JPH1131064A - マウス・キーボード切替装置及びマウス・キーボード切替方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウス操作又はキーボードによる通常のカー
ソル移動のみで、使用する画面を自動的に切り替える装
置及び方法であり、異機種および異種ＯＳであっても、
複数台の表示装置を即時に切り替える。 【解決手段】 コモン座標を格納する構成情報記憶部と
そのコモン座標において使用している第１の画面上のカ
ーソルが第２の画面と隣接する境界を越えたとき使用す
る画面を切替えて上記カーソルを上記第２の画面上の上
記第１の画面上のカーソルの最終位置と連続する位置に
発生させる切替処理部を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、マウスを用いて
マウスカーソルを移動させることにより、複数の表示装
置に対して、マウスとキーボードを自動的に切り替えて
接続するマウス・キーボード切替装置及びマウス・キー
ボード切替方法の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、一台の表示装置には対応する一
個のマウスを接続する必要があり、そのため、一台のコ
ンピュータに複数台の表示装置を接続したシステムで
は、表示装置の台数分のマウスが必要となる。その改善
策として、例えば特開平４−２８４５２７号公報に示さ
れた、従来の複数画面を一つのマウスで操作するコンピ
ュータシステムがあり、そのシステム構成図を図１１に
示す。このシステムでは、専用マウス１に画面を切り替
えるための特殊な押しボタンを実装しており、これの押
下によりそのコンピュータに接続される複数の表示装置
を、コンピュータ内部に登録された専用プログラムによ
り他の表示装置にマウスカーソルを切り替えることを特
徴としたものである。このシステムは複数のコンピュー
タ装置を切り替えるものではなく、また手動による切り
替えボタンを必要とするもので、自動切替ではない。

【０００３】次に動作について説明する。ディスプレイ
31上にマウスカーソルが表示されている場合に、専用マ
ウス１上のディスプレイ間移動ボタンが押操作される
と、コンピュータ本体35へ移動通知が行われ、ディスプ
レイ31上に表示されているマウスカーソルが消去され
る。次に、別のディスプレイに移動する処理が行われ、
ディスプレイ32上に入力情報に応じたマウスカーソルが
表示される。

【０００４】また、図12では上記の方法に加え、類似す
る方法を示しているが、いずれも特殊な専用プログラム
または手動による切替え方法である。例イは、一つの装
置に統合するもので、同時に表示する情報量が限られ、
頻繁に画面切り替えを行わなければならない。例ロは、
ＬＡＮを経由して制御するもので、レスポンスが悪くな
ると共に専用のプログラムが必要である。例ハは、一つ
のＣＰＵで３台の表示装置を同時に使用するもので、Ｃ
ＰＵの負荷が重くなると共に専用のプログラムが必要と
なる。例ニは、ハードウェア切替スイッチを用いるもの
で、手動スイッチで切り替えるため操作が煩雑となる。
また、ホットチェンジが困難なため、その都度ＣＰＵを
再起動する必要がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のマウス・キーボ
ード切替装置においては、異なる機種や異なるＯＳ（オ
ペレーティングシステム）、または多数（３台以上の設
置）の接続条件では実現が困難な場合がある。ＬＡＮ経
由では連続的なマウス制御データの転送をともなうこと
から、マウスの反応が悪くなることが想定される。ま
た、物理的なスイッチによる接続の切替装置では、手動
により切り替える動作がともなうことと、機種やＯＳに
よっては接続されるコンピュータを再起動する必要があ
り、同時に即時に切り替えるのが困難という問題点があ
った。

【０００６】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、マウス操作又はキーボードに
よる通常のカーソル移動のみで、使用する画面を自動的
に切り替える方法であり、異機種および異種ＯＳであっ
ても、複数台の表示装置を即時にかつ自動的に切り替え
ることを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明に係るマウス・
キーボード切替装置は、複数の表示装置の各表示画面の
座標をその各表示画面の配置構成と同一にレイアウトし
たコモン座標を格納する構成情報記憶部、上記コモン座
標において使用している第１の画面上のカーソルが第２
の画面と隣接する境界を越えたとき使用する画面を切替
えて上記カーソルを上記第２の画面上の上記第１の画面
上のカーソルの最終位置と連続する位置に発生させる切
替処理部を備えたものである。

