JP2000312508A - 芋等の移植機 - Google Patents

芋等の移植機

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JP2000312508A
JP2000312508A JP11122713A JP12271399A JP2000312508A JP 2000312508 A JP2000312508 A JP 2000312508A JP 11122713 A JP11122713 A JP 11122713A JP 12271399 A JP12271399 A JP 12271399A JP 2000312508 A JP2000312508 A JP 2000312508A
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Japan
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belt conveyor
potato
transplanter
planting
seed
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JP11122713A
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Inventor
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Toyoyuki Takanami
豊幸 高浪
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この種従来例としては、種芋を移送するベル
トコンベアを走行部に対して横方向に設けた芋の移植機
がある。従来の芋の移植機は、種芋を移送するベルトコ
ンベアを走行部に対して横方向に設け、また、ベルトコ
ンベアの駆動機構や支持フレームが簡潔な構成ではない
ので、その機体構成が大型となり、小型でコンパクトな
構成ではなく、機械の操縦及び操作性が非常に悪いもの
であった。 【解決手段】 この発明は、昇降アクチュエータ21に
設けた機体左右方向に長いアーム22の左右部と左右車
輪2・2とを各々機体前後方向に設けた連結体26・2
6を介して連繋して、左右車輪2・2を上下動する芋等
の移植機において、種芋等を移送するベルトコンベア3
4の駆動機構35又はベルトコンベア34の支持フレー
ム31を昇降アクチュエータ21とアーム22と連結体
26とにより構成される空間を通して設けた芋等の移植
機としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジャガイモ(馬
鈴薯)のような芋等を圃場に植付ける移植機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種従来例としては、種芋を移送する
ベルトコンベアを走行部に対して横方向に設けた芋の移
植機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の芋の移植機
は、種芋を移送するベルトコンベアを走行部に対して横
方向に設け、また、ベルトコンベアの駆動機構や支持フ
レームが簡潔な構成ではないので、その機体構成が大型
となり、小型でコンパクトな構成ではなく、機械の操縦
及び操作性(取扱い)が非常に悪いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、昇降アクチュエータ21
に設けた機体左右方向に長いアーム22の左右部と左右
車輪2・2とを各々機体前後方向に設けた連結体26・
26を介して連繋して、該昇降アクチュエータ21によ
り左右車輪2・2を上下動する芋等の移植機において、
種芋等を移送するベルトコンベア34の駆動機構35又
はベルトコンベア34の支持フレーム31を該昇降アク
チュエータ21とアーム22と連結体26とにより構成
される空間を通して設けた芋等の移植機としたものであ
り、請求項2記載の発明は、種芋等を移送するベルトコ
ンベア34を駆動車輪2を備えた走行部1aに前後方向
に沿わせて配置した請求項1記載の芋等の移植機とした
ものであり、請求項3記載の発明は、種芋等を移送する
ベルトコンベア34を前後方向で傾斜して設けると共
に、該ベルトコンベア34の傾斜方向と逆方向に傾斜し
た収納容器載置台42を設けたことを特徴とする芋等の
移植機としたものである。
【0005】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、種芋等を移
送するベルトコンベア34の駆動機構35又はベルトコ
ンベア34の支持フレーム31を該昇降アクチュエータ
21とアーム22と連結体26とにより構成される空間
を通して設けたので、昇降アクチュエータ21とアーム
22と連結体26は、該支持フレーム31及び駆動機構
35に干渉せずに移動することができ、機体の前後長を
短くした非常にコンパクトで簡潔な構成となっている。
従って、小型の移植機を得ることができ、機体の操縦が
容易であると共に、その収納保管場所も狭くて良く優れ
ている。
【0006】請求項2記載の発明は、種芋等を移送する
