JP2000311545A - 保持構造およびスイッチ - Google Patents

保持構造およびスイッチ

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JP2000311545A
JP2000311545A JP11121461A JP12146199A JP2000311545A JP 2000311545 A JP2000311545 A JP 2000311545A JP 11121461 A JP11121461 A JP 11121461A JP 12146199 A JP12146199 A JP 12146199A JP 2000311545 A JP2000311545 A JP 2000311545A
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groove
switch
glass
resin
plunger
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Takeshi Tamura
健 田村
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤を使用することなく、安定にガラス体
を樹脂体に保持できる保持構造およびそれを用いたスイ
ッチを提供する。 【解決手段】 操作面10aを構成するガラス板10の
側面にV字状の溝10bを形成し、操作プランジャ2の
上部端面に載置し、ガラス板10よりも外方の操作プラ
ンジャ2の遊端部2nを加熱して内方に曲げ加工して溝
10bに食い込ませて保持するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス体を樹脂体
に保持するための保持構造およびそれを用いたスイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、照光式の押しボタンスイ
ッチとして、図10に示されるようなエレベータ用の押
しボタンスイッチがある。
【0003】この押しボタンスイッチ10は、ケース3
を有し、このケース3の上端縁には、フランジ7が装着
されるとともに、操作面となるガラス板100が上方に
臨んでおり、このガラス板100は、図11の一部拡大
断面図にも示されるように、ケース3内に操作変位可能
に組付けられた操作プランジャ2の上部端面に保持され
ている。この押しボタンスイッチ10は、取り付けリン
グ8を螺着して締め上げることで、図示しない操作パネ
ルの取付孔に装着するためのネジ部がケース3の下部に
形成されている。
【0004】この押しボタンスイッチ10では、操作面
を構成するガラス板100を押圧操作することにより、
操作プランジャ2が下方変位して下部の図示しないマイ
クロスイッチをオンし、内蔵された図示しないLEDが
点灯してガラス板100が照らされるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例のス
イッチでは、高級感を出すためなどの理由により、操作
面が上述のようにガラス板100で構成されており、こ
の円盤状のガラス板100は、樹脂製の操作プランジャ
2の上端の周縁部に接着剤を用いて接着保持されてい
る。
【0006】このような接着剤を用いたガラス板の保持
構造では、接着剤の硬化のための工程が必要となって生
産性に劣り、また、接着剤の塗布量のバラッキによって
接着剤が内側に染み出て表示に悪影響を及ぼしたり、保
持強度にバラツキが生じ、さらには、温度や湿度などの
環境による保持強度の劣化が大きいといった難点があ
る。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、生産性を高めるとともに、安定にガラスを保
持できる保持構造およびそれを用いたスイッチを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0009】すなわち、請求項1の本発明の保持構造
は、ガラス体を樹脂体に保持するための構造であって、
前記ガラス体を配置した前記樹脂体の一部分が、加熱さ
れて前記ガラス体を保持するように曲げ加工されるもの
である。
【0010】請求項2の本発明の保持構造は、請求項1
記載の発明において、板状の前記ガラス体の側面に、溝
が周方向に沿って形成され、前記樹脂体の前記溝に対向
する部分が、前記樹脂体が回転している状態で、加熱さ
れて前記溝に食い込むように曲げ加工されるものであ
る。
【0011】請求項3の本発明のスイッチは、ケース内
に変位可能に組み込まれる樹脂製の操作体に、操作面を
