側方のみならず、フローティ
ングゲート6の一端面においてもトンネル酸化膜5を介
在し、フローティングゲート6に隣接しており、フロー
ティングゲート6と合計三方から取囲む構造となってい
るが、仮に、フローティングゲート6の一端面において
は隣接せず、フローティングゲート6の幅方向の側方の
合計二方のみから取囲む構造であってもよい。
ィングゲート6の幅方向の側方のみならず、フローティ
ングゲート6の一端面においてもトンネル酸化膜5を介
在し、フローティングゲート6に隣接しており、フロー
ティングゲート6と合計三方から取囲む構造となってい
るが、仮に、フローティングゲート6の一端面において
は隣接せず、フローティングゲート6の幅方向の側方の
合計二方のみから取囲む構造であってもよい。
【0048】さらに、このフラッシュメモリは、消去電
極9に対して、ソース領域2またはドレイン領域3と略
同一の正電圧を印加する同一電圧印加手段(図示省略)
を備える。
極9に対して、ソース領域2またはドレイン領域3と略
同一の正電圧を印加する同一電圧印加手段(図示省略)
を備える。
【0049】(製造方法)次に、上記構造よりなる本実
施の形態における半導体記憶装置の製造方法について、
図15〜図33を参照して説明する。
施の形態における半導体記憶装置の製造方法について、
図15〜図33を参照して説明する。
【0050】なお、完成時の構造は図4に示すものとな
るが、製造途中の各工程における構造を、図4中に示す
B−B,C−C,D−DおよびE−Eの各矢視断面図な
らびに平面図を参照しながら説明する。
るが、製造途中の各工程における構造を、図4中に示す
B−B,C−C,D−DおよびE−Eの各矢視断面図な
らびに平面図を参照しながら説明する。
【0051】ここで、図15〜図18は、各工程におけ
る構造のB−B線矢視断面図である。また、図19〜図
22は、各工程における構造のC−C線矢視断面図であ
る。さらに、図23〜図25は、各工程における構造の
D−D線矢視断面図である。さらに、図26〜図29
は、各工程における構造のE−E線矢視断面図である。
さらに、図30〜図33は、各工程における構造の平面
図である。
る構造のB−B線矢視断面図である。また、図19〜図
22は、各工程における構造のC−C線矢視断面図であ
る。さらに、図23〜図25は、各工程における構造の
D−D線矢視断面図である。さらに、図26〜図29
は、各工程における構造のE−E線矢視断面図である。
さらに、図30〜図33は、各工程における構造の平面
図である。
【0052】まず、p型単結晶シリコンからなる半導体
基板1に、不純物濃度1×1019cm-3〜1×1020c
m-3のn型不純物を注入してソース領域2およびドレイ
ン領域3を形成する。
基板1に、不純物濃度1×1019cm-3〜1×1020c
m-3のn型不純物を注入してソース領域2およびドレイ
ン領域3を形成する。
【0053】図15、図19、図26および図30を参
照して、少なくともチャネル領域10の上方が開口して
いる、SiO2からなる厚さ600nmの層間絶縁膜4
を形成する。
照して、少なくともチャネル領域10の上方が開口して
いる、SiO2からなる厚さ600nmの層間絶縁膜4
を形成する。
【0054】図16、図20、図23、図27および図
31を参照して、SiO2からなるトンネル酸化膜5を
形成する。ここで、トンネル酸化膜5は、図23から明
らかなように、半導体基板1表面に平行な平面であって
半導体基板1表面に沿うように接する床部5aと、この
平面に垂直な方向に突出する壁部5bとを有する。床部
5aは高さ10nm〜15nmであり、壁部5bは厚さ
約10nm、高さ200nmである。床部5aは層間絶
縁膜4に挟まれた部分において半導体基板1表面に形成
されているのみであるので、図23では現れているが、
図27では現れない。しかし、壁部5bは、図20およ
び図31から明らかなように層間絶縁膜4に挟まれた部
分のみにとどまらず、図20中の右側の層間絶縁膜4の
側面に沿ってその層間絶縁膜4の上面に至るまで延在し
ている。すなわち、図27では、トンネル酸化膜5の床
部5aは現れないが、壁部5bのみが現れる構造となっ
ている。さらにこの1対の壁部5bは図31に示される
ように層間絶縁膜4の上面において延びる向きを変え、
互いに接続された形状となっている。
31を参照して、SiO2からなるトンネル酸化膜5を
形成する。ここで、トンネル酸化膜5は、図23から明
らかなように、半導体基板1表面に平行な平面であって
半導体基板1表面に沿うように接する床部5aと、この
平面に垂直な方向に突出する壁部5bとを有する。床部
5aは高さ10nm〜15nmであり、壁部5bは厚さ
約10nm、高さ200nmである。床部5aは層間絶
縁膜4に挟まれた部分において半導体基板1表面に形成
されているのみであるので、図23では現れているが、
図27では現れない。しかし、壁部5bは、図20およ
び図31から明らかなように層間絶縁膜4に挟まれた部
分のみにとどまらず、図20中の右側の層間絶縁膜4の
側面に沿ってその層間絶縁膜4の上面に至るまで延在し
ている。すなわち、図27では、トンネル酸化膜5の床
部5aは現れないが、壁部5bのみが現れる構造となっ
ている。さらにこの1対の壁部5bは図31に示される
ように層間絶縁膜4の上面において延びる向きを変え、
互いに接続された形状となっている。
【0055】図17、図21、図24、図28および図
32を参照して、CVD法を用いて、フローティングゲ
ート6および消去電極9を形成し、パターニングを行な
う。フローティングゲート6と消去電極9とは、いずれ
も厚さ200nmの多結晶シリコンからなるものである
ので、同時に形成することができる。ここで、フローテ
