JP2000319813A - 路面の表面処理方法 - Google Patents
路面の表面処理方法Info
- Publication number
- JP2000319813A JP2000319813A JP11131565A JP13156599A JP2000319813A JP 2000319813 A JP2000319813 A JP 2000319813A JP 11131565 A JP11131565 A JP 11131565A JP 13156599 A JP13156599 A JP 13156599A JP 2000319813 A JP2000319813 A JP 2000319813A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- road surface
- aggregate
- mixture
- asphalt
- surface treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入手容易な骨材を用い骨材の飛散を抑制しつ
つ経済的かつ短時間に表面処理する方法を提供する。 【解決手段】 アスファルト舗装路面の表面を５０ｍｍ
以下の深さに切削し、得られた切削材にアスファルト乳
剤とセメントを添加混合して常温再生混合物を調製し、
この常温再生混合物を敷きならし、常温再生混合物が固
まらないうちに骨材を散布、圧入する。
つ経済的かつ短時間に表面処理する方法を提供する。 【解決手段】 アスファルト舗装路面の表面を５０ｍｍ
以下の深さに切削し、得られた切削材にアスファルト乳
剤とセメントを添加混合して常温再生混合物を調製し、
この常温再生混合物を敷きならし、常温再生混合物が固
まらないうちに骨材を散布、圧入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は路面の表面処理に関
し、特にアスファルト舗装路面の表面性状を改善するた
めの散布式表面処理方法に関する。
し、特にアスファルト舗装路面の表面性状を改善するた
めの散布式表面処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術とその課題】路面の表面処理方法としては
従来から種々の処理方法が知られており、その中に、路
面にアスファルト乳剤等の瀝青材料を散布した後、骨材
を薄く散布し締め固めて仕上げる散布式表面処理や急硬
性改質アスファルト乳剤と骨材を成分とする混合物を薄
層で敷きならす常温急硬性薄層補修工法がある。従来知
られた散布式表面処理方法は、長時間の養生が必要で、
維持作業の規制時間が長くなると共に、作業コスト高、
交通渋滞の発生をもたらすこと、骨材が飛散しやすい等
の問題点を有している。また、常温急硬性薄層補修工法
においては、使用できる骨材が限定されるという難点が
ある。すなわち、ほとんどの砕石は急硬性改質アスファ
ルト乳剤の急速分解を引起し、施工に必要な時間を確保
することができない。常温急硬性薄層補修工法に適する
骨材が少ないことから、骨材の厳しい品質管理が必要で
あり、骨材の運搬コスト高等の問題点を有している。
従来から種々の処理方法が知られており、その中に、路
面にアスファルト乳剤等の瀝青材料を散布した後、骨材
を薄く散布し締め固めて仕上げる散布式表面処理や急硬
性改質アスファルト乳剤と骨材を成分とする混合物を薄
層で敷きならす常温急硬性薄層補修工法がある。従来知
られた散布式表面処理方法は、長時間の養生が必要で、
維持作業の規制時間が長くなると共に、作業コスト高、
交通渋滞の発生をもたらすこと、骨材が飛散しやすい等
の問題点を有している。また、常温急硬性薄層補修工法
においては、使用できる骨材が限定されるという難点が
ある。すなわち、ほとんどの砕石は急硬性改質アスファ
ルト乳剤の急速分解を引起し、施工に必要な時間を確保
することができない。常温急硬性薄層補修工法に適する
骨材が少ないことから、骨材の厳しい品質管理が必要で
あり、骨材の運搬コスト高等の問題点を有している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来の表面処理方法の問題点を解決することにあ
り、特に入手が容易な骨材を用いて骨材の飛散を抑制し
うる安価な表面処理方法を提供することにある。
した従来の表面処理方法の問題点を解決することにあ
り、特に入手が容易な骨材を用いて骨材の飛散を抑制し
うる安価な表面処理方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の路面の表面処理
方法は、アスファルト舗装路面の表面を５０ｍｍ以下、
好ましくは１０〜２５ｍｍの深さに切削し、得られた切
削材にアスファルト乳剤とセメントを添加混合して常温
再生混合物を調製し、この常温再生混合物を敷きなら
し、常温再生混合物が固まらないうちに骨材を散布、圧
入することを特徴とする。本発明の表面処理方法の適用
対象例は、流動路面、摩耗路面、老巧化路面、ひび割れ
路面等の補修またはリフレッシュを要するアスファルト
路面である。
方法は、アスファルト舗装路面の表面を５０ｍｍ以下、
好ましくは１０〜２５ｍｍの深さに切削し、得られた切
削材にアスファルト乳剤とセメントを添加混合して常温
再生混合物を調製し、この常温再生混合物を敷きなら
