JP2006337539A - 定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コスト且つ温度ムラの影響を抑えることができる定着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送される用紙1および用紙1上に転写されたトナー2を加熱する加熱ローラ3と、上記加熱ローラ3と対をなし、加熱ローラ3と協働して搬送されてくる用紙1をニップするための加圧ローラ4と、上記加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6と、上記加熱ローラ3の内部5に備えられ、上記熱源6の生じる熱を反射してニップ7の入口方向24へ放射するための反射板8であって、加熱ローラ3の軸方向に配列された複数の反射板8と、上記複数の反射板8の加熱ローラ3の軸方向の角度を個別に変位させ、反射板8の熱反射方向を変える駆動部9を有している。駆動部9により、加熱ローラ3の用紙1の幅に対応したニップ7の範囲を加熱することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】搬送される用紙1および用紙1上に転写されたトナー2を加熱する加熱ローラ3と、上記加熱ローラ3と対をなし、加熱ローラ3と協働して搬送されてくる用紙1をニップするための加圧ローラ4と、上記加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6と、上記加熱ローラ3の内部5に備えられ、上記熱源6の生じる熱を反射してニップ7の入口方向24へ放射するための反射板8であって、加熱ローラ3の軸方向に配列された複数の反射板8と、上記複数の反射板8の加熱ローラ3の軸方向の角度を個別に変位させ、反射板8の熱反射方向を変える駆動部9を有している。駆動部9により、加熱ローラ3の用紙1の幅に対応したニップ7の範囲を加熱することができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の電子写真プロセスを利用した電子写真機器に使用され、用紙上のトナーを定着させる定着装置に関する。
従来、定着装置は、加熱ローラと加圧ローラを有している。加熱ローラと加圧ローラとは、互いに平行に対向し、加圧ローラが加熱ローラに圧接されている。加熱ローラを所定の温度に加熱した状態で、加熱ローラと加圧ローラとの間に用紙を通過させ、これにより、用紙に転写されているトナーを、加熱・加圧することによって溶融して用紙に定着させている。
円筒状の加熱ローラの内部には、通常、加熱ローラの軸方向に延びる熱源が配置されているが、この熱源の生じる熱を反射板によりニップの入口方向に反射させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、加熱ローラの内部に配置される熱源は、最大幅の用紙および最大幅よりも小さい用紙の長さに対応した2本の熱源を設けたものもある。(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−160794号公報
特開2002−251100号公報
また、加熱ローラの内部に配置される熱源は、最大幅の用紙および最大幅よりも小さい用紙の長さに対応した2本の熱源を設けたものもある。(例えば、特許文献2参照)。
ところで、加熱ローラの内部に加熱ローラの軸長とほぼ同じ長さの熱源を1本配置した構成では、最大幅より小さい用紙を加熱ローラと加圧ローラとの間に通過させると、最大幅より小さい用紙のニップ範囲では用紙によって温度が奪われ、ニップ範囲外では熱源によって加熱され続けられるため、ニップ範囲とニップ範囲外とで温度差ができ、加熱ローラの軸方向に温度ムラが生じてしまう。したがって、最大幅より小さい用紙を通過させた後に最大幅の用紙を通過させると加熱ローラの温度は軸方向で一定になっておらず、定着性に悪影響が生じる。
また、加熱ローラの内部に長さの異なる2本の熱源を配置した場合は、このような加熱ローラの温度ムラを防ぐことができるが、コストアップになってしまう。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、低コスト且つ温度ムラの影響を抑えることができる定着装置を提供することを目的とする。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、低コスト且つ温度ムラの影響を抑えることができる定着装置を提供することを目的とする。
加熱用ローラと、上記加熱用ローラと対をなし、加熱用ローラと協働して搬送されてくる用紙をニップするための加圧用部材と、上記加熱用ローラの内部に設けられた熱源と、上記加熱用ローラの内部に設けられ、上記熱源の生じる熱を反射して上記ニップの入口方向へ放射するための反射板であって、加熱用ローラの軸方向に配列された複数の反射板と、上記複数の反射板の加熱用ローラ軸方向の角度を個別に変位させ、反射板の熱反射方向を変える駆動手段とを有することを特徴とする定着装置である。