構成するガラス体が保持されるスイッチであって、前記
操作体は、該操作体に配置された前記ガラス体よりも外
方の部分が、加熱されて内方へ曲げ加工されて前記ガラ
ス体を保持するものである。
【0012】請求項4の本発明のスイッチは、請求項3
記載の発明において、板状の前記ガラス体の側面に、溝
が周方向に沿って形成され、前記操作体が回転している
状態で、該操作体の前記溝に対向する部分が、加熱され
て前記溝に食い込むように曲げ加工されるものである。
【0013】請求項5の本発明のスイッチは、請求項3
または4記載の発明において、前記操作体の変位によっ
て作動するスイッチ本体と、該スイッチ本体の作動に応
じて動作する光源とを備え、前記スイッチ本体および前
記光源が、同一の回路基板に実装されるとともに、前記
光源からの光を、前記操作体によって前記操作面に導く
ものである。
【0014】〔作用〕請求項1の本発明の保持構造によ
ると、ガラス体が配置された樹脂体の一部分を、加熱し
てガラス体を保持するように曲げ加工する、いわゆる熱
によるかしめによってガラス体を保持するので、接着剤
を使用することなく、機械的に保持することができる。
【0015】請求項2の本発明の保持構造によると、ガ
ラス体の側面に溝を形成してこの溝に食い込むように樹
脂体を曲げ加工するので、より安定強固に保持できる。
また、樹脂体を回転させながら加熱して曲げ加工を施す
ので、効率的に加工できる。
【0016】請求項3の本発明のスイッチによると、操
作面を構成するガラス体を、操作体に保持するスイッチ
において、操作体のガラス体よりも外方の部分を、加熱
して内方へ曲げ加工してガラス体を保持するので、接着
剤を使用することなく、機械的に保持することができ
る。
【0017】請求項4の本発明のスイッチによると、ガ
ラス体の側面に溝を形成してこの溝に食い込むように操
作体を曲げ加工するので、より安定強固に保持できる。
また、操作体を回転させながら加熱して曲げ加工を施す
ので、効率的に加工できる。
【0018】請求項5の本発明のスイッチによると、光
源の光を操作面に導くようにしているので、光源をスイ
ッチ本体と共に同一の回路基板に実装することができ、
しかも、スイッチ本体を作動させる操作体で光を導くの
で、導光手段を別途設ける必要がない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明を適用した照光式の押しボタ
ンスイッチの外観斜視図、図2はその分解斜視図、ま
た、図3ないし図6はその縦断側面図である。
【0021】この押しボタンスイッチ1は、例えば、エ
レベータ用の押しボタンスイッチであり、操作体として
の操作プランジャ2などが収納されるケース3と、スイ
ッチ本体としてのマイクロスイッチ4および回路基板5
などが搭載されるベース6とを有しており、それらが、
後述のように分離可能に嵌合連結されている。
【0022】ケース3は、樹脂材料で大略円筒状に形成
されており、上端縁には、フランジ7が装着されるとと
もに、内部には、操作プランジャ2などが後述のように
組み込まれている。このケース3には、取り付けリング
8を螺着して締め上げることで、図示しない操作パネル
の取付孔に装着するためのネジ部3aが形成されてい
る。
【0023】ケース3の周方向の四カ所には、操作プラ
ンジャ2を上下方向に操作変位可能に組みつけるための
矩形の係合孔3bが形成されており、透明の樹脂材料か
らなる操作プランジャ2の外周の四カ所には、前記係合
孔3bに係合する係合突起2aが形成されており、操作
プランジャ2は、これら係合突起2aをケース3の係合
孔3bに係合させてケース3内に操作変位可能に組みつ
けられる。
【0024】また、ケース3の下部には、対向する一対
の脚部3cが下方に向けて片持ち状に延出されるととも
に、大略円盤状の樹脂製のベース6の下部には、ケース
3の脚部3cに対応する一対の脚部6aが延出形成され
ており、ケース3の各脚部3cには、係合孔3dが形成
される一方、ベース6の各脚部6aには、各係合孔3d
にそれぞれ係合する係合突起6bが形成されている。ケ
ース3内に、操作プランジャ2などを装着した後に、こ
れら脚部3c,6aを互いに係合させることで、ケース
3およびベース6とが相対的に位置決めされた状態で嵌
合連結される。
【0025】操作プランジャ2は、例えば、ポリカーボ
ネイト樹脂で有底筒状に形成されており、筒状のケース
3内に挿入して組み付ける際に、内方に撓んで円滑に組
み付けできるように、下部の開放端側の周壁には、長手
方向に沿うスリット2bが、周方向に複数箇所形成され
て分岐されている。これら分岐部の内、対向する4つの
分岐部の外周に、上述の係合突起2aがそれぞれ形成さ
れている。
【0026】また、操作プランジャ2の上部端面には、
表示プレート9および操作面を構成するガラス板10が
載置されて後述のようにして保持され、さらに、ケース
3に組み付けられる。この操作プランジャ2の下部は開
放されて内部にマイクロスイッチ4などを収納する空間
が構成されており、この内部空間には、図3に示される
ように、上部内壁からマイクロスイッチ4のレバー4a
を押圧する押圧部2cが下方に向けて突設されるととも
に、復帰付勢する一対のバネ11を装着するための一対
の装着用突起2dが図4に示されるように下方に向けて
突設される。さらに、係合突起2aが形成されている一
対の分岐部の内壁には、後述のプレート12を、案内保
持する一対の保持溝2eが、上下方向に沿って形成され
るとともに、このプレート12の抜け出しを防止するた
めの係止突起としてフック2fが、上部内壁から下方に
向けて突設される。
【0027】この操作プランジャ2は、上述のように、
ケース3の周方向の四カ所に形成された係合孔3bに、
該操作プランジャ2の4つの分岐部の外周にそれぞれ形
成された係合突起2aを係合させることにより、いわゆ
るスナップフィットで操作変位可能に組み付けられるの
であるが、この実施の形態では、このスナップフィット
による係合部が、操作面10aの過度の押圧操作等によ
る衝撃などによって外れて操作プランジャ2がケース3
から抜け出すようなことがないように、操作プランジャ
2の内部空間に、該操作プランジャ2の係合突起2aが
形成された一対の分岐部の内方への撓みを阻止する金属
製のプレート12を装着している。
【0028】このプレート12は、対向して延びる一対
の当接部12aと両当接部12aを連結する連結部12
bとを有して大略コの字の板状に形成されており、連結
部12bには、プレート12が操作プランジャ2の内部
空間から抜け出すことがないように、操作プランジャ2
の内部に突設されたフック2fに係止する係止孔12c
が形成されている。
【0029】操作プランジャ2をケース3に変位可能に
組みつけた後に、このプレート12を、図7の操作プラ
ンジャ2の下方から見た平面図にも示されるように、操
作プランジャ2の一対の分岐部の内壁に形成された一対
の保持溝2eに、当接部12aを下方から挿入して連結
部12bの係止孔12cを、操作プランジャ2のフック
2fに係止させて装着する。
【0030】これによって、一対の係合突起2aが形成
された操作プランジャ2の分岐部が内方に撓むことがプ
レート12で阻止されることになり、これによって、操
作プランジャ2の一対の分岐部の係合突起2aとケース
3の係合孔3bとの係合が外れるのが有効に防止され
る。
【0031】この実施の形態では、円盤状の回路基板6
には、操作プランジャ2の変位によって作動されるマイ
クロスイッチ4および抵抗13が実装されるとともに、
操作面10aの縁、すなわち表示プレート9の周囲を照
らすための光源としての複数のLED14が周方向に沿
って実装され、さらに、ベース6を介してコネクタ15
が実装される。なお、この回路基板5には、ベース6の
突設部が挿通する挿通孔5aが形成されている。
【0032】各LED14は、操作プランジャ2の周壁
の下端に臨むように配置されており、操作プランジャ2
によって各LED14の光が、上部の操作面10aに拡
散されて導かれるように構成されている。このように操
作プランジャ2によってLED14の光を上部の操作面
10aに導くので、下部に配置されるマイクロスイッチ
4と共に同一の回路基板6にLED14を実装すること
が可能となり、スイッチ用の基板と照光用の基板とを個
別に設ける必要がなく、その分コストの低減を図ること
ができるとともに、省スペースを図ることができる。し
かも、マイクロスイッチ4を作動させる操作プランジャ
2によって光を操作面10aに導くので、導光手段を別
途設ける必要がない。
【0033】樹脂製のベース6には、回路基板5に実装
されるマイクロスイッチ4のリード端子4bおよびコネ
クタ15の端子15aが挿通する挿通孔6c,6dが形
成される一方、マイクロスイッチ4のレバー4aの基端
部を支持する支持柱6eが立設されるとともに、操作プ
ランジャ2を復帰付勢する一対のバネ11をそれぞれ受
ける受け部6fが対向して突設され、さらに、後述のよ
うに、操作プランジャ2の係合突起2aが形成された一
対の分岐部の内方への撓みを阻止してケース3と操作プ
ランジャ2との係合が外れるのを防止する一対の抜け止
め防止用突起6gが図6に示されるように対向して形成
されている。
【0034】すなわち、この実施の形態では、操作プラ
ンジャ2の係合突起2aが形成された4つの分岐部の内
の対向する一対の分岐部は、操作プランジャ2の内部に
装着されるプレート12によって内方への撓みが阻止さ
れ、このプレートに直交する位置の係合突起2aが形成
された一対の分岐部には、ベース6から突設された抜け
止め防止突起6gがその下端側の内部に入り込んで内方
への撓みが阻止されるようになっている。
【0035】これによって、衝撃などによってケース3
と該ケース3に組み込まれた操作プランジャ2との係合
が外れるといったことを確実に防止することができる。
【0036】この実施の形態の押しボタンスイッチ1で
は、操作面10aを構成するガラス板10を、操作プラ
ンジャ2に接着剤を使用することなく、保持するため
に、次のように構成している。
【0037】すなわち、図3の一部拡大図である図8に
も示されるように、円盤状のガラス板10の側面を、専
用のバイトを用いて切削してV字状の溝10bを周方向
に沿って形成する。次に、このV字状の溝10bを形成
したガラス板10を、表示プレート9を設けた操作プラ
ンジャ2の上端面の周方向に形成された水平な載置部2
mに載置し、この操作プランジャ2の下部を、図9の概
略構成図に示されるように、回転装置のチャック31で
保持して該操作プランジャ2を回転させながら載置部2
mの外方の上方へ延びる遊端部2n付近に、送風機34
から熱風を当ててセンサ32で所定の加熱温度、例え
ば、80°C程度になるように制御して操作プランジャ
2の遊端部2nを加熱軟化させ、側方よりカシメ用のロ
ーラ33を、接近させて前記遊端部2nに押し当てて内
方に曲げ加工を施して遊端部2nをガラス板10の側面
のV字状の溝10bに食い込ませた後、今度は、送風機
34から冷風を当てて冷却するものである。
【0038】これによって、例えば、上述の図8に示さ
れるように、操作プランジャ2の遊端部2nがガラス板
10の側面のV字状の溝10bに食い込んだ状態でガラ
ス板10が操作プランジャ2に保持されることになる。
なお、溝10bは、V字状に限らず、U字状やその他の
形状であってもよい。
【0039】このように、ガラス板10が、操作プラン
ジャ2に、いわゆる熱かしめによって保持されるので、
従来のように接着剤を使用する必要がなく、したがっ
て、接着剤を硬化するための工程が不要となって生産性
が向上する。また、接着剤の塗布量のバラツキに起因す
る保持強度のバラツキや接着剤の表示プレート9側への
染み出しなどの不具合も解消されることになる。しか
も、機械的に保持されるので、温度や湿度などの環境に
よる保持強度の劣化もほとんどない。
【0040】以上のように構成された押しボタンスイッ
チ1では、操作面10aを押圧操作すると、操作プラン
ジャ2が、バネ11の付勢力に抗して下方へ変位してそ
の内部の押圧部2cが、マイクロスイッチ4のレバー4
aを押圧してマイクロスイッチ4を作動させ、これによ
って、例えば外部回路を介して複数のLED14が点灯
してその光が操作プランジャ2によって上部の操作面1
0aに拡散して導かれて表示プレート9の縁を照らすも
のである。
【0041】この実施の形態では、操作プランジャ2の
押圧部2cは、図3に示されるように、マイクロスイッ
チ4のレバー4aの基端側を押圧して遊端側の操作部4
cを操作するので、操作面10aの僅かな操作ストロー
クで、マイクロスイッチ4を作動させることができる。
【0042】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、照光式の押しボタンスイッチに適用して説明した
けれども、本発明は、これに限らず、ガラス体を樹脂体
に保持するものであれば、適用できるものであり、例え
ば、ガラス体を表示用の窓として樹脂製のケースに保持
するような場合にも適用できるものである。
【0043】上述の実施の形態では、樹脂体である操作
プランジャのガラス板よりも外方の遊端部を内方に曲げ
加工したけれども、樹脂体およびガラス体の形状等に応
じて、樹脂体を外方へ曲げ加工してもよい。また、ガラ
ス板に溝を形成することなく、樹脂体の遊端部を、ガラ
ス板の上面の縁部にかかるように曲げ加工を施してもよ
い。
【0044】上述の実施の形態では、樹脂体である操作
プランジャを回転させながら加熱して曲げ加工を施した
けれども、本発明の他の実施の形態として、操作プラン
ジャを回転させることなく、加熱して曲げ加工を施すよ
うにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
【0046】すなわち、請求項1の本発明の保持構造に
よれば、ガラス体が配置された樹脂体の一部分を、加熱
してガラス体を保持するように曲げ加工する、いわゆる
熱によるかしめによってガラス体を保持するので、接着
剤を使用することなく、機械的に保持することができ、
これによって、接着剤を使用する場合に比べて、保持強
度のバラツキや環境よる保持強度の劣化が改善されると
ともに、生産性が向上する。
【0047】請求項2の本発明の保持構造によれば、ガ
ラス体の側面に溝を形成してこの溝に食い込むように樹
脂体を曲げ加工するので、より安定強固に保持できる。
また、樹脂体を回転させながら加熱して曲げ加工を施す
ので、効率的に加工できる。
【0048】請求項3の本発明のスイッチによれば、操
作面を構成するガラス体を、操作体に保持するスイッチ
において、操作体のガラス体よりも外方の部分を、加熱
して内方へ曲げ加工してガラス体を保持するので、接着
剤を使用することなく、機械的に保持することができ、
これによって、接着剤を使用する従来例に比べて、保持
強度のバラツキや環境よる保持強度の劣化が改善される
とともに、接着剤の硬化工程が不要となって生産性が向
上する。
【0049】請求項4の本発明のスイッチによれば、ガ
ラス体の側面に溝を形成してこの溝に食い込むように操
作体を曲げ加工するので、より安定強固に保持できる。
また、操作体を回転させながら加熱して曲げ加工を施す
ので、効率的に加工できる。
【0050】請求項5の本発明のスイッチによれば、光
源の光を操作面に導くようにしているので、光源をスイ
ッチ本体と共に同一の回路基板に実装することができ、
しかも、スイッチ本体を作動させる操作体で光を導くの
で、導光手段を別途設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタンスイッチ全体の外観斜
視図である。
【図2】スイッチ全体の分解斜視図である。
【図3】図1の縦断側面図である。
【図4】図1の縦断側面図である。
【図5】図1の縦断側面図である。
【図6】図1の縦断側面図である。
【図7】図1の操作プランジャの平面図である。
【図8】図3の一部拡大図である。
【図9】ガラス板の操作プランジャへの保持方法を説明
するための概略図である。
【図10】従来例のスイッチの外観斜視図である。
【図11】図10の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 押しボタンスイッチ 2 操作プランジャ(操作体) 3 ケース 4 マイクロスイッチ 5 回路基板 6 ベース 10 ガラス板 12 プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス体を樹脂体に保持するための構造
    であって、 前記ガラス体が配置された前記樹脂体の一部分が、加熱
    されて前記ガラス体を保持するように曲げ加工されるこ
    とを特徴とする保持構造。
  2. 【請求項2】 板状の前記ガラス体の側面に、溝が周方
    向に沿って形成され、前記樹脂体の前記溝に対向する部
    分が、前記樹脂体が回転している状態で、加熱されて前
    記溝に食い込むように曲げ加工される請求項1記載の保
    持構造。
  3. 【請求項3】 ケース内に変位可能に組み込まれる樹脂
    製の操作体に、操作面を構成するガラス体が保持される
    スイッチであって、 前記操作体は、該操作体に配置された前記ガラス体より
    も外方の部分が、加熱されて内方へ曲げ加工されて前記
    ガラス体を保持することを特徴とするスイッチ。
  4. 【請求項4】 板状の前記ガラス体の側面に、溝が周方
    向に沿って形成され、前記操作体が回転している状態
    で、該操作体の前記溝に対向する部分が、加熱されて前
    記溝に食い込むように曲げ加工される請求項3記載のス
    イッチ。
  5. 【請求項5】 前記操作体の変位によって作動するスイ
    ッチ本体と、該スイッチ本体の作動に応じて動作する光
    源とを備え、 前記スイッチ本体および前記光源が、同一の回路基板に
    実装されるとともに、前記光源からの光を、前記操作体
    によって前記操作面に導く請求項3または4記載のスイ
    ッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004068328A1 (ja) * 2003-01-30 2006-05-25 サンアロー株式会社 ガラス製キートップ、キートップへのマーキング方法及びこれを利用したキーユニットの製造方法
JP2010021094A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用部材

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