JP2000317612A - ダイカスト用傾斜ラドル装置 - Google Patents

ダイカスト用傾斜ラドル装置

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JP2000317612A
JP2000317612A JP11134830A JP13483099A JP2000317612A JP 2000317612 A JP2000317612 A JP 2000317612A JP 11134830 A JP11134830 A JP 11134830A JP 13483099 A JP13483099 A JP 13483099A JP 2000317612 A JP2000317612 A JP 2000317612A
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JP
Japan
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ladle
molten metal
outlet pipe
pouring
die casting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11134830A
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English (en)
Inventor
Michimori Sugino
杉野道守
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TODA SEIKI KK
Original Assignee
TODA SEIKI KK
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶湯をラドルから注出する速度を上げて、ダ
イカスト機の能率を向上させると共に凝固片の発生を防
止する。 【解決手段】 移動アーム4の下端にラドル6を支持す
るラドル回動軸5を傾斜して軸支し、ラドル6の湯路6
bの側面に、出口パイプ11がラドル回動軸5と同心且
つ下向きに接続されている。ショットスリーブ8の注入
口8aの上部でラドル回動軸5と共にラドル6を反時計
方向に回動させると、ラドル6内の溶湯は出口管11か
ら流出するが出口管11の方向が変化しないので、急速
に流出させても落下点の変化が少なく、全量が注入口8
aに注入される。注入開始時に溶湯の落下点を考慮して
少しずつ流出させることが必要ないので、溶湯がしずく
状にならず、凝固片が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイカスト用の金
型に連設するショットスリーブに金属の溶湯を供給する
ためのラドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラドル装置としては、図4、5に
示すものが知られている。図4において、aは制御装
置、b,cはアームでそれぞれ支軸b1,c1を中心とし
て回動される。アームcの先端にラドル回動軸dが水平
に設けられ、これにラドルeが取付けられており、支軸
1は、支軸b1を中心とする軌跡L1に沿って動き、ラ
ドル回動軸dは、軌跡L2に沿って動き、溶湯槽f内の
溶湯を汲んで金型のショットスリーブgの注入口g1
注入する。ラドルeは、図5に示すように椀形の湯汲み
部e1と樋形の湯路e2を有し、図5(a)に示すように
軽合金の溶湯M中に傾斜して湯汲み部e1を押込み、そ
のままの姿勢で矢印で示す軌跡L2の方向に引上げる
と、後端縁e11で限定された量の溶湯mが汲み取られ
る。次にラドルeを(b)に示す水平の姿勢にして軌跡
2に添って注入口g1上に前進させ、ラドル回動軸dを
回動させると、溶湯mは湯路e2からショットスリーブ
gに注入される。
【0003】このとき湯路e2の傾斜角は、略水平から
略垂直まで変化し、湯の落下点もm1,m2のように変化
し、傾斜開始時の傾斜速度が大きいと、落下点m1は遠
くなり、溶湯が注入口g1を越えて飛散するおそれがあ
るから、回動速度を始めは小さくし途中から大にする制
御をしている。しかしながらこのような制御をすると、
注入時間が長くなり、その分だけダイカスト機の鋳造サ
イクルを遅らせ生産性を低下させる。また始めの傾斜速
度を遅くすると、始めの湯量が少量のためしずく状にな
り、冷却し易く剪断チル層ともいう凝固片が発生し易く
なり、鋳造物の品質が低下するおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ラドルの回
動速度を大にして急速注湯することができ、これにより
ダイカスト機の生産能率を向上させ、且つ凝固片の発生
を防止できるラドル装置を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、請求項1に記載したとおり、溶湯槽とショッ
トスリーブの間を往復するアームの先端にラドル回動軸
を設け、椀形の湯汲み部の前部に樋状の湯路を連設した
ラドルの側部を前記ラドル回動軸に連結し、湯路の出口
近傍を中心としてラドルを回動させるダイカスト用ラド
ル装置において、前記ラドル回動軸を斜め下向きに設置
し、ラドルの湯路の先端を閉じ、該湯路の先端側の一側
部をラドル回動軸に取付け、他側部にラドル回動軸と略
同心で下向きに傾斜した出口管を設けたことを特徴とす
る。
【0006】この手段によれば、注湯時にラドルの回動
速度を大にしても、出口管の傾斜及び出口位置が変わら
ないため、溶湯の落下位置の変化が少ない。このため注
湯速度を大にして鋳造サイクルの速度を上げることがで
き、また、注湯開始時の湯量が多くなるので、凝固片の
発生が防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。図1において、1はラドル装置で図
4に示したものと基本構造は同一であり、2は制御装
置、3は回動アームで支軸3aによって制御装置2のケ
ーシングに支持される。移動アーム4は、支軸4aによ
って回動アーム3に軸支され、該移動アーム4の先端に
はラドル回動軸5が支持され、これにラドル6が取付け
られている。ラドル6は、溶湯槽7内の溶湯を汲取り、
ショットスリーブ8の注入口8aの上部まで移動する。
【0008】図2は図1の矢印II方向の側面図で、移動
アーム4の下端に、傾斜軸受箱9が傾斜角αの角度で傾
斜してねじ9aで接続され、軸受メタル9bに傾斜した
ラドル回動軸5が支持されている。
【0009】ラドル6は、図3の各図に示すように、椀
形の湯汲み部6a、樋状の湯路6bを有し、湯路6bの
端部及び端部側上部は、端板10で閉じられ、正面側に
出口管11が突設され、背面側に軸連結部12が突設さ
れている。また湯汲み部6aの上端13には、出口管1
1側が高く軸連結部12側が低い傾斜角αの傾斜がつけ
られている。
【0010】このラドル6を、図2に示すように軸連結
部12とピン12aによってラドル回動軸5に連結する
と、出口管11は、傾斜角αで下向きに傾斜し、湯汲み
部6aの上部13は、傾斜角αが相殺されて水平にな
る。図示の傾斜角αは、10°であるが、5〜15°の
範囲又はその範囲外の角度を採用できる。
【0011】ラドル回動軸5を駆動するために同軸5に
被動スプロケット15が固定され、移動アーム4の支軸
4a内を通る図示省略の中間軸に中間スプロケット16
が固定され、これらにチェーン17が巻き掛けられる。
前記中間スプロケット16及び中間軸は、回転アーム3
内を通る伝動機構を介して制御装置2によって回動され
る。なお、チェーン17の側面には適宜のガイドローラ
を当てて、チェーン17とスプロケット15又は16の
中心線を同一平面内に置くようにするのが好ましい。
【0012】以上の構成であるから、溶湯槽7の溶湯内
に、ラドル6の上端13を後下りに傾斜させて押入れた
のち、傾斜させたまま引上げてから水平に戻すと、上端
13から少し下方に湯面をもつ量の溶湯が汲み取られ
る。このラドル6を軌跡L2に沿って移動させ、ラドル
回動軸5を図1で反時計方向に回動させると、溶湯は、
湯路6内を流れて端板10に衝突して方向変換し出口管
11から流出する。この衝突により溶湯の流勢は減少さ
れ、出口管11の傾斜は、出口管11とラドル回動軸5
が略同心のため変化しないから、溶湯の落下点の変化は
少なく、溶湯は注入口8aを飛び越えて飛散することな
く注入される。
【0013】したがって、ラドル6の回動速度を大にし
て注入速度を上げることができ、これによりダイカスト
機の1サイクルの速度を上げることができる。例えば、
従来5kg程度の溶湯を注入するのに5秒程度の時間を
要していたが、本発明によれば、これを3秒少ない2秒
に短縮させることができ、30秒サイクルのダイカスト
機では、1サイクルの仕事が10%短縮できる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、ラドル
の流出側に設けた出口管の傾斜角が注湯中に変化せず、
また溶湯が湯路から出口管に方向変換するとき、流勢が
減少するため、ラドルの傾斜速度を上げて短時間で注湯
しても落下点の変化が少なく注湯口から飛散しないか
ら、ダイカスト機の鋳造サイクルの速度を上げ生産性を
向上させることができる効果がある。また、注湯開始時
にラドルの回動速度を遅くする必要がないから、注湯開
始時から比較的大量の溶湯が注入ができ、溶湯がしずく
状にならないため凝固片が形成されない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の正面図
【図2】 要部の側面図
【図3】 ラドルの平面図、正面図、側面図
【図4】 従来装置の正面図
【図5】 同じくラドルの説明図
【符号の説明】
4 移動アーム 5 ラドル回動軸 6 ラドル 6a 湯汲み部 6b 湯路 8 ショットスリー
ブ 8a 注入口 10 端板 11 出口管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶湯槽とショットスリーブの間を往復す
    るアームの先端にラドル回動軸を設け、椀形の湯汲み部
    の前部に樋状の湯路を連設したラドルの側部を前記ラド
    ル回動軸に連結し、湯路の出口近傍を中心としてラドル
    を回動させるダイカスト用ラドル装置において、前記ラ
    ドル回動軸を斜め下向きに設置し、ラドルの湯路の先端
    を閉じ、該湯路の先端側の一側部をラドル回動軸に取付
    け、他側部にラドル回動軸と略同心で下向きに傾斜した
    出口管を設けたことを特徴とする、ダイカスト用傾斜ラ
    ドル装置。
JP11134830A 1999-05-14 1999-05-14 ダイカスト用傾斜ラドル装置 Withdrawn JP2000317612A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101399466B1 (ko) * 2012-08-23 2014-06-27 차이 롱 유 알루미늄계 물질 용융 장치
CN103949622A (zh) * 2014-04-11 2014-07-30 江苏大学 一种新型重力铸造给汤机双浇勺机械臂
CN104874777A (zh) * 2015-06-08 2015-09-02 辽阳顺通机械制造有限公司 平衡式浇注机

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