JP2000313313A - シートベルト装置 - Google Patents
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Abstract
トロークが短くても、シートベルト巻き取り用の十分な
トルクを発生させ、プリテンショナを小形化させる。 【解決手段】 ハウジング(26)に移動可能に収容さ
れた移動体(36)と、車両の急減速時に移動体(3
6)に加圧ガスを加える装置(32)と、加圧ガスによ
って押し出された移動体(36)の動きを直線運動から
周回運動に変えて回転トルクを発生させる引張り体(4
0)と、引張り体(40)が発生した回転トルクをリト
ラクタシャフト(24)に伝達して当該シャフト(2
4)をウェビングの巻取り方向に対応した方向に回転さ
せるクラッチ装置(44)とを備える。
Description
ルト装置に関し、特に、余分のウェビング(シートベル
ト)を自動的に巻取るリトラクタに設けられて、車両急
減速時等に、ウェビングの巻取軸を強制的に回転させて
ウェビングの弛みを取り、乗員を一時的に座席に拘束し
てより一層の安全を図るようにしたシートベルト装置の
改良に関する。
ョナとしては、ウェビングの緊急巻き取り構造の原理の
観点から種々のものが知られている。例えば、球状の転
動体をガス圧などで押し出す方式のものとしては、特開
昭56-23972号、ドイツ特許公開「DE 195
12 660 A1」号、ドイツ特許公開「DE 1
96 02 549 A1」号、米国特許5,690,
295号、特開昭56-23972号等に記載のものが
知られている。
は、車両の衝突時に複数の転動体を高圧ガスによってパ
イプ内を圧送させ、この転動体をリトラクタシャフトの
周りに取り付けた駆動歯車に順次係合させることによ
り、リトラクタシャフトを巻取方向に回転させシートベ
ルトを急速に巻き取る構造を有している。
くねらせ、または渦巻き状に曲げて十分な長さの転動体
を移動させるストロークを確保できるように努めてい
る。
動体通路等を設けることにより、プリテンショナ全体の
容積が増大し、複雑化して、リトラクタの大型化は不可
避的である。
型化及び簡素化して、車載の容易化を図ることを目的と
する。
め、本発明のシートベルト装置は、圧力室とこの圧力室
に連通する第1及び第2の移動体通路とを含むハウジン
グと、上記ハウジングに備えられて上記圧力室に高圧ガ
スを発生する圧力印加装置と、上記第1の移動体通路内
に配置される移動体と、上記高圧ガスの圧力を受けて上
記第1の移動体通路内の移動体を移動させる押出し部材
と、ウェビングの巻取軸に装着されて、外周が巻取方向
に回転すると、上記巻取軸と連結するクラッチと、上記
クラッチの外周に一端が取付けられてこれに巻回され、
他端が上記移動体との係合を経て上記ハウジングに取付
られる引張り媒体と、を備え、上記圧力室及び上記第1
の移動体通路はそれぞれ断面円形の第1のパイプ及び断
面角形の第2のパイプによって形成される、プリテンシ
ョナ機構を含むリトラクタを有する。
によって巻取軸の所要の回転量が得られ、第1のパイプ
(シリンダ)の長さ及び奥行寸法を小さくすることが可
能となる。
(円柱)形のコロである。それにより、転動体は直線及
び周回の移動体通路を移動可能である。
パイプ相互間はくびれ部を介して連通し、該くびれ部に
よって上記第2のパイプは移動体のストロークが増すよ
うになされる。また、該くびれ部によって上記第1のパ
イプの中心軸がくびれ部内径中心よりも上記巻取軸側に
位置することが可能となる。それによって、圧力発生部
の取付位置を巻取軸側に寄せ、プリテンショナの外形を
小さくすることが可能となる。
パイプは一体に形成される。
あるいは湾曲して形成される。
記圧力印加装置を挿入し、該パイプ入口をかしめて前記
圧力印加装置を固定する。
のパイプの内壁に形成された突起によって位置決めされ
る。
に転動体の出入口を設け、パイプ上端部にパイプをハウ
ジングに取付ける取付手段(例えば、ボルト穴や係合構
造)を形成する。
プリテンショナを含むリトラクタを備えたシートベルト
装置について図面を参照して説明する。なお、各図にお
いて、同一または対応する部分には同一符号を付し、か
かる部分の重複する説明は省略する。
置用リトラクタをその軸方向側面から見た状態を示す説
明図であり、図2に示すプリテンショナ12のI−I方
向における一部断面図にて示している。図2は、図1に
示すリトラクタ10の、プリテンショナ12のII−II方
向における断面図である。図3は、プリテンショナ部の
クラッチ44の構成を説明する説明図である。図4及び
図5は、クラッチ44の動作を説明する説明図である。
