JP2003105713A - 小規模舗装補修工法 - Google Patents

小規模舗装補修工法

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JP2003105713A
JP2003105713A JP2001299513A JP2001299513A JP2003105713A JP 2003105713 A JP2003105713 A JP 2003105713A JP 2001299513 A JP2001299513 A JP 2001299513A JP 2001299513 A JP2001299513 A JP 2001299513A JP 2003105713 A JP2003105713 A JP 2003105713A
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asphalt emulsion
aggregate
small
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Sakae Horiuchi
栄 堀内
Shigeru Hagikawa
繁 萩川
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
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Nichireki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作業性が良く、小規模な補修に適しており、
ゼロすりつけが可能であり、しかも補修効果が持続する
耐久性のある舗装補修工法を提供する。 【解決手段】 補修対象路面1上に、骨材と繊維を含み
加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物6を敷き均
す工程を含む小規模舗装補修工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舗装面のひびわれ
や既存構造物との段差などを補修する小規模舗装補修工
法に関し、更に詳しくは、既設舗装体との密着性に優
れ、ひびわれ抵抗性、耐久性に優れた補修層を構築する
ことができる小規模舗装補修工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大型車両の増加や交通量の増大に
伴って、舗装体が損傷や破損を受ける頻度も急激に増加
している。舗装体の破損は、各種の要因によるひびわれ
の発生が大きな要素となっており、ひびわれをそのまま
放置すると、ひびわれ部から雨水等が浸透し、路盤の支
持力を低下させるとともに、ひびわれ面に接しているア
スファルト混合物が剥離して、ひびわれ幅が広くなった
り、亀甲状のひびわれや、ポットホール等へと破損が拡
大するので、早期の適切な補修が必要とされている。
【0003】また、路盤の支持力不足による舗装の沈下
や、マンホール等の構造物の埋設工事に伴い、側溝や構
造物などと舗装面との間に段差が生じることがあるが、
段差の存在は、通行上危険である上に、騒音や不快な振
動の原因ともなるので、早急に解消することが必要であ
る。
【0004】従来、ひびわれ部の補修や段差の解消に
は、加熱混合物や常温混合物を用いる応急修理や、加熱
アスファルト混合物を用いるオーバーレイ工法や打換え
工法などが行われているが、それらはいずれも、効果の
持続性、作業性、経済性等の面で一長一短であり、満足
できるものではなく、特にオーバーレイ工法にあって
は、ゼロすりつけが困難で、補修箇所と非補修箇所との
間に却って段差を生じさせてしまうという不都合を有し
ていた。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、これら従来
技術の補修工法の欠点を解決するためになされたもの
で、作業性が良く、小規模な補修に適しており、ゼロす
りつけが可能であり、しかも補修効果が持続する耐久性
のある舗装補修工法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ひびわれ
の補修や段差の修正を含めた小規模舗装補修工法につい
て研究を重ねた結果、骨材と繊維を含み加熱状態にある
