JP2000317169A - ミシンの垂直全回転釜。 - Google Patents
ミシンの垂直全回転釜。Info
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- JP2000317169A JP2000317169A JP11127172A JP12717299A JP2000317169A JP 2000317169 A JP2000317169 A JP 2000317169A JP 11127172 A JP11127172 A JP 11127172A JP 12717299 A JP12717299 A JP 12717299A JP 2000317169 A JP2000317169 A JP 2000317169A
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Abstract
の捕捉を確実として、縫い製品の商品価値を向上させる
とともに、布のセット性を良くして縫製作業能率を向上
させ、さらに布送りの期間を増して正確な布送りが出来
る垂直全回転釜を提供する。 【解決手段】 ボビンケースを保持する中釜と、針糸ル
ープを捕捉する剣先および剣先が捕捉した針糸ループが
剣先の元部から外れるのを防止する上ばねを設けた垂直
全回転釜において、外釜の剣先を、外釜の回転中心から
外周方向に向けて、上ばね先端の回転軌跡線に近づく方
向に変位させて形成した。
Description
転釜に関するものである。
成を説明する。1は不図示のミシンの主軸に連動して回
転する下軸であり、この下軸には外釜2がねじ3により
固定されている。外釜2には、針4の針糸ループを捕捉
する剣先5と、その外周に、剣先5が捕捉した針糸ルー
プが剣先5の元部6から外側に外れるのを防止する上ば
ね7が、ねじ8により固定されている。
ビンケースを保持するとともに、外釜2が回転しても中
釜9が回転しないように、中釜止め10により係止され
ている。また、前記の外釜2の剣先5は図7に示すよう
に、上ばね7の先端部7aの回転軌跡線7bに対して、
一定の間隔を空けた内側に、回転軌跡線7bと同じ中心
を持つ円に沿って形成されている。
軸が回転すると、針4が上下動するとともに、それに同
期して下軸1と外釜2が図6、図7において半時計方向
に回転する。この回転により、図8に示すように最下降
した針が、上昇を始めると針糸Tは不図示の布にしごか
れて次第に針糸ループが形成され、その針糸ループを外
釜2の剣先5が捕捉し、さらに外釜2が回転すると捕捉
した針糸ループは剣先5の元部6に移動し、この針糸ル
ープは上ばね7により元部6から外れないように維持さ
れた状態で外釜2が回転し、これによりこの針糸ループ
は、中釜9の周囲を回って抜け上がり、下糸と絡んで本
縫い目を形成する。
来の垂直全回転釜においては次のような問題がある。す
なわち、従来の垂直全回転釜においては、針板11の下
面と外釜2の最大外径である上ばね7の外周との間隔
は、その隙間を不図示の糸切りメスが通過するために、
その間隔は現状以上に少なくする事は出来ない。
剣先5が捕捉するようにするためには、針4の最下降深
さをかなり深い図8に示すLとしなければならない。そ
して、最下降位置から針4が上昇を始めることによって
形成される針糸のループは、針の最下降位置における針
板下面から針の糸孔4aまでの針糸Tの絶対長さが長い
ために、図9に示すように横方向に大きくならず、縦長
になる。
り、この針糸ループが針4側に倒れると外釜2の剣先5
によって捕捉する事が出来ず、目飛びが発生したり、針
糸ループを剣先5が突き刺して針糸Tがささくれたり、
さらに針糸Tが切れたりして、製品の商品価値を低下さ
せたり、縫製能率を低下させる等の問題がある。また、
針が最下降位置に達したときの最下降深さが深いため
に、その分だけ針が最上昇したときの針板上面から針先
までの距離が狭くなるので、布厚の厚い布は布が針先に
引っかかってセット性が悪くなり、縫製作業能率が低下
する等の問題がある。
の間布を送る事が出来ない、言い換えると布送りの期間
が少なくなるので、布送り制御が困難となり,ミシンの
高速化の妨げとなった.
請求項1記載の発明は、ボビンケースを保持する中釜
と、針糸ループを捕捉する剣先及び剣先が捕捉した針糸
ループが剣先の元部から外れるのを防止する上ばねを設
けた垂直全回転釜において、外釜の剣先を、外釜の回転
中心から外周方向に向けて、上ばね先端の回転軌跡線に
近づく方向に変位させる構成とした。
スを保持する中釜と、針糸ループを捕捉する剣先及び剣
先が捕捉した針糸ループが剣先の元部から外れるのを防
止する上ばねを設けた垂直全回転釜において、外釜の剣
先を、外釜の回転中心から外周方向に向けて、上ばね先
端と一致させる構成とした。
によれば、最下降位置から針4が上昇を始めることによ
って形成される針糸のループは、針の最下降位置におけ
る針板下面から針の糸孔4aまでの針糸Tの絶対長さが
短いために、図3に示すように横方向に大きくなる。こ
のため、この針糸ループは安定して、この針糸ループが
針4側に倒れることがなく、外釜2の剣先5によって確
実に捕捉する事が出来、目飛びが発生したり、針糸ルー
プを剣先5が突き刺して針糸Tがささくれたり、さらに
針糸Tが切れたりすることがないから、製品の商品価値
が向上するとともに、縫製作業能率が向上する効果があ
る。
が浅いために、その分だけ針が最上昇したときの針板上
面から針先までの距離が広くなるので、布厚の厚い布は
布が針先に引っかかることがなく、セット性が良くなり
なり、縫製作業能率が向上する効果がある。さらに、針
が針板に浅く刺さることは、その分だけ針が布から抜け
上がっている期間が長くなるので、布送りの期間が多く
取れ、布送り制御が容易となり,ミシンの高速化を可能
とする効果が得られる.
