JP2000311220A - 機器操作権管理システムおよび機器操作権管理端末およびicチップおよびicチップケース - Google Patents

機器操作権管理システムおよび機器操作権管理端末およびicチップおよびicチップケース

Info

Publication number
JP2000311220A
JP2000311220A JP12239599A JP12239599A JP2000311220A JP 2000311220 A JP2000311220 A JP 2000311220A JP 12239599 A JP12239599 A JP 12239599A JP 12239599 A JP12239599 A JP 12239599A JP 2000311220 A JP2000311220 A JP 2000311220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
management system
right management
chip
operation right
device operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12239599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4205250B2 (ja
Inventor
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Takashi Komata
隆 小俣
Kenji Matsumoto
健司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP12239599A priority Critical patent/JP4205250B2/ja
Publication of JP2000311220A publication Critical patent/JP2000311220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205250B2 publication Critical patent/JP4205250B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器を操作するライセンスとその所有者が同
一であることを認証することで、確実な機器操作者の管
理を行うようにすること。 【解決手段】 免許証としてメモリチップ等を搭載した
ICカードなどを用い、自動車に、ICカードまたは同
等の機能を有する免許証を挿入する端末を設けると共
に、乗車した運転手の指紋・虹彩等の生体認証情報を検
知する生体認証情報検出手段を設け、また、ICカード
または同等の機能を有する免許証のメモリに、免許証の
所有者の生体認証情報を表わす情報を記載する。そして
例えば、運転者の生体認証情報と免許証記載の生体認証
情報との照合が一致し、かつ免許証の内容が運転する自
動車に合わない限り、運転を不可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の操作の可否
を管理・制御する機器操作権管理システムにかかわる技
術に関し、特に、自動車の免許証等に代表されるライセ
ンスカード形態の機器操作権を表記する機能を有するデ
バイスと、同デバイスと連携して機器操作者本人である
ことを生体認証情報を用いて照合する機能などを有す
る、機器操作権管理システムにかかわる技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】機器を操作する権利を有することを証明
する証明書を発行し、その証明書を保有する者のみが、
当該機器の操作を可能とするような、機器操作権管理方
法は、各所で利用されている。例えば運転免許証の場
合、免許証を持つ者のみが自動車を運転する権利を有
し、警察官による運転免許証の提示指示が出たときは、
速やかにこれに従い、従えない場合は罰則を科すシステ
ムとして実運用されている。
【0003】しかし、自動車の運転免許証は、警察官の
提示指示があるとき以外は、その効力を発揮することは
なく、免許証を持っていなくても、実際には自動車の運
転は可能であり、機器操作権を確実に管理するには至っ
ていない。
【0004】この問題を解決するために、特開平6−8
7285号公報に開示された技術では、運転免許証とし
てICカードを用い、このICカードには、ドライバー
のID等の免許証に記載されている事項を電子情報とし
て記入し、自動車にはこの情報を読み取る端末を設け、
有効な免許証でない限り、この自動車の運転が出来ない
ようにし、且つ、ICカード内に運行記録を記入して、
後に各ドライバーの稼動状況を集計する方式が記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した先願公報に開
示された技術においては、警察官に提示するとき以外に
効力を持たなかった免許証を、自動車が常に判別するこ
とで、自動車を運転する権利を示す免許証としての確実
な運用が可能になり、併せてICカードのメモリ機能の
特徴を生かして、運行状況のログを取り、最適な運行計
画に反映させることも可能になる。
【0006】しかし、前記先願公報に開示された技術で
は、下記に示すような問題があり、これらの点への配慮
がなされていない。
【0007】まず、前記先願公報では、自動車にIC
カード免許証を挿入した者が、本当に免許証の所有者か
どうかを確認することに関しては、何らの配慮も払われ
ていない。したがって、免許証の交付を受けた者と運転
者とが同一人でない場合でも、すなわち、実際には免許
が与えられていない者でも、免許証を所持さえしていれ
ば、運転が可能になる。
【0008】また、前記先願公報では、交通違反等に
より免許証を失効したときの対応については、交通事故
や交通違反時に、データ管理装置を用いて、免許証内に
事故や違反データを書き込みすることや、出頭命令書や
反則金納付書を発行することや、あるいは、免許停止・
失効中には、免許証を自動車の端末に差し込んでもエン
ジンがかからないようにすることに関する記述はあるも
のの、これらは現行の免許証運用方法にのっとったもの
であって、ICカードを利用することにより初めて得ら
れるメリットを、罰則に適用した検討についてはなされ
ていない。
【0009】また、前記先願公報では、自動車のIC
カード端末に、この自動車を運転することが出来る運転
手のIDリストを有し、このIDと一致する運転手のみ
が運転できる旨は記載されてはいるものの、免許証の種
類と運転可能な自動車の種類及び運転モード種類との連
携については、その検討が全くなされていない。
【0010】さらに、前記先願公報では、ICカード
内容の違法な変更に対して防護を施すことに関しても、
何らの配慮も払われていない。
【0011】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、機器を操作するライセンスと
その所有者が同一であることを、確実に認証可能とする
ことにある。また、本発明の目的とするところは、操作
の違反を行った場合の操作制限について、木目細かく、
より実質に沿った処置が可能なようにすることにある。
また、本発明の目的とするところは、ライセンスのレベ
ルにより機器操作の制限を細かく設定することを可能と
し、以って、確実な機器操作者の管理と、誤操作を防止
できるようにすることにある。また、本発明の目的とす
るところは、CPUカードを用いることで、物理的な破
壊以外のソフトウェアによるカードの破壊を防止するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、例えば以下のような手段を用い
る。
【0013】(1)自動車にICカードまたは同等の機
能を有する免許証を挿入する端末を設けると共に、乗車
した運転手の指紋や虹彩等の生体認証情報を検知する生
体認証情報の検出手段を設け、前記ICカードまたは同
等の機能を有する免許証のメモリに、免許証の所有者の
生体認証情報を表わす情報を記載する。
【0014】(2)特に自動車の場合は、通行中に違反
を受けて、前記先願公報に記載のような処理を受ける
と、違反を起こした場所で自動車の運転が不可能にな
り、車の移動が不可能となってしまう。そこで、ICカ
ード内に、違反時の自動車の運転許可パターンを細かく
時間軸に沿って設定することで、例えば、実際の免許停
止処分の発行を2日後に設定し、自動車の端末もその指
示に沿って動作する。
【0015】(3)ライセンスのレベルにより、運転す
る車の動作モードを規定する。例えば、教習所等の専用
コースや駐車場において、速度10km/h未満の走行
のみが行えるライセンスの設定を行い、自動車の端末も
その指示に従って動作する。
【0016】(4)CPUカードを用いることで、物理
的な破壊以外のソフトウェアによるカードの破壊を防止
しつつ、暗号処理の必要のないデータの簡単な読み出し
を可能とする。具体的には、上記(2)、(3)記載の
免許停止処分の発行日程やライセンスレベルを、外部に
特別な暗号処理チップを用いることなく読み出せ、且つ
その情報の破壊・改変を防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施形態に係る機器
操作権管理システムの構成を示すブロック図であり、本
実施形態は、自動車における機器操作権管理システムへ
の適用例である。本システムは、機器(ここでは自動
車)の動作の可否を制御する機器制御機能をもつ装置
と、機器を取り扱う権利(ここでは運転免許であり、例
えば、教習所内などの限定されたエリアのみでの運転を
許可するものを含むものとする)を示す情報をもつ許可
表示手段としてのICカードとを、少なくとも含むもの
となっている。
【0019】自動車にはICカードリーダ10010 があ
り、ドライバーは自動車を運転する際に、自身のICカ
ードをICカードリーダ10010 に差し込む。生体認証情
報リーダ10020 は、運転席に座ったドライバーの指紋も
しくは虹彩・網膜などの人間自身のIDを示す生体認証
情報を読み取る。ライセンス管理装置10040 は、前記I
