JP2000314488A - 螺旋管形成用帯状部材及び既設管のライニング方法 - Google Patents

螺旋管形成用帯状部材及び既設管のライニング方法

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JP2000314488A
JP2000314488A JP11122339A JP12233999A JP2000314488A JP 2000314488 A JP2000314488 A JP 2000314488A JP 11122339 A JP11122339 A JP 11122339A JP 12233999 A JP12233999 A JP 12233999A JP 2000314488 A JP2000314488 A JP 2000314488A
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JP11122339A
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Yasushi Kitayama
康 北山
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L1/00Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既設管内に形成した螺旋管の接合部同士間を滑
動させつつ拡径させる作業をスムーズに行うことがで
き、且つ、既設管内を拡径状態の螺旋管を水密性に優れ
た状態となしてライニングすることができる螺旋管形成
用帯状部材及び既設管のライニング方法を提供する。 【解決手段】主帯状部材11とシール用帯状部材12と
からなる螺旋管形成用帯状部材であって、前記シール用
帯状部材12が、両側縁部に係止部122が設けられ、
表面にシール材123が装着されているものからなり、
前記主帯状部材11が、両側縁部に接合部112,11
4が設けられ、螺旋状に巻回し隣接する接合部間を相互
に接合させて螺旋管を形成可能とされているとともに、
両側縁部の接合部112,114に隣接し、該係合部よ
りも中央側に、それぞれ、前記シール用帯状部材12の
係止部224が係合する係合部114,117が設けら
れているものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道管等の既設
管内をライニングするのに用いられる螺旋管形成用帯状
部材及び既設管のライニング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水道管等の既設管内をライニン
グする方法として、既設管内において、帯状部材を螺旋
状に巻回し、隣接する接合部同士を接合することにより
螺旋管を形成し、その螺旋管により既設管内面をライニ
ングする方法が提案されている(特開平4─19447
5号公報参照)。
【0003】これによれば、帯状部材に線材等の固定材
を接合部同士間に嵌め込んで製管し、同時に潤滑剤兼止
水剤を嵌合部に注入し、その後、固定材を引き抜いて帯
状部材の接合部同士間を滑動させつつ拡径させ、嵌合部
の止水も確保する方法が開示されている。
【0004】しかしながら、この方法では、帯状部材の
接合部間の水密性を確保するため、螺旋管の製管時に潤
滑剤兼止水剤を嵌合部に注入していた。しかしながら、
せっかく注入した止水剤がたれてしまい、止水性を確保
できないという問題点がある。
【0005】又、潤滑剤兼止水剤の代わりに、シール材
を用いた場合には、シール材は通常エラストマー等の滑
りにくい材料からなるなるので、既設管内に形成した螺
旋管の接合部同士間を滑動させつつ拡径させる作業をス
ムーズに行うことができないという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、既設管内に形成した螺旋管の
接合部同士間を滑動させつつ拡径させる作業をスムーズ
に行うことができ、且つ、既設管内を拡径状態の螺旋管
を水密性に優れた状態となしてライニングすることがで
きる螺旋管形成用帯状部材及び既設管のライニング方法
を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、主帯状部材とシール用帯状部材と
からなる螺旋管形成用帯状部材であって、前記シール用
帯状部材が、両側縁部に係止部が設けられ、略中央部の
表面にシール材が装着されているものからなり、前記主
帯状部材が、両側縁部に接合部が設けられ、螺旋状に巻
回し隣接する接合部間を相互に接合させて螺旋管を形成
可能とされているとともに、両側縁部の接合部に隣接
し、該係合部よりも中央側に、それぞれ、前記シール用
帯状部材の係止部が係合する係合部が設けられているも
