JP2010021094A - 押釦スイッチ用部材 - Google Patents

押釦スイッチ用部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2010021094A
JP2010021094A JP2008182293A JP2008182293A JP2010021094A JP 2010021094 A JP2010021094 A JP 2010021094A JP 2008182293 A JP2008182293 A JP 2008182293A JP 2008182293 A JP2008182293 A JP 2008182293A JP 2010021094 A JP2010021094 A JP 2010021094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key top
resin
glass
tempered glass
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008182293A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5185715B2 (ja
Inventor
Kiyomichi Ihara
清道 渭原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2008182293A priority Critical patent/JP5185715B2/ja
Publication of JP2010021094A publication Critical patent/JP2010021094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5185715B2 publication Critical patent/JP5185715B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

【課題】キートップの構成部材にガラスを採用しても、そのガラスが割れにくく、またそのガラスが割れても意匠性が損なわれ難い押釦スイッチ用部材を提供する。
【解決手段】イオン交換法によって強化された強化ガラス2に、その強化ガラス2より軟質の飛散防止フィルム4を貼付する1以上のキートップ1を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、押釦スイッチ用部材に関する。
携帯電話等に用いられる押釦スイッチ用部材のキートップとして、ガラス素材のものが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1は、波長が概略1100nm以下の赤外線域、可視光域又は紫外線域に属するレーザ光を、透明ガラス製のキートップ表面及び又は内部の上部位置、中間位置、下部位置その他の所望の位置に合焦させつつ間歇照射して、ガラス媒質に多数の微細なクラックの集合を形成し、これにより文字・記号等を表すようにする技術を提案するものである。
国際公開第2004/068328号パンフレット
しかしながら、ガラスは衝撃を受けると割れることがある。特に、特許文献1記載の技術のようにガラス媒質に多数の微細なクラックの集合を形成すると、ガラスはより割れやすくなると考えられる。ガラス素材のキートップが割れると、押釦スイッチ用部材全体として著しく意匠性が損なわれることとなる。
そこで本発明が解決しようとする課題は、キートップの構成部材にガラスを採用しても、そのガラスが割れにくく、またそのガラスが割れても意匠性が損なわれ難い押釦スイッチ用部材を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の押釦スイッチ用部材は、イオン交換法によって強化された強化ガラスに、その強化ガラスより軟質のフィルムを貼付する1以上のキートップを備えている。
この発明によれば、キートップの構成部材にガラスを採用しても、そのガラスはイオン交換法によって強化されているため割れにくく、またガラスに貼付するフィルムを有するため、ガラスが割れてもそのガラスの破片の飛散を防止し意匠性が損なわれ難い押釦スイッチ用部材を提供することができる。
他の発明は、上述の押釦スイッチ用部材の発明に加え、フィルムは、樹脂フィルム層またはインキ層の少なくともいずれか1層から成る。これらのフィルムは、強化ガラスに貼付してガラスの破片の飛散を防止するのに適している。
他の発明は、上述の押釦スイッチ用部材の発明に加え、キートップの周端面の一部若しくは全部に、樹脂層を形成している。この構成を採用することにより、押釦スイッチ用部材は、キートップに衝撃が加わっても、樹脂層が緩衝材の役割を担うため、より強化ガラスが割れにくくなる。