【０００８】また、上記境界は連続する第１の境界層と
第２の境界層とからなり、上記カーソルが先に進入した
境界層により上記カーソルの移動方向を判定するもので
ある。

【０００９】さらに、上記境界層は上記カーソルが進入
可能な部分を設定可能とするものである。

【００１０】また、上記コモン座標において画面を切替
えて上記カーソルを異なる解像度を有する上記第２の画
面上に発生させる座標位置を算出するコモン座標計算処
理部を備えたものである。

【００１１】さらにまた、使用中の表示画面に使用中で
あることを表す識別子を表示するものである。

【００１２】また、表示画面を特定する符号を指定する
ことにより、その指定された表示画面の相当する座標位
置にカーソルをジャンプさせるものである。

【００１３】この発明に係るマウス・キーボード切替方
法は、複数の表示装置の各表示画面の座標をその各表示
画面の配置構成と同一にレイアウトし、隣接する各表示
画面間を連続する第１の境界層と第２の境界層とからな
る境界層にて接続したコモン座標において、カーソルが
上記第１の境界層に進入するステップ、上記第１の境界
層に隣接する第１の画面とマウス及びキーボードとの接
続をロックするステップ、上記第２の境界層に隣接する
第２の画面に適合させて補正した座標位置に上記マウス
を設定するステップ、上記第２の画面とマウス及びキー
ボードとの接続のロックを解除するステップからなるも
のである。

【００１４】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．図１はこの発明の一実施の形態であると
ころの３機種接続の例を示すもので、接続するコンピュ
ータは、すべて通常一般的に使用される機材を想定した
ものである。この例では、左に０Ｓ−Ａを使用するパー
ソナルコンピュータａと、中央にＯＳ−Ｂを使用するエ
ンジニアリングワークスティションｂと、右にＯＳ−Ｃ
を使用するパーソナルコンピュータｃがあり、いずれも
同一の操作者が業務上これらの３台のコンピュータシス
テムに接続されたモニター画面を見ながら、一式のマウ
スとキーボードにより画面操作やデータ入出力操作を行
うものである。

【００１５】図１において、１はマウス、２はキーボー
ド、３は切り替えて使用するコンピュータで、使用ＯＳ
の相違によりａ、ｂ、ｃの３機種ある。４はそれぞれの
コンピュータにマウスを接続するマウス接続端子。５は
それぞれのコンピュータにキーボードを接続するキーボ
ード接続端子である。６はそれぞれのコンピュータにマ
ウス１及びキーボードの接続を切り替えるマウス・キー
ボード切替装置である。７はマウスの接続を切り替える
マウス切替処理部で、図２に示す通りマウスのデータ伝
送を切り替えるマウスデータ伝送切替機構８と電気的に
接続したままマウスの移動量の送出を止めるマウスホッ
トロック機構とから構成されている。

【００１６】10はキーボード切替処理部で、図３に示す
ようにキーボードのデータ伝送を切り替えるキーボード
データ伝送切替機構と電気的に接続したままキーボード
の移動量の送出を止めるキーボードホットロック機構と
から構成されている。上記マウス切替処理部７とキーボ
ード切替処理部10とで切替処理部を形成している。13は
ディスプレイ装置の各表示画面の座標をその各表示画面
の配置構成と同一にレイアウトしたコモン座標の位置を
計算するコモン座標計算処理部で、図４に示す通り、マ
ウスの移動量をカウントするマウスカウンタ14、移動量
のアナログデータをデジタルデータに変換するＡ／Ｄ変
換処理15、カーソルが２つの境界層の内先に進入した境
界層によりカーソルの移動方向を判定する境界判定処理
16、解像度の異なる表示画面に切り替えるときカーソル
を異なる解像度を有する画面上に発生させる座標位置を
算出するコモン座標位置計算処理17から構成されてい
る。

