JP2000320560A - 旋回式アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

旋回式アクチュエータ及びその製造方法

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JP2000320560A
JP2000320560A JP11132433A JP13243399A JP2000320560A JP 2000320560 A JP2000320560 A JP 2000320560A JP 11132433 A JP11132433 A JP 11132433A JP 13243399 A JP13243399 A JP 13243399A JP 2000320560 A JP2000320560 A JP 2000320560A
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JP
Japan
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arm
bearing
holder
unit
bearing unit
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JP11132433A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morimoto
寛 森本
Toshinori Takasuka
俊徳 高須賀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ディスクの記録トラックを選択するため
に、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動するように
回動する旋回式アクチュエータにおいて、アームユニッ
トと軸受ユニットの組み付け精度のバラツキによるアー
ム高さの安定化とアーム回転振れ精度を向上させるこ
と。 【解決手段】 ホルダー22の軸受挿入孔24に突出部
を設けず、ストレートの円筒とする。アーム3の面をホ
ルダー22の挿入孔24の軸と垂直となるように取付け
る。軸受ユニット23を軸受ユニット治具32上に保持
し、アームユニット21をアーム3が軸受ユニットの軸
と垂直になるようにアームユニット保持治具31で保持
しつつ、突起33の上面のアーム高さ基準面33bにア
ーム3の面3aが接触するまで挿入し、接着固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
おいて、磁気ディスク上の記録トラックを選択するため
に磁気ヘッドを移動するように回動する旋回式アクチュ
エータ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の旋回式アクチュエータの一般的な
製造方法は、ホルダーの軸受挿入孔の所定位置に内向き
の環状突出部を設け、この突出部に当接するまで軸受、
又は軸受ユニットを挿入する製造方法が知られている。
以下に従来の旋回式アクチュエータの製造方法について
説明する。
【0003】図2は従来の旋回式アクチュエータ組立時
の要部断面図であり、図3は組立後の斜視図である。こ
れらの図において、アームユニット4は、ホルダー1、
アーム3、駆動コイル13及びそれらをモールドする樹
脂材9を含んで構成される。ホルダー1はアルミ等の金
属よりなる円筒状の部材であり、軸受挿入孔2が形成さ
れ、その上部に内向きの突出部2aが形成され、更に細
い接着用溝2bが設けられる。又その外周面にはアーム
3を取付けるための段付き部2cが形成されている。ア
ーム3は先端に図示しない磁気ヘッドを有し、ホルダー
1の段付き部2cに合わせて圧入により取付けられる。
そして圧入した状態で樹脂材9によりホルダー1の周辺
を図3に示すようにモールドし、このとき同時に駆動コ
イル13も樹脂材9によりホルダー1に一体的に結合す
る。一方軸受ユニット8は、一対の軸受5a,5bとス
ペーサ6とシャフト7を含んで構成される。軸受ユニッ
ト8はシャフト7の上下にスペーサ6を介して一対の軸
受5a,5bを挿入し、予圧接着する。予圧接着は下方
の軸受5bを固定した状態で上側軸受5aの内輪を矢印
方向Aに押し込むことによって軸受のガタをなくし、剛
性を発生させるものである。こうして軸受ユニット8を
組み立てた後、軸受ユニット8にアームユニット4の軸
受挿入孔2を挿入し、軸受5aの上端面に突出部2aが
当接する位置まで挿入し、接着剤で固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の製造
方法では、アーム3をホルダー1に圧入して取付ける際
に生じる圧入取付誤差に関係なく、アームユニット4の
軸受挿入孔2に設けられた突出部2aを軸受5aの上端
面に当接させて組み付けていた。このため、本来必要と
される軸受ユニット基準面である底面からアーム3の下
面である高さ測定面までの高さにバラツキが生じてい
た。又アーム3の平行度のバラツキにより、アームユニ
ット組み付け後のアームの振れ精度が悪くなるという問
題点を有していた。更にアームユニット組み付けの際、
軸受上端面に突出部を当接させるので軸受ユニットに外
力が加わり、予圧抜けや騒音上昇が生じるという問題点
があった。
【0005】又軸受ユニット8の上側軸受5aの上端部
をホルダー1の突出部2aに接触させて位置決めを行っ
ているため、スペーサ6の長さは上側軸受5aの位置に
合わせて設定する必要があり、軸受間のピッチP1をあ