Cカードリーダ10010 によってICカードから読取られ
た、該当免許証の所有者の情報と、同じく前記生体認証
情報リーダ10020 によって読み取られた、運転席に座っ
たドライバーの生体認証情報とを比較し、同一であるか
どうかの判断を行う。
【0020】記憶装置10030 は、例えばこの車両を運転
してもよいドライバーを限定するときに、そのドライバ
ーIDを記憶する。差し込まれたICカードのドライバ
ーIDが、この記憶装置10030 に記憶されたドライバー
IDと一致しないときは、後述する車両制御装置10060
によりエンジン始動を抑制する。
【0021】ライセンス管理装置10040 が、差し込まれ
たICカードからの情報と生体認証情報リーダ10020 か
らの情報とにより、運転席に座ったドライバーが確かに
この自動車を運転する資格を有する本人と判断したと
き、ライセンス管理装置10040は、車両制御装置10060
に動作許可を示すメッセージを送る。
【0022】車両制御装置10060 は、この許可メッセー
ジに従って、エンジン始動の可否を含めてエンジンの制
御を行うエンジン制御装置10070 や、自動車の走行速度
のリミッターを制御するスピード制御装置10080 や、A
BS(Antilock Brake System )の動作、レベルを設定
するブレーキ制御装置10090に、それぞれ動作許可指示
を送る。これによりエンジンの始動が可能になり、また
ドライバーの資格レベルに従った最高速度の設定、さら
に、現行の免許証制度では存在しないがドライバーの技
量に見合った形でABSのON/OFF制御を行う。
【0023】図2は、本実施形態の機器操作権管理シス
テムにおける、自動車の操縦席近傍へのシステム配置の
1例を示した説明図である。
【0024】20000 はコックピットである。運転席右に
ICカード挿入口20020 があり、この自動車を運転する
ドライバーは、自身の免許証であるICカードをこの挿
入口20020 に挿入する。次に、指紋読み取り部兼エンジ
ン始動ボタン20030 を押すことで、ドライバーの指紋を
読み取り、先のICカードに記載したドライバーの生体
認証情報との認証を行う。そして、紋読み取り部兼エン
ジン始動ボタン20030を押した人が、確かにICカード
の示す本人であることを認識して、初めてエンジンの始
動が行える。
【0025】このとき、記憶装置20050 に、この自動車
を操縦してもよいドライバーのIDリストを持つことに
より、挿入したICカードのIDとの照合を行い、図1
の説明と同様に、操縦許可のないドライバーでは、自動
車のエンジン始動を含む操作が出来ないようにして、盗
難防止等のセキュリティを確保することが出来る。
【0026】生体認証情報の確認手法としては、スピー
ドメーター位置に網膜・虹彩センサ20010 を設ける方法
もある。この場合、ドライバーが運転席に座らない限り
は、このセンサを用いて検出することが出来ないので、
例えば先の指紋読み取り部兼エンジン始動ボタン20030
を、ICカード(免許証)を交付された本人が助手席か
ら押して、免許証がない人が運転席に座って運転するよ
うなことが、不可能になる。ここで、スピードメーター
はドライバーの視線が必ず行くところであり、且つドラ
イバーシートは頭の位置がほぼ固定されるので、網膜・
虹彩センサ20010 を設置するのに適している。
【0027】また、ここで免許証として利用するデバイ
スは、ICカードであり、電子マネー等で使用するマル
チアプリケーション対応のICカードである。これによ
り、同じICカード内に、電子マネーや電子クレジット
等のアプリケーションを同居させることが出来、自動車
から料金自動支払いシステム20040 へのアクセスによっ
て、高速道路の自動料金支払いや、ドライブスルーやガ
ソリンスタンド等の必ず自動車に乗車している条件下で
買物を行うシステムへの対応を行うことも出来る。
【0028】さらに、ここで使用する免許証がICカー
ドを用いずに、従来の印刷物による免許証を利用して
も、カード挿入口に免許証を挿入して、ID番号等をイ
メージスキャナで読み取ることで、この自動車の操縦許
可を得ているドライバーの免許証かどうかの判断を行う
ことが出来る。さらに記憶装置10030 に、ドライバーの
生体認証情報を記録しておくことで、ICカードを用い
なくても、従来の免許証システムで、免許証と生体認証
情報によるドライバー本人との照合を行うことも可能で
あり、ICカードではなく従来の免許証システムをその
まま用いても、本発明の機能を実現することが出来る。
【0029】図3は、本実施形態の機器操作権管理シス
テムにおいて用いるICカードの内部構成(ICカード
に搭載したICチップの内部構成)の1例を示す説明図
である。
【0030】ICカード30000 に搭載したICチップ30
005 は、MF30010 (Master File)をルートとして、
その下位に複数のDF(Dedicated File)を有し、DF
1(30020 )は免許証、DF2(30060 )は例えば電子マネ
ーに用いられている。DF1(30020 )の下には複数のE
F(Elementary File )があり、電子免許証に関連する
情報が記載されている。EF1(30030 )には、免許証I
D番号と、生体認証情報を示す指紋情報や虹彩情報など
がある。この場合、生体認証情報は複数種類あってもよ
く、自動車の端末に装着された生体認証情報リーダ1002
0 が、例えば指紋スキャナであった場合は、指紋情報を
用い、虹彩センサであるならば、虹彩情報を用いればよ
い。EF2(30040 )には、この免許証のライセンス種類
やレベルが、そしてEF3(30050 )には、違反履歴が記
載される。CPUカードは、DFやEFがプログラムに
なっており、外部から特定のコマンドを入力するときの
み、生体認証情報を読み出したり、違反履歴を書き換え
たりすることが出来る。この特定のコマンドは、専用の
ソフトや後述する専用のチップのみが行い、これにより
カードの内部情報の機密を保ち、改変を防止することが
出来る。
【0031】また、ここでカード内に時計30070 を設
け、前記生体認証情報や違反履歴と同様に、専用のソフ
トやチップを介さない限り、この時計の日付・時刻を改
変出来ない仕掛けとすることで、図4にて後述する、違
反時の罰則発行を日付に従って施行する際に、故意に時
計を狂わせて罰則発行を免れるような行為を完全に防止
することが出来る。カード上で単体で動作する時計のた
め、当然狂いが生じるが、これはカードを車載の端末に
挿入したときに、専用のソフトもしくはチップがGPS
等の確実に信頼できる時計により確認した正しい時刻を
用いて、カード内の時計の狂いを修正する。この時刻の
修正は、自動車に搭載した端末に限らず、図2に示した
料金自動支払い時の通信において行ってもよく、また自
動車に関係なく、電子マネー端末と連携して、電子マネ
ーや電子クレジットによる買物を行った際に、端末から
時計の修正を随時行ってもよい。また、ICカード内に
設置された時計は、ICカードの駆動電源を外部から与
えられなくても動作する必要があり、薄型電池をICカ
ード内に内蔵する。この電池の寿命は、基本的に免許の
許可期限以上の寿命とするが、場合によっては、免許の
許可期限と略同程度の寿命を持つようにしてもよい。時
計の駆動以外ではこの電池は一切使用しないので、使用
条件により寿命が短くなるという現象は起きず、正確に
寿命の設定をすることが可能である。
【0032】図4は、本実施形態における、違反時の罰
則処理パターンの1例を示す表図である。
【0033】罰則処理のパターンとして、本実施形態で
は、自動車を運転する際の動作モードを、(1)エンジン
始動のみ、(2)10km/h未満の走行、(3)通常走行
可能の3つに分類した。例えば無違反の場合は、当然な
がらこの3つの動作モードをすべて使うことが可能であ
る。
【0034】まず、従来の免許停止に相当するスピード
違反について示す。従来の免許証では、スピード違反に
よる罰則すなわち免許停止は即時発行するが、例えば旅
行途中でスピード違反をした場合には、そのまま乗って
帰ることになり、さらに警察に見つからなければ、その
まま乗り続けることも現実には可能となってしまう。そ
こで、例えばICカード等による電子情報として違反情
報を記載し、自動車にこれに対応する端末を設け、免許
停止を即時発行した場合は、その場で例えば半年間のあ
いだ、自動車を動かすことが出来なくなり、道の真ん中
で車を置き去りにするという現象が発生する。本実施形
態では、スピード違反をした後、その罰則の発行を違反
時から例えば2日後からと設定し、その間に自動車を自
宅に持ち帰ったり、貸出し元に返却したりする。その上
で実際の罰則が発行されて、この免許証では運転が出来
ないような処理をすることが出来る。
【0035】また、即時免許停止が必要なほど異常なス
ピード違反を行った場合、少なくとも高速道路のサービ
スエリア上の道端から、駐車エリアまでは車の移動が出
来るように、10km/h以下の走行のみを例えば2日
間の一定期間だけ可能とし、一般道路の通常走行の禁止
は即時発行する。
【0036】また、酒気帯び運転による免許停止発行の
場合は、少なくとも摘発時点では車の走行は即時やめさ
せる必要があるので、10km/h以下の走行は勿論、
自動車のエンジン始動も不可能とする。これは摘発され
たドライバーが酔いから醒めるまでの期間として、例え
ば6時間だけ完全な運転禁止とし、その後、前記したス
ピード違反と同様に2日間だけ通常走行を可能として、
自宅に車を持ち帰った後、免許停止が初めて発行され
る。この期間はドライバーの自宅までの距離や情状酌量
に応じて、摘発した担当者が決定することが出来る。
【0037】なお、ICカードに書き込む罰則による制
限事項は、時間軸に沿って、使用許可、使用禁止、使用
機能制限などを複数回にわたって設定可能となってい
る。
【0038】本実施形態における罰則発行の時期・時刻
は、ある基準となる時計に従って施行されるが、例えば
通常の自動車に搭載された時計を用いた場合、ドライバ
ーが勝手にその時計を変更し、例えば時計を半年進めて
しまえば、すでに処分期間は過ぎているので、勝手に運
転をすることが可能となってしまう。これを防ぐため
に、図3に示したように、外部から勝手に時刻の変更を
行えないような時計をICカード内に持ったり、同様な
