JP2000316954A - プラズマ滅菌反応器を排気するための方法 - Google Patents

プラズマ滅菌反応器を排気するための方法

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JP2000316954A
JP2000316954A JP2000107449A JP2000107449A JP2000316954A JP 2000316954 A JP2000316954 A JP 2000316954A JP 2000107449 A JP2000107449 A JP 2000107449A JP 2000107449 A JP2000107449 A JP 2000107449A JP 2000316954 A JP2000316954 A JP 2000316954A
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reactor
container
exhausting
chamber
pressure
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English (en)
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Werner Stahlecker
ヴェルナー・シュターレッカー
Robert Frost
ロベルト・フロスト
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Original Assignee
Haaga Ruediger GmbH
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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低圧プラズマにより少なくとも一つの対象物
を滅菌するための反応器を大気圧からプラズマ放電圧ま
で費用効果的かつ容易に排気するための方法を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも二つの別個の、継続的排気段
階が設けられる。第一排気段階及び所望により更なる排
気段階において、反応器は段階的に中間減圧にもたらさ
れ、最終排気段階において反応器はプラズマ放電圧まで
排気される。各排気段階のために別個の減圧室を設ける
ことが有利であり、そのそれぞれに反応器が連結されて
いる。これがガスの全量が一つの単一ポンプまたは単一
のポンプ組合せを通して運搬されることを必要としない
という利益をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は反応器を大気圧からプラズマ放電
圧まで排気するための方法に関し、その方法で少なくと
も一つの対象物が、低圧プラズマにより滅菌される。
【0002】この形式の反応器は例えば米国特許第37
01628号で公知である。ここでは反応器をミリバー
ルの何分の1の範囲にある圧力まで排気する必要があ
る。
【0003】プラズマの滅菌効果はイオン衝撃による細
菌の機械的破壊並びに発生ラジカルによる化学的破壊に
基づいている。低いエネルギー要求量でも、プラズマは
最小の表面クラック及び穴の中に浸透することができ、
それにより減圧を増やすことにより温度を熱過敏性対象
物、例えばプラスチック製瓶でさえも処理できるような
低温度まで減らすことができる。
【0004】例えば容器の内表面を滅菌する場合におい
て、容器内圧はプラズマ工程が始まる前に大気圧(10
00mb)からプラズマ放電圧(例えば0.2mb)ま
で減らさねばならない。もし産業設備の場合において、
複数の容器、従って複数の反応器が最短可能時間内に排
気されるべきであるなら、そのときはプラズマ放電圧の
水準で秒当たり容易に数千リットルに達する大量のガス
がポンプ排出されねばならない。これは莫大な実際上の
問題を導く。
【0005】本発明の目的は最低プラズマ放電圧におい
てさえ排気可能な反応器内の大量のガスを費用効果的に
かつ容易にポンプ排出することにある。
【0006】この目的は本発明により二つの継続的なし
かし別個の排気段階が設けられ、それにより反応器が第
