JP2000310982A - マルチ大画面表示装置 - Google Patents

マルチ大画面表示装置

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JP2000310982A
JP2000310982A JP11119373A JP11937399A JP2000310982A JP 2000310982 A JP2000310982 A JP 2000310982A JP 11119373 A JP11119373 A JP 11119373A JP 11937399 A JP11937399 A JP 11937399A JP 2000310982 A JP2000310982 A JP 2000310982A
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好志 中村
Koichi Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部の表示手段の故障時にも、重要部分の表
示および画面展開、ウィンドウ呼び出しができるマルチ
大画面表示装置を得る。 【解決手段】 各表示領域にそれぞれ対応する複数の表
示手段1e、これら表示手段を仮想単一論理画面として
表示制御を行う単一論理画面表示制御手段1d、この単
一論理画面表示制御手段に画面情報を供給する全体画面
情報供給手段1b、単一論理画面表示制御手段1dに画
面情報から全体画面の一部をウィンドウ化画面情報とし
て供給するウィンドウ化画面情報供給手段1c、および
ウィンドウを移動させるための操作入力手段1fを備
え、単一論理画面表示制御手段1dにより複数の表示手
段を使用して画面全体を表示すると共に、表示手段の一
部が故障により表示不能となった場合には表示不能部分
をウィンドウ化し、これを正常動作表示領域へ移動して
表示できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の表示手段
によって構成した単一の大型表示手段を含むマルチ大画
面表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の表示手段をマトリックス状に継ぎ
目なく配置して単一の大型表示手段を得る従来の表示装
置は、図23に示すように、単一論理画面表示制御手段
23cに各表示手段23dが接続されている。各表示手
段23dには単一論理画面表示制御手段23cによって
表示画面全体を分割した画面表示が行われ、全体として
論理的に単一の画面になるように構成されている。な
お、23aは画面情報、23bは全体画面情報供給手
段、23eは操作入力手段である。
【0003】この方式では、一部の表示手段が故障で表
示できない場合、故障している表示手段の表示内容が欠
落するという問題点や、故障している表示手段の表示内
容上に画面展開、ウィンドウ呼び出し等のメニューが表
示されている場合においては、マルチ大画面の画面展
開、ウィンドウ呼び出しができないといった問題があっ
た。
【0004】一方、特開平8−6532号公報に示され
たマルチ画面表示装置は、健全な表示装置を使用して、
全体画面を縮小したり、分割しかつ縮小するなどして画
面情報全体を表示させて上記の問題を解決しようとして
いる。しかし、この表示方式では、表示されている画面
情報が縮小されたり、分割されたりするため視認性が悪
くなるという問題点がある。また、市松模様に故障した
場合は、縮小された画面が分割して配置され、使用者が
全体画面を思い出しながら組み立て直す必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数の表示手段を使用
して単一の大型表示を得る従来の表示装置は以上のよう
に構成されているので、故障発生時やメンテナンス時に
は表示内容が変形したり、縮小されるため視認性が悪く
なるといった問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、プラント監視等の分野におい
て、一部の表示手段が故障した場合においても、重要部
分の表示および画面展開、ウィンドウ呼び出しを確保で
きるようにしたマルチ大画面表示装置を得ようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマルチ大
画面表示装置は、マトリックス状に配置した表示領域に
それぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を仮
想単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表示
制御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報を
供給する全体画面情報供給手段、上記単一論理画面表示
制御手段に画面情報から全体画面の一部をウィンドウ化
画面情報として供給するウィンドウ化画面情報供給手
段、およびウィンドウを移動したり、画面に対する入力