図6乃至図11は、圧力室30及び移動体通路(シリン
ダ)38aを構成するパイプ60を説明する説明図であ
る。
係るシートベルト装置のリトラクタ10は、車体に取付
けるための板状のリトラクタベース16と、このリトラ
クタベース16上に固定された、ウェビング(図示せ
ず)を巻き取るリトラクタ本体13と、このリトラクタ
本体13の軸方向の一端部に設けられた緊急ロック機構
14と、もう一端部に順次設けられたプリテンショナ1
2及び巻き取りばね装置11を備える。
取りまたは引き出し自在な巻取リール22を備える。巻
取リール22は、その巻取軸であるリトラクタシャフト
24に連結された巻取りバネ装置11によりウェビング
が巻き取られる方向に常時付勢されている。さらに、ウ
ェビングが所定値以上の加速度で引き出されようとする
と、リトラクタシャフト24の軸方向の一端に連結して
いる緊急ロック機構14が作動し、リトラクタシャフト
24の回転が阻止され、ウェビングが引き出されないよ
うに構成されている。
ル22部はねじりシャフト24aとされており、例え
ば、特開昭46−7710号に示されるように、過大な
力が加わるとねじりシャフト24aがねじられ、部材が
塑性変形してリトラクタシャフト24がウェビング引出
し方向に回転可能となるようになされる。それにより、
緊急時のウェビングの引出しを自由にする。
ハウジング26に形成される。プリテンショナ12は、
車両の衝突時等急な減速が発生したときに、ウェビング
を強制的に巻き取って、該ウェビングの弛みを瞬時に解
消する機能を備える。以下、この機能を実現する構成を
説明する。
の巻取リール22に連結されるリトラクタシャフト2
4、リトラクタシャフト24に取付けられてウェビング
の巻取方向に回転するときにリトラクタシャフト24と
連結するクラッチ44、クラッチ44の外周に巻回され
た引張り媒体40、引張り媒体40に係合する移動体3
6、引張り媒体40が横切ると共に移動体36を案内す
る移動体通路38、移動体36を移動させる圧力印加装
置32等によって構成される。移動体通路38は、直線
状の通路(シリンダ)38aとシャフト24を中心に周
回する周回通路38bとを含む。クラッチ44、引張り
媒体40、移動体通路38bを収容するハウジングの空
間は、蓋体28によって密閉される。
行うリトラクタシャフト24は略ハウジング中央に位置
し、クラッチ装置44が設けられる。クラッチ装置44
は、その外周が図示の状態において反時計方向に回転し
たときに動作して、リトラクタシャフト24と連結し、
クラッチ外周の回動をリトラクタシャフト24に伝達す
る。その他の場合、すなわち、クラッチ外周の時計方向
の回動及びリトラクタシャフト24の回転に対しては、
クラッチ装置44は動作せず、クラッチ装置44とリト
ラクタシャフト24相互間での力の伝達は生じない。
スリーブ44aと、プレート44bと、プーリー44c
と、を備えている。
た複数の突起(爪)44bbが形成され、各突起44bbが
変形し易いようにプレート44bの各突起44bbの根本
に穴44baが開けられている。プレート44bの折曲げ
られた突起(爪)44bbの断面積は、図示の例では、四
角形であるが、円形、楕円形、弓なり(円弧)形状等種
々のものを適宜に選択可能である。
うに、リトラクタシャフト24の右端側に取付けられか
つリール22とも連結されている。スリーブ44aのプ
ーリー44cと対向する面には軸(リトラクタシャフト
24)を一周する多数の溝山(ローレット目)が軸方向
に形成され、プレート44bの突起44bbが接触すると
噛合力を発生する。
体40が取付けられ、内周面にカム面が形成される。こ
のカム面は、プレート44bの突起44bbを介してスリ
ーブ44aの溝山部と対向する。プレート44bは、プ
ーリー44cが回動した後に、遅れて回動し、ズレ(位
相差)が生じるように、慣性体、摩擦保持、剪断ピン、
等によって保持される。例えば、プーリー44cは、そ
の側面とハウジング26とでプレート44bを挟持し、
位相差が生じるような適当な摩擦力を発生させる。
を説明する説明図である。図4に示す状態において、プ
ーリー44cがプレート44bに対して相対的に回転す
ると、プーリー44cのカム面により突起44bbが軸心
側に曲げられ、スリーブ44aの溝山に突き当る。そし
て、図5に示すように、プーリー44cの内面とスリー
ブ44aの溝山との間に突起44bbが介在することとな
り、プーリー44cの反時計方向の回転が、突起44bb
及びスリーブ44aを介してリトラクタシャフト24に
伝達される。それにより、ウェビングの巻取りが可能と
なる。
はリール22の外径よりも小径となっている。クラッチ
44(プーリー44c)の外周面には、増速機構として