【００１７】18はマウス・キーボード切替え装置を使用
するにあたり、事前に接続する機器についての情報を登
録する構成情報記憶部で、図５に示す通り、切り替えて
使用するコンピュータの表示装置の種類と解像度の情報
である接続画面解像度設定情報19、複数の表示装置の各
表示画面の座標をその各表示画面の配置構成と同一にレ
イアウトしたコモン座標を設定するコモン座標設定情報
20、連続する第１の境界層と第２の境界層とからなる境
界のそれぞれの境界層の座標を設定する境界座標設定情
報21、これらの設定を行うために接続するコンピュータ
との接続情報である回線接続情報22、切り替えて使用す
るコンピュータの種別とＯＳの情報である接続機器情報
23からなる情報が格納されている。

【００１８】なお、この構成情報記憶部に対する設定は
いずれのコンピュータからでもＲＳ２３２Ｃ回線接続端
子24のシリアルデータ回線を使用して設定可能である。
この構成情報の設定方法は、マウス・キーボード切替装
置６に附帯する設定プログラムにより行う必要がある
が、その実装は切り替えて使用するいずれのコンピュー
タでも可能なものとし、画面上にて容易に条件設定を可
能とするマンマシン対話型の機能を有し、特に表示装置
の置き方とマウスの移動境界層の設定をマウスで簡単に
行えるものとする。また、あらかじめこのプログラムに
は一般的に使用されているコンピュータの機種やＯＳの
種別、接続可能なデバイス常用等をデータベース化した
ものを内蔵しており、機種等の設定をプロダウンメニュ
ーから選択できる機能も有しているものとする。

【００１９】図１にあるコンピュータ３の表示装置の配
置を図１の通り横に並べた場合、コモン座標は図６に示
す通りになり、コモン座標最大枠として Ｘ＝６４０＋８００＋１２８０＋２ｋ＝２７２０＋２ｋ
（ｋ：境界層） Ｙ＝１０２４ が設定される。表示装置が隣接する部分には図の通り２
つの境界ａｂと境界ｂｃがあり、それぞれ境界層を形成
している。

【００２０】この境界は、図７に示す通り、３３ａと３
３ｂの２つの境界層から構成されており、カーソルが先
に進入した境界層が３３ａか３３ｂであるかによりカー
ソルが図中のＰかＱのいずれの方向から境界に進入した
かを判定することができ、進入した境界に隣接する画面
上にカーソルを発生させることが可能となる。

【００２１】マウスの初期設定位置が仮に図１のコンピ
ュータａの画面にある場合、そのマウスとキーボードは
コンピュータａに接続されており、ａに対する操作がで
きる。次にマウスを右に移動しコンピュータａの画面右
枠を超えた時、コモン座標計算処理部13ではコンピュー
タｂの画面位置にカーソルが移動したことを判定し、マ
ウス１とキーボード２の接続をコンピュータｂに切り替
える命令をマウス切替処理部７とキーボード切替処理部
10に出す。

【００２２】画面を切り替えるときの画面上の座標位置
の計算は、図６において、コンピュータａからコンピュ
ータｂに切り替えるときは、コンピュータａの画面座標
を（Ｘａ、Ｙａ）とするとコンピュータｂの画面座標
（Ｘｂ、Ｙｂ）は、（Ｘｂ＝０、Ｙｂ＝Ｙａ×（１０２
４／４８０））により算出する。逆にコンピュータｂか
らコンピュータａに切り替えるときは、コンピュータａ
の画面座標（Ｘａ、Ｙａ）は、（Ｘａ＝０、Ｙａ＝Ｙｂ
×（４８０／１０２４））により算出する。コンピュー
タｂからコンピュータｃへ、コンピュータｃからコンピ
ュータｂへも同様にして隣接する画面座標に合わせた補
正を行い、マウスを連続して移動させることができる。