操作を行う操作入力手段を備え、上記単一論理画面表示
制御手段により複数の表示手段を使用して全体画面を表
示すると共に、表示手段の一部が故障して全体画面の一
部が表示不能となった場合には表示不能部分をウィンド
ウ化し、これを正常動作表示領域へ表示できるようにし
たものである。
【0008】また、表示手段の故障を検出する故障検出
手段を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段
の故障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故
障によりウィンドウ化した表示手段の表示領域の周囲に
故障領域を示すウィンドウ枠を表示するように制御する
ものである。
【0009】また、表示手段の故障を検出する故障検出
手段を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段
の故障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故
障によりウィンドウ化した表示手段の表示領域を示すア
イコンを正常な表示領域上に表示するように制御するも
のである。
【0010】また、表示手段の故障を検出する故障検出
手段を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段
の故障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故
障していない表示手段が担当する領域を表示手段ごとに
ウィンドウ化し、各ウィンドウにスクロールバーを表示
して正常な表示手段のみを使用して重要部分を表示する
ように構成したものである。
【0011】また、表示手段の故障を検出する故障検出
手段を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段
の故障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、全
体画面を1枚の表示領域サイズに縮小したウィンドウを
正常表示領域の1面に表示すると共に、その他の正常な
表示領域に現状ベースの画面をそのままウィンドウ化し
たウィンドウを表示するように制御し、見えない部分は
スクロールして表示を可能とすることにより、正常な表
示領域を用いて表示を可能としたものである。
【0012】また、マトリックス状に配置した表示領域
にそれぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を
仮想単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表
示制御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報
を供給する全体画面情報供給手段、および表示手段の故
障を検出する故障検出手段を備え、故障検出手段が表示
手段の故障を検出したときこれを全体画面情報供給手段
に通知し、全体画面情報供給手段は、予め登録されてい
る表示手段の故障に応じた画面に自動的に切り替えるよ
うにしたものである。
【0013】また、画面展開、ウィンドウ呼び出し等の
ボタンを有するメニュー表示ウィンドウを、複数の表示
領域に独立して持たせたものである。
【0014】また、画面展開、ウィンドウ呼び出し等の
ボタンから構成されるメニュー表示用のアイコンを、複
数の表示領域に独立して持たせ、操作入力手段によるア
イコンのマウスクリックによりメニューウィンドウを表
示させるようにしたものである。
【0015】また、イベント要求受信手段と、オペレー
タ用CRT装置側にイベント送信手段を設け、オペレー
タ用CRT装置のイベント送信手段に画面展開、ウィン
ドウ呼び出し等を行う機能を持たせることにより、画面
展開、ウィンドウ呼び出し等のメニューが表示されてい
る表示手段の故障時においても、画面展開、ウィンドウ
呼び出し等を可能としたものである。
【0016】また、イベント要求受信手段と、オペレー
タ用CRT装置側にイベント送信手段を設け、オペレー
タ用CRT装置のイベント送信手段に、ウィンドウ呼び
出し面の指定機能を持たせることにより、表示手段の故
障時においても、正常な表示領域にウィンドウ呼び出し
を可能としたものである。
【0017】また、マトリックス状に配置した表示領域
のそれぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を
仮想単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表
示制御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報
を供給する全体画面情報供給手段、上記単一論理画面表
示制御手段に画面情報から全体画面の一部をウィンドウ
化画面情報として供給するウィンドウ化画面情報供給手
段、ウィンドウを移動したり、画面に対する入力操作を