この構成によれば、加熱用ローラの内部に設けられた熱源の生じる熱を反射板により、ニップの入口方向に放射させ、加熱用ローラを加熱している。
これにより、加熱用ローラのトナーを用紙に定着させるために必要な部分を加熱するため、加熱用ローラの全体を加熱する場合に比べ、少ない熱量で加熱用ローラを一定の温度に加熱することができる。また、熱源の生じる熱を反射板により、ニップの入口方向に反射させているため、ニップの入口に伝えられた熱が、加熱用ローラが軸中心にて右回りに回転する間に、内部から表面に伝わり、ニップで最高温度になるので、熱源の熱を有効に利用できる。
これにより、加熱用ローラのトナーを用紙に定着させるために必要な部分を加熱するため、加熱用ローラの全体を加熱する場合に比べ、少ない熱量で加熱用ローラを一定の温度に加熱することができる。また、熱源の生じる熱を反射板により、ニップの入口方向に反射させているため、ニップの入口に伝えられた熱が、加熱用ローラが軸中心にて右回りに回転する間に、内部から表面に伝わり、ニップで最高温度になるので、熱源の熱を有効に利用できる。
また、反射板は、加熱用ローラの軸方向に複数配置されており、上記複数の反射板は駆動手段により加熱用ローラの軸方向の角度を個別に変位させることができ、それによって、反射板の熱反射方向を変えることができる。したがって、用紙の幅に応じて反射板の熱反射方向を変えることができるため、加熱用ローラの用紙の幅に対応したニップ範囲を加熱することができる。
また、本発明において、上記駆動手段は、最大幅の用紙が搬送されてくる場合には、反射板の熱反射方向を最大幅の用紙のニップ範囲に向ける場合がある。これにより、加熱用ローラの最大幅の用紙のニップ範囲を加熱することができ、加熱用ローラの最大幅の用紙のニップ範囲を均一な温度にすることができる。
また、本発明において、上記駆動手段は、最小幅の用紙が搬送されてくる場合には、反射板の熱反射方向を最小幅の用紙のニップ範囲に向ける場合がある。これにより、加熱用ローラの最小幅の用紙のニップ範囲を加熱することができ、最小幅の用紙のニップ範囲外は加熱されないため温度が上昇せず、そのため、ニップ範囲とニップ範囲外の温度差を減少させ、加熱用ローラの軸方向の温度ムラを防止することができる。
また、本発明において、上記駆動手段は、最小幅の用紙が搬送されてくる場合には、反射板の熱反射方向を最小幅の用紙のニップ範囲に向ける場合がある。これにより、加熱用ローラの最小幅の用紙のニップ範囲を加熱することができ、最小幅の用紙のニップ範囲外は加熱されないため温度が上昇せず、そのため、ニップ範囲とニップ範囲外の温度差を減少させ、加熱用ローラの軸方向の温度ムラを防止することができる。
また、1本の熱源により、加熱用ローラの軸方向の温度ムラを防止できるため、2本の熱源を用いる場合よりも、コスト安価である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における定着装置を示す概略構成図である。
図1を参照して、本発明の一実施形態における定着装置100は、搬送される用紙1および用紙1上に転写されたトナー2を加熱する加熱ローラ3と、上記加熱ローラ3と対をなし、加熱ローラ3と協働して搬送されてくる用紙1をニップするための加圧ローラ4と、上記加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6と、上記加熱ローラ3の内部5に備えられ、上記熱源6の生じる熱を反射してニップ7の入口方向24へ放射するための反射板8であって、加熱ローラ3の軸方向に配列された複数の反射板8(図2参照)とを備えている。
図1は、本発明の一実施形態における定着装置を示す概略構成図である。
図1を参照して、本発明の一実施形態における定着装置100は、搬送される用紙1および用紙1上に転写されたトナー2を加熱する加熱ローラ3と、上記加熱ローラ3と対をなし、加熱ローラ3と協働して搬送されてくる用紙1をニップするための加圧ローラ4と、上記加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6と、上記加熱ローラ3の内部5に備えられ、上記熱源6の生じる熱を反射してニップ7の入口方向24へ放射するための反射板8であって、加熱ローラ3の軸方向に配列された複数の反射板8(図2参照)とを備えている。
また、本実施形態の定着装置100は、上記複数の反射板8の加熱ローラ3の軸方向の角度を個別に変位させ、反射板8の熱反射方向を変える駆動部9を有している。
複数の反射板8を加熱ローラ3の軸方向に配列し、複数の反射板8を、駆動部9によって加熱ローラ3の軸方向の角度を個別に変位させ、加熱ローラ3の用紙1の幅に対応したニップ7の範囲を加熱することができる。
複数の反射板8を加熱ローラ3の軸方向に配列し、複数の反射板8を、駆動部9によって加熱ローラ3の軸方向の角度を個別に変位させ、加熱ローラ3の用紙1の幅に対応したニップ7の範囲を加熱することができる。
加熱ローラ3は、円筒状に形成されており、定着装置100に搬送される用紙1の最大幅とほぼ同じ軸長を備えている。加圧ローラ4は、加熱ローラ3と対をなし、加熱ローラ3の下方に配置されており、例えばバネ等の弾性体(図示しない)によって加熱ローラ3に圧接されている。加熱ローラ3および加圧ローラ4は、回転自在にそれぞれ支持されている。また、加熱ローラ3は、駆動源としてのモータ(図示しない)により、軸中心にて右回りに回転される。加熱ローラ3の回転に連動して、加熱ローラ3に圧接された加圧ローラ4が回転する。熱源6は、棒状に形成されており、加熱ローラ3とほぼ同じ軸長を備えている。また、熱源6は加熱ローラ3の内部5に設けられており、加熱ローラ3と略同軸に配置されている。反射板8は、半円筒状に形成されており、加熱ローラ3の内部5に備えられている。また、反射板8は、熱源6と略同軸に配置されており、熱源6の生じる熱を反射してニップ7の入口方向24へ反射している。なお、反射板8は、半円筒状以外の形状(例えば、平板状)であってもよい。
トナー2が転写された用紙1は定着装置100に搬送され、トナー2は、用紙1がニップ7を通過し、加熱・加圧されることにより、加熱溶融して用紙1に定着される。
これにより、加熱ローラ3は、加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6の生じる熱を反射板8により、ニップ7の入口方向24に反射させ、加熱されている。
したがって、加熱ローラ3のトナー2を用紙1に定着させるために必要な部分を加熱するため、加熱ローラ3の全体を加熱する場合に比べ、少ない熱量で加熱ローラ3を一定の温度に加熱することができる。また、熱源6の生じる熱を反射板8により、ニップ7の入口方向24に反射させているため、ニップ7の入口に伝えられた熱が、加熱ローラ3が軸中心にて右回りに回転する間に、内部5から表面に伝わり、ニップ7で最高温度になるので、熱源6の熱を有効に利用できる。
これにより、加熱ローラ3は、加熱ローラ3の内部5に設けられた熱源6の生じる熱を反射板8により、ニップ7の入口方向24に反射させ、加熱されている。
したがって、加熱ローラ3のトナー2を用紙1に定着させるために必要な部分を加熱するため、加熱ローラ3の全体を加熱する場合に比べ、少ない熱量で加熱ローラ3を一定の温度に加熱することができる。また、熱源6の生じる熱を反射板8により、ニップ7の入口方向24に反射させているため、ニップ7の入口に伝えられた熱が、加熱ローラ3が軸中心にて右回りに回転する間に、内部5から表面に伝わり、ニップ7で最高温度になるので、熱源6の熱を有効に利用できる。
以下に、複数の反射板8および駆動部9について説明する。
図2は図1における複数の反射板および駆動部を模式的に示した斜視図である。また、図3は図1における最大幅の用紙が搬送されてくる場合の複数の反射板および駆動部を模式的に示した概略図であり、図4は図1における最小幅の用紙が搬送されてくる場合の複数の反射板および駆動部を模式的に示した概略図である。
図2は図1における複数の反射板および駆動部を模式的に示した斜視図である。また、図3は図1における最大幅の用紙が搬送されてくる場合の複数の反射板および駆動部を模式的に示した概略図であり、図4は図1における最小幅の用紙が搬送されてくる場合の複数の反射板および駆動部を模式的に示した概略図である。
なお、複数の反射板8および駆動部9は加熱ローラ3の軸方向中心に対して、左右対称の構成を備えている。
図1〜図4を参照して、複数の反射板8は、第1の反射板11および第1の反射板11の両側に第2の反射板12を備え、第1の反射板11および第2の反射板12は、それぞれフレーム10に保持されている。
図1〜図4を参照して、複数の反射板8は、第1の反射板11および第1の反射板11の両側に第2の反射板12を備え、第1の反射板11および第2の反射板12は、それぞれフレーム10に保持されている。
第1の反射板11は、半円筒状に形成されている。第1の反射板11は、最小幅の用紙1の長さに対応しており、周方向の一端がフレーム10に固定されている。第2の反射板12は、第1の反射板11と同一断面形状の半円筒状に形成されている。第2の反射板12は、第1の反射板11の両側に備えられ、第1の反射板11と同一軸上に並んで配置されている。同一軸上に第1の反射板11および第2の反射板12を配置することにより、最大幅の用紙1に対応する長さを備えている。さらに、第2の反射板12は周方向の一端が支軸13を介してフレーム10に取り付けられており、支軸13を支点にして回動することができる。
