JP2000321741A - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP2000321741A
JP2000321741A JP11128791A JP12879199A JP2000321741A JP 2000321741 A JP2000321741 A JP 2000321741A JP 11128791 A JP11128791 A JP 11128791A JP 12879199 A JP12879199 A JP 12879199A JP 2000321741 A JP2000321741 A JP 2000321741A
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JP
Japan
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heating
temperature
heat
developing
sheet
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JP11128791A
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Inventor
Akihiro Hashiguchi
昭浩 橋口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱現像装置の現像部において、被熱現像シー
トの搬送面全面の温度分布を一定にして、被熱現像シー
トの現像ムラの発生を防止する。 【解決手段】 熱現像装置の現像部1の加熱手段を熱板
3の幅方向に、少なくとも被熱現像シートAの幅と同一
の幅を有する中央加熱部2Bと、中央加熱部2Bの両側
に隣接する端部加熱部2C,2Cとに分割するととも
に、中央加熱部2Bの加熱温度を搬送面の温度が所定の
現像温度となる温度とし、かつ端部加熱部2C,2Cの
加熱温度を中央加熱部2Bの加熱温度よりも高く設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被熱現像シートを
処理する熱現像装置に関する。
【0002】近年、CTやMR等の医療用の画像を記録
する画像形成装置、或いは印刷用の製版を作製する製版
用画像形成装置において、湿式処理を行わずに熱により
画像を形成するドライシステムによる画像記録装置が注
目されている。この画像形成装置では、感光性及び/又
は感熱性記録材料(感光感熱記録材料)や、熱現像感光
材料のフィルム(以下、被熱現像シートという)が用い
られ、レーザビームを照射(走査)して形成された潜像
を熱により現像して画像を形成する。このようなドライ
システムでは、湿式処理に比べて短時間で画像形成がで
きるばかりでなく、湿式処理における廃液処理の問題を
解消することができ、今後需要の高まることが十分に予
想される。
【0003】図2にドライシステムの画像形成装置を構
成する熱現像装置の一例を示すが、この熱現像装置20
は被熱現像シートAを搬送するコンベアIと、被熱現像
シートAを予備加熱する予備加熱部IIと、本加熱する現
像部IIIと、徐冷する徐冷部IVと、装置内に発生したガ
スを排除する排気部Vとを備えている。そして、図示し
ない露光部において、レーザービームを照射(走査)し
て潜像を形成した被熱現像シートAをコンベアIを通し
て装置内に導入し、予備加熱部IIにて予備加熱を行い、
現像部III にて現像温度で熱現像を行った後、徐冷部IV
で徐冷して画像が形成された被熱現像シートAを装置2
0から取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被熱現像シートAは、
所定の現像温度と現像時間条件で適正な現像が行なわ
れ、それ以外の条件では現像不足や過現像となってしま
う特異な温度特性を有しており、しかも現像温度の変動
幅として±1℃程度の許容度しかない。これに対して、
熱現像装置20の現像部III では、現像温度に維持され
た熱板23と搬送ローラ24とで被熱現像シートAを挟
持し、搬送させながら加熱することを行う。しかし、図
3(被熱現像シートAの搬送方向と直交する断面図)に
示すように、従来の熱板23は、単一のアルミニウム
(合金)板の下面(搬送面とは反対側の面)全面を覆う
ようにヒータ22を設け、前記下面を一様に加熱する構
造となっているため、熱板23の両端部は外気と接触し
て温度が低下している。その結果、熱板23の被熱現像
シートAの搬送方向と直交する方向(以下、幅方向と呼
ぶ)における温度分布は、曲線β1で示されるように、
中央部を頂点として両端に向かって順次減少する円弧状
を呈し、それに伴って被熱現像シートAが載置されるク
ッション材26上面の温度分布も同様の円弧状曲線β2
を呈する。
【0005】被熱現像シートAは極めて狭い温度範囲に
おいて現像が進行するため、上記のような温度分布があ
ると、被熱現像シートAの両端部が現像不足となって画
像ムラが生じる。そこで、従来では、熱板23の幅を被
熱現像シートAの幅に比してかなり広くして、被熱現像
シートAが低温の両端部と接触しないようにしたり、シ
ールド部材で現像部III 全体を覆う等の対策を講じてい
る。しかし、前者の対策では熱板23の大型化や電力の
大量消費を招き、後者の対策では装置のコスト高を招く
という問題がある。
【0006】本発明は、前述した状況に鑑みてなされた
ものであり、熱現像装置の現像部において、被熱現像シ
ートの搬送面全面の温度分布を一定にして、被熱現像シ
ートの現像ムラの発生を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、加熱手段を設けた熱板と、搬送ローラ
とにより被熱現像シートを挟持して搬送させながら所定
の現像温度にて加熱する熱現像装置であって、加熱手段
を熱板の幅方向に、少なくとも被熱現像シートの幅と同