行う操作入力手段、表示手段の故障を検出する故障検出
手段、故障検知したことをオペレータ用CRTに通知す
るためのイベント送信手段、オペレータ用CRT装置側
に設けられ、上記イベント送信手段より送られる、どの
表示手段が異常発生したかという信号を受信するための
イベント受信手段、および故障した表示手段の表示内容
をオペレータ用CRTの表示手段に表示するための画面
表示制御手段を備え、大画面用の表示手段が故障した場
合には、故障した表示手段により表示されていた画面を
オペレータ用CRTに表示するようにしたものである。
【0018】また、イベント送信手段は、大画面用の表
示手段が故障した場合、イベント送信先情報を参照して
指定するオペレータ用CRT装置にイベントを送信する
機能を有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を図に基づいて説明する。図1において、1aは
全体画面を表示するための画面情報、1bは画面情報1
aに基づいて全体画面を表示するための表示制御情報を
単一論理画面表示制御手段1dに供給する全体画面情報
供給手段、1cは画面情報1aに基づいて全体画面の一
部をウィンドウ化して表示するように単一論理画面表示
制御手段1dに対して表示制御情報を供給するウィンド
ウ化画面情報供給手段である。単一論理画面表示制御手
段1dは、全体画面情報供給手段1bやウィンドウ化画
面情報供給手段1cから供給された表示制御情報に基づ
き画面全体を構成し、さらに表示画面全体を分割し各表
示手段1eにそれぞれ映像信号として送る。表示手段1
eは単一論理画面表示制御手段1dから出力される映像
信号をもとに映像を表示する。1fはウィンドウを移動
したり、画面に対する入力操作を行なう操作入力手段で
ある。
【0020】図2は図1の表示手段1eによる表示例で
ある。各表示手段1eに対応する表示領域2a、2b、
2c、2d、2e、2fをマトリックス状に配置して大
型の表示手段を構成し、表示領域2eに対応する表示手
段が故障で表示不可となった場合の表示例である。2g
は操作入力手段1fによりウィンドウ化されたウィンド
ウで、表示領域2eに表示されていた領域を表示してい
る。
【0021】次に動作を図3の流れ図に基づいて説明す
る。図3において、ステップ1は故障検出手段から故障
情報入力または利用者からのウィンドウ化操作入力を待
つ入力待ちの判断である。ステップ2は入力された情報
が故障情報入力かどうかの判断である。ステップ3は利
用者からのウィンドウ操作入力かどうかの判断である。
ステップ4は全体画面情報で、ステップ5はステップ4
に基づくウィンドウ化表示の処理である。複数の表示手
段1eの内のいずれかが故障により表示できなくなった
場合、利用者は表示不能になった表示領域を指定して操
作入力手段1fにウィンドウ化操作入力を行なう。ウィ
ンドウ化画面情報供給手段1cは、ステップ2により入
力情報を判断し、ステップ3によりウィンドウ化操作入
力を行うかどうかを判断し、ステップ5において指定さ
れた領域を全体画面情報から切り出し、ウィンドウとし
て表示するように単一論理画面表示制御手段1dに表示
制御情報を送る。単一論理画面表示制御手段1dはウィ
ンドウ化画面情報供給手段1cにより送られる表示制御
情報によって、指定された領域をウィンドウ化して表示
する。利用者はウィンドウ2gを、正常な表示手段1e
が表示している領域に操作入力手段1fにより移動す
る。本例の場合、表示領域2eがウィンドウ2gとして
健全な表示領域に表示されている。
【0022】実施の形態2.図4は、図1の構成に表示
手段の故障を検出する故障検出手段4g、画面構成管理
情報4hを加えた構成である。図5は、表示領域2eが
故障した場合の表示例であり、5gは故障領域を示すウ
ィンドウ枠である。
【0023】次に動作を説明する。それぞれの表示手段
1eが担当している表示領域2a〜2fを予め画面構成
管理情報4hに登録しておく。故障検出手段4gによっ
て表示手段1eの故障を検出すると、ウィンドウ化画面
情報供給手段1cは故障を検出した表示手段の登録され
ている領域を画面構成管理情報4hから読み出し、登録
されていた領域をウィンドウとして表示するよう制御
し、かつウィンドウ化した領域がわかるようにウィンド
ウ枠5gを表示するように単一論理画面表示制御手段1
dに表示制御情報を送る。その他の動作は実施の形態1
と同じである。
【0024】実施の形態3.本実施の形態3の構成は図
4と同じである。図6は表示領域2eに対応する表示手
段が故障した場合の表示例である。画面構成管理情報4
hに表示手段1eとその表示手段が表示を担当する領域
2a〜2fとその領域を示すシンボル、例えばアイコン
6gを予め登録しておく。故障検出手段4gによって表
示領域2eに相当する表示手段の故障を検出すると、ウ
ィンドウ化画面情報供給手段1cは画面構成管理情報4
hから故障した表示手段を示すシンボルを読み出し、正
常な表示手段上にシンボルのみをアイコン6gとして表
示するよう制御する。利用者は、故障している表示手段
