JP2000284455A - 熱現像装置 - Google Patents

熱現像装置

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JP2000284455A
JP2000284455A JP11088711A JP8871199A JP2000284455A JP 2000284455 A JP2000284455 A JP 2000284455A JP 11088711 A JP11088711 A JP 11088711A JP 8871199 A JP8871199 A JP 8871199A JP 2000284455 A JP2000284455 A JP 2000284455A
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belt
photosensitive material
heat
temperature
hot plate
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JP11088711A
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Nobuhiko Hirozawa
伸彦 廣澤
Tamito Kagami
民人 加々美
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の搬送方向及び幅方向に拘らず、熱
量の付与を一定として乾式下における熱現像を安定させ
ると共に熱現像による温度低下を抑制し、作業効率の向
上を図る。 【解決手段】 3個のヒータユニット30を感光材料1
2の搬送方向に沿って配列し、それぞれ独立して温度設
定及び温度制御を可能とし、これらヒータユニット30
の摺動面上にベルト18を摺動させるようにしたため、
ベルト18によって3個のヒータユニット30の隙間部
分にも熱が拡散され、ベルト18の表面を均一な温度と
することができる。ベルト18上を搬送される感光材料
12の全域に亘り、均一な熱量を付与することができ、
安定した現像処理が可能となる。また、小ローラ44に
よって押圧しているため感光材料12の浮き等も発生し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が露光された
感光材料を加熱することにより乾式下で現像する熱現像
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、画像が露光された感光材料を現像
液等の処理液に浸漬して現像する所謂湿式現像に対し
て、乾式下で現像処理する所謂乾式現像が知られてい
る。
【0003】乾式現像の一つに、画像が露光された感光
材料を均等に加熱することによって、潜像を顕像化する
熱現像がある。
【0004】熱現像感光材料に熱を与える(熱現像感光
材料加熱する)ための装置には、現状では2つのタイプ
がある。
【0005】第1のタイプは、過熱された回転ドラムの
表面、あるいは円弧状の表面にはんそうされる熱現像感
光材料を面接触させるタイプであり、回転ドラム、ある
いは円弧中心に配設された熱源(ハロゲンランプ)から
のに輻射熱によりドラム表面あるいは円弧状表面を加熱
し、感光材料に熱を伝えて熱現像するものである。
【0006】第2のタイプは、所謂オーブンタイプであ
り、複数の搬送ローラが配列されたボックス型の熱現像
部の中を、感光材料は一定の速度で通過する。感光材料
の表裏両面に対向するボックス型熱現像部の内面には、
板状の熱源が配置されており、これらの熱源が発生する
熱が熱現像部雰囲気全体を加熱し、搬送ローラを加熱
し、感光材料は加熱された雰囲気及び加熱されたローラ
から熱を受け現像されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
タイプの構成では、熱源と感光材料が面接触するドラム
表面あるいは円弧状表面とが離れているあめ、温度上昇
率が悪い。従って、装置始動時の温度上昇ほが遅く、ま
あ処理したあと、ドラム表面あるいは円弧状表面を再度
所英の温度まで上昇させるのに時間を要し、その分、次
の感光材料の処理を待機させなくてはならず、作業効率
が悪い。
【0008】また、ドラム軸線方向(感光材料の幅方
向)の表面温度の均一化が難しいと共に感光材料搬送方
向において、所望の温度パターンがとれない。
【0009】次に、第2のタイプの構成では、熱源から
の熱でボックス型熱現像部内の雰囲気の温度を上昇させ
ると共に間接的に搬送ローラを加熱し、感光材料を加熱
しているため、雰囲気及び搬送ローラの温度が熱現像に
必要な状態になるまでに相当に時間を要する。また、感
光材料の通過による雰囲気及び搬送ローラの温度ていか
が大きく、現像ムラを生じ易い。ただし、板状の熱源の
温度分布制御は可能のため、感光材料の幅方向の加熱な