他の発明は、上述の押釦スイッチ用部材の発明に加え、キートップに、その底面および周端面を覆う樹脂層から成る凹状体を有する。この構成を採用することにより、押釦スイッチ用部材は、キートップに衝撃が加わっても、凹状体が緩衝材の役割を担うため、より強化ガラスが割れにくくなる。
本発明により、キートップの構成部材にガラスを採用しても、そのガラスが割れにくく、またそのガラスが割れても意匠性が損なわれ難い押釦スイッチ用部材を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材のキートップ1に樹脂凹状体5が装着されたものの縦断面図を示している。図1において、キートップ1の上側は押釦スイッチ用部材を操作する際に押される側である。
1.(キートップ1および樹脂凹状体5の構成)
キートップ1および樹脂凹状体5の構成について説明する。キートップ1は、イオン交換法によって強化された強化ガラス2と、強化ガラス2の底面2Aには文字または記号等が印刷されている加飾部3と、加飾部3に貼付される樹脂フィルム(以下、飛散防止フィルム4という)とから主に構成されている。また、樹脂凹状体5(樹脂層、凹状体)は、キートップ1の底面1Aから側面1Bおよびキートップ1の側面1Bと上面1Cとの境界部1Dに延在する樹脂から主に構成されている。
強化ガラス2は、図1の上側からみたときに長方形となるような略直方体の板状のガラスである。ただし、キートップ1の境界部1Dに相当する強化ガラス2の角部は角張っておらず、縦断面形状は丸みを帯びている。この板状の強化ガラス2の厚みは0.5mmである。強化ガラス2の厚みは本実施の形態のように、0.5mm以上とすることが好ましい。強化ガラス2の厚みを0.5mm以上とすることで、研磨等の衝撃が加わる製造工程に対しても、強化ガラス2が耐えることができる。また、強化ガラス2はユーザの指で押圧されるため、その押圧に耐えるためにも厚みを0.5mm以上とすることが好ましい。なお、強化ガラス2の厚みを20mm以下とすることでその製造が容易となる。また、加飾部3はその加飾部3の文字等の形状の範囲でキートップ1の底面1Aを部分的に覆っている。また、強化ガラス2の底面全域には、飛散防止フィルム4の片面に塗布された接着層によって飛散防止フィルム4が密着するよう貼付されている。また、キートップ1の底面1A、側面1Bおよび境界部1Dの全域が樹脂凹状体5に覆われ、キートップ1が樹脂凹状体5に収納されている。
ナトリウムイオンを含有するガラスを380℃程度に加熱した硝酸カリウムの溶融塩と接触させると、溶融塩の中のカリウムイオンとガラスの表面層に含有されるナトリウムイオンとが入れ替わる。この現象を起こさせることがイオン交換法である。カリウムイオンは半径が0.133ナノメートルであり、ナトリウムイオンの半径0.095ナノメートルよりも大きい。そのためガラスの表面層は圧縮応力を有する層となる。このような層を形成すると、ガラスを破壊するためには分子間の結合を破壊するだけでなく表面層の圧縮応力に勝る力も必要になる。この結果、イオン交換法によってガラスが強化されることとなる。
飛散防止フィルム4は、樹脂フィルムと粘着剤とを交互に積層した多層積層体の構造を有している。飛散防止フィルム4は、この構造を有することによって、薄くしても高い引き裂き強度を確保することができる。本発明の実施の形態に係る飛散防止フィルム4は、厚みが0.1mmのもので、全体として透光性を有し強化ガラス2より軟質のものである。飛散防止フィルム4の厚みは0.3mm以下とするのが好ましく、より好ましい厚みは0.1mm以下である。強化ガラス2と飛散防止フィルム4の接着剤又は粘着剤とが密着することによって、図2に示すように、強化ガラス2が破壊してクラック6が生じても強化ガラス2の破片は飛散しなくなる。
樹脂凹状体5は、ポリカーボネート樹脂とキートップ1とのインサート成形または予め所定形状に成形することによって形成される。図3には、キートップ1と樹脂凹状体5の分解斜視概要図を示す。樹脂凹状体5は、キートップ1の底面1A、側面1Bおよび境界部1Dの全域に形成されるような容器状の形状をしており、樹脂凹状体5がキートップ1を嵌合している。樹脂凹状体5は、キートップ1に付与される衝撃を和らげ、かつキートップ1の境界部1Dのような角部を覆うことができる。
2.(押釦スイッチ用部材8の構成について)
図4に押釦スイッチ用部材8の分解平面図、図5に押釦スイッチ用部材8の平面図、図6に図5のA−A断面図を示している。なお、樹脂凹状体5の図示は省略している。
押釦スイッチ用部材8は、キートップ群9と、キートップ群9の隣合うキートップ1の隙間の意匠性を向上させる加飾シート10と、押釦スイッチ用部材8の全体を補強するフレーム部材11と、キートップ1への押圧動作をスイッチング動作へと変換するゴム部材12とを有している。そして押釦スイッチ用部材8は、図4において上からキートップ群9、加飾シート10、フレーム部材11、ゴム部材12の順番で積層されている。
