JP2000311027A - 割込み処理回路 - Google Patents

割込み処理回路

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JP2000311027A
JP2000311027A JP11120011A JP12001199A JP2000311027A JP 2000311027 A JP2000311027 A JP 2000311027A JP 11120011 A JP11120011 A JP 11120011A JP 12001199 A JP12001199 A JP 12001199A JP 2000311027 A JP2000311027 A JP 2000311027A
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JP11120011A
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Toshinobu Tsunematsu
寿宣 恒松
Shinichi Shiwachi
真一 志和地
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央処理装置への割込み処理回路に関し、平
常時には中央処理装置に最低速度のクロックを供給して
おり、割込み要求があった時には、割込みの優先度が高
いほど中央処理装置に高速のクロックを供給する割込み
処理回路を提供する。 【解決手段】 発振器の出力と、該発振器の出力から生
成した周波数が該発振器の出力の周波数とは異なり、パ
ルス幅が該発振器の出力のパルス幅に等しい複数の信号
とから、中央処理装置に供給される割込み信号によっ
て、該割込み信号の優先度が高いほど高速の信号を1つ
選択して、該中央処理装置にクロック信号として供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置(通
常、CPUと標記される。)への割込み処理回路に係
り、特に、平常時には中央処理装置に最低速度のクロッ
クを供給しており、割込み要求があった時には、割込み
の優先度が高いほど中央処理装置に高速のクロックを供
給する割込み処理回路に関する。
【0002】元来情報処理装置と呼ばれている装置を初
めとして、通信装置、監視制御装置などあらゆる装置は
中央処理装置を備えるようになっており、それらの装置
の機能のかなりの部分を中央処理装置から出される指
令、制御によって実現している。
【0003】そして、それらの装置の機能は複雑化の一
途を辿っており、更に、求められる処理能力も増加の一
途を辿っており、それらの装置では高速化と大容量化が
必須となるために消費電力も急速に増加している。従っ
て、それらの装置に関して消費電力の低減と放熱対策を
同時に進める必要がある。
【0004】このうち消費電力を低減するために、平常
時には中央処理装置に最低速度のクロックを供給してお
り、割込み要求があった時には、割込みの優先度が高い
ほど緊急の処理が求められるため、割込みの優先度が高
いほど中央処理装置に高速のクロックを供給する割込み
処理回路の実現が強く要請されている。
【0005】
【従来の技術】図14は、従来の割込み処理方式の原理
を示す図である。
【0006】図14において、1aは中央処理装置、2
は該中央処理装置1aのクロック源としての発振器、4
はキー・ボード、表示装置及びプリンタなどの入出力装
置(図ではI/Oと標記している。以降においても同じ
標記法を採用する。)、5はプログラムや固定のデータ
を格納している読み出し専用メモリ(図ではROMと標
記している。以降においても同じ標記法を採用す
る。)、6はプログラムやデータを一次記憶するランダ
ム・アクセス・メモリ(図ではRAMと標記している。
以降においても同じ標記法を採用する。)、7は該中央
処理装置1a、入出力装置4、読み出し専用メモリ5及
びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレスや
データのやりとりを行なうバスである。尚、該中央処理
装置1aのブロック中の“D”はデータ端子を意味し、
“ADR”はアドレス端子を意味し、“CK”はクロッ
ク端子を意味し、“IRQ”は割込み要求端子を意味す
る。
【0007】3aは割込み信号の有無によって該発振器
2の出力を分周するかしないかの選択をして該中央処理
装置1aに供給するクロックの速度を切り換える分周部
である。
【0008】該中央処理装置1aは、平常時には、低い
消費電力で動作するのが望ましい。
【0009】ところで、割込み信号はなんらかの事情に
よって該中央処理装置1aで高速で処理する必要性が生
ずると供給される。従って、割込み信号が供給された時
には該中央処理装置1aを高速で動作させる必要があ
り、該中央処理装置1aに高速のクロックを供給する必
要がある。
【0010】図14の構成において該分周部3aは、平
常時には該中央処理装置1aは該発振器2の出力を分周
して速度を落としたクロックを該中央処理装置1aに供
給し、該中央処理装置1aに割込み信号(図では割込み
要求端子と同じくIRQと標記している。)が供給され
る時には該発振器2の出力を該中央処理装置1aに供給
する。
【0011】これによって、該中央処理装置1aは、平
常時は低消費電力で動作し、割込み信号が供給された時
には高速で割込み要求信号に対応した処理をすることが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の割込み
処理方式においては、割込み優先度が異なる複数の割込
み信号が供給される場合を考慮していない。従って、割
込み優先度が異なる複数の割込み信号が供給される場合
でも、割込み信号が供給されれば一定速度での処理を行
なうしかなく、より一層の低消費電力化は不可能であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】中央処理装置には、割込
み優先度が異なる複数の割込み信号が供給されることが
多く、割込み優先度が低ければ比較的低速な処理が許容
され、割込み優先度が高いほど高速な処理が要求され
る。
【0014】従って、割込み優先度によって中央処理装
置に供給するクロックの速度を可変にすることによっ
て、割込み優先度に対応して処理を必要な程度に高速化
し、平常時には消費電力を低減することが可能になる。
【0015】図1は、本発明の割込み処理方式の原理を
示す図で、上記の考え方に沿って中央処理装置に供給す
るクロックの速度を可変にするものである。
【0016】図1において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバスである。
【0017】図1の構成における割込み処理回路3は、
割込み優先度が異なる複数の割込み信号を全て独立に扱
い、割込み優先度が高いほど高速のクロックを該中央処
理装置1に供給し、割込み信号が供給されていない時即
ち平常時には最低速度のクロックを該中央処理装置1に
供給する。
【0018】これによって、割込み優先度に応じた速度
のクロックを該中央処理装置1に供給することが可能に
なり、図14の構成と図1の構成における最高速クロッ
クと最低速クロックの速度が同じであるとすれば、割込
み信号の有無によって高速クロックと低速クロックを選
択する図14の従来の割込み処理方式に比較して、図1
の本発明の割込み方式においては低消費電力で該中央処
理装置1を動作させることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第一の実施の形
態で、4つの割込み優先度に対応する割込み状態と1つ
の平常状態を想定した構成を示したものである。
【0020】図2において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバスである。
【0021】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1(図では簡略な表示のために1/2とだ
け標記している。以降も同様に標記する。)、1/4分
周回路31−2(図では簡略な表示のために1/4とだ
け標記している。以降も同様に標記する。)、1/8分
周回路31−3(図では簡略な表示のために1/8とだ
け標記している。以降も同様に標記する。)、1/16
分周回路31−4(図では簡略な表示のために1/16
とだけ標記している。以降も同様に標記する。)、論理
積回路32−1乃至32−4、一方の入力端子が非反転
入力端子であり、もう一方の入力端子が反転入力端子で
ある論理和回路33−1乃至33−5、出力反転の論理
和回路34及び論理積回路35によって構成される。
【0022】図1の構成では、該発振器2の出力を該論
理和回路33−1の非反転入力端子、該論理積回路32
−1の一方の入力端子、該1/2分周回路31−1、該
1/4分周回路31−2、該1/8分周回路31−3及
び該1/16分周回路31−4に供給し、該1/2分周
回路31−1の出力を該論理積回路32−1のもう一方
の入力端子に供給し、該論理積回路32−1の出力を該
論理積回路32−2の一方の入力端子と該論理和回路3
3−2の非反転入力端子に供給し、該論理積回路32−
2のもう一方の入力端子には該1/4分周回路31−2
の出力を供給し、該論理積回路32−2の出力を該論理
積回路32−3の一方の入力端子と該論理和回路33−
3の非反転入力端子に供給し、該論理積回路32−3の
もう一方の入力端子には該1/8分周回路31−3の出
力を供給し、該論理積回路32−3の出力を該論理積回
路32−4の一方の入力端子と該論理和回路33−4の
非反転入力端子に供給し、該論理積回路32−4のもう
一方の入力端子には該1/16分周回路31−4の出力
を供給し、該論理積回路32−4の出力を該論理和回路
33−5の非反転入力端子に供給し、該論理和回路33
−1の反転入力端子には最高優先度の割込み信号IRQ
1を供給し、該論理和回路33−2の反転入力端子には
2番目の優先度の割込み信号IRQ2を供給し、該論理
和回路33−3の反転入力端子には3番目の優先度の割
込み信号IRQ3を供給し、該論理和回路33−4の反
転入力端子には4番目の優先度の割込み信号IRQ4を
供給し、該論理和回路34の入力端子に全ての優先度の
割込み信号IRQ1乃至IRQ4を供給できるように
し、該論理和回路33−1乃至33−5の出力を該論理
積回路35に供給し、該論理積回路35の出力を該中央
処理装置1のクロック端子に供給する。
【0023】尚、1/2分周回路の構成とタイムチャー
トを図13に示す。
【0024】図13(イ)において、箱で示しているも
のはフリップ・フロップである。そして、該フリップ・
フロップのクロック端子(CKと標記している。)にク
ロック信号(これも同じくCKと標記している。)を供
給し、該フリップ・フロップの反転出力端子(XQと標
記している。)からデータ端子(Dと標記している。)
に帰還をかけ、該フリップ・フロップの非反転出力端子
(Qと標記している。)から出力をとる。尚、該フリッ
プ・フロップのリセット端子(Rと標記している。)に
はパワー・オン・リセット信号(PORと標記してい
る。)を供給する。
【0025】図13(イ)のフリップ・フロップはパワ
ー・オン・リセット信号によって出力の論理レベルが初
期化される。即ち、初期状態では反転出力端子の論理レ
ベルは“1”になっている。
【0026】この状態でクロック信号が入力されるの
で、非反転出力端子の論理レベルが“1”に上がり、反
転出力端子の論理レベルが“0”に下がり、データ端子
の論理レベルも“0”に下がる。
【0027】しかし、この時にはクロックの立ち上がり
が終了して平坦になっているためにデータ端子の論理レ
ベル“0”を読むことができない。従って、非反転出力
端子の論理レベルは“1”を保持する。
【0028】次のクロックの立ち上がりが入力される
と、データ端子の論理レベル“0”を読むことができ、
非反転出力端子の論理レベルが“0”に下がり、反転出
力端子の論理レベルは“1”に上がり、データ端子の論
理レベルも“1”に上がる。
【0029】しかし、この時にはクロックの立ち上がり
が終了して平坦になっているためにデータ端子の論理レ
ベル“1”を読むことができない。従って、非反転出力
端子の論理レベルは“0”を保持する。
【0030】上記の如き動作の繰り返しで、図13
(イ)の構成によって図13(ロ)のタイムチャートの
如くクロック周波数を1/2に分周することができる。
尚、上記説明においては、説明を簡単にするために、入
力されるクロック信号と1/2分周された出力の位相差
については無視している。
【0031】1/4分周回路、1/8分周回路、1/1
6分周回路は上記構成を縦続接続することで実現でき
る。
【0032】1/4分周回路についてだけ説明すると、
上記1/2分周回路を2段縦続接続し、前段の1/2分
周回路によってクロック周波数を1/2に分周し、該前
段の1/2分周回路の出力を2段目の1/2分周回路の
クロック端子に供給し、該2段目の1/2分周回路の出
力端子から出力をとれば、上記動作を2回行なうことに
よってクロック周波数を1/4に分周することができ
る。
【0033】図3は、図2の構成のタイムチャートであ
る。
【0034】以降、図2と図3を参照しながら図2の構
成の動作について説明する。
【0035】図2の発振器2の出力に対して、上記の如
き動作で分周を行なうので、図2の1/2分周回路、1
/4分周回路、1/8分周回路及び1/16分周回路の
出力は図3の“1/2分周回路の出力”、“1/4分周
回路の出力”、“1/8分周回路の出力”及び“1/1
6分周回路の出力”に示す如くなる。
【0036】図2の構成において、該1/2分周回路3
1−1の出力と該発振器2の出力の論理積をとるので、
図2の論理積回路32−1の出力は該発振器2の出力の
パルスを1つおきにとった波形、即ち、該発振器2の出
力の1/2の周波数で、パルス幅が該発振器2の出力の
パルスと同じ波形になる。これを、図3の“論理積回路
32−1の出力”に示す。
【0037】図2の構成において、該論理積回路32−
1の出力と該1/4分周回路31−2の出力の論理積を
とるので、図2の該論理積回路32−2の出力は該発振
器2の出力のパルスを3つおきにとった波形、即ち、該
発振器2の出力の1/4の周波数で、パルス幅が該発振
器2の出力のパルスと同じ波形になる。これを、図3の
“論理積回路32−2の出力”に示す。
【0038】図2の構成において、該論理積回路32−
2の出力と該1/8分周回路31−3の出力の論理積を
とるので、図2の論理積回路32−3の出力は該発振器
2の出力のパルスを7つおきにとった波形、即ち、該発
振器2の出力の1/8の周波数で、パルス幅が該発振器
2の出力のパルスと同じ波形になる。これを、図3の
“論理積回路32−3の出力”に示す。
【0039】図2の構成において、該論理積回路32−
3の出力と該1/16分周回路31−4の出力の論理積
をとるので、図2の論理積回路32−4の出力は該発振
器2の出力のパルスを15おきにとった波形、即ち、該
発振器2の出力の1/16の周波数で、パルス幅が該発
振器2の出力のパルスと同じ波形になる。これを、図3
の“論理積回路32−4の出力”に示す。
【0040】該発振器2の出力が図2の該論理和回路3
3−1の非反転入力端子に供給され、該論理積回路32
−1の出力が図2の論理和回路33−2の非反転入力端
子に供給され、該論理積回路32−2の出力が図2の論
理和回路33−3の非反転入力端子に供給され、該論理
積回路32−3の出力が図2の論理和回路33−4の非
反転入力端子に供給され、該論理和回路33−1乃至3
3−4の出力と該論理積回路32−4の出力が図2の論
理積回路35に供給されている。
【0041】もし、割込み信号IRQ1、IRQ2、I
RQ3及びIRQ4が“0”の時(この時には割込み要
求が供給されていない。)には、該論理和回路33−1
乃至33−4の出力の論理レベルは全て“1”であるか
ら、該発振器2、該論理積回路32−1乃至32−3の
出力はマスクされる。
【0042】この時、該論理和回路34の全ての入力端
子には論理レベル“0”が供給されているので、該論理
和回路34の出力の論理レベルは“1”となり、該論理
和回路33−5の出力は該論理積回路32−4の出力に
等しくなる。
【0043】従って、図2の中央処理装置1には、図3
の“CPUのCK”におけるAの領域に示す如く、発振
器の出力の1/16の周波数でパルス幅が発振器の出力
におけるパルス幅と等しい波形がクロック信号として供
給される。
【0044】次に、割込み信号IRQ1、IRQ2、I
RQ4が“0”で、割込み信号IRQ3が“1”の時
(この時には割込み信号IRQ3だけが供給されてい
る。)には、該論理和回路33−1、33−2、33−
4及び33−5の出力の論理レベルは“1”であるか
ら、該論理積回路35の出力は該論理和回路33−3の
出力に等しくなる。
【0045】該論理和回路33−3の反転入力端子には
論理レベル“1”の割込み信号IRQ3が供給されてい
るので、該論理和回路33−3の出力は上記論理積回路
32−2の出力に等しくなる。
【0046】従って、図2の中央処理装置1には、図3
の“CPUのCK”におけるBの領域に示す如く、発振
器の出力の1/4の周波数でパルス幅が発振器の出力に
おけるパルス幅と等しい波形がクロック信号として供給
される。
【0047】又、割込み信号IRQ1、IRQ3、IR
Q4が“0”で、割込み信号IRQ2が“1”の時(こ
の時には割込み信号IRQ2だけが供給されている。)
には、該論理和回路33−1、33−3、33−4及び
33−5の出力の論理レベルは“1”であるから、該論
理積回路35の出力は該論理和回路33−2の出力に等
しくなる。
【0048】該論理和回路33−2の反転入力端子には
論理レベル“1”の割込み信号IRQ2が供給されてい
るので、該論理和回路33−2の出力は上記論理積回路
32−1の出力に等しくなる。
【0049】従って、図2の中央処理装置1には、図3
の“CPUのCK”におけるCの領域に示す如く、発振
器の出力の1/2の周波数でパルス幅が発振器の出力に
おけるパルス幅と等しい波形がクロック信号として供給
される。
【0050】更に、割込み信号IRQ1、IRQ3、I
RQ4が“0”で、割込み信号IRQ1が“1”の時
(この時には割込み信号IRQ1だけが供給されてい
る。)には、該論理和回路33−2、33−3、33−
4及び33−5の出力の論理レベルは“1”であるか
ら、該論理積回路35の出力は該論理和回路33−1の
出力に等しくなる。
【0051】該論理和回路33−1の反転入力端子には
論理レベル“1”の割込み信号IRQ1が供給されてい
るので、該論理和回路33−1の出力は上記発振器2の
出力に等しくなる。
【0052】従って、図2の中央処理装置1には、図3
の“CPUのCK”におけるDの領域に示す如く、発振
器の出力に等しい波形がクロック信号として供給され
る。
【0053】上記の如く、図2の構成によって、最高優
先度の割込み信号が供給される時には最高速度のクロッ
ク信号が中央処理装置1に供給され、優先度が下がるほ
ど低い速度のクロック信号が該中央処理装置1に供給さ
れ、平常時には最低速度のクロック信号が該中央処理装
置1に供給される。
【0054】これにより、図2の構成によれば、図14
の構成と図2の構成における最高速クロックと最低速ク
ロックの速度が各々同じだとすれば、割込み信号の有無
によって高速クロックと低速クロックを選択する図14
の従来の割込み処理方式に比較して、図2の構成におい
ては低消費電力で該中央処理装置1を動作させることが
可能になる。
【0055】ところで、図2の構成では4つの割込み状
態と1つの平常状態の計5つの状態があることを前提に
しているので、発振器の出力、発振器の出力の1/2の
周波数で発振器出力と同じパルス幅の信号、発振器の出
力の1/4の周波数で発振器出力と同じパルス幅の信
号、発振器の出力の1/8の周波数で発振器出力と同じ
パルス幅の信号、発振器の出力の1/16の周波数で発
振器出力と同じパルス幅の信号の5種類のクロック信号
を準備している。
【0056】このように2の巾乗分の1の周波数を適用
する場合、一般に、nを2以上の整数として(n−1)
の割込み状態と1つの平常状態の計nの状態がある場合
には、発振器の出力、発振器の出力の1/2の周波数で
発振器出力と同じパルス幅の信号、発振器の出力の1/
4の周波数で発振器出力と同じパルス幅の信号、・・
・、発振器の出力の1/2n-1の周波数で発振器出力と
同じパルス幅の信号のn種類のクロック信号を準備すれ
ばよい。
【0057】ここに記載したことは、以降に記載する全
ての発明の実施の形態においても同じである。
【0058】図4は、本発明の第二の実施の形態で、図
2の構成と同様に、4つの割込み優先度に対応する割込
み状態と1つの平常状態を想定した構成を示したもので
ある。
【0059】図4において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバス、8は該読み出し専
用メモリ5のアドレスをデコードするアドレス・デコー
ダ(図では“アドレスデコーダ”と標記しているが同一
のものである。)である。
【0060】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、1/4分周回路31−2、1/8分周
回路31−3、1/16分周回路31−4、論理積回路
32−1乃至32−4、一方の入力端子に非反転入力端
子を使い、もう一方の入力端子に反転入力端子を使う論
理和回路33−1乃至33−5、出力反転の論理和回路
34及び論理積回路35によって構成される。
【0061】図4の構成では、割込み信号が供給される
と該中央処理装置1は該読み出し専用メモリ5の特定の
アドレスを指定するようにしておく。これは、プログラ
ムをこのように組むことによって実現されることで、当
業者には容易に実施できる技術である。そして、該アド
レス・デコーダは該バス7上のアドレスを常時監視して
おり、割込み信号に対応する特定のアドレスを検出した
時に割込み信号が供給されたことを示す論理レベルを出
力する。
【0062】この論理レベルを“1”とし、同一の割込
み信号が供給され続けている間は論理レベル“1”を継
続するように該アドレス・デコーダ8を設定しておくこ
とによって、割込み信号と同等の信号を得ることができ
る。
【0063】上記のことを考慮すれば、図4の構成は、
該発振器2の出力を該論理和回路33−1の非反転入力
端子、該論理積回路32−1の一方の入力端子、該1/
2分周回路31−1、該1/4分周回路31−2、該1
/8分周回路31−3及び該1/16分周回路31−4
に供給し、該1/2分周回路31−1の出力を該論理積
回路32−1のもう一方の入力端子に供給し、該論理積
回路32−1の出力を該論理積回路32−2の一方の入
力端子と該論理和回路33−2の非反転入力端子に供給
し、該論理積回路32−2のもう一方の入力端子には該
1/4分周回路31−2の出力を供給し、該論理積回路
32−2の出力を該論理積回路32−3の一方の入力端
子と該論理和回路33−3の非反転入力端子に供給し、
該論理積回路32−3のもう一方の入力端子には該1/
8分周回路31−3の出力を供給し、該論理積回路32
−3の出力を該論理積回路32−4の一方の入力端子と
該論理和回路33−4の非反転入力端子に供給し、該論
理積回路32−4のもう一方の入力端子には該1/16
分周回路31−4の出力を供給し、該論理積回路32−
4の出力を該論理和回路33−5の非反転入力端子に供
給し、該論理和回路33−1の反転入力端子には最高優
先度の割込み信号IRQ1に対応するアドレス・デコー
ド信号を供給し、該論理和回路33−2の反転入力端子
には2番目の優先度の割込み信号IRQ2に対応するア
ドレス・デコード信号を供給し、該論理和回路33−3
の反転入力端子には3番目の優先度の割込み信号IRQ
3に対応するアドレス・デコード信号を供給し、該論理
和回路33−4の反転入力端子には5番目の優先度の割
込み信号IRQ4に対応するアドレスデコード信号を供
給し、該論理和回路34の入力端子に全ての割込み信号
に対応するアドレス・デコード信号を供給し、該論理和
回路34の出力を該論理積回路33−5の反転入力端子
に供給し、該論理和回路33−1乃至33−5の出力を
該論理積回路35に供給し、該論理積回路35の出力を
該中央処理装置1のクロック端子に供給するようになっ
ていることが判る。
【0064】図5は、図4の構成のタイムチャートであ
る。
【0065】上記の如く、各々の割込み信号に対応する
アドレス・デコード信号は各々の割込み信号と同じにな
るので、図4の構成の動作は図2の構成の動作と全く同
じになる。従って、図5のタイムチャートによる図4の
構成の動作の説明は省略する。
【0066】又、図4の構成によって得られる効果も図
2の構成によって得られる効果と同じである。
【0067】図6は、本発明の第三の実施の形態で、こ
れまでに示した発明の実施の形態の構成と同様に、4つ
の割込み優先度に対応する割込み状態と1つの平常状態
を想定した構成を示したものである。
【0068】図6において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバス、9は該読み出し専
用メモリ5から読み出されるデータを割込み信号によっ
て選択するバス・スイッチ(図ではバスSWと標記して
いる。)である。
【0069】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、1/4分周回路31−2、1/8分周
回路31−3、1/16分周回路31−4、論理積回路
32−1乃至32−4、一方の入力端子に非反転入力端
子を使い、もう一方の入力端子に反転入力端子を使う論
理和回路33−1乃至33−5、出力反転の論理和回路
34及び論理積回路35によって構成される。
【0070】図6の構成では、割込み信号が供給される
と該中央処理装置1は該読み出し専用メモリ5の特定の
アドレスを指定して、そのアドレスに格納されている特
定のデータを読み出すようにしておく。これは、プログ
ラムをこのように組むことによって実現されることで、
当業者には容易に実施できる技術である。そして、該バ
ス・スイッチ9は割込み信号によって制御されて割込み
信号に対応する特定のデータを検出した時に割込み信号
が供給されたことを示す論理レベルを出力する。
【0071】この論理レベルを“1”とし、同一の割込
み信号が供給され続けている間は論理レベル“1”を継
続するように該読み出し専用メモリ5のデータと該バス
・スイッチ9を設定しておくことによって、割込み信号
と同等の信号を得ることができる。
【0072】上記のことを考慮すれば、図6の構成は、
該発振器2の出力を該論理和回路33−1の非反転入力
端子、該論理積回路32−1の一方の入力端子、該1/
2分周回路31−1、該1/4分周回路31−2、該1
/8分周回路31−3及び該1/16分周回路31−4
に供給し、該1/2分周回路31−1の出力を該論理積
回路32−1のもう一方の入力端子に供給し、該論理積
回路32−1の出力を該論理積回路32−2の一方の入
力端子と該論理和回路33−2の非反転入力端子に供給
し、該論理積回路32−2のもう一方の入力端子には該
1/4分周回路31−2の出力を供給し、該論理積回路
32−2の出力を該論理積回路32−3の一方の入力端
子と該論理和回路33−3の非反転入力端子に供給し、
該論理積回路32−3のもう一方の入力端子には該1/
8分周回路31−3の出力を供給し、該論理積回路32
−3の出力を該論理積回路32−4の一方の入力端子と
該論理和回路33−4の非反転入力端子に供給し、該論
理積回路32−4のもう一方の入力端子には該1/16
分周回路31−4の出力を供給し、該論理積回路32−
4の出力を該論理和回路33−5の非反転入力端子に供
給し、該論理和回路33−1の反転入力端子には最高優
先度の割込み信号IRQ1に対応するデータを供給し、
該論理和回路33−2の反転入力端子には2番目の優先
度の割込み信号IRQ2に対応するデータを供給し、該
論理和回路33−3の反転入力端子には3番目の優先度
の割込み信号IRQ3に対応するデータを供給し、該論
理和回路33−4の反転入力端子には5番目の優先度の
割込み信号IRQ4に対応するデータを供給し、該論理
和回路34の入力端子に全ての割込み信号に対応するデ
ータを供給し、該論理和回路34の出力を該論理積回路
33−5の反転入力端子に供給し、該論理和回路33−
1乃至33−5の出力を該論理積回路35に供給し、該
論理積回路35の出力を該中央処理装置1のクロック端
子に供給するようになっていることが判る。
【0073】上記の如く、各々の割込み信号に対応する
データは各々の割込み信号と同じになるので、図6の構
成の動作は図2又は図4の構成の動作と全く同じにな
る。従って、図6の構成の動作の説明は省略する。
【0074】又、図6の構成によって得られる効果も図
2又は図4の構成によって得られる効果と同じである。
【0075】図7は、本発明の第四の実施の形態で、こ
れまで示した発明の実施の形態と同じく、4つの割込み
状態と1つの平常状態の計5つの状態を想定した構成を
示している。
【0076】図7において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバスである。
【0077】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、1/4分周回路31−2、1/8分周
回路31−3、1/16分周回路31−4、論理積回路
32−1乃至32−5、出力反転の論理和回路34、微
分回路36−1乃至36−4、カウンタ37−1乃至3
7−4及び論理和回路38によって構成される。
【0078】尚、各々の微分回路は微分機能と微分パル
スに所要の位相シフトを与える位相シフト機能を併せ持
つものであることを付言しておく。
【0079】図7の構成では、該発振器2の出力を該論
理積回路32−1乃至32−5の一方の入力端子及び該
カウンタ37−1乃至37−4のクロック端子に供給
し、最高優先度の割込み信号IRQ1を該論理積回路3
2−1のもう一方の入力端子に供給し、2番目の優先度
の割込み信号IRQ2を該論理積回路32−2のもう一
方の入力端子に供給し、3番目の優先度の割込み信号I
RQ3を該論理積回路32−3のもう一方の入力端子に
供給し、4番目の優先度の割込み信号IRQ4を該論理
積回路32−4のもう一方の入力端子に供給し、全ての
割込み信号を該論理和回路34の入力端子に供給し、該
論理和回路34の出力を該論理積回路32−5のもう一
方の入力端子に供給し、該論理積回路32−2乃至32
−5の出力を、各々、該1/2分周回路31−1、該1
/4分周回路31−2、該1/8分周回路31−3及び
該1/16分周回路31−4に供給し、該1/2分周回
路31−1の出力を該微分回路36−1及び該カウンタ
37−1のイネーブル端子(図ではEと標記している。
以降も同様に標記する。)に供給し、該1/4分周回路
31−2の出力を該微分回路36−2及び該カウンタ3
7−2のイネーブル端子に供給し、該1/8分周回路3
1−3の出力を該微分回路36−3及び該カウンタ37
−3のイネーブル端子に供給し、該1/16分周回路3
1−4の出力を該微分回路36−4及び該カウンタ37
−4のイネーブル端子に供給し、該微分回路36−1乃
至36−4の出力を各々、該カウンタ37−1、37−
2、37−3及び37−4のロード端子(図ではLと標
記している。)に供給し、該カウンタ37−1乃至37
−4のデータ端子(図ではDと標記している。)には所
定のカウント初期値を設定し、該論理積回路32−1の
出力及び該カウンタ37−1乃至37−4のキャリー出
力(図ではCOと標記している。)を該論理和回路38
に供給し、該論理和回路38の出力を該中央処理装置1
のクロック端子に供給する。
【0080】図7の構成では、割込み信号を該論理積回
路32−1乃至32−4に供給し、いずれかの割込み信
号が供給されていることを検出する該論理和回路34の
出力が該論理積回路32−5に供給されているので、い
ずれかの割込み信号が供給されている時には該論理積回
路32−1乃至32−5のうち当該割込み信号を受けて
いる論理積回路だけが該発振器2の出力を出力すること
ができ、それ以外の論理積回路は“0”を出力する。
【0081】従って、図7の構成では5つの状態のうち
当該割込み信号に対応するクロックを出力する回路だけ
が動作する。例えば、最高優先度の割込み信号IRQ1
が供給されている時には、該論理積回路32−1だけが
動作し、該発振器2の出力が該中央処理装置1にクロッ
ク信号として供給され、2番目の優先度の割込み信号I
RQ2が供給されている時には、論理積回路では該論理
積回路32−2だけが動作し、以降の分周回路、微分回
路及びカウンタでは該1/2分周回路31−1、該微分
回路36−1及び該カウンタ37−1だけが動作し、該
カウンタ37−1の出力が該中央処理装置1にクロック
信号として供給される。これは、他の優先度の時も同じ
である。
【0082】つまり、図7の構成の特徴は、供給されて
いる割込み信号に対応する速度のクロック信号を生成す
る回路だけが動作する点にある。
【0083】図8は、図7の構成のタイムチャートであ
る。以降、図8を参照しながら図7の各々のカウンタに
設定されるカウント初期値の設定法と図7の構成の動作
を説明する。
【0084】まず、いずれの割込み信号も供給されてい
ない時には、図7の論理積回路32−5だけが発振器2
の出力を出力する。これが図7の1/16分周回路31
−4で1/16分周されるので、該1/16分周回路3
1−4は図8の1/16分周回路の出力に示される信号
を出力する。該1/16分周回路31−4の出力が図7
のカウンタ37−4のイネーブル端子に供給されるの
で、該カウンタ37−4は該1/16分周回路31−4
の出力の論理レベル“1”の期間だけカウント可能にな
る。
【0085】一方、該1/16分周回路31−4の出力
の立ち上がりを微分して位相シフトされたパルスが該カ
ウンタ37−4のロード端子に供給され、該カウンタ3
7−4のクロック端子に該発振器2の出力が供給されて
いるので、該カウンタ37−4はデータ端子に与えられ
ている値をカウント初期値としてカウントを開始する。
【0086】ところで、該1/16分周回路31−4の
出力の論理レベル“1”の期間では該発振器2の出力に
よって8回のカウントをすることができる。
【0087】従って、該カウンタ37−4をカウント値
0から7の3ビットのカウンタとし、カウント初期値を
0とすれば、8回目のカウントをして見かけ上のカウン
ト値が8になった時にキャリー出力が生ずる。
【0088】この動作を、該1/16分周回路31−4
の出力の論理レベル“1”の期間で繰り返すので、該カ
ウンタ37−4の出力は該発振器2の出力周波数の1/
16の周波数で、パルス幅が該発振器2の出力のパルス
幅と等しい波形になり、この波形が該中央処理装置1に
クロック信号として供給される。これが、図8の“CP
UのCK”のAで示した領域に図示されている。
【0089】次に、割込み信号IRQ3が供給されてい
る時には、図7の論理積回路32−3だけが発振器2の
出力を出力する。これが図7の1/4分周回路31−2
で1/4分周されるので、該1/4分周回路31−2は
図8の1/4分周回路の出力に示される信号を出力す
る。該1/4分周回路31−2の出力が図7のカウンタ
37−2のイネーブル端子に供給されるので、該カウン
タ37−2は該1/4分周回路31−2の出力の論理レ
ベル“1”の期間だけカウント可能になる。
【0090】一方、該1/4分周回路31−2の出力の
立ち上がりを微分して位相シフトされたパルスが該カウ
ンタ37−2のロード端子に供給され、該カウンタ37
−2のクロック端子に該発振器2の出力が供給されてい
るので、該カウンタ37−2はデータ端子に与えられて
いる値をカウント初期値としてカウントを開始する。
【0091】ところで、該1/4分周回路31−2の出
力の論理レベル“1”の期間では該発振器2の出力によ
って2回のカウントをすることができる。
【0092】従って、該カウンタ37−2をカウント値
0から7の3ビットのカウンタとし、カウント初期値を
7とすれば、2回目のカウントをして見かけ上のカウン
ト値が8になった時にキャリー出力が生ずる。
【0093】この動作を、該1/4分周回路31−2の
出力の論理レベル“1”の期間で繰り返すので、該カウ
ンタ37−2の出力は該発振器2の出力周波数の1/4
の周波数で、パルス幅が該発振器2の出力のパルス幅と
等しい波形になり、この波形が該中央処理装置1にクロ
ック信号として供給される。これが、図8の“CPUの
CK”のBで示した領域に図示されている。
【0094】更に、割込み信号IRQ2が供給されてい
る時には、図7の論理積回路32−2だけが発振器2の
出力を出力する。これが図7の1/2分周回路31−1
で1/2分周されるので、該1/2分周回路31−1は
図8の1/2分周回路の出力に示される信号を出力す
る。該1/2分周回路31−1の出力が図7のカウンタ
37−1のイネーブル端子に供給されるので、該カウン
タ37−1は該1/2分周回路31−1の出力の論理レ
ベル“1”の期間だけカウント可能になる。
【0095】一方、該1/2分周回路31−1の出力の
立ち上がりを微分して位相シフトされたパルスが該カウ
ンタ37−1のロード端子に供給され、該カウンタ37
−1のクロック端子に該発振器2の出力が供給されてい
るので、該カウンタ37−1はデータ端子に与えられて
いる値をカウント初期値としてカウントを開始する。
【0096】ところで、該1/2分周回路31−1の出
力の論理レベル“1”の期間では該発振器2の出力によ
って1回のカウントをすることができるだけである。
【0097】従って、該カウンタ37−1をカウント値
0から7の3ビットのカウンタとし、カウント初期値を
8とすれば、1回目のカウントで見かけ上のカウント値
が8になってキャリー出力が生ずる。
【0098】この動作を、該1/2分周回路31−1の
出力の論理レベル“1”の期間で繰り返すので、該カウ
ンタ37−1の出力は該発振器2の出力周波数の1/1
の周波数で、パルス幅が該発振器2の出力のパルス幅と
等しい波形になり、この波形が該中央処理装置1にクロ
ック信号として供給される。これが、図8の“CPUの
CK”のCで示した領域に図示されている。
【0099】最後に、割込み信号IRQ1が供給されて
いる時には、図7の論理積回路32−1だけが発振器2
の出力を出力し、他の論理積回路32−2乃至32−5
は論理レベル“0”を出力する。
【0100】従って、該論理和回路38には該論理積回
路32−1の出力、即ち、該発振器2の出力が供給さ
れ、これが該中央処理装置1のにクロック信号として供
給される。これが、図8の“CPUのCK”における領
域Dに示されている。
【0101】図7の構成の特徴は、供給されている割込
み信号に対応する速度のクロック信号を生成する回路だ
けが動作する点にあることは既に説明したが、もう一つ
の特徴がある。
【0102】即ち、図2、図4及び図6の構成が割込み
信号に対応するクロックを全て生成した後で必要なクロ
ックを選択する回路であるのに対して、図6の構成では
割込み信号によって生成すべきクロックを先に選択し、
その後に必要なクロックのみを生成している点にある。
【0103】そして、上記技術は図2、図4及び図6の
構成全てに適用できるものである。
【0104】又、図7の構成において該カウンタ37−
1乃至37−4は該微分回路36−1乃至36−4が出
力する微分パルスを位相シフトするためだけに使用され
ている。従って、該カウンタ37−1乃至37−4の代
わりに、該微分回路36−1乃至36−4が出力する微
分パルスをシフト・レジスタによって位相シフトしても
よい。
【0105】図9は、本発明の第五の実施の形態で、こ
れまで示した発明の実施の形態と同じく、4つの割込み
状態と1つの平常状態の計5つの状態を想定した構成を
示している。
【0106】図9において、1は中央処理装置、2は該
中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割込
み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にして
該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択する
割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプリ
ンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データを
格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムやデ
ータを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7は
該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモリ
5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアドレ
スやデータのやりとりを行なうバスである。
【0107】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、1/4分周回路31−2、1/8分周
回路31−3、1/16分周回路31−4、論理積回路
32−1乃至32−4、一方の入力端子が反転入力端子
である論理和回路33−1乃至33−5、出力反転の論
理和回路34、論理積回路35、J−kフリップ・フロ
ップ39−1乃至39−3、一方の入力端子が反転入力
端子である論理積回路30−1乃至30−6によって構
成される。
【0108】図9の構成では、最高優先度の割込み信号
IRQ1は該中央処理装置の割込み信号端子と該論理積
回路30−1、30−2及び30−3の反転入力端子に
供給され、2番目の優先度の割込み信号IRQ2は該J
−Kフリップ・フロップ39−1のJ端子に供給され、
3番目の優先度の割込み信号IRQ3は該J−Kフリッ
プ・フロップ39−2のJ端子に供給され、4番目の優
先度の割込み信号IRQ4は該J−Kフリップ・フロッ
プ39−3のJ端子に供給され、該J−Kフリップ・フ
ロップ39−1のK端子にはIRQ2の完了信号が供給
され、該J−Kフリップ・フロップ39−2のK端子に
はIRQ3の完了信号が供給され、該J−Kフリップ・
フロップ39−3のK端子にはIRQ4の完了信号(I
RQ2乃至IRQ4の完了信号を出力する端子はI/D
と標記されている。)が供給され、該J−Kフリップ・
フロップ39−1の出力は該論理積回路30−1の非反
転入力端子に供給され、該J−Kフリップ・フロップ3
9−2の出力は該論理積回路30−2の非反転入力端子
に供給され、該J−Kフリップ・フロップ39−3の出
力は該論理積回路30−3の非反転入力端子に供給さ
れ、該論理積回路30−1の出力は該中央処理装置1に
割込み信号として供給されると共に該論理積回路30−
4及び30−5の反転入力端子に供給され、該論理積回
路30−2及び30−3の出力は各々該論理積回路30
−4及び30−5の非反転入力端子に供給され、該論理
積回路30−4の出力は該中央処理装置1に割込み信号
として供給されると共に該論理積回路30−6の反転入
力端子に供給され、該論理積回路30−5の出力は該論
理積回路30−6の非反転入力端子に供給され、該論理
積回路30−6の出力は該中央処理装置1に割込み信号
として供給される。
【0109】一方、該発振器2、該論理積回路32−1
乃至32−4、該論理和回路33−1乃至33−5、該
論理和回路34及び該論理積回路35の接続関係は図2
の構成と全く同じである。そして、割込み信号IRQ1
が該論理和回路33−1の反転入力端子に供給され、該
論理積回路30−1の出力が該論理和回路33−2の反
転入力端子に供給され、該論理積回路30−4の出力が
該論理和回路33−3の反転入力端子に供給され、該論
理積回路30−6の出力が該論理和回路33−4の反転
入力端子に供給され、割込み信号IRQ1と該論理積回
路30−1の出力と該論理積回路30−4の出力と該論
理積回路30−6の出力が該論理和回路34に供給され
る。
【0110】図10は、図9の構成のタイムチャートで
ある。以降、図9を参照しながら図10によって図9の
構成の動作を、J−Kフリップ・フロップ39−1乃至
39−3及び論理積回路30−1乃至30−6の部分の
動作を中心に説明する。
【0111】今、最高優先度の割込み信号IRQ1が供
給されている間に2番目の優先度の割込み信号IRQ2
が供給されたものとする。
【0112】割込み信号IRQ1は図9の論理積回路3
0−1乃至30−3の反転入力端子に供給されているの
で、割込み信号IRQ1が供給されている間は他の割込
み信号は無視されて、割込み信号IRQ1が図9の中央
処理装置1の割込み信号端子に供給され、同時に図9の
論理和回路33−1の反転入力端子に供給される。
【0113】従って、この時には該中央処理装置1に供
給されるクロック信号は図9の発振器2の出力信号とな
る。
【0114】そして、割込み信号IRQ1が供給されて
いる間に割込み信号IRQ2が供給されると、図9の該
J−Kフリップ・フロップ39−1の出力は直ちに論理
レベル“1”にセットされるが、該J−Kフリップ・フ
ロップ39−1の出力は該論理積回路30−1によって
マスクされて該中央処理装置の割込み信号端子には供給
されない。
【0115】次いで、割込み信号IRQ1が消失すると
該J−Kフリップ・フロップ39−1の出力は該論理積
回路30−1を通過して該中央処理装置の割込み信号端
子には供給される。そして、割込み信号IRQ2の完了
信号が該J−Kフリップ・フロップ39−1のK端子に
供給されると該J−Kフリップ・フロップ39−1の出
力の論理レベルは“0”に戻る。
【0116】従って、割込み信号IRQ2は割込み信号
IRQ1が供給されている間だけ待ち合わせをさせら
れ、割込み信号IRQ1が消失すると該中央処理装置の
割込み信号端子と該論理和回路33−2の反転入力端子
に供給される。
【0117】従って、この時には該中央処理装置1に供
給されるクロック信号は該論理積回路33−2の出力信
号となる。
【0118】ここでは、割込み信号IRQ1が供給され
ている間に割込み信号IRQ2が供給される場合で説明
したが、優先度の高い割込み信号が供給されている間に
優先度が低い割込み信号が供給される場合は全て上記と
同じ動作が実現される。
【0119】尚、図9の構成ではJ−Kフリップ・フロ
ップを使用して、各々のJ−Kフリップ・フロップのJ
端子に割込み信号を供給し、K端子に当該割込み信号の
完了信号を供給する構成を示しているが、J−Kフリッ
プ・フロップを次の構成に置換することも可能である。
【0120】即ち、割込み信号と当該割込み信号の完了
信号の論理和演算をする論理和回路と該論理和回路の出
力を受けるTフリップ・フロップに置換しても同じ動作
を実現することができる。
【0121】図11は、本発明の第一の実施の形態の変
形(その1)である。
【0122】図11において、1は中央処理装置、2は
該中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割
込み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にし
て該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択す
る割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプ
リンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データ
を格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムや
データを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7
は該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモ
リ5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアド
レスやデータのやりとりを行なうバスである。
【0123】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、1/4分周回路31−2、1/8分周
回路31−3、1/16分周回路31−4、論理積回路
32−1乃至32−8、論理和回路38によって構成さ
れる。
【0124】図11の構成では、該発振器2の出力を該
論理積回路32−5の一方の端子、該論理積回路32−
1の一方の入力端子、該1/2分周回路31−1、該1
/4分周回路31−2、該1/8分周回路31−3及び
該1/16分周回路31−4に供給し、該1/2分周回
路31−1の出力を該論理積回路32−1のもう一方の
入力端子に供給し、該論理積回路32−1の出力を該論
理積回路32−2の一方の入力端子と該論理積回路32
−6の一方の入力端子に供給し、該論理積回路32−2
のもう一方の入力端子には該1/4分周回路31−2の
出力を供給し、該論理積回路32−2の出力を該論理積
回路32−3の一方の入力端子と該論理積回路32−7
の一方の入力端子に供給し、該論理積回路32−3のも
う一方の入力端子には該1/8分周回路31−3の出力
を供給し、該論理積回路32−3の出力を該論理積回路
32−4の一方の入力端子と該論理積回路32−8の一
方の入力端子に供給し、該論理積回路32−4のもう一
方の入力端子には該1/16分周回路31−4の出力を
供給し、該論理積回路32−4の出力を該論理和回路3
8に供給し、該論理積回路32−5のもう一方の入力端
子には最高優先度の割込み信号IRQ1を供給し、該論
理積回路32−6のもう一方の入力端子には2番目の優
先度の割込み信号IRQ2を供給し、該論理積回路32
−7のもう一方の入力端子には3番目の優先度の割込み
信号IRQ3を供給し、該論理積回路32−8のもう一
方の入力端子には4番目の優先度の割込み信号IRQ4
を供給し、該論理積回路32−5乃至32−8の出力を
該論理和回路38に供給し、該論理和回路38の出力を
該中央処理装置1のクロック端子に供給する。
【0125】図11の構成は、図2の構成における論理
和回路33−1乃至33−5、論理和回路34及び論理
積回路35よりなる回路を、論理積回路33−5乃至3
3−8及び論理和回路38よりなる回路に置換したもの
で、図11における論理積回路33−5乃至33−8及
び論理和回路38よりなる回路と図2の構成における論
理和回路33−1乃至33−5、論理和回路34及び論
理積回路35よりなる回路の動作が同じであることは容
易に理解できるので、これ以上の説明は割愛したい。
【0126】そして、図11の構成によれば、分周比を
選択する回路の論理が若干簡略化できる。
【0127】尚、図11の構成の論理積回路33−5乃
至33−8及び論理和回路38よりなる回路を図4、図
6及び図9の構成に適用できることはいうまでもない。
【0128】図12は、本発明の第一の実施の形態の変
形(その2)である。
【0129】図12において、1は中央処理装置、2は
該中央処理装置1のクロック源としての発振器、3は割
込み信号に応じて該発振器2の出力の分周比を可変にし
て該中央処理装置1に供給するクロックの速度を選択す
る割込み処理回路、4はキー・ボード、表示装置及びプ
リンタなどの入出力装置、5はプログラムや固定データ
を格納している読み出し専用メモリ、6はプログラムや
データを一次記憶するランダム・アクセス・メモリ、7
は該中央処理装置1、入出力装置4、読み出し専用メモ
リ5及びランダム・アクセス・メモリ6を収容してアド
レスやデータのやりとりを行なうバスである。
【0130】そして、該割込み処理回路3は、1/2分
周回路31−1、31−5、31−6及び31−7、論
理積回路32−1乃至32−4、一方の入力端子に非反
転入力端子を使い、もう一方の入力端子に反転入力端子
を使う論理和回路33−1乃至33−5、出力反転の論
理和回路34及び論理積回路35によって構成される。
【0131】図12の構成では、該発振器2の出力を該
論理和回路33−1の非反転入力端子、該論理積回路3
2−1の一方の入力端子、該1/2分周回路31−1に
供給し、該1/2分周回路31−1の出力を該論理積回
路32−1のもう一方の入力端子に供給し、該論理積回
路32−1の出力を該論理積回路32−2の一方の入力
端子と該論理和回路33−2の非反転入力端子に供給
し、該1/2分周回路31−1の出力を該1/2分周回
路31−5に供給し、該1/2分周回路31−5の出力
を該論理積回路32−2のもう一方の入力端子に供給
し、該論理積回路32−2の出力を該論理積回路32−
3の一方の入力端子と該論理和回路33−3の非反転入
力端子に供給し、該1/2分周回路31−5の出力を該
1/2分周回路31−6に供給し、該1/2分周回路3
1−6の出力を該論理積回路32−3のもう一方の入力
端子に供給し、該論理積回路32−3の出力を該論理積
回路32−4の一方の入力端子と該論理和回路33−4
の非反転入力端子に供給し、該1/分周回路31−6の
出力を該1/2分周回路31−7に供給し、該1/2分
周回路31−7の出力を該論理積回路32−4のもう一
方の入力端子に供給し、該論理積回路32−4の出力を
該論理和回路33−5の非反転入力端子に供給し、該論
理和回路33−1の反転入力端子には最高優先度の割込
み信号IRQ1を供給し、該論理和回路33−2の反転
入力端子には2番目の優先度の割込み信号IRQ2を供
給し、該論理和回路33−3の反転入力端子には3番目
の優先度の割込み信号IRQ3を供給し、該論理和回路
33−4の反転入力端子には4番目の優先度の割込み信
号IRQ4を供給し、該論理和回路34の入力端子に全
ての割込み信号IRQ1乃至IRQ4を供給し、該論理
和回路33−1乃至33−5の出力を該論理積回路35
に供給し、該論理積回路35の出力を該中央処理装置1
のクロック端子に供給する。
【0132】図12の構成は、図2の構成における1/
4分周回路31−2、1/8分周回路31−3及び1/
16分周回路31−4を独立に構成せず、図12におけ
る該1/2分周回路31−1と該1/2分周回路31−
5、該1/2分周回路31−1と該1/2分周回路31
−6、該1/2分周回路31−1と該1/2分周回路3
1−7の組合せによって構成している以外は図2の構成
と同じである。
【0133】従って、図12の構成における分周機能と
図2の構成における分周機能とは同じであるから、これ
以上の説明は割愛したい。
【0134】そして,図12の構成によれば、分周機能
を若干簡略化することができる。
【0135】尚、図12の構成の分周機能を図4、図6
及び図9の構成に適用できることはいうまでもない。
【0136】最後に、上記では一貫して発振器の周波数
を変換する回路として2の巾乗分の1に分周する回路を
適用する例を以て説明しているが、2の巾乗分の1に限
らず整数分の1に分周する回路を適用してもよいし、実
用的にはあまり意味がないことであるが、例えば1/5
分周して2逓倍して結果として1/2.5分周すること
も不可能ではないことを付言しておく。
【0137】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明により、中央
処理装置への割込み処理回路に係り、特に、平常時には
中央処理装置に最低速度のクロックを供給しており、割
込み要求があった時には、割込みの優先度が高いほど中
央処理装置に高速のクロックを供給する割込み処理回路
を実現することができる。
【0138】又、特定の割込み優先度に対応する部分だ
けが動作する割込み処理回路や、上位の優先度の割込み
信号が供給されている間は下位の割込み信号を待ち合わ
せさせる割込み処理回路も実現することができる。
【0139】これにより、中央処理装置の消費電力の逓
減が可能になり、情報処理装置、通信装置及び監視制御
装置の消費電力の逓減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の割込み処理方式の原理。
【図2】 本発明の第一の実施の形態。
【図3】 図2の構成のタイムチャート。
【図4】 本発明の第二の実施の形態。
【図5】 図4の構成のタイムチャート。
【図6】 本発明の第三の実施の形態。
【図7】 本発明の第四の実施の形態。
【図8】 図7の構成のタイムチャート。
【図9】 本発明の第五の実施の形態。
【図10】 図9の構成のタイムチャート。
【図11】 本発明の第一の実施の形態の変形(その
1)。
【図12】 本発明の第一の実施の形態の変形(その
2)。
【図13】 1/2分周回路の構成とタイムチャート。
【図14】 従来の割込み処理方式の原理。
【符号の説明】
1 中央処理装置 1a 中央処理装置 2 発振器 3 割込み処理回路 4 入出力装置 5 読み出し専用メモリ 6 ランダム・アクセス・メモリ 7 バス 8 アドレス・デコーダ 30−1 論理積回路 30−2 論理積回路 30−3 論理積回路 30−4 論理積回路 30−5 論理積回路 30−6 論理積回路 31−1 1/2分周回路 31−2 1/4分周回路 31−3 1/8分周回路 31−4 1/16分周回路 31−5 1/2分周回路 31−6 1/2分周回路 31−7 1/2分周回路 32−1 論理積回路 32−2 論理積回路 32−3 論理積回路 32−4 論理積回路 33−1 論理和回路 33−2 論理和回路 33−3 論理和回路 33−4 論理和回路 33−5 論理和回路 34 論理和回路 35 論理積回路 36−1 微分回路 36−2 微分回路 36−3 微分回路 36−4 微分回路 37−1 カウンタ 37−2 カウンタ 37−3 カウンタ 37−4 カウンタ 38 論理和回路 39−1 J−Kフリップ・フロップ 39−2 J−Kフリップ・フロップ 39−3 J−Kフリップ・フロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志和地 真一 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番8 号 富士通九州ディジタル・テクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5B079 BA03 BB04 BC01 DD02 DD03 DD17 5B098 BB11 FF03 GA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器の出力と、該発振器の出力から生
    成した周波数が該発振器の出力の周波数とは異なり、パ
    ルス幅が該発振器の出力のパルス幅に等しい複数の信号
    とから、 中央処理装置に供給される割込み信号によって、該割込
    み信号の優先度が高いほど高速の信号を1つ選択して、 該中央処理装置にクロック信号として供給することを特
    徴とする割込み処理回路。
  2. 【請求項2】 発振器の出力と、該発振器の出力から生
    成した周波数が該発振器の出力の周波数とは異なり、パ
    ルス幅が該発振器の出力のパルス幅に等しい複数の信号
    とから、 中央処理装置に供給される割込み信号に対応して該中央
    処理装置が指定するアドレスをデコードした信号によっ
    て、該割込み信号の優先度が高いほど高速の信号を1つ
    選択して、 該中央処理装置にクロック信号として供給することを特
    徴とする割込み処理回路。
  3. 【請求項3】 発振器の出力と、該発振器の出力から生
    成した周波数が該発振器の出力の周波数とは異なり、パ
    ルス幅が該発振器の出力のパルス幅に等しい複数の信号
    とから、 中央処理装置に供給される割込み信号に対応して該中央
    処理装置が指定するデータによって、該割込み信号の優
    先度が高いほど高速の信号を1つ選択して、 該中央処理装置にクロック信号として供給することを特
    徴とする割込み処理回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の割込み処理回路であって、 優先度が上位の割込み信号が上記中央処理装置に供給さ
    れている間は、時間的に重なって供給される下位の優先
    度の割込み信号を中央処理装置に供給することを停止
    し、 優先度が上位の割込み信号に対する処理を終了した後に
    時間的に重なって供給された下位の優先度の割込み信号
    を該中央処理装置に供給することを特徴とする割込み処
    理回路。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の割込み処理回路であって、 中央処理装置に供給されている割込み信号に対応する速
    度のクロック信号を生成する回路のみを動作状態にし
    て、該割込み信号の優先度が高いほど高速の信号を1つ
    だけ生成して、 該中央処理装置にクロック信号として供給することを特
    徴とする割込み処理回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004054766A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP7469453B2 (ja) 2016-08-18 2024-04-16 ラピスセミコンダクタ株式会社 出力信号生成回路

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US7127626B2 (en) 2002-07-23 2006-10-24 Oki Electric Industry Co., Ltd. Data processing apparatus configured to operate with one of more clock frequencies determined by a priority order derived from one or more interrupt signals from a CPU
JP7469453B2 (ja) 2016-08-18 2024-04-16 ラピスセミコンダクタ株式会社 出力信号生成回路

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