けは均一にし易い。しかし、搬送ローラのニップ圧の低
下は搬送性に大きく影響する。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、感光材料の搬
送方向及び幅方向のいずれにも均一に熱を付与すること
ができ、温度上昇を早く、温度低下を小さくすることが
できる熱現像装置を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、画像が露光された感光材料に加熱して現像する熱現
像装置であって、熱源からの熱によって加熱され、表面
をほぼ均一な温度に保るつ熱板を備えた加熱手段と、前
記熱板の表面を摺動するように駆動されるベルトと、前
記ベルトを前記熱板の存在する領域へ押圧する複数のロ
ーラと、を有し、感光材料を、前記ベルトで搬送しなが
ら、前記ベルトを介して前記ローラの押圧により前記熱
板に接触させて過熱することを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、感光材料
はベルトを介して熱板上を搬送されるため、熱板からの
熱を全面的に受け易く、均一な加熱を行うことができ
る。この場合複数のローラは大きなニップ圧は必要な
く、感光材料がベルトと面接触しているように押さえつ
ける程度でよいため、ローラのニップ圧により熱量の受
け具合が変化することはない。
【0013】また、熱板は構造上、その表面積を自由に
設定できるため、感光材料の搬送方向及び幅方向に沿っ
て複数に分割し、それぞれ独立した温度制御を行い温度
むらを防止することも可能である。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記熱板には、温度センサが設け
られていることを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、熱板に温
度センサを設けることにより、熱板の温度のフィードバ
ック制御が可能となり、より精度の高い温度制御が可能
となる。また、複数の熱板で加熱手段を構成した場合に
は、相対温度も認識でき、感光材料への均一な熱量の付
与に大きく貢献できる。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記ベルトが無端で
あり、前記熱板とこれと対向する複数のローラ間を繰り
返して駆動されることを特徴としている。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、ベルトが
ループ状とされており、所定の搬送ろを経て、再び加熱
手段で感光材料を加熱する領域に戻り、これが繰り返さ
れる。このため、余熱を次の熱現像時に充分に利用する
ことができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記熱板
に接する前のベルト表面を予め加熱するベルトブレヒー
ト手段をさらに有している。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、前記ベル
トを熱板によって予熱しておくことにより、感光材料を
熱現像するための温度への立ち上げを短縮することがで
きる。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記感光
材料を予加熱する感光材料プレヒート手段をさらに有し
ている。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、ベルトを
加熱しておいたとしても感光材料との温度差が大きい
と、感光材料が前記領域に進入した時点で、急激に温度
低下が起き、熱現像に支障をきたす場合がある。そこ
で、感光材料を予め加熱しておくことにより、感光材料
とベルトとの温度差を軽減することができる。
【0022】請求項6に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記感光材料プレヒート手段が、
前記感光材料をベルトとローラとの間に案内する前段部
に設けられたヒートローラであることを特徴としてい
る。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項5
の実施態様であり、感光材料をベルトとローラとの間に
挟持する前工程でヒートローラによって加熱しておく形
態を示している。
【0024】請求項7に記載の発明は、前記請求項5に
記載の発明において、前記感光材料プレヒート手段が、
前記領域内の熱板の温度よりも低い温度設定で感光材料
を挟持する熱板とローラとの組み合わせであることを特
徴としている。
【0025】請求項に7記載の発明によれば、請求項5
に記載の実施態様であり、上流側に、前記領域内の熱板
とは異なる熱板を配置する。この熱板は、領域内の熱板