の引張り媒体40を複数回巻き付けている。引張り媒体
40は、線状体あるいは帯状体であり、例えば、ワイ
ヤ、ロープ、鋼などの、所定幅及び長さの金属材料等で
形成されている。引張り媒体40の一端は、クラッチの
外周面に設けられた図示しないフック、ネジ、スポット
溶接等によって固定される。この引張り媒体40を、例
えば、2回、反時計方向に巻回した後、他端の係止部材
46をハウジング26の係止部材収容空間26aに挿入
し、係止する。
の内周とによって、移動体の周回通路38bが形成され
る。図示の例では、リトラクタシャフト24を中心とす
る略3時の位置から反時計方向に6時の位置まで周回通
路38bが形成されているが、ハウジング26の内周に
螺旋状に溝を設けて周回する移動体通路を形成しても良
い。
4の右下側のハウジング26には、周回通路38bに連
通する上下方向に延在する移動体通路38aが設けられ
る。移動体通路38aは、パイプ64によって形成され
る。直線状の通路38a及び周回状の通路38bは移動
体通路38を構成する。なお、後述するように、通路3
8aは直線状に限定されない(図10参照)。
る押出し部材42が挿入され、その上部には、複数個の
転動体36が列状に挿入される。パイプ64と押出し部
材42とは、後述のように、転動体36を周回路38b
に押出すシリンダとピストンとして機能する。押出し部
材42は、その弾性部材をパイプ内壁に密着してガス漏
れを防止するべく、組込み前は、直線路(シリンダ)部
分38aの内径よりも僅かに大きい外径をしている。
は、円筒状の転動体36が複数、互いに当接し且つ転動
自在な状態で1列に挿入されている。この複数の転動体
36の先頭は、図2に示すように、ハウジング26の内
壁面とクラッチ44との間に位置する。クラッチ44に
巻回された引張り媒体40は、先頭の転動体36の側面
に接して半周し、転動体36とハウジング26の内壁面
との間を通って、ハウジング26の係止部材収容空間2
6aに引張り媒体40端部の係止部材46を入れて係合
する。好ましくは、先頭の転動体36には、その外周中
央部を一周する引張り媒体40との係合溝を形成する。
てリトラクタシャフト24の下部に横方向に延在するパ
イプ62と連通する。パイプ62とパイプ64とによっ
てL型のパイプ60を一体的に形成する。
パイプ62の開口部に圧力印加装置32が挿入され、パ
イプ端部68がかしめられることにより、圧力印加装置
32がパイプ62に取付けられる。
圧ガス発生装置であり、この加圧ガス発生装置は、電極
と、点火装置と、高圧ガス発生剤とを内蔵する。上記電
極には、車両の衝突時に発生する急激な加速度を検出す
る図示しないショックサンサからの信号を伝える点火信
号伝達用ハーネスが接続されている。ショックセンサか
ら点火信号が電極に伝えられると、点火装置が高圧ガス
発生剤を発火させて高圧ガスを瞬時に発生させる。
60は、パイプ62の圧力印加装置32装着部分は断面
円形であり、パイプ64のシリンダ部分は断面四角形で
ある。転動体36は、例えば、直径が厚さ(高さ)より
も十分に大きい円筒形のコロを使用する。
形ではなく、断面四角形とすることによって、ピストン
(押上げ部材42)に同じガス圧力密度が印加される条
件では、リトラクタ13の幅方向(リトラクタシャフト
24の軸方向)の寸法hをより小さくすることが出来、
リトラクタ13の小型化に寄与し得る。
びれ部66を形成し、上側のくびれ66aを下方に形成
することによってシリンダ長Lを、くびれ部66を設け
ない場合のシリンダ長lに比べて、シリンダ長は、L>
lとなり、シリンダ部のストローク長をより長く確保す
ることが可能となる。これにより、押上げ部材42によ
って圧力が保持される距離が長くなり、移動体の移動距
離が増して具合がよい。
を介してパイプ62の中心軸Aをくびれ部66の内径の
中心Bよりも上方に持上げることによって、ガス発生装
置32の取付中心位置を上方向にΔhだけ移動させるこ
とが可能となる。それにより、ガス発生装置32の位置
をリトラクタシャフト24側に近づけることが可能とな
り、装置の小型化に寄与し得る。
の転動体36に押出し部42を介して強い圧力を加える
と、その圧力は反対側の転動体36に伝わり、この複数
個の転動体36が列全体として一体に移動体通路38a
内を移動可能である。この転動体36の列が移動して移
動体通路38aから周回通路38bに移動するとき、そ
の先頭の転動体36は引張り媒体40を押しながら、か
つ、クラッチ44の外周とハウジング26の内周とによ
って形成される周回通路38bの円周軌道を周回する。
すなわち、ハウジング26の内面には、必要により、移
動体通路38aに連通しかつクラッチ装置44の外周部