改質アスファルト乳剤混合物は、流動性が良く、ひびわ
れ内部にも良く浸透することができるとともに、ひびわ
れ抵抗性に優れ、補修効果の長期維持が可能であること
を見出して、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、補修対象路面上に、
骨材と繊維を含み加熱状態にある改質アスファルト乳剤
混合物を敷き均す工程を含む小規模舗装補修工法を提供
することによって、上記課題を解決するものである。
【0008】本発明で使用する加熱状態にある改質アス
ファルト乳剤混合物は、骨材をミキサー内に投入し加熱
しながら攪拌するとともに、それとは別に、繊維を含む
改質アスファルト乳剤を別途調製し、これを加熱された
骨材が内部に存在するミキサー内に投入し、加熱しなが
ら骨材と混合することによって、施工現場において、必
要量だけを簡便に製造することができる。このようにし
て製造される加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合
物は、改質アスファルト乳剤中の水分が蒸発、膨張し、
一部泡だった発泡状態となり、前述のように、ひびわれ
抵抗性、耐久性、路面との接着性に優れるばかりでな
く、見かけ上の粘度が下がり、流動性に優れ、混合する
骨材の粒度等を選択することによって、極薄層にも、厚
くにも、敷き均すことができ、コテによるゼロすりつけ
が可能であるので、凹凸や段差を作らない施工が可能で
ある。また、施工時には加熱状態にあるので、気温に左
右されず、四季を通じた施工が可能であり、かつ、硬化
が速やかで、敷き均し後、温度が低下し次第、交通開放
が可能であるという特徴を有している。
【0009】本発明の補修工法においては、加熱状態に
ある改質アスファルト乳剤混合物を敷き均すに先立ち、
補修対象路面にタックコートを施し、タックコート上か
ら補修対象路面を加熱するのが好ましい。これにより、
タックコートが存在し、しかも、既設路面も加熱される
ので、加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物と路
面との密着性が更に高まるという利点が得られる。ま
た、敷き均された改質アスファルト乳剤混合物上に、例
えば砂などの細骨材を散布することによって、完全に硬
化する前の改質アスファルト乳剤混合物が車両タイヤ等
に付着するのを防止することができるとともに、補修面
の摩擦抵抗を高め、スリップ事故などの危険性を低下さ
せることができる。
【0010】また、本発明の補修工法においては、特に
破損の程度が大きい箇所などに関しては、破損の原因部
分を掘削などによって予め除去しておき、その除去後の
露出面を補修対象路面とすることもできる。補修対象路
面から取り除いた舗装体の一部又は全部は、適宜の大き
さに破砕して、改質アスファルト混合物に使用する骨材
として利用することが可能であり、これにより、新たに
使用する骨材の量を減らすことができるとともに、補修
層を厚く構築することも容易となる。
【0011】本発明の小規模舗装補修工法は、ひびわれ
の補修はもとより、ポットホールやわだち掘れの補修、
段差の修正、マンホール周辺破損部の打換え、小規模パ
ッチングなどを含めた舗装補修全てに使用可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、使用材料について説明す
る。 〈改質アスファルト乳剤〉本発明で使用する改質アスフ
ァルト乳剤とは、、ゴム及び熱可塑性高分子重合物から
選ばれる1種もしくは2種以上を加えて改質したアスフ
ァルトの乳化物である。このような改質アスファルト乳
剤は、アスファルトをまず改質して改質アスファルトと
した後に乳化して改質アスファルト乳剤としても良い
し、アスファルトをまず乳化してアスファルト乳剤とし
た後に改質して改質アスファルト乳剤としても良い。
【0013】改質アスファルト乳剤中のアスファルト
と、ゴム及び熱可塑性高分子重合物との配合割合は、ア
スファルト100重量部に対してゴム及び熱可塑性高分
子重合物が、2〜20重量部、好ましくは、3〜7重量
部の範囲である。ゴム及び熱可塑性高分子重合物の量が
2重量部未満では、改質アスファルト乳剤が分解、硬化
した後における接着力やひびわれ抵抗性にゴム及び熱可