の温度よりも低くてもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1には、
第1の実施の形態に係る熱現像装置10が示されてい
る。
【0027】熱現像装置10は、画像が露光された感光
材料12に所定の熱量を付与して、現像する装置であ
り、露光された感光材料12は、ガイド板14及びガイ
ドローラ16によって案内され、図1の左側から矢印A
方向に沿って搬送されてくる。
【0028】熱現像装置10は、無端のベルト18を備
えている。この無端のベルト18は、3個のローラ2
0、22、24に所定の緊張状態で巻き掛けられてい
る。
【0029】ローラ20とローラ22との間には、3個
のヒータユニット30が配列され、熱現像領域HA(He
at Area)を形成している。
【0030】これらのヒータユニット30は、ベルト1
8の内面側と接触する摺動面を持つ金属製の熱板32
と、この熱板32の摺動面とは反対泡の面に取り付けら
れた熱源としての平面状のヒータ部34とで構成されて
いる。熱板32は金属製であるため、熱伝導率がよく、
摺動面はヒータ部34の温度とほぼ同等の温度に遅滞な
く加熱されるようになっている。
【0031】ここで、ローラ24は、歯車とチェーン、
或いはスプロケットとベルト等の駆動力伝達手段を介し
てモータ26の駆動軸に連絡されている。
【0032】モータ26は、コントローラ28によって
駆動が制御されており、通常は定速で図1において時計
方向回りに回転す。これにより、ベルト18は、図1の
矢印B方向に定速駆動されることになる。
【0033】各ヒータ部34は、それぞれヒータドライ
バ36、38、40を介してコントローラ28に接続さ
れており、それぞれ独立のして温度設定が可能となって
いる。従って、例えば、第1の実施の形態のように、3
個のヒータユニット30で構成されている場合には、感
光材料12の搬送方向に沿って徐々に温度を高くするこ
とができる。
【0034】ヒータ部34には、それぞれ温度センサ4
2が取り付けられており、それぞれのヒータ部34の温
度がコントローラにフィードバックされ、設定温度との
差に応じて各ヒータ部34への給電を(電流を)制御
し、設定温度を維持するようになっている。
【0035】熱現像装置10における熱現像領域HAで
は、ヒータユニット30の熱板32とのベルト18を挟
むように複数の小ローラ44が配設されている。これら
の小ローラ44は、1つのヒータユニット30に対して
3個ずつ設けられている。この小ローラ44の回転軸
は、一端が天井フレーム46に固着された圧縮コイルば
ね48の他端部が取り付けられている。これにより、小
ローラ44は、所定の圧力でベルト18を熱いあ32へ
押し付ける。なお、感光材料12はガイドいあ14によ
って案内されてベルト18の上に載り、ベルト18で搬
送されて、熱現像領域HAへ運ばれる。ベルト18を介
して管座い12は熱板32から熱を付与されることにな
る。
【0036】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0037】露光された感光材料12がガイド板14を
通過するとき、例えば図示しないセンサでこれを検出す
ると、コントローラ28ではヒータ部34への通電を開
始する。温度センサ42がヒータ部34の温度が設定値
以下であることを検出したときには、コントローラ28
はモータ26によるベルト18の駆動を停止させ、設定
値以上になったときに駆動を開始する。コントローラ2
8において、スタンバイモードを設けてもよい。スタン
バイモードとは、ヒータ部34への通電を完全に遮断せ
ず、低い電力で保温しておくことであり、比較的短い時
間単位で感光材料12が搬送されてくることが予想でき
るときには、このスタンバイモードで待機しておき、こ
のスタンバイモードから通電を開始すればよい。これに
より、通電開始から熱現像に必要な所定の温度へ感光材
料12を加熱するまでの到達時間を短縮することができ
る。
【0038】感光材料12がベルト18の面上に到達す
ると、感光材料12の先端部は、ベルト18と小ローラ
44との間に挟持され、ベルト44の搬送力によって搬
送される。このとき、複数の小ローラ44によって感光
材料122を比較的弱い力でベルト18方向へ押圧して
いるため、感光材料12とベルト18との間、およびベ
ルト18と熱入た2との間に浮き等がなく、感光材料1
2は、均一にベルト18から熱を受けることができる。
【0039】また、第1の実施の形態では、感光材料1
2の搬送方向に沿って3個のヒータユニット30を配列
し、その設定温度を徐々に高くするように制御している
ため、感光材料12は、急激な温度変化を受けることな
く、感光材料12の全面にむらなく所定の熱量を受ける
ことができ、現像後の画質を安定させることができる。
【0040】また、ヒータユニット30を3個に分割
し、かつそれぞれ独立して温度設定及び制御可能として
