JP2000313346A - 回路ケース - Google Patents

回路ケース

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JP2000313346A
JP2000313346A JP12048099A JP12048099A JP2000313346A JP 2000313346 A JP2000313346 A JP 2000313346A JP 12048099 A JP12048099 A JP 12048099A JP 12048099 A JP12048099 A JP 12048099A JP 2000313346 A JP2000313346 A JP 2000313346A
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義隆 坪井
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貴行 橋本
Koichi Takenoshita
幸一 竹之下
Toshihiro Yoneda
敏宏 米田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路ケースに収容される回路基板を固定する
ための部品点数の削減と、回路基板を固定する取り付け
部の形状の単純化を図る。 【解決手段】 車両のパワーステアリング装置における
ステアリングギヤボックスに設けられた回路ケース50
は、合成樹脂製のケース本体52およびカバー53から
構成され、回路基板56を収容している。回路基板56
は、ケース本体52と一体成形された取り付け部52b
の先端部に施された熱かしめにより固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、回路ケースに
収容された回路基板の固定構造に関し、さらに詳細に
は、車両の操舵力を軽減するための操舵補助力を発生す
るパワーステアリング装置において、操舵トルクセンサ
からの検出信号が入力される回路が形成された回路基板
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングホイールによる操舵
力を軽減するための電動モータを備えた電動パワーステ
アリング装置において、操舵トルクセンサからの検出信
号は制御回路に入力され、操舵トルクに応じた電動モー
タの駆動信号が出力される。従来、この制御回路が形成
された回路基板を収容する回路ケースが、電動パワース
テアリング装置のステアリングギヤボックスに設けられ
たものが知られている。
【0003】この従来の電動パワーステアリング装置に
設けられた回路ケースは、カバーとケース本体とから構
成されていて、該回路ケース内に収容されている回路基
板は、回路ケースのケース本体に、ねじにより、または
ケース本体側から回路基板に形成された孔に係合させた
爪とにより固定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術では、回路基板を固定するためのねじが必要とな
り、部品点数が多くなった。また、回路基板の孔に係合
する爪を利用して固定する場合は、爪の形状が複雑でそ
の加工に時間を要し、さらに装着後、外部振動等により
脱落等の恐れもある。
【0005】本出願発明は、このような事情に鑑みてな
されたものであって、回路ケースに収容される回路基板
を固定するために必要な部品の点数を削減するととも
に、回路基板を固定する取り付け部の形状の単純化を図
り、外部振動からの耐久性に優れた固着を得ることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】本出願の請求
項1記載の発明は、カバーおよび合成樹脂製のケース本
体から構成されるとともに、回路基板を収容した回路ケ
ースにおいて、前記回路基板は、前記ケース本体と一体
成形された取り付け部に施された熱かしめにより固定さ
れている回路ケースである。
【0007】このような請求項1記載の発明によれば、
回路基板をケース本体に固定する取り付け部が、ケース
本体と一体成形されて形成されていることから、回路基
板を固定するために必要な部品の点数が削減できる。ま
た、回路基板の固定は、取り付け部の一部を溶融して押
し潰す熱かしめによるため、取り付け部の形状は単純な
ものであってよく、取り付け部の形成が容易である。そ