【００２３】図８はＣＰＵの異なるコンピュータを切り
替えるときの処理を示すフローチャートである。コンピ
ュータａからコンピュータｂに切り替える場合を例にと
り図に基づいて説明する。まず、カーソルが存在する初
期設定位置（ステップＳ１）からマウスを移動すると、
マウス移動量が計算され（ステップＳ２）、マウス移動
量に相当する画面上の位置にカーソルが表示される。カ
ーソルが画面上の端部まで移動を続け２つ隣接した境界
層の内第１の境界層に進入したと判定されたとき（ステ
ップＳ３）、マウス切替処理部７ではこの命令を受け、
第１の境界層に隣接するコンピュータａのマウス接続端
子４と接続した端子31及びキーボード接続端子５と接続
した端子32を電気的に接続したままマウスの移動量の送
出を止めるホットロックを行う（ステップＳ４）、この
とき、ａ画面に表示されるマウスカーソルの表示を禁止
してもよいが、停止した状態のまま表示しておいても特
に不都合はない。

【００２４】次に、コンピュータｂの表示画面の画面解
像度に合わせたマウスの位置を計算する。この位置情報
はコンピュータａの画面上のカーソルの最終位置と連続
する位置をｂの画面上の左端部の相当位置に補正計算さ
れたものであり、これによりマウスの移動が連続的に表
現されることになる（ステップＳ５）。次に第２の境界
層に隣接するコンピュータｂのホットロックの状態にあ
った端子29にマウス移動量の送出を始めるホットオープ
ンを行う。同じく端子30もホットオープンとする。端子
30をホットオープンした直後にコンピュータｂの画面に
マウスカーソルの表示を有効とする命令を送出する。こ
のとき同時にコンピュータｂの画面上のマウスのカーソ
ル表示位置情報も送出する（ステップＳ６）。

【００２５】上記のように、コンピュータを切り替えた
ときに、切り替える前のコンピュータの画面上のカーソ
ルの表示を禁止した場合には、あたかも一つのマウスカ
ーソルが複数の画面上を移動する表現を可能とし、操作
者のマウス視認性を確保することができる。ただ、操作
が中断して再開した場合、又は操作者が交代した場合等
は現在どのコンピュータの画面が使用中か判断にとまど
うことも考えられる。そのために、使用中であることを
表す識別子を画面上に表示することにより解決される。
この識別子は、マークでもよいし、画面の表示色を変え
てもよい。

【００２６】なお、このコンピュータを切り替えること
によるマウスの隣接する画面への移動表示方法は、マウ
ス・キーボード切替装置６の構成情報記憶部７に設定す
ることにより、次の３つの内のいずれかの方法を選択す
ることができる。 （１）移動する次の画面の解像度にあわせた補正計算方
法 すなわち、現在のＹ座標値（Ｙｐ）に対し移動先のＹ
（Ｙｎ）座標を次の計算により求める方法。 Ｙｎ＝Ｙｐ×（移動先のＹ座標最大値／現在のＹ座標最
大値） （２）移動する次の画面の物理的平行位置に表示する計
算方法 すなわち、現在のＹ座標値（Ｙｐ）に対し移動先のＹ
（Ｙｎ）座標を次の計算式により得る方法。 Ｙｎ＝Ｙｐ なお、この方法の場合、当然、境界層はＹ座標の小さい
ものに合わした設定となり、その値より大きなＹ座標値
では境界層が存在しないこととなるが、視覚的にマウス
カーソルがそのまま次の画面に平行移動したように表示
される。 （３）移動するための境界層を自由に設定する方法 この場合は設定により画面枠の自由な位置に境界層を設
定することできる。例えば、画面右下の一部に回廊的に
マウスの通路を設定し、その通路の抜け先を次の画面の
左下に開けるような概念が適用可能となる。そうするこ
とにより、一種の簡易型パスワードとしても利用可能で
ある。

【００２７】このように、境界層を通してのみマウスカ
ーソルは移動可能なため、それぞれの表示画面の上端と
下端、及びコンピュータａの左端とコンピュータｃの右
端では、マウスの移動は止められることになる。

