JP2001000014A - 芋等の移植機 - Google Patents

芋等の移植機

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JP2001000014A
JP2001000014A JP11175664A JP17566499A JP2001000014A JP 2001000014 A JP2001000014 A JP 2001000014A JP 11175664 A JP11175664 A JP 11175664A JP 17566499 A JP17566499 A JP 17566499A JP 2001000014 A JP2001000014 A JP 2001000014A
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Japan
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planting
belt conveyor
seed
potatoes
transplanter
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JP11175664A
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English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Masakatsu Araki
正勝 荒木
Eiichiro Kinoshita
木下  栄一郎
Toyoyuki Takanami
豊幸 高浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の芋の移植機は、種芋を移送するベルト
コンベアを走行部に対して横方向に設け、また、ベルト
コンベアの駆動機構や支持フレームが簡潔な構成ではな
いので、その機体構成が大型となり、小型でコンパクト
な構成ではなく、機械の操縦及び操作性(取扱い)が非
常に悪いものであった。 【解決手段】 走行車輪2・3を有する走行部1aから
植付部1bに動力を伝動する伝動軸32aを設けた芋等
の移植機において、伝動軸32aを内装する伝動フレー
ム32を後方が高くなる傾斜状態に設けて、該伝動フレ
ーム32にて走行部1aと植付部1bとを連結した芋等
の移植機としたものである。また、種芋等の収納台42
若しくは収納台42の一部を種芋等を移送するベルトコ
ンベア34に沿って配置して設けた芋等の移植機とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ジャガイモ(馬
鈴薯)のような芋等を圃場に植付ける移植機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種従来例としては、種芋を移送する
ベルトコンベアを有する植付部を大型のフレームを介し
て走行部に対して横方向に装着した芋の移植機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の芋の移植機
は、種芋を移送するベルトコンベアを走行部に対して横
方向に設け、また、ベルトコンベアの駆動機構や支持フ
レームが簡潔な構成ではないので、その機体構成が大型
となり、小型でコンパクトな構成ではなく、機械の操縦
及び操作性(取扱い)が非常に悪いものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、走行車輪2・3を有する
走行部1aから植付部1bに動力を伝動する伝動軸32
aを設けた芋等の移植機において、該伝動軸32aを内
装する伝動フレーム32を後方が高くなる傾斜状態に設
けて、該伝動フレーム32にて走行部1aと植付部1b
とを連結した芋等の移植機としたものであり、請求項2
記載の発明は、植付部1bの種芋等を移送するベルトコ
ンベア34を走行車輪2・3を備えた走行部1aに前後
方向に沿わせて配置した請求項1記載の芋等の移植機と
したものであり、請求項3記載の発明は、走行車輪2・
3を有する走行部1aに植付部1bを装着した芋等の移
植機において、後方側が低くなるように前後方向で傾斜
した種芋等の収納台42を設けた芋等の移植機としたも
のであり、請求項4記載の発明は、種芋等の収納台42
若しくは収納台42の一部を種芋等を移送するベルトコ
ンベア34に沿って配置して設けた芋等の移植機とした
ものである。
【0005】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、伝動軸32
aを内装する伝動フレーム32を後方が高くなる傾斜状
態に設けて、該伝動フレーム32にて走行部1aと植付
部1bとを連結した芋等の移植機としたので、走行部1
a側から植付部1b側への伝動系を内装する伝動フレー
ム32を走行部1aと植付部1bとを連結するフレーム
に兼用して機体構成を簡潔にでき、然も、伝動フレーム
32の下方に走行部1bの構成部材を配置することがで
きて、機体の前後長を短くした非常にコンパクトで簡潔
な構成となり、小型軽量の移植機を得ることができる。
従って、機体の操縦が容易であると共に、その収納保管
場所も狭くて良く優れている。
【0006】請求項2記載の発明は、植付部1bの種芋
等を移送するベルトコンベア34を走行車輪2・3を備
えた走行部1aに前後方向に沿わせて配置したので、請
求項1記載の芋等の移植機の作用効果に加えて、機体左
右幅を狭く構成できて、更にコンパクトな構成となり、
更に機体の操縦が容易であると共に、その収納保管場所
も狭くて良い。
【0007】請求項3記載の発明は、走行車輪2・3を
有する走行部1aに植付部1bを装着した芋等の移植機
において、後方側が低くなるように前後方向で傾斜した
種芋等の収納台42を設けた芋等の移植機としたので、
収納台42に載せた種芋aは機体後方に転がってくるか
ら、作業者は容易に収納台42上の種芋aを取ってベル
トコンベア34に置くことができ、楽な姿勢で容易な移
植作業が行なえ作業能率がとても良い。
【0008】請求項4記載の発明は、種芋等の収納台4
2若しくは収納台42の一部を種芋等を移送するベルト
コンベア34に沿って配置して設けたので、作業者はベ
ルトコンベア34に沿って近くにある収納台42から容
易に種芋aを取ってベルトコンベア34に置くことがで
き、更に楽な姿勢で容易な移植作業が行なえ作業能率が
更に向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例として芋等の
移植機の一例であるジャガイモの移植機を図面に基づき
詳細に説明する。このジャガイモ移植機1は、走行車輪
2・2・3・3を有する走行部1aによって畝Uを跨い
だ状態で機体を進行させながら、植付部1bでジャガイ
モの種芋を畝Uの上面に植付ける構成となっている。作
業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を
操向操作すると共に、植付作業時には機体の側方を歩き
ながら植付部1bへ苗を補給する。以下、各部の構成に
ついて説明する。
【0010】走行部1aは、走行部ミッションケース7
の前部にエンジン9が配置されている。エンジン9の左
側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10
が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タ
ンク11等が設けられ、その上部をボンネット12が覆
っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視
長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられ
ており、この連結フレームの背面右端部に走行部1aと
操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が
固着連結されている。メインフレーム14は、後方に延
び、途中で斜め上向きに湾曲し、且つ、右外側に向けて
斜め上方に延びて、そのまま植付部1bの後部位置まで
至っている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が周
知の菊座を介して左右固定ねじ6b・6bにて高さ調節
自在に取り付けられている。この操縦ハンドル6は、そ
の後端部にグリップ6aが取り付けられている。旋回時
や路上走行時には、作業者が左右グリップ6a・6aを
握って操縦する。尚、左右グリップ6a・6aの高さを
調節するには、左右固定ねじ6b・6bを緩めて左右グ
リップ6a・6aの高さを作業者の最適な高さに調節し
て、再び左右固定ねじ6b・6bを締めれば良い。
【0011】走行部ミッションケース7の左右側面から
突出する回動筒部15・15に走行伝動ケース16・1
6が一体に取り付けられ、その走行伝動ケースの先端部
に駆動走行車輪である後輪2・2が軸支されている。ま
た、エンジン9の下側に前後方向のピボット軸17aを
中心に揺動自在に設けた前輪支持フレーム17の左右両
端部に前輪支持ロッド18・18が高さ調節可能に取り
付けられ、該ロッドの下端部に従動走行車輪である前輪
3・3が軸支されている。
【0012】走行部1aには機体に対し後輪2・2を上
下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられ
ている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース
7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向
けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダのピスト
ンロッドの先端部に機体左右方向に長い天秤杆22が上
下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。ピ
ストンロッドは、前後両端が油圧バルブユニット20と
メイフレーム14に取り付けた取付部材23とに支持さ
れたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。
天秤杆22の左右両端部と、回動筒部15・15に固着
したスイングアーム25・25とが、連結ロッド26・
26を介して連結されている。左側の連結ロッド26
は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シ
リンダを伸縮作動させることにより長さを変えられるよ
うになっている。
【0013】昇降シリンダ21及びローリングシリンダ
27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油
圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制
御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動さ
せると、左右の後輪2・2が同方向に同量だけ機体に対
し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリン
ダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2・2が逆方向
に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜す
る。
【0014】植付部1bは、前記連結フレーム13の上
面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部伝
動ケース30の下部が固着され、該植付部伝動ケース3
0に後方斜め上方に延びる伝動フレームとしての円筒パ
イプ32の先端が固定されており、該円筒パイプ32の
後端に植付部伝動クラッチ33aを有する伝動ケース3
3が固着されている。そして、伝動ケース33が、ベル
トコンベア34の支持フレームである植付フレーム31
の前部に固定されている。従って、円筒パイプ32が走
行部1aに植付部1bとを連結する支持フレームになっ
ている。
【0015】図3に示すように、植付部伝動ケース30
の入力軸30aは該ケースの下端部から前方に突出して
おり、これを走行部ミッションケース7のPTO取出部
7aに挿入することにより、該PTO取出部内の走行部
側の軸に伝動連結するようになっている。また、植付部
伝動ケース30は、前記連結フレーム13にボルト30
b…によつて着脱自在に取り付けられている。このた
め、ボルト30b…を外し、PTO取出部7aから入力
軸31aを抜くことにより、走行部1aから植付部1b
ごと取り外せることができ、植付部1bのメンテナンス
が容易に行なえる。側面視において、植付部伝動ケース
30及び円筒パイプ32は連結フレーム13から後方上
向きに設けられ、機体の前後長を必要以上に長くするこ
となく、その下側に前記天秤杆22が移動するためのス
ペースが確保されている。また、円筒パイプ32は、左
連結ロッド26と昇降シリンダ21との間に配置されて
いる。従って、前記天秤杆22昇降シリンダ21,連結
ロッド26・26及び天秤杆22は、該円筒パイプ32
に干渉せずに移動することができるように構成されてお
り、機体の前後長を短くした非常にコンパクトで簡潔な
構成となっている。
【0016】次に、植付部1bの構成を更に詳述する
と、機体前方に向けてジャガイモの種芋aを移送するベ
ルトコンベア34が、機体の進行方向と同じ方向で、機
体の左右方向で略中央位置に配置して、植付フレーム3
1に設けられている。このベルトコンベア34は、三個
の回転ロール36・37・38により機体側面視で三角
形の形状を描いて回転作動するように構成されており、
ベルトコンベア34の前部の垂直に下降移送する部位3
4aに対向させてU字状の案内ガイド39を上下方向に
植付フレーム31に固定して設け、該案内ガイド39の
前方に畝上面に種芋を植付る溝を形成する作溝器40を
配置し、案内ガイド39の後方に遊転自在に左右覆土板
41・41を設けている。そして、前記回転ロール36
は案内ガイド39の下端部に装着されており、この回転
ロール36の位置がベルトコンベア34の最下端となる
ようにして、このベルトコンベア34の最下端から種芋
aが落下するようになっている。また、ベルトコンベア
34の作業者が種芋を置く部位34bは、側面視で後端
が前端よりも高くなるように傾斜した状態に配設されて
おり、その後端部は操縦ハンドル6の左右グリップ6a
・6aと略同じ位置にあり、操縦ハンドル6で機体を操
縦する位置からもベルトコンベア34に種芋を置くこと
ができるようになっている。尚、40aは回転ハンドル
であって、該回転ハンドル40aを回転操作することに
より、作溝器40を任意に上下方向高さを調節できる。
即ち、作溝器40を下降させるほど、溝深さが深くなっ
て種芋aの植付深さが深くなる。
【0017】42は植付ける種芋aを収納する箱状の種
芋収納台であって、植付フレーム31に固定された案内
ガイド39の上部に固定支持されて機体の中央上部に配
置されており、前記ベルトコンベア34の種芋を置く部
位34bの傾斜とは逆に後端が前端よりも低くなるよう
に傾斜して設けられている。そして、該種芋収納台42
の右側は、平面視で樋状に細長く後方に向けてベルトコ
ンベア34の種芋を置く部位34bに沿って延びてお
り、種芋収納台42に載せた種芋aはこの樋状に細長く
後方に向けて延びた部分に順次転がってくるので、作業
者は、ベルトコンベア34の種芋を置く部位34bのす
ぐ横の該樋状部から種芋aを取ってベルトコンベア34
の種芋を置く部位34bに容易に種芋aを置くことがで
きるので、非常に作業能率が良くて、植付け前進速度を
早くすることができて種芋植付け作業が短い時間で行え
る。
【0018】そして、ベルトコンベア34の左側方且つ
左側の後輪2の後方部分は、機体の進行に合わせて作業
者が歩きながら種芋をベルトコンベア34に置く作業を
行うための空間部Aとなっており、作業者がこの空間部
A(左側の後輪2が走行する畝Uと畝Uとの間)を歩き
ながら種芋を置く作業を行う際、植付フレーム31,ベ
ルトコンベア34,作溝器40及び左右覆土板41等の
隙間から畝面が見えるので、植付状況を監視しながら作
業が行なえる。
【0019】ここで、ベルトコンベア34の構成につい
て更に詳述すると、ベルトコンベア34は、搬送面43
を等間隔に仕切り板44で区切って種芋aが1個づつ載
置できるようになっている。また、ベルトコンベア34
はゴム製で形成されており、種芋aの損傷を回避するよ
うになっている。一方、各回転ロール36・37・38
は、ベルトコンベア34が機体側面視で三角形状になる
ように、前方上部と前方下部と後方上部の三箇所に設け
られている。そして、前記植付部伝動ケース30内の駆
動力を円筒パイプ32内の伝動軸32aにより伝動ケー
ス33の植付部伝動クラッチ33aを介して回転ロール
37を駆動している。従って、回転ロール37が植付部
伝動ケース30から動力が伝達されて駆動回転する駆動
ロールになっている。尚、植付部伝動クラッチ33a
は、後述の植付昇降レバー64により操作ワイヤ49を
介して動力を伝える状態と動力を伝えない状態とに切替
操作できるように構成されている。
【0020】尚、ベルトコンベア34の搬送面43の裏
面50側に凸状リブ51を突設し、この凸状リブ51が
各回転ロール36・37・38の表面に嵌合するよう
に、各回転ロール36・37・38に凹状溝52を設け
れば、ベルトコンベア34が安定して回転し、良好な種
芋の植付作業が行なえる。そして、左右覆土板41・4
1の後方には、土が付着し難い樹脂製の鎮圧輪53が設
けられている。この鎮圧輪53は、前端部が植付フレー
ム31に支持軸54にて回動自在に支持された回動アー
ム55の後端部に支持軸56にて遊転自在に設けられて
いると共に、該支持軸56に下端部が連繋された支持ロ
ッド56が植付フレーム31より水平に後方に向けて延
設された固定の支持体57に対して上下動自在に支持さ
れている。そして、該支持ロッド56に遊嵌させたスプ
リング58によって下向きに付勢されており、機体の進
行に伴って畝面を転動し、種芋が植付けられ左右覆土板
41・41にて覆土された種芋の植付位置の畝上面を鎮
圧するようになっている。尚、59は回動アーム55に
基部が固定されたスクレーパであって、鎮圧輪53に付
着した土を鎮圧輪53の表面から掻き落とすものであ
る。また、支持体57より上方に突出した部位には、上
下方向に複数の孔が形成されており、ヘアピン60を各
孔の何れかを選択して挿すことにより、鎮圧輪53の上
下方向の高さ位置を複数段階に変更できるようになって
いる。よって、この複数段階の変更により、種芋の植付
深さが段階的に調節できるようになっている。
【0021】また、鎮圧輪53の上下動にて回動アーム
55が回動すると、その回動を連動機構55aを介して
油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブに伝え、
回動アーム55の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ2
1を作動させる。これにより、畝の上面から機体までの
高さを一定に維持するように機体を昇降制御し、畝の高
さ変更に係わらず常に種芋の植付深さが一定になるよう
に制御され、植付後の種芋の発芽が良好で成育が良い。
【0022】なお、油圧バルブユニット20内のローリ
ング用油圧バルブは左右傾斜検出用の振り子61の動き
に連動して切り替わるようになっており、機体が左右に
傾斜するとローリングシリンダ27が適宜作動し、機体
を左右水平に戻すように制御する。操縦ハンドル6のグ
リップ6a・6aの下側には、サイドクラッチレバー6
2・62が設けられている。また、操縦ハンドル6の基
部には操作パネル63が設けられ、該操作パネル63
に、前記植付部伝動クラッチ33aを操作ワイヤ49を
介して操作すると共に油圧バルブユニット20内の昇降
用油圧バルブを強制操作して機体を強制昇降及び昇降停
止させる植付昇降レバー64(植付昇降レバー64を自
動位置にすると、前述の鎮圧輪53の上下動による自動
昇降制御となる)とメインクラッチの入・切操作をして
機体を停止若しくは走行させるメインクラッチレバー6
5等が設けられている。図中の符号66は、左右駆動後
輪2・2の回転速度に対して植付部1bのベルトコンベ
ア34の駆動速度を変更して、種芋の植付間隔を調節す
る株間調節レバーである。
【0023】67はベルトコンベア34の後端部の上方
を覆うように植付フレーム31の後端部に設けられたカ
バー体であって、ベルトコンベア34が回転して後端部
でその回転方向が回転ロール38にて変更される際に、
ベルトコンベア34に付着した土や泥等が上方に飛ん
で、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業者に
かかるのを防止する為に設けてある。このカバー体67
により、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業
者は、良好なる操向操作が行なえると共に、操縦ハンド
ル6で機体を操縦する位置からベルトコンベア34に種
芋を置く作業をする際にも、ベルトコンベア34にて土
や泥等が飛散して来るのが防止されているので、種芋を
置く作業が容易に行なえて能率的である。
【0024】次に、種芋を植付ける作業について説明す
る。通常の植付作業時には、左右前輪3・3と左右後輪
2・2を畝溝に沿わせて機体を進行させ、作業者は機体
の左側の空間部A(左後輪2の後方の畝溝)を歩きなが
ら、種芋収納台42の樋状部から種芋aを取り出してベ
ルトコンベア34の仕切り板44で区切られた一区画に
一つの種芋aが入るように置く。すると、ベルトコンベ
ア34の仕切り板44間に逐次置かれた種芋aは、ベル
トコンベア34で前方向に搬送され、つづいて回転ロー
ル37を境に縦方向に角度を変え回転ロール36まで移
送される。ここで、案内ガイド39は、回転ロール37
の位置においてベルトコンベア34が前方向から縦方向
に角度をかえた時、ベルトコンベア34に載置された種
芋aが落下するのを防止する。そして、種芋aは、ベル
トコンベア34の終端から作溝器40で掘られた畝の溝
内に落下する。その後、左右覆土板41・41で覆土さ
れ、鎮圧輪53で覆土された種芋の植付位置の畝上面が
鎮圧される。
【0025】この時、ベルトコンベア34の終端が作溝
器40近傍にあり、作溝器40近傍で種芋aを畝に落下
させることができるので、種芋aの形状、重量にかかわ
りなく、落下時間を一定に保ち、種芋aの植付け間隔の
バラツキを減少させ、均一な種芋aの植付け作業が行な
える。また、作業者が空間部Aを歩きながら種芋を置く
作業を行う際、植付フレーム31,ベルトコンベア3
4,作溝器40及び左右覆土板41等の隙間から畝面が
見えるので、植付状況を監視しながら作業が行なえる。
また、種芋収納台42は、ベルトコンベア34の種芋を
置く部位34bの傾斜とは逆に後端が前端よりも低くな
るように傾斜して設けられているので、作業者は種芋収
納台42から容易に種芋aを取り出してベルトコンベア
34に置く作業が行なえ作業能率がとても良い。
【0026】また、前述のように、ベルトコンベア34
の作業者が種芋を置く部位34bは、後端が前端よりも
高くなるように傾斜した状態に配設されており、その後
端部は操縦ハンドル6の左右グリップ6a・6a間に位
置し、操縦ハンドル6で機体を操縦する位置からベルト
コンベア34に種芋を置くことができるようになってい
るので、操縦ハンドル6で機体を操向操作している作業
者が、操向操作しながら、ベルトコンベア34に種芋を
置く作業を行なうこともでき、能率的である。
【0027】更に、操縦ハンドル6で機体を操縦する位
置と機体の左側の空間部Aとで二人で作業を行なえば、
機体前進速度を速くしても、種芋の供給が適切に行なえ
るので、短時間で種芋の植付作業が行なえる。最後に、
機体の前後方向に沿わせた状態でベルトコンベア34を
設けたので、機体の左右幅が狭い構成で非常にコンパク
トに構成でき、小型の移植機を得ることができ、機体の
操縦が容易であると共に、その収納保管場所も狭くて良
く優れている。
【0028】尚、上記実施例では、種芋収納台42の右
側部分を平面視で樋状に細長く後方に向けてベルトコン
ベア34の種芋を置く部位34bに沿って延びる例を示
したが、種芋収納台42全体をベルトコンベア34の種
芋を置く部位34bに沿って後部が低くなる傾斜状態で
配置しても良い。尚、上記実施例ではジャガイモの移植
機について説明したが、ジャガイモ以外の如何なる芋の
移植機に適用しても良く、更には、芋以外でもベルトコ
ンベア34に置くことができるものであれば、如何なる
移植機に適用しても良い。また、上記の実施例では、畝
に植付ける例を説明したが、平坦な圃場に植付けること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャガイモ移植機の側面図である。
【図2】ジャガイモ移植機の平面図である。
【図3】走行部と植付部の連結部分の斜視図である。
【図4】案内ガイドとベルトコンベアとの関係を示す斜
視図である。
【図5】ベルトコンベアと三個の回転ロールを示す作用
説明図である。
【図6】他の実施例を示すベルトコンベアと回転ロール
の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ジャガイモ移植機 1a 走行部 1b 植付部 2 後輪
(走行車輪) 3 前輪(走行車輪) 6 操縦ハ
ンドル 21 昇降シリンダ 22 天秤
杆 26 連結ロッド 31 植付
フレーム 32 伝動フレーム 32a 伝動
軸 34 ベルトコンベア 42 種芋
収納台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高浪 豊幸 熊本県上益城郡益城町平田字深迫2550 株 式会社ヰセキ九州内 Fターム(参考) 2B054 AA11 AA15 BA03 CA03 CB11 DC09 DD09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪2・3を有する走行部1aから
    植付部1bに動力を伝動する伝動軸32aを設けた芋等
    の移植機において、該伝動軸32aを内装する伝動フレ
    ーム32を後方が高くなる傾斜状態に設けて、該伝動フ
    レーム32にて走行部1aと植付部1bとを連結したこ
    とを特徴とする芋等の移植機。
  2. 【請求項2】 植付部1bの種芋等を移送するベルトコ
    ンベア34を走行車輪2・3を備えた走行部1aに前後
    方向に沿わせて配置した請求項1記載の芋等の移植機。
  3. 【請求項3】 走行車輪2・3を有する走行部1aに植
    付部1bを装着した芋等の移植機において、後方側が低
    くなるように前後方向で傾斜した種芋等の収納台42を
    設けたことを特徴とする芋等の移植機。
  4. 【請求項4】 種芋等の収納台42若しくは収納台42
    の一部を種芋等を移送するベルトコンベア34に沿って
    配置して設けたことを特徴とする芋等の移植機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131153A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Iseki & Co Ltd 芋類の植付機

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JP2009131153A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Iseki & Co Ltd 芋類の植付機

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