から図5に基づいて説明する。なお、従来と同じ構成部
分には、同じ部品名称と同じ部品番号を付けて説明する
とともに、同じ構成の部分についてはその説明を省略す
る。図1に示す本発明の第一実施形態の構成の特徴は、
垂直全回転釜の外釜2の剣先5を、外釜の回転中心から
外周方向に向けて、上ばね先端と一致させる構成とし
た。
4の取り付け位置を上方にして固定する。そして、この
垂直全回転釜は、ミシンの主軸が回転すると、針4が上
下動するとともに、それに同期して下軸1と外釜2が図
1において半時計方向に回転する。
した針が、上昇を始めると針糸Tは図3に示すように、
不図示の布にしごかれて次第に針糸ループが形成され、
その針糸ループを外釜2の剣先5が捕捉し、さらに外釜
2が回転すると捕捉した針糸ループは剣先5の元部6に
移動し、この針糸ループは上ばね7により元部6から外
れないように維持された状態で外釜2が回転し、これに
よりこの針糸ループは、中釜9の周囲を回って抜け上が
り、下糸と絡んで本縫い目を形成する。
垂直全回転釜の外釜2の剣先5を、外釜の回転中心から
外周方向に向けて、上ばね先端と一致させる構成とした
が、この位置は、従来の剣先の位置を、上ばね7の先端
7aの回転軌跡線に近づく方向に変位させて形成しても
同様な効果が得られる。また、図4に示すように、上ば
ね7の先端7aよりも上にしても、さらに、図5に示す
ように、上ばね7の先端7aよりも下にしても、同様な
効果が得られる。
位置から針4が上昇を始めることによって形成される針
糸のループは、針の最下降位置における針板下面から針
の糸孔4aまでの針糸Tの絶対長さが短いために、図3
に示すように横方向に大きくなる。
の針糸ループが針4側に倒れることがなく、外釜2の剣
先5によって確実に捕捉する事が出来、目飛びが発生し
たり、針糸ループを剣先5が突き刺して針糸Tがささく
れたり、さらに針糸Tが切れたりすることがないから、
製品の商品価値が向上するとともに、縫製作業能率が向
上する効果がある。
が浅いために、その分だけ針が最上昇したときの針板上
面から針先までの距離が広くなるので、布厚の厚い布は
布が針先に引っかかることがなく、セット性が良くなり
なり、縫製作業能率が向上する効果がある。さらに、針
が針板に浅く刺さることは、その分だけ針が布から抜け
上がっている期間が長くなるので、布送りの期間が多く
取れ、布送り力が増して、正確な布送りが出来る効果が
ある。 さらに、従来のミシン本体側の構造を変える必
要がなく、垂直全回転釜の交換と針棒の高さを変更する
だけで良いので、汎用性に優れる効果がある。
った状態である。
僅かに上昇した状態である。
る。
る。
最下降位置となった状態である。
最下降位置から僅かに上昇した状態である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ボビンケースを保持する中釜と、針糸ル
ープを捕捉する剣先及び剣先が捕捉した針糸ループが剣
先の元部から外れるのを防止する上ばねを設けた垂直全
回転釜において、 外釜の剣先を、外釜の回転中心から外周方向に向けて、
上ばね先端の回転軌跡線に近づく方向に変位させて形成
したことを特徴とするミシンの垂直全回転釜。 - 【請求項2】 ボビンケースを保持する中釜と、針糸ル
ープを捕捉する剣先及び剣先が捕捉した針糸ループが剣
先の元部から外れるのを防止する上ばねを設けた垂直全
回転釜において、 外釜の剣先を、外釜の回転中心から外周方向に向けて、
上ばね先端と一致させて形成したことを特徴とするミシ
ンの垂直全回転釜。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717299A JP4189081B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ミシンの垂直全回転釜。 |
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CZ20001670A CZ302331B6 (cs) | 1999-05-07 | 2000-05-05 | Rotacní horizontální chapac pro šicí stroj |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717299A JP4189081B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ミシンの垂直全回転釜。 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000317169A true JP2000317169A (ja) | 2000-11-21 |
JP4189081B2 JP4189081B2 (ja) | 2008-12-03 |
Family
ID=14953457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12717299A Expired - Lifetime JP4189081B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | ミシンの垂直全回転釜。 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4189081B2 (ja) |
CN (1) | CN1273295A (ja) |
CZ (1) | CZ302331B6 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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GB768421A (en) * | 1954-04-29 | 1957-02-13 | Singer Mfg Co | Thread-case for lock-stitch sewing machines |
US3762350A (en) * | 1972-08-10 | 1973-10-02 | A Starnes | Lock stitch sewing hook |
CH668092A5 (de) * | 1985-12-06 | 1988-11-30 | Gegauf Fritz Ag | Fadensteuerung fuer naehmaschinen. |
DE3911134A1 (de) * | 1989-04-06 | 1990-10-11 | Kochs Adler Ag | Umlaufender greifer fuer doppelsteppstich-naehmaschinen, in dem ein kernloser fadenwickel oder eine mit einem faden bewickelte spule einlagerbar ist |
CZ3235U1 (cs) * | 1995-03-21 | 1995-04-04 | Eta A.S. | Žehlící deska napařovací žehličky |
-
1999
- 1999-05-07 JP JP12717299A patent/JP4189081B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-04-30 CN CN 00108252 patent/CN1273295A/zh active Pending
- 2000-05-05 CZ CZ20001670A patent/CZ302331B6/cs not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CZ302331B6 (cs) | 2011-03-16 |
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