【００２８】実施の形態２．なお、上記実施の形態１で
は異なるＯＳ、かつ異なる画面解像度の３種類のコンピ
ュータ画面を一列にならべて設置されたものとして、こ
れらを一式のマウスとキーボードで操作する例として上
げたが、図９に示す通り同一画面解像度の表示装置を４
台上下左右に田の字型に設置した例においても、本方式
による操作が可能となる。この例の場合、実施の形態１
と同じく異なるＯＳであっても、操作の方式は変わらな
いが、マウスの移動と画面の接続（マウスとキーボード
の接続）は次のとおり設定が可能となる。

【００２９】左下画面にあるマウスは、実施の形態１の
ように画面右端を超えれば右下画面に移動し、画面上端
を超えれば左上の画面に移動する。同様に各画面間の移
動が隣接する上下左右の画面に対しマウスが移動でき、
同時にキーボードの接続も自動的に切り替わる。また、
解像度が同一なので、コモン座標計算処理部13で計算す
る必要もなく、横方向に並んだ表示装置間の移動はＹ座
標はそのままで、Ｘ座標は表示装置が切り替わるとＸ＝
０とすればよい。また、縦方向に並んだ表示装置間の移
動はＸ座標はそのままでＹ座標は表示装置が切り替わる
とＹ＝０とすればよい。

【００３０】実施の形態３．図１０は実施の形態３を示
すもので、コンピュータｄとコンピュータｅの解像度の
異なるそれぞれの表示装置を縦方向に並べた状態を示し
ている。両画面間には２つの境界層があり、機能・動作
は実施の形態１と同様である。コンピュータｄからコン
ピュータｅへ画面を移動する場合を一例としてみてみる
とコンピュータｄの画面座標を（Ｘｄ、Ｙｄ）とする
と、コンピュータｅの座標（Ｘｅ、Ｙｅ）は（Ｘｅ＝Ｘ
ｄ×６４０／１２８０、Ｙｅ＝０）としてマウスを表示
移動させる。

【００３１】上記の通り、この方法では表示装置の設置
条件に合わせたマウスの画面移動が境界層の設定で可能
であり実施の形態１及び２及び３に限らず使用する表示
装置の数、解像度、設置条件の自在な組み合わせが可能
となる。また、本方法の応用例として、キーボードの他
にそれぞれのコンピュータに接続される各種の入出力操
作装置（例えば、キーボード端子を使用したバーコード
リーダ等）の自動切替も可能となる。なお、当然のこと
ながら、１台のコンピュータに複数の表示装置を接続し
たシステムにおいても適用可能であり、さらには、ＣＰ
Ｕの制御により、それらの複数の表示装置の画面に連続
するページ数の文書を表示する様にすれば、複数の画面
を１つの巨大な画面として使用することも可能である。
さらに表示画面の数が多数の場合は、カーソルを移動さ
せるだけでもかなりの時間を要する。そのため、表示画
面を特定する符号、例えば「ａ」又は「ｂ」を指定し、
その上座標を指定することにより、表示画面の相当する
座標位置にカーソルをジャンプさせることも可能であ
る。

【００３２】以上述べた実施の形態におけるマウス・キ
ーボード切替装置は適用業務を問わないが、特に複数の
事象を同時に観測しながらリアルタイムで処置する必要
性の高い、プラント制御、航空管制等において有効性を
発揮するものである。

【００３３】

【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。

【００３４】１つのマウス及び１つのキーボードにより
複数の表示画面を同時に操作できるように構成したの
で、複数の業務を迅速に処理することができる。

【００３５】また、複数の表示画面の境界を２つの境界
層により構成したので、カーソルの移動方向を判定する
ことができる。

【００３６】さらに、カーソルが進入可能な境界層を設
定可能としたので、簡易パスワードとして使用すること
ができる。

【００３７】また、座標位置を算出するコモン座標計算
処理部を備えたので、カーソルを異なる解像度の画面に
移動させることができる。

【００３８】さらにまた、使用中であることを表す識別
子を表示するように構成したので、操作を中断後再開し
たとき、又は操作者が交替したときに使用中の画面を識
別することが容易である。