機能、すなわちGPS等の確実に信頼できる時計により
時刻の修正を行う以外は、任意の時刻設定がまったく出
来ないような時計を、車載の端末に持たせてもよい。
【0039】図5は、本発明の第2実施形態に係る機器
操作権管理システムにおける、ライセンス種類による動
作モードの規定の1例を記述した表図である。本実施形
態はヘリコプターの操縦を想定した例であり、正規ライ
センスのパイロット、訓練生、そしてメカニックそれぞ
れのライセンスと、それぞれに対する動作モードを示し
ている。
【0040】正規ライセンスのパイロットは、当然なが
らエンジン始動、ホバリング、低速飛行、高速飛行のす
べてを行うことが出来る。訓練生の場合は、エンジン始
動から低速飛行までが行え、高速飛行への制限がある。
具体的には、例えばメインローター回転面の角度を、パ
イロットの意志では一定以上傾けることが出来ないよう
な制御を入れる。勿論ジャイロ等による自動姿勢制御は
この制限を受けずに、角度一杯まで倒すことが可能であ
る。また、簡単な浮上試験が出来る資格を持つメカニッ
ク1級はエンジン始動及びホバリングまで可能とする。
具体的には、極低速の前後左右移動までが可能な程度
に、例えばメインローター回転面の角度の変更操作が不
可能となるような制御を行う。整備資格のみを持つメカ
ニック2級の場合はエンジン始動のみである。
【0041】このような制御の具体的な制限手法は、操
縦する機器により異なるが、ICカード免許にライセン
スのレベルを記載し、実際に操作する機器側で、そのラ
イセンスでどこまで操作出来るかを設定することで、例
えば自動車を運転する際、同じ仮免許証でも、一般道路
と専用コース内で動作モードを変えるような制御が可能
である。
【0042】図6は、本発明による機器操作権管理シス
テムにおいて、機器を運転する際の操作手順を示したフ
ローチャートの第1例である。
【0043】まず、操作する機器にIDカードを挿入し
(ステップ60010 )、次に指紋の入力を行う(ステップ
60020 )。次に、ステップ60030 にて、挿入したIDカ
ードに記載された指紋情報と、入力した指紋情報の一致
を判定して、指紋を入力した者がIDカードの所有者か
どうかの判定を行う。判定が×であれば、運転不可の表
示を行いつつ、IDカードのEject を行う(ステップ60
040 )。照合結果が○であれば、エンジンスタートを行
い(ステップ60050 )、操縦する機器が自動車であれ
ば、走行を行う(ステップ60060 )。
【0044】ここで、例えばIDカードは前記した如
く、メモリを持つICチップにより構成されるものだけ
ではなく、現状使用されている印刷物の免許証の免許証
番号等をイメージスキャナで読み取り、図1、図2で示
した機器に搭載されている記憶装置から、該当免許証番
号に対応した指紋情報を読み出して、操縦者が入力した
指紋との一致判断を行ってもよく、この場合は、現行の
印刷物免許証でも同等の機能を達成することが出来る。
【0045】図7は、本発明による機器操作権管理シス
テムにおいて、機器を運転する際の操作手順を示したフ
ローチャートの第2例と第3例である。
【0046】図7の(a)は、IDカードと操縦する機
器の種類の照合を行う場合のフローチャートである。ま
ず、操縦者は機器にIDカードを挿入し(ステップ7001
0 )、操縦する機器は挿入されたIDカードからライセ
ンスIDを読取る。そして、該当ライセンスIDが、本
機器を操縦できるライセンスかどうかの判定を行い(ス
テップ70020 )、操縦が出来ない場合は運転不可表示を
行い、且つIDカードのEject を行う(ステップ70030
)。照合結果が○であれば、エンジンスタートを行い
(ステップ70040 )、操縦する機器が自動車であれば、
走行を行う(ステップ70050 )。
【0047】ここで、例えばIDカードは前記した如
く、メモリを持つICチップにより構成されるものだけ
ではなく、現状使用されている印刷物の免許証の免許証
番号及び記載されている操縦可能機器の種類をイメージ
スキャナで読み取り、本機器を操縦できるライセンスか
どうかの判断を行ってもよく、この場合は、現行の印刷
物免許証でも同等の機能を達成することが出来る。
【0048】図7の(b)は、図6と図7の(a)の両
方の機能を実現した例を示すフローチャートである。す
なわち、操縦者は機器にIDカードを挿入し(ステップ
70010 )、次に指紋の入力を行う(ステップ70060 )。
次に、ステップ70070 にて、挿入したIDカードに記載
された指紋情報と、入力した指紋情報の一致を判定し
て、指紋を入力した者がIDカードの所有者かどうかの
判定を行う。判定が×であれば、運転不可の表示を行い
つつ、IDカードのEject を行う(ステップ70031 )。
照合結果が○であれば、挿入されたIDカードから読み
取ったライセンスIDが、本機器を操縦できるライセン
スかどうかの判定を行い(ステップ70021)、操縦が出
来ない場合は運転不可表示を行い、且つIDカードのEj
ect を行う(ステップ70032 )。照合結果が○であれ
ば、エンジンスタートを行い(ステップ70041 )、操縦
する機器が自動車であれば、走行を行う(ステップ7005
1 )。
【0049】ここで、指紋照合とライセンスIDの照合
順序は、どちらでも構わないが、例えば自動車におい
て、指名手配者等のライセンスIDをネットワーク等で
自動車が常に受信している場合、この照合時点にて自動
車は搭乗しているドライバーが犯罪者等であることを認
識し、運転不可表示を行うと同時に、図示しない通信手
段を用いて、犯罪者の存在を警察等に知らせるという仕
掛けを実現することも出来る。この手順を一番最初に行
うことで、確実な犯罪者の検知を行うことが可能とな
る。
【0050】なおまた、指紋照合などの生体認証情報の
認証(照合)は、自動車等の乗り物の所定の扉の取っ手
に指紋読み取りセンサを設けることなどにより、乗り物
に搭乗する際の、扉の開閉操作と同時に行うようにして
もよい。
【0051】さらにまた、指紋や虹彩などの生体認証情
報の認証(照合)は、自動車などの機器の起動前毎に行
うだけでなく、機器の起動開始許可後に、一定時間毎に
行うようにしたり、あるいは、機器の動作終了時毎に行
うようにしてもよい。このようにすることで、機器の動
作を立ち上げた後に、最初に認証した人物と異なる者
が、途中で機器の運転や操縦などを交代したかどうかを
監視することができる。そして、途中で運転や操縦など
を交代した場合には、自動車等の機器がこの旨を警告し
たり、時と場合によるが警告後に機器の動作を徐々に停
止させたり、あるいは、ICカードや機器の記憶装置
に、不正交代したことの情報と交代後の人物の生体認証
情報とを併せて記録したり、または、不正交代したこと
の情報と交代後の人物の生体認証情報とを外部に自動報
知したりするような、仕組みとすることもできる。した
がって、タクシーなどにおいて、悪意の乗客が車を乗っ
取って運転した時などにおいて、大いにその効力を発揮
する。
【0052】図8は、本発明による機器操作権管理シス
テムにおいて適用可能な、ICカードリーダおよび生体
認証情報リーダを装着してなる、機器の起動を行うため
のリモコンの実施形態の例を示した説明図である。
【0053】図8の(a)に示したリモコンは、リモコ
ンにICカードリーダと生体認証情報リーダとしての指
紋スキャナとを具備させることにより、前記した第1実
施形態における機器制御機能をもつ車載の装置(端末装
置)と同等の機能を持たせたものである。
【0054】リモコン本体には、指紋スキャナ兼スター
ターボタン80020 があり、利用者がICカード80030 を
差し込んで、ボタン80020 に指を乗せることで指紋のス
キャンを行い、ICカード80030 内に記載した指紋情報
とスキャンした利用者の指紋情報との照合を行って、照
合が成立したときに初めて、赤外線/電波発射口80010
より、自動車のエンジンスタートやドアロック解除等の
信号を、赤外線もしくは電波によって発射する。
【0055】図8の(b)は、ICカードの機能をリモ
コンの内部に内蔵した例である。この例の場合、汎用の
自動車の免許証とは異なる使用形態になるが、ある機器
を動かそうとしたときに、その機器を動かす資格のある
者の指紋情報を記憶しているので、他の者が機器を動か
そうとしてもスタート出来ない。また、ICカードの差
し込みがないのでカードの携帯による紛失を回避するこ
とも出来る。
【0056】図9は、本発明による機器操作権管理シス
テムにおいて、機器の使用許可を出していない者に使用
許可を出す方法例を示した説明図である。具体的な例と
して、ある自動車のオーナーが、その自動車を運転する
権利を他の人に与えるための操作フローを、操作画面を
元に説明する。
【0057】まず、図9の(a)の操作画面で示すよう
に、自動車は他人への運転許可を与える人が、確かにそ
の車のオーナーかどうかの判定をするために、オーナー
にIDカードの挿入を促す。ここで、図示しない指紋等
の生体認証情報の照合により、オーナー本人であること
を確認する。
【0058】次に、図9の(b)に示す操作画面で、他
人に与える運転許可モードを選択する。すなわち、
「1」を選択することで当日のみ、「2」を選択するこ
とで指定日付を指定する。そして、「3」を選択するこ
とで、例えば家族などの永久ライセンスを与える。この
選択の後、図9の(a)と同様な操作画面にて、運転許
可を与えるドライバーのIDカードの挿入を促し、運転
許可の登録を行う。
【0059】図9の(c)の画面は、現在この車に既に
登録されている運転可能ドライバーの一覧を表示したも
のを示す。ここで番号により選択を行うことで、図9の
(d)の操作画面に示すように、運転許可モードの変更
を行うことが出来る。
【0060】図10は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて、生体認証情報の認証の精度を操縦する
機器によって変更するパターンの例を示した説明図であ
る。生体認証情報の認証(照合)は、例えば指紋照合の
方式では、現状、代表的なものとして次の3方式があ
る。 .指紋の稜線の分岐点、端点の位置と方向を照合する
マニーシャア方式。 .に加え、相対的な位置関係を用いるマニーシャア