一の幅を有する中央加熱部と、中央加熱部の両側に隣接
する端部加熱部とに分割するとともに、中央加熱部の加
熱温度を搬送面の温度が前記所定の現像温度となる温度
とし、かつ端部加熱部の加熱温度を中央加熱部の加熱温
度よりも高く設定したことを特徴とする熱現像装置を提
供する。
【0008】この熱現像装置では、端部加熱部の加熱温
度を中央加熱部より高く設定して熱板を加熱するため、
外気との接触による熱板端部の温度低下分が補償されて
熱板上面の温度分布が一定になる。従って、熱板の不均
一な温度分布に起因する被熱現像シートの現像ムラが防
止される。また、端部加熱部は加熱温度を高くするとに
よりその幅を狭くできるため、中央加熱部との合計の幅
寸法を従来の熱板の全幅に比べて小さくでき、装置の小
型化及び省電力化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱現像装置の
実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本
発明に係る熱現像装置の一実施形態を示し、(a)は被
熱現像シートAの搬送方向に沿った側面図、(b)は被
熱現像シートAの搬送方向と直交する断面図である。本
熱現像装置の現像部1は、主要な構成として加熱手段2
を設けた熱板3と、熱板3の上方に設けた複数(例え
ば、4個)の搬送ローラ4とを備えている。そして、被
熱現像シートAは熱板3と搬送ローラ4とで挟持されて
搬送される。また、搬送ローラ4の上方には、搬送ロー
ラ4を補助的に加熱する補助加熱体9が設けられてい
る。
【0010】熱板3は、例えば厚さが12mm程度のア
ルミニウム(合金)板からなり、支持軸5で軸支されて
いる。また、熱板3の表面には、厚さが3.5mm程度
のテフロンブラシ等で構成されたクッション材6が設け
られており、被熱現像シートAの損傷を防いでいる。こ
のクッション材6は、コイルばね等からなる引張手段7
により張設される。また、熱板3の下面には後述される
分割型の加熱手段2が付設されており、熱板3は搬送面
とは反対側から加熱される。
【0011】加熱手段2は、図1(b)に示すように、
熱板3の幅方向に中央加熱部2Bと、その両側に隣接す
る端部加熱部2C,2Cとに分割されており、中央加熱
部2Bで熱板3の中央部を加熱し、端部加熱部2C,2
Cで熱板3の両端部を加熱するようになっている。ま
た、中央加熱部2Bの加熱温度は実際の現像温度よりも
若干高めに設定され、端部加熱部2Cの加熱温度は中央
加熱部2Bの加熱温度よりも高く設定される。
【0012】上記の如く構成することにより、熱板3の
加熱状態は、図1(b)に示すように、端部加熱部2C
においてもその中心部を頂点とする円弧状の熱分布を呈
するようになり、全体として略波型の熱分布曲線α1で
表される温度分布になる。それに伴って、熱板3の上面
では、熱分布曲線α2で表されるように、被熱現像シー
トAが搬送する中央加熱部2B上方の全領域においてほ
ぼ一定温度となる。そして、例えば中央加熱部2Bの加
熱温度を120℃とし、端部加熱部2Cの加熱温度を中
央加熱部2Bの加熱温度よりも高い122℃に設定して
熱板3を加熱すると、熱板3の上面の中央加熱部2Bに
対応する領域ではその全範囲にわたり現像温度である1
18.5℃となり、そこを通過する被熱現像シートAの
全面を均一に現像することができる。
【0013】上記において、中央加熱部2Bの幅bは、
被熱現像シートAの幅aと同一でも構わないが、好まし
くは10mm程度広くすることにより、現像温度に一定
に維持される範囲が広くなり、現像の信頼性を高めるこ
とができる。また、端部加熱部2Cの幅cは特に制限さ
れるものではなく、加熱温度を高めることにより狭くす
ることが可能である。従って、中央加熱部2Bとの合計
幅で従来の単一の加熱手段22(図3参照)の全幅より
も小さくすることは容易であり、装置の小型化、省電力
化を図ることができる。
【0014】上記において、各加熱部を構成する発熱体
としては、各発熱部の面積に対応する面積のプレートヒ
ータを用いることが好ましいが、熱板中にニクロム線や
ハロゲンランプ等の発熱体を分割して収納する構成とす
ることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱現
像装置は、加熱体を熱板の中央部と両端部とに分割し、
かつ両端部の加熱体の加熱温度を中央加熱体の加熱温度
より高く設定したことにより、熱板上面の被熱現像シー
トの搬送部分が全面にわたり一定温度になり、均一な現
像が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱現像装置の一実施形態を示す側
面図およびその断面図である。
【図2】一般的な熱現像装置の構成図である。
【図3】従来の熱現像装置の現像部の断面図である。
【符号の説明】
A 被熱現像シート 1 現像部 2 加熱手段 2B 中央加熱部 2C 端部加熱部 3 熱板 4 搬送ローラ 20 熱現像装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を設けた熱板と、搬送ローラと
    により被熱現像シートを挟持して搬送させながら所定の
    現像温度にて加熱する熱現像装置であって、 加熱手段を熱板の幅方向に、少なくとも被熱現像シート
    の幅と同一の幅を有する中央加熱部と、中央加熱部の両
    側に隣接する端部加熱部とに分割するとともに、中央加
    熱部の加熱温度を搬送面の温度が前記所定の現像温度と
    なる温度とし、かつ端部加熱部の加熱温度を中央加熱部
    の加熱温度よりも高く設定したことを特徴とする熱現像
    装置。
JP11128791A 1999-05-10 1999-05-10 熱現像装置 Pending JP2000321741A (ja)

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