塑性高分子重合物を加えた効果が余り見られないのに対
して、ゴム及び熱可塑性高分子重合物の量が20重量部
を越えると、凝集力が強過ぎて、骨材や補修路面からの
剥離が生じ、骨材の飛散を起こし易い。また、本発明で
使用する改質アスファルト乳剤中のアスファルトとして
は、分解、硬化した後の特性を考慮して、針入度(25
℃)が40〜200(1/10mm)程度のものを使用
するのが好ましい。
【0014】本発明で結合材として使用する改質アスフ
ァルト乳剤の蒸発残留分(固形物)は、通常、30〜7
0重量%程度が好ましく、特に、50〜68重量%のも
のが更に好ましい。蒸発残留分が30重量%未満では、
決して使用できないという訳ではないが、ひびわれ抵抗
性に劣り、一方、蒸発残留分が70重量%を越えると、
これも決して使用できないという訳ではないが、粘性が
増大し、良好な施工性を確保しづらい傾向がある。
【0015】また、これらのアスファルト乳剤または改
質アスファルト乳剤には、耐熱性向上や、紫外線等によ
る劣化防止、作業性向上、並びに接着性向上等の目的
で、紫外線吸収剤や、各種添加剤、粘度調整剤などを添
加しても良い。
【0016】〈骨材〉本発明で使用する骨材とは、社団
法人日本道路協会発行の「アスファルト舗装要綱」に記
載されている舗装用の骨材であればどのようなものでも
使用でき、例えば、砕石、玉石、砂利、鉄鋼スラグ、エ
メリー等が挙げられる。これらの骨材は、その表面を予
めアスファルト等で被覆したプレコート骨材として使用
するのが好ましい。
【0017】改質アスファルト乳剤混合物に使用する骨
材の粒径には、特に制限はないが、一般的には、最大粒
径が20mm以下の骨材が使用され、補修対象路面の状
況等に応じて適宜の粒径のものを選択使用すれば良い。
例えば、細かなひびわれ部に充填したり、極薄い補修層
を構築する場合には、最大粒径が3mm程度の比較的粒
径の小さなものが使用され、ポットホールの充填補修
や、大きな段差の修正時には比較的粒径の大きなものを
使用するのが望ましい。
【0018】一方、改質アスファルト混合物上に散布す
る細骨材としては、一般に細骨材と呼ばれている2.5
mmフルイを通過し、0.075mmフルイに止まる粒
径のものであれば良く、川砂、丘砂、山砂などの砂や、
スクリーニングス、砕石ダスト、シリカサンド、人工骨
材などを使用することができるが、好ましくは、砂、或
いはシリカサンドである。これらの細骨材も、予めアス
ファルトをプレコートしておくのが好ましい。
【0019】〈繊維材料〉本発明で使用される繊維材料
としては、ポリエステル、ポリアミド、芳香族ポリアミ
ド、ポリプロピレン、ビニロン、アクリル、ポリ塩化ビ
ニリデン等の合成繊維、または半合成繊維、天然繊維、
ガラス繊維、再生繊維、炭素繊維、金属繊維等、種々の
ものが用いられるが、中でも、ポリエステル繊維が好ま
しい。
【0020】これらの繊維は、適当な長さに切断された
短繊維として用いるのが良く、短繊維の長さに特に制限
はないが、あまり短いと繊維による強度維持やひびわれ
抵抗性に効果がないので、3mm以上のもの、好ましく
は5mm〜30mm程度のものが好ましい。
【0021】本発明で使用される改質アスファルト乳剤
混合物の組成は以下のとおりである。改質アスファルト
乳剤の配合量は、混合物に既設舗装体破砕物が使用され
ない場合にあっても、骨材の粒度に左右されるが、一般
的には骨材(骨材+細骨材)100質量部に対し、15
〜40質量部であり、好ましくは、20〜35質量部で
ある。15質量部未満では、均一な混合物を得ることが
困難となる。また、40質量部を越えると、アスファル
ト量が過多となり、変形抵抗性が著しく低下して好まし
くない。ただし、既設舗装体破砕物を混入する場合は、
既設舗装体破砕物中に既にアスファルトが混入している
ため、既設舗装体破砕物の混入率が増加するに従い、改
質アスファルト乳剤の配合量は低下し、15質量部未満
でも良い場合があることは言うまでもない。
【0022】本発明で使用される改質アスファルト乳剤
混合物中の繊維の配合量は、改質アスファルト乳剤10
0質量部に対し、0.1〜5質量部であり、好ましくは
0.3〜1.0質量部である。0.1質量部未満では、
繊維配合によるひびわれ抵抗性の付与効果あるいは強度
増強効果が期待できず、また、5質量部を越えると、繊