リレーション方式。データ量と処理負荷が大きいが、警
察庁が犯人を割り出すのに使用している。 .特徴点を含む画像片(チップ)を用いて照合する画
像チップ方式。
【0061】方式としての認証精度は、→→の順
となっている。また、その各々に対して、どれだけサン
プリングするかで照合精度が変化し、サンプリング数を
上げると処理時間がかかる。照合精度の取り方として
は、例えば、特徴点を15箇所くらい選んで、これを順
次照合し、7箇所連続して一致すれば照合作業完とす
る。このように特徴点の数と、照合をどこまでで止める
かで照合精度が決まり、例えば全部照合すると時間もか
かり、逆に本人照合率が低下することもある。
【0062】基本的に、ライセンスの種類により操縦で
きる機器が確実に限定されるのが、目標であり理想であ
るが、上記の問題により認証精度を上げると、処理時間
がかかったり、逆に本人でも認証してくれないという現
象が発生する。操縦する機器の種類によっては、本人認
証のレベルを下げてもよいものがあり、処理速度の向上
やコストの削減に対応することが可能になる。
【0063】図10の表は、操縦する車種とその重要度
とライセンスの資格レベルを示す。重要度はCがもっと
も低く、Aがもっとも重要度が高い。また、資格レベル
はEがもっとも低く、Aがもっとも高くて、高いレベル
のライセンスを持つ者は低いレベルのライセンスの運転
資格も同時に有する。例えば普通免許証をDとし、原動
機付自転車の免許証をEとすると、Dの免許証を持つ者
は原動機付自転車の運転も可能である。
【0064】図10の表において、重要度がCの原動機
付自転車は、その操縦資格レベルも最低のEであるの
で、免許証を持っている者ならほとんどの者が操縦可能
な機器である。そこで生体認証情報の認証も精密にやる
必要がなく、生体認証レベルを最低のレベル「1」とし
てある。
【0065】普通自動車やタクシー、大型車は、車両の
コストも高価で盗難による影響も大きいので、重要度を
Bとする。その中で普通車は一般個人車両であるので、
その資格レベルはD、タクシーは業務車両であるので、
その資格レベルをCとする。この2つは、車両の大きさ
および操縦の難易度は同じであるため、生体認証レベル
は同じとして、原動機付自転車よりも高いレベル「2」
に設定する。
【0066】大型車は、前記2つの車両に比べて大き
く、運転も難易度が高いため、より確実な資格が必要
(資格レベルB)になるということで、生体認証レベル
をさらに高いレベル「3」に設定する。
【0067】そして最後に、緊急自動車は、重要度がA
ともっとも高く、特定の資格者のみが操縦するというこ
とで、資格レベルも最高のAとする。そして盗難が発生
したときの影響がもっとも大きいので、より確実なドラ
イバーの確認を行うために、生体認証レベルを最高の
「4」とする。この場合、緊急車両は緊急出動が必要と
なるため、確実な認証と同時に、有資格者を間違えずに
短時間で確実に認証する必要がある。このため、生体認
証のアルゴリズムもそれに適したものを利用することに
なる。
【0068】図11は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて、ICカードのメモリ機能を利用して、
通行ルートの記録を行う例を示した説明図である。すな
わち、図1に示した前記第1実施形態の機器操作管理シ
ステムを用いて自動車を運転する者が、その走行経路を
自身の記録として、ICカードに保存する方法を示した
説明図である。
【0069】図11の(a)は、ドライバーがたどる経
路を示している。出発点11040 から、道路11030 を通過
して交差点11020 を左折した後、Y字分岐11010 を左折
して、目的地11000 に到着する。この通行経路は、あら
かじめカーナビゲーションシステムにより設定しておく
が、通行時に、交差点11020 の様子を電子カメラで撮影
する(11060 は、この撮影画像を示している)。画像上
に重ねた矢印11070 は、実際に自動車が曲がった方向で
ある。
【0070】図11の(b)は、ドライバーの通行経路
をドライバーのICカードに記録するフォーマットの例
である。通行路を、交差点を主に、いくつかのチェック
ポイント別に分離し、始点座標と終点座標を緯度・経度
で表記し、始点を通過した日付・時刻と、このルートを
通行するのに要した時間とを記載する。さらに、交差点
のマークとなるように、図11の(a)で撮影した画像
のファイル名を添付する。この記録は、走行中に一旦車
載の記憶装置に記録して、最後にICカードにダウンロ
ードするようにしてもよい。
【0071】このような記録を行うことにより、ICカ
ード(特にCPUカード)の守秘性により、改変しない
正確な走行記録を、走行した個人の管理下に置くことが
可能となり、個人的な管理および、例えば同一の車種お
よび外観の自動車が犯罪を起こしたときに、この記録に
より自身が犯罪とは関係ないことを証明することも可能
となる。
【0072】図12は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて適用可能な、ICカードの機能を自動車
の鍵に内蔵した実施形態の例を示す説明図である。
【0073】図12の(a)は、鍵120010にICチップ
120020を内蔵させ、インタフェース端子120030によっ
て、この鍵120010と鍵を挿入する自動車の端末とを接続
するように構成した例である。この場合、免許証とは形
態は異なるが、鍵自身に前述した如くドライバーのID
番号や生体認証情報を入れておくことで、現状と同様の
鍵の使用のみで、ICカードの利用と同様な効果をもた
せることができる。
【0074】図12の(b)は、鍵120011に、図12の
(a)の鍵120010の機能に加えて、さらに指紋センサ12
0040を内蔵させた例である。なお、図12の(b)にお
いて、120021はICチップ、120031はインタフェース端
子である。
【0075】この図12の(b)の例の場合には、鍵12
0011を自動車の鍵穴に挿入し、ひねってエンジンをかけ
るという現在の操作とまったく同じ操作で、前記した実
施形態と同様の効果を得ることができる。ここで、指紋
センサ120040に代替する生体認証情報センサとして、個
人によって微妙に異なる指の荷重分布を情報として検出
するセンサを用いてもよい。また、荷重分布も面方向だ
けではなく、鍵をひねる際の時間軸による荷重変化を生
体認証情報として用いてもよい。鍵を持つ・ひねるとい
う操作を利用することで、指紋センサという高度なセン
サを用いなくても、生体認証情報の認証を行うことが可
能である。
【0076】図13は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて、免許証の種類により運転する車種の限
定を行うパターンを示した説明図である。図13の表の
フォーマットは、図4、図5と同様のためここでの説明
は省略する。
【0077】免許証の種類は練習生、仮免許、本免許、
そしてAT(オートマチック車)限定を示す。例えば、
教習所内でのみの運転を行う練習生は、エンジン始動も
含めてすべて△とする。これは、操作は可能であるが、
助手席に本免許証を有するものが搭乗している条件で運
転が可能ということを示す。助手席に本免許証を有する
ものがいることの証明は、教習専用の車で、運転席と同
様のICカードリーダーを助手席に設置する方法と、図
9で示した運転許可を与えるのと同様に、事前に本免許
証を運転席の端末に差し込んで、認証を行った上で、練
習生に運転許可を与える方法がある。仮免許による運転
許可も同様である。
【0078】本免許は当然すべての自動車の操縦ができ
るが、ここでAT限定免許の者は、そのライセンスの種
類により、AT車の走行は可能であるが、MT車の走行
は不可能となる。具体的には、ギアを入れるとスロット
ルが開かないように、もしくはエンジンストールをする
ような仕掛けとする。ただし、緊急脱出用にスターター
モーターによる走行を可能としたり、5分以内の速度1
0km/h未満の走行のみを可能とするような制御を行
ってもよい。
【0079】図14は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて適用可能な、端末装置へのICカード挿
入時におけるICチップの静電破壊を防止するための、
ICカードの実施形態の例を示した説明図である。
【0080】140060は端末(端末装置)側のICカード
挿入口であり、挿入時にコネクタ140061にて、ICカー
ド側の電極と接続する。ICカード140000は、その芯が
絶縁体で構成され、ICチップ140010が封入されて電極
部のみが表面に露出されている。そして、ICカード14
0000はその周囲を導電体140030が覆っており、導電体と
ICチップの間にはスパーク等が生じないように一定の
間隔があくように、且つ、導電体とICチップとの間に
スパークが飛ぶような空間が存在せず、必ず絶縁体がさ
えぎる形で入るように絶縁体140020の形状が設定されて
いる。
【0081】ICカード140000を利用者が持つと、導電
体140030は人体を通じてアースされる(140040)。IC
カードを端末に挿入するときに、特に自動車等の場合
は、アースに相当する路面との間がゴムタイヤで絶縁さ
れているため、帯電した自動車と挿入したICカードと
の間(140070)にスパークが生じる。このスパークがI
Cチップ140010に流れ込まないように、導電体140030を
通して人体経由でアースさせることで、端末とICカー
ドの電位を等しくする。また、端末内のICカードスロ
ットには導電ブラシ140050を設け、特にICカードの端
子表面の除電や埃の清掃等を行う。これにより、特に自
動車特有の高電圧静電気によるICカード(ICチッ
プ)の破損を防止することができる。
【0082】図15は、本発明による機器操作権管理シ
ステムにおいて適用可能な、端末(端末装置)とICカ
ード間の情報の守秘を行う実施形態の例を示した説明図
である。
【0083】端末150000(端末装置)とICカード1501
00の間の情報は、例えば図14に示した接点をモニター
することで、傍受が可能である。さらに傍受した信号を
解析することで、この接点から擬似的な信号を入力し
て、ICカード記載事項の改変を行うこともできる。