との間に周回状の溝が形成されており、転動体36は、
この周回状の溝を周回する。
ている。この例では、図7のパイプ例と同様に、パイプ
62の断面形状は円形であり、パイプ64の断面形状は
四角形である。ただし、図7のパイプ(シリンダ)64
の場合とは異なり、パイプの延在の仕方が直線的ではな
く、湾曲している。このようなシリンダが湾曲したある
いは円弧状のであっても、転動体40を移動体の周回通
路38b中に押出すことが可能であり、図2に示すプリ
テンショナと同様の作用効果が期待可能である。
める突起60aの例を示している。突起60aは、パイ
プ64の内壁に形成されており、1つ若しくは複数の突
起60aにより、あるいは内壁を一周する突起によって
構成される。突起60aは、例えば、パイプ64の側面
を押出し加工や打出し加工することによって形成され
る。また、ねじやリベット取付、突起片の溶接などによ
って形成することも可能である。この突起60aの上側
に押出し部材42が係止し、押出し部材42の位置決め
と転動体36の落下防止が図られる。なお、押出し部材
42は、自身の弾性によってパイプ60の内壁と密着す
るので突起60aを用いない場合もある。
する。まず、乗員が車両に乗り、着座してウェビングを
装着した初期状態では、プリテンショナ12は、図2に
示す初期(未動作)状態にある。この初期状態の場合、
図4に示すように、プレート44bの突起部44bbとス
リーブ44aは離間しているので、クラッチ装置44は
プリテンショナ12の動作には何ら関与しない。従っ
て、巻取リール22から引出されたウェビングが弛む
と、巻き取りバネ装置11によりリトラクタシャフト2
4が巻取方向に回転され、余分のウェビングが巻取られ
る。
時等の急激な速度減が生じると、図示しないショックサ
ンサから点火信号が圧力印加装置32に供給される。圧
力印加装置32は瞬時に加圧ガスを発生し、この加圧ガ
スが圧力室30に放出される。これにより、圧力室30
は高圧となり、複数の突起60aによって位置決めされ
た押出し部材42に下方から急激な押圧力が作用し、転
動体列全体が移動通路38aから上方に向かって瞬時の
うちに押し出される。
体列を押えている引張り媒体40の力に優る。転動体列
の先頭は、引張り媒体40が移動通路38bを横断する
部分と係合し、これを押しながら周回通路38bへと移
動する。すなわち、転動体列が円周軌道に沿って形成さ
れた周回通路38bを移動する周回運動を行う。
ラッチ44のプーリー44cの外周に固定され、このプ
ーリー44cに1回以上巻回されて、他端は係止部材4
6が収容空間26a内壁に係止されている。このため、
周回運動に移行したコロ列により強く押された引張り媒
体40は、プーリー44cから引出され、この引出しに
よって、プーリー44cは回転する。いわゆる「動滑車
の原理」によって、転動体列の移動距離の2倍の長さ分
だけ、クラッチ外側に巻回された引張り媒体40が引き
出される。これにより、クラッチ44のプーリー44c
は引張り媒体40の引出し量に対応した角度だけ回転す
る。別言すれば、引張り媒体40は2倍の増速作用を発
揮し、クラッチ外周となるプーリー44cをその増速状
態で図4の矢印方向に回転させる。
4bとにズレが生じ、プーリー44c内周の複数のカム
面がそれぞれプレート44bの複数の突起部44bbを変
形して、突起部44bbを軸心方向に押出す。突起部44
bbはスリーブ44aの溝山部に噛込まれ、クラッチ装置
44が連結動作する(図5参照)。引張り媒体40で代
表される増速機構(即ちプリテンショナー12)とリト
ラクタシャフト24とが結合し、クラッチ装置44の回
転と一体にリトラクタシャフト24も矢印A方向に回転
する。
媒体40による引き込み量も多くなり、リトラクタシャ
フト24の回転は一気に進む。リトラクタシャフト24
の回転トルクによって、リトラクタシャフト24が連結
されたウェビングの巻取リール22が強制的に回転し、
ウェビングが極めて短時間の内に巻き取られる。これに
より、ウェビングが締め上げられ、乗員は座席に強制的
に拘束され、乗員の安全が図られる。
態を示している。図12は、図2と対応して示す他のプ
リテンショナ例の断面図であり、同図において図2と対
応する部分には、同一符号を付し、かかる部分の説明は
省略する。図13は、図12のプリテンショナで使用さ
れるL型のパイプ60の例を説明する斜視図である。
型のパイプ60がハウジング26に対して斜めに取付け
られている。パイプ60の先端部にはねじ穴67が設け
られており、取付けボルトなどによってパイプ60をハ
ウジングに取付ける。このパイプ60の断面角形のパイ
プ64部分の上部側面の両側に開口部69a及び69b
