JP2000313576A - エレベーターの改修工法 - Google Patents

エレベーターの改修工法

Info

Publication number
JP2000313576A
JP2000313576A JP11121859A JP12185999A JP2000313576A JP 2000313576 A JP2000313576 A JP 2000313576A JP 11121859 A JP11121859 A JP 11121859A JP 12185999 A JP12185999 A JP 12185999A JP 2000313576 A JP2000313576 A JP 2000313576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control panel
car
cable
update
existing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11121859A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kato
久夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11121859A priority Critical patent/JP2000313576A/ja
Publication of JP2000313576A publication Critical patent/JP2000313576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一時運転休止して機器更新する改修工事にお
いて、無駄な資材、作業が少なく、また連続した長時間
休止が少ないエレベーターの改修工法を得る。 【解決手段】 制御盤側補助ケーブル231の一端を既
設制御盤5に接続し、また、かご側補助ケーブル251
の一端を既設かご側機器91に接続する。そして、既設
制御盤5と取り替える更新制御盤15と既設かご側機器
91と取り替える更新かご側機器171とを接続する更
新移動ケーブル291の一端を制御盤側補助ケーブル2
31の他端に接続し、他端をかご側補助ケーブル251
の他端に接続して、既設制御盤5と既設かご側機器91
とを接続する。これによって、性能向上のために制御関
連機器を更新する改修工事時に、従前から使用中の更新
移動ケーブル291をそのまま利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
運転を一時休止して機器を更新するエレベーターの改修
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来のエレベーターの
改修工法を説明する図で、図4はエレベーターの構成を
概念的に示す立面図、図5は図4における移動ケーブル
の更新作業を説明する図4相当図である。図において、
1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1の上に設けら
れた機械室で、床3には貫通孔4が設けられている。5
は床3に設けられたエレベーターの既設制御盤である。
【0003】6は昇降路1を昇降するかごで、図示が省
略してあるが機械室2に設けられた巻上機に巻掛けられ
た主索7に吊持されて昇降路2に立設された案内レール
に案内されて昇降する。8はかご6に設けられた既設か
ご操作盤で、乗客が操作する周知の行き先釦等が配置さ
れている。9はかご6上に設けられた既設ドアマシン
で、図示が省略してあるがかご6の出入口を開閉するか
ごの戸を駆動する。
【0004】10はかご6の下に設けられたハンガー、
11は戸用既設移動ケーブルで、一端が既設ドアマシン
9に接続されてハンガー10に吊持されて下垂し、湾曲
部を形成して上昇し貫通孔4に挿通されて他端は既設制
御盤5に接続されている。12は戸用既設移動ケーブル
11と同様に吊設された操作用既設移動ケーブルで、一
端は既設かご操作盤8に、他端は既設制御盤5に接続さ
れている。
【0005】13は戸用既設移動ケーブル11と同様に
吊設された戸用更新移動ケーブルで、一端が既設ドアマ
シン9に、他端は既設制御盤5に接続されている。14
は戸用既設移動ケーブル11と同様に吊設された操作用
更新移動ケーブルで、一端は既設かご操作盤8に、他端
は既設制御盤5に接続されている。
【0006】上記のようなエレベーターにおいて、戸用
既設移動ケーブル11及び操作用既設移動ケーブル1
2、すなわち既設移動ケーブル11,12の電線端部は
それぞれ対応した既設制御盤5等の機器の端子台(図示
しない)にねじ締めされて接続されている。そして、こ
れらの既設移動ケーブル11,12は、かご6の昇降に
伴って湾曲部において屈伸して移動する。また、既設移
動ケーブル11,12について定期的な保守、点検が行