が表示すべき内容を見たい場合は、操作入力手段1fに
よりアイコン6gを選択する。これにより、ウィンドウ
化画面情報供給手段1cは故障している表示手段の登録
されている領域2eを画面構成管理情報4hから読み出
す。読み出された領域情報と画面情報1aとでその領域
をウィンドウとして表示するように表示制御情報を単一
論理画面表示制御手段1dに送る。
【0025】実施の形態4.本実施の形態4の構成は図
4と同じである。図7は表示領域2eに対応する表示手
段が故障した場合の表示例である。画面構成管理情報4
hに表示手段1eとその表示手段が表示を担当する領域
2a〜2fを予め登録しておく。故障検出手段4gは表
示領域2eに相当する表示手段の故障を検出すると、ウ
ィンドウ化画面情報供給手段1cにどの表示手段が故障
したかを通知する。ウィンドウ化画面情報供給手段1c
は、故障した表示手段が担当していた領域2eを画面構
成管理情報4hから読み出してウィンドウ化すると共
に、正常に表示されている領域を表示手段ごとにウィン
ドウ化するように表示制御情報を単一論理画面表示制御
手段1dに送る。また、各ウィンドウの右端または下端
部に表示領域を移動できるスクロールバー7g、7h、
7iを表示し、表示不能になっている領域をこれらスク
ロールバーにて調整し表示可能にする。
【0026】実施の形態5.本実施の形態5の構成は図
4と同じである。図8は表示手段が故障した場合の表示
例である。図9に示すような内容の画面縮小定義ファイ
ルを画面構成管理情報4hに予め登録しておく。故障検
出手段4gは表示手段1eの故障を検出すると、ウィン
ドウ化画面情報供給手段1cにどの表示手段が故障した
かを通知する。ウィンドウ化画面情報供給手段1cは、
画面構成管理情報4hからウィンドウ表示内容、位置を
読み出し、表示制御情報を単一画面表示制御手段1dに
送ることにより、図8に示すように、1面には全体画面
の縮小ウィンドウ8aを表示し、視認性は悪くはなる
が、プラント全体に異常がないか全体の把握ができるよ
うにすると共に、残りの面においては、現状の画面をそ
のままのサイズでウィンドウ化し、表示不能になってい
る領域はスクロールバー8bにて調整し表示可能にす
る。
【0027】実施の形態6.実施の形態6について説明
する。本実施の形態6の構成は図4と同じである。本実
施の形態6では、図10に示すように、各面が故障した
場合に、故障面を除く例えば3面で全体画面を表示する
画面(一面が故障した場合は100ページ画面、2面が
故障した場合は101ページ画面・・・)を作成してお
き、画面定義ファイルとして画面構成管理情報4hに予
め登録しておく。故障検出手段4gは表示手段1eの故
障を検出すると、全体画面情報供給手段1bにどの表示
手段が故障したかを通知する。全体画面情報供給手段1
bは、画面構成管理情報4hから図10に示すような内
容の画面定義ファイルを呼び出し、その表示制御情報を
単一画面表示制御手段1dに送ることにより故障面に対
応した画面に切り替えて表示することにより故障面を意
識した画面でのプラントの監視が可能となる。
【0028】実施の形態7.実施の形態7について説明
する。本実施の形態7の構成は図1と同じである。図1
1は本実施の形態の画面表示例である。本実施の形態で
は、表示領域の1面目(左上面)あるいは3面目(左下
面)に、画面展開11bおよびウィンドウ呼び出し11
c用のボタンを持つメインメニュー11aを独立して表
示している。従って、表示領域の1面目あるいは3面目
が故障したとしても、操作入力手段1fの操作により、
図12に示すようなメニューにて、単一論理画面表示手
段1d経由で画面展開やウィンドウ呼び出しが可能とな
る。
【0029】実施の形態8.実施の形態8について説明
する。本実施の形態8の構成は図1と同じである。図1
3は画面展開、ウィンドウ呼び出し用のメニューが表示
されている表示手段が故障した場合の表示例である。本
実施の形態では、複数の表示領域にメニュー表示用アイ
コン13a〜13cを持たせておき、どの表示手段が故
障した場合においても、操作入力手段1fの操作にて、
メニュー表示用アイコンをクリックすることにより、単
一論理画面表示手段1d経由で画面展開やウィンドウ呼
び出しが可能となる。
【0030】実施の形態9.実施の形態9について説明
する。本実施の形態9の構成を図14に示す。図14は
図1の構成に、イベント要求受信手段14gとイベント
送信手段14h(オペレータ用CRT装置側)を追加し
たものである。本大画面表示装置とオペレータ用CRT
装置をネットワークにて接続し、表示手段1eが故障し
た場合には、オペレータ用CRT装置より図15に示す
ようなウィンドウ、すなわち大画面展開15a、ウィン
ドウ呼び出し15b用のウィンドウにてイベント送信手
段14hから画面展開要求やウィンドウ呼び出し要求を
送信することにより、イベント要求受信装置14g経由
にて画面展開やウィンドウ呼び出しが可能となる。
【0031】実施の形態10.上記実施の形態9におい
て、ウィンドウ呼び出し時については、図16に示すよ