のからなる螺旋管形成用帯状部材である。
【0008】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、主帯状部材とシール用帯状部材とからなる螺旋管形
成用帯状部材であって、前記シール用帯状部材が、一側
縁部に係止部が設けられ、他側縁部に段部被覆部が設け
られ、該段部被覆部の表面にシール材が装着されている
ものからなり、前記主帯状部材が、一側縁部に前記シー
ル用帯状部材の段部被覆部が当接する段部が形成され、
該段部に一方の接合部が設けられ、他側縁部に他方の接
合部が設けられ、螺旋状に巻回し隣接する一方の接合部
と他方の接合部間を相互に接合させて螺旋管を形成可能
とされているとともに、一方の側縁部の接合部に隣接し
それよりも中央側に、前記シール用帯状部材の係止部が
係合する係合部が設けられているものからなる螺旋管形
成用帯状部材である。
【0009】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)
は、本発明1に記載の螺旋管形成用帯状部材を用いた既
設管のライニング方法であって、既設管内に、前記螺旋
管形成用帯状部材の主帯状部材を供給して螺旋状に巻回
するとともに、相接する接合部同士を接合させて螺旋管
を形成する工程と、該螺旋管を前記接合部同士の接合し
た部分を滑動させるようにして拡径する工程と、拡径し
た螺旋管内に前記螺旋管形成用帯状部材のシール用帯状
部材を供給して、該シール用帯状部材を主帯状部材の接
合した部分にまたがるようにして、その係止部を主帯状
部材の係合部に係合させる工程とからなる既設管のライ
ニング方法である。
【0010】本願の請求項4に記載の発明(本発明4)
は、本発明2に記載の螺旋管形成用帯状部材を用いた既
設管のライニング方法であって、既設管内に、前記螺旋
管形成用帯状部材の主帯状部材を供給して螺旋状に巻回
するとともに、相接する一方の接合部と他方の接合部同
士を接合させて螺旋管を形成する工程と、該螺旋管を前
記接合部同士の接合した部分を滑動させるようにして拡
径する工程と、拡径した螺旋管内に前記螺旋管形成用帯
状部材のシール用帯状部材を供給して、該シール用帯状
部材を、その係止部を前記主帯状部材の係合部に係合さ
せるとともに、その段部被覆部を前記主帯状部材の接合
した部分にまたがるようにその段部に当接させる既設管
のライニング方法である。
【0011】本発明において、主帯状部材及びシール用
帯状部材の材質としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル─エチレン共
重合体等が挙げられるが、中でも溶接がし易いポリエチ
レンや塩化ビニル─エチレン共重合体等が好適である。
【0012】
【作用】本発明1の螺旋管形成用帯状部材は、前記シー
ル用帯状部材が、両側縁部に係止部が設けられ、略中央
部の表面にシール材が装着されているものからなり、前
記主帯状部材が、両側縁部に接合部が設けられ、螺旋状
に巻回し隣接する接合部間を相互に接合させて螺旋管を
形成可能とされているとともに、両側縁部の接合部に隣
接し、該係合部よりも中央側に、それぞれ、前記シール
用帯状部材の係止部が係合する係合部が設けられている
ものからなることにより、主帯状部材の接合部付近には
滑りにくい材料からなるシール材が装着されていないの
で、既設管内に形成した螺旋管の拡径が容易であり、且
つ、拡径状態の螺旋管の接合した部分にシール用帯状部
材を装着して水密性に優れた状態となすことができる。
【0013】本発明2の螺旋管形成用帯状部材は、前記
シール用帯状部材が、一側縁部に係止部が設けられ、他
側縁部に段部被覆部が設けられ、該段部被覆部の表面に
シール材が装着されているものからなり、前記主帯状部
材が、一側縁部に前記シール用帯状部材の段部被覆部が
当接する段部が形成され、該段部に一方の接合部が設け
られ、他側縁部に他方の接合部が設けられ、螺旋状に巻
回し隣接する一方の接合部と他方の接合部間を相互に接
合させて螺旋管を形成可能とされているとともに、一方
の側縁部の接合部に隣接しそれよりも中央側に、前記シ
ール用帯状部材の係止部が係合する係合部が設けられて
いることにより、主帯状部材の接合部付近には滑りにく
い材料からなるシール材が装着されていないので、既設
管内に形成した螺旋管の拡径が容易であり、且つ、拡径
状態の螺旋管の接合した部分にシール用帯状部材を装着
して水密性に優れた状態となすことができる。
【0014】本発明3の既設管のライニング方法は、既
設管内に、前記螺旋管形成用帯状部材の主帯状部材を供
給して螺旋状に巻回するとともに、相接する接合部同士
を接合させて螺旋管を形成する工程と、該螺旋管を前記
接合部同士の接合した部分を滑動させるようにして拡径
する工程と、拡径した螺旋管内に前記螺旋管形成用帯状
部材のシール用帯状部材を供給して、該シール用帯状部
材を主帯状部材の接合した部分にまたがるようにして、
その係止部を主帯状部材の係合部に係合させる工程とか
らなることにより、拡径工程においては、主帯状部材の
両接合部間及びそれに隣接する滑動部分には、エラスト
マー等の滑りにくい材料からなるシール材が介在するこ
とがないので、容易に拡径を行うことができ、しかも、
シール用帯状部材の主帯状部材への係合工程において、
螺旋管の内部から主帯状部材の接合した部分につながる
流路を遮断することができる。
【0015】本発明4の既設管のライニング方法は、既
設管内に、前記螺旋管形成用帯状部材の主帯状部材を供
給して螺旋状に巻回するとともに、相接する一方の接合
部と他方の接合部同士を接合させて螺旋管を形成する工
程と、該螺旋管を前記接合部同士の接合した部分を滑動
させるようにして拡径する工程と、拡径した螺旋管内に
前記螺旋管形成用帯状部材のシール用帯状部材を供給し
て、該シール用帯状部材を、その係止部を前記主帯状部
材の係合部に係合させるとともに、その段部被覆部を前
記主帯状部材の接合した部分にまたがるようにその段部
に当接させることにより、拡径工程においては、主帯状
部材の両接合部間及びそれに隣接する滑動部分には、エ
ラストマー等の滑りにくい材料からなるシール材が介在
することがないので、容易に拡径を行うことができ、し
かも、シール用帯状部材の主帯状部材への係合工程にお
いて、螺旋管の内部から主帯状部材の接合した部分につ
ながる流路を遮断することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の螺旋管形成用帯
状部材の一例を示す断面図であって、主帯状部材11
と、シール用帯状部材12とからなる。
【0017】図1(b)に示すように、シール用帯状部
材12は、帯状基板121の両側縁の他方の片面に長手
方向に沿って係止部122,122が立設されている。
123は帯状基板121の中央部の他方の片面に設けら
れたエラストマー等からシール材である。
【0018】図1(a)に示すように、主帯状部材11
は、帯状基板111の一側縁部の片面に長手方向に沿っ
て段部113が形成され、段部113に他方の片面側に
突出する一方の接合部である突条112が長手方向に沿
って設けられている。突条112は支柱部とその先端に
設けられた球状の挿入部からなる。帯状基板111の突
条112よりも中央側であって、段部113の境界付近
に一方の係合部である係合溝114が片面側に開口する
ように長手方向に沿って設けられている。
【0019】帯状基板111の他側縁部の片面に長手方
向に沿って段部116が形成され、段部116に他方の
接合部である凹溝115が片面側に開口するように長手
方向に沿って設けられている。帯状基板111の凹溝1
15よりも中央側であって、段部116の境界付近に他
方の係合部である係合溝117が片面側に開口するよう
に長手方向に沿って設けられている。
【0020】帯状基板111の他方の片面の中央側に
は、断面T形の複数のリブ118が長手方向に沿って設
けられている。そして、螺旋状に巻回して螺旋管を形成
するときに、隣接する一方の接合部である凹溝115内
に他方の接合部である突条112が嵌合するように接合
できるようになっている。
【0021】以下、図1に示す螺旋管形成用帯状部材を
用いた、本発明の既設管のライニング方法の一例を図2
及び図3を参照して説明する。まず、最初の工程におい
て、図3に示すように、既設管P内において、自走式製
管機Sに図1(a)に示す主帯状部材11を連続的に供
給し、その片面側を内側となるように螺旋状に巻回しつ
つつ、自走式製管機Sを周回させるようにして、図2
(a)に示すように、隣接する他方の接合部である凹溝
115内に一方の接合部である突条112を嵌合させる
ように接合していって螺旋管を形成する。
【0022】次の工程において、図3に示すように、自
走式製管機Sの周回を停止させ、その自走式製管機Sに
主帯状部材11を強制的に供給するようにして、両接合
部間を滑動させるようにして拡径させる。このとき、両
接合部間及びそれに隣接する滑動部分には、エラストマ
ー等の滑りにくい材料からなるシール材が介在すること
がないので、容易に拡径を行うことができる。
【0023】最後の工程において、図2(b)に示すよ
うに、拡径した螺旋管R内に図1(b)に示すシール用
帯状部材12を連続的に供給し、図2(b)に示すよう
に、主帯状部材11の接合した部分にまたがるようにし
て、その係止部122,122を主帯状部材11の係合
部114,117に係合して、接合した部分のシールを
行う。順次、上記と同様の操作を繰り返すことにより、
既設管P内を螺旋管Rにてライニングしていく。
【0024】この例の場合は、シール用帯状部材12の
他の片面に表面にシール材123が装着されているの
で、そのシール材123により、主帯状部材11の接合
した部分につながる段部113,116面とシール用帯
状部材12の片面間にシール材123が介在することと
なり、螺旋管の内部から主帯状部材11の接合した部分
につながる流路が遮断されることとなる。
【0025】図4は、本発明の螺旋管形成用帯状部材の
別の例を示す断面図であって、主帯状部材21と、シー
ル用帯状部材22とからなる。図4(b)に示すよう
に、シール用帯状部材22は、一側縁部の他の片面に穂
先状の係止部221が設けられ、他側縁部に水平に延び
る段部被覆部222が設けられている。223は、段部
被覆部222の他方の片面に設けられたエラストマー等
からなるシール材である。
【0026】図4(a)に示すように、主帯状部材21
は、帯状基板211の一側縁部に、螺旋管形成時にシー
ル用帯状部材22の段部被覆部222が当接する段部2
13が長手方向に沿って設けられ、段部213に一方の
接合部である凹溝212が長手方向に沿って設けられて
いる。
【0027】帯状基板211の他方の片面の中央側に
は、断面T形の複数のリブ218が長手方向に沿って設
けられている。リブ218間には、断面略W形の補強材
219が長手方向に沿って挿着されている。そして、螺
旋状に巻回して螺旋管を形成するときに、隣接する一方
の接合部である凹溝212内に他方の接合部である突条
115が嵌合するように接合できるようになっている。
【0028】帯状基板211の他側縁部の片面に、段部
216が長手方向に沿って設けられ、段部216に他方
の接合部である突条215が他の側面側に長手方向に沿
って突出するように設けられている。帯状基板211の
一方の側縁部の段部213には、凹溝212よりも中央
側に、シール用帯状部材22の係止部221が係合する
係合部である係合溝214が片面側に開口するように長
手方向に沿って設けられている。
【0029】以下、図4に示す螺旋管形成用帯状部材を
用いた、本発明の既設管のライニング方法の別の例を図
5及び図3を参照して説明する。まず、最初の工程にお
いて、図3に示すように、既設管P内において、自走式
製管機Sに図4(a)に示す主帯状部材21を供給し、
片面側を内側となるように螺旋状に巻回しつつつ、自走
式製管機Sを周回させるようにして、図5(a)に示す
ように、隣接する他方の接合部である凹溝212に一方
の接合部である突条115を嵌合させるように接合して
いって螺旋管を形成する。
【0030】次の工程において、図3に示すように、自
走式製管機Sの周回を停止させ、その自走式製管機Sに
主帯状部材21を強制的に供給するようにして、両接合
部間を滑動させるようにして拡径させる。このとき、両
接合部間及びそれに隣接する滑動部分には、エラストマ
ー等の滑りにくい材料からなるシール材が介在すること
がないので、容易に拡径を行うことができる。
【0031】最後の工程において、図3(b)に示すよ
うに、拡径した螺旋管R内に図4(b)に示すシール用
帯状部材22を供給し、図5(b)に示すように、主帯
状部材の係合溝214にその係止部221を嵌合させる
ように係合するとともに、主帯状部材21の接合した部
分にまたがるようにして、その段部被覆部222を当接
させて、主帯状部材21の接合した部分のシールを行
う。順次この操作を繰り返すことにより、既設管P内を
螺旋管Rにてライニングしていく。
【0032】この例の場合は、シール用帯状部材22の
断面被覆部222の他方の片面にシール材223が装着
されているので、そのシール材223が主帯状部材の他
方の側縁部に設けられた断部216面と断面被覆部22
2の他方の片面間に介在することとなり、そのシール材
223と、主帯状部材21の係合溝214内に係合した
シール用帯状部材22の係止部221により、螺旋管の
内部と主帯状部材21の接合した部分につながる流路が
遮断されることとなる。
【0033】
【発明の効果】本発明の螺旋管形成用帯用部材は、上記
のとおりとされているので、既設管内に形成する螺旋管
の拡径が容易で、且つ、既設管内を拡径状態の螺旋管で
水密性に優れた状態にてライニングできる材料として用
いることができる。
【0034】本発明の既設管のランニング方法は、上記
のとおりとされているので、既設管内に形成した螺旋管
の接合部同士間を滑動させつつ拡径させる作業をスムー
ズに行うことができ、且つ、既設管内を拡径状態の螺旋
管を水密性に優れた状態となしてライニングすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の螺旋管形成用帯状部材の一例を示す説
明図であり、(a)はその主帯状部材を示す断面図、
(b)はシール用帯状部材を示す断面図である。
【図2】図1に示す螺旋管形成用帯状部材を用いた、本
発明の既設管のライニング方法の一例を説明する説明図
であり、(a)はその前半の工程を説明する断面図、
(b)は後半の工程を説明する断面図である。
【図3】本発明の既設管のライニング方法を説明する断
面図である。
【図4】本発明の螺旋管形成用帯状部材の別の例を示す
説明図であり、(a)はその主帯状部材を示す断面図、
(b)はシール用帯状部材を示す断面図である。
【図5】図4に示す螺旋管形成用帯状部材を用いた、本
発明の既設管のライニング方法の別の例を説明する説明
図であり、(a)はその前半の工程を説明する断面図、
(b)は後半の工程を説明する断面図である。
【符号の説明】
P 既設管 R 拡径した螺旋管 11,21 主帯状部材 12,22 シール用帯状部材 112,215 突条(接合部) 115,212 凹溝(接合部) 122,221 係止部 114,117,214 係合溝(係合部) 222 段部被覆部 113,115,213,216 段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主帯状部材とシール用帯状部材とからな
    る螺旋管形成用帯状部材であって、前記シール用帯状部
    材が、両側縁部に係止部が設けられ、表面にシール材が
    装着されているものからなり、前記主帯状部材が、両側
    縁部に接合部が設けられ、螺旋状に巻回し隣接する接合
    部間を相互に接合させて螺旋管を形成可能とされている
    とともに、両側縁部の接合部に隣接し、該係合部よりも
    中央側に、それぞれ、前記シール用帯状部材の係止部が
    係合する係合部が設けられているものからなることを特
    徴とする螺旋管形成用帯状部材。
  2. 【請求項2】 主帯状部材とシール用帯状部材とからな
    る螺旋管形成用帯状部材であって、前記シール用帯状部
    材が、一側縁部に係止部が設けられ、他側縁部に段部被
    覆部が設けられ、段部被覆部の表面にシール材が装着さ
    れているものからなり、前記主帯状部材が、一側縁部に
    前記シール用帯状部材の段部被覆部が当接する段部が形
    成され、該段部に一方の接合部が設けられ、他側縁部に
    他方の接合部が設けられ、螺旋状に巻回し隣接する一方
    の接合部と他方の接合部間を相互に接合させて螺旋管を
    形成可能とされているとともに、一方の側縁部の接合部
    に隣接しそれよりも中央側に、前記シール用帯状部材の
    係止部が係合する係合部が設けられているものからなる
    ことを特徴とする螺旋管形成用帯状部材。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の螺旋管形成用帯状部材
    を用いた既設管のライニング方法であって、既設管内
    に、前記螺旋管形成用帯状部材の主帯状部材を供給して
    螺旋状に巻回するとともに、相接する接合部同士を接合
    させて螺旋管を形成する工程と、該螺旋管を前記接合部
    同士の接合した部分を滑動させるようにして拡径する工
    程と、拡径した螺旋管内に前記螺旋管形成用帯状部材の
    シール用帯状部材を供給して、該シール用帯状部材を主
    帯状部材の接合した部分にまたがるようにして、その係
    止部を主帯状部材の係合部に係合させる工程とからなる
    ことを特徴とする既設管のライニング方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の螺旋管形成用帯状部材
    を用いた既設管のライニング方法であって、既設管内
    に、前記螺旋管形成用帯状部材の主帯状部材を供給して
    螺旋状に巻回するとともに、相接する一方の接合部と他
    方の接合部同士を接合させて螺旋管を形成する工程と、
    該螺旋管を前記接合部同士の接合した部分を滑動させる
    ようにして拡径する工程と、拡径した螺旋管内に前記螺
    旋管形成用帯状部材のシール用帯状部材を供給して、該
    シール用帯状部材を、その係止部を前記主帯状部材の係
    合部に係合させるとともに、その段部被覆部を前記主帯
    状部材の接合した部分にまたがるようにその段部に当接
    させることを特徴とする既設管のライニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114251517A (zh) * 2020-09-22 2022-03-29 中国航发商用航空发动机有限责任公司 一种管排卡及管的固定方法

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