し、常温再生混合物が固まらないうちに骨材を散布、圧
入することを特徴とする。本発明の表面処理方法の適用
対象例は、流動路面、摩耗路面、老巧化路面、ひび割れ
路面等の補修またはリフレッシュを要するアスファルト
路面である。
【０００５】本発明ではまず補修するアスファルト舗装
の路面を切削する。切削厚さは５０ｍｍ以下であり、特
に１０〜２５ｍｍが好ましい。次いで切削材をかき集
め、切削材とアスファルト乳剤とセメントを混合して敷
き均す。交通量が多い路線で、施工時間の短縮が要求さ
れる場合は、急硬性改質アスファルト乳剤を使用するこ
とが好ましい。アスファルト舗装の切削材は表面がほと
んどアスファルトでコーティングされており、ダストの
付着も少ないため、急硬性改質アスファルト乳剤とのな
じみが良く、十分な可使時間を確保できるものである。
なお、急硬性改質アスファルト乳剤は、ＳＢＲ、ゴムラ
テックス、熱可塑性エラストマー等のゴム成分を有する
改質アスファルト乳剤であって、表１に示す規格を満足
するものが好ましく用いられる。
の路面を切削する。切削厚さは５０ｍｍ以下であり、特
に１０〜２５ｍｍが好ましい。次いで切削材をかき集
め、切削材とアスファルト乳剤とセメントを混合して敷
き均す。交通量が多い路線で、施工時間の短縮が要求さ
れる場合は、急硬性改質アスファルト乳剤を使用するこ
とが好ましい。アスファルト舗装の切削材は表面がほと
んどアスファルトでコーティングされており、ダストの
付着も少ないため、急硬性改質アスファルト乳剤とのな
じみが良く、十分な可使時間を確保できるものである。
なお、急硬性改質アスファルト乳剤は、ＳＢＲ、ゴムラ
テックス、熱可塑性エラストマー等のゴム成分を有する
改質アスファルト乳剤であって、表１に示す規格を満足
するものが好ましく用いられる。
【０００６】
【表１】
【０００７】本発明では上記に普通ポルトランドセメン
ト等のセメントを添加し、さらに所望により分解時間調
整剤を添加し常温タイプの乳剤混合物を調整する。本発
明で用いるに適する乳剤混合物の配合例を表２に示す。
ト等のセメントを添加し、さらに所望により分解時間調
整剤を添加し常温タイプの乳剤混合物を調整する。本発
明で用いるに適する乳剤混合物の配合例を表２に示す。
【０００８】
【表２】
【０００９】上記のように調整した常温混合物を敷きな
らし、敷きならし後、混合物が硬化しない間にチップ材
を散布する。チップ材としては従来の散布式表面処理に
用いられてきたのと同様の骨材を用いる。たとえば５
号、６号、７号砕石を用いることができる。これらのチ
ップ材は特にアスファルトまたはアスファルト乳剤等の
瀝青材料をプレコートしたチップ材の形で用いることが
好ましい。チップ材を散布後転圧して締固める。この締
固めにより乳剤中の水分の除去に伴う同層の安定化が早
められる。急硬性改質アスファルト乳剤を用いると表面
処理の養生時間は舗設後１〜２時間に短縮される。
らし、敷きならし後、混合物が硬化しない間にチップ材
を散布する。チップ材としては従来の散布式表面処理に
用いられてきたのと同様の骨材を用いる。たとえば５
号、６号、７号砕石を用いることができる。これらのチ
ップ材は特にアスファルトまたはアスファルト乳剤等の
瀝青材料をプレコートしたチップ材の形で用いることが
好ましい。チップ材を散布後転圧して締固める。この締
固めにより乳剤中の水分の除去に伴う同層の安定化が早
められる。急硬性改質アスファルト乳剤を用いると表面
処理の養生時間は舗設後１〜２時間に短縮される。
【００１０】
【実施例】実施例１： 既設アスファルト舗装を切削機で所定の厚さに切削
する。切削廃材は車線中央部にウインドロー状に路上に
残す。 積込み機で切削廃材を常温急硬性薄層補修施工機械
（スラリーペービングマシン）の骨材ホッパに積込む。 常温急硬性薄層補修施工機械で切削材に水、乳剤、
セメントおよび可使時間調整剤を混合し、路上に所定の
厚さに敷きならす。 チップスプレッダでプレコートチップを散布して、
ローラで締固める。
する。切削廃材は車線中央部にウインドロー状に路上に
残す。 積込み機で切削廃材を常温急硬性薄層補修施工機械
（スラリーペービングマシン）の骨材ホッパに積込む。 常温急硬性薄層補修施工機械で切削材に水、乳剤、
セメントおよび可使時間調整剤を混合し、路上に所定の
厚さに敷きならす。 チップスプレッダでプレコートチップを散布して、
ローラで締固める。
【００１１】実施例２： 切削機で既設アスファルト舗装を所定の厚さに切削
する。切削廃材は車線中央部にウインドロー状に残す。 ピックアップフィーダで切削材をミックスペーバの
ホッパに積込む。 ミックスペーバで切削材に水、乳剤、セメントおよ
び可使時間調整剤を混合し、路上に所定の厚さに敷きな
らす。 チップスプレッダでプレコートチップを散布して、
ローラで締固める。
する。切削廃材は車線中央部にウインドロー状に残す。 ピックアップフィーダで切削材をミックスペーバの
ホッパに積込む。 ミックスペーバで切削材に水、乳剤、セメントおよ
び可使時間調整剤を混合し、路上に所定の厚さに敷きな
らす。 チップスプレッダでプレコートチップを散布して、
ローラで締固める。
【００１２】
【発明の効果】本発明の表面処理方法は、アスファルト
舗装の切削材を骨材の一部として用いるため、どこでで
も入手が可能で、かつ安価である。また、チップ材が常
温再生混合物に安定して固着されており、車両走行中に
骨材が飛散して走行車両のフロントガラスを傷つける危
険性等の飛散する懸念がない。また、切削廃材を有効に
利用するものであり、かつ常温混合であるから温暖化効
果ガスの発生も少なく、環境にやさしい工法である。さ
らに、粒径の異なる骨材を用いても、転圧により骨材が
再生混合物に食い込み、骨材の頭の高さが揃い見映えが
良く、タイヤ走行騒音を低減できる効果をもつ。
舗装の切削材を骨材の一部として用いるため、どこでで
も入手が可能で、かつ安価である。また、チップ材が常
温再生混合物に安定して固着されており、車両走行中に
骨材が飛散して走行車両のフロントガラスを傷つける危
険性等の飛散する懸念がない。また、切削廃材を有効に
利用するものであり、かつ常温混合であるから温暖化効
果ガスの発生も少なく、環境にやさしい工法である。さ
らに、粒径の異なる骨材を用いても、転圧により骨材が
再生混合物に食い込み、骨材の頭の高さが揃い見映えが
良く、タイヤ走行騒音を低減できる効果をもつ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽山 高義 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内 Ｆターム(参考） 2D053 AA03 AA08 AA13 AA15 AD01 AD03
Claims (1)
- 【請求項１】 アスファルト舗装路面の表面を５０ｍｍ
以下の深さに切削し、得られた切削材にアスファルト乳
剤とセメントを添加混合して常温再生混合物を調製し、
この常温再生混合物を敷きならし、常温再生混合物が固
まらないうちに骨材を散布、圧入することを特徴とする
路面の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131565A JP2000319813A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 路面の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11131565A JP2000319813A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 路面の表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000319813A true JP2000319813A (ja) | 2000-11-21 |
Family
ID=15061045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11131565A Pending JP2000319813A (ja) | 1999-05-12 | 1999-05-12 | 路面の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000319813A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002161508A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Maeda Seikan Kk | 舗装面用高強度常温カラー補修材 |
| JP2003105713A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nichireki Co Ltd | 小規模舗装補修工法 |
| JP2008196145A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Obayashi Road Corp | 舗装用表面補修材及び舗装用表面補修工法 |
-
1999
- 1999-05-12 JP JP11131565A patent/JP2000319813A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002161508A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-04 | Maeda Seikan Kk | 舗装面用高強度常温カラー補修材 |
| JP2003105713A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nichireki Co Ltd | 小規模舗装補修工法 |
| JP2008196145A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Obayashi Road Corp | 舗装用表面補修材及び舗装用表面補修工法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060412 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080904 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080909 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090127 |