うに、イベント送信手段14hにウィンドウ表示面に面
指定のウィンドウ呼び出し16a用のウィンドウにてイ
ベント送信手段14hから送信し、どの面にウィンドウ
を表示するかを指定することが可能である。
【0032】実施の形態11.実施形態11について説
明する。本実施の形態11の構成を図17に示す。図1
7は図4の構成に、イベント送信手段17i、イベント
受信手段17j(オペレータ用CRT装置側)、画面表
示制御手段17k(オペレータ用CRT装置側)、表示
手段17l(オペレータ用CRT装置側)、画面情報1
7mを持たせたものである。
【0033】故障検出手段4gより表示手段1eの故障
を検知した場合には、どの表示手段が故障したかをイベ
ント受信手段17jが受け取り、画面情報17mから、
故障した面に表示されていた表示内容を取得し、画面表
示制御手段17kにてオペレータ用CRT装置のモニタ
である表示手段17lに故障した面に表示されていた表
示内容を表示する。図18は本実施の形態の表示例であ
り、表示手段17lに故障領域Eの画面が表示される。
【0034】実施の形態12.実施形態12について説
明する。本実施の形態12の構成を図19に示す。図1
9は図17の構成に、イベント送信先情報19nを持た
せたものである。
【0035】複数のオペレータ用CRT装置がある場合
に、図20に示すような情報をイベント送信先情報19
nに持たせ、故障検出手段4gからどの表示手段1eが
故障したかをイベント送信手段17iが受け取り、イベ
ント送信先情報19nの内容をもとに、指定されたオペ
レータ用CRT装置のイベント受信手段17jに対して
送信する。
【0036】これを流れ図で説明すると図21のように
なる。図21において、ステップ1にて故障を検出した
場合に、故障情報をイベント送信手段17iに通知す
る。ステップ2にて、上記故障情報をどのオペレータ用
CRT装置に送信するかの判断を行い、ステップ3にて
故障情報をオペレータ用CRT装置に通知する。ステッ
プ4にて、送られてきた情報をイベント受信手段17j
にて受け取り、画面表示要求をステップ5の画面情報を
基に、ステップ6にてオペレータ用CRTに画面表示を
行う。なお、図22は本実施の形態の表示例である。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、画面
全体を表示するための画面情報から全体を表示するため
の全体画面情報供給手段と、全体画面の一部を表示する
ウィンドウ化画面情報供給手段と、単一論理画面表示制
御手段とで構成し、操作入力手段および故障検出手段に
より画面をウィンドウで分割して移動できるようにする
ことにより、マトリックス状に配置された表示手段の一
部の表示手段が故障した場合においても、重要な部分の
表示およびマルチ大画面上での画面展開やウィンドウの
呼び出しが可能である。
【0038】また、オペレータ用CRT装置から画面展
開要求、ウィンドウ表示要求が可能であるため、故障面
に画面展開、ウィンドウ呼び出しメニューがあったとし
ても、画面展開、ウィンドウ表示が可能である。
【0039】また、故障面の表示内容をオペレータ用C
RT装置に表示することにより、一度に全ての内容を確
認できるため監視性が向上する。
【0040】また、オペレータ用CRT装置の指定がで
きるため、オペレータ用CRT装置をバックアップ用モ
ニタとして使用できるため、わざわざ高価で設置スペー
スの必要な大型プロジェクタを購入する必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るマルチ大画面
表示装置を示すブロック構成図である。
【図2】 実施の形態1の画面表示例を示す図である。
【図3】 実施の形態1の動作を説明する流れ図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るマルチ大画面
表示装置を示すブロック構成図である。
【図5】 実施の形態2の画面表示例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の画面表示例を示す
図である。
【図7】 この発明の実施の形態4の画面表示例を示す
図である。
【図8】 この発明の実施の形態5の画面表示例を示す
図である。
【図9】 この発明の実施の形態5の定義ファイル例を
示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6の定義ファイル例
を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態7の画面表示例を示
す図である。
【図12】 この発明の実施の形態7のメニュー例を示
す図である。
【図13】 この発明の実施の形態8の画面表示例を示
す図である。
【図14】 この発明の実施の形態9に係るマルチ大画
面表示装置を示すブロック構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態9の画面表示例を示