われて所要の機能が維持される。
【0007】そして、既設移動ケーブル11,12の寿
命がつきると次に述べるように戸用更新移動ケーブル1
3、操作用更新移動ケーブル14、すなわち更新移動ケ
ーブル13,14と取り替えられる。すなわち、既設移
動ケーブル11,12の電線端部が、それぞれ対応した
既設制御盤5等の機器の端子台のねじを緩めて取り外さ
れる。次いで、既設移動ケーブル11,12が撤去され
て、この既設移動ケーブル11,12と同じ仕様で同じ
長さの更新移動ケーブル13,14が吊設される。そし
て、更新移動ケーブル13,14の電線端部が、それぞ
れ対応した既設制御盤5等の機器の端子台にねじ締めさ
れて接続される。
【0008】なお、移動ケーブルの耐用年数は十年程度
であって、その年数に対応して既設移動ケーブル11,
12の取り替えが行われる。また、エレベーターの性能
向上のために既設エレベーターよりも省電力性、乗り心
地の向上等を目的とし、最新の電子技術を採用した機材
を設置する改修工事が行われる。このような改修工事で
は、制御関連機器、例えば制御盤、かご操作盤、ドアマ
シンが新仕様の機材に更新される。
【0009】この場合に更新される新仕様の制御関連機
器では、接続される電線の誤結線防止、品質向上のため
に端子台による電線接続が廃止されて、コネクター、す
なわち接続具による接続が行われる。しかし、既設制御
関連機器では前述のように端子台による電線接続が行わ
れるので、制御関連機器の改修時に既設移動ケーブル1
1,12も新仕様の移動ケーブルに更新する必要があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなエレベー
ターの性能向上のために制御関連機器を新仕様の機材に
更新する改修工事を行う場合に、耐用年数の上で使用可
能であっても既設移動ケーブル11,12を撤去して、
新仕様の移動ケーブル13,14に更新される。このた
め、使用可能な既設移動ケーブル11,12を廃却する
ことになる。
【0011】そして、既設移動ケーブル11,12の撤
去費、更新移動ケーブル13,14の資材費、吊設費等
の余計な費用が掛かるという問題点があった。また、既
設移動ケーブル11,12の撤去、更新移動ケーブル1
3,14の吊設作業のために、エレベーターを連続して
長時間休止する必要がある。このため、エレベーターの
利用者の便益を損なうという問題点があった。
【0012】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、無駄になる資材、作業が少な
く、またエレベーターの連続した長時間休止が少ないエ
レベーターの改修工法を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの改修工法においては、一端がエレベーターの既設
制御盤に接続された制御盤側補助ケーブル、一端がエレ
ベーターの既設かご側機器に接続されたかご側補助ケー
ブル及び一端が制御盤側補助ケーブルの他端に接続さ
れ、他端はかご側補助ケーブルの他端に接続されて既設
制御盤と取り替えられる更新制御盤と既設かご側機器と
取り替えられる更新かご側機器とを接続する更新移動ケ
ーブルによって、既設制御盤と既設かご側機器とが接続
される。
【0014】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、更新移動ケーブルの一端に設けられて
更新制御盤に装備された更新制御盤接続具に対応した更
新制御盤側ケーブル端接続具と、更新移動ケーブルの他
端に設けられて更新かご側機器に装備された更新かご側
機器接続具に対応した更新かご側機器用ケーブル端接続
具とを介して制御盤側補助ケーブル及びかご側補助ケー
ブルが更新移動ケーブルにより接続される。
【0015】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、更新制御盤側ケーブル端接続具が、既
設制御盤と取り替えられる更新制御盤に位置に配置さ
れ、更新かご側機器用ケーブル端接続具が、既設かご側
機器と取り替えられる更新かご側機器位置に配置され
る。
【0016】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、制御盤側補助ケーブルを、一端がエレ
ベーターの既設制御盤の端子台に接続され、他端には更
新制御盤接続具が設けられたものとし、かご側補助ケー
ブルを、一端がエレベーターの既設かご側機器の端子台
に接続され、他端には更新かご側機器接続具が設けらた
ものとしたものである。
【0017】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、制御盤側補助ケーブルが、取り替えら
れる更新制御盤位置から離れた既設制御盤の仮置き位置
に対応可能な長さに構成され、かご側補助ケーブルが、
取り替えられる更新かご側機器から離れた既設かご側機
器の仮置き位置に対応可能な長さに構成される。
【0018】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、制御盤側補助ケーブルが接続された既
設制御盤が、取り替えられる更新制御盤位置から離れた
既設制御盤の仮置き位置に移動され、かご側補助ケーブ
ルが接続された既設かご側機器が、取り替えられる更新
かご側機器から離れた既設かご側機器の仮置き位置に移
動される。
【0019】また、この発明に係るエレベーターの改修
工法においては、一端がエレベーターの既設制御盤に接
続され他端にはエレベーターの更新制御盤の接続具と同
じ更新制御盤接続具が設けられた制御盤側補助ケーブ
ル、一端がエレベーターの既設かご側機器に接続され他
端にはエレベーターの更新かご側機器の接続具と同じ更
新かご側機器接続具が設けられたかご側補助ケーブル及
び一端に更新制御盤接続具に対応した更新制御盤側ケー
ブル端接続具が設けられ他端には更新かご側機器接続具
に対応した更新かご側機器用ケーブル端接続具が設けら
れた更新移動ケーブルを準備し、既設制御盤及び既設か
ご側機器間に設けられた既設移動ケーブルを制御盤側補
助ケーブル、かご側補助ケーブル及び更新移動ケーブル
によって更新する移動ケーブル更新工程が実施され、こ
の後、既設制御盤を更新制御盤に、既設かご側機器を更
新かご側機器に更新し、かつ更新制御盤及び更新かご側
機器を更新移動ケーブルによって直接接続する装置更新
工程が実施される。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ターの改修工事を概念的に示す立面図、図2は図1にお
ける移動ケーブルの構成を示す拡大図、図3は図1にお
ける改修工事の終了状態を示す図1相当図である。図に
おいて、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1の上
に設けられた機械室で、床3には貫通孔4が設けられて
いる。5は床3に設けられたエレベーターの既設制御盤
である。
【0021】6は昇降路1を昇降するかごで、図示が省
略してあるが機械室2に設けられた巻上機に巻掛けられ
た主索7に吊持され、昇降路2に立設された案内レール
に案内されて昇降する。8はかご6に設けられた既設か
ご操作盤で、乗客が操作する周知の行き先釦等が配置さ
れている。9はかご6上に設けられた既設ドア装置で、
図示が省略してあるがかご6の出入口を開閉するかごの
戸を駆動する。なお、91は既設かご操作盤8及び既設
ドア装置9からなる既設かご側機器である。
【0022】10はかご6の下に設けられたハンガー、
51は改修工事のために移設された既設制御盤、15は
機械室2に設置された更新制御盤、16はかご6に設け
られた更新かご操作盤で、乗客が操作する周知の行き先
釦等が配置されている。17はかご6上に設けられた更
新ドア装置で、図示が省略してあるがかご6の出入口を
開閉するかごの戸を駆動する。なお、171は更新かご
操作盤16及び更新ドア装置17からなる更新かご側機
器である。
【0023】18は更新制御盤15に設けられた操作盤
用更新制御盤接続具、19は更新制御盤15に設けられ
たドア装置用更新制御盤接続具、20は更新かご操作盤
16に設けられた更新操作盤接続具、21は更新ドア装
置17に設けられた更新ドア装置接続具、22は操作盤
用制御盤側補助ケーブルで、一端が既設制御盤5の端子
台にねじ締めされて接続され他端には更新制御盤15と
同じ操作盤用更新制御盤接続具18が設けられている。
【0024】23はドア装置用制御盤側補助ケーブル
で、一端が既設制御盤5の端子台にねじ締めされて接続
され他端には更新制御盤15と同じドア装置用更新制御
盤接続具19が設けられている。なお、231は操作盤
用制御盤側補助ケーブル22及びドア装置用制御盤側補
助ケーブル23からなる制御盤側補助ケーブルで、機械
室2における更新制御盤15位置から改修工事のために
移設された既設制御盤51位置の間の距離に十分対応で
きる長さに製作されている。
【0025】24は操作盤用かご側補助ケーブルで、一
端が既設かご操作盤8の端子台にねじ締めされて接続さ
れ他端には更新かご操作盤16と同じ更新操作盤接続具
20が設けられている。25はドア装置用かご側補助ケ
ーブルで、一端が既設ドア装置9の端子台にねじ締めさ
れて接続され他端には更新ドア装置17と同じ更新ドア
装置接続具21が設けられている。なお、251は操作
盤用かご側補助ケーブル24及びドア装置用かご側補助
ケーブル25からなるかご側補助ケーブルである。
【0026】26は操作盤用更新移動ケーブルで、一端
に操作盤用更新制御盤接続具18に対応した更新制御盤
側操作盤用ケーブル端接続具27が設けられ、他端には
更新操作盤接続具20に対応した更新操作盤側ケーブル
端接続具28が設けられている。
【0027】29はドア装置用更新移動ケーブルで、一
端にドア装置用更新制御盤接続具19に対応した更新制