【0084】そこで、図15に示した本例では、ICカ
ード150100のICチップに、CPU内蔵チップを用い、
端末150000との間の信号の授受を暗号化した信号で行
う。端末150000側には、ICカードに内蔵したチップと
同等の機能を持つCPU内蔵チップ150010、もしくは、
専用アプリケーション150020があり、ICカードとの通
信をこれらのチップもしくはアプリケーション経由にて
行う。ICカード150100に内蔵のICチップと、端末15
0000側のICチップもしくはアプリケーションは同じ方
式による暗号化・復号化機能を有し、ICカード150100
の情報の読み出し、書き換え等のコマンドおよび情報の
傍受、並びにこれらに基づく改変や偽造を、確実に防止
する。免許証番号や氏名等、通常の免許証の記載事項と
同等で、秘密にする必要のない情報は、スルー経路1500
30を通して読み出すことができる。この場合は、例えば
電子マネーの残高表示機と同様に、ごく簡単な構造の端
末で情報の表示を行うことができる。また、暗号処理を
行わなくても、CPUチップの使用により、ICカード
への書き込みアクセスに特定のコマンドを使用すること
が可能となり、簡便に誤操作や破壊を防止することが可
能となる。
【0085】以上、本発明を主として図示した実施形態
によって説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱し
ない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもな
く、例えば、ICカードとして接触式で情報を授受する
もの以外にも、ICカードに至近距離間での無線送受信
が可能な機能を具備させて、非接触で情報を授受するタ
イプのものを用いることも可能である。この場合、本発
明のICチップの機能を、携帯電話や腕時計などの携帯
機器に内蔵させることも可能である。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、機器を操
作するライセンスとその所有者が同一であることを認証
することで、確実な機器操作者の管理を行うことが出来
る。また、操作の違反を行った場合の操作制限も、時間
軸に沿った木目細かい処理を行うことが出来、より実質
に沿った処置をすることが出来る。また、ライセンスの
レベルにより、機器操作の制限を細かく設定することが
出来、確実な機器操作者の管理と誤操作を防止すること
が可能となる。さらに、CPUカードを用いることで、
物理的な破壊以外のソフトウェアによるカードの破壊を
防止しつつ、暗号処理の必要のないデータの簡単な読み
出しを可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る機器操作権管理シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る機器操作権管理シ
ステムにおける、自動車の操縦席近傍へのシステム配置
の1例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る機器操作権管理シ
ステムにおいて用いる、ICカードの内部構成の1例を
示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る機器操作権管理シ
ステムにおける、違反時の罰則処理パターンの1例を表
で示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る機器操作権管理シ
ステムにおける、ライセンス種類による動作モードの規
定の1例を表で示した説明図である。
【図6】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、機器を運転する際の操作手順の第1例を示すフロー
チャート図である。
【図7】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、機器を運転する際の操作手順の第2例および第3例
を示すフローチャート図である。
【図8】本発明による機器操作権管理システムにおいて
適用可能な、ICカードリーダおよび生体認証情報リー
ダを具備してなる、機器の起動を行うためのリモコンの
実施形態の例を示した説明図である。
【図9】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、機器の使用許可を出していない者に使用許可を出す
方法例を示した説明図である。
【図10】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、生体認証情報の認証の精度を操縦する機器によって
変更するパターンの例を示した説明図である。
【図11】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、ICカードのメモリ機能を利用して、通行ルートの
記録を行う例を示した説明図である。
【図12】本発明による機器操作権管理システムにおい
て適用可能な、ICカードの機能を自動車の鍵に内蔵し
た実施形態の例を示す説明図である。
【図13】本発明による機器操作権管理システムにおい
て、免許証の種類により運転する車種の限定を行うパタ
ーンを示した説明図である。
【図14】本発明による機器操作権管理システムにおい
て適用可能な、端末装置へのICカード挿入時における
ICチップの静電破壊を防止するための、ICカードの
実施形態の例を示した説明図である。
【図15】本発明による機器操作権管理システムにおい
て適用可能な、端末(端末装置)とICカード間の情報
の守秘を行う実施形態の例を示した説明図である。
【符号の説明】
10010 ICカードリーダ 10020 生体認証情報リーダ 10030 記憶装置 10040 ライセンス管理装置 10060 車両制御装置 10070 エンジン制御装置 10080 スピード制御装置 10090 ブレーキ制御装置 20000 コックピット 20010 網膜・虹彩センサ 20020 ICカード挿入口 20030 指紋読み取り部兼エンジン始動ボタン 20040 料金自動支払いシステム 20050 記憶装置 30000 ICカード 30005 ICチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 7/08 G07F 7/08 A (72)発明者 松本 健司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 2C005 MA25 MB01 MB03 MB08 QA01 SA02 SA05 SA15 3E044 AA20 BA04 CA06 CA10 DA05 5B035 AA14 BB09 BC03 CA11 5B043 AA04 AA09 BA02 FA04 GA01 5B058 KA38 YA13

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を取り扱う権利を表示する許可表示
    手段と、機器の動作可否を制御する機器制御手段とを具
    備した機器操作権管理システムにおいて、 前記許可表示手段に記載されている権利者と、機器を操
    作する操作者との一致を、操作者の生体認証情報を用い
    て確認することを特徴とする機器操作権管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機器操作権管理システ
    ムにおいて、 前記許可表示手段は、メモリもしくはCPUを有するI
    Cチップを搭載していることを特徴とする機器操作権管
    理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2に記載の機器操作権
    管理システムにおいて、 前記生体認証情報は、指紋情報であることを特徴とする
    機器操作権管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の機器操作権管理システ
    ムにおいて、 前記生体認証情報を検出するセンサを、機器を最初に作
    動させるスイッチ上に設けたことを特徴とする機器操作
    権管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2に記載の機器操作権
    管理システムにおいて、 前記生体認証情報は、網膜もしくは虹彩形状を示す情報
    であることを特徴とする機器操作権管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の機器操作権管理システ
    ムにおいて、 前記生体認証情報を検出するセンサを、機器のステータ
    ス情報を表示するパネルに設置することを特徴とする機
    器操作権管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1もしくは2に記載の機器操作権
    管理システムにおいて、 操作機器内に、前記許可表示手段の読み取り装置と、前
    記生体認証情報を検出するセンサとを設置することを特
    徴とする機器操作権管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項1もしくは2に記載の機器操作権
    管理システムにおいて、 操作機器とは別体の携帯端末装置に、前記許可表示手段
    の読み取り装置と、前記生体認証情報を検出するセンサ
    とを設置することを特徴とする機器操作権管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項1もしくは2に記載の機器操作権
    管理システムにおいて、 操作機器内に、前記生体認証情報を記憶する記憶装置を
    有することを特徴とする機器操作権管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の機器操作権管理シス
    テムにおいて、 前記許可表示手段に搭載したICチップに、前記生体認
    証情報を記憶することを特徴とする機器操作権管理シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 記憶している前記生体認証情報は複数種であり、操作す
    る機器が、照合に使用する前記生体認証情報をそれぞれ
    自由に選択可能であることを特徴とする機器操作権管理
    システム。
  12. 【請求項12】 請求項1もしくは2に記載の機器操作
    権管理システムにおいて、 前記生体認証情報の認証精度を、操作する機器の種類に
    応じて変化させることを特徴とする機器操作権管理シス
    テム。
  13. 【請求項13】 請求項1もしくは2に記載の機器操作
    権管理システムにおいて、 前記生体認証情報の認証を、機器の起動前毎に行うこと
    を特徴とする機器操作権管理システム。
  14. 【請求項14】 請求項1もしくは2に記載の機器操作
    権管理システムにおいて、 前記生体認証情報の認証を、機器の起動後に一定時間間
    隔で行うことを特徴とする機器操作権管理システム。
  15. 【請求項15】 請求項1もしくは2に記載の機器操作
    権管理システムにおいて、 前記生体認証情報の認証を、機器に搭乗する扉の開閉時
    毎に行うことを特徴とする機器操作権管理システム。
  16. 【請求項16】 請求項1もしくは2に記載の機器操作
    権管理システムにおいて、 前記生体認証情報の認証を、機器の動作終了時毎に行う
    ことを特徴とする機器操作権管理システム。
  17. 【請求項17】 機器を取り扱う権利を表示する許可表
    示手段と、機器の動作可否を制御する機器制御手段とを
    具備した機器操作権管理システムにおいて、 機器の操作許可を得ている者に発行した前記許可表示手
    段に記載されているID番号を、少なくとも1つ以上記
    憶する記憶装置を有することを特徴とする機器操作権管
    理システム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 前記許可表示手段は紙等の非電子手段により構成され、
    前記ID番号は該許可表示手段上に光学的に読み取り可
    能な形態で記載されており、前記機器制御手段は、前記
    許可表示手段に記載されたID番号を読み取る読み取り
    手段を有することを特徴とする機器操作権管理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 請求項17もしくは18に記載の機器
    操作権管理システムにおいて、 前記許可表示手段に記載されたID番号が、前記機器制
    御手段内の記憶装置に記憶されているID番号と一致し
    ない限り、機器の操作を不可能とすることを特徴とする
    機器操作権管理システム。
  20. 【請求項20】 請求項17から19の何れか1つに記
    載の機器操作権管理システムにおいて、 前記機器制御手段内の記憶装置に記憶されているID番
    号と一致したID番号の前記許可表示手段を有する者
    に、前記記憶装置に新たなID番号を追加もしくは変更
    もしくは削除する手順の操作許可を与えることを特徴と
    する機器操作権管理システム。
  21. 【請求項21】 機器を取り扱う権利を表示する許可表
    示手段と、機器の動作可否を制御する機器制御手段とを
    具備した機器操作権管理システムにおいて、 前記許可表示手段に記載されている操作可能機器情報を
    読み取る読み取り手段を有し、前記機器制御手段は、前
    記許可表示手段に記載されている前記操作可能機器情報
    が自身の機器と一致しているかの判断を行い、一致して
    いれば機器の操作を可能とすることを特徴とする機器操
    作権管理システム。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 前記許可表示手段は紙等の非電子手段により構成され、
    前記操作可能機器情報は該許可表示手段上に光学的に読
    み取り可能な形態で記載されており、前記機器制御手段
    は、前記許可表示手段に記載された操作可能機器情報を
    読み取る光学的読み取り手段を有することを特徴とする
    機器操作権管理システム。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 前記操作可能機器情報に従って、機器の操作可能範囲を
    変更することを特徴とする機器操作権管理システム。
  24. 【請求項24】 請求項2に記載の機器操作権管理シス
    テムにおいて、 前記許可表示手段に搭載したICチップは、複数のアプ
    リケーションの実行が可能なCPUカードであることを
    特徴とする機器操作権管理システム。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 前記CPUカードは、電子マネー機能を含むカードであ
    ることを特徴とする機器操作権管理システム。
  26. 【請求項26】 請求項2もしくは24に記載の機器操
    作権管理システムにおいて、 前記許可表示手段に搭載したICチップは、機器が搭乗
    および移動可能な機器である場合に、機器の移動に伴う
    位置や、該位置に到達した時刻等の情報を記録すること
    が可能であることを特徴とする機器操作権管理システ
    ム。
  27. 【請求項27】 請求項2もしくは24に記載の機器操
    作権管理システムにおいて、 機器の使用におけるルール違反等に対する罰則として、
    機器の使用制限を行うことを特徴とする機器操作権管理
    システム。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の機器操作権管理シ
    ステムにおいて、 前記罰則は機器操作の一定期間の禁止を含み、時間軸に
    沿って、機器の使用許可および使用禁止の設定を複数回
    設定することが可能であることを特徴とする機器操作権
    管理システム。
  29. 【請求項29】 請求項27もしくは28に記載の機器
    操作権管理システムにおいて、 前記罰則は機器操作における機能の制限を含み、時間軸
    に沿って、機器の使用許可および禁止を含めて、機器の
    使用機能制限を複数回にわたって設定することが可能で
    あることを特徴とする機器操作権管理システム。
  30. 【請求項30】 請求項27から29の何れか1つに記
    載の機器操作権管理システムにおいて、 前記罰則施行時期を管理する時計は、保証された時刻情
    報以外の情報により、機器の使用者が改変することを不
    可能とすることを特徴とする機器操作権管理システム。
  31. 【請求項31】 機器操作許可情報を有するICチップ
    であって、 該ICチップには、機器操作許可を有するICカードの
    所有者のID番号および操作可能機器情報が記載されて
    いることを特徴とするICチップ。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のICチップにおい
    て、 前記ICチップには、機器操作許可を有するICカード
    の所有者の指紋や網膜・虹彩等の生体認証情報が記載さ
    れていることを特徴とするICチップ。
  33. 【請求項33】 請求項31に記載のICチップにおい
    て、 前記ICチップには、電子マネー機能も併せて含むこと
    を特徴とするICチップ。
  34. 【請求項34】 請求項31に記載のICチップにおい
    て、 前記ICチップには、機器が搭乗および移動可能な機器
    である場合に、機器の移動に伴う位置や、該位置に到達
    した時刻等の情報が記録されることを特徴とするICチ
    ップ。
  35. 【請求項35】 請求項31に記載のICチップにおい
    て、 前記ICチップには、機器の使用におけるルール違反等
    に対する罰則として、機器操作の一定期間の禁止を含
    み、時間軸に沿って、機器の使用許可および使用禁止の
    設定を複数回設定することが可能な情報を含むことを特
    徴とするICチップ。
  36. 【請求項36】 請求項31に記載のICチップにおい
    て、 ICチップには、機器の使用におけるルール違反等に対
    する罰則として、機能の制限を含み、時間軸に沿って機
    器の使用許可および禁止を含めて、機器の使用機能制限
    を複数回にわたって設定することが可能な情報を含むこ
    とを特徴とするICチップ。
  37. 【請求項37】 請求項31から36の何れか1つに記
    載のICチップにおいて、 前記ICチップは、ICカード内のICチップであるこ
    とを特徴とするICチップ。
  38. 【請求項38】 請求項31から36の何れか1つに記
    載のICチップにおいて、 前記ICチップは、機器を始動する鍵に内蔵されること
    を特徴とするICチップ。
  39. 【請求項39】 請求項31から36の何れか1つに記
    載のICチップにおいて、 前記ICチップには、前記罰則施行時期を管理する時計
    を内蔵し、この時計は保証された時刻情報以外の情報に
    より、機器の使用者が改変することを不可能とすること
    を特徴とするICチップ。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載のICチップにおい
    て、 前記時計を駆動する電池の寿命は、機器操作許可の期限
    と略等しい寿命であることを特徴とするICチップ。
  41. 【請求項41】 機器を取り扱う権利を表示する許可表
    示手段に記載した情報を読み取る読み取り手段と、機器
    の動作可否を制御する機器制御手段とを具備した機器操
    作権管理端末において、 機器の操作許可を得ている者に発行した前記許可表示手
    段に記載されているID番号を少なくとも1つ以上記憶
    する記憶装置を有することを特徴とする機器操作権管理
    端末。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載の機器操作権管理端
    末において、 前記機器操作権管理端末内の前記記憶装置に記憶されて