す図である。
【図16】 この発明の実施の形態10の画面表示例を
示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態11に係るマルチ大
画面表示装置を示すブロック構成図である。
【図18】 実施の形態11の画面表示例を示す図であ
る。
【図19】 この発明の実施の形態12に係るマルチ大
画面表示装置を示すブロック構成図である。
【図20】 実施の形態12の定義ファイル例を示す図
である。
【図21】 実施の形態12の動作を説明する流れ図で
ある。
【図22】 実施の形態12の画面表示例を示す図であ
る。
【図23】 従来のマルチ大画面表示装置を示すブロッ
ク構成図である。
【符号の説明】 1a 画面情報、 1b 全体画面情
報供給手段、1c ウィンドウ化画面情報供給手段、1
d 単一論理画面表示制御手段、 1e 表示手段、1
f 操作入力手段、 2a〜2f 画面表
示領域、2g ウィンドウ、 4g 故
障検出手段、4h 画面構成管理情報、 5g
ウィンドウ枠、6g アイコン、
7g〜7i スクロールバー、8a 縮小ウィンドウ、
8b スクロールバー、11a メインメ
ニュー、 11b 画面展開、11c ウィン
ドウ呼び出し、13a〜13c メニュー表示用アイコ
ン、14g イベント要求受信手段、 14h イベ
ント送信手段、15a 大画面展開、 1
5b ウィンドウ呼び出し、16a 面指定用のウィン
ドウ呼び出し、17i イベント送信手段、 1
7j イベント受信手段、17k 画面表示制御手段、
17l 表示手段、17m 画面情報、
19n イベント送信先情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA01 BA23 BA32 BB25 CA13 5C080 CC06 DD01 DD14 DD21 EE17 JJ01 JJ02 JJ07 KK14 KK15 5C082 AA12 AA14 AA34 BD07 CA62 CA63 CA72 CB01 DA87 EA20 MM05 MM10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス状に配置した表示領域にそ
    れぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を仮想
    単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表示制
    御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報を供
    給する全体画面情報供給手段、上記単一論理画面表示制
    御手段に画面情報から全体画面の一部をウィンドウ化画
    面情報として供給するウィンドウ化画面情報供給手段、
    およびウィンドウを移動したり、画面に対する入力操作
    を行う操作入力手段を備え、上記単一論理画面表示制御
    手段により複数の表示手段を使用して全体画面を表示す
    ると共に、表示手段の一部が故障して全体画面の一部が
    表示不能となった場合には表示不能部分をウィンドウ化
    し、これを正常動作表示領域へ表示できるようにしたこ
    とを特徴とするマルチ大画面表示装置。
  2. 【請求項2】 表示手段の故障を検出する故障検出手段
    を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段の故
    障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故障に
    よりウィンドウ化した表示手段の表示領域の周囲に故障
    領域を示すウィンドウ枠を表示するように制御すること
    を特徴とする請求項1記載のマルチ大画面表示装置。
  3. 【請求項3】 表示手段の故障を検出する故障検出手段
    を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段の故
    障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故障に
    よりウィンドウ化した表示手段の表示領域を示すアイコ
    ンを正常な表示領域上に表示するように制御することを
    特徴とする請求項1記載のマルチ大画面表示装置。
  4. 【請求項4】 表示手段の故障を検出する故障検出手段
    を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段の故
    障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、故障し
    ていない表示手段が担当する領域を表示手段ごとにウィ
    ンドウ化し、各ウィンドウにスクロールバーを表示して
    正常な表示手段のみを使用して重要部分を表示するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1記載のマルチ大画