が形成されている(図13参照)。この内、リトラクタ
シャフト24側の開口部69aは転動体の出入口となっ
ている。パイプ64によって形成される転動体通路38
aに配置された複数の転動体36の先端部の転動体36
は略開口部69に位置する。クラッチ44の外周部に巻
回された引張り媒体40は、開口部69aを通り、先端
の転動体36を半周してパイプ64の右側開口部69b
からパイプ64を抜け、該パイプ右側のハウジング26
に形成された係止部材収容空間26aに入る。引張り媒
体40の先端部の係止部材46は、係止部材収容空間2
6a内にて係止される。
なパイプ60をボルトなどによってハウジング26に固
定する。高圧が印加されるL型パイプをより確実に固定
することが出来る。
リテンショナによれば、移動体(転動体36の列あるい
は単一の移動体(例えば、特願平10−354940号
参照))、引張り媒体40、移動体通路38b、リール
22よりも小径のクラッチ44等を中心とする「動滑
車」原理の増速機構とを組み合わせるという従来には無
いユニークな構造を採用したので、移動体36の移動量
に対応する、移動体を収容するシリンダ38aのストロ
ークが少なくて済む。また、シリンダ38aの断面形状
を四角形とすることにより、シリンダ38aのリトラク
タシャフト軸方向の寸法も短くすることが可能となる。
従って、シリンダ38aの長さ及び奥行の寸法が比較的
に短くなり、プリテンショナ全体が小形化されて車載条
件が緩和される。また、シリンダをパイプによって形成
し、押出し部材のシール性も良いので、移動体通路の加
工工程も簡単化され、これにより、製造コストを低減さ
せることが可能となる。
プに挿入することにより、ガスのシール性が高められ
る。ガス発生装置32を挿入するパイプ部分を断面円形
とすることにより、ガス発生装置32をかしめて固定す
ることも容易である。
が出入りする構造とすることによってパイプ先端部をパ
イプの固定(取付)部として使用することが出来る。取
付部には、ボルト穴やハウジングと嵌合する鍔等を形成
することが出来る。
効果を同じにする変更が行われ、あるいは構成要素の追
加・削除が行われ得るが、そのような変更例は本願発明
の範囲と均等である。
テンショナを備えるシートベルト装置は、増速機構を備
えて押出し部材42のストロークを短くし、シリンダ断
面を四角形としたことにより、シリンダ(パイプ)寸法
を小型化したので、プリテンショナの小形化および簡素
化が容易となる。
ラクタシャフト24の軸方向外側から見た一部断面図で
ある。
ナ12を説明する断面図である。
明する分解斜視図である。
説明図である。
明図である。
法の違いを説明する説明図である。
図である。
る。
係止する突起60aを説明する説明図である。
る断面図である。
先端部にボルト穴67を有するパイプ60の例を説明す
る斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】圧力室とこの圧力室に連通する第1及び第
2の移動体通路とを含むハウジングと、 前記ハウジングに備えられて前記圧力室に高圧ガスを発
生する圧力印加装置と、 前記第1の移動体通路内に配置される移動体と、 前記高圧ガスの圧力を受けて前記第1の移動体通路内の
移動体を移動させる押出し部材と、 ウェビングの巻取軸に装着されて、外周が巻取方向に回
転すると、前記巻取軸と連結するクラッチと、 前記クラッチの外周に一端が取付けられてこれに巻回さ
れ、他端が前記移動体との係合を経て前記ハウジングに
取付られる引張り媒体と、を備え、 前記圧力室及び前記第1の移動体通路はそれぞれ断面円
形の第1のパイプ及び断面角形の第2のパイプによって
一体に形成される、プリテンショナ機構を含むリトラク
タを備えるシートベルト装置。
Priority Applications (6)
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DE10066247A DE10066247B4 (de) | 1999-03-04 | 2000-03-03 | Sicherheitsgurtsystem |
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JP11-57092 | 1999-03-04 | ||
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Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
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