ィングゲート6は、図24および図32から明らかなよ
うに、チャネル領域10上方のトンネル酸化膜5の対に
なった壁部5bに挟まれた部分において、トンネル酸化
膜5の壁部5bと接して形成され、さらに、両側の層間
絶縁膜4の上面にかけて延在しているが、トンネル酸化
膜5の壁部5bが延在している一方の層間絶縁膜4の上
面においては、トンネル酸化膜5の壁部5bに囲まれる
範囲を被覆するようにトンネル酸化膜5の壁部5bと接
して形成されている。
32を参照して、CVD法を用いて、フローティングゲ
ート6および消去電極9を形成し、パターニングを行な
う。フローティングゲート6と消去電極9とは、いずれ
も厚さ200nmの多結晶シリコンからなるものである
ので、同時に形成することができる。ここで、フローテ
ィングゲート6は、図24および図32から明らかなよ
うに、チャネル領域10上方のトンネル酸化膜5の対に
なった壁部5bに挟まれた部分において、トンネル酸化
膜5の壁部5bと接して形成され、さらに、両側の層間
絶縁膜4の上面にかけて延在しているが、トンネル酸化
膜5の壁部5bが延在している一方の層間絶縁膜4の上
面においては、トンネル酸化膜5の壁部5bに囲まれる
範囲を被覆するようにトンネル酸化膜5の壁部5bと接
して形成されている。
【0056】一方、消去電極9は、トンネル酸化膜5の
対になった壁部5bの外側において、トンネル酸化膜5
の床部5aの上面に形成され、さらに、層間絶縁膜4の
上面にかけて、トンネル酸化膜5の壁部5bと沿うよう
に接しながら延在している。
対になった壁部5bの外側において、トンネル酸化膜5
の床部5aの上面に形成され、さらに、層間絶縁膜4の
上面にかけて、トンネル酸化膜5の壁部5bと沿うよう
に接しながら延在している。
【0057】したがって、消去電極9は、フローティン
グゲート6の幅方向の側方において、トンネル酸化膜5
を介在し、隣接している。なお、「幅方向」とは、ソー
ス領域2とドレイン領域3の並ぶ方向と垂直な方向、す
なわち、図30〜図33においては図中左右方向をい
う。
グゲート6の幅方向の側方において、トンネル酸化膜5
を介在し、隣接している。なお、「幅方向」とは、ソー
ス領域2とドレイン領域3の並ぶ方向と垂直な方向、す
なわち、図30〜図33においては図中左右方向をい
う。
【0058】図18、図22、図25、図29および図
33を参照して、CVD法を用いて、厚さ60nm〜1
00nmのONO膜7を形成し、パターニングを行な
う。さらに、CVD法を用いて、厚さ500nmの多結
晶シリコンからなるコントロールゲート8を形成し、パ
ターニングを行なう。
33を参照して、CVD法を用いて、厚さ60nm〜1
00nmのONO膜7を形成し、パターニングを行な
う。さらに、CVD法を用いて、厚さ500nmの多結
晶シリコンからなるコントロールゲート8を形成し、パ
ターニングを行なう。
【0059】以上の工程によりフラッシュメモリが完成
する。 (作用効果)以上、本実施の形態におけるフラッシュメ
モリおよびその製造方法によれば、電子の引抜きの際に
は、消去電極9に対して、同一電圧印加手段によりソー
ス領域2またはドレイン領域3と略同一の正電圧を印加
することによって行なう。
する。 (作用効果)以上、本実施の形態におけるフラッシュメ
モリおよびその製造方法によれば、電子の引抜きの際に
は、消去電極9に対して、同一電圧印加手段によりソー
ス領域2またはドレイン領域3と略同一の正電圧を印加
することによって行なう。
【0060】フローティングゲート6と消去電極9と
は、直接は接していないが、少なくとも二方において、
トンネル酸化膜5を介在して、沿うように接しているの
で、消去電極9が正電位となったときには、両者の沿っ
ている領域のいずれにおいても、FNトンネル現象が起
こり得る。すなわち、従来に比べて広い領域で電子の引
抜きを行なうことが可能となる。
は、直接は接していないが、少なくとも二方において、
トンネル酸化膜5を介在して、沿うように接しているの
で、消去電極9が正電位となったときには、両者の沿っ
ている領域のいずれにおいても、FNトンネル現象が起
こり得る。すなわち、従来に比べて広い領域で電子の引
抜きを行なうことが可能となる。
【0061】(実施例3)図4〜図8に示す本実施の形
態におけるフラッシュメモリと、図34に示す従来技術
に基づくフラッシュメモリとを比較する。データを記憶
した両方のフラッシュメモリにおいて、従来技術に基づ
くフラッシュメモリのドレイン領域3に正電圧を印加す
ると同時に、本実施の形態におけるフラッシュメモリ
の、消去電極9に対して、同一電圧印加手段によりソー
ス領域2またはドレイン領域3と略同一の正電圧を印加
した場合、本実施の形態におけるフラッシュメモリは、
上記作用により従来に比べて広い領域で電子の引抜きを
行なうことができるため、従来技術に基づくフラッシュ
メモリよりも高速にデータの消去を行なうことが可能と
なる。
態におけるフラッシュメモリと、図34に示す従来技術
に基づくフラッシュメモリとを比較する。データを記憶
した両方のフラッシュメモリにおいて、従来技術に基づ
くフラッシュメモリのドレイン領域3に正電圧を印加す
ると同時に、本実施の形態におけるフラッシュメモリ
の、消去電極9に対して、同一電圧印加手段によりソー
ス領域2またはドレイン領域3と略同一の正電圧を印加
した場合、本実施の形態におけるフラッシュメモリは、
上記作用により従来に比べて広い領域で電子の引抜きを
行なうことができるため、従来技術に基づくフラッシュ
メモリよりも高速にデータの消去を行なうことが可能と
なる。
【0062】データ消去時に従来技術に基づくフラッシ
ュメモリのドレイン領域3の代わりにソース領域2に同
時に正電圧を印加することとした場合も、同様の結果を
得ることができる。
ュメモリのドレイン領域3の代わりにソース領域2に同
時に正電圧を印加することとした場合も、同様の結果を
得ることができる。
【0063】また、データ消去時に従来技術に基づくフ
ラッシュメモリのソース領域2とドレイン領域3との双
方に同時に正電圧を印加することとした場合も、同様の
結果を得ることができる。
ラッシュメモリのソース領域2とドレイン領域3との双
方に同時に正電圧を印加することとした場合も、同様の
結果を得ることができる。
【0064】(実施例4)図4〜図8に示す本実施の形
態におけるフラッシュメモリでは、図5に示されるよう
に消去電極9は、ソース領域2およびドレイン領域3の
いずれとも直接は接しておらず、別途設けられた同一電
圧印加手段により、ソース領域2またはドレイン領域3
と略同一の正電圧を印加する構造であった。一方、この
ような同一電圧印加手段を有しなくとも、消去電極9
が、ソース領域2およびドレイン領域3の少なくとも一
方と接する構造であれば、実施例3と同様の結果を得る
ことができる。
態におけるフラッシュメモリでは、図5に示されるよう
に消去電極9は、ソース領域2およびドレイン領域3の
いずれとも直接は接しておらず、別途設けられた同一電
圧印加手段により、ソース領域2またはドレイン領域3
と略同一の正電圧を印加する構造であった。一方、この
ような同一電圧印加手段を有しなくとも、消去電極9
が、ソース領域2およびドレイン領域3の少なくとも一
方と接する構造であれば、実施例3と同様の結果を得る
ことができる。
【0065】なお、今回開示した上記実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の
範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての変更を含むものである。
【0066】
【発明の効果】本発明に基づく半導体記憶装置またはそ
の製造方法によれば、チャネル領域上方から層間絶縁膜
上方にかけて延在するフローティングゲートに対して、
これに沿うように接して形成されたトンネル酸化膜を介
在して、消去電極がさらにフローティングゲートに沿う
ように延在しているため、FNトンネル現象が起こり得
る領域を広く確保することができ、電子の通過できる範
囲が広くなるため、より高速にデータの消去を行なえる
半導体記憶装置を提供することができ、たとえばフラッ
シュメモリの高速化に大いに貢献し得る。
の製造方法によれば、チャネル領域上方から層間絶縁膜
上方にかけて延在するフローティングゲートに対して、
これに沿うように接して形成されたトンネル酸化膜を介
在して、消去電極がさらにフローティングゲートに沿う
ように延在しているため、FNトンネル現象が起こり得
る領域を広く確保することができ、電子の通過できる範
囲が広くなるため、より高速にデータの消去を行なえる
半導体記憶装置を提供することができ、たとえばフラッ
シュメモリの高速化に大いに貢献し得る。
【図1】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体記
憶装置の平面図である。
憶装置の平面図である。
【図2】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体記
憶装置のA−A線矢視断面図である。
憶装置のA−A線矢視断面図である。
【図3】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体記
憶装置の回路図である。
憶装置の回路図である。
【図4】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体記
憶装置の平面図である。
憶装置の平面図である。
【図5】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体記
憶装置のB−B線矢視断面図である。
憶装置のB−B線矢視断面図である。
【図6】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体記
憶装置のC−C線矢視断面図である。
憶装置のC−C線矢視断面図である。
【図7】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体記
憶装置のD−D線矢視断面図である。
憶装置のD−D線矢視断面図である。
【図8】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体記
憶装置のE−E線矢視断面図である。
憶装置のE−E線矢視断面図である。
【図9】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体記
憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるA−
A線矢視断面図である。
憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるA−
A線矢視断面図である。
【図10】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
【図11】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
【図12】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
【図13】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第5の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第5の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
【図14】 本発明に基づく実施の形態1に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第6の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第6の工程におけるA
−A線矢視断面図である。
【図15】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
【図16】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
【図17】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
【図18】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるB
−B線矢視断面図である。
【図19】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
【図20】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
【図21】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
【図22】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるC
−C線矢視断面図である。
【図23】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
【図24】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
【図25】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるD
−D線矢視断面図である。
【図26】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
【図27】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
【図28】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
【図29】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程におけるE
−E線矢視断面図である。
【図30】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程における平
面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第1の工程における平
面図である。
【図31】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程における平
面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第2の工程における平
面図である。
【図32】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程における平
面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第3の工程における平
面図である。
【図33】 本発明に基づく実施の形態2に係る半導体
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程における平
面図である。
記憶装置の製造方法の手順のうち第4の工程における平
面図である。
【図34】 従来の技術に係る半導体記憶装置の断面図
である。
である。
1 半導体基板、2 ソース領域、3 ドレイン領域、
4 層間絶縁膜、5トンネル酸化膜、6 フローティン
グゲート、7 ONO膜、8 コントロールゲート、9
消去電極、10 チャネル領域、41 ワードライ
ン、42 ビットライン、43 消去制御ライン、44
消去ライン、45 消去ライン用電源、46 トラン
ジスタ。
4 層間絶縁膜、5トンネル酸化膜、6 フローティン
グゲート、7 ONO膜、8 コントロールゲート、9
消去電極、10 チャネル領域、41 ワードライ
ン、42 ビットライン、43 消去制御ライン、44
消去ライン、45 消去ライン用電源、46 トラン
ジスタ。
Claims (8)
- 【請求項1】 表面部にチャネル領域を挟むように互い
に隔離されて形成されたソース領域およびドレイン領域
を有する半導体基板と、 前記ソース領域上および前記ドレイン領域上に、それぞ
れチャネル領域から遠ざかる側に後退させた位置に、そ
れぞれ形成された層間絶縁膜と、 前記チャネル領域に接し、前記チャネル領域上面から前
記層間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜と、 前記チャネル領域上方から前記層間絶縁膜上方にかけて
前記トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフロー
ティングゲートと、 前記層間絶縁膜と前記トンネル酸化膜との間に前記トン
ネル酸化膜に沿うように形成された消去電極と、 前記フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を介在