    面表示装置。
  5. 【請求項5】 表示手段の故障を検出する故障検出手段
    を設け、ウィンドウ化画面情報供給手段に表示手段の故
    障を通知し、ウィンドウ化画面情報供給手段は、全体画
    面を1枚の表示領域サイズに縮小したウィンドウを正常
    表示領域の1面に表示すると共に、その他の正常な表示
    領域に現状ベースの画面をそのままウィンドウ化したウ
    ィンドウを表示するように制御し、見えない部分はスク
    ロールして表示を可能とすることにより、正常な表示領
    域を用いて表示を可能としたことを特徴とする請求項1
    記載のマルチ大画面表示装置。
  6. 【請求項6】 マトリックス状に配置した表示領域にそ
    れぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を仮想
    単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表示制
    御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報を供
    給する全体画面情報供給手段、および表示手段の故障を
    検出する故障検出手段を備え、故障検出手段が表示手段
    の故障を検出したときこれを全体画面情報供給手段に通
    知し、全体画面情報供給手段は、予め登録されている表
    示手段の故障に応じた画面に自動的に切り替えるように
    したことを特徴とするマルチ大画面表示装置。
  7. 【請求項7】 画面展開、ウィンドウ呼び出し等のボタ
    ンから構成されるメニュー表示ウィンドウを、複数の表
    示領域に独立して持たせたことを特徴とする請求項1記
    載のマルチ大画面表示装置。
  8. 【請求項8】 画面展開、ウィンドウ呼び出し等のボタ
    ンを有するメニュー表示用のアイコンを、複数の表示領
    域に独立して持たせ、操作入力手段によるアイコンのマ
    ウスクリックによりメニューウィンドウを表示させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のマルチ大画面
    表示装置。
  9. 【請求項9】 イベント要求受信手段と、オペレータ用
    CRT装置側にイベント送信手段を設け、オペレータ用
    CRT装置のイベント送信手段に画面展開、ウィンドウ
    呼び出し等を行う機能を持たせることにより、画面展
    開、ウィンドウ呼び出し等のメニューが表示されている
    表示手段の故障時においても、画面展開、ウィンドウ呼
    び出し等を可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    マルチ大画面表示装置。
  10. 【請求項10】 イベント要求受信手段と、オペレータ
    用CRT装置側にイベント送信手段を設け、オペレータ
    用CRT装置のイベント送信手段に、ウィンドウ呼び出
    し面の指定機能を持たせることにより、表示手段の故障
    時においても、正常な表示領域にウィンドウ呼び出しを
    可能としたことを特徴とする請求項1記載のマルチ大画
    面表示装置。
  11. 【請求項11】 マトリックス状に配置した表示領域の
    それぞれ対応する複数の表示手段、これら表示手段を仮
    想単一論理画面として表示制御を行う単一論理画面表示
    制御手段、この単一論理画面表示制御手段に画面情報を
    供給する全体画面情報供給手段、上記単一論理画面表示
    制御手段に画面情報から全体画面の一部をウィンドウ化
    画面情報として供給するウィンドウ化画面情報供給手
    段、ウィンドウを移動したり、画面に対する入力操作を
    行う操作入力手段、表示手段の故障を検出する故障検出
    手段、故障検知したことをオペレータ用CRTに通知す
    るためのイベント送信手段、オペレータ用CRT装置側
    に設けられ、上記イベント送信手段より送られる、どの
    表示手段が異常発生したかという信号を受信するための
    イベント受信手段、および故障した表示手段の表示内容
    をオペレータ用CRTの表示手段に表示するための画面
    表示制御手段を備え、大画面用の表示手段が故障した場
    合には、故障した表示手段により表示されていた画面を
    オペレータ用CRTに表示するようにしたことを特徴と
    するマルチ大画面表示装置。
  12. 【請求項12】 イベント送信手段は、大画面用の表示
    手段が故障した場合、イベント送信先情報を参照して指
    定するオペレータ用CRT装置にイベントを送信する機
    能を有することを特徴とする請求項11記載のマルチ大
    画面表示装置。
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