いるため、最上流段のヒータユニット30から順番に、
感光材料12が通過した時点で、次に熱現像すべき感光
材料12を考慮して、熱現像によって低下した温度に対
して早期に温度を上げることができるため、次の感光材
料の処理可能インタバルを短くすることができる。
【0041】このように第1の実施の形態では、3個の
ヒータユニット30を感光材料12の搬送方向に沿って
配列し、それぞれ独立して温度設定及び温度制御を可能
とし、これらヒータユニット30の摺動面上にベルト1
8を摺動させるようにしたため、ベルト18によって3
個のヒータユニット30の隙間部分にも熱が拡散され、
ベルト18の表面を均一な温度とすることができる。
【0042】この結果、ベルト18上を搬送される感光
材料12にもその全域に亘り、均一な熱量を付与するこ
とができ、安定した現像処理が可能となる。また、小ロ
ーラ44によって感光材料12をベルト18方向に押圧
しているため、感光材料12の浮き等も発生しない。
【0043】なお、各ヒータユニット30の平面状ヒー
タ部34は、感光材料12の幅方向に発熱量を変えるこ
とができるので、熱板2の幅方向の熱ムラを補正するよ
うに発熱量を調整して、均一な加熱を行うことができ
る。 (第2の実施の形態)以下に本発明の第2の実施の形態
について説明するが、前記第1の実施の形態と同一構成
部分には同一の符号を付し、その構成の説明を省略す
る。
【0044】図2に示される如く、本発明の第2の実施
の形態では、ローラ20、24との間に直線的に掛け渡
されるベルト18の内面に接触させて、ベルト用プレヒ
ータユニット50が配設されている。このベルト用プレ
ヒータユニット50は、前記ヒータユニット30と同様
に、熱板32とヒータ部34とで構成されている。ま
た、ヒータ部34は、ヒータドライバ52を介してコン
トローラ28に接続されている。このベルト用プレヒー
タユニット50により、ベルト18は予め所定温度に温
められた状態で前記熱現像領域へ送られることになる。
なお、このベルト用プレヒータユニット50は、精度の
高い温度制御は不要であるため、温度センサ等はとくに
必要はない。
【0045】したがって、ベルト18の熱現像領域HA
以外のストローク(ローラ22からローラ24を介して
ローラ20までの搬送長)が長く、この搬送中にベルト
18の温度が低下したとしても、このベルト用プレヒー
タユニット50によって加熱されたベルト18の部分を
現像領域に送り込むことができ、熱現像領域においてベ
ルト18を熱現像に必要な温度に上昇させるエネルギー
は少なくてよいから、その分感光材料の温度上昇を早め
ることができる。 (第3の実施の形態)以下に本発明の第3の実施の形態
について説明するが、前記第1の実施の形態及び第2の
実施の形態と同一構成部分には同一の符号を付し、その
構成の説明を省略する。
【0046】図3に示される如く、本発明の第3の実施
の形態では、熱現像領域に位置する3個のヒータユニッ
ト30の上流側に感光材料用プレヒータユニトット54
が設けられている。感光材料用プレヒータユニット54
は、ヒータユニット30と同様に熱板32とヒータ部3
4とで構成されており、熱現像領域HAに沿って直線的
な搬送路を形成している。
【0047】感光材料用プレヒータユニット54のヒー
タ部34は、ヒータドライバ56を介してコントローラ
28に接続され、また、このヒータ部34には温度セン
サ56が設けられている。これにより、熱現像領域HA
内のヒータユニット30よりも低い温度に制御されてい
る。
【0048】ガイド板14及びガイドローラ16によっ
て案内搬送されてくる感光材料12は、まずベルト18
を介して感光材料用プレヒータユニット54からの熱を
受ける。この熱によって感光材料は熱現像するまでには
至らない所定の温度まで加熱された後、熱現像領域へ搬
送されるため、熱現像処理時に急激な温度変化がなく、
画質の仕上がり状態を向上することができる。
【0049】また、第3の実施の形態では必須ではない
が、ベルト18を第2の実施の形態で説明したベルト用
プレヒータユニット50によって所定温度に加熱してお
けば、感光材料用プレヒータユニット54で制御される
温度を安定させることができる。 (第4の実施の形態)以下に本発明の第4の実施の形態
について説明するが、前記第1の実施の形態及び第2の
実施の形態と同一構成部分には同一の符号を付し、その
構成の説明を省略する。
【0050】図4に示される如く、本発明の第4の実施
の形態では、前記ベルト18及びヒータユニット30で
構成される熱現像領域HAの上流側に、2セットの搬送
ローラ対60、62が配設されている。
【0051】この2セットの搬送ローラ対60、62に
おける感光材料12を挟持する点に対してそれぞれ反対
側(背側)には、円弧状のヒータ部64が、各ローラの
周面を囲むように配設されている。これにより、2セッ
トの搬送ローラ対60、62は、ヒートローラとしての