    いるID番号と一致したID番号の前記許可表示手段を
    有する者に、前記記憶装置に新たなID番号を追加もし
    くは変更もしくは削除する手順の操作許可を与えること
    を特徴とする機器操作権管理端末。
  43. 【請求項43】 半導体メモリもしくはCPUで構成さ
    れたICチップを内蔵したICチップケースであって、 ICカード内の前記ICチップは電気的な接点部分を除
    いて絶縁体にて封印されており、前記ICチップの電気
    的な接点の露出部のみを除くように、前記絶縁体の外面
    全体を導電体で覆った形状で構成されることを特徴とす
    るICチップケース。
  44. 【請求項44】 請求項43記載のICチップケースに
    おいて、 前記ICチップの電気的な接点の露出部と、前記導電体
    を結ぶ直線の間には、前記絶縁体が必ず存在することを
    特徴とするICチップケース。
  45. 【請求項45】 半導体メモリもしくはCPUで構成さ
    れたICチップを内蔵する、機器を取り扱う権利を表示
    する許可表示手段と、該表示許可手段と接続可能なイン
    タフェースを有する、機器の動作可否を制御する機器制
    御手段とを具備した機器操作権管理システムにおいて、 前記ICチップは、情報の暗号化・復号化を行う機能を
    有し、前記インタフェースには、前記ICチップと同等
    の機能を有するICチップもしくはアプリケーションソ
    フトウェアを搭載し、前記許可表示手段に内蔵したIC
    チップと、前記インタフェースとの間の通信を、暗号化
    された信号により行うことを特徴とする機器操作権管理
    システム。
JP12239599A 1999-04-28 1999-04-28 機器操作権管理システム Expired - Fee Related JP4205250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12239599A JP4205250B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 機器操作権管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12239599A JP4205250B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 機器操作権管理システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007134033A Division JP4459980B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 Icチップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000311220A true JP2000311220A (ja) 2000-11-07
JP4205250B2 JP4205250B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=14834742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12239599A Expired - Fee Related JP4205250B2 (ja) 1999-04-28 1999-04-28 機器操作権管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4205250B2 (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207705A (ja) * 2000-10-13 2002-07-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> アクセス制御のための無線通信でのバイオメトリックベースの認証の方法
JP2002288670A (ja) * 2001-03-22 2002-10-04 Honda Motor Co Ltd 顔画像を使用した個人認証装置
KR20030006051A (ko) * 2001-07-11 2003-01-23 현대자동차주식회사 지능형 운전자 인식시스템 및 그 제어방법
JP2003058204A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Komatsu Ltd 作業機械の制御装置
JP2004164197A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Erc:Kk 飲酒運転を防止するための業務管理システム
WO2004050437A1 (ja) * 2002-12-04 2004-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 認証装置、電子運転免許証および認証システム
KR100505187B1 (ko) * 2001-08-08 2005-08-04 오므론 가부시키가이샤 인증장치, 인증방법 및 인물 등록방법
JP2005527005A (ja) * 2001-06-29 2005-09-08 ヒューレット・パッカード・カンパニー 人が装着するためのセキュリティバッジ
JP2005242858A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Omron Corp 包装体および包装方法、情報処理装置および方法、プログラム、並びに情報処理システム
WO2006003752A1 (en) 2004-06-30 2006-01-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anti-theft device for vehicle
US7142089B2 (en) 2001-03-13 2006-11-28 Junichi Yamagishi Vehicle management system
CN100351122C (zh) * 2002-12-04 2007-11-28 松下电器产业株式会社 认证装置、电子驾驶执照和认证系统
JP2008250996A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Kansai Electric Power Co Inc:The 個人認証システム
JP2008310454A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Toyota Industries Corp 不適格者操縦抑制システム及び不適格者操縦抑制方法
JP2008310691A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Internatl Currency Technologies Corp 写真付証明書の識別方法
JP2009245078A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 出入車管理システム
US7623970B2 (en) 2001-04-17 2009-11-24 Panasonic Corporation Personal authentication method and device
JP2010118069A (ja) * 2002-07-12 2010-05-27 Privaris Inc 旅行特権割当ておよび検証用個人認証ソフトウェアおよびシステム
JP2010129012A (ja) * 2008-11-30 2010-06-10 Fujitsu Frontech Ltd カード処理装置、方法およびプログラム
US7752058B2 (en) 2000-11-30 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Portable terminal and health management method and system using portable terminal
JP2012033026A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Yazaki Corp 運行記録制御方法、車両運行記録装置及び運行記録プログラム
JP2013125522A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Nec Corp 認証システムおよび認証方法
CN103693012A (zh) * 2013-12-23 2014-04-02 杭州电子科技大学 一种汽车防盗系统
CN104462926A (zh) * 2014-12-23 2015-03-25 大唐微电子技术有限公司 一种智能卡身份识别方法及系统
JP2015156129A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 トーヨーアルファネット株式会社 自動車教習所システム
JP2016040746A (ja) * 2015-12-28 2016-03-24 日本電気株式会社 認証システムおよび認証方法
JP2021182394A (ja) * 2019-11-05 2021-11-25 ブレイニー株式会社 集積回路
WO2023007768A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP7397395B2 (ja) 2019-07-05 2023-12-13 三菱自動車工業株式会社 車両管理システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6527335B2 (ja) * 2015-01-14 2019-06-05 本田技研工業株式会社 自動運転車両

Cited By (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002207705A (ja) * 2000-10-13 2002-07-26 Internatl Business Mach Corp <Ibm> アクセス制御のための無線通信でのバイオメトリックベースの認証の方法