ベルトコンベア34を駆動車輪2を備えた走行部1aに
前後方向に沿わせて配置したので、請求項1記載の芋等
の移植機に加えて、機体左右幅を狭く構成できて、更に
コンパクトな構成となり、更に機体の操縦が容易である
と共に、その収納保管場所も狭くて良い。請求項3記載
の発明は、種芋等を移送するベルトコンベア34を前後
方向で傾斜して設けると共に、該ベルトコンベア34の
傾斜方向と逆方向に傾斜した収納容器載置台42を設け
たので、作業者は容易に収納容器載置台42上の種芋を
取ってベルトコンベア34に置くことができ、楽な姿勢
で容易な移植作業が行なえ作業能率がとても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例として芋等の
移植機の一例であるジャガイモの移植機を図面に基づき
詳細に説明する。このジャガイモ移植機1は、走行車輪
2・2・3・3を有する走行部1aによって畝Uを跨い
だ状態で機体を進行させながら、植付部1bでジャガイ
モの種芋を畝Uの上面に植付ける構成となっている。作
業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を
操向操作すると共に、植付作業時には機体の側方を歩き
ながら植付部1bへ苗を補給する。以下、各部の構成に
ついて説明する。
【0008】走行部1aは、走行部ミッションケース7
の前部にエンジン9が配置されている。エンジン9の左
側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10
が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タ
ンク11等が設けられ、その上部をボンネット12が覆
っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視
長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられ
ており、この連結フレームの背面右端部に走行部1aと
操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が
固着連結されている。メインフレーム14は、後方に延
び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま植付部1bの
後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハ
ンドル6が固着して取り付けられている。この操縦ハン
ドル6は、両端が後方に延びる平面視略コ字形をしてお
り、その両端部にグリップ6a・6aが取り付けられて
いる。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a
・6aを握って操縦する。
【0009】走行部ミッションケース7の左右側面から
突出する回動筒部15・15に走行伝動ケース16・1
6が一体に取り付けられ、その走行伝動ケースの先端部
に駆動走行車輪である後輪2・2が軸支されている。ま
た、エンジン9の下側に前後方向のピボット軸17aを
中心に揺動自在に設けた前輪支持フレーム17の左右両
端部に前輪支持ロッド18・18が高さ調節可能に取り
付けられ、該ロッドの下端部に従動走行車輪である前輪
3・3が軸支されている。
【0010】走行部1aには機体に対し後輪2・2を上
下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられ
ている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース
7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向
けて昇降アクチュエータとしての昇降シリンダ21が設
けられ、該シリンダのピストンロッドの先端部に機体左
右方向に長いアームとしての天秤杆22が上下方向の軸
まわりに回動自在に取り付けられている。ピストンロッ
ドは、前後両端が油圧バルブユニット20とメイフレー
ム14に取り付けた取付部材23とに支持されたガイド
軸24に沿って摺動するようになっている。天秤杆22
の左右両端部と、回動筒部15・15に固着したスイン
グアーム25・25とが、連結体としての連結ロッド2
6・26を介して連結されている。左側の連結ロッド2
6は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該
シリンダを伸縮作動させることにより長さを変えられる
ようになっている。
【0011】昇降シリンダ21及びローリングシリンダ
27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油
圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制
御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動さ
せると、左右の後輪2・2が同方向に同量だけ機体に対
し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリン
ダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2・2が逆方向
に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜す
る。
【0012】植付部1bは、前記連結フレーム13の上
面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部伝
動ケース30の下部が固着され、該植付部伝動ケース3
0にベルトコンベア34の支持フレームとしての植付フ
レーム31の基部が固着されている。そして、該植付フ
レーム31の後部は、メインフレーム14の中途部に設
けたアームにボルトにて固定されている。
【0013】図3に示すように、植付部伝動ケース30
の入力軸30aは該ケースの下端部から前方に突出して
おり、これを走行部ミッションケース7のPTO取出部
7aに挿入することにより、該PTO取出部内の走行部
側の軸に伝動連結するようになっている。また、植付部
伝動ケース30は、前記連結フレーム13にボルト30
b…によつて着脱自在に取り付けられている。このた
め、ボルト30b…を外し、PTO取出部7aから入力
軸31aを抜くことにより、走行部1aから植付部1b
ごと取り外せることができ、植付部1bのメンテナンス
が容易に行なえる。
【0014】側面視において、植付部伝動ケース30及
び植付フレーム31は連結フレーム13から後方上向き
に設けられ、機体の前後長を必要以上に長くすることな
く、植付フレーム31の下側に前記天秤杆22が移動す
るためのスペースが確保されている。また、植付フレー
ム31及び植付部伝動ケース30から後述のベルトコン
ベア34への駆動機構としての伝動ベルト35及び上記
植付フレーム31の基部は、左連結ロッド26と昇降シ
リンダ21との間に配置されている。従って、前記天秤
杆22昇降シリンダ21,連結ロッド26・26及び天
秤杆22は、該植付フレーム31及び伝動ベルト35に
干渉せずに移動することができるように構成されてお
り、機体の前後長を短くした非常にコンパクトで簡潔な
構成となっている。
【0015】次に、植付部1bの構成を更に詳述する
と、機体前方に向けてジャガイモの種芋aを移送するベ
ルトコンベア34が、機体の進行方向と同じ方向で、機
体の左右方向で略中央位置に配置して、植付フレーム3
1に設けられている。このベルトコンベア34は、三個
の回転ロール36・37・38により機体側面視で三角
形の形状を描いて回転作動するように構成されており、
ベルトコンベア34の前部の垂直に下降移送する部位3
4aに対向させてU字状の案内ガイド39を上下方向に
設け、該案内ガイド39の前方に畝上面に種芋を植付る
溝を形成する作溝器40を配置し、案内ガイド39の後
方に遊転自在に左右覆土板41・41を設けている。そ
して、前記回転ロール36は案内ガイド39の下端部に
装着されており、この回転ロール36の位置がベルトコ
ンベア34の最下端となるようにして、このベルトコン
ベア34の最下端から種芋aが落下するようになってい
る。また、ベルトコンベア34の作業者が種芋を置く部
位34bは、後端が前端よりも高くなるように傾斜した
状態に配設されており、その後端部は操縦ハンドル6の
左右グリップ6a・6a間に位置し、操縦ハンドル6で
機体を操縦する位置からベルトコンベア34に種芋を置
くことができるようになっている。
【0016】42は植付ける種芋aを収納する箱状容器
を載置する為の種芋収納容器載置台であって、機体の中
央上部に配置されており、前記ベルトコンベア34の種
芋を置く部位34bの傾斜とは逆に後端が前端よりも低
くなるように傾斜して設けられている。そして、ベルト
コンベア34の左側方且つ左側の後輪2の後方部分は、
機体の進行に合わせて作業者が歩きながら種芋をベルト
コンベア34に置く作業を行うための空間部Aとなって
おり、作業者がこの空間部A(左側の後輪2が走行する
畝Uと畝Uとの間)を歩きながら種芋を置く作業を行う
際、植付フレーム31,ベルトコンベア34,作溝器4
0及び左右覆土板41等の隙間から畝面が見えるので、
植付状況を監視しながら作業が行なえる。また、種芋収
納容器載置台42は、ベルトコンベア34の種芋を置く
部位34bの傾斜とは逆に後端が前端よりも低くなるよ
うに傾斜して設けられているので、作業者は種芋収納容
器載置台42に載置された種芋収納容器から容易に種芋
aを取り出してベルトコンベア34に置く作業が行なえ
作業能率がとても良い。
【0017】ここで、ベルトコンベア34の構成につい
て更に詳述すると、ベルトコンベア34は、搬送面43
を等間隔に仕切り板44で区切って種芋aが1個づつ載
置できるようになっている。また、ベルトコンベア34
はゴム製で形成されており、種芋aの損傷を回避するよ
うになっている。一方、各回転ロール36・37・38
は、ベルトコンベア34が機体側面視で三角形状になる
ように、前方上部と前方下部と後方上部の三箇所に設け
られている。そして、前記植付部伝動ケース30内の駆
動により回転する駆動プーリー45及び植付フレーム3
1に設けられた遊点プーリー46と従動プーリー47に
掛け渡された伝動ベルト35により、従動プーリー47
が駆動回転され、この従動プーリー47と一体に回転す
る支軸に回転ロール37が固定されている。従って、回
転ロール37が植付部伝動ケース30から伝動ベルト3
5にて動力が伝達されて駆動回転する駆動ロールになっ
ている。尚、48はテンションプーリーであって、後述
の植付昇降レバー64により操作ワイヤ49を介して伝
動ベルト35を張って動力を伝える状態と緩めて動力を
伝えない状態とに切替操作できるように構成されてい
る。
【0018】尚、ベルトコンベア34の搬送面43の裏
面50側に凸状リブ51を突設し、この凸状リブ51が
各回転ロール36・37・38の表面に嵌合するよう
に、各回転ロール36・37・38に凹状溝52を設け
れば、ベルトコンベア34が安定して回転し、良好な種
芋の植付作業が行なえる。そして、左右覆土板41・4
1の後方には、土が付着し難い樹脂製の鎮圧輪53が設
けられている。この鎮圧輪53は、前端部が植付フレー
ム31に支持軸54にて回動自在に支持された回動アー
ム55の後端部に支持軸56にて遊転自在に設けられて
いると共に、該支持軸56に下端部が連繋された支持ロ
ッド56が植付フレーム31より水平に後方に向けて延
設された固定の支持体57に対して上下動自在に支持さ
れている。そして、該支持ロッド56に遊嵌させたスプ
リング58によって下向きに付勢されており、機体の進
行に伴って畝面を転動し、種芋が植付けられ左右覆土板
41・41にて覆土された種芋の植付位置の畝上面を鎮
圧するようになっている。尚、59は回動アーム55に
基部が固定されたスクレーパであって、鎮圧輪53に付
着した土を鎮圧輪53の表面から掻き落とすものであ
る。また、支持体57より上方に突出した部位には、上
下方向に複数の孔が形成されており、ヘアピン60を各
孔の何れかを選択して挿すことにより、鎮圧輪53の上
下方向の高さ位置を複数段階に変更できるようになって
いる。よって、この複数段階の変更により、種芋の植付
深さが段階的に調節できるようになっている。
【0019】また、鎮圧輪53の上下動にて回動アーム
55が回動すると、その回動を連動機構を介して油圧バ
ルブユニット20内の昇降用油圧バルブに伝え、回動ア
ーム55の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ21を作
動させる。これにより、畝の上面から機体までの高さを
一定に維持するように機体を昇降制御し、畝の高さ変更
に係わらず常に種芋の植付深さが一定になるように制御
され、植付後の種芋の発芽が良好で成育が良い。
【0020】なお、油圧バルブユニット20内のローリ
ング用油圧バルブは左右傾斜検出用の振り子61の動き
に連動して切り替わるようになっており、機体が左右に
傾斜するとローリングシリンダ27が適宜作動し、機体
を左右水平に戻すように制御する。操縦ハンドル6のグ
リップ6a・6aの下側には、サイドクラッチレバー6
2・62が設けられている。また、操縦ハンドル6の基
部には操作パネル63が設けられ、該操作パネル63
に、前記テンションプーリー48を操作ワイヤ49を介
して操作する植付昇降レバー64とメインクラッチの入
・切操作をするメインクラッチレバー65等が設けられ
ている。図中の符号66は、左右駆動後輪2・2の回転
速度に対して植付部1bのベルトコンベア34の駆動速
度を変更して、種芋の植付間隔を調節する株間調節レバ
ーである。
【0021】67はベルトコンベア34の後端部の上方
を覆うように植付フレーム31の後端部に設けられたカ
バー体であって、ベルトコンベア34が回転して後端部
でその回転方向が回転ロール38にて変更される際に、
ベルトコンベア34に付着した土や泥等が上方に飛ん
で、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業者に
かかるのを防止する為に設けてある。このカバー体67
により、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業
者は、良好なる操向操作が行なえると共に、操縦ハンド
ル6で機体を操縦する位置からベルトコンベア34に種
芋を置く作業をする際にも、ベルトコンベア34にて土
や泥等が飛散して来るのが防止されているので、種芋を
置く作業が容易に行なえて能率的である。
【0022】次に、種芋を植付ける作業について説明す
る。通常の植付作業時には、左右前輪3・3と左右後輪
2・2を畝溝に沿わせて機体を進行させ、作業者は機体
の左側の空間部A(左後輪2の後方の畝溝)を歩きなが
ら、種芋収納容器載置台42に載置された種芋収納容器
から種芋aを取り出してベルトコンベア34の仕切り板
44で区切られた一区画に一つの種芋aが入るように置
く。すると、ベルトコンベア34の仕切り板44間に逐
次置かれた種芋aは、ベルトコンベア34で前方向に搬
送され、つづいて回転ロール37を境に縦方向に角度を
変え回転ロール36まで移送される。ここで、案内ガイ
ド39は、回転ロール37の位置においてベルトコンベ
ア34が前方向から縦方向に角度をかえた時、ベルトコ
ンベア34に載置された種芋aが落下するのを防止す
る。そして、種芋aは、ベルトコンベア34の終端から
作溝器40で掘られた畝の溝内に落下する。その後、左
右覆土板41・41で覆土され、鎮圧輪53で覆土され
た種芋の植付位置の畝上面が鎮圧される。
【0023】この時、ベルトコンベア34の終端が作溝
器40近傍にあり、作溝器40近傍で種芋aを畝に落下
させることができるので、種芋aの形状、重量にかかわ
りなく、落下時間を一定に保ち、種芋aの植付け間隔の
バラツキを減少させ、均一な種芋aの植付け作業が行な
える。また、作業者が空間部Aを歩きながら種芋を置く
作業を行う際、植付フレーム31,ベルトコンベア3
4,作溝器40及び左右覆土板41等の隙間から畝面が
見えるので、植付状況を監視しながら作業が行なえる。
また、種芋収納容器載置台42は、ベルトコンベア34
の種芋を置く部位34bの傾斜とは逆に後端が前端より
も低くなるように傾斜して設けられているので、作業者
は種芋収納容器載置台42に載置された種芋収納容器か
ら容易に種芋aを取り出してベルトコンベア34に置く
作業が行なえ作業能率がとても良い。
【0024】また、前述のように、ベルトコンベア34
の作業者が種芋を置く部位34bは、後端が前端よりも
高くなるように傾斜した状態に配設されており、その後
端部は操縦ハンドル6の左右グリップ6a・6a間に位
置し、操縦ハンドル6で機体を操縦する位置からベルト
コンベア34に種芋を置くことができるようになってい
るので、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業
者が、操向操作しながら、ベルトコンベア34に種芋を
置く作業を行なうこともでき、能率的である。
【0025】更に、操縦ハンドル6で機体を操縦する位
置と機体の左側の空間部Aとで二人で作業を行なえば、
機体前進速度を速くしても、種芋の供給が適切に行なえ
るので、短時間で種芋の植付作業が行なえる。最後に、
機体の前後方向に沿わせた状態でベルトコンベア34を
設けたので、機体の左右幅が狭い構成で非常にコンパク
トに構成でき、小型の移植機を得ることができ、機体の
操縦が容易であると共に、その収納保管場所も狭くて良
く優れている。
【0026】尚、上記実施例ではジャガイモの移植機に
ついて説明したが、ジャガイモ以外の如何なる芋の移植
機に適用しても良く、更には、芋以外でもベルトコンベ
ア34に置くことができるものであれば、如何なる移植
機に適用しても良い。また、上記の実施例では、畝に植
付ける例を説明したが、平坦な圃場に植付けることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャガイモ移植機の側面図である。
【図2】ジャガイモ移植機の平面図である。
【図3】走行部と植付部の連結部分の斜視図である。
【図4】案内ガイドとベルトコンベアとの関係を示す斜
視図である。
【図5】ベルトコンベアと三個の回転ロールを示す作用
説明図である。
【図6】他の実施例を示すベルトコンベアと回転ロール
の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ジャガイモ移植機 1a 走行部 1b 植付部 2 後輪(駆動車輪) 3 前輪 6 操縦ハンドル 21 昇降アクチュエータ(昇降シリンダ) 22 アーム(天秤杆) 26 連結体(連結ロッド) 31 支持フレーム(植付フレーム) 34 ベルトコンベア 35 駆動機構(伝動ベルト) 42 収納容器載置台(種芋収納容器載置台)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降アクチュエータ21に設けた機体左
    右方向に長いアーム22の左右部と左右車輪2・2とを
    各々機体前後方向に設けた連結体26・26を介して連
    繋して、該昇降アクチュエータ21により左右車輪2・
    2を上下動する芋等の移植機において、種芋等を移送す
    るベルトコンベア34の駆動機構35又はベルトコンベ
    ア34の支持フレーム31を該昇降アクチュエータ21
    とアーム22と連結体26とにより構成される空間を通
    して設けたことを特徴とする芋等の移植機。
  2. 【請求項2】 種芋等を移送するベルトコンベア34を
    駆動車輪2を備えた走行部1aに前後方向に沿わせて配
    置した請求項1記載の芋等の移植機。
  3. 【請求項3】 種芋等を移送するベルトコンベア34を
    前後方向で傾斜して設けると共に、該ベルトコンベア3
    4の傾斜方向と逆方向に傾斜した収納容器載置台42を
    設けたことを特徴とする芋等の移植機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249535A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Iseki & Co Ltd 苗移植機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249535A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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