機能を持つことになる。これらのヒータ部64は、コン
トローラ28によって制御されるヒータドライバ66に
接続されている。
【0052】これらのローラ対60、62の各ローラ
は、金属製であり、前記ヒータ部64から熱を受けて、
少なくとも周面は、熱現像温度には至らない所定の温度
に加熱された状態となっている。
【0053】この状態で、感光材料12を挟持搬送する
と、感光材料12をプレヒートした状態で熱現像領域へ
送り出すことができる。
【0054】すなわち、第3の実施の形態と同様に、熱
現像される前の感光材料後と、熱現像中の感光材料12
との温度差を小さくし、急激な温度変化による熱現像処
理不良(転写不良等)を抑制し、高画質に画像を仕上げ
ることができる。
【0055】また、第4の実施の形態では必須ではない
が、ベルト18を第2の実施の形態で説明したベルト用
プレヒータユニット50によって所定温度に加熱してお
けば、ヒートローラで制御する温度をあまり高くする必
要がなくなり、感光材料12を緩やかの傾斜で温度を上
昇させ、熱現像領域HAへ送り込むことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る熱現像装
置は、感光材料の搬送方向及び幅方向に拘らず、熱量の
付与を一定として乾式下における熱現像を安定させると
共に熱現像による温度低下を抑制し、作業効率の向上を
図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る熱現像装置の
概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る熱現像装置の
概略構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る熱現像装置の
概略構成図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る熱現像装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
10 熱現像装置 12 感光材料 18 ベルト 20、22、24 ローラ 26 モータ 28 コントローラ 30 ヒータユニット 32 熱板 34 ヒータ部 42 温度センサ 44 小ローラ 46 圧縮コイルばね 50 ベルト用プレヒータユニット 54 感光材料用プレヒータユニット 60、62 搬送ローラ対(ヒートローラ)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が露光された感光材料に加熱して現
    像する熱現像装置であって、 熱源からの熱によって加熱され、表面をほぼ均一な温度
    に保るつ熱板を備えた加熱手段と、 前記熱板の表面を摺動するように駆動されるベルトと、 前記ベルトを前記熱板の存在する領域へ押圧する複数の
    ローラと、を有し、 感光材料を、前記ベルトで搬送しながら、前記ベルトを
    介して前記ローラの押圧により前記熱板に接触させて過
    熱することを特徴とする熱現像装置。
  2. 【請求項2】 前記熱板には、温度センサが設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の熱現像装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルトが無端であり、前記熱板とこ
    れと対向する複数のローラ間を繰り返して駆動されるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱現像装
    置。
  4. 【請求項4】 前記熱板に接する前のベルトの表面を予
    め加熱するベルトプレヒート手段をさらに有する請求項
    1乃至請求項3の何れか1項記載の熱現像装置。
  5. 【請求項5】 前記ベルトを介して前記熱板に接する前
    に、感光材料を予加熱する感光材料プレヒート手段をさ
    らに有する請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の熱
    現像装置。
  6. 【請求項6】 前記感光材料プレヒート手段が、感光材
    料を前記ベルトと前記ローラとの間に案内するため設け
    られたヒートローラであることを特徴とする請求項5記
    載の熱現像装置。
  7. 【請求項7】 前記感光材料ブレヒート手段が、前記熱
    板の温度よりも低い温度設定の感光材料を挟持する熱板
    とローラとの組み合わせであることを特徴とする請求項
    5記載の熱現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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