JP4574912B2 - 半導体記憶装置の形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置形成方法に関する。より具体的には、素子分離領域により区分されたウェル領域をビット線として使用するメモリセルアレイ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フローティングゲートを有する不揮発性メモリにおいて、素子分離領域により区分されたウェル領域をビット線として用いた技術が、特開平11−177068に開示されている。上記従来技術を図24〜図26を用いて説明する。
【0003】
図23は、上記従来技術のメモリセルアレイの回路図である。B0、B1、B2はそれぞれドレイン線(第1ビット線)であり、S0、S1、S2はそれぞれソース線(第2ビット線)である。上記従来技術では、ウェル領域が素子分離領域によってビット線と同じ方向に細長く分離され、細長く分離された各ウェル領域は第3ビット線PW0、PW1、PW2として機能しているのが特徴である。一対の第1および第2ビット線(例えばS0とB0)間にはメモリトランジスタ931と選択トランジスタ932とが直列に接続されている。メモリトランジスタワード線MW0、MW1、MW2はメモリトランジスタ931のコントロールゲートに接続され、選択トランジスタワード線SW0、SW1、SW2は選択トランジスタ932の選択ゲート電極に接続されている。
【0004】
図24は、上記従来技術のメモリセルアレイを、メモリトランジスタワード線に沿って切断した時の断面図である。また、図25は、ビット線方向に切断した時の断面図である。半導体基板911には、N型ウェル領域912が形成されている。N型ウェル領域912上には、P型ウェル領域が形成されているが、ビット線方向に延びる素子分離絶縁膜914によって、913a、913b、913cに分割され、それぞれ第3ビット線を構成している。
【0005】
第3ビット線913a、913b、913c上には、ゲート絶縁膜917、フローティングゲート915、電極間絶縁膜918を介して、コントロールゲート916が形成され、メモリトランジスタ931を構成している。コントロールゲート916は、各ビット線と垂直な方向に延びて複数のメモリトランジスタ931を接続し、メモリトランジスタワード線MW0、MW1、MW2を構成している。
【0006】
第3ビット線913a、913b、913c上には、また、ゲート絶縁膜917、選択ゲート電極919、電極間絶縁膜918を介して、ダミー電極920が形成され、選択トランジスタ932を構成している。選択ゲート電極919とダミー電極920とは、図示しないが、電気的に接続されて一体となっており、各ビット線と垂直な方向に延びて複数の選択トランジスタ932を接続し、選択トランジスタワード線SW0、SW1、SW2を構成している。
【0007】
メモリトランジスタ931のソース拡散層921(ソース領域)は、図示しないが、各ワード線と垂直方向に延びるソース線(第2ビット線)S0、S1、S2により接続されている。また、選択トランジスタ932のドレイン拡散層922は、図示しないが、各ワード線と垂直方向に延びるドレイン線(第1ビット線)B0、B1、B2により接続されている。中間拡散層923は、メモリトランジスタ931のドレイン領域と、選択トランジスタ932のソース領域とを兼ねている。
【0008】
上記従来技術のメモリセルアレイでは、ウェル領域の電位がビット線毎に制御可能となるので、ソース拡散層の電位とウェル領域(第3ビット線)の電位とを同じにすることができる。例えば、書込み時(ここでは、フローティングゲートへの電子注入を書込みとする)には、選択されたメモリトランジスタワード線に+9V、非選択メモリトランジスタワード線および全ての選択トランジスタワード線に0V、選択されたソース線(第2ビット線)および選択された第3ビット線(ウェル領域)に−3.5V、非選択ソース線(第2ビット線)および非選択第3ビット線(ウェル領域)に0Vをそれぞれ印加し、全てのドレイン線(第1ビット線)をオープンとすればよい。このとき、全てのメモリセルでソース拡散層の電位とウェル領域(第3ビット線)の電位は同じである。したがって、ウェル領域を共通にした場合とは異なり、ソース拡散層とウェル領域との電位差による耐圧確保の必要性がなくなる。この耐圧確保の必要性は、素子の微細化に伴って重要になる。したがって、上記従来技術によって、素子の微細化が容易となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術であるメモリセルアレイにおいては、第3ビット線を構成するウェル領域間の絶縁性の確保が問題となっていた。
【0010】
第3ビット線(P型ウェル領域)913a、913b、913cは夫々N型ウェル領域912と接している。したがって、夫々の接合にかかる電圧に応じてN型ウェル領域912の側に空乏層が延びる。素子の微細化の進行に伴い素子分離領域914の深さおよび幅が縮小した場合、夫々の空乏層が接して耐圧が低くなる恐れがあった。
【0011】
更には、素子分離領域914の側壁部でP型ウェル領域913の不純物濃度が減少し、拡散層921、922、923とN型ウェル領域912との間でパンチスルーが発生する恐れがあった。
【0012】
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は素子分離領域により区分されたウェル領域をビット線として使用する不揮発性メモリセルアレイであって、ウェル領域間の絶縁性を向上し、より微細化が進行しても信頼性の高いものを形成できる半導体記憶装置の形成方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の局面では、この発明の半導体記憶装置の形成方法は、半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、上記第1の絶縁膜を選択的に除去して上記半導体基板の表面を露出させ、第2の溝を形成する工程と、上記第2の溝を、導電性を与える不純物の濃度が1×1020cm-3以上の半導体膜で埋める工程と、上記第2の絶縁膜および上記半導体膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0014】
上記手順によれば、上記第1の溝には上記第2の絶縁膜が埋め込まれて素子分離領域となるべき領域が形成され、上記第2の溝には導電性を与える不純物を高濃度に含む半導体膜が埋めこまれる。その後、上記第3の絶縁膜を介して上記支持基板を貼り合わせ、上記第2の絶縁膜をストッパーとして上記半導体基板の裏面を研磨する。これにより、下層部では導電性を与える不純物を高濃度に含み、上層部では不純物濃度が薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって低抵抗なビット線が得られ、かつ上記半導体層の上部には導電性を与える不純物がほとんど導入されないので、ウェル領域の不純物濃度制御が容易となる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【0015】
また、第2の局面では、この発明の半導体記憶装置の形成方法は、半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、上記第1の絶縁膜を除去して上記半導体基板の表面を露出させる工程と、上記半導体基板の表面付近に、イオン注入により導電性を与える不純物の濃度が1×1020cm-3以上である高濃度不純物層を形成する工程と、上記第2の絶縁膜および上記半導体基板の表面上に第3の絶縁膜を形成する工程と、上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0016】
上記手順によれば、簡便なイオン注入により上記高濃度不純物層を形成した後、上記第3の絶縁膜を介して上記支持基板を貼り合わせ、上記第2の絶縁膜をストッパーとして上記半導体基板の裏面を研磨する。これにより、下層部では導電性を与える不純物を高濃度に含み、上層部では不純物濃度が薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。したがって、より簡便な手順で上記第2の発明の半導体記憶装置の形成方法と同様な作用・効果を得ることができる。
【0017】
また、第3の局面では、この発明の半導体記憶装置の形成方法は、半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、上記第1の絶縁膜を除去して上記半導体基板の表面を露出させる工程と、露出した上記半導体基板の表面にシリサイド層を形成する工程と、上記第2の絶縁膜および上記半導体基板の表面上に第3の絶縁膜を形成する工程と、上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0018】
上記手順によれば、露出した上記半導体基板の表面に直接シリサイド層を形成しているので、第2の発明の半導体記憶装置の形成方法のように不純物を高濃度に含む半導体層を埋め込む必要がない。また、シリサイド層の膜厚は薄いので素子分離領域の深さを浅くすることができ、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程(素子分離領域を形成する工程)が容易になる。したがって、製造工程がより簡略化される。
【0019】
更には、下部に非常に低抵抗なシリサイド層が埋めこまれているにもかかわらず、素子の特性に悪影響を与える不純物濃度が極めて薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって非常に低抵抗なビット線が得られる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【0020】
また、第4の局面では、この発明の半導体記憶装置の形成方法は、半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、上記第1の絶縁膜を選択的に除去して上記半導体基板の表面を露出させ、第2の溝を形成する工程と、上記第2の溝をメタル膜で埋める工程と、上記第2の絶縁膜および上記半導体膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴としている。
【0021】
上記手順によれば、下部に極めて低抵抗なメタル層が埋めこまれているにもかかわらず、素子の特性に悪影響を与える不純物濃度が極めて薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって極めて低抵抗なビット線が得られる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0023】
本発明に使用することができる半導体基板は、特に限定されないが、シリコン基板が好ましい。また、半導体基板は、P型またはN型の導電型を有していても良い。なお、各実施の形態では、Nチャネル型の素子を中心に説明するが、不純物の導電型を反対にすることによりPチャネル型の素子を形成することができる。
【0024】
また、本発明におけるウェル領域は、ウェル部分と高濃度ポリシリコン層(またはシリサイド層、メタル層若しくはこれらの積層膜)により形成されるが、ウェル部分だけの構成でもよい。
【0025】
なお、以下の実施の形態では、ウェル領域がウェル部分と高濃度ポリシリコン層(またはシリサイド層、メタル層若しくはこれらの積層膜)により形成される場合について示している。
【0026】
実施の形態1
本実施の形態1で形成される半導体記憶装置は、上記従来技術のメモリセルアレイにおいて、第3ビット線となるウェル領域の側壁および下側を絶縁膜で囲み、更にウェル部分と上記ウェル部分の下方に隣接して高濃度ポリシリコン層、シリサイド層あるいはメタル層、若しくはこれらの積層膜を形成することにより、上記ウェル領域間の耐圧を高めるとともに上記ウェル領域の抵抗を大幅に低減させたものである。上記半導体記憶装置を、図1〜図6を用いて説明する。図1は上記半導体記憶装置を、メモリトランジスタワード線に沿って切断した時の断面図であり、図2はビット線方向に切断した時の断面図である。図3は上記半導体記憶装置の回路図である。また、図4および図5は、上記半導体記憶装置を成する手順を説明するものであり、図6は、上記半導体記憶装置を成する他の手順を説明するものである。
【0027】
まず、図1および図2により上記半導体記憶装置の構成を説明する。
【0028】
半導体基板351上には絶縁膜352が設けられている。上記絶縁膜352上には、P型の導電型を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜331およびP型のウェル部分332がこの順に積層しており、ウェル領域は上記ポリシリコン膜とウェル部分により形成される。ポリシリコン膜331およびP型のウェル部分332は素子分離領域316および絶縁膜352によって帯状に分離され、第3ビット線PW0、PW1、PW2を構成している。なお、ポリシリコン膜331は、シリサイド層またはメタル層であってもよい。あるいは、ポリシリコン層、シリサイド層、メタル層の積層膜であってもよい。また、ポリシリコン膜331は、必ずしも多結晶である必要はなく、実質的に単結晶シリコン層であってP型のウェル部分332と一体となっていてもよい。
【0029】
P型のウェル部分332上にはゲート絶縁膜322を介してフローティングゲート321が形成されている。上記フローティングゲート321上には、絶縁膜323を介してコントロールゲート311が形成されている。上記コントロールゲート311は第3ビット線に対し交差(望ましくは垂直方向に交差)して延びてメモリトランジスタワード線MW0、MW1、MW2を構成している。上記第3ビット線と上記コントロールゲートとが交わる領域で、メモリトランジスタ391が形成されている。
【0030】
上記P型のウェル部分332上にはまた、ゲート絶縁膜322を介して選択ゲート電極361が形成されている。上記選択ゲート電極361上には、絶縁膜323を介してダミー電極362が形成されている。上記選択ゲート電極361と上記ダミー電極362とは、図示しないが、電気的に接続されて一体となっており、上記メモリトランジスタワード線と並行に延びて選択トランジスタワード線SW0、SW1、SW2を構成している。上記第3ビット線と上記ダミー電極とが交わる領域で、選択トランジスタ392が形成されている。
【0031】
メモリトランジスタ391のソース拡散層364は、図示しないが、上部メタル配線からなり第3ビット線と並行に延びるソース線(第2ビット線)に接続されている。また、選択トランジスタ392のドレイン拡散層363は、図示しないが、上部メタル配線からなり第3ビット線と並行に延びるドレイン線(第1ビット線)に接続されている。中間拡散層365は、メモリトランジスタ391のドレイン領域と、選択トランジスタ392のソース領域とを兼ねている。これにより、第1ビット線と第2ビット線との間にメモリトランジスタ391と選択トランジスタ392が直列に接続されることとなる。なお、上記説明では説明の便宜上第2ビット線をソース線とし、第1ビット線をドレイン線としているが、逆であってもよい。
【0032】
上記構成によれば、上記ウェル領域の側壁および下側はいずれも絶縁膜により囲まれている。したがって、従来技術で問題となっていたウェル領域間の耐圧が大幅に向上している。更に、従来技術と異なり上記ウェル領域の下にはN型ウェル領域が存在しないから、拡散層とN型ウェル領域との間のパンチスルーは起こり得ない。したがって、メモリセルアレイの信頼性が向上する。
【0033】
更にまた、第3ビット線はP型のウェル部分332と低抵抗なポリシリコン膜331(実質的な単結晶シリコン膜であってもよいし、シリサイド層、メタル層、あるいはこれらの積層膜であってもよい)とで構成されているので、第3ビット線の抵抗を大幅に低減することができる。
【0034】
ところで、以下に述べる理由により、ポリシリコン膜331(あるいは実質的な単結晶シリコン膜)の不純物濃度は、1×1020cm-3以上であるのが好ましい。
【0035】
例えば、1組のビット線に103個のメモリセルが接続されているメモリセルアレイを考察する。最小加工寸法をFとしたとき、第3ビット線の幅(図1のW)は概ねFとなる。一方、メモリセルのビット線方向の寸法を、例えば6Fとすると、第3ビット線の長さは約6×103Fとなる。
【0036】
ポリシリコン膜331の不純物濃度が1×1020cm-3であるとき、比抵抗は約10-3Ωcmとなるので、膜厚が100nmとするとシート抵抗は1×102Ω/□となる。したがって、第3ビット線の抵抗は約6×105Ωとなる。さらに、メモリセル当りの第3ビット線に纏わる容量を1×10-14Fとすれば、第3ビット線には1本当り約1×10-11Fの容量が存在することになる。この時、第3ビット線の遅延時間は、抵抗と容量の積で表され、約6×10-6秒(6マイクロ秒)となって、フラッシュメモリの書き込み速度(例えば10マイクロ秒)に比べても十分短くなる。それゆえ、メモリの書込み動作速度を十分高速にすることができる。以上の理由により、ポリシリコン膜331(あるいは実質的な単結晶シリコン膜)の不純物濃度は、1×1020cm-3以上であるのが好ましいのである。
【0037】
第3ビット線にシリサイド膜を用いた場合のシート抵抗は、例えば、5Ω/□とすることができるので、第3ビット線の遅延時間は約3×10-7秒(300ナノ秒)とすることができる。更に、メタルを用いた場合のシート抵抗は、例えば、0.1Ω/□とすることができるので、第3ビット線の遅延時間は約6×10-9秒(6ナノ秒)とすることができる。したがって、フラッシュメモリに比べて書込み動作および消去動作が高速なメモリ(例えば、量子ドットメモリや強誘電体膜メモリなど)においても、ウェル領域からなる第3ビット線の遅延によりメモリの書込み動作および消去動作が遅くなるのを防ぐことができる。
【0038】
次に、上記半導体記憶装置を形成する第1の手順を、図4および図5を用いて説明する。
【0039】
まず、図4(a)に示すように、半導体基板371上に、シリコン酸化膜381を形成し、次いでシリコン窒化膜382を形成する。
【0040】
次に、図4(b)に示すように、シリコン窒化膜382、シリコン酸化膜381および半導体基板371の一部を異方性エッチングにより除去し、溝383を形成する。
【0041】
次に、図4(c)に示すように、溝383にシリコン酸化膜を埋めこんで素子分離領域316を形成する。溝383にシリコン酸化膜を埋め込むためには、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜を全面に堆積し、その後CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりシリコン窒化膜382をストッパーとして平坦化すればよい。
【0042】
次に、図4(d)に示すように、シリコン窒化膜382を除去すると第2の溝389が形成され、次いで図5(e)に示すように、シリコン酸化膜381を除去して素子分離領域316が存在しない領域において半導体基板371を露出させる。更に、CVD法によりシリコンを全面に堆積し、ポリシリコン膜384を形成する。なお、ポリシリコン膜384を堆積するCVD工程中にP型の導電性を与える不純物を含むガスを導入しておくのが好ましく、このとき堆積したポリシリコン膜を十分に低抵抗化するため、堆積したポリシリコン膜の不純物濃度が1×1020cm-3以上となるようにするのがより好ましい。しかしながら、ポリシリコン膜384を堆積した後に、イオン注入によってポリシリコン膜384中にP型の不純物を導入することもできる。なお、上記CVD法によるシリコン堆積工程を、露出した半導体基板371上でシリコンがエピタキシャル成長する条件で行なってもよい。この場合、図1および図2のポリシリコン膜331は実質的に単結晶シリコン膜となる。また、シリコンの代りにメタルを堆積すれば非常に低抵抗な層を形成することができる。
【0043】
次に、図5(f)に示すように、CMP法により素子分離領域316をストッパーとしてポリシリコン膜を研磨し、平坦化されたポリシリコン膜331を形成する。なお、この後、ポリシリコン膜331の表面をシリサイド化して更に低抵抗化してもよい。
【0044】
次に、図5(g)に示すように、例えば、CVD法により厚さ1μmの絶縁膜352を堆積する。絶縁膜352は、例えばシリコン酸化膜を用いることができる。次いで、絶縁膜352上に支持基板386を貼り合わせる。支持基板386は、例えば、シリコン基板を用いることができる。このとき、絶縁膜352はこの貼り合わせ面における不均一な応力が発生することを防止する。
【0045】
次に、図5(h)に示すように、CMP法により半導体基板371を、素子分離領域316が露出するまで研磨する。これにより、素子分離領域316で区分された半導体領域385が形成される。この半導体領域385は将来P型のウェル部分332となるものである。かくして、低抵抗なポリシリコン膜(あるいは、ポリシリコン膜とシリサイド膜の積層膜、メタル層)とウェル部分とからなる第3ビット線を形成することが可能になるのである。なお、図5(h)は、図5(g)以前の図とは上下が逆になっている。
【0046】
次に、公知の方法によりゲート絶縁膜、フローティングゲート、コントロールゲート、上部配線等を形成することにより半導体記憶装置が完成する。
【0047】
上記第1の手順は、上記半導体記憶装置を形成するための具体的方法を与えるものである。上記手順によれば、比較的容易にウェル領域内に低抵抗層を埋め込むことができる。更に、ウェル部分は、低抵抗層を形成するためのイオン注入などを行なっていないので、結晶性よく保たれ、汚染源となる不純物濃度を低く保つことができる。更にまた、ウェル部分には、低抵抗層を形成する際に導電性を与える不純物がほとんど導入されないので、ウェル領域を形成する際に不純物濃度制御が容易となる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い半導体記憶装置が提供される。
【0048】
次に、上記半導体記憶装置を形成する第2の手順を、図6を用いて説明する。
【0049】
まず、図6(a)に示すように、上記第1の手順と同様に溝383を形成する。ただし、シリコン窒化膜382の厚さは上記第1の手順の場合に比べて薄くすることができ、例えば、30nm〜100nmとすることができる。
【0050】
次に、図6(b)に示すように、溝383にシリコン酸化膜を埋めこみ、素子分離領域316を形成する。
【0051】
次に、図6(c)に示すように、シリコン窒化膜382を除去し、次いでシリコン酸化膜381を除去して素子分離領域316が存在しない領域において半導体基板371を露出させる。その後、サリサイド工程により露出した半導体基板表面をシリサイド化する。
【0052】
もしくは、上記サリサイド工程を行なう代わりに、P型の導電性を与える不純物をイオン注入して、半導体基板371の表面近くにP型の不純物濃度が濃い層を形成してもよい。この時、上記P型の不純物濃度が濃い層を十分に低抵抗にするためには、不純物濃度を1×1020cm-3以上とするのが好ましい。
【0053】
次に、第1の手順と同様に絶縁膜352を形成し、支持基板386を貼り合わせる(図6(d))。以下の手順は第1の手順と同様である。
【0054】
上記第2の手順によれば、サリサイド工程により、自己整合的に半導体基板が露出した領域のみに低抵抗なシリサイド膜を形成することができる。一方、上記第1の手順では、全面に堆積したポリシリコン膜をCMP工程により分離する必要があった。また、シリサイド膜は薄くて低抵抗であるので、低抵抗なポリシリコン膜を用いる場合に比べて素子分離領域の深さを浅くすることができる。素子分離領域の深さが浅くなれば、素子分離領域形成時の絶縁膜埋めこみ工程が容易になる。したがって、上記第1の手順よりも更に工程を簡略化することが可能となる。
【0055】
以上の説明から明らかなように、上記半導体記憶装置は、ビット線として機能するウェル領域の側壁および下側はいずれも絶縁膜により囲まれている。それゆえ、従来技術で問題となっていたウェル領域間の耐圧が大幅に向上している。したがって、半導体記憶装置の信頼性を向上することができる。
【0056】
更にまた、絶縁膜で区分されたウェル領域内に、導電性を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜、シリサイド膜、メタル膜、あるいはこれらの積層膜が形成されており、ウェル領域を実質的に低抵抗化している。そのため、上記ウェル領域をメモリセルアレイのビット線として用いた場合、このビット線の遅延を著しく小さくすることができるので、書込み動作および消去動作の高速化が阻害されるのを防ぐことができる。したがって、高速動作可能な半導体記憶装置が提供される。
【0057】
更には、上記導電性を与える不純物を高濃度に含む半導体層は、上記ウェル領域の下層部に存在するのであるから、メモリ素子のチャネル領域、ソース・ドレイン領域が形成される上記ウェル領域の上層部においては、不純物濃度が必要以上に濃くなるのを防ぐことができる。したがって、メモリ素子の閾値を適正に保ち、上記ウェル領域と上記ソース・ドレイン領域との間の接合容量を小さく保つことができる。
【0058】
実施の形態2
本実施の形態2で形成される半導体記憶装置は、素子分離領域で区分されたウェル領域をビット線として用いたメモリセルアレイであって、導電性を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜、シリサイド膜、メタル膜、あるいはこれらの積層膜により上記ビット線の抵抗を小さくし、かつ、メモリセルの面積が小さく高集積化が可能なものである。
【0059】
本発明の実施の形態2で形成される半導体記憶装置について、図7〜図11に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0060】
図7〜図11は、上記半導体記憶装置であるメモリセルアレイの概略図である。図7は、平面の概略図である。図8は図7の切断面線A−A’から見た断面図であり、図9は図7の切断面線B−B’から見た断面図であり、図10は図7の切断面線C−C’から見た断面図である。図11は、上記半導体記憶装置であるメモリセルアレイの回路図である。
【0061】
まず、上記半導体記憶装置の構成を図7〜図10に基づいて説明する。図7〜図10から分かるように、半導体基板151上には、絶縁膜152が設けられている。上記絶縁膜152上には、導電性を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜131およびP型のウェル部分132がこの順に積層している。なお、ポリシリコン層131は、シリサイド層またはメタル層であってもよい。あるいは、ポリシリコン層、シリサイド層、メタル層からなる積層膜であってもよい。さらに、複数の素子分離領域116が図7における横方向に蛇行して延びるように形成されている(図7中で、それぞれ蛇行した帯状の領域に斜線を施している)。素子分離領域116の縦方向のピッチは2F(Fは最小加工ピッチ)に設定されている。ポリシリコン膜131およびP型のウェル部分132は、素子分離領域116および絶縁膜152によって、図7における横方向に蛇行して延びる帯状に分離され、第3ビット線を構成している。
【0062】
図7〜図10を総合すれば分かるように、上記P型のウェル部分132の蛇行の各折り返し個所(コンタクト114、115に対応する部分)に、それぞれ不純物拡散領域としてのN+拡散層133が形成されている。各N+拡散層133は、このメモリの使用時にビット線による選択に応じてソース領域またはドレイン領域として働く。その時、隣り合うN+拡散層133の間の領域がそれぞれチャネル領域となる。
【0063】
ポリシリコンからなる複数のワード線111が、素子分離領域116が延びる方向に対し交差して(図7における縦方向、望ましくは垂直方向に交差)延びるように形成されている。ワード線111の横方向のピッチは2Fに設定されている。ワード線111で覆われているP型のウェル部分132の上部は、チャネル領域となっている。チャネル領域とワード線111とは、トンネル酸化膜122、フローティングゲート121、およびシリコン酸化膜123からなる積層膜により隔てられている。このチャネル領域上でワード線111がコントロールゲートの役割を果たしている。
【0064】
第1層メタルからなる複数の第1ビット線112は、素子分離領域116が延びる方向(図7における横方向)に延びるように形成されている。第1ビット線112の縦方向のピッチは2Fに設定され、同一のP型のウェル部分132内で蛇行の片側(図7では山側)の折り返し個所に設けられたN+拡散層133上を通るように設けられている。この第1ビット線112とその直下に存するN+拡散層133とは、横方向に関してピッチ4Fで、第1ビット線コンタクト114により接続されている。また、第2層メタルからなる複数の第2ビット線113が、第1ビット線112と同じ方向で第1ビット線の隙間となる位置に、第1ビット線と並行に延びるように形成されている。第2ビット線113の縦方向ピッチは2Fに設定され、同一のP型のウェル部分132内で蛇行の他方の側(図7では谷側)の折り返し個所に設けられたN+拡散層133上を通るように設けられている。素子分離領域116が蛇行して形成されているのに対して第1ビット線112、第2ビット線113は直線状に形成されている。この第2ビット線113とその下方に存するN+拡散層133とは、横方向に関してピッチ4Fで、第2ビット線コンタクト115により接続されている。第1および第2のビット線112、113は、互いに層間絶縁膜141で分離された別の配線層を用いて形成され、上述のようにそれぞれ必要なところでコンタクト114、115を介してN+拡散層133に接続されている。
【0065】
上記構成によれば、1つのメモリセルは図7中に二点鎖線で示す平行四辺形191で表され、その面積は4F2である。
【0066】
次に、上記半導体記憶装置の回路構成を図11に基づいて説明する。このメモリセルアレイは、いわゆるAND型で配列されている。すなわち、一本の第1ビット線と一本の第2ビット線が一対をなしており、これらのビット線の間にn個のメモリ素子が並列に接続されている。図11では、例えば1番目のビット線対の第1ビット線をBa1、1番目のビット線対の第2ビット線をBb1と表記している。さらに、上記ビット線対に接続されたメモリ素子が共有するP型のウェル領域は、第3ビット線となっている。図11では、例えば1番目のビット線対に付随する第3ビット線をBw1と表記している。また、例えば1番目のビット線対接続されているn番目のメモリセルをM1nと表記している。各ビット線には選択トランジスタが設けられている。図11では、例えば1番目のビット線対の第1ビット線選択トランジスタをSTBa1と表記している。また、n本のワード線が、各ビット線と垂直方向に走り、メモリセルのゲート間を接続している。図11では、各ワード線をW1〜Wnで表記している。
【0067】
次に、上記半導体記憶装置の動作例を、図11に基づいて説明する。例としてメモリ素子の閾値の低い状態を書き込み状態とし、メモリセルの閾値の高い状態を消去状態とする。また、例として、第1ビット線にドレイン領域が接続され、第2ビット線にソース領域が接続されているとする。図11において、メモリセルM12に書込む場合、ワード線W2に負電圧(例えば−8V)を印加し、第1ビット線Ba1および第3ビット線Bw1に正電圧(例えば6V)を印加し、さらに選択トランジスタSTBa1およびSTBw1をオン状態にする。この時、選択トランジスタSTBb1はオフ状態とする(ソース領域はオープンとなる)。こうすることにより、メモリセルM12のコントロールゲートとドレイン領域およびチャネル領域との間に高電圧がかかり、FN(ファウラーノルドハイム)トンネリングによりフローティングゲートから電子が引き抜かれ、書込みが行なわれる。
【0068】
一方消去は、図11においてメモリセルM12を消去する場合、ワード線W2に正電圧(例えば10V)を印加し、第2ビット線Bb1に負電圧(例えば−8V)を印加し、選択トランジスタSTBb1をオン状態にする。この時、選択トランジスタSTBa1はオフ状態にする(ドレイン領域はオープンとなる)。この時さらに、第3ビット線Bw1には−8Vを印加し、選択トランジスタSTBw1をオン状態にする。ここで、例えば他の第3ビット線および他の第2ビット線に接地電位を印加し、それぞれの選択トランジスタをオンにする。こうすることにより、メモリセルM12のコントロールゲートとソース領域およびチャネル領域との間のみに高電圧がかかり、FNトンネリングによりフローティングゲートへ電子が注入され、メモリセルM12が単独で消去される。
【0069】
上記説明で明らかなように、上記半導体記憶装置は1ビット毎の書込みおよび消去が可能である。1ビット毎の書込みおよび消去が可能となった理由は、ウェル領域を第3のビット線としてビット線毎に独立の電位を与えることを可能にしたためである。
【0070】
また、図11においてメモリセルM12のデータの読出しは、ワード線W2に正電圧(例えば3V)を印加し、第1ビット線Ba1に正電圧(例えば1V)を印加し、さらに選択トランジスタSTBa1をオン状態にする。この時、第2ビット線Bb1は接地電位とし、選択トランジスタSTBb1はオン状態として、メモリセルM12のソースを接地電位とする。こうすることにより、メモリセルM12のデータを読み出すことができる。
【0071】
なお、書込み、消去、読出しにおける各ノードの電圧設定は、上記の電圧に限られるものではない。
【0072】
上記半導体記憶装置を形成する手順は、実施の形態1で説明した手順と同様である。
【0073】
上記半導体記憶装置であるメモリセルアレイは、実施の形態1で説明したメモリセルアレイと同様に、素子分離領域により分離されたウェル領域がビット線の機能を持ち、上記ウェル領域はウェル部分と上記ウェル部分の下方に隣接した導電性を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜、シリサイド膜、メタル膜、あるいはこれらの積層膜で形成されている。そのため、上記ビット線の遅延を著しく小さくすることができるので、書込み動作および消去動作の高速化が阻害されるのを防ぐことができる。また、本実施の形態2で形成される半導体記憶装置であるメモリセルアレイは、1つのメモリセルの面積が4F2と非常に小さいため、高集積化が可能である。更にまた、本実施の形態2で形成される半導体記憶装置であるメモリセルアレイは、1ビット毎の書込みおよび消去が可能である。したがって、高速動作、高集積化、および1ビット毎の書込みおよび消去が可能な半導体記憶装置が提供される。
【0074】
実施の形態3
本実施の形態3で形成される半導体記憶装置は、本実施の形態2で説明した半導体記憶装置において、第1、第2ビット線の一方を共通のプレート電極とすることにより、構造を単純化したものである。
【0075】
本発明の実施の形態3で形成される半導体記憶装置について、図12〜図18に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0076】
図12〜図14は、上記半導体記憶装置であるメモリセルアレイの概略図である。図12は、平面の概略図である。図13は図12の切断面線A−A’から見た断面図であり、図14は図12の切断面線B−B’から見た断面図である。
【0077】
まず、上記半導体記憶装置の構成を図12〜図14に基づいて説明する。図12〜図14から分かるように、半導体基板251上には、絶縁膜252が設けられている。上記絶縁膜252上には、導電性を与える不純物を高濃度に含んだポリシリコン膜231およびP型のウェル部分232がこの順に積層している。なお、ポリシリコン層231は、シリサイド層またはメタル層であってもよい。あるいは、ポリシリコン層、シリサイド層、メタル層からなる積層膜であってもよい。さらに、複数の素子分離領域216は、図7に示した素子分離領域116が蛇行するのに対して横方向にストレートに延びるように形成されている(図12中で、それぞれ帯状の領域に斜線を施している)。素子分離領域216の縦方向のピッチは2F(Fは最小加工ピッチ)に設定されている。ポリシリコン膜231およびP型のウェル部分232は、素子分離領域216および絶縁膜252によって、図12における横方向に延びる帯状に分離され、第3ビット線を構成している。
【0078】
ポリシリコンからなる複数のワード線211が、素子分離領域216が延びる方向に対して交差して(図12における縦方向)延びるように形成されている。ワード線211の横方向のピッチは2Fに設定されている。ワード線211で覆われているP型のウェル部分232の上部は、チャネル領域となっている。チャネル領域とワード線211とは、フローティングゲート221を含む絶縁膜224により隔てられている。このチャネル領域上でワード線211がコントロールゲートの役割を果たしている。
【0079】
図12〜図14を総合すれば分かるように、P型のウェル部分232の上部であってチャネル領域以外の領域にはN+拡散層233が形成されている。各N+拡散層233は、このメモリの使用時にビット線による選択に応じてソース領域またはドレイン領域として働く。その時、隣り合うN+拡散層233の間の領域がそれぞれチャネル領域となる。
【0080】
第1層メタルからなる複数の第1ビット線212が、素子分離領域216が延びる方向(図12における横方向)に延びるように形成されている。第1ビット線212の縦方向のピッチは2Fに設定され、P型のウェル部分232の上を通るように設けられている。この第1ビット線212とその下方に存するN+拡散層233とは、横方向に関してピッチ4Fで、第1ビット線コンタクト214により接続されている。第1ビット線212と接続されたN+拡散層233は、ソース・ドレイン領域の一方となる。また、ポリシリコン膜からなるプレート電極217は、第1ビット線コンタクト214が接続されないN+拡散層233と接続されている。プレート電極217と接続されたN+拡散層233は、ソース・ドレイン領域の他方となる。プレート電極217は、第1ビット線コンタクト214が存する領域では孔218が開けられている。
【0081】
上述の様に、本実施の形態3で形成される半導体記憶装置は、実施の形態2で説明した半導体記憶装置における第1、第2ビット線の一方(上の例では第2ビット線)を共通のプレート電極としているから、素子分離領域および第3ビット線を直線状にすることができるのである。したがって、メモリセルアレイの構造を単純化することができる。上記構成によれば、1つのメモリセルは図12中に二点鎖線で示す矩形291で表され、その面積は4F2である。
【0082】
メモリセルアレイは、図15〜図17(図12〜図14と同じ部品番号を使用)に示す形状であってよい。図15〜図17に示すメモリセルアレイの場合にはプレート電極217が短冊状を成しており、この短冊型のプレート電極217がワード線211と同じ方向にピッチ4Fで行並行に配列されている。そして、第1ビット線コンタクト214は、プレート電極217の無い領域(プレート電極217間)で上記ソース・ドレイン領域の一方と接続されて、ワード線211の延在方向にピッチ2Fで直線的に並んでいる。
【0083】
次に、上記半導体記憶装置の回路構成を図18に基づいて説明する。本実施の形態3で形成される半導体記憶装置であるメモリセルアレイの回路構成が、本実施の形態2で説明したメモリセルアレイの回路構成と異なるのは、第2ビット線が共通のプレート電極(Pltと表記)となっていることである。なお、図18では選択トランジスタは省略している。
【0084】
本実施の形態3半導体記憶装置を形成する手順は、プレート電極の形成を除いては実施の形態1で説明した手順と同様である。
【0085】
本実施の形態3で形成されるメモリセルアレイは、実施の形態2で説明したメモリセルアレイにおける第1、第2ビット線のいずれか一方を共通のプレート電極としているから、メモリセルアレイの構造を単純化することができる。したがって、実施の形態2で説明したメモリセルアレイで得られる効果に加えて、歩留りの向上が達成される。
【0086】
実施の形態4
本実施の形態は、上記第2または第3の実施の形態で説明した半導体記憶装置におけるメモリ機能膜として、電荷をトラップする膜を用いた半導体記憶装置について説明する。本実施の形態で形成される半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの基本的構造は、図7〜図10、図12〜13、図15〜図17のいずれかと同じである。また、その回路図は、図11または図18と同じである。したがって、上記メモリセルアレイの基本構造および回路動作についての説明は省略する。
【0087】
図19は、図11または図18のメモリセルM12を構成するメモリ素子の模式的な断面図である。51は半導体基板、52は絶縁膜、31はポリシリコン膜、32はP型のウェル部分、16は素子分離領域、33はN+拡散層、11はコントロールゲート、W2はワード線、Ba1は第1ビット線、Bb1は第2ビット線(図18ではプレート電極Plt)、Bw1は第3ビット線をそれぞれ表している。
【0088】
上記P型のウェル部分32のチャネル領域とコントロールゲート11との間に、メモリ機能膜として機能する電荷トラップ膜58が形成されている。ここで、上記電荷トラップ膜とは、例えば、Si24/SiO2膜やSiO22/Si24/SiO2膜(ONO膜)である。なお、これを用いた素子としては、例えば、MNOS、SNOS、SONOS等が挙げられる。ここでは、シリコン窒化膜をSi24とし、シリコン酸化膜をSiO2としているが、これによって各元素の成分比が限定されるものではない。また、電荷トラップ膜58の代りにヒステリシス特性を有する強誘電メモリ膜を用いても良い。
【0089】
電荷保持のために電荷をトラップする膜を用いた場合には、上記フローティングゲートして導電体膜を使用した上記実施の形態2、3の半導体記憶装置に比べて記憶電荷の漏れの問題が軽減される。したがって、素子の信頼性を向上することができる。
【0090】
実施の形態5
本実施の形態は、上記第2または第3の実施の形態で説明した半導体記憶装置におけるフローティングゲート121、221として、ナノメートルオーダーの寸法を有する半導体または導体から成る微粒子(以下、離散ドットという)を用いた半導体記憶装置について説明する。本実施の形態で形成される半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの基本的構造は、図7〜図10、図12〜13、図15〜図20のいずれかと同じである。また、その回路図は、図11または図18と同じである。したがって、上記メモリセルアレイの基本構造および回路動作についての説明は省略する。
【0091】
図20は、図11または図18のメモリセルM12を構成するメモリ素子の模式的な断面図である。上記P型のウェル部分32のチャネル領域とコントロールゲート11とを解離させる絶縁膜57中には、フローティングゲートとして機能する離散ドット56が散点状に形成されている。ここで、離散ドット56の一例としては、絶縁膜57中に離散的に形成された導体または半導体によるドットが挙げられる。例えば、シリコン酸化膜中に形成されたシリコンドットや金属ドット等である。
【0092】
本実施の形態における半導体記憶装置の成手順について説明する。本実施の形態における半導体記憶装置の成手順は、上記実施の形態2における成手順とは、フローティングゲートの形成手順においてのみ異なる。離散ドット状のフローティングゲートは、例えば、チャネル領域上に形成した酸化膜上に、LPCVD法によってシリコン微結晶を形成し、さらにCVD法によって酸化膜を形成すればよい。なお、離散ドット56は、規則正しく配列されていてもよいし、ランダムに配置されていてもよい。また、図21のように3次元的に配列されていても良い。更には、図22のように、フローティングゲートは導電体膜59と離散ドット56とで構成されていてもよい。図23は、図22で示すメモリ素子のメモリ機能膜をCV測定したものである。図中、VgはP型のウェル領域32に対してコントロールゲート11に印加した電圧を、Cは単位ゲート面積当りの容量をそれぞれ示している。印加電圧Vgを+3Vから−3Vに走査し、その後−3Vから+3Vに走査したところ明瞭なヒステリシス特性が得られた。これは、図22で示すメモリ素子がメモリ動作可能であることを示している。
【0093】
以上のごとく、本実施の形態で形成される半導体記憶装置によれば、フローティングゲートとして離散ドット56を用いているので、上記フローティングゲートとして導電体膜を使用した上記実施の形態2、3で説明した半導体記憶装置に比べて記憶電荷の漏れの問題が軽減される。したがって、素子の信頼性を向上することができる。また、離散ドット56を用いたメモリ機能膜の一形態である量子ドットメモリ機能膜を用いた場合、上記書込みおよび消去に直接トンネリングを用いることができるため、低電圧動作によって素子の劣化を抑制し、信頼性を向上することができるのである。更にまた、上記書込みおよび消去に直接トンネリングを用いた場合、メモリ素子単体では上記書込みおよび消去に要する時間を大幅に減少させることができるが、この時、ウェル領域からなるビット線の遅延時間を短くすることの効果はいっそう重要となる。したがって、本実施の形態で形成される半導体記憶装置によれば、ウェル領域からなるビット線の遅延時間が短いことの利点を十分に生かすことが可能である。
【0094】
【発明の効果】
以上より明らかなように、第1の局面の半導体記憶装置の形成方法によれば、上記第1の溝には上記第2の絶縁膜が埋め込まれて素子分離領域となるべき領域が形成され、上記第2の溝には導電性を与える不純物を高濃度に含む半導体膜が埋めこまれる。その後、上記第3の絶縁膜を介して上記支持基板を貼り合わせ、上記第2の絶縁膜をストッパーとして上記半導体基板の裏面を研磨する。これにより、下層部では導電性を与える不純物を高濃度に含み、上層部では不純物濃度が薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって低抵抗なビット線が得られ、かつ上記半導体層の上部には導電性を与える不純物がほとんど導入されないので、ウェル領域の不純物濃度制御が容易となる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【0095】
また、第2の局面の発明の半導体記憶装置の形成方法によれば、簡便なイオン注入により上記高濃度不純物層を形成した後、上記第3の絶縁膜を介して上記支持基板を貼り合わせ、上記第2の絶縁膜をストッパーとして上記半導体基板の裏面を研磨する。これにより、下層部では導電性を与える不純物を高濃度に含み、上層部では不純物濃度が薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。したがって、より簡便な手順で上記第2の発明の半導体記憶装置の形成方法と同様な作用・効果を得ることができる。
【0096】
また、第3の局面の半導体記憶装置の形成方法によれば、露出した上記半導体基板の表面に直接シリサイド層を形成しているので、第2の発明の半導体記憶装置の形成方法のように不純物を高濃度に含む半導体層を埋め込む必要がない。また、シリサイド層の膜厚は薄いので素子分離領域の深さを浅くすることができ、上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程(素子分離領域を形成する工程)が容易になる。したがって、製造工程がより簡略化される。
【0097】
更には、下部に非常に低抵抗なシリサイド層が埋めこまれているにもかかわらず、素子の特性に悪影響を与える不純物濃度が極めて薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって非常に低抵抗なビット線が得られる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【0098】
また、第4の局面の半導体記憶装置の形成方法によれば、下部に極めて低抵抗なメタル層が埋めこまれているにもかかわらず、素子の特性に悪影響を与える不純物濃度が極めて薄くて結晶性がよい、互いに分離された複数の半導体層を形成することができる。そのため、上記互いに分離された複数の半導体層をウェル領域とし、上記ウェル領域をビット線とすることによって極めて低抵抗なビット線が得られる。したがって、比較的容易な工程で、特性の良い、半導体記憶装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1で形成される半導体記憶装置をメモリトランジスタワード線に沿って切断した時の断面図である。
【図2】 上記半導体記憶装置をビット線方向に切断した時の断面図である。
【図3】 上記半導体記憶装置の回路図である。
【図4】 上記半導体記憶装置を形成する手順を説明する図である。
【図5】 上記半導体記憶装置を形成する手順を説明する図である。
【図6】 上記半導体記憶装置を形成する他の手順を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態2で形成される半導体記憶装置の平面の概略図である。
【図8】 図5の切断面線A−A’から見た断面図である。
【図9】 図5の切断面線B−B’から見た断面図である。
【図10】 図5の切断面線C−C’から見た断面図である。
【図11】 図7に示した半導体記憶装置の回路図である。
【図12】 本発明の実施の形態3で形成される半導体記憶装置の平面の概略図である。
【図13】 図10の切断面線A−A’から見た断面図である。
【図14】 図10の切断面線B−B’から見た断面図である。
【図15】 図12に示した半導体記憶装置の変形の平面の概略図である。
【図16】 図13の切断面線A−A’から見た断面図である。
【図17】 図13の切断面線B−B’から見た断面図である。
【図18】 図12に示した半導体記憶装置の回路図である。
【図19】 本発明の実施の形態4で形成される半導体記憶装置を構成するメモリ素子の模式的な断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態5で形成される半導体記憶装置を構成するメモリ素子の模式的な断面図である。
【図21】 図20に示した半導体記憶装置を構成するメモリ素子の第1の変形の模式的な断面図である。
【図22】 図20に示した半導体記憶装置を構成するメモリ素子の第2の変形の模式的な断面図である。
【図23】 図20に示した半導体記憶装置を構成するメモリ素子の第2の変形のメモリ膜のCV特性である。
【図24】 従来技術の半導体記憶装置の回路図である。
【図25】 従来技術の半導体記憶装置をメモリトランジスタワード線に沿って切断した時の断面図である。
【図26】 従来技術の半導体記憶装置をビット線方向に切断した時の断面図である。
【符号の説明】
111…ワード線
112…第1ビット線
113…第2ビット線
116、316…素子分離領域
131、331…ポリシリコン膜
132、332…ウェル部分
133…N+拡散層
151、351…半導体基板
152、352…絶縁膜

Claims (4)

  1. 複数のウェル領域は側面および下側が絶縁膜によって囲われ、互いに電気的に分離されており、さらに上記ウェル領域の下層部には導電性を与える不純物が1×1020cm-3以上の濃度で存する半導体層が形成されていることを特徴する半導体記憶装置の形成方法であって、
    半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、
    上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、
    上記第1の絶縁膜を選択的に除去して上記半導体基板の表面を露出させ、第2の溝を形成する工程と、
    上記第2の溝を、導電性を与える不純物の濃度が1×1020cm-3以上の半導体膜で埋める工程と、
    上記第2の絶縁膜および上記半導体膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、
    上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の形成方法。
  2. 複数のウェル領域は側面および下側が絶縁膜によって囲われ、互いに電気的に分離されており、さらに上記ウェル領域の下層部には導電性を与える不純物が1×1020cm-3以上の濃度で存する半導体層が形成されていることを特徴する半導体記憶装置の形成方法であって、
    半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、
    上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、
    上記第1の絶縁膜を除去して上記半導体基板の表面を露出させる工程と、
    上記半導体基板の表面付近に、イオン注入により導電性を与える不純物の濃度が1×1020cm-3以上である高濃度不純物層を形成する工程と、
    上記第2の絶縁膜および上記半導体基板の表面上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、
    上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の形成方法。
  3. 複数のウェル領域は側面および下側が絶縁膜によって囲われ、互いに電気的に分離されており、さらに上記ウェル領域の下層部にはシリサイド層が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置の形成方法であって、
    半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、
    上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、
    上記第1の絶縁膜を除去して上記半導体基板の表面を露出させる工程と、
    露出した上記半導体基板の表面にシリサイド層を形成する工程と、
    上記第2の絶縁膜および上記半導体基板の表面上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、
    上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の形成方法。
  4. 複数のウェル領域は側面および下側が絶縁膜によって囲われ、互いに電気的に分離されており、さらに上記ウェル領域の下層部にはメタル層が形成されていることを特徴とする半導体記憶装置の形成方法であって、
    半導体基板に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第1の絶縁膜の一部および上記半導体基板の一部をエッチングにより除去して第1の溝を形成する工程と、
    上記第1の溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、
    上記第1の絶縁膜を選択的に除去して上記半導体基板の表面を露出させ、第2の溝を形成する工程と、
    上記第2の溝をメタル膜で埋める工程と、
    上記第2の絶縁膜および上記半導体膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    上記第3の絶縁膜上に支持基板を貼り合わせる工程と、
    上記半導体基板の裏面を上記第2の絶縁膜が露出するまで研磨して、上記ウェル領域となるべき互いに分離された複数の半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体記憶装置の形成方法。
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