維同士の絡まりが生じ、改質アスファルト乳剤中に均一
に分散させることが困難となるばかりでなく、改質アス
ファルト乳剤混合物の敷き均しが困難となり、施工性が
低下する。
【0023】次に、図面を用いて、本発明の小規模舗装
補修工法について説明する。図1〜図3は、本発明の小
規模舗装補修工法を用いて既設舗装体のひびわれ部の補
修を行う場合の工程を概略的に示す図である。図1にお
いて、1は既設舗装体を表し、この既設舗装体1には、
びびわれ2a、2b、2cが存在する。なお、Aは、補
修対象領域を表している。
【0024】図1に示すようなひびわれ2a、2b、2
cを有する既設舗装体1の補修を行うに際しては、ま
ず、補修対象領域A内の補修対象路面を清掃し、ゴミな
どを取り除いた後、図2に示すように、補修対象路面に
タックコート3を施し、補修対象路面を満遍なく覆うと
ともに、ひびわれ2a、2b、2c内にも浸透、充填さ
せる。タックコート3を施す方法に制限はなく、刷毛等
で塗布しても良いし、柄杓等で補修対象路面上に流した
後、レーキ等で敷き広げても良い。タックコート3とし
ては、通常使用されるものであればどのようなものを使
用しても良いが、アスファルト乳剤や改質アスファルト
乳剤を使用するのが好ましく、後述する、改質アスファ
ルト乳剤混合物に使用する改質アスファルト乳剤をタッ
クコート3として使用しても良い。タックコート3を施
すと同時に、可搬式のバーナー4などを用いて、タック
コート3の上から、タックコート3を含めて、補修対象
路面を加熱する。この加熱によって、タックコート3の
流動性が増し、微少なひびわれ内にも良く浸透、充填さ
せることが可能になるばかりでなく、補修対象路面も加
熱されて温度が上がり、場合によっては一部溶融状態と
なって、改質アスファルト乳剤混合物との接着性が一段
と高められる効果がある。
【0025】上記の作業とは別に、以下の手順で、改質
アスファルト乳剤混合物を製造する。骨材を加熱ポット
サイクルミキサーに投入し、加熱しながら攪拌する。一
方、改質アスファルト乳剤に繊維を混合したものを別途
調製し、これを加熱ポットミキサー内に投入して、すで
に加熱されている骨材と混合する。繊維を含んだ改質ア
スファルト乳剤は、加熱ポットミキサー投入時には常温
であるので、これが加熱された骨材と接することによっ
て、急速に加熱され、水分が蒸発、膨張し、一部泡が立
った発泡状態となる。これによって繊維を含んだ改質ア
スファルト乳剤の見掛け上の粘度が下がり、骨材との混
合が十分に行われることとなる。この繊維を含んだ改質
アスファルト乳剤と骨材との混合時に、ミキサー内を更
に加熱して、改質アスファルト乳剤中に含まれる水分の
蒸発をさらに促進したり、改質アスファルト乳剤混合物
の温度を適当な範囲に維持することも随時可能である。
改質アスファルト乳剤混合物の温度は、補修対象路面上
に敷き均すことができる程度のものであれば特に制限は
ないけれども、改質アスファルト乳剤自体が、通常常温
で施工する材料であるので、加熱アスファルト混合物ほ
どには高温にする必要はなく、通常、90℃〜120℃
程度の半加熱された状態に維持するのが望ましい。この
程度の温度に維持すれば、本発明の改質アスファルト乳
剤混合物は、優れた流動性を保ち、薄層にも、厚層にも
敷き均すことが可能であり、ゼロすりつけが容易にでき
るとともに、ひびわれ内部にも良く浸透する。
【0026】以上のような、加熱状態にある改質アスフ
ァルト乳剤混合物の製造は、施工現場で行うのが好まし
い。また、上記のように、製造にあたって必要な機材と
しては加熱ポットミキサー程度であるので、施工現場に
おいて加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を製
造することは十分に可能である。更には、骨材や改質ア
スファルト乳剤のミキサー内への投入量を随時調整する
ことによって、補修に必要な量だけの改質アスファルト
乳剤混合物を製造することができるので、小規模な補修
にも対応でき、資源に無駄が無い。しかも、改質アスフ
ァルト乳剤混合物の温度は、加熱アスファルト混合物ほ
ど高くない半加熱状態に維持すれば十分であるので、省
エネルギーでもある。
【0027】以上のようにして製造された加熱状態にあ
る改質アスファルト乳剤混合物を、既に加熱状態にある
補修路面上に、例えばレーキ等を用いて敷き均し、加熱
コテ等で仕上げて、図3に示すように、骨材5と図示し
ない繊維を含んだ改質アスファルト乳剤混合物の層6を
構築する。前述したように、本発明の加熱状態にある改
質アスファルト乳剤混合物は、流動性に優れているの
で、ひびわれ2a、2b、2c内にもよく浸透、充填
し、ひびわれ両側の舗装体を繋ぎ止め、ひびわれを封緘
して、雨水等の浸透を防止することができる。また、補
修対象領域Aの端部7a、7bにおいては、ゼロすりつ
けが可能であり、新たに段差を生み出すことのない補修
が可能である。加熱状態にある改質アスファルト乳剤混
合物の敷き均し後、敷き均し面の上に、図示しない、ア
スファルトをプレコートしたブラックサンドなどの細骨
材を散布して、施工を完了する。施工後、改質アスファ
ルト乳剤混合物層6の温度が室温程度に低下するのを待
って、交通開放する。温度の低下を促進したい場合に
は、水などを散布しても良い。
【0028】図4〜図6は、本発明の小規模舗装補修工
法を、マンホール周辺部のひびわれ及び段差が存在する
補修対象路面に適用する場合を示す概略図である。図4
において、マンホール8の周辺部の既設舗装体1には、
ひびわれ2d、2e、2fが存在し、かつ、マンホール
8と既設舗装体1との間には、段差9が存在する。この
ような補修箇所に本発明の小規模舗装補修工法を適用す
るに際しては、図1〜図3を用いて説明したひびわれ補
修の場合と同様に、既設舗装体1の上からタックコート
を施し、加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を
敷き均しても良いが、既設舗装体1の破損の程度が大き
い場合には、まず、図5に示すように、マンホール8周
辺の既設舗装体を、段差9が存在する部分や、ひびわれ
2d、2e、2fが存在する部分を含めて掘削等によっ
て除去する。続いて、新たに露出した面を含めて、補修
対象領域A内の補修対象路面に図示しないタックコート
を施し、図示しない加熱バーナー等を用いて、タックコ
ートの上から補修対象路面を加熱する。タックコートを
施す方法は、図1〜図3を用いて説明したひびわれ補修
の場合と同様に、特に制限はなく、塗布ないしは散布等
の方法によって適宜行うことができる。
【0029】一方、図1〜図3を用いて説明したひびわ
れ補修の場合と同様に、加熱状態にある改質アスファル
ト乳剤混合物を製造する。この時、掘削等によって取り
除いた既設舗装体の一部又は全部を、適当な大きさに破
砕して、骨材として使用しても良い。これにより、新た
に使用する骨材量を低減させることができるとともに、
取り除いた既設舗装体の廃棄量をも低減させることがで
き、地球環境的にも好ましいものである。
【0030】その後、製造された加熱状態にある改質ア
スファルト乳剤混合物を、既に加熱状態にある補修路面
上に舗設し、例えばレーキ等を用いて敷き均し、加熱コ
テ等で仕上げて、図6に示すように、骨材5と図示しな
い繊維を含んだ改質アスファルト乳剤混合物の層6を構
築する。本発明の加熱状態にある改質アスファルト乳剤
混合物は、流動性に優れているので、補修対象領域Aの
端部7a、7bにおいてや、マンホール8との境界部に
おいて、ゼロすりつけが可能であり、段差の解消が容易
に行えるとともに、新たに段差を生み出すことがない。
加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物の敷き均し
後、敷き均し面の上に、図示しない、アスファルトをプ
レコートしたブラックサンドなどの細骨材を散布して、
施工を完了する。施工後、改質アスファルト乳剤混合物
層6の温度が室温程度に低下するのを待って、交通開放
する。温度の低下を促進したい場合には、水などを散布
しても良い。
【0031】なお、上記の説明では、掘削除去部の充填
も含めて、全て同じ加熱状態にある改質アスファルト乳
剤混合物を用いたが、掘削除去部の充填用と、表面の仕
上げ用には、異なる改質アスファルト乳剤混合物を使用
しても良く、また、掘削除去部の充填には、通常の加熱
アスファルト混合物を使用しても良い。例えば、掘削除
去部の舗設充填には、現地発生の既設舗装体の破砕物を
骨材とする改質アスファルト乳剤混合物或いは通常の加
熱アスファルト混合物を使用し、掘削除去部を部分的に
充填した後で、その上部も含めて、より粒径の小さな骨
材を混合した本発明の加熱状態にある改質アスファルト
乳剤混合物を敷き均すようにしても良い。
【0032】以下、実験及び実施例を用いて、本発明を
更に詳細に説明する。 〈実験1:ひびわれ抵抗性〉ISSA(国際スラリーサ
ーフェシング協会)が規定するFTT(Flexural-Tensio
n-Tester)法によって、本発明の改質アスファルト乳剤
混合物のひびわれ抵抗性を試験した。すなわち、厚さ
0.6mmの金属板上に、改質アスファルト乳剤混合物
を、幅50.8mm(2インチ)、長さ381mm(1
5インチ)、厚さ5mmに敷き均し、供試体を作製し
た。養生後、−5℃の恒温室内で、金属板の一端を固定
した状態で、他端を25mm/minの一定速度で固定
端側に向かって移動させ、金属板を上方に向かって弓な
りに折り曲げ、金属板上の改質アスファルト混合物の層
が割れずにどこまで折り曲げることができるかを試験し
た。その結果、金属板を100mm固定端側に移動さ
せ、金属板の折り曲げ角度が約90度程度になっても、
金属板上の改質アスファルト混合物の層は割れずに金属
板の変形によく追従した。このことから、本発明の改質
アスファルト乳剤混合物は、変形追従性、すなわち、ひ
びわれ抵抗性に優れるものであると結論することができ
る。なお、本試験に使用した改質アスファルト混合物の
使用材料は、以下のとおりである。
【0033】 改質アスファルト乳剤混合物の使用材料 改質アスファルト乳剤:「ロメンタックF」(ニチレキ株式会社製) 23質量部 骨材:エメリー 77質量部 繊維:ポリエステル繊維 改質アスファルト乳剤100質量部に対して 0.5質量部 敷き均し時の温度 170℃
【0034】〈実験2:圧裂試験〉「舗装試験法便
覧」、社団法人日本道路協会、平成7年6月10日発
行、568頁に記載の圧裂試験を行った。改質アスファ
ルト乳剤混合物としては、実験1で用いたのと同じもの
を使用し、他方、加熱アスファルト混合物を用いて同様
の試験を行い、対照とした。結果を表1に示す。なお、
使用した加熱アスファルト混合物は以下のとおりであ
る。
【0035】 加熱アスファルト混合物 アスファルト:ストレートアスファルト 12質量部 骨材:エメリー 88質量部
【0036】
【表1】
【0037】表1の結果に見られるように、本発明の改
質アスファルト乳剤混合物は、加熱アスファルト混合物
の約3倍程度の変形を受けても破壊し難く、強靱性に優
れたものであることが分かる。
【0038】〈実験3:飛散抵抗性〉社団法人日本道路
協会編、「舗装試験法便覧別冊(暫定試験方法)」(平
成8年10月20日発行、丸善株式会社、7−13頁)
に記載されたカンタブロ試験を行い、本発明の改質アス
ファルト乳剤混合物の飛散抵抗性を調べた。改質アスフ
ァルト乳剤混合物としては、実験1で用いたのと同じも
のを使用し、他方、実験2で使用したのと同じ加熱アス
ファルト混合物についても同様の試験を行い、対照とし
た。損失率は、試験前の供試体の重量をC、試験後の供
試体の重量をDとし、損失率(%)={(C−D)/
C}×100として計算した。落下回数300回、及び
900回の場合の損失率を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】表2の結果から明らかなように、本発明の
改質アスファルト乳剤混合物は、加熱アスファルト混合
物に比べ、カンタブロ損失率が極めて小さく、飛散抵抗
性に優れ、角欠けなどが生じにくいものであることが分
かる。
【0041】〈実験4:耐摩耗性〉「舗装試験法便
覧」、社団法人日本道路協会、平成7年6月10日発
行、517頁に記載のラベリング試験を行い、耐摩耗性
を試験した。改質アスファルト乳剤混合物としては、実
験1で用いたのと同じものを使用し、他方、実験2で使
用したのと同じ加熱アスファルト混合物についても同様
の試験を行い、対照とした。試験方法は、サイドチェー
ン式で、試験温度は−10℃であった。結果を表3に示
す。
【0042】
【表3】
【0043】表3の結果に見られるように、本発明の改
質アスファルト乳剤混合物のすり減り量は、0.75c
と、加熱アスファルト混合物に比べて小さく、耐摩
耗性に優れていることが分かる。
【0044】〈実施例1〉線状で幅広のひびわれが見ら
れる構内道路の、幅30cm、長さ30mの区間に本発
明の小規模舗装補修工法を施工した。すなわち、まず、
補修対象路面を圧縮エアーの吹き付け並びに真空吸引に
よって清掃後、タックコート(「ロメンタック」、ニチ
レキ株式会社製)を、0.4(リットル/m)の割合
で、均一に塗布し、携帯式ガスバーナーを用いて、補修
対象路面を十分に加熱した。併行して、改質アスファル
ト乳剤に繊維を混合するとともに、加熱ポットミキサー
で骨材を加熱攪拌した。なお、骨材としては、後述する
骨材1及び骨材2を混合して使用した。骨材が十分に加
熱されたことを確認して、繊維を含む改質アスファルト
乳剤を、骨材100質量部に対して、30質量部の割合
で加熱ポットミキサー内に投入し、更に加熱を続け、両
者を混合した。加熱ポットミキサー内への投入直後か
ら、改質アスファルト乳剤は発泡を開始し、水蒸気が立
ち上るのが確認された。混合が十分に行われた後、加熱
状態にある改質アスファルト乳剤混合物を、加熱された
タックコートの上に舗設し、レーキを用いて舗装厚約1
cmとなるように敷き均し、加熱コテで仕上げた。加熱
状態にある改質アスファルト乳剤混合物の流動性は良
く、線状のひびわれ部を容易に充填することができた。
補修対象路面と非補修対象路面との境界部分の仕上げは
特に念入りに行い、段差が残らないゼロすりつけとし
た。加熱コテによる仕上げが終了後、予めアスファルト
でプレコートされたブラックサンドを散布し、余ったブ
ラックサンドは、箒で取り除いた。補修面の温度が室温
程度にまで下がるのを待って交通開放した。施工後、3
ヶ月経過後、補修面の調査を行ったが、ひびわれの浮上
は見られず、補修効果が持続していることが確認され。
使用した材料を以下に示す。
【0045】 改質アスファルト乳剤:「ロメンタックF」(ニチレキ株式会社製) 20質量部 骨材1:砕石、粒径13−5mm(宮城県丸森産) 40質量部 骨材2:砕石、粒径5−2.5mm(宮城県丸森産) 20質量部 細骨材:ブラックサンド(アスファルトによるプレコート砂)20質量部 繊維:ポリエステル繊維 改質アスファルト乳剤100質量部に対して 0.5質量部 敷き均し時の温度 170℃
【0046】〈実施例2〉マンホール周辺にひびわれが
見られ、しかも、マンホールと既設舗装との間に段差が
認められたので、本発明の小規模舗装補修工法を適用し
て、ひびわれの補修と段差の解消を試みた。ひびわれと
段差の程度が大きいマンホール周囲を、深さ5cm、幅
30cmでドーナツ状に掘削し、その掘削部分も含めた
幅2m、長さ3mの補修対象路面を清掃後、タックコー
トとして、実施例1で用いたのと同じ「ロメンタック」
を、0.6(リットル/m)の割合で、均一に散布
し、携帯式ガスバーナーを用いて、補修対象路面を十分
に加熱した。併行して、実施例1におけると同様に、加
熱状態にある改質アスファルト混合物を製造した。ただ
し、先に掘削除去した既設舗装体の一部を、粒径が20
mm程度になるまで破砕したものを、混合する骨材の一
部として使用し、専ら、掘削除去部の充填に用いた。製
造した加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を、
補修路面上に置き、レーキを用いて、掘削除去部以外の
部分では、厚さが約1cm程度となるように、敷き均
し、加熱コテを用いて仕上げた。特に、補修対象路面と
非補修対象路面との境界部、及び、マンホールとの境界
部の仕上げは念入りに行い、段差のないゼロすりつけと
した。加熱コテによる仕上げが終了後、予めアスファル
トでプレコートされたブラックサンドを散布し、余った
ブラックサンドは、箒で取り除いた。補修面の温度が室
温程度にまで下がるのを待って交通開放した。施工後、
3ヶ月経過後、補修面の調査を行ったが、ひびわれの浮
上は見られず、補修効果が持続していることが確認さ
れ。使用した材料を以下に示す。
【0047】 改質アスファルト乳剤:「ロメンタックF」(ニチレキ株式会社製) 5質量部 骨材1:砕石、粒径13−5mm(宮城県丸森産) 45質量部 骨材2:現地発生骨材(既設舗装体破砕物)、粒径13−20mm 36質量部 細骨材:ブラックサンド(アスファルトによるプレコート砂)14質量部 繊維:ポリエステル繊維 改質アスファルト乳剤100質量部に対して 0.5質量部 敷き均し時の温度 170℃
【0048】
【発明の効果】本発明の小規模舗装補修工法は、以上の
ように、加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を
用いているので、流動性が良く、ひびわれなどを確実に
充填、封緘し、雨水等の浸透を有効に防止することがで
きるとともに、補修対象路面と非補修対象路面との境界
部等においてゼロすりつけを容易に行うことができるの
で、補修による新たな段差の発生もなく、既存の段差の
解消にも優れた効果を発揮する。しかも、本発明で使用
する改質アスファルト乳剤混合物は、接着性に優れ、高
いひびわれ抵抗性を示すとともに、強靱性、飛散抵抗
性、耐摩耗性に優れ、補修効果を長期間にわたって持続
することができる。
【0049】また、本発明で使用する加熱状態にある改
質アスファルト乳剤混合物は、簡単な機材を用いて施工
現場において必要量だけを製造することが容易であり、
資源の無駄が無く、経済的であるとともに、加熱も半加
熱程度で十分であるので、省エネルギー的にも好ましい
ものである。更には、本発明の小規模舗装補修工法にお
いては、加熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を
敷き均す前に、補修対象路面にタックコートを施し、そ
のタックコートの上から補修対象路面をバーナー等で加
熱しておくことにより、改質アスファルト乳剤混合物と
路面との接着性を一段と高めることが可能である。
【0050】以上のように、本発明の小規模舗装補修工
法は、小規模の補修に迅速かつ経済的に対応でき、しか
も、優れた補修効果を長期にわたってもたらすことので
きる極めて画期的な工法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施工前の舗装体とひびわれの概略を示す断面
図である。
【図2】 タックコートを施した状態を示す断面図であ
る。
【図3】 加熱された改質アスファルト乳剤混合物を敷
き均した状態を示す断面図である。
【図4】 マンホールとその周辺の破損状況の概略を示
す断面図である。
【図5】 マンホール周辺の既設舗装体を掘削、除去し
た状態を示す断面図である。
【図6】 加熱された改質アスファルト乳剤混合物を敷
き均した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 既設舗装体 2a、2b、・・・ ひびわれ部 3 タックコート 4 ガスバーナー 5 骨材 6 改質アスファルト混合物層 7a、7b 補修対象領域の端部 8 マンホール 9 段差 A 補修対象領域
フロントページの続き Fターム(参考) 2D053 AA09 AA13 AA15 AD01 AD03 CA02 CA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補修対象路面上に、骨材と繊維を含み加
    熱状態にある改質アスファルト乳剤混合物を敷き均す工
    程を含む小規模舗装補修工法。
  2. 【請求項2】 骨材をミキサー内に投入し攪拌しながら
    加熱する工程、繊維を含む改質アスファルト乳剤をミキ
    サー内に投入し、加熱しながら骨材と混合して、加熱状
    態にある改質アスファルト乳剤混合物を製造する工程を
    更に含む請求項1記載の小規模舗装補修工法。
  3. 【請求項3】 加熱状態にある改質アスファルト乳剤混
    合物を敷き均すに先立ち、補修対象路面にタックコート
    を施す工程、タックコート上から補修対象路面を加熱す
    る工程を含む請求項1又は2記載の小規模舗装補修工
    法。
  4. 【請求項4】 加熱状態にある改質アスファルト乳剤混
    合物が、発泡状態にある請求項1、2又は3記載の小規
    模舗装補修工法。
  5. 【請求項5】 敷き均された改質アスファルト乳剤混合
    物上に細骨材を散布する工程を更に含む請求項1、2、
    3又は4記載の小規模舗装補修工法。
  6. 【請求項6】 補修対象路面から取り除いた舗装体の一
    部又は全部を、改質アスファルト乳剤混合物用の骨材と
    して使用する請求項1、2、3、4又は5記載の小規模
    舗装補修工法。
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