して設けられるコントロールゲートと、 前記フローティングゲートから前記消去電極へ電子を引
抜くために、前記消去電極に所定の電圧を印加するため
の消去電極電圧印加手段と、を備える、半導体記憶装
置。 - 【請求項2】 前記消去電極電圧印加手段は、前記消去
電極が前記ソース領域または前記ドレイン領域の少なく
とも一方と接する構造を含む、請求項1に記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項3】 前記消去電極電圧印加手段は、前記消去
電極に前記ソース領域または前記ドレイン領域と略同一
の電圧を印加する同一電圧印加手段を含む、請求項1に
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 表面部にチャネル領域を挟むように互い
に隔離されて形成されたソース領域およびドレイン領域
を有する半導体基板と、 前記ソース領域上および前記ドレイン領域上に、それぞ
れ形成された層間絶縁膜と、 前記チャネル領域上方から前記層間絶縁膜上方にかけて
延在するフローティングゲートと、 前記フローティングゲートの幅方向の側方において、ト
ンネル酸化膜を介在し隣接して配置された消去電極と、 前記フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を介在
して設けられるコントロールゲートと、 前記フローティングゲートから前記消去電極へ電子を引
抜くため、前記消去電極に所定の電位を印加するための
消去電極電圧印加手段と、を備える、半導体記憶装置。 - 【請求項5】 前記消去電極電圧印加手段は、前記消去
電極が前記ソース領域または前記ドレイン領域の少なく
とも一方と接する構造を含む、請求項4に記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項6】 前記消去電極電圧印加手段は、前記消去
電極に前記ソース領域または前記ドレイン領域と略同一
の電圧を印加する同一電圧印加手段を含む、請求項4に
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】 半導体基板の表面部にチャネル領域を挟
むように互いに隔離してソース領域およびドレイン領域
を形成する工程と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域上に、それぞれ
チャネル領域から遠ざかる側に後退させた位置に層間絶
縁膜を形成する工程と、 前記チャネル領域に接し、前記チャネル領域から前記層
間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜を形成す
る工程と、 前記チャネル領域上方から前記層間絶縁膜上方にかけて
前記トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフロー
ティングゲートを形成する工程と、 前記層間絶縁膜と前記トンネル酸化膜との間に前記トン
ネル酸化膜に沿うように消去電極を形成する工程と、 前記フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を形成
する工程と、 前記絶縁膜の上面に沿ってコントロールゲートを形成す
る工程と、を備える、半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板の表面部にチャネル領域を挟
むように互いに隔離するソース領域およびドレイン領域
を形成する工程と、 前記ソース領域および前記ドレイン領域上に、それぞれ
層間絶縁膜を形成する工程と、 前記チャネル領域に接し、前記チャネル領域から前記層
間絶縁膜上方にかけて延在するトンネル酸化膜を形成す
る工程と、 前記チャネル領域上方から前記層間絶縁膜上方にかけて
前記トンネル酸化膜に沿うように接して延在するフロー
ティングゲートを形成する工程と、 前記フローティングゲートの幅方向の少なくとも側方に
トンネル酸化膜を形成する工程と、 前記フローティングゲートの幅方向の側方において、前
記トンネル酸化膜を介在し隣接して配置される消去電極
を形成する工程と、 前記フローティングゲートの上面に沿って絶縁膜を形成
する工程と、 前記絶縁膜の上面に沿ってコントロールゲートを形成す
る工程と、を備える、半導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130373A JP2000323589A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11130373A JP2000323589A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000323589A true JP2000323589A (ja) | 2000-11-24 |
Family
ID=15032819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11130373A Withdrawn JP2000323589A (ja) | 1999-05-11 | 1999-05-11 | 半導体記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000323589A (ja) |
-
1999
- 1999-05-11 JP JP11130373A patent/JP2000323589A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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