して、かしめ後は、回路基板を確実に保持できる。
【0008】さらに、請求項2記載の発明のように、請
求項1記載の回路ケースにおいて、前記ケース本体は、
前記回路基板に形成された回路に入力される検出信号を
発生する検出信号発生素子が埋設された合成樹脂製のセ
ンサ本体と一体成形されており、該センサ本体は、車両
のパワーステアリング装置のステアリングギヤボックス
のピニオンハウジングを構成する複数のハウジング部材
のうちの一つのハウジング部材であり、また前記検出信
号は、操舵トルクに対応する信号であり、さらに前記熱
かしめは、前記取り付け部の、前記回路基板に形成され
た孔を貫通した先端部に施されていることにより、電動
パワーステアリング装置において、操舵トルクを検出す
る検出信号発生素子が内蔵されかつピニオンハウジング
の一部を構成するセンサ本体と、検出された操舵トルク
信号が入力される回路が形成された回路基板を収容する
回路ケースのケース本体とを、一体成形で簡単に形成す
ることができるとともに、操舵トルクセンサおよび回路
ケースを備えたピニオンハウジングの組み立てが容易と
なる。また、取り付け部が回路基板に形成された孔に挿
入されて貫通しているため、取り付け部の先端部に熱か
しめを施す際、ケース本体に対する回路基板の位置決め
および仮固定が容易である。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本出願発明の一実施形態を図
1ないし図8を参照して説明する。図1は本出願発明の
実施形態である電動パワーステアリング装置の概略全体
図、図2はトルクセンサを有するピニオンハウジングの
部分断面図、図3は図1のIII矢視図、図4は上方ハ
ウジング部材の図3のIV−IV線断面図、図5は図4
のA部拡大図、図6は図3のVI矢視図、図7は上方ハ
ウジング部材の図3のVII矢視図、図8は図7のVI
II矢視図である。
【0010】図1に図示されるように、電動パワーステ
アリング装置1は、車両の左右方向に略水平に延びるス
テアリングギヤボックス2を備えている。ステアリング
ギヤボックス2は、ラック軸5と噛み合うピニオン21
を収容するピニオンハウジング3と、該ピニオンハウジ
ング3の両側から左右方向に延びる略円筒状のラック軸
ハウジング4とから構成されている。ラック軸ハウジン
グ4内には、ラック軸5が水平に延びてかつ軸方向に移
動自在に収容されている。
【0011】ステアリングギヤボックス2においてピニ
オンハウジング3形成位置よりも中央位置寄りには、円
筒状の連結部材6がラック軸ハウジング4の外周に軸方
向に移動自在に装着されている。2本のタイロッド7,
7は、連結部材6を貫通してラック軸5のねじ孔に螺合
する2本のボルト8,8の軸部に、それぞれブッシュを
介して枢動自在に装着されていて、ラック軸5と共に軸
方向に移動自在となっている。
【0012】ボルト8,8の軸部において、タイロッド
装着部よりラック軸5寄りの位置には、円筒状のカラー
9,9が装着されている。カラー9,9の両端部は、ラ
ック軸5に形成された凹部およびブッシュに形成された
凹部にそれぞれ嵌合している。各カラー9,9は、ラッ
ク軸ハウジング4に軸方向に延びて形成された長孔10
に案内されて軸方向にのみ移動可能であり、これにより
各タイロッド7,7のボルト8,8への装着部が、安定
して軸方向に移動するようにしている。なお、連結部材
6の両端とラック軸ハウジング4との間には、防塵用の
伸縮自在なブーツ11がそれぞれ設けられている。
【0013】ラック軸ハウジング4に対して斜め上方に
延びているピニオンハウジング3は、上方ハウジング部
材3a、中央ハウジング部材3bおよび下方ハウジング
部材3cの三つの部材から構成されていて、ボルトによ
り一体的に組み付けられている。このうち、上方ハウジ
ング部材3aには、操舵トルクセンサからの検出信号の
増幅回路が形成された回路基板56が収容される回路ケ
ース50が設けられている。また、中央ハウジング部材
3bには、ステアリングホイールからの操舵力を補助す
る補助力を発生する電動モータ12が固定されている。
さらに、下方ハウジング部材3cには、ラックガイド2
2をラック軸5に対してバネ力で押圧するラック支持装
置13が取り付けられている。
【0014】図2を参照しつつ、ピニオンハウジング3
についてさらに説明する。上方ハウジング部材3aの内
部には、入力軸14が軸受を介して回転自在に支持され