まり大きくすることができないという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するために、
本発明のアクチュエータ製造方法は、シャフトにスペー
サを介して一対の軸受が挿入され、予圧接着された軸受
ユニットと、磁気ヘッドが取付けられるアームと、アー
ムを保持し、軸受ユニットを挿入するためのホルダーと
を有する磁気ディスク装置の旋回式アクチュエータの製
造方法であって、前記ホルダーの軸受挿入孔を円筒形状
とし、前記アームの面を前記ホルダーの軸受挿入孔の軸
に対し垂直となるように前記ホルダーに固定し、前記ア
ーム取付位置に相当する高さの突起を有する軸受ユニッ
ト治具上に前記軸受ユニットを固定し、前記アームユニ
ットを前記軸受ユニット治具の基準面と平行になるよう
にアームユニット保持治具によって保持しつつ前記ホル
ダーを軸受に挿入し、前記アームが前記軸受ユニット治
具の突起の上面であるアーム高さ基準面に当接する位置
で前記アームユニットと軸受ユニットとを固定するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項2の発明は、スペーサを介し
て一対の軸受を挿入し、その内輪を予圧接着したシャフ
トと、前記軸受の外周部に相当する内径を有する円筒形
のホルダーと、前記ホルダーの円筒軸に垂直に取付けら
れ、その先端に磁気ヘッドを有するアームと、を具備
し、前記アームを前記ホルダーの軸に垂直に保持しつつ
前記ホルダーを前記シャフトに挿入し、所定位置で固定
するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項3の発明は、請求項2の旋回
式アクチュエータにおいて、前記シャフトは前記一対の
軸受をそのほぼ両端部に取付けたことを特徴とするもの
である。
【0009】このため例えアームをホルダーに圧入し取
付ける際に圧入取付誤差が生じたとしても、軸受ユニッ
ト治具で決められたアーム組み付け高さを基準にして組
み付けるため、圧入取付誤差に影響されることがなく、
又、アームの振れ精度を向上させ、軸受の外輪へのダメ
ージが防止できるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の請求項1から請求
項3に記載の実施の形態について、図1を参照しながら
説明する。図1は本実施の形態の旋回式アクチュエータ
の製造方法によるアクチュエータの要部断面図である。
本図において、従来技術で説明したものと同一の機能部
品には同一の符号を付している。
【0011】アームユニット21は、ホルダー22,ア
ーム3,駆動コイル13及びそれらをモールドする樹脂
材9を含んで構成される。ホルダー22はアルミ等の金
属よりなり、中央に軸受ユニット23を取付けるための
軸受挿入孔24を有する円筒状部材である。軸受挿入孔
24は従来のホルダー1のような軸受を仮止めする内向
きの突出部がなく、実質的な円筒状であり、上下に細い
接着用溝22bを有している。又ホルダー22の外周面
には段付き部22cが設けられ、アーム3が取付けられ
ている。そしてアーム3は図3に示されるように樹脂材
9により駆動コイル13と共に一体的にモールドされ
る。このときアーム3の面をホルダー22の円筒軸と垂
直になるように取付ける。アーム3の下面をアーム高さ
測定面3aとする。
【0012】一方、軸受ユニット23は、一対の軸受5
a,5bとスペーサ25とシャフト7を含んで構成され
る。軸受ユニット23については従来のものとほぼ同一
であり、シャフト7の外周にはスペーサ25を介して一
対の軸受5a,5bが挿入されており、予圧接着されて
いる。但し本実施の形態ではスペーサ25をやや大きく
する。従って軸受5a,5bがシャフト7のほぼ両端の
位置に取付けられ、軸受間のピッチP2が大きくなる。
【0013】次にアームユニット21及び軸受ユニット
23を接着して旋回式アクチュエータを製造する方法に
ついて説明する。本実施の形態では製造時にアームユニ
ット保持治具31と軸受ユニット治具32を用いる。ア
ームユニット保持治具31はアーム3をその突出部の下
面に保持して上下方向に移動させるものであり、アーム
3を水平な状態としてアームユニット21を保持する。
一方軸受ユニット治具32は図示のように基準面32a
上にアーム組み付け用の突起33を突出させたものであ
る。この突起33の高さhは基準面32aからアームの
下面までに必要な所定の高さhを有するものとし、その
上面をアーム高さ基準面33aとして軸受ユニット治具
32の上面である基準面32aと平行となるようにした
ものである。そして軸受ユニット治具32を水平とし、
シャフト7の底面が軸受ユニット基準面32aと接する
ように軸受ユニット23を保持する。この状態でアーム
ユニット21の軸受挿入孔24を突起33の上面である
アーム高さ基準面33aとアーム高さ測定面3aが当接
するまで軸受ユニット23に挿入し、接着固定する。
【0014】本実施の形態により作成されたアクチュエ
ータが従来構成と異なる点は、ホルダー1の軸受挿入孔
24をストレートにし、アームユニット21をアーム3
が水平となるようにアームユニット保持治具31で保持
し、アームの面をホルダー22の軸受挿入孔24の軸に
垂直となるようにして軸受ユニット基準面32aを基準
とし、軸受ユニット治具32の突起33で決められたア
ーム高さ基準面33aとアーム高さ測定面3aが当接す
るまでアームユニット21の軸受挿入孔24を軸受ユニ
ット23に挿入し、組み付けたことである。そうするこ
とにより、軸受ユニット基準面32aからアーム高さ測
定面3aまでの距離は、軸受ユニット治具32のアーム
取付け高さhで決められているため、アーム3をホルダ
ー22に圧入によって取付ける際の圧入取付精度のバラ
ツキに関係なく、アームユニット21を組み付けること
ができ、安定したアーム高さを得ることができる。又ア
ームユニット保持治具31でアーム3を水平に保持して
いるため、組み付け後のアーム3の回転振れ精度も向上
する。更に、従来構成が有していた軸受挿入孔2の突出
部2aがないため、アームユニット7を軸受ユニット2
3に組み付ける際に発生する軸受外輪へのダメージを無
くすことができる。
【0015】又本実施の形態によれば、シャフト7の上
下に取付ける軸受5a,5bの間隔を任意に選択するこ
とができる。従って軸受5a,5b間の軸方向の寸法、
即ち、軸受間ピッチP2を長くすることができるため、
軸受部の剛性を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1,2によ
る旋回式アクチュエータ及びその製造方法によれば、ホ
ルダーの軸受挿入部をストレートにすることで、アーム
のホルダーへの圧入取付誤差に関係なくアームユニット
を組み付けることができ、それにより安定したアーム高
さが得られる。更にアームユニットは、軸受ユニットに
平行に組み付けられるのでアクチュエータ回動時のアー
ムの振れ精度を向上させることができる。又ホルダーの
軸受挿入孔に突出部がないため、軸受ユニット挿入時に
生じる軸受外輪へのダメージが防止できる。結果的に、
安定した高精度で且つ高剛性な旋回式アクチュエータの
製造方法を提供できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、このような効果
に加えて、軸受ユニットの軸受間の寸法、即ち軸受間ピ
ッチを長くすることができるため、軸受部の剛性を向上
させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における旋回式アクチュエ
ータの製造方法による組立時の旋回式アクチュエータの
断面図である。
【図2】従来の旋回式アクチュエータの断面図である。
【図3】従来の旋回式アクチュエータの斜視図である。
【符号の説明】
1,22 ホルダー 2,24 軸受挿入孔 2a 突出部 3 アーム 3a ア−ム高さ測定面 4,21 アームユニット 5a,5b 軸受 6,25 スペーサ 7 シャフト 8,23 軸受ユニット 9 樹脂材 13 駆動コイル 31 アームユニット保持治具 32 軸受ユニット治具 32a 軸受ユニット基準面 33 突起 33a アーム高さ基準面 P1,P2 軸受間ピッチ h アーム取付け高さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトにスペーサを介して一対の軸受
    が挿入され、予圧接着された軸受ユニットと、磁気ヘッ
    ドが取付けられるアームと、アームを保持し、軸受ユニ
    ットを挿入するためのホルダーとを有する磁気ディスク
    装置の旋回式アクチュエータの製造方法であって、 前記ホルダーの軸受挿入孔を円筒形状とし、 前記アームの面を前記ホルダーの軸受挿入孔の軸に対し
    垂直となるように前記ホルダーに固定し、 前記アーム取付位置に相当する高さの突起を有する軸受
    ユニット治具上に前記軸受ユニットを固定し、 前記アームユニットを前記軸受ユニット治具の基準面と
    平行になるようにアームユニット保持治具によって保持
    しつつ前記ホルダーを軸受に挿入し、前記アームが前記
    軸受ユニット治具の突起の上面であるアーム高さ基準面
    に当接する位置で前記アームユニットと軸受ユニットと
    を固定するようにしたことを特徴とする旋回式アクチュ
    エータの製造方法。
  2. 【請求項2】 スペーサを介して一対の軸受を挿入し、
    その内輪を予圧接着したシャフトと、 前記軸受の外周部に相当する内径を有する円筒形のホル
    ダーと、 前記ホルダーの円筒軸に垂直に取付けられ、その先端に
    磁気ヘッドを有するアームと、を具備し、 前記アームを前記ホルダーの軸に垂直に保持しつつ前記
    ホルダーを前記シャフトに挿入し、所定位置で固定する
    ようにしたことを特徴とする旋回式アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記シャフトは前記一対の軸受をそのほ
    ぼ両端部に取付けたことを特徴とする請求項2記載の旋
    回式アクチュエータ。
JP11132433A 1999-05-13 1999-05-13 旋回式アクチュエータ及びその製造方法 Pending JP2000320560A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114321189A (zh) * 2022-01-11 2022-04-12 临清市金彬轴承有限公司 一种高稳定性的立式外球面轴承座及其加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114321189A (zh) * 2022-01-11 2022-04-12 临清市金彬轴承有限公司 一种高稳定性的立式外球面轴承座及其加工方法
CN114321189B (zh) * 2022-01-11 2024-04-19 临清市金彬轴承有限公司 一种高稳定性的立式外球面轴承座及其加工方法

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