キートップ群9は、図4において縦方向に3列、横方向に4列の合計12枚のキートップ1と、12枚のキートップ1の上側に配置され縦方向に3列に配置された状態の3枚のキートップ1の全幅方向の寸法と同寸法の長辺を有する長方形状のダミーキー14を有している。ダミーキー14は、釦として機能しないものであって、押釦スイッチ用部材8に意匠性を付与する加飾部材である。
加飾シート10は、ポリエチレンテレフタレート製フィルムの裏面に黒インクが印刷されたもので、厚みが0.05mmのものである。そして加飾シート10は、各キートップ1の境界部およびキートップ1とダミーキー14との境界部、およびキートップ1の端部を遮光し、キートップ1の中央部は遮光しない形状をしている。すなわち加飾シート10の形状は、各キートップの中央部に対応する位置に開口部10Aを有する形状となっている。加飾シート10は、キートップ群9の隣合うキートップ1の隙間から見えるフレーム部材11を被覆することで、その隙間の意匠性を向上させることが可能となる。たとえば、加飾シート10の表面の色は、白または黄色等の高明度の色、または黒等とすることができる。
フレーム部材11は、厚みが0.15mmのステンレス板である。よって、押釦スイッチ用部材8の裏側から光を照射しても任意の場所へは光を透過させないこととなる。フレーム部材11の形状は、加飾シート10の開口部10Aとほぼ同じ位置に開口部11Aが設けられている。よってフレーム部材11は、各キートップ1の境界部およびキートップ1とダミーキー14との境界部、およびキートップ1の端部を補強している。また、フレーム部材11には、その端部から突出する耳部11Bが4箇所設けられている。この耳部11Bは、押釦スイッチ用部材8を携帯電話等の電子機器へと装着する際に、その電子機器の筐体等に固定される部分となる。
ゴム部材12は、各開口部10A,11Aを貫通して各キートップ1の図4における裏側の面に固着する12個の凸部12Aおよび各々の凸部12Aを図4における縦横の方向に連結する連結部12Bを有する形状のシリコーンゴムおよび熱可塑性ポリウレタン(TPU)からなる最大厚みが0.86mm(凸部12Aの部分)最小厚みが0.1mm(連結部12Bの部分)のものである。シリコーンゴムは、厚みが薄い場合に引き裂き強度が不足し、またハンドリング性が低下する傾向にある。TPUは、シリコーンゴムを補強する役割を担う。たとえばシリコーンゴムの厚みが0.05mm以上とし、TPUの厚みを0.03mmから0.1mmとして両者を積層するよう一体成形するとゴム部材12として良好で歩留まりが向上する。また凸部12Aは、図6に示すようにキートップ1と当接する側とは反対側に突出する突起を有している。このゴム部材12の凸部12Aとキートップ1の底面1Aとは、後述するインサート成形の際に固着される。なお、ゴム部材12の凸部12Aとキートップ1の底面1Aとは、シアノアクリレート系の接着剤にて固着されても良い。また、この接着剤の種類は適宜変更することができる。また、接着剤に代えて両面テープを用いることができる。
押釦スイッチ用部材8は、キートップ1が押圧されることによって、ゴム部材12が変形し、押釦スイッチ用部材8が装着される電子機器等の他の部材にゴム部材12が接触すること等によって、スイッチング動作が行われる。
3.(押釦スイッチ用部材8の製造)
押釦スイッチ用部材8の製造過程を図7に示すフローチャート、および押釦スイッチ用部材8が完成に至るまでの過程を簡略に示す図8を参照しながら説明する。
まず、強化ガラスを上述のイオン交換法によって製造する(S1)。次に、その強化ガラス2およびダミーキー14を所定の寸法に切断し、境界部1Dに相当する部分を研磨して、図1の断面形状に示すように境界部1Dを丸みを帯びた形状とする(S2)。その後、強化ガラス2の底面2Aに加飾部3を印刷する(S3)。その後、強化ガラス2およびダミーキー14の加飾部3に、上述した飛散防止フィルム4を接着剤または粘着剤によって貼付する(S4)。その後、樹脂凹状体5をキートップ1とのインサート成形によって形成する(S5)。このインサート成形は、キートップ1を金型にセットして型締めを行い、加熱状態で樹脂を射出し溶融・硬化させ、その後型開きを行い、バリおよびゲート等の不要部分を切除することで完了する。
また、別の工程によって、フレーム部材11を成形し(S6)、所定の形状に切断する(S7)。そしてS8の工程を行った後の強化ガラス2(キートップ1)およびダミーキー14をキートップ群9の状態となるように配列する(S8)。
そのように配列されたキートップ1およびダミーキー14、並びに加飾シート10(図8で図示省略)およびフレーム部材11を、一時的な固定用のキャリヤフィルム16に接着し固定する(S9、図8(A))。その後、TPUフィルム17をキャリヤフィルム16が貼付される側とは反対側のキートップ1およびダミーキー14、並びに加飾シート10およびフレーム部材11に貼付する(S10、図8(B))。そして、TPUフィルム17のうちキートップ1およびダミーキー14、並びに加飾シート10およびフレーム部材11が貼付される側とは反対側の面に未加硫状態の液状シリコーンゴム18を塗布する(S11、図8(C))。