一排気段階において中間圧力までそして最終排気段階に
おいて少なくともプラズマ放電圧まで排気されることに
より達成された。
【0007】かくして、一段階排気の代わりに、いわゆ
る多段階排気が行われる。真空ポンプが各排気段階のた
めに適用されることができ、前記ポンプは特に関連圧力
範囲に対して効果的なものである。個々のポンプは互い
に並列に起動され、従ってそれらは異なる物質流を送出
する。それにより、ポンプ排出されるガス容積の大部
分、例えば97%は第一排気段階中にポンプ排出され、
従ってこの量は第二及び可能な第三排気段階を通り越し
て案内され、この第二及び第三排気段階はかくして低圧
力水準で機能する。これは後者のポンプを−その圧力水
準の観点から−大容積のガスを取り扱わねばならないこ
とから救済する。ここで圧力が低くなるほどガスの容積
は関連因子により増加することを述べておかねばならな
い。
【0008】各排気段階毎に別個の減圧室が有利には設
けられ、その減圧室に反応器がそれぞれ連結される。例
えば異なる圧力水準で作動する三つの減圧室が設けられ
ることができる。
【0009】以下は一例である:
【0010】第一排気段階において、それぞれの反応器
は大気圧から30mbの中間圧までポンプ排出される。
更なる排気段階において、圧力水準は1.3mbに下げ
られる。続く第三及び最終排気段階において、例えば
0.2mbのプラズマ放電圧が達成される。この多段階
排気により、秒当たりほんの数百リットルのガス容積が
排気段階当たりポンプ排出される。この多段階ポンプ排
出なしには、ポンプは秒当たり数千リットルのガスを運
搬しなければならないであろう。
【0011】最終排気段階で到達したこの圧力水準は滅
菌工程の終わりまで、すなわち全プラズマ工程中、維持
される。
【0012】この方法を実行するための装置の場合、複
数の反応器が設けられることができ、これらの反応器は
それぞれ滅菌される少なくとも一つの容器を取り上げる
ための装置を備えており、これらの反応器に対して少な
くとも二つの異なる圧力水準の減圧室が配置されてお
り、これらの減圧室に反応器は弁または同様物により継
続的に連結されることができる。例えば、0.2秒毎に
滅菌される容器が送出されることができ、それらの内圧
が関連プラズマ放電圧にもたらされなければならない。
個々のポンプはかくして排気される反応器と直接的に連
結されておらず、むしろ減圧室に連続的に連結され、こ
の減圧室に対して排気される反応器が継続的に連結され
る。かくしてプラズマ放電圧まで排気されるために利用
し得る時間は個々の容器が供給されるタクトタイム(tac
t time)より長くなる。
【0013】本発明の一実施例において、反応器は回転
ランナーの周囲に配置され、回転ランナーは複数の静止
的に配置されたセクターを通って走行し、このセクター
のそれぞれに異なる圧力水準の減圧室が配置されてい
る。減圧室はここでは回転ランナーと共に回転する環通
路の形である。
【0014】本発明のこれらの及び更なる目的、特徴及
び利点は添付図面に関する以下のその詳細な説明からよ
り容易に明らかとなるであろう。
【0015】図面の詳細な説明 図1に示された滅菌装置は低圧プラズマ従って低温によ
る容器1の滅菌に役立つ。圧力に敏感で電気的に非伝導
性であるこれらの容器1の場合において、特に内表面2
は細菌が存在しないようになされるべきである。対照的
に、外表面3のうち、充填開口4の領域内に位置する表
面のみ、すなわち運搬カラーと後段階で容器1に適用さ
れる蓋のためのねじが滅菌される必要がある。滅菌工程
のために、容器1は排気装置7に連結されている排気可
能な反応器6の室5内に収容される。室5並びに容器1
は充填開口4と連通する吸引管8により排気される。
【0016】プラズマを発生させるために、二つの電極
10と11が設けられ、それらは互いに共軸的に配置さ
れ互いに対して絶縁体9により絶縁されており、それら
の電極のうち電極10は外部電極で電極11は内部電極
である。外部電極10は接地されており、それが作動中
に容器1を収容しそれを壁で密接的に取り囲む室5を形
成するように設計されている。これが容器1の内側並び
に容器1の外側に減圧が存在することを可能とし、従っ
て容器1は寸法的に安定である必要がない。内部電極1
1は充填開口4を通して挿入されることができ容器底1
2に極めて接近して終わる。
【0017】高周波発生器13が交流電圧を発生する役
目をし、それは許容産業周波数、例えば13.56MH
zまたは27.12MHzを使用してパワーレベルを送
出する。パワーは内部電極11によりアダプターネット
ワーク14から容量的に結合される。
【0018】外部電極10の壁と容器1の外部輪郭間の
狭い隙間15のために、容器1の外側にプラズマは点火
されない。この望ましい状態は隙間15がほんの数ミリ
メートルの大きさのとき与えられる。プラズマは本質的
に容器1の内側にのみ点火され、従って本質的に容器1
の内表面2のみが滅菌される。
【0019】内表面2に加えて充填開口4の領域内の外
表面3の一部も滅菌されるべきであるので、外部電極1
0は外部電極10が外表面3に関してゆとりを持つよう
な方法でこの領域内に凹所16を含む。かくして点火プ
ラズマはまた運搬カラー及びねじに到達することができ
る。
【0020】内部電極11はイオン化される工程ガスの
ための供給ライン17を含む。工程ガスは弁18により
容器1及び室5中に通される。圧力は圧力計装置(図示
せず)によりチェックされることができる。最適プラズ
マ放電圧は用いられるガスのタイプに依存し、0.1P
aから数百Paの範囲にあることができる。特に適した
工程ガスは例えば過酸化水素であるが、他のガスもまた
使用されることができる。
【0021】室5が閉じられるとき、容器1はその底1
2を反応器6の底20上にして立つ。底20は伝導性で
かつまた接地されたベース板を含み、かくして作動中に
外部電極10に連続することができる。底20はまた容
器底12に対応して形成され、従ってここでもまた容器
1の外側にプラズマは点火されない。
【0022】底20は移動の方向AとBに従って可動な
上昇棒22に適用されており、従って室5は容器1の供
給及び除去のために開閉されることができる。底20の
下方位置は一点鎖線及び数字23で示されている。
【0023】滅菌工程の完了後の滅菌フラッディングガ
スのための供給ライン24が充填開口4の領域に入る。
供給ライン24は弁25を含む。
【0024】内部電極11の外部電極10に対する共軸
配置のために、パワー源は軸方向に対称的であり従って
非常に均一である。接地された外部電極10はまた接地
された底20と一緒に反応器6の理想的な高周波遮蔽を
形成する。室5から突出する内部電極11とこの領域に
直接適用されるアダプターネットワーク14のみが追加
の遮蔽を必要とする。
【0025】工程ガスのための供給ライン17が内部電
極11の内側に配置されているので、容器1の内側は工
程ガスで素早くかつ容易にフラッドされ、それにより残
留レスト空気は同時に置換される。これは工程圧力の水
準で起こり、従って室5を放電圧以下に排気する必要が
ない。プラズマ工程中も静止工程ガスを維持することに
より、再現可能な工程推移が保証される。
【0026】内部電極11は追加的に充填管としての役
目をすることができる。有利には、中空タペットが工程
ガスを供給するために使用されることができ、一方外方
のリング形状断面の表面が内容物を充填するために利用
しうる。
【0027】工程は以下のように行われる:
【0028】まず反応器6の底20上に立つ容器1が下
から室5中に押される。底20がそれにより外部電極1
0に対して押圧され室5が媒介シールにより閉じられ
る。
【0029】続いて容器1と一緒に室5が排気装置7に
よりすなわちプラズマ放電圧の水準まで排気される。こ
の工程中、レスト空気のみが室5を充たす。
【0030】次に、工程ガスが内部電極11の内側に位
置する供給ライン17により供給され、それによりレス
ト空気が下から上向きに容器1から置換され反応器6の
ヘッド領域内に吸い出される。工程ガスのこの流れは、
もし小さな流れが必要であるなら、新たな次のプラズマ
点火後にプラズマ工程の終わりまで維持されることがで
きる。プラズマ工程中のこの維持された流れは技術的に
簡単な方法で希望の条件が満たされ容器1の内側に最大
工程ガス濃度が確保されることを確実とする。
【0031】プラズマ滅菌の完了後及び工程ガスの流れ
がスイッチを切られた後、フラッドガスが例えば滅菌空
気または滅菌不活性ガスにより今やフラッドされる。好
適選択は例えば窒素であろう。フラッドガスは供給ライ
ン24により反応器6のヘッドルーム中にもたらされ
る。もし工程圧が例えば20から50Paであれば、フ
ラッディングが常圧で起こるとき容器1内になお存在す
る工程ガスの2000から5000倍の濃度希釈が達成
される。もし過酸化水素が工程ガスとして用いられるな
らば、本質的に水と分子状酸素のみがプラズマがスイッ
チを切られた後に残る。
【0032】もし容器1が反応器6内に充填されている
のに加えて、恐らく明らかに1バールを超える圧力での
窒素によりアドバンスフラッディング(すなわち滅菌窒
素でのバイアス圧力による)されるなら、充填内容物の
発泡は減少されまたは恐らく完全に防がれ、これは充填
がより早く行われることを可能とする。
【0033】容器1を閉鎖するための装置(図示せず)
がこの目的のために反応器6の下に適用される。容器1
が室5から下向きに引っ張られるや否や、容器1はシー
ルにより閉じられることができる。
【0034】上述のように、反応器6、すなわちその室
5は大気圧からプラズマ放電圧、例えば0.2mbまで
排気されねばならない。産業設備の場合、この段階は滅
菌される容器1の数が多いので、一秒の何分の一かで繰
り返されねばならない。もし例えば新しい容器1が0.
2秒毎に供給されるなら、例えば1リットルの空気が
0.2秒毎に1000mbの圧力で排気されねばならな
い。プラズマ放電圧の圧力水準では、これは5000リ
ットルの容積に相当するであろう。秒当たりポンプ排出
されるガスの容積は25000リットルであり、これは
技術的に解決できない問題を導くであろう。この理由の
ため、図1の例では三つの継続した、しかし別個の排気
段階が設けられ、それにより減圧室26,27,28が
各排気段階に対して配置されている。閉鎖円管ラインと
して設計されることのできるこれらの減圧室26,27
及び28はそれぞれ異なる圧力水準p,p及びp
を持つ。第一減圧室26は例えば30mbの圧力水準を
持ち、一方第二減圧室27は例えば1.3mbの圧力水
準を持つことができる。次いで第三減圧室28がプラズ
マ放電圧、例えば0.2mbに導く。減圧室26,2
7,28は交互に反応器6に連結されるが、弁29,3
0及び31により互いに分離的に連結される。減圧室2
6,27及び28にそれぞれ属するポンプ32,33及
び34は、通常の如く、直列に作動せず、むしろ並列に
連結される。この方法で、大きな圧力差が多段階排気に
より達成されることができ、それにより秒当たりポンプ
32,33及び34当たり数百リットルのみがポンプ排
出される。
【0035】第一排気段階に配置されたポンプ32はガ
ス容積の最大パーセント、例えば97%をポンプ排出す
る。この大きなガス容積は次の二つの排気段階のポンプ
33と34によりポンプ排出される必要がなく、従って
ポンプ33と34は低圧水準でも非常に効果的に機能す
ることができる。最終排気段階の圧力水準はプラズマ工
程が完了するまで反応器6に連結されたまま残る。
【0036】極めて概略的に示された図2によれば、複
数の反応器6が丸いランナー42の周囲に配置されるこ
とができる。例えば百のこれらの反応器6が設けられる
ことができる。これらの反応器6のそれぞれは、図1の
助けにより上述したように、滅菌される容器1を収容す
る。これらの容器1は例えば供給方向Cで運搬装置(図
示せず)により丸いランナー42に供給される。容器1
は続いて矢印方向に回転する供給スター43により反応
器6の下の領域に到達し、次いで前記容器1は上述の方
法で反応器6内に置かれる。それに応じて、矢印方向に
回転する回転出口スター44があり、それにより滅菌さ
れ、所望により充填されて閉じられた容器35が取り出
し方向Dに運搬される。
【0037】もし丸いランナー42が例えば50の反応
器を含み、0.2秒毎に容器を供給されるなら、回転時
間は10秒掛かる。そのとき能力は1時間当たり200
00の容器1の大きさの水準になる。
【0038】丸いランナー42は軸35の周りを進行方
向Eに駆動される。個々の反応器6はいわゆるセクター
を通って進行し、このセクターは丸いランナー42に対
して静止的に配置されており小文字及び二重矢印により
示されている。これらのセクターaからhのそれぞれに
おいて、非常に特殊な工程段階が実行され、それにより
個々の反応器6が丸いランナー42の回転運動のために
個々のセクターを通って交互に進行する。
【0039】セクターaにおいて、滅菌される容器1は
丸いランナー42に供給され、そこから個々の反応器6
中へ下から押される。反応器6はこれによりガスに対し
て閉じられシールされる。
【0040】セクターbにおいて、個々の反応器6はよ
り詳細に以下に説明される方法で排気される。次のセク
ターcにおいて工程準備が行われ、それにより本質的に
室5と容器1の内側が工程ガスでフラッドされる。次の
セクターdにおいて、実際のプラズマ滅菌が起こる。セ
クターeにおいてそれぞれの反応器6はフラッドガスで
滅菌方式で常圧までフラッドされる。
【0041】滅菌された容器1が更に運搬される前に、
二つの更なるセクターfとgを設けることができる。セ
クターfにおいて、滅菌された容器1は好ましくは充填
内容物で充填され、一方セクターgにおいてそれらは続
いて滅菌方式で閉じられシールされる。次いで、滅菌さ
れ、充填され、閉じられた容器35は隣接するセクター
hにおいて丸いランナー42から排出され、続いて運搬
方向Dに運搬させられることができる。
【0042】図1の助けにより上述した高周波発生器1
3が丸いランナー42上に取り付けられている。実際の
滅菌の役目をするセクターdは丸いランナー42の周囲
の一部のみを占有するので、複数の反応器6が一つの高
周波発生器13に対して配置されるときはそれは十分で
ある。例えば、図2に示されるように、三つの反応器6
が一つの高周波発生器13に配置されることができる。
配置は一つの反応器6に連結された一つの高周波数発生
器13がセクターdの全通過中連結されたまま残り、こ
の高周波発生器13がそれがセクターeに到達すると連
結を外され続いてまだセクターdに到達していない他の
反応器6に連結されるように配置される。この目的のた
めにリレー連結(図示せず)が設けられている。かくし
て、何時でも、特定の反応器6が特定の高周波発生器1
3により駆動される。対照的に、各反応器6はその直ぐ
近くに配置されたそれ自身のアダプターネットワーク1
4を持つ。
【0043】上述のように、個々の反応器6の排気はセ
クターb、すなわちこの場合には三つの別個の、継続し
た排気段階で起こる。閉鎖円管ラインとして設計された
減圧室26,27,28は三つの排気段階のそれぞれに
対して配置され、これらの減圧室26,27及び28は
丸いランナー42上に位置している。これらの減圧室2
6,27及び28のそれぞれはある圧力水準p,p
及びpを示す。これらの三つの圧力水準p,p
びpの領域は図1並びに図2のセクター内に示されて
いる。ここで大きなセクターはまたそれに大気圧p
与えられていることを見ることができる。
【0044】図2で見ることができるように、多段階排
気はセクターbの第一部分で始まり、それにより三つの
反応器6が交互にまず閉鎖円管ラインとして設計された
減圧室26に連結される。なおセクターb内の下流で、
二つの反応器6が既に減少した圧力水準を持つ減圧室2
7に連結される。セクターbの終わりで、二つの反応器
6はその圧力水準が既にプラズマ放電圧のそれである第
三減圧室28に連結される。このプラズマ放電圧はプラ
ズマ工程の終わりまで、すなわちセクターdの終わりま
で維持される。圧力pは従ってプラズマ放電圧に相当
する。
【0045】この多段階排気のために、それらのそれぞ
れの圧力範囲で最も効果的に作動するタイプのポンプ3
2,33及び34がそれぞれ異なる排気段階のために使
用されることができる。
【0046】第一排気段階のポンプ32の場合、例えば
回転翼形回転ポンプが含まれることができ、これは1ミ
リバール以上の圧力で最適作動する。続く排気段階のポ
ンプ33の場合、例えば一組のポンプが含まれることが
でき、これは直列に一つの後に他を連結した二つのポン
プ37と38からなる。ポンプ37はここではルーツ真
空ポンプであり、一方ポンプ38は回転翼形回転ポンプ
の形の補助ポンプである。これはルーツポンプは大気圧
に対しては作動しないので、ルーツポンプの排出口で吸
引し、ルーツポンプにより運搬されたガスを濃縮し、そ
れを大気圧に対して放出する補助ポンプを必要とするか
らである。最終排気段階のプラズマ放電圧に連結されて
いる第三ポンプ34の場合、ルーツポンプが再びここに
含まれる。このポンプ34に対して上述のルーツポンプ
37が補助ポンプとして配置されることができる。
【0047】各パイプラインの流れ抵抗は大きく圧力に
依存する。本発明による多段階排気の場合、個々の供給
ラインの断面を個々の圧力水準に対して最適に配置し、
それらを運搬される容積流に適合させることも今や可能
である。第一排気段階のためには大容積のガス流がここ
を通らねばならないので、大きな供給ライン断面が必要
である。次の排気段階では、1ミリバールの大きさの程
度であり、比較的小容積のガスが流れ、流れ抵抗もまた
この圧力では比較的低い。ここではより小さな断面で十
分である。プラズマ放電圧の水準のためには、再び大き
な断面が要求される;運搬されるガスの容積は比較的低
いけれども、そのようなほんの0.2mbの低圧におけ
る流れ抵抗は比較的高い。
【0048】図2に示されるように、ポンプ32と33
は設備に静止的に配置されているが、プラズマ放電圧に
連結されたポンプ34は流れ抵抗を最小とするために供
給ラインをできるだけ短く保つべきであるので丸いラン
ナー42上に直接配置されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器を低圧プラズマにより滅菌するための反応
器を含む滅菌装置の部分断面図である。
【図2】極めて概略的な表現の、複数の反応器を含む回
転ランナーの平面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応器を大気圧からプラズマ放電圧まで
    排気するための方法であって、その方法で少なくとも一
    つの対象物が低圧プラズマにより滅菌されるものにおい
    て、少なくとも二つの継続した、しかし別個の、排気段
    階が設けられており、それにより反応器が第一排気段階
    において中間圧まで排気され、最終排気段階において反
    応器が少なくともプラズマ放電圧まで排気されることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 各排気段階のために別個の減圧室が設け
    られ、それに対して反応器がそれぞれ連結されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 第一排気段階において空気容積の少なく
    とも80%がポンプ排出されることを特徴とする請求項
    1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 最終排気段階が滅菌工程の終わりまで維
    持されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載の方
    法を実行するための装置であって、複数の反応器(6)
    が設けられ、それらの反応器が滅菌される少なくとも一
    つの容器(1)を取り上げるための装置(20)をそれ
    ぞれ備えており、それらの反応器に異なる圧力水準の少
    なくとも二つの減圧室(26,27,28)が配置され
    ており、それらの減圧室に反応器(6)が継続的に連結
    可能であることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 反応器(6)が丸いランナー(42)の
    周囲に配置されており、この丸いランナーが静止的に配
    置された複数のセクターを通って進み、このセクターの
    それぞれに異なる圧力水準の減圧室(26,27,2
    8)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 減圧室(26,27,28)が閉鎖され
    た円管ラインとして設計されていることを特徴とする請
    求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つのポンプ(32,33,
    34)が各減圧室(26,27,28)に配置されてお
    り、それによりプラズマ放電圧に関連したポンプ(3
    4)が丸いランナー(42)上に配置されていることを
    特徴とする請求項6または7に記載の装置。
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