ている。この入力軸14には、図示されないステアリン
グホイールが一体的に取り付けられたステアリング軸
が、ジョイントを介して連結される。また、入力軸14
は、トーションバー15を介して出力軸16と連結され
ている。したがって、入力軸14と出力軸16とは、ト
ーションバー15に生じる捩れの範囲で、回転方向の相
対的な変位が可能である。
【0015】さらに、上方ハウジング部材3aの周壁に
は、運転者がステアリングホイールに加えた操舵力に基
づいて発生する操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ
の一部を構成する検出信号発生素子である検出コイル1
7,18が埋設されている。この意味で、この上方ハウ
ジング部材3aは操舵トルクセンサのセンサ本体ともな
っている。操舵トルクセンサについては後述する。
【0016】中央ハウジング部材3bの内部には、出力
軸16の上部が軸受を介して回転自在に支持され、さら
に出力軸16に一体的に固定されたウォームホイール1
9と、該ウォームホイール19と噛み合うとともに電動
モータ12の回転軸に連結されたウォーム20とが収容
されている。
【0017】下方ハウジング部材3cの内部では、出力
軸16の下部が軸受を介して回転自在に支持されてお
り、さらに出力軸16の一部に形成されたピニオン21
が、ラック軸5と噛み合っている。また、下方ハウジン
グ部材3cには、前述のラック支持装置13を構成す
る、ラックガイド22、ラックガイド22を介してラッ
ク軸5を押圧するスプリング23、スクリュ24および
ロックナット25が取り付けられている。それゆえ、出
力軸16、すなわちピニオン21が回転すると、ラック
軸5が軸方向に移動し、さらにタイロッド7,7が移動
して、このタイロッド7,7の動きが転舵機構を介して
転舵輪に伝達され、転舵が行われるようになっている。
【0018】なお、ピニオンハウジング3は、上方ハウ
ジング部材3aに円筒部分を備えており、その円筒部分
の軸線が、ピニオンハウジング3の軸線となっている。
そして、この円筒部分の軸線は、図3に図示されるよう
に、入力軸14の軸線と同軸である。さらに、上方ハウ
ジング部材3aを中央ハウジング部材3bに組み付ける
ための3本のボルト26,26,26の挿通孔は、上方
ハウジング部材3aのフランジに周方向に120°の間
隔で同一円周上に形成されている。そのため、後述する
ように、カプラー51および回路ケース50が設けられ
た上方ハウジング部材3aを、中央ハウジング部材3b
に対して周方向位置を変更して組み付けることが可能で
ある。したがって、ピニオンハウジング3の周辺に配置
される部材との関連で、中央ハウジング部材3bに対す
るカプラー51および回路ケース50の向きを、最適な
向きにセットすることができ、周辺部材の配置の自由度
を増やすことができる。
【0019】図2に図示されるように、ステアリングホ
イールからの操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ
は、スライダ27および検出コイル17,18を備えて
いる。円筒状のスライダ27は、入力軸14の外周およ
び出力軸16の外周に跨って摺動自在に嵌合している。
そして、スライダ27の上部には、軸方向と平行な母線
に対して傾斜したヘリカル溝28が直径方向に位置して
2条形成されるとともに、スライダ27の下部には、軸
方向と平行な縦溝29が直径方向に2条形成されてい
る。そして、入力軸14には、ヘリカル溝28と係合す
る入力ピン30が突設されるとともに、出力軸16に
は、縦溝29と係合する案内ピン31が突設される。ま
た、このスライダ27は、スプリング32により常時上
方に付勢されている。したがって、入力軸14が回転す
ると、トーションバー15の捩れの範囲で、入力軸14
と出力軸16との間に相対回転が生じて、スライダ27
が軸方向に移動する。
【0020】スライダ27の外周には、導電性の非磁性
金属材料からなるリング33が嵌着されて、スライダ2
7に一体的に固定されている。このリング33は磁束を
通過させ難くするため、円環状の検出コイル17,18
の内側でのリング33の軸方向移動により、該検出コイ
ル17,18が囲むリング33の面積が変化すると、検
出コイル17,18のインダンクタンスが変化すること
になる。
【0021】一方、スライダ27の周囲に径方向の間隙
を置いて、軸方向に上下に並んだ二つの円環状の上方検
出コイル17および下方検出コイル18は上方ハウジン
グ部材3aの周壁に埋設されている。リング33が、こ
れら検出コイル17,18に跨る状態で中立位置にある
とき、すなわち操舵トルクがなく、トーションバー15
に捩れが生じていないとき、両検出コイル17,18の
インダクタンスは等しくなるようにされている。
【0022】操舵トルクセンサのこのような構成によ
り、次のようにして操舵トルクが検出される。すなわ
ち、ステアリングホイールに加えられた操舵力に基づく
操舵トルクにより入力軸14が回転すると、その回転は
トーションバー15を介して出力軸16に伝達される。
このとき、出力軸16には、転舵輪の路面との摩擦力等
による抵抗力が作用しているため、トーションバー15
が捩れて、入力軸14と出力軸16との間に相対回転が
生じる。同時に、入力ピン30がスライダ27のヘリカ
ル溝28の一方の傾斜面を押圧するため、リング33が
嵌着されたスライダ27は、縦溝29と係合する案内ピ
ン31にガイドされて、軸方向に変位する。すると、上
方検出コイル17および下方検出コイル18がリング3
3を囲む面積が増減して、各検出コイル17,18のイ
ンダクタンスが変化する。そして、このインダクタンス
の変化を電圧の変化として検出することで、操舵トルク
が検出される。
【0023】ところで、各検出コイル17,18に操舵
トルクに応じて発生した電圧は、差動アンプおよびノイ
ズ除去フィルタを含む増幅回路に入力され、増幅回路か
らの出力信号は電動モータ12のモータ制御回路に送ら
れ、さらにモータ制御回路からの出力信号が入力される
モータ駆動回路において、電動モータ12に供給される
モータ駆動電流が制御される。そして、駆動された電動
モータ12の回転軸により回転駆動されるウォーム20
が、ウォームホイール19を回転させ、その回転が出力
軸16に伝達されてピニオン21が回転し、さらにラッ
ク軸5がその軸方向に移動してタイロッド7,7を移動
させることで、操舵トルクに対応して、ステアリングホ
イールからの操舵力の補助が行われるようになってい
る。
【0024】そして、図4により詳細に図示されるよう
に、両検出コイル17,18が埋設されているセンサ本
体でもある上方ハウジング部材3aの外周には、回路ケ
ース50およびカプラー51が設けられている。上方ハ
ウジング部材3aは、合成樹脂、例えばポリフェニレン
スルフィド(PPS)から形成されていて、カプラー5
1と回路ケース50のケース本体52とともに一体成形
されている。カプラー51およびケース本体52は、上
方ハウジング部材3aの組み付け用のボルト26の2個
の挿通孔の間に、それぞれ形成されている(図3参
照)。
【0025】カプラー51内には、両検出コイル17,
18に電流を供給するための電源端子、アース端子、出
力端子などの端子54が納められている(図7参照)。
また、回路ケース50は、前記ケース本体52と、ケー
ス本体52に溶着されるカバー53とから構成されてい
て、該回路ケース50内には、検出コイル17,18に
発生した電圧(検出信号)が入力される増幅回路が形成
された回路基板56が収容されている。そして、上方ハ
ウジング部材3aから径方向に延びて突出した複数の端
子55が、ケース本体52の底部を貫通して回路基板5
6に接続されており、これら端子55を介して、検出コ
イル17,18の検出信号が増幅回路に入力され、また
増幅回路からの出力がカプラー51の出力端子に出力さ
れ、さらに増幅回路のアース部がアース端子と接続され
る。
【0026】回路基板56は、ケース本体52とともに
一体成形されて、ケース本体52から突出する取り付け
部である複数の柱状の取り付けピン52bにより取り付
けられて、ケース本体52に固定される。この実施形態
では、ケース本体52の上方に位置する底面から開口端
に向かって突出している2本の取り付けピン52bと、
ケース本体52の下方であって、後述するフランジ部5
2aの外側面と同一平面上に位置するケース本体52の
底面相当部分から突出している1本の取り付けピン52
bとが設けられているが、これら取り付けピン52bの
数は、必要に応じて適宜選択されるものである。
【0027】取り付けピン52bは、回路基板56に、
取り付けピン52bに対応して形成された複数の取り付
け孔にそれぞれ挿入されて、その先端部が孔を貫通した
状態にした後、各取り付けピン52bの先端部を溶融し
て押し潰す加工、いわゆる熱かしめが施されて、回路基
板56がケース本体52に固着される。
【0028】この熱かしめにより、回路基板56は、ピ
ニオンハウジング3に伝達される振動によりがたつくこ
となく、強固にケース本体52に固定されている。ま
た、回路基板56の孔を貫通する取り付けピン52bの
先端部は、溶融して押し潰される部分であるため、その
形状は回路基板56の孔を貫通するようなものであれば
よいので、単純な形状、例えば円柱状とされている。そ
のため、取り付けピン52bの先端部の形成は容易であ
る。
【0029】また、取り付けピン52bの先端部が回路
基板56の孔に挿入されて貫通しているため、取り付け
ピン52bの先端部に熱かしめを施す際、ケース本体5
2に対する回路基板56の位置決めおよび仮固定は容易
である。
【0030】図4、図6ないし図8に図示されるよう
に、回路ケース50のケース本体52は、円筒状の上方
ハウジング部材3aの外周から径方向外方に突出して形
成されており、ケース本体52の開口部分の全周にフラ
ンジ部52aが形成されている。このフランジ部52a
の、上方ハウジング部材3aの軸線に対する径方向の外
側面は、同一平面上にある。フランジ部52aの幅は、
カバー53の溶着により形成される溶着部57が、フラ
ンジ部52aの前記外側面に形成されるのに必要な幅で
あればよく、可能な限り狭くされている。また、ケース
本体52の、軸方向で中央ハウジング部材3b寄りの部
分は、上方ハウジング部分3aの下端面より下方に延び
る延長部52cとなっている。この延長部52cの中央
ハウジング部材3bに対向する面は、中央ハウジング部
材3bの円筒部分の外周に沿う形状の曲面部分を有して
いる(図8参照)。
【0031】したがって、特に図4および図6に図示さ
れるように、上方ハウジング部材3aが中央ハウジング
部材3bに組み付けられた状態では、ケース本体52の
延長部52cは、中央ハウジング部材3bの外周側で、
その径方向に間隙を介して、かつ周方向に沿って重なる
ようにされており、またケース本体52の、上方ハウジ
ング部材3aからの径方向突出部分の下端面は、中央ハ
ウジング部材3bの上端部と当接するようにされてい
る。
【0032】このようにすることによって、上方ハウジ
ング部材3a(センサ本体)の軸方向長さを、ケース本
体52の軸方向長さと同等またはそれより長くする必要
はなく、上方ハウジング部材3a(センサ本体)の軸方
向長さを短縮して、ピニオンハウジング3の小型軽量化
をした場合にも、ケース本体52は、中央ハウジング部
材3bまで延びるように配置されて、ピニオンハウジン
グ3に対してコンパクトに配置される。また、ケース本
体52の下端部が中央ハウジング部材3bの上端部と当
接していることにより、ピニオンハウジング3に伝達さ
れる振動に対しても、オーバーハングの状態にある回路
ケース50を確実に保持している。
【0033】ケース本体52に取り付けられるカバー5
3は、合成樹脂、例えばケース本体52と同様にポリフ
ェニレンスルフィド(PPS)から形成されており、そ
の開口部分の全周に、ケース本体52のフランジ部52
aと同じ外形のフランジ部53aが形成されている。こ
のフランジ部53aは、ケース本体52のフランジ部5
2aへの取り付け部を形成しており、その取り付け面
は、ケース本体52のフランジ部52aの前記外側面と
同様に、同一平面上にある。また、フランジ部53aの
幅も、ケース本体52のフランジ部52aの幅と同様
に、溶着により形成される溶着部57が取り付け面に形
成されるのに必要な幅であればよく、可能な限り狭くさ
れている。前記取り付け面には、その全周に渡って1条
の突条53bが形成されている。この突条53bは、超
音波溶着機のホーンによる振動のエネルギを集中させる
ためのもので、その断面形状は例えば三角形である。
【0034】ケース本体52へのカバー53の取り付け
は、次のように行われる。まず、ケース本体52のフラ
ンジ部52aの外側面とカバー53のフランジ部53a
の取り付け面とを対面させて、突条53bをケース本体
52のフランジ部52aの外側面に当接させた状態で、
カバー53のフランジ部53aの、取り付け面とは反対
側の面に超音波溶着機のホーンを接触させて、カバー5
3のフランジ部53aをケース本体52のフランジ部5
2aに対して加圧すると同時に加圧方向の超音波振動を
与える。そして、突条53bおよびケース本体52のフ
ランジ部52aの突条53bが当接する部分を溶融させ
て、ケース本体52とカバー53とを一体に固着する。
この溶着により形成された溶着部57により、ケース本
体52とカバー53との間の気密シールが形成されて、
回路ケース50内部が密封され、塵埃や水分が回路ケー
ス50内に侵入するのを防止できる。なお、他の溶着方
法として、高周波溶着、振動摩擦溶着など種々変更可能
である。
【0035】このように回路ケース50の密封を、ケー
ス本体52にカバー53を溶着することにより行うた
め、回路ケースを密封するために、ケース本体とカバー
との間に設けられる弾性材からなるシール部材およびカ
バーを取り付けるためのボルトは不要となる。また、気
密シールを形成する溶着部57が形成される両フランジ
部52a,53aには、前記シール部材収容のための溝
やカバー取り付け用の前記ボルトが螺合するねじ孔を形
成する必要がないため、各フランジ部52a,53aの
幅は、溶着部57がフランジ部52a,53aに形成さ
れるのに必要な幅であればよく、その範囲で可能な限り
狭くされており、さらに各フランジ部52a,53aの
厚さも、薄くされている。
【0036】この実施形態は、前記のように構成されて
いるので、以下の効果を奏する。回路基板56は、回路
基板56の孔を貫通する取り付けピン52bの先端部に
施された熱かしめにより、ケース本体52に固着され
る。その結果、回路基板56は、ピニオンハウジング3
に伝達される振動によりがたつくことなく、強固にケー
ス本体52に固定されるとともに、回路基板56を取り
付けるためのねじが不要となり、部品点数が削減され
る。また、回路基板56の孔を貫通する取り付けピン5
2bの先端部は、溶融して押し潰される部分であるた
め、その形状は回路基板56の孔を貫通するようなもの
であればよく、単純な形状、例えば円柱状のものであっ
てよい。そのため、取り付けピン52bの先端部の形成
は容易である。
【0037】操舵トルクを検出する検出コイル17,1
8が内蔵されかつピニオンハウジング3の一部である上
方ハウジング部材3aを構成するセンサ本体と、検出さ
れた操舵トルク信号が入力される増幅回路が形成された
回路基板56を収容する回路ケース50のケース本体5
2とを、一体成形で簡単に形成することができるととも
に、操舵トルクセンサおよび回路ケース50を備えたピ
ニオンハウジング3の組み立てが容易となる。
【0038】取り付けピン52bの先端部が回路基板5
6の孔に挿入されて貫通しているため、取り付けピン5
2bの先端部に熱かしめを施す際、ケース本体52に対
する回路基板56の位置決めおよび仮固定が容易であ
る。
【0039】回路ケース50の密封を、ケース本体52
にカバー53を溶着することにより行うため、ケース本
体とカバーとの間に設けられるシール部材およびカバー
取り付け用のボルトは不要となり、回路ケース50を密
封するために必要となる部品の点数を削減できる。
【0040】気密シールを形成する溶着部57が形成さ
れるケース本体52のフランジ部52aおよびカバー5
3のフランジ部53aについては、ケース本体とカバー
との間に設けられるシール部材を収容するための溝やカ
バー取り付け用のボルトが螺合するねじ孔を形成する必
要がないため、各フランジ部52a,53aの幅は、溶
着部57がフランジ部52a,53aに形成されるのに
必要な幅であればよく、その範囲で可能な限り狭くする
ことができ、さらに各フランジ部52a,53aの厚さ
も、薄くすることができる。その結果、回路ケース50
の小型軽量化が実現できる。
【0041】上方ハウジング部材3aが中央ハウジング
部材3bに組み付けられた状態で、ケース本体52の延
長部52cが、中央ハウジング部材3bの外周側で、そ
の径方向に間隙を介して重なるようにされているので、
上方ハウジング部材3a(センサ本体)の軸方向長さ
を、ケース本体52の軸方向長さと同等またはそれより
長くする必要はなく、上方ハウジング部材3a(センサ
本体)の軸方向長さを短縮して、ピニオンハウジング3
の小型軽量化をした場合にも、ケース本体52をピニオ
ンハウジング3に対してコンパクトに配置できる。
【0042】上方ハウジング部材3aが中央ハウジング
部材3bに組み付けられた状態で、ケース本体52の下
端部が中央ハウジング部材3bの上端部と当接している
ことにより、ピニオンハウジング3に伝達される振動に
対しても、オーバーハングの状態にある回路ケース50
を確実に保持できる。
【0043】カプラー51および回路ケース50が設け
られた上方ハウジング部材3aを、中央ハウジング部材
3bに対して周方向位置を変更して組み付けることが可
能であるので、ピニオンハウジング3の周辺に配置され
る部材との関連で、中央ハウジング部材3bに対するカ
プラー51および回路ケース50の向きを、最適な向き
にセットすることができ、周辺部材の配置の自由度を増
やすことができる。
【0044】なお、前記実施形態では、突条53bはカ
バー53のフランジ部53aに形成されたが、ケース本
体52のフランジ部52aの前記外側面に突条を形成し
ても前記実施形態と同じ効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の一実施形態である電動パワーステ
アリング装置の概略全体図である。
【図2】図1の電動パワーステアリング装置のピニオン
ハウジングの部分断面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】上方ハウジング部材の図3のIV−IV線断面
図である。
【図5】図4のA部拡大図である。
【図6】図3のVI矢視図である。
【図7】上方ハウジング部材の図3のVII矢視図であ
る。
【図8】図7のVIII矢視図である。
【符号の説明】
1…電動パワーステアリング装置、2…ステアリングギ
ヤボックス、3…ピニオンハウジング、3a…上方ハウ
ジング部材、3b…中央ハウジング部材、3c…下方ハ
ウジング部材、4…ラック軸ハウジング、5…ラック
軸、6…連結部材、7…タイロッド、8…ボルト、9…
カラー、10…長孔、11…ブーツ、12…電動モー
タ、13…ラック支持装置、14…入力軸、15…トー
ションバー、16…出力軸、17,18…検出コイル、
19…ウォームホイール、20…ウォーム、21…ピニ
オン、22…ラックガイド、23…スプリング、24…
スクリュ、25…ロックナット、26…ボルト、27…
スライダ、28…ヘリカル溝、29…縦溝、30…入力
ピン、31…案内ピン、32…スプリング、33…リン
グ、50…回路ケース、51…カプラー、52…ケース
本体、52b…取り付けピン、53…カバー、54,5
5…端子、56…回路基板、57…溶着部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 義隆 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台112番地1 株 式会社ショーワ栃木開発センター内 (72)発明者 橋本 貴行 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台112番地1 株 式会社ショーワ栃木開発センター内 (72)発明者 竹之下 幸一 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地 (72)発明者 米田 敏宏 宮崎県宮崎郡佐土原町大字下那珂字和田山 3700番地 Fターム(参考) 3D033 CA02 CA16 CA21 CA28 4E360 AB31 BA03 BC05 CA08 EA03 EB02 ED07 GA06 GA29 GA53 GB99

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーおよび合成樹脂製のケース本体か
    ら構成されるとともに、回路基板を収容した回路ケース
    において、前記回路基板は、前記ケース本体と一体成形
    された取り付け部に施された熱かしめにより固定されて
    いることを特徴とする回路ケース。
  2. 【請求項2】 前記ケース本体は、前記回路基板に形成
    された回路に入力される検出信号を発生する検出信号発
    生素子が埋設された合成樹脂製のセンサ本体と一体成形
    されており、該センサ本体は、車両のパワーステアリン
    グ装置のステアリングギヤボックスのピニオンハウジン
    グを構成する複数のハウジング部材のうちの一つのハウ
    ジング部材であり、また前記検出信号は、操舵トルクに
    対応する信号であり、さらに前記熱かしめは、前記取り
    付け部の、前記回路基板に形成された孔を貫通した先端
    部に施されていることを特徴とする請求項1記載の回路
    ケース。
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