その後、圧縮成形金型(図示省略)を用い、未加硫状態の液状シリコーンゴム18を所定の形状に加熱成形し、キートップ1およびダミーキー14、並びに加飾シート10およびフレーム部材11とインサート成形する(S12、図8(D))。このインサート成形の結果、シリコーンゴムが加硫しTPUフィルム17と一体化してゴム部材12となる。そして、ゴム部材12、キートップ1およびダミーキー14、並びに加飾シート10およびフレーム部材11が一体化され押釦スイッチ用部材8となる。そして、キャリヤフィルム16が圧縮成形金型の形状にしぼられ、変形する。
その後、キャリヤフィルム16を除去し(S13、図8(E))、インサート成形の際に生成したバリ等の不要部分を除去する(S14)。以上で押釦スイッチ用部材8の製造が終了する。
4.(本発明の実施の形態によって得られる主な効果)
押釦スイッチ用部材8は、イオン交換法によって強化された強化ガラス2に、その強化ガラス2より軟質の飛散防止フィルム4を貼付する1以上のキートップ1を備えているため、強化ガラス2は割れにくくなり、仮に強化ガラス2が割れても飛散防止フィルム4によって強化ガラス2の形状を維持できる。また、飛散防止フィルム4は、樹脂フィルム層を有しており、この樹脂フィルム層は、強化ガラス2に貼付してガラスの破片の飛散を防止するのに適している。また、キートップ1の周端面(側面1Bおよび境界部1D)に、樹脂層を形成し、キートップ1に、その底面1Aおよび周端面を覆う樹脂層から成る樹脂凹状体5を設けているため、キートップ1に衝撃が加わっても、樹脂凹状体5が緩衝材の役割を担い、より強化ガラス2が割れにくくなると共に境界部1Dに位置する強化ガラス2が鋭利な部分を有していてもその鋭利な部分を被覆できる。さらに、樹脂凹状体5は、キートップ1にキートップ1とは異なる意匠性を付与することができる。
また、押釦スイッチ用部材8は、キートップ1の構成要素に強化ガラス2を用いているため、ポリカーボネート等の他の材料に比べて、光線透過率を高めることができ、傷つきにくく、紫外線を吸収しないため変色せず耐候性に優れ、かつ、質感に重厚性があり高級感がある。具体的には、ポリカーボネートの光線透過率が86%から90%であるのに対し、強化ガラス2のそれは92%である。また、JIS K5600 5−4に準拠した鉛筆硬度試験によれば、ポリカーボネートの傷つきにくさ(硬度)が「H」であるのに対し、強化ガラス2のそれは「9H」である。このように、押釦スイッチ用部材8は、強化ガラス2を用いているため、薄くしても十分な強度のものとすることができる。なお、押釦スイッチ用部材8の最大厚みは、1.39mmと、非常に薄い。
また、押釦スイッチ用部材8は、強化ガラス2の部分の光線透過率が高いため、キートップ1の底面1A側から投光される電子機器に用いられる場合に鮮やかな発光の状態を得ることができる。
5.(他の形態)
以上、本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材8について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。たとえば、加飾部3および樹脂凹状体5は、必須の構成要素ではないため、一方または両方を省略することができる。また、樹脂凹状体5を省略する場合には、キートップ1の底面1A、側面1Bおよび境界部1Dのいずれか1箇所以上に配置される樹脂層であって樹脂凹状体5の一部を省略することができる。また、加飾シート10、フレーム部材11、ゴム部材12、樹脂凹状体5および後述する樹脂15の材質は上述のものに限定されない。たとえば、ゴム部材12は、透光性を有しない材質としても良い。また、フレーム部材11は透光性を有しないステンレスからなるが、透光性を有する材質、たとえばポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS樹脂等からなることとしても良い。また、フレーム部材11は押釦スイッチ用部材8の補強目的のための部材であり、必須の構成要素ではないため、省略することができる。さらに、加飾シート10も加飾のための部材であり、省略することができる。加飾シート10を省略する場合には、フレーム部材11の表面に印刷または塗装等の手段で着色し、キートップ群9の隣合うキートップ1の隙間を加飾することができる。