このように、フレーム10に保持された第1の反射板11および第2の反射板12を含む複数の反射板8は、加熱ローラ3と略同軸に、加熱ローラ3の内部5に配置される。また、加熱ローラ3の内部5に配置された第2の反射板12は、一端が加熱ローラ3の両端より突出しており、突出した部分を駆動部9が押し引きすることにより、第2の反射板12の加熱ローラ3軸方向の角度を変位させている。
駆動部9は、円柱状のプランジャー14を有するソレノイド15、ソレノイド15が取り付けられるソレノイド取付板16、プランジャー14に巻き付けられる圧縮バネ17ならびにソレノイド取付板16および第2の反射板12に取り付けられた引張バネ18を備えている。
ソレノイド15は、ソレノイド取付板16に取り付けられており、ソレノイド15から突出するプランジャー14が、第2の反射板12の加熱ローラ3から突出した部分と接するように配置されている。圧縮バネ17は、プランジャー14の外周に巻きつけられており、プランジャー14から径方向に突出したフランジ19とソレノイド本体20の間に配置されている。引張バネ18はソレノイド取付板16および第2の反射板12の軸方向外側に取り付けられている。
ソレノイド15は、ソレノイド取付板16に取り付けられており、ソレノイド15から突出するプランジャー14が、第2の反射板12の加熱ローラ3から突出した部分と接するように配置されている。圧縮バネ17は、プランジャー14の外周に巻きつけられており、プランジャー14から径方向に突出したフランジ19とソレノイド本体20の間に配置されている。引張バネ18はソレノイド取付板16および第2の反射板12の軸方向外側に取り付けられている。
第2の反射板12は用紙1の幅に応じて回動させられる。最小幅の用紙1の場合は、第2の反射板12が、圧縮バネ17によって付勢されたプランジャー14により押され、回動させられる。これにより、第2の反射板12は、加熱ローラ3軸方向の角度が変位し、最小幅の用紙のニップ範囲21に熱を反射するように配置される。最大幅の用紙1の場合には、制御装置(図示しない)によりソレノイド15がONにされ、プランジャー14が引き込み、引張バネ18が第2の反射板12を引張り、第2の反射板12が第1の反射板11と同一軸上に並ぶように配置させる。これにより、加熱ローラ3の、最大幅の用紙のニップ範囲22に熱を反射させ、加熱することができる。
図1、図3および図4を参照して、本実施形態の定着装置100は、最大幅の用紙1の場合には、加熱ローラ3の最大幅の用紙のニップ範囲22を加熱し、最小幅の用紙1の場合には、加熱ローラ3の最小幅の用紙のニップ範囲21を加熱する。
最大幅の用紙1を通過させる場合は、駆動部9により第2の反射板12が第1の反射板11と同一軸上に並ぶように配置させられる。
最大幅の用紙1を通過させる場合は、駆動部9により第2の反射板12が第1の反射板11と同一軸上に並ぶように配置させられる。
これにより、最大幅の用紙1を通過させる場合は、熱源6から生じる熱は、第1の反射板11および第2の反射板12により、最大幅の用紙のニップ範囲22に反射させられ、加熱ローラ3を軸方向に亘って均一に加熱することができる。
最小幅の用紙1を通過させる場合は、第1の反射板11の両側に配置された第2の反射板12が、駆動部9により回動させられ、加熱ローラ3の最小幅の用紙のニップ範囲21に熱を反射するように配置される。
最小幅の用紙1を通過させる場合は、第1の反射板11の両側に配置された第2の反射板12が、駆動部9により回動させられ、加熱ローラ3の最小幅の用紙のニップ範囲21に熱を反射するように配置される。
これにより、最小幅の用紙1を通過させる場合は、熱源6の生じる熱を、第1の反射板11および第2の反射板12とで、加熱ローラ3の最小幅の用紙のニップ範囲21に反射させ、最小幅の用紙のニップ範囲21を加熱することができる。したがって、最小幅の用紙1を通過させても、最小幅の用紙のニップ範囲外23は加熱されないため、最小幅の用紙のニップ範囲21とニップ範囲外23との温度差を減少させ、加熱ローラ3の軸方向の温度ムラを防止することができる。
このように、第2の反射板12を駆動部9により、回動させることにより、用紙1の幅に応じて反射板8の熱反射方向を変えることができ、加熱ローラ3の用紙1の幅に対応した範囲を加熱することができる。すなわち、最大幅の用紙1を通過させる場合は、最大幅の用紙のニップ範囲22を加熱し、加熱ローラ3を軸方向に亘って均一に加熱することができる。また、最小幅の用紙1が搬送されてくる場合は、最小幅の用紙のニップ範囲21を加熱することができる。したがって、最小幅の用紙1を通過させても、最小幅の用紙のニップ範囲外23は加熱されないため、最小幅の用紙のニップ範囲21とニップ範囲23との温度差を減少させ、加熱ローラ3の軸方向の温度ムラを防止することができる。
また、1本の熱源6により、加熱ローラ3の軸方向の温度ムラを防止できるため、2本の熱源6を用いる場合よりも、コスト安価である。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、加圧ローラ4は、少なくとも2つ以上の支持ローラ(図示しない)と、上記支持ローラに張架され無端状のベルト(図示しない)であってもよい。具体的には、支持ローラは加熱ローラ3に対応する軸長を有しており、加熱ローラ3と平行に配置される。無端状のベルトは、加熱ローラ3に対応する長さを有しており、支持ローラにより張架されている。支持ローラに張架された無端状のベルトが、加熱ローラ3に圧接され、これにより、ニップ7を形成する。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、加圧ローラ4は、少なくとも2つ以上の支持ローラ(図示しない)と、上記支持ローラに張架され無端状のベルト(図示しない)であってもよい。具体的には、支持ローラは加熱ローラ3に対応する軸長を有しており、加熱ローラ3と平行に配置される。無端状のベルトは、加熱ローラ3に対応する長さを有しており、支持ローラにより張架されている。支持ローラに張架された無端状のベルトが、加熱ローラ3に圧接され、これにより、ニップ7を形成する。
また、加圧ローラ4は、無端状のベルト(図示しない)と、上記無端状のベルトの内部に配置された加熱ローラ3に対応する幅を有する加圧パッド(図示しない)であってもよい。具体的には、無端状のベルトは加熱ローラ3に対応する幅を有している。加圧パッドは加熱ローラ3に対応する幅を有しており、無端状のベルトの内部に配置されている。加熱ローラ3と平行に配置された無端状のベルトを、加圧パッドが加熱ローラ3に圧接させ、これにより、ニップ7が形成される。
1 用紙
2 トナー
3 加熱ローラ(加熱用ローラ)
4 加圧ローラ(加圧用部材)
5 内部
6 熱源
7 ニップ
8 反射板
9 駆動部(駆動手段)
21 最小幅の用紙のニップ範囲
22 最大幅の用紙のニップ範囲
24 入口方向
100 定着装置
2 トナー
3 加熱ローラ(加熱用ローラ)
4 加圧ローラ(加圧用部材)
5 内部
6 熱源
7 ニップ
8 反射板
9 駆動部(駆動手段)
21 最小幅の用紙のニップ範囲
22 最大幅の用紙のニップ範囲
24 入口方向
100 定着装置
Claims (3)
- 加熱用ローラと、
上記加熱用ローラと対をなし、加熱用ローラと協働して搬送されてくる用紙をニップするための加圧用部材と、
上記加熱用ローラの内部に設けられた熱源と、
上記加熱用ローラの内部に設けられ、上記熱源の生じる熱を反射して上記ニップの入口方向へ放射するための反射板であって、加熱用ローラの軸方向に配列された複数の反射板と、
上記複数の反射板の加熱ローラ軸方向の角度を個別に変位させ、反射板の熱反射方向を変える駆動手段とを有することを特徴とする定着装置。 - 上記駆動手段は、最大幅の用紙が搬送されてくる場合には、反射板の熱反射方向を最大幅の用紙のニップ範囲に向けることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
- 上記駆動手段は、最小幅の用紙が搬送されてくる場合には、反射板の熱反射方向を最小幅の用紙のニップ範囲に向けることを特徴とする請求項1または請求項2記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159748A JP2006337539A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 定着装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013178511A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-09-09 | Ricoh Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
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2005
- 2005-05-31 JP JP2005159748A patent/JP2006337539A/ja active Pending
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JP2017116961A (ja) * | 2012-02-09 | 2017-06-29 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
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