御盤側ドア装置用ケーブル端接続具30が設けられ、他
端には更新ドア装置接続具21に対応した更新ドア装置
側ケーブル端接続具31が設けられている。なお、29
1は操作盤用更新移動ケーブル26及びドア装置用更新
移動ケーブル29からなる更新移動ケーブルである。
【0028】上記のようなエレベーターにおいて、前述
の図4における既設移動ケーブル11,12の取り替え
時期となると、次に述べるようにして移動ケーブルの取
り替え工事が行われる。すなわち、操作盤用更新制御盤
接続具18が設けられた操作盤用制御盤側補助ケーブル
22及びドア装置用更新制御盤接続具19が設けられた
ドア装置用制御盤側補助ケーブル23が予め工場で製作
される。
【0029】また、更新操作盤接続具20が設けられた
操作盤用かご側補助ケーブル24、更新ドア装置接続具
21が設けられたドア装置用かご側補助ケーブル25、
更新制御盤側操作盤用ケーブル端接続具27及び更新操
作盤側ケーブル端接続具28が設けられた操作盤用更新
移動ケーブル26並びに更新制御盤側ドア装置用ケーブ
ル端接続具30及び更新ドア装置側ケーブル端接続具3
1が設けられたドア装置用更新移動ケーブル29が予め
工場で製作される。
【0030】そして、前述の既設移動ケーブル11,1
2の電線端部が、既設制御盤5及び既設かご側機器91
の端子台のねじを緩めて取り外されて、既設移動ケーブ
ル11,12が撤去される。次いで、操作盤用制御盤側
補助ケーブル22及びドア装置用制御盤側補助ケーブル
23が機械室2へ搬入されて、これらの電線端部が既設
制御盤5の端子台にねじ締めされて接続される。
【0031】また、操作盤用かご側補助ケーブル24及
びドア装置用かご側補助ケーブル25が昇降路1へ搬入
されて、これらの電線端部が既設かご側機器91の端子
台にねじ締めされて接続される。そして、操作盤用更新
移動ケーブル26及びドア装置用更新移動ケーブル29
が昇降路1へ搬入されて吊設され、中間部がかご6下の
ハンガー10に支持される。
【0032】そして、操作盤用更新移動ケーブル26の
更新制御盤側操作盤用ケーブル端接続具27が操作盤用
更新制御盤接続具18に接続され、また更新操作盤側ケ
ーブル端接続具28が更新操作盤接続具20に接続され
る。また、ドア装置用更新移動ケーブル29の更新制御
盤側ドア装置用ケーブル端接続具30がドア装置用更新
制御盤接続具19に接続され、また更新ドア装置側ケー
ブル端接続具31が更新ドア装置接続具21に接続され
る。
【0033】これによって、既設移動ケーブル11,1
2を更新移動ケーブル291等に取り替えて更新する移
動ケーブル更新工程が終了する。そして、この状態にお
いて制御盤側補助ケーブル231、かご側補助ケーブル
251及び更新移動ケーブル291によってエレベータ
ーの運転が行われる。
【0034】また、上記のような制御盤側補助ケーブル
231、かご側補助ケーブル251及び更新移動ケーブ
ル291による移動ケーブルの取り替え工事が行われた
後に、エレベーターの性能向上のために制御関連機器を
新仕様の機材に更新する場合には、次に述べる改修工事
が行われる。
【0035】すなわち、図1において既設制御盤5が機
械室2の既設制御盤51位置に移動され、また更新制御
盤15が設置される。また、かご6の既設かご操作盤8
の下方位置に更新かご操作盤16が設置され、また既設
ドア装置9の前方位置に更新ドア装置17が設置され
る。なお、この改修工事の工程の合間又は工程後の状態
でエレベーターを運転することが可能である。
【0036】次いで、操作盤用更新移動ケーブル26の
更新制御盤側操作盤用ケーブル端接続具27が更新制御
盤15の操作盤用更新制御盤接続具18に接続され、ま
た更新操作盤側ケーブル端接続具28が更新かご操作盤
16の更新操作盤接続具20に接続される。また、ドア
装置用更新移動ケーブル29の更新制御盤側ドア装置用
ケーブル端接続具30が更新制御盤15のドア装置用更
新制御盤接続具19に接続され、また更新ドア装置側ケ
ーブル端接続具31が更新ドア装置17の更新ドア装置
接続具21に接続される。
【0037】そして、この改修工事の工程後の状態にお
いてエレベーターを運転することができる。次いで、装
置更新工程による既設制御盤5、既設かご操作盤8及び
既設ドア装置9が撤去されて図3に示す状態となる。こ
れにより、エレベーターの性能向上のために制御関連機
器を新仕様の機材に更新する改修工事が終了する。
【0038】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に制御盤側補
助ケーブル231及びかご側補助ケーブル251が撤去
されて廃却されるものの、使用中の更新移動ケーブル2
91をそのまま利用することができる。したがって、制
御関連機器を更新する改修工事において無駄になる資
材、作業が少なく費用を節減することができる。また、
改修工事の各工程の間においてエレベーターの利用が可
能であって、エレベーターの連続した長時間休止が少な
くエレベーターの利用者の不便を軽減することができ
る。
【0039】なお、以上の説明において既設かご側機器
91及び更新かご側機器171を、かご操作盤及びドア
装置からなるものとして説明した。しかし、かご側機器
としてかご操作盤及びドア装置以外の機器が含まれる場
合であっても、図1〜図3の実施の形態と同様な作用を
得ることができる。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、一端が
エレベーターの既設制御盤に接続された制御盤側補助ケ
ーブル、一端がエレベーターの既設かご側機器に接続さ
れたかご側補助ケーブル及び一端が制御盤側補助ケーブ
ルの他端に接続され、他端はかご側補助ケーブルの他端
に接続されて既設制御盤と取り替えられる更新制御盤と
既設かご側機器と取り替えられる更新かご側機器とを接
続する更新移動ケーブルによって、既設制御盤と既設か
ご側機器とを接続したものである。
【0041】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0042】また、この発明は以上説明したように、更
新移動ケーブルの一端に設けられて更新制御盤に装備さ
れた更新制御盤接続具に対応した更新制御盤側ケーブル
端接続具と、更新移動ケーブルの他端に設けられて更新
かご側機器に装備された更新かご側機器接続具に対応し
た更新かご側機器用ケーブル端接続具とを介して、制御
盤側補助ケーブル及びかご側補助ケーブルを更新移動ケ
ーブルにより接続したものである。
【0043】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0044】また、この発明は以上説明したように、更
新制御盤側ケーブル端接続具を、既設制御盤と取り替え
られる更新制御盤に位置に配置し、更新かご側機器用ケ
ーブル端接続具を、既設かご側機器と取り替えられる更
新かご側機器位置に配置したものである。
【0045】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0046】また、この発明は以上説明したように、制
御盤側補助ケーブルを、一端がエレベーターの既設制御
盤の端子台に接続され、他端には更新制御盤接続具が設
けられたものとし、かご側補助ケーブルを、一端がエレ
ベーターの既設かご側機器の端子台に接続され、他端に
は更新かご側機器接続具が設けられたもとしたものであ
る。
【0047】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0048】また、この発明は以上説明したように、制
御盤側補助ケーブルを、取り替えられる更新制御盤位置
から離れた既設制御盤の仮置き位置に対応可能な長さに
構成し、かご側補助ケーブルを、取り替えられる更新か
ご側機器から離れた既設かご側機器の仮置き位置に対応
可能な長さに構成したものである。
【0049】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0050】また、この発明は以上説明したように、制
御盤側補助ケーブルが接続された既設制御盤を、取り替
えられる更新制御盤位置から離れた既設制御盤の仮置き
位置に移動し、またかご側補助ケーブルが接続された既
設かご側機器を、取り替えられる更新かご側機器から離
れた既設かご側機器の仮置き位置に移動するものであ
る。
【0051】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。
【0052】また、この発明は以上説明したように、一
端がエレベーターの既設制御盤に接続され他端にはエレ
ベーターの更新制御盤の接続具と同じ更新制御盤接続具
が設けられた制御盤側補助ケーブル、一端がエレベータ
ーの既設かご側機器に接続され他端にはエレベーターの
更新かご側機器の接続具と同じ更新かご側機器接続具が
設けられたかご側補助ケーブル及び一端に更新制御盤接
続具に対応した更新制御盤側ケーブル端接続具が設けら
れ他端には更新かご側機器接続具に対応した更新かご側
機器用ケーブル端接続具が設けられた更新移動ケーブル
を準備し、既設制御盤及び既設かご側機器間に設けられ
た既設移動ケーブルを制御盤側補助ケーブル、かご側補
助ケーブル及び更新移動ケーブルによって更新する移動
ケーブル更新工程を実施し、この後、既設制御盤を更新
制御盤に、既設かご側機器を更新かご側機器に更新し、
かつ更新制御盤及び更新かご側機器を更新移動ケーブル
によって直接接続する装置更新工程を実施するものであ
る。
【0053】これによって、エレベーターの性能向上の
ために制御関連機器を更新する改修工事時に従前から使
用中の更新移動ケーブルをそのまま利用することができ
る。したがって、制御関連機器を更新する改修工事にお
いて無駄になる資材、作業が少なく費用を節減する効果
がある。また、改修工事の各工程の間においてエレベー
ターの利用が可能であって、エレベーターの連続した長
時間休止が少なくエレベーターの利用者の不便を軽減す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーターの改修工事を概念的に示す立面図。
【図2】 図1における移動ケーブルの構成を示す拡大
図。
【図3】 図1における改修工事の終了状態を示す図1
相当図。
【図4】 従来のエレベーターの改修工法を説明する図
で、エレベーターの構成を概念的に示す立面図。
【図5】 図4における移動ケーブルの更新作業を説明
する図4相当図。
【符号の説明】
5 既設制御盤、91 既設かご側機器、11 戸用既
設移動ケーブル(既設移動ケーブル)、12 操作用既
設移動ケーブル(既設移動ケーブル)、15更新制御
盤、171 更新かご側機器、18 操作盤用更新制御
盤接続具(更新制御盤接続具)、19 ドア装置用更新
制御盤接続具(更新制御盤接続具)、20 更新操作盤
接続具(更新かご側機器接続具)、21 更新ドア装置
接続具(更新かご側機器接続具)、231 制御盤側補
助ケーブル、251 かご側補助ケーブル、27 更新
制御盤側操作盤用ケーブル端接続具(更新制御盤側ケー
ブル端接続具)、28 更新操作盤側ケーブル端接続具
(更新かご側機器用ケーブル端接続具)、291 更新
移動ケーブル、30 更新制御盤側ドア装置用ケーブル
端接続具(更新制御盤側ケーブル端接続具)、31 更
新ドア装置側ケーブル端接続具(更新かご側機器用ケー
ブル端接続具)、

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がエレベーターの既設制御盤に接続
    された制御盤側補助ケーブル、一端が上記エレベーター
    の既設かご側機器に接続されたかご側補助ケーブル及び
    一端が上記制御盤側補助ケーブルの他端に接続され、他
    端は上記かご側補助ケーブルの他端に接続されて上記既
    設制御盤と取り替えられる更新制御盤と上記既設かご側
    機器と取り替えられる更新かご側機器とを接続する更新
    移動ケーブルによって、上記既設制御盤と上記既設かご
    側機器とを接続するエレベーターの改修工法。
  2. 【請求項2】 更新移動ケーブルの一端に設けられて更
    新制御盤に装備された更新制御盤接続具に対応した更新
    制御盤側ケーブル端接続具と、上記更新移動ケーブルの
    他端に設けられて更新かご側機器に装備された更新かご
    側機器接続具に対応した更新かご側機器用ケーブル端接
    続具とを介して制御盤側補助ケーブル及びかご側補助ケ
    ーブルを上記更新移動ケーブルにより接続することを特
    徴とする請求項1記載のエレベーターの改修工法。
  3. 【請求項3】 更新制御盤側ケーブル端接続具を、既設
    制御盤と取り替えられる更新制御盤に位置に配置し、更
    新かご側機器用ケーブル端接続具を、既設かご側機器と
    取り替えられる更新かご側機器位置に配置したことを特
    徴とする請求項2記載のエレベーターの改修工法。
  4. 【請求項4】 制御盤側補助ケーブルを、一端がエレベ
    ーターの既設制御盤の端子台に接続され、他端は更新制
    御盤接続具が設けられたものとし、かご側補助ケーブル
    を、一端が上記エレベーターの既設かご側機器の端子台
    に接続され、他端は更新かご側機器接続具が設けられた
    ものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    ーの改修工法。
  5. 【請求項5】 制御盤側補助ケーブルを、取り替えられ
    る更新制御盤位置から離れた既設制御盤の仮置き位置に
    対応可能な長さに構成し、かご側補助ケーブルを、取り
    替えられる更新かご側機器から離れた既設かご側機器の
    仮置き位置に対応可能な長さに構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のエレベーターの改修工法。
  6. 【請求項6】 制御盤側補助ケーブルが接続された既設
    制御盤を、取り替えられる更新制御盤位置から離れた上
    記既設制御盤の仮置き位置に移動し、かご側補助ケーブ
    ルが接続された既設かご側機器を、取り替えられる更新
    かご側機器から離れた上記既設かご側機器の仮置き位置
    に移動することを特徴とする請求項5記載のエレベータ
    ーの改修工法。
  7. 【請求項7】 一端がエレベーターの既設制御盤に接続
    され他端には上記エレベーターの更新制御盤の接続具と
    同じ更新制御盤接続具が設けられた制御盤側補助ケーブ
    ル、一端がエレベーターの既設かご側機器に接続され他
    端には上記エレベーターの更新かご側機器の接続具と同
    じ更新かご側機器接続具が設けられたかご側補助ケーブ
    ル及び一端に上記更新制御盤接続具に対応した更新制御
    盤側ケーブル端接続具が設けられ他端には上記更新かご
    側機器接続具に対応した更新かご側機器用ケーブル端接
    続具が設けられた更新移動ケーブルを準備し、上記既設
    制御盤及び既設かご側機器間に設けられた既設移動ケー
    ブルを上記制御盤側補助ケーブル、かご側補助ケーブル
    及び更新移動ケーブルによって更新する移動ケーブル更
    新工程を実施し、この後、上記既設制御盤を上記更新制
    御盤に、上記既設かご側機器を上記更新かご側機器に更
    新し、かつ上記更新制御盤及び更新かご側機器を上記更
    新移動ケーブルによって直接接続する装置更新工程を実
    施するエレベーターの改修工法。
JP11121859A 1999-04-28 1999-04-28 エレベーターの改修工法 Pending JP2000313576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11121859A JP2000313576A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 エレベーターの改修工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11121859A JP2000313576A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 エレベーターの改修工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000313576A true JP2000313576A (ja) 2000-11-14

Family

ID=14821710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11121859A Pending JP2000313576A (ja) 1999-04-28 1999-04-28 エレベーターの改修工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000313576A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102030227A (zh) * 2009-09-24 2011-04-27 东芝电梯株式会社 电梯装置的更新方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102030227A (zh) * 2009-09-24 2011-04-27 东芝电梯株式会社 电梯装置的更新方法
CN102030227B (zh) * 2009-09-24 2014-02-19 东芝电梯株式会社 电梯装置的更新方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI659921B (zh) 昇降機之更新方法及昇降機控制盤
JP2004509032A (ja) 一体型エレベータ設置用吊り上げツール
JP2008273644A (ja) エレベータ装置の更新方法およびそのエレベータ装置
JP2000313576A (ja) エレベーターの改修工法
JP3228416U (ja) 作業用ゴンドラの昇降・水平移動装置
JP2000238973A (ja) エレベーターの改修工法
JP4610386B2 (ja) エレベータ制御盤リニューアル方法
JP2002003126A (ja) エレベータの改修方法
JP5328396B2 (ja) エレベータのリニューアル工法
KR102604798B1 (ko) 엘리베이터의 리뉴얼 방법
JPH0725484B2 (ja) 仮設エレベータにおける仮設制御盤の結線装置
JP2877593B2 (ja) エレベータの設置方法
JP2000095456A (ja) エレベータの仮設運転装置
JPH11322224A (ja) エレベータ制御装置
JP2002068637A (ja) エレべータ制御用ケーブルの取替方法
CN117208713A (zh) 随行电缆装置及其电梯
JP2001233565A (ja) エレベータの改修方法
JP2004099270A (ja) エレベータとそのリニューアル工法
JP2002160876A (ja) エレベーター装置
JPS63258385A (ja) エレベ−タのリニユアル工法
EP1329410A1 (en) Elevator and car position confirmation device for the elevator
JP2002205888A (ja) エレベータ装置
JP2001058773A (ja) エレベータ
JPS63258384A (ja) エレベ−タのリニユアル工法
JPH09278332A (ja) エレベータ出入口装置の吊上げ用治具