また、飛散防止フィルム4は、樹脂フィルム層を用いているが、強化ガラス2より軟質のフィルムであればよく、樹脂フィルム層以外の層、たとえばインキ層を含む少なくとも1層から成る層としてもよい。このインキ層を含む場合、接着剤または粘着剤を含む層に接するインキ層の厚みは、10μm以上とすることが好ましく、50μm以上とすることがさらに好ましい。また、飛散防止フィルム4の樹脂フィルム層は2層以上のものであるが、1層のものとしてもよい。また、飛散防止フィルム4は、図1に示すように強化ガラス2の底面に密着させているが、強化ガラス2の上面に密着させることとしても良い。また、飛散防止フィルム4を強化ガラス2の底面および上面に設けることとしても良い。強化ガラス2の上面は、押釦スイッチ用部材8を組み立てた後では、露出する面であるから、その上面に飛散防止フィルム4を密着させることで、より強化ガラス2の破片の飛散を防止できる。また、飛散防止フィルム4には、片面に接着剤又は粘着剤が配置された状態の厚みが0.1mmのものを用いているが、強化ガラス2の厚さ等によって異なる厚みのものを用いても良い。その厚みは、押釦スイッチ用部材8の全体としての薄型化を考慮した場合には、片面に接着剤又は粘着剤が配置された状態の厚みを0.3mm以下とすることが好ましい。
また、飛散防止フィルム4に代えて、接着剤、粘着剤または軟質インキからなる層を用いることとしても良い。これらの層は、割れたガラスの飛散を防止できるように、ガラスが割れた衝撃を緩衝できる程度の弾性を有するものとする。
また、樹脂凹状体5は、ポリカーボネート樹脂からなる樹脂を用いているが、それ以外の樹脂、たとえば、アクリル系樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂)、着色顔料配合樹脂等を用いてもよい。また、樹脂凹状体5は、樹脂とキートップ1とのインサート成形によって成形されているが、予め成形した樹脂15をキートップ1に貼付してもよい。図9(A)に、予め成形した樹脂15をキートップ1Eの側面に貼付したものの縦断面図を示す。なお、図9には、本発明の実施の形態に係るキートップの変形例を示している。図9に示すキートップにおいて、キートップ1と同様の部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、樹脂凹状体5をインサート成形によって形成する場合には、キートップ1の形状を略直方体形状ではなく、直方体形状から一部凹ませた形状、直方体形状から一部突起させた形状、またはブリリアントカットした形状等とすることが好ましい。このような形状は、インサート成形によってキートップの底面または側面に樹脂を行き渡らせることが容易な形状である。図9(B)には、底面の加飾部3および飛散防止フィルム4が占める部分を突起させた強化ガラス2を用いたキートップであって、その突起させた部分以外の底面および側面をポリカーボネート樹脂からなる樹脂15で覆った構成のキートップ1Fの縦断面図を示す。この突起させた部分をインサート成形用の金型に挿入することで、キートップ1Fを金型に固定できる。また、キートップ1は、バキュームによる位置決めによって、インサート成形の際に用いる金型の内部に配置されることが好ましい。このように配置することによって、キートップ1の底面および側面に樹脂を行き渡らせることができる金型の位置へとキートップ1を正確に配置することができる。
また、図9(C)には、キートップ1における樹脂凹状体5の開口縁部に金属膜19を配置したキートップ1Gを示している。この金属膜19は、めっき法または蒸着法等によって形成される。なお、金属膜19をめっき法によって形成する場合には、樹脂凹状体5はABS樹脂からなることが好ましい。金属膜19は、その金属光沢による装飾性または意匠性向上のために設けている。特に強化ガラス2の内部に投光される場合には、金属膜19がその光を複雑に乱反射させ、より装飾性または意匠性が向上する。また、金属膜19は、樹脂凹状体5の開口縁部以外のキートップ1の部分、たとえば上面1Cまたは端面1D等に配置しても良い。
また、キートップ1の境界部1Dに相当する強化ガラス2の部分は、図1に示すように縦断面形状が丸みを帯びているが、そのような丸みは設けなくても良い。また、境界部1Dは、丸みの形状に代えて、平面的(断面が直線状)な形状とし、角部を平面的に研削する面取り加工によってその形状を実現することとしても良い。
また、強化ガラス2の形状についての変形例を図10に示す。図10(A)は、強化ガラス2Dの平面図、図10(B)は、図10(A)の正面図である。図10に示す強化ガラス2Dは、六面体であって、その底面2Eおよび上面2Fが共に長方形である。そして、底面2Eと上面2Fおよび底面2Eと上面2Fの長方形を構成する辺は全て平行または直交する位置関係となっている。底面2Eおよび上面2Fの長方形の対角線が交差する点は、図10(A)に示す平面図においては共通する。また、底面2Eよりも上面2Fの面積が小さい。底面2Eと上面2Fとを接続する傾斜面2G,2H,2J,2Kは、底面2Eを構成する各辺と上面2Fの長方形を構成する各辺とのうち、平行で且つ最も近距離の辺を組み合わせて上底および下底とする等脚台形となっている。
また、強化ガラス2の形状についての別の変形例を図11に示す。図11(A)は、強化ガラス2Lの平面図、図11(B)は、図11(A)の正面図である。図11に示す強化ガラス2Lは、直方体形状(六面体)を基本形状としている。そして、強化ガラス2Lは、その六面体を構成する面のうち最も面積の広い面を上面2Mとし、その短尺方向に略等間隔に断面が二等辺三角形の溝2Nを3本設けた形状をしている。
これら強化ガラス2D,2Lは、底面2E,2Pが平滑面であるため、飛散防止フィルム4を貼付等の手段で配置し易い。また、これら強化ガラス2D,2Lは、複雑な形状をしており、またガラスの質感により、投光することによってシャンデリアのような光の乱反射の効果を得ることができる。なお、強化ガラスの形状の変形例はこれら強化ガラス2D,2Lに限らず、種々の形状のものとすることができる。
強化ガラス2,2D,2L等は、図11(A)に示す押釦スイッチ8Aを構成する12個のキートップからなるキートップ群9Aに用いられるばかりでなく、いわゆる選択キー20に用いられることとしても良い。選択キー20とはキートップの一種で、たとえば携帯電話に用いられる押釦スイッチ用部材8Aの場合、携帯電話の表示部に表示させるメニュー等を変更する際に用いられるものである。選択キー20の動作は、図12(A)に示す選択キー20の中心を重心として選択キー20全体を図12(A)における上下左右に傾かせて、上述のメニュー等の表示を変更するものである。そして、選択キー20全体を図12(A)における奥行方向に押下することで、選択したメニューの実行が命令される。そして、携帯電話はそのメニューを実行する。
図12(B)には、図12(A)に示す選択キー20および凹状体21のA−A断面図の拡大図を示している。樹脂からなる凹状体21が選択キー20の側面全域に接触している。選択キー20の下面には加飾部3が設けられ、さらに加飾部3の下面には飛散防止フィルム4が配置されている。なお、図12(B)に示すように、選択キー20の上面は、凹状体21の上面よりも低い位置にある。そのことによって、ユーザが選択キー20を操作する際に、押圧力が凹状体21にも分散し、過度な押圧力が選択キー20に付与されることが抑制される。
なお、押釦スイッチ用部材8には、フォトクロミックガラスを用いることができる。このフォトクロミックガラスは、光を照射すると色が付き、その照射を止め暗所に置くと元の色に戻るものである。フォトクロミックガラスは、感光性の物質であるハロゲン化銀を形成する塩素イオン、臭素イオン、銀イオン等をガラス材料に付与して約550℃に加熱することで製造される。このハロゲン化銀には、通常、塩化銀が用いられる。図13(A)には、太陽光が照射されない状況のキートップ1と同様の構成のキートップ1Hの平面図を示す。加飾部である文字「A」がほぼ白抜きに見えている。図13(B)には、太陽光が照射された状態のキートップ1Hの平面図を示す。太陽光が照射されると加飾部である文字「A」がフォトクロミックガラスの変色の影響で黒色に見えている。このように、フォトクロミックガラスを用いることは、押釦スイッチ用部材の意匠性を良好にする。
強化ガラス2は、イオン交換法によって強化したガラスである。ガラスを強化する方法としては、このイオン交換法等の化学強化法ではなく物理強化法を採用しても良い。この物理強化法として挙げられるものには、いわゆる風冷強化法がある。風冷強化法とは、ガラスを軟化温度(ガラスの組成によって異なるが、約600℃以上)まで加熱した後で急冷することでガラス表面に圧縮応力を発生させる方法である。また、イオン交換法と風冷強化法との双方を採用してガラスを強化することとしても良い。
押釦スイッチ用部材8は、キートップ1を12個有しているが、キートップ1の数は特に限定されない。たとえばキートップ1の数が1つであっても良いし、2個以上としても良い。また、従来から用いられているポリカーボネート製の樹脂製等のキートップの一部に、本発明の実施の形態に係るガラス製のキートップ1を用いることができる。そのように、押釦スイッチ用部材の一部にガラスを有すると、そのガラスの部分の質感が周囲の樹脂等との質感と大きく異なるため、ガラスの部分の美感が際立つこととなる。
キートップ1は、図4に示すようにその上面1Cの形状が長方形であるが、その形状は長方形に限定されず、円形、楕円形、正方形、長円形等とすることができる。また、強化ガラス2は複数枚貼り合わせた多層のものとできる。また、強化ガラス2と樹脂(たとえばポリカーボネート樹脂等)とを貼り合わせて積層することができる。さらに、樹脂(たとえばポリカーボネート樹脂等)を2枚の強化ガラス2で挟んで積層体とすることもできる。このように樹脂と強化ガラスとを積層することによって、強化ガラス2に衝撃が加わった場合でもその衝撃を樹脂が緩衝材の役割を担って強化ガラス2を割れ難くする効果がある。
加飾部3は、強化ガラス2の底面2Aに設けているが、キートップ1の上面1Cまたは樹脂凹状体5におけるキートップ1の底面1Aと接する面またはその面とは反対側の面に設けることとしても良い。また、加飾部3は、強化ガラス2と飛散防止フィルム4との間に設けているが、強化ガラス2の底面2Aまたはキートップ1の上面1Cに飛散防止フィルム4を設けた上で、強化ガラス2とは反対側の飛散防止フィルム4の面に設けることとしても良い。なお、加飾部3を形成するインクには、ガラス系のもの等、高温で焼成するものを用いることができる。これは、印刷面が強化ガラス2のように耐熱性のものであるため実現できることである。このようなインクを用いることで、樹脂系等のインクに比べて摩擦等の外力によっても損傷し難い強度の高い加飾部3が得られる。
本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材を構成するキートップに樹脂凹状体が装着されたものの縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る強化ガラスが破壊してクラックが生じている状態の縦断面図である。 本発明の実施の形態に係るキートップと樹脂凹状体の分解斜視概要図である。 本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材の分解平面図である。 本発明の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。 図5のA−A断面図である。 押釦スイッチ用部材の製造過程を示すフローチャートである。 押釦スイッチ用部材が完成に至るまでの過程を簡略に示す図である。 本発明の実施の形態に係るキートップに樹脂が装着されたものの変形例の縦断面図であり、(A)は、予め成形した樹脂をキートップの底面および側面に貼付したもの、(B)は、底面の加飾部および飛散防止フィルムが占める部分を突起させた強化ガラスを用いたもの、(C)は、キートップにおける樹脂凹状体の開口縁部に金属膜を配置したものである。 強化ガラスの形状についての変形例を示す図で、(A)は、強化ガラスの平面図、(B)は、(A)の正面図である。 強化ガラスの形状についての別の変形例を示す図で、(A)は、強化ガラスの平面図、(B)は、(A)の正面図である。 (A)は、選択キーを有する押釦スイッチ用部材の平面図であり、(B)は(A)のA−A断面図の拡大図である。 (A)には、太陽光が照射されない状況のキートップの平面図を示し、(B)には、太陽光が照射された状況のキートップの平面図を示す。
符号の説明
1,1E,1F,1G,1H キートップ
2,2D,2L 強化ガラス
4 飛散防止フィルム(フィルム)
5 樹脂凹状体(凹状体、樹脂層)
8,8A 押釦スイッチ用部材
15 樹脂(樹脂層)
20 選択キー(キートップ)
21 凹状体

Claims (4)

  1. イオン交換法によって強化された強化ガラスに、その強化ガラスより軟質のフィルムを貼付する1以上のキートップを備えたことを特徴とする押釦スイッチ用部材。
  2. 前記フィルムは、樹脂フィルム層またはインキ層の少なくともいずれか1層から成ることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用部材。
  3. 前記キートップの周端面の一部若しくは全部に、樹脂層を形成していることを特徴とする請求項1または2記載の押釦スイッチ用部材。
  4. 前記キートップに、その底面および前記周端面を覆う樹脂層から成る凹状体を有することを特徴とする請求項1または2記載の押釦スイッチ用部材。
JP2008182293A 2008-07-14 2008-07-14 押釦スイッチ用部材 Expired - Fee Related JP5185715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182293A JP5185715B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 押釦スイッチ用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182293A JP5185715B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 押釦スイッチ用部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010021094A true JP2010021094A (ja) 2010-01-28
JP5185715B2 JP5185715B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=41705769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008182293A Expired - Fee Related JP5185715B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 押釦スイッチ用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5185715B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015069644A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 アップル インコーポレイテッド 厚みを薄くしたキーキャップ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201212A (ja) * 1982-05-19 1983-11-24 光葉スチ−ル株式会社 キ−ボ−ドとその形成方法
JP2000311545A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Omron Corp 保持構造およびスイッチ
JP2003140558A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Toyo Bussan Kk 携帯型表示装置用保護板

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201212A (ja) * 1982-05-19 1983-11-24 光葉スチ−ル株式会社 キ−ボ−ドとその形成方法
JP2000311545A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Omron Corp 保持構造およびスイッチ
JP2003140558A (ja) * 2001-11-01 2003-05-16 Toyo Bussan Kk 携帯型表示装置用保護板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015069644A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 アップル インコーポレイテッド 厚みを薄くしたキーキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5185715B2 (ja) 2013-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130329173A1 (en) Liquid crystal protection cover for portable terminal and method of manufacturing transmission protection layer forming the same
EP1705638B1 (en) Key structure
KR20080064116A (ko) 키 시트 및 그 제조 방법
JP2008204871A (ja) 押釦スイッチ用加飾キーシート
KR100608221B1 (ko) 키시트부재와 그 제조방법
EP1881512B1 (en) Key sheet
TW200840700A (en) Manufacturing method for electronic device's panel and structure thereof
KR101167709B1 (ko) 사출레진 하부에 형성된 인쇄 패턴층을 포함한 입체시트 및 그 입체시트 제조방법
TW201214355A (en) Information processing apparatus
JP5185715B2 (ja) 押釦スイッチ用部材
JP4780712B2 (ja) 多層樹脂成形品の製造方法
JP2016002768A (ja) 導光装飾複合シート及びその派生部材
JP3591719B2 (ja) 成形用印刷シート及び押釦スイッチ用キートップ部材
WO2011149048A1 (ja) 加飾樹脂成形品および加飾パネル並びに加飾樹脂成形品の製造方法
JP4183636B2 (ja) 高明度表示物及び押釦スイッチ用カバー部材
JP2010146849A (ja) 押釦スイッチ用部材、キーパネルおよび電子機器
JP5523269B2 (ja) 操作スイッチ用部材、キーパネル、電子機器および操作スイッチ用部材の製造方法
JP3320277B2 (ja) 押釦スイッチ用カバー部材
CN201252026Y (zh) 键帽按压接触面的保护结构
JP2010015809A (ja) キーシート
JP2001337607A (ja) デザインパネル及びその製造方法
JP3410633B2 (ja) 照光式押釦スイッチ用押圧部材の製造方法
TWI437597B (zh) 電子裝置之按鍵面板結構及其製造方法
JP2000215748A (ja) 照光式シ―ト状キ―トップ
JP2010010019A (ja) キーシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5185715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees