JP2000322157A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータへ接続する複数種類のケーブル
をまとめる接続ケーブルを有する情報処理装置を提供す
る。 【解決手段】 通信網と通信データをやり取りすると
き、通信データが通過し、外部電源からＡＣ電源を入力
するとＡＣ／ＤＣ変換しＤＣ電源を出力するＡＣアダプ
タ１２と、通信データをインターフェースし通信を制御
する通信制御回路を有し、ＡＣアダプタ１２を介して通
信データを通信網とやり取りし、同時にＡＣアダプタ１
２からＤＣ電源が供給される情報処理装置本体１４とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータへ接
続するケーブルに複数の信号や電源を通す接続ケーブル
を有する情報処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】情報処理装置を使用については、省スペ
ースを考慮してノート型コンピュータまたは携帯型コン
ピュータなどを採用することが増加している。また、情
報処理装置は、接続ケーブルが多くケーブルの処理が複
雑になることが多いのである。携帯型情報処理装置で
は、文章を作成するワードプロセッサの様に単体で用い
られることが多く見られたが、デスクトップ型コンピュ
ータの様に他のデバイスを接続することが多くなってき
ている。

【０００３】従来の情報処理装置のケーブル処理に関す
るものの一例が、特開平７−２９５６８５号公報に記載
されている。この公報に記載された情報処理システム
は、情報処理装置と、記憶装置と、ＡＣ電源に接続しＡ
Ｃ電源からＤＣ電源に変換し、記憶装置にＤＣ電源を供
給するＡＣアダプタと、情報処理装置と記憶装置とを接
続しデータをやり取りする通信路であり、ＤＣ電源を供
給する電源路である接続ケーブルとを備える。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】情報処理装置のケーブ
ル処理については、接続ケーブルをどのように改良する
かという課題があった。

【０００５】特開平７−２９５６８５号公報に記載の情
報処理システムは、情報処理装置と記憶装置とをＤＣ電
源を通す接続ケーブルを接続するシステムについての開
示があった。ＤＣ電源やデータを同一のケーブルで通す
接続ケーブルは、情報処理装置と周辺機器との接続ケー
ブル類の処理という点においても効果をもっている。

【０００６】しかし、近年のインターネットの発達によ
り通信ケーブルの処理が課題となっている。さらに通信
ケーブルの場合は、その特性からケーブルを中継点なし
に不用意に長くすることを避ける必要があった。

【０００７】本発明の目的は、コンピュータに接続され
る通信ケーブルをＡＣアダプタを経由してコンピュータ
へ接続する情報処理装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、通信データを中継し、ＡＣ電源が入力されるとＡＣ
／ＤＣ変換しＤＣ電源を出力するＡＣアダプタと、通信
データをインターフェースし通信を制御し、前記ＡＣア
ダプタを介して前記通信データを通信網とやり取りし、
同時に前記ＡＣアダプタからＤＣ電源が供給される情報
処理装置本体とを備えることを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明による情報処理装置は、Ａ
Ｃアダプタに通信ケーブルを接続出来るようにし、ＡＣ
アダプタ内に通信データを通過させる。そして、ＡＣア
ダプタと情報処理装置を結ぶケーブルは、電源線と通信
線をひとまとめに１本化したケーブルにすることにより
接続形態の簡素化を図るものである。通常、ＡＣ電源と
通信コネクタとは、近接していることが多い。ＡＣアダ
プタへ通信ケーブルを収容することは、通信ケーブルを
短くすることができる。

【００１０】本発明の実施例の構成を図１を参照して詳
細に説明する。図１は、本発明の情報処理装置に構成を
表すブロック図である。情報処理装置１０は、図１を参
照すると、通信網と通信データをやり取りするとき、通
信データが通過し、外部電源からＡＣ電源を入力すると
ＡＣ／ＤＣ変換しＤＣ電源を出力するＡＣアダプタ１２
と、通信データをインターフェースし通信を制御する通
信制御回路を有し、ＡＣアダプタ１２を介して通信デー
タを通信網とやり取りし、同時にＡＣアダプタ１２から
ＤＣ電源が供給される情報処理装置本体１４とを備え
る。

【００１１】ＡＣアダプタ１２は、通信網と通信データ
をやり取りするときの通信データの通信路である通信ケ
ーブル１６と、通信ケーブル１６をＡＣアダプタ１２に
接続するためのＬＡＮコネクタ１８と、ＡＣ電源からＡ
Ｃアダプタ１２へＡＣ電源を導通する通路であるＡＣケ
ーブル２０と、ＡＣケーブル２０のＡＣアダプタ１２側
の入力端子であるＡＣコネクタ２２と、通信データとＤ
Ｃ電源とが電気的な接続無しに同じケーブルにまとめら
れ、ＡＣアダプタ１２と情報処理装置本体１４とを接続
することで、情報処理装置本体１４がデータ通信および
動作することができるアダプタケーブル２４とをそれぞ
れ接続し有するＡＣアダプタ本体２６を有する。

【００１２】さらにＡＣアダプタ本体２６は、ＡＣコネ
クタ２２を介してＡＣケーブル２０により導通されるＡ
Ｃ電源を情報処理装置本体１４に使用可能なＤＣ電源に
変換するＡＣ／ＤＣ変換回路２８と、ＬＡＮコネクタ１
８を介して通信ケーブル１６を導通する通信データをそ
のままアダプタケーブル２４へ出力し、アダプタケーブ
ル２４からの通信データをＬＡＮコネクタ１８を介して
通信ケーブル１６を経由し通信網へ出力するＬＡＮ信号
スルー回路３０とを有する。

【００１３】情報処理装置本体１４は、アダプタケーブ
ル２４の入力端子であるアダプタコネクタ３２と、アダ
プタコネクタ３２を介してアダプタケーブル２４を経由
して通信制御をおこなうＬＡＮ制御回路３４とを有す
る。

【００１４】通信データは、ＡＣアダプタ本体２６のＬ
ＡＮ信号スルー回路３０およびアダプタケーブル２４を
通って情報処理装置本体１４に送受信する。さらに、電
源は、ＡＣアダプタ本体２６のＡＣ／ＤＣ変換回路２８
およびアダプタケーブル２４を通って情報処理装置本体
１４にＤＣ電源を出力する。例えばＡＣアダプタ本体２
６は、本実施例ではＡＣケーブルから入力された１００
Ｖの交流電流を情報処理装置本体１４に適した電圧値の
直流電流に変換する。

【００１５】次に、本発明の実施例の動作を説明する。
通信網からの通信データは、通信ケーブル１６を導通
し、ＬＡＮコネクタ１８を通過するとＬＡＮ信号スルー
回路３０に入力される。ＬＡＮ信号スルー回路３０に入
力された通信データは、何らデータに手を加えずそのま
まアダプタケーブル２４へ出力する。通信データは、ア
ダプタケーブル２４を通過しさらにアダプタコネクタ３
２を通過する。通信データは、アダプタコネクタ３２を
通過するとＬＡＮ制御回路３４により制御され所定の処
理がおこなわれる。

【００１６】一方、情報処理装置本体１４は、通信デー
タを出力しようとするとＬＡＮ制御回路３４が通信デー
タを制御する。通信データは、ＬＡＮ制御回路３４に制
御されアダプタコネクタ３２を介してアダプタケーブル
２４へ出力される。通信ケーブルは、アダプタケーブル
２４を経てＬＡＮ信号スルー回路３０へ入力される。通
信データは、ＬＡＮ信号スルー回路３０で何ら加工され
ずに通過し、ＬＡＮコネクタ１８を介して通信ケーブル
１６へ出力される。通信データは、通信網へ出力され
る。

【００１７】ＡＣ電源は、ＡＣケーブル２０を経てＡＣ
コネクタ２２を介してＡＣ／ＤＣ変換回路２８へ入力さ
れる。ＡＣ電源は、ＡＣ／ＤＣ変換回路２８により情報
処理装置本体１４が必要とする直流電圧を持つＤＣ電源
に変換される。ＤＣ電源は、アダプタケーブル２４へ出
力される。ＤＣ電源は、アダプタケーブル２４からアダ
プタコネクタ３２を介して情報処理装置本体１４へ供給
される。

【００１８】アダプタケーブル２４は、直流電流を通す
電源線と通信データを通す通信線をひとまとめに１本化
したケーブル構造を形成しており、情報処理装置本体１
４への電源供給と、通信網との接続を可能にする。

【００１９】次に、本発明の他の実施例を図２を参照し
詳細に説明する。図２は、本発明の情報処理装置の他の
実施例の構成を表すブロック図である。図２を参照する
と、本実施例は図１におけるＬＡＮ信号スルー回路３０
の代わりにパラレルインターフェース信号スルー回路３
６を有し、ＬＡＮ制御回路３４の代わりにパラレルイン
ターフェース回路３８を有し、アダプタケーブル１６の
代わりにパラレルインターフェースケーブル４０を有
し、およびＬＡＮコネクタ３２の代わりにパラレルイン
ターフェースコネクタ４２を有し、アダプタケーブル２
４の代わりにアダプタケーブル４４を有し、アダプタコ
ネクタ３２の代わりにアダプタコネクタ４６を有してい
る点で異なる。

【００２０】ＡＣアダプタ本体２６は、パラレルインタ
ーフェースコネクタ４２を備えており、パラレルインタ
ーフェースケーブル４０を接続できるようになってい
る。また、ＡＣアダプタ本体２６は、パラレルインター
フェース信号スルー回路３８を備えており、情報処理装
置本体１４からのパラレルインターフェース信号を通過
させたり、パラレルインターフェースケーブル４０に接
続された相手装置からのパラレルインターフェース信号
を通過させる。アダプタケーブル４４は、ＡＣ／ＤＣ変
換回路２８で生成された直流電流を通す電源線とパラレ
ルインターフェース信号を通すパラレルインターフェー
ス信号線を１本化させたケーブル構造を持ち、情報処理
装置本体２に設けたアダプタコネクタ４６に接続され
る。

【００２１】次に、本発明の他の実施例の動作を説明す
る。ＡＣ／ＤＣ変換回路２８，ＡＣコネクタ２２，ＡＣ
ケーブル２０については図１の実施例に示す動作と同じ
ため説明を省略する。ＡＣアダプタ本体２６は、パラレ
ルインターフェースケーブル４０を接続するためのパラ
レルインターフェースコネクタ４２を設けてある。ま
た、ＡＣアダプタ本体２６は、パラレルインターフェー
スケーブル４０に接続される相手装置あるいは情報処理
装置本体１４からのパラレルインターフェース信号を通
過させるパラレルインターフェース信号スルー回路３６
を設けている。

【００２２】相手装置からのパラレルインターフェース
信号は、パラレルインターフェースケーブル４０を通り
パラレルインターフェース信号スルー回路３６を通過
し、アダプタケーブル４４を通って情報処理装置本体１
４に受信される。情報処理装置本体１４から送信される
パラレルインターフェース信号は、逆のルートを通り相
手装置に受信される。アダプタケーブル４４は、電源線
とパラレルインターフェース信号を通すパラレルインタ
ーフェース信号線をひとまとめに１本化したケーブル構
造となっており、情報処理装置本体１４への電源供給と
相手装置との接続を可能にする。情報処理装置本体１４
は、パラレルインターフェース回路３８を設けており、
パラレルインターフェース制御処理をおこなう。

【００２３】

【発明の効果】本発明の情報処理装置は、情報処理装置
に接続されるＡＣアダプタケーブルと通信ケーブルを１
本化したため、情報処理装置における接続形態の簡素化
が図れる。

【００２４】また情報処理装置は、情報処理装置に接続
されるＡＣアダプタケーブルと通信ケーブルを１本化し
たため、ケーブル脱着動作のスムーズ化が図れる。この
ため、携帯性に優れたノート型ＰＣ等においては、スム
ーズに机上から携帯状態へあるいは、携帯状態から机上
のセットへとスムーズな状態移行が行える。

【００２５】さらにこの情報処理装置は、通信ケーブル
をＡＣアダプタへ収容することからアダプタケーブルを
長くとることが可能となり、ＡＣケーブルと通信ケーブ
ルとを短くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報処理装置に構成を表すブロック図
である。

【図２】本発明の情報処理装置の他の実施例の構成を表
すブロック図である。

【符号の説明】

１０ 情報処理装置 １２ ＡＣアダプタ １４ 情報処理装置本体 １６ 通信ケーブル １８ ＬＡＮコネクタ ２０ ＡＣケーブル ２２ ＡＣコネクタ ２４ アダプタケーブル ２６ ＡＣアダプタ本体 ２８ ＡＣ／ＤＣ変換回路 ３０ ＬＡＮ信号スルー回路 ３２ アダプタコネクタ ３４ ＬＡＮ制御回路 ３６ パラレルインターフェース信号スルー回路 ３８ パラレルインターフェース回路 ４０ パラレルインターフェースケーブル ４２ パラレルインターフェースコネクタ ４４ アダプタケーブル ４６ アダプタコネクタ

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年１１月５日（１９９９．１１．
５）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ＡＣアダプタに通信ケーブルを接続出来る
   ようにし、ＡＣアダプタ内に通信データを通過させ、Ａ
   Ｃアダプタと情報処理装置本体を結び、通信ケーブルと
   ＡＣケーブルとを短くすることを特徴とする情報処理装
   置。
2. 【請求項２】接続ケーブルを接続し、通信データを中継
   し、ＡＣ電源が入力されるとＡＣ／ＤＣ変換しＤＣ電源
   を出力するＡＣアダプタと、 通信データをインターフェースし通信を制御し、前記Ａ
   Ｃアダプタを介して前記通信データを通信網とやり取り
   し、同時に前記ＡＣアダプタからＤＣ電源が供給される
   情報処理装置本体と、を備えることを特徴とする情報処
   理装置。
3. 【請求項３】前記接続ケーブルは、 通信網と通信データをやり取りするときの前記通信デー
   タの通信路である通信ケーブルと、 前記通信ケーブルを前記ＡＣアダプタに接続するための
   通信コネクタと、 ＡＣ電源から前記ＡＣアダプタへ前記ＡＣ電源を導通す
   る通路であるＡＣケーブルと、 前記ＡＣケーブルのＡＣアダプタ側の入力端子であるＡ
   Ｃコネクタと、 前記通信データと前記ＤＣ電源とが電気的な接続無しに
   同じケーブルにまとめられ、前記ＡＣアダプタと前記情
   報処理装置本体とを接続することで、前記情報処理装置
   本体がデータ通信および動作することができるアダプタ
   ケーブルと、を有することを特徴とする請求項２記載の
   情報処理装置。
4. 【請求項４】前記ＡＣアダプタは、 前記ＡＣコネクタを介して前記ＡＣケーブルにより導通
   されるＡＣ電源を前記情報処理装置本体に使用可能なＤ
   Ｃ電源に変換し前記アダプタケーブルへ出力するＡＣ／
   ＤＣ変換回路と、 前記通信ケーブルと前記アダプタケーブルとを介して前
   記情報処理装置本体と前記通信網とに通信データを送受
   信する通信信号スルー手段と、を有することを特徴とす
   る請求項３記載の情報処理装置。
5. 【請求項５】前記情報処理本体は、 前記アダプタケーブルの入力端子であるアダプタコネク
   タと、 前記アダプタケーブルを介して送受信される通信データ
   のインターフェースをおこなう通信制御回路と、を有す
   ることを特徴とする請求項２〜４記載の情報処理装置。
6. 【請求項６】前記通信データは、ＬＡＮ信号またはパラ
   レルインターフェース信号であることを特徴とする請求
   項１〜５記載の情報処理装置。