【００３９】また、移動したい表示画面の座表位置を入
力することにより、瞬時にジャンプすることができるの
で、時間が短縮できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施の形態１のマウス・キーボー
ド切替装置を示すシステム構成図である。

【図２】 この発明の実施の形態１のマウス切替処理部
を示す構成図である。

【図３】 この発明の実施の形態１のキーボード切替処
理部を示す構成図である。

【図４】 この発明の実施の形態１のコモン座標計算処
理部を示す構成図である。

【図５】 この発明の実施の形態１の構成情報記憶部を
示す構成図である。

【図６】 この発明の実施の形態１のコモン座標を示す
構成図である。

【図７】 この発明の実施の形態１の境界層を示す模式
図である。

【図８】 この発明の実施の形態１のマウス・キーボー
ド切替方法を示すフローチャートである。

【図９】 この発明の実施の形態２を示すシステム構成
図である。

【図１０】 この発明の実施の形態３を示すシステム構
成図である。

【図１１】 従来例のマウス切替装置を示すシステム構
成図である。

【図１２】 従来例のマウス・キーボード切替装置を示
すシステム構成図である。

【符号の説明】

１ マウス、２ キーボード、６ マウス・キーボード
切替装置、７ マウス切替処理部、10 キーボード切替
処理部、13 コモン座標計算処理部、18 構成情報記憶
部、33 境界層。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の表示装置の各表示画面の座標をそ
   の各表示画面の配置構成と同一にレイアウトしたコモン
   座標を格納する構成情報記憶部、上記コモン座標におい
   て使用している第１の画面上のカーソルが第２の画面と
   隣接する境界を越えたとき使用する画面を切替えて上記
   カーソルを上記第２の画面上の上記第１の画面上のカー
   ソルの最終位置と連続する位置に発生させる切替処理部
   を備えたことを特徴とするマウス・キーボード切替装
   置。
2. 【請求項２】 上記境界は連続する第１の境界層と第２
   の境界層とからなり、上記カーソルが先に進入した境界
   層により上記カーソルの移動方向を判定することを特徴
   とする請求項１記載のマウス・キーボード切替装置。
3. 【請求項３】 上記境界層は上記カーソルが進入可能な
   部分を設定可能とすることを特徴とする請求項２記載の
   マウス・キーボード切替装置。
4. 【請求項４】 上記コモン座標において画面を切替えて
   上記カーソルを異なる解像度を有する上記第２の画面上
   に発生させる座標位置を算出するコモン座標計算処理部
   を備えたことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれ
   かに記載のマウス・キーボード切替装置。
5. 【請求項５】 使用中の表示画面に使用中であることを
   表す識別子を表示することを特徴とする請求項１〜請求
   項４のいずれかに記載のマウス・キーボード切替装置。
6. 【請求項６】 表示画面を特定する符号を指定すること
   により、その指定された表示画面の相当する座標位置に
   カーソルをジャンプさせることを特徴とする請求項１〜
   請求項５のいずれかに記載のマウス・キーボード切替装
   置。
7. 【請求項７】 複数の表示装置の各表示画面の座標をそ
   の各表示画面の配置構成と同一にレイアウトし、隣接す
   る各表示画面間を連続する第１の境界層と第２の境界層
   とからなる境界層にて接続したコモン座標において、カ
   ーソルが上記第１の境界層に進入するステップ、上記第
   １の境界層に隣接する第１の画面とマウス及びキーボー
   ドとの接続をロックするステップ、上記第２の境界層に
   隣接する第２の画面に適合させて補正した座標位置に上
   記マウスを設定するステップ、上記第２の画面とマウス
   及びキーボードとの接続のロックを解除するステップか
   らなるマウス・キーボード切替方法。