US7752058B2 (en) 2000-11-30 2010-07-06 Canon Kabushiki Kaisha Portable terminal and health management method and system using portable terminal
US7142089B2 (en) 2001-03-13 2006-11-28 Junichi Yamagishi Vehicle management system
JP2002288670A (ja) * 2001-03-22 2002-10-04 Honda Motor Co Ltd 顔画像を使用した個人認証装置
JP4675492B2 (ja) * 2001-03-22 2011-04-20 本田技研工業株式会社 顔画像を使用した個人認証装置
US7623970B2 (en) 2001-04-17 2009-11-24 Panasonic Corporation Personal authentication method and device
JP2005527005A (ja) * 2001-06-29 2005-09-08 ヒューレット・パッカード・カンパニー 人が装着するためのセキュリティバッジ
KR20030006051A (ko) * 2001-07-11 2003-01-23 현대자동차주식회사 지능형 운전자 인식시스템 및 그 제어방법
KR100505187B1 (ko) * 2001-08-08 2005-08-04 오므론 가부시키가이샤 인증장치, 인증방법 및 인물 등록방법
JP4559669B2 (ja) * 2001-08-10 2010-10-13 株式会社小松製作所 作業機械の制御装置
JP2003058204A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Komatsu Ltd 作業機械の制御装置
JP2010118069A (ja) * 2002-07-12 2010-05-27 Privaris Inc 旅行特権割当ておよび検証用個人認証ソフトウェアおよびシステム
JP2004164197A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Erc:Kk 飲酒運転を防止するための業務管理システム
WO2004050437A1 (ja) * 2002-12-04 2004-06-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 認証装置、電子運転免許証および認証システム
CN100351122C (zh) * 2002-12-04 2007-11-28 松下电器产业株式会社 认证装置、电子驾驶执照和认证系统
JP2005242858A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Omron Corp 包装体および包装方法、情報処理装置および方法、プログラム、並びに情報処理システム
CN100374330C (zh) * 2004-06-30 2008-03-12 丰田自动车株式会社 车辆防盗器
WO2006003752A1 (en) 2004-06-30 2006-01-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anti-theft device for vehicle
US7916005B2 (en) 2004-06-30 2011-03-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anti-theft device for vehicle
JP2008250996A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Kansai Electric Power Co Inc:The 個人認証システム
JP2008310454A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Toyota Industries Corp 不適格者操縦抑制システム及び不適格者操縦抑制方法
JP2008310691A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Internatl Currency Technologies Corp 写真付証明書の識別方法
JP2009245078A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 出入車管理システム
JP2010129012A (ja) * 2008-11-30 2010-06-10 Fujitsu Frontech Ltd カード処理装置、方法およびプログラム
JP2012033026A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Yazaki Corp 運行記録制御方法、車両運行記録装置及び運行記録プログラム
JP2013125522A (ja) * 2011-12-16 2013-06-24 Nec Corp 認証システムおよび認証方法
CN103693012A (zh) * 2013-12-23 2014-04-02 杭州电子科技大学 一种汽车防盗系统
JP2015156129A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 トーヨーアルファネット株式会社 自動車教習所システム
CN104462926A (zh) * 2014-12-23 2015-03-25 大唐微电子技术有限公司 一种智能卡身份识别方法及系统
JP2016040746A (ja) * 2015-12-28 2016-03-24 日本電気株式会社 認証システムおよび認証方法
JP7397395B2 (ja) 2019-07-05 2023-12-13 三菱自動車工業株式会社 車両管理システム
JP2021182394A (ja) * 2019-11-05 2021-11-25 ブレイニー株式会社 集積回路
JP7160402B2 (ja) 2019-11-05 2022-10-25 ブレイニー株式会社 集積回路
WO2023007768A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4205250B2 (ja) 2009-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4205250B2 (ja) 機器操作権管理システム
US7084736B2 (en) Method for checking the authorization of users
JP4519645B2 (ja) 旅行特権割当ておよび検証用個人認証ソフトウェアおよびシステム
US6310542B1 (en) Cognitive system for a vehicle and its occupants
TW468123B (en) Method and apparatus for automatic gas pump charging cost of gasoline to auto computer using pan technology
US20110200193A1 (en) Method and apparatus for controlling the recharging of electric vehicles and detecting stolen vehicles and vehicular components
US20150046352A1 (en) Apparatus for Detecting Stolen Automotive Components
JP2000127905A (ja) 自動車両を動作可能に解除する方法およびそのためのチップカ―ドおよび車両装置
EP0804354A1 (en) Vehicle security system
JP4914485B2 (ja) 機器操作権管理システムおよび電子機器
JP4459980B2 (ja) Icチップ
JP2008121654A (ja) 自動車の運転免許証と情報カードそしてエンジン始動の制御に関する。
JP2005346388A (ja) 利用者の認証方法、セキュリティシステム、携帯型記憶媒体、及び認証装置
JP2004237842A (ja) 電子運転免許証システムおよび電子運転免許証利用方法
JP2004362153A (ja) 有料道路の通行用定期券及び有料道路の自動料金収受システム
JPH1024682A (ja) ライセンスカード及びライセンスカードを使用する装置
WO2010091484A2 (en) Electronic driving licence with points on smart card
JP2006168561A (ja) 車載装置および車両管理制御システム
JP2003184374A (ja) 運転者チェックシステム、およびその方法
JP3826857B2 (ja) 自動料金収受システムに用いられる車載機
JPS6211694A (ja) 車両運転免許カ−ド装置
JP3639769B2 (ja) 情報発行システム及び情報発行方法
JPS6299239A (ja) 運転免許証および車両起動制御装置
JP3555383B2 (ja) 自動料金収受システムに用いられる車載機及び自動料金収受システムに用いられる車載機の情報記憶方法
SE545029C2 (en) Control unit and method for remotely controlling a tachograph

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081007

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081016

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees