JP2000309746A - ポリ尿素スプレーコーティングのための付加的なイソシアネート反応性官能基を含んでいるポリアスパラギン酸エステル - Google Patents

ポリ尿素スプレーコーティングのための付加的なイソシアネート反応性官能基を含んでいるポリアスパラギン酸エステル

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JP2000309746A JP2000079798A JP2000079798A JP2000309746A JP 2000309746 A JP2000309746 A JP 2000309746A JP 2000079798 A JP2000079798 A JP 2000079798A JP 2000079798 A JP2000079798 A JP 2000079798A JP 2000309746 A JP2000309746 A JP 2000309746A
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John Bartram Dickenson
ジョン・バートラム・ディケンスン
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Air Products and Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリイソシアネート成分およびイソシアネー
ト反応性成分からなるコーティング組成物を製造し、支
持体をコーティング組成物でコーティングし、そしてコ
ーティング組成物を100℃未満の温度で硬化させるこ
とからなるポリ尿素コーティングの製造法の提供。 【解決手段】 この方法は、イソシアネート反応性成分
がマレイン酸またはフマル酸のジエステルとポリアミン
成分との反応生成物からなり、ポリアミン成分が二つの
第一級アミノ基および100℃未満の温度でイソシアネ
ートに対して反応性である少なくとも一つの別の官能基
を包含し、ジエステルとポリアミン成分はイソシアネー
ト反応性基の当量につき<1モルのジエステルの比率で
反応させて、少なくとも10当量%の未反応のイソシア
ネート反応性基を有する反応生成物を得ることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、ポリアミンの第一級アミノ基
とマレイン酸またはフマル酸ジエステルとの反応で生じ
た第二級アミノ基を包含するポリアミンおよびポリ尿素
コーティング組成物、特にスプレー用ポリ尿素組成物の
ためのアミン連鎖延長剤としてのそれらの使用に関す
る。ポリ尿素エラストマーの主題については、多くの文
献が発表されている。U.S.5,162,388を参照のこと。
【0002】スプレー用ポリ尿素系は、イソシアネート
セミプレポリマーおよびアミン共反応体(しばしばアミ
ン樹脂ブレンド)を包含する二成分法をベースにしてい
る。典型的には、これらの系は、イソシアネート成分
(イソすなわちA側としても知られている)とアミン成
分(樹脂すなわちB側としても知られている)からな
る。代表的なA側は、4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)セミプレポリマー、MDI単量
体および場合により希釈剤としてプロピレンカーボネ−
トの混合物である。代表的なB側は一つまたはそれ以上
のポリ(オキシプロピレン)ジアミンまたはトリアミ
ン、一つもしくはそれ以上のアミン連鎖延長剤および場
合により顔料、充填剤および他の添加剤の混合物を含
む。
【0003】ポリ尿素スプレーコーティングで使用する
主要な連鎖延長剤は、ジエチルトルエン−ジアミン(D
ETDA)である。しかしながら、DETDAにはいく
つかの欠点がある:(1)イソシアネートに対する反応
性が大き過ぎて、典型的な処方ではゲル化時間が約3〜
4秒しか得られない、そして(2)実験動物において、
ガンの原因となることが分かっている。 特に、ゲル時
間が4秒より短い系では、流動性および均展性に乏し
く、下塗してないコンクリートへの付着力に乏しい。ゲ
ル化時間が約20秒を超える系では、ポリ尿素スプレー
コーティング法のユーザーが所望するほどすぐには、施
設、例えば床を使いはじめることができない。
【0004】DETDAに関する反応性の課題を解決す
るために、少なくとも連鎖延長剤の一部を補助連鎖延長
剤、例えばN,N′−ビス(sec−ブチル)メチレンジア
ニリンに置き換えることは、産業界で一般的に実施され
ている。配合者は、DETDAとジアニリン誘導体を適
切に混ぜ合わせて使用することによって、適切なゲル化
時間を得ることができる。しかしながら、ジアニリン誘
導体を採用すると、以下の懸念が生じてくる:
【0005】(1) 系のコストが著しく高くなる、そし
て(2) 硬化したエラストマーコーティングの物理的性
質および耐薬品性が低下する。物理的性質と耐薬品性の
この低下は、DETDAがジ第一級アミンであるのに対
してジアニリン誘導体がジ第二級アミンであるためと考
えることもできる。第二級アミンはイソシアネートと反
応して三置換された尿素を形成するが、これは第一級ア
ミンがイソシアネートと反応することによって形成した
二置換された尿素と同程度の水素結合を形成することは
できないかもしれない。水素結合は、典型的スプレーポ
リ尿素コーティングの優れた物理的な特性および耐薬品
性に貢献すると考えられる。
【0006】U.S. 5,126,170およびU.S. 5,236,741は、
ポリイソシアネート成分とポリアスパラギン酸誘導体に
相当する少なくとも一つの化合物を含有するイソシアネ
ート反応性成分を包含するコーティング組成物を支持体
にコーティングし、そして100℃以下の温度でコーテ
ィング組成物を硬化することによって、ポリウレタンコ
ーティングを製造するための方法を開示している。
【0007】U.S. 5,442,034は、(A)成分および(B)成
分から製造されるスプレー用ポリ尿素エラストマーを開
示しており、この場合、(A)成分は、イソシアネートと
活性水素含有物質、例えばポリオキシアルキレンポリア
ミンとから製造された準プレポリマーからなる。(B)成
分は、アミン樹脂、例えばアミン末端ポリオキシアルキ
レンポリアミン(これは準プレポリマーのポリアルキレ
ンオキシドと同じかまたは異なってもよい)からなる。
成分(A)の粘度は、有機アルキレンカーボネートを入れ
ることによって低くなる。
【0008】U.S. 3,639,418には、エチレン−1,2−
カルボン酸ジエステルを第一級ポリアミンと反応させて
アミノコハク酸基を含有する中間体を得て、さらに中間
体をモノイソシアネートと反応させ、そして反応して得
た中間体を、直ちにまたは続いて環化することによって
製造することができるヒダントイン基を含有するカルボ
ン酸エステルが開示されている。
【0009】
【発明の概要】本発明は、(a) ポリイソシアネート成
分および(b) マレイン酸またはフマル酸のジエステル
とポリアミン成分との反応生成物である少なくとも一つ
の化合物を包含するイソシアネート反応性成分、この
際、ポリアミン成分は二つの第一級アミノ基および10
0℃未満の温度でイソシアネートに対して反応性である
少なくとも一つの他の官能基を有するポリアミンからな
り、ジエステルとポリアミン成分は、イソシアネート反
応性基の当量につき、<1モルのジエステルの比率で反
応させて、少なくとも10当量%(eq%)の遊離のすな
わち未反応のイソシアネート反応性基を有する反応生成
物を得て、官能性イソシアネート反応性基は、第一級脂
肪族もしくは芳香族アミン、第二級脂肪族もしくは芳香
族アミン(これはアスパラギン酸エステルではない)ま
たは第一級、第二級もしくは第三級アルコールを包含し
ているからなるコーティング組成物で支持体をコーティ
ングし、そして、100℃以下の温度でコーティング組
成物を硬化させることからなるポリ尿素コーティングの
製造法に関する。
【0010】別の実施態様としては、本発明は、(a)ポ
リイソシアネート成分および(b)マレイン酸またはフマ
ル酸のジエステルとポリアミン成分との反応生成物であ
る少なくとも一つの化合物を包含するイソシアネート反
応性成分を一緒に反応させ、この際、ポリアミン成分は
二つの第一級アミノ基および100℃未満の温度でイソ
シアネートに対して反応性である少なくとも一つの他の
官能基を有するポリアミンからなり、ジエステルとポリ
アミン成分は、イソシアネート反応性基の当量につき、
<1モルのジエステルの比率で反応させて、少なくとも
10当量%(eq%)の遊離、すなわち未反応のイソシア
ネート反応性基を有する反応生成物を得て、官能性イソ
シアネート反応性基は、第一級脂肪族または芳香族アミ
ン、第二級脂肪族または芳香族アミン(これはアスパラ
ギン酸エステルではない)または第一級、第二級もしく
は第三級アルコールからなり、そして成分(a)と(b)を
スプレーガンを用いて配合することによって製造したス
プレー用ポリ尿素エラストマーを提供する。
【0011】本発明のさらに別の実施態様としては、
(a)ポリイソシアネート成分および(b)マレイン酸また
はフマル酸のジエステルとポリアミン成分との反応生成
物である少なくとも一つの化合物を包含し、ポリアミン
成分は二つの第一級アミノ基および100℃未満の温度
でイソシアネートに対して反応性である少なくとも一つ
の他の官能基を有するポリアミンからなり、ジエステル
とポリアミン成分は、イソシアネート反応性基の当量に
つき、<1モルのジエステルの比率で反応させて、少な
くとも10当量%(eq%)の遊離、すなわち未反応のイ
ソシアネート反応性基を有する反応生成物を得て、官能
性イソシアネート反応性基は、第一級脂肪族もしくは芳
香族アミン、第二級脂肪族もしくは芳香族アミン(これ
はアスパラギン酸エステルではない)または第一級、第
二級もしくは第三級アルコールを包含している、イソシ
アネート反応性組成物が提供される。
【0012】本発明の長所としては、適切な反応性を有
し、毒物学上許容されるポリ尿素用アミン連鎖延長剤が
提供される。アミン連鎖延長剤をスプレー尿素コーティ
ングに処方する時は、5秒より長く20秒より短い適切
なゲル化時間が得られる。
【0013】
【発明の詳述】本発明のポリイソシアネート成分(a)と
して使用するのに適切なポリイソシアネートには、ポリ
ウレタンおよびポリ尿素化学の公知のポリイソシアネー
トが含まれ、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、
フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネー
ト(TDI)および4,4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)が含まれる。特に適切なものは、
それぞれ単独の2,4−および2,6−TDISまたはそ
れらを一緒にした商業的に入手可能な混合物である。他
の適切なイソシアネートは商業上「粗MDI」(また、
PAPIとして知られている)として公知のジイソシア
ネートの混合物であり、これには、他の異性体および類
似のより高級なポリイソシアネートと共に、約60%の
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートが含まれ
る。
【0014】しかしながら、コーティング技術に慣用の
ポリイソシアネート単量体の誘導体を使用するのが好ま
しい。これらの誘導体には、ビウレット基を含有するポ
リイソシアネート、ポリイソシアヌレート基を含有する
ポリイソシアネート、ウレタン基を含有するポリイソシ
アネート、カルボジイミド基を含有するポリイソシアネ
ートおよびアロファネート基を含有するポリイソシアネ
ートが含まれる。ポリイソシアネート単量体のこの種の
誘導体に関する特許文献を引用しているU.S. 5,126,170
を参照のこと。
【0015】また、ポリイソシアネートとポリエーテル
またはポリエステルポリオールの部分的に予備反応させ
た混合物からなるこれらのポリイソシアネートの「プレ
ポリマー」も適切である。ポリイソシアネート成分(a)
として使用するには、上で例示した単純なまたは変性ポ
リイソシアネート単量体とポリオールをベースとするイ
ソシアネート基含有プレポリマーおよびセミプレポリマ
ー(また、準プレポリマーとも称する)が好ましい。こ
れらのプレポリマーおよびセミプレポリマーは、通常、
約0.5〜30重量%、好ましくは約1〜20重量%の
イソシアネート含量を有し、そして、「通常」プレポリ
マーについては、約1.05:1〜10:1、好ましく
は約1.1:1〜3:1、そしてセミプレポリマーにつ
いては6:1〜10:1のNCO/OH当量比率で上述
の出発物質を反応させることによって、公知の方法で製
造される。「通常」プレポリマーの場合、普通は、この
反応の後に蒸留して未反応の揮発性の出発ポリイソシア
ネートをすべて除去し、一方セミプレポリマーの場合
は、生成物を蒸留せず、一般には多量の未反応の出発ポ
リイソシアネートが含まれる。
【0016】プレポリマーおよびセミプレポリマーは、
62〜299の分子量を有する低分子量ポリオール、例
えばエチレングリコール、プロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン、1,6−ジヒドロキシヘキサン;
これらのポリオールと以下に例証されるタイプのジカル
ボン酸との低い分子量のヒドロキシル含有エステル;こ
れらのポリオールの低い分子量のエトキシル化および
(または)プロポキシル化生成物;および前記の多価変
性または未変性アルコールの混合物から、適切に製造で
きる。
【0017】しかしながら、プレポリマーおよびセミプ
レポリマーは、ポリウレタン化学で公知の、分子量が3
00〜約8000、好ましくは約1000〜5000
(これは官能性およびOH価から決定される)の比較的
高い分子量のポリヒドロキシル化合物、すなわちポリア
ルコールから製造するのが好ましい。これらのポリヒド
ロキシル化合物は、分子につき少なくとも二つのヒドロ
キシル基を有し、そして一般に約0.5〜17重量%、
好ましくは約1〜5重量%のヒドロキシル基含量を有す
る。
【0018】プレポリマーおよびセミプレポリマーの製
造のために使用できる適切な、比較的高い分子量のポリ
ヒドロキシル化合物の例は、先に述べた低い分子量のポ
リオール単量体と、ポリカルボン酸、例えばアジピン
酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、マレイン酸、これ
らの酸の無水物およびこれらの酸および(または)酸無
水物の混合物とをベースにしたポリエステルポリオール
が含まれる。また、ヒドロキシル基含有ポリラクトン、
特にポリ−ε−カプロラクトンは、プレポリマーおよび
セミプレポリマーの製造に適している。
【0019】また、適切な出発分子のアルコキシル化に
よって、公知の方法で得られるポリエーテルポリオール
も、イソシアネート基を含有するプレポリマーおよびセ
ミプレポリマーの製造に適している。ポリエーテルポリ
オールのための適切な出発分子の例には、先に述べた単
量体のポリオール、水、少なくとも二つのNH結合を有
する有機ポリアミンおよびこれらの出発分子のすべての
混合物が含まれる。エチレンオキシドおよび(または)
プロピレンオキシドは、アルコキシル化反応のための特
に適切なアルキレンオキシドである。これらのアルキレ
ンオキシドは、いかなる順序でまたは混合物としてアル
コキシル化反応に加えることができる。また、プレポリ
マーおよびセミプレポリマーの製造に適しているのはホ
スゲンおよびジアリールカーボネート、例えばジフェニ
ルカーボネートと、先に述べた単量体のジオールとの反
応によって、製造できるヒドロキシル基含有ポリカーボ
ネートである。
【0020】成分(b)はマレイン酸またはフマル酸のジ
エステル、すなわちマレイン酸またはフマル酸ジエステ
ルと、二つの第一級アミノ基および100℃未満の温度
でイソシアネートに対して反応性である少なくとも一つ
の別の官能基を有するポリアミンからなるポリアミン成
分との反応生成物の全部または一部をベースにしてお
り、官能性イソシアネート反応性基は、第一級脂肪族も
しくは芳香族アミン、第二級脂肪族もしくは芳香族アミ
ン(これはアスパラギン酸エステルではない)、または
第一級、第二級もしくは第三級アルコールである。ジエ
ステルとポリアミン成分は、ポリアミン成分のイソシア
ネート反応性基の当量につき、<1モルのジエステル、
好ましくはイソシアネート反応性基の当量につきジエス
テル、0.1〜0.9モル、最も好ましくは0.5〜0.7
5モルの比率で反応させて遊離イソシアネート反応性基
を少なくとも10当量%、好ましくは10〜90当量%
そして最も好ましくは25〜50当量%を有する反応生
成物を得る。
【0021】反応生成物は、式I
【化9】 (式中、Xはn個の第一級アミノ基を有し、かつ100
℃以下の温度でイソシアネート基に対して反応性である
少なくとも一つの官能基を包含する化合物から誘導され
た有機基であり、R1およびR2は同じかまたは異なって
いてもよく、100℃以下の温度でイソシアネート基に
対して不活性である有機基、特にC1−C4アルキル基を
表し、そしてnは少なくとも2の値を有する整数、好ま
しくは、2または3を表す)に相当する化合物、すなわ
ちポリアスパラギン酸誘導体少なくとも一つ包含する。
【0022】上記の式に対応するポリアスパラギン酸の
誘導体には、Xが、少なくとも三つのアミノ窒素を含
み、このうちの二つが第一級アミンであるポリアミン、
例えばジエチレントリアミンおよびトリエチレントリア
ミンからアミノ基を除去することによって、得られた二
価の炭化水素基を表すものが含まれる。また、Xは、少
なくとも二つの第一級アミンおよび少なくとも一つのヒ
ドロキシル基(これは、第一級、第二級または第三級ヒ
ドロキシル基であってもよい)を含有するポリアミン、
例えばN,N−ビス(アミノプロピル)モノエタノール
アミンから二つの第一級アミノ基を除去することによっ
て、得られる二価の炭化水素基を表わすこともできる。
これらのポリアスパラギン酸の誘導体は、式II X−(NH2)n II に相当する第一級ポリアミンを式III R1OOC−CH=CH−COOR2 III に相当するマレイン酸またはフマル酸のジエステルと反
応させることによって公知の方法で製造される。
【0023】また、式IIの少なくとも二つまたはそれ以
上のポリアミンの混合物、またはこの種のポリアミンの
一つまたはそれ以上とジアミンとの混合物、例えば、エ
チレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,4−ブ
タンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、2,5−ジメ
チルヘキサン、2,2,4−および(または)2,4,4−
トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、1,11−ウン
デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、1−ア
ミノ−3,3,5−トリメチル−5−アミノメチルシクロ
ヘキサン、2,4−および(または)2,6−ヘキサヒド
ロトルエンジアミン、2,4′および(または)4,4′
−ジシクロヘキシルメタンジアミンおよび3,3′−ジ
メチル−4,4′−ジシクロヘキシルメタンジアミンを
使用することもできる。また、芳香族ポリアミン、例え
ば2,4−および(または)2,6−トルエンジアミンな
らびに2,4′−および(または)4,4′−ジフェニル
メタンジアミンも適切であるが、あまり好ましくはな
い。脂肪族に結合した第一級アミノ基を含有する較的高
い分子量のポリエーテルポリアミン、例えばHuntsmanに
よって、Jeffamineの商標の下で販売されている製品も
また適切である。
【0024】マレイン酸またはフマル酸ジエステルと反
応するための特に適切なポリアミンの混合物は、以下の
成分:
【化10】 を包含するANCAMINE(登録商標)2168硬化剤であ
る。
【0025】また、ポリアミン成分として上記の三つの
トリアミノ含有化合物のいずれか一つまたはそれらのい
ずれかの組合せを使用することが望ましい。ポリアミン
成分としてポリアミンの混合物を使用するために必要な
ことは、ポリアミン成分中のイソシアネート反応性基の
当量につき、<1モルのジエステルの比率で反応する時
に、反応生成物が少なくとも10当量の遊離の未反応イ
ソシアネート反応性基を有するように、混合物が少なく
とも2個の第一級アミノ官能基および全体で>2個のイ
ソシアネート反応性基を有するということだけである。
化合物の製造に使用するのに適切なマレイン酸またはフ
マル酸のジエステルの例は、マレイン酸またはフマル酸
のジメチル、ジエチル、およびジ−n−ブチルエステル
である。
【0026】上述の出発物質からの「ポリアスパラギン
酸の誘導体反応生成物」の製造は、例えば、0〜100
℃の温度で、それぞれのイソシアネート反応性基につい
てオレフィン結合が1未満、好ましくは0.9未満で存
在するような比率で出発物質を使用して実施できる。過
剰な出発物質は、反応の後、蒸留によって、除去でき
る。反応は、溶媒なしで、または適切な溶媒、例えばメ
タノール、エタノール、プロパノール、ジオキサンおよ
びこのような溶媒の混合物の存在下で実施できる。
【0027】本発明のコーティング組成物中に存在する
バインダーは、ポリイソシアネート成分(a)と式Iに相
当する第二級ポリアミン反応生成物を含有するイソシア
ネート反応性成分(b)との混合物、または、ポリイソシ
アネート成分(a)と第二級ポリアミン反応生成物および
他のイソシアネート反応性化合物を含有するイソシアネ
ート反応性の成分(b)との混合物をベースにしている。
【0028】これらの場合により使用される他のイソシ
アネート反応性化合物には、アミン樹脂、例えばポリオ
キシプロピレンアミンまたはポリウレタン化学から知ら
れている有機ポリヒドロキシル化合物であってもよく、
そしてプレポリマーおよびセミプレポリマーの製造のた
めに、前に記載された低い分子量のポリオールおよび比
較的高い分子量のポリオールが含まれる。ポリヒドロキ
シル化合物が含まれるときは、生成物はポリウレタン/
尿素である。好ましくは、ポリオキシプロピレンアミン
が使用される。
【0029】本発明で使用されるバインダーでは、成分
(a)および(b)は、イソシアネート基対イソシアネート
反応性基の当量比が約0.8:1〜20:1、好ましく
は約0.8:1〜2:1、さらに好ましくは約0.8:1
〜1.2:1、そして最も好ましくは約1.1:1となる
のに十分な量で使用される。任意のポリヒドロキシル化
合物は、式Iに相当する化合物からのそれぞれの第二級
アミノ基について20個までのヒドロキシル基が存在
し、好ましくはヒドロキシル基対第二級アミノ基の当量
比が約10:1〜1:10となるような量で成分(b)中
に存在できる。
【0030】コーティング組成物は個々の成分を一緒に
混ぜることにより製造されるが、しかしながら、場合に
よりポリオールが存在するならば、まず最初に式 に相
当する化合物と混合できる。コーティング組成物の製造
は、溶媒なしで、またはポリ尿素コーティングにおい
て、慣用的に使用される溶媒の存在下で実施される。使
用する溶媒の量が、公知の二成分系で必要なものと比べ
た時に、非常に低減できることは、本発明の方法の利点
である。
【0031】適切な溶媒の例には、キシレン、酢酸ブチ
ル、メチルイソブチルケトン、酢酸メトキシプロピル、
N−メチルピロリドン、石油炭化水素、イソブタノー
ル、ブチルグリコール、クロロベンゼンおよびこの種の
溶媒の混合物が含まれる。ポリオールが使用されていな
い場合は、前に記載したアルコール性溶媒を使用でき
る。
【0032】コーティング組成物では、成分(a)と(b)
の総量対溶媒量の重量比は、約40:60〜100:
0、好ましくは約60:40〜90:10である。コー
ティング組成物はまた、ポリ尿素コーティングにおい
て、慣用的に使用される他の補助剤および添加剤、特に
顔料、充填剤、均展剤、触媒、沈降防止剤などを含むこ
とができる。
【0033】本発明に従って得られたコーティングの特
性は、特に出発成分(a)と(b)の性質および比率を適切
に選ぶことによって調節できる。したがって、例えば、
成分(a)のプレポリマーまたはセミプレポリマー中およ
び(または)成分(b)中のいずれかで比較的高い分子量
の直鎖ポリオールが存在するとコーティングの弾性が増
すが、このような出発成分がないと、コーティングの架
橋密度および硬度が増加する。本発明のポリ尿素スプレ
ーコーティング系の成分(a)および成分(b)は、高い圧
力下で配合または混合され、最も好ましくは、それらは
高圧スプレー装置で直接、衝突混合される。特に、成分
(a)および(b)の第1および第2の加圧された流れを、
それぞれ比例配分装置の二つの別々の室から供給し、そ
して二つの成分を完全に混合するために互いに高速で衝
撃を与えるかまたは衝突させ、そしてこのようにして得
たエラストマー系の処方物を、次いで所望の支持体上に
スプレーガンを用いてコーティングする。
【0034】本発明の方法を実施するためには、コーテ
ィング組成物は、公知の方法、ブラシコーティング、浸
漬またはフラッディングによって、ローラーまたはドク
ターアプリケーターによって、または特にスプレーによ
って、支持体に一つまたはそれ以上の層としてコーティ
ングされる。方法は、すべての支持体、例えば金属、プ
ラスチック、木、ガラスまたは特にコンクリート上にコ
ーティングを形成するのに適している。支持体をコーテ
ィングした後、コーティングを約−20℃〜100℃の
温度で硬化する。硬化は約10℃〜80℃の温度で、空
気乾燥または強制乾燥によって、実施するのが好まし
い。
【0035】
【実施例】実施例1 混合された多環式脂肪族アミン(MPCA、Ancamine 2168
硬化剤)1776g(15.86当量)を60℃に加熱
してそして加熱マントル、オーバーヘッド冷却器および
滴加ロートを備えた5Lの四つ口丸底フラスコに入れ
た。窒素ブランケットを、MPCA上に維持した。1時
間にわたって、マレイン酸ジエチル1975.8g(1
1.49モル)を、それぞれ約250gの八つの増分で
加えた。82〜83℃に発熱した反応混合物を、60℃
で6時間保ち、そしてそれから週末を通じて放置した。
この場合、十分なマレイン酸ジエチルを有効イソシアネ
ート反応性基72.4当量と反応させた。反応が完了し
た時を定めるため、MPCAポリアスパラギンエステル
(MPCA/PAE)の粘度を時間の関数として測定
し、以下の表に示した。
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 メタ−キシレンジアミンとメチルイソブチルケトン(MX
DYMIBK)の還元反応生成物は、本質的にUS 3,598,782の
実施例に従って製造した。
【0038】実施例3 この実施例は、Gusmerスプレーガン装置を使用したスプ
レーポリ尿素コーティングの製造を示す。成分は、重量
部で使用した。ランAは標準的な先行技術の系であり、
そしてランBが本発明によるものである。
【0039】
【表2】
【0040】使用物質は、以下の通りであった: Rubinate 9272 MDI-PPG2000準プレポリマー(ICI.製) Mondur ML MDI ウレトニミン(Bayer製) Jeffamine D2000 ポリオキシプロピレンジアミン(Hunt
sman製) Jeffamine T5OOO ポリオキシプロピレントリアミン(Hu
ntsman製) エポキシシラン(Dow Corning製) Unilink 4200 N,N′−ジ(sec−ブチル)メチレンジア
ミン(UOP,Inc.社製) 灰色粉砕物および淡灰色粉砕物顔料は、D2000の中
に懸濁した。
【0041】表1のデータは、芳香族ジアミン、例えば
ジエチルトルエンジアミンまたはジアルキルメチレンジ
アニリンを使用することなく、適切なゲル化時間でポリ
尿素スプレーコーティングを製造するために、連鎖延長
剤が効果的であることを示す。
【0042】産業への利用性の説明 本発明は、特にスプレーポリ尿素コーティング組成物に
適したアミン連鎖延長剤を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・バートラム・ディケンスン アメリカ合衆国ペンシルベニア州19454. ノースウェイルズ.シアラーストリート 741

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリイソシアネート成分およびイソシア
    ネート反応性成分からなるコーティング組成物を製造
    し、支持体をコーティング組成物でコーティングし、そ
    してコーティング組成物を100℃未満の温度で硬化さ
    せることからなるポリ尿素コーティングの製造法におい
    て、イソシアネート反応性成分がマレイン酸またはフマ
    ル酸のジエステルとポリアミン成分との反応生成物から
    なり、ポリアミン成分が二つの第一級アミノ基および1
    00℃未満の温度でイソシアネートに対して反応性であ
    る少なくとも一つの別の官能基を包含し、ジエステルと
    ポリアミン成分は全イソシアネート反応性基の当量につ
    き<1モルのジエステルの比率で反応して、少なくとも
    10当量%の遊離のイソシアネート反応性基を有する反
    応生成物を得て、官能性イソシアネート反応性基が第一
    級脂肪族もしくは芳香族アミン、第二級脂肪族もしくは
    芳香族アミン(これはアスパラギン酸エステルではな
    い)または第一級、第二級もしくは第三級アルコールで
    あることを特徴とする上記製造法。
  2. 【請求項2】 ポリイソシアネート成分がポリイソシア
    ネートプレポリマーまたはセミプレポリマーである請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ジエステルおよびポリアミン成分がイソ
    シアネート反応性基の当量につき0.1〜0.9モルのジ
    エステルの比率で反応する請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応生成物が遊離のイソシアネート反応
    性基25〜50当量%を有する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 反応生成物が、構造 【化1】 (式中、Xがn個の第一級アミノ基を有し、かつ100
    ℃以下の温度でイソシアネート基に対して反応性である
    少なくとも一つの別の官能基を含有する化合物から誘導
    された有機基を表し、 R1およびR2が同一かまたは異なっていてもよく、C1
    −C4アルキル基を表し、そしてnが少なくとも2の値
    を有する整数を表す)のポリアスパラギン酸誘導体を少
    なくとも一つ含有する請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 ポリアミン成分が、 【化2】 の化合物を少なくとも一つ含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 ジエステルがジメチルまたはジエチルエ
    ステルである請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 イソシアネート反応性成分がさらにアミ
    ン樹脂、ポリヒドロキシル化合物またはその両方を含む
    請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 (a)ポリイソシアネートプレポリマーま
    たはセミプレポリマー成分、および(b)マレイン酸また
    はフマル酸のジエステルとポリアミン成分との反応生成
    物である少なくとも一つの化合物を包含するイソシアネ
    ート反応性成分を100℃未満の温度で一緒に反応さ
    せ、この際ポリアミン成分は二つの第一級アミノ基およ
    び100℃未満の温度でイソシアネートに対して反応性
    である少なくとも一つの他の官能基を有するポリアミン
    からなり、ジエステルとポリアミン成分は、イソシアネ
    ート反応性基の当量につき0.1〜0.9モルのジエステ
    ルの比率で反応させて、少なくとも10当量%の遊離未
    反応のイソシアネート反応性基を有する反応生成物を得
    て、官能性イソシアネート反応性基は第一級脂肪族もし
    くは芳香族アミン、第二級脂肪族もしくは芳香族アミン
    (これはアスパラギン酸エステルではない)または第一
    級、第二級もしくは第三級アルコールであり、スプレー
    ガンを用いて成分(a)と(b)を配合することによって製
    造したスプレーポリ尿素エラストマー。
  10. 【請求項10】 反応生成物が25〜50当量%の遊離
    イソシアネート反応性基を有する請求項9記載のエラス
    トマー。
  11. 【請求項11】 反応生成物が、構造 【化3】 (式中、Xがn個の第一級アミノ基を有し、かつ100
    ℃以下の温度でイソシアネート基に対して反応性である
    少なくとも一つの別の官能基を含有する化合物から誘導
    された有機基を表し、 R1およびR2が同一かまたは異なっていてもよく、C1
    −C4アルキル基を表し、そしてnが少なくとも2の値
    を有する整数を表す)のポリアスパラギン酸誘導体を少
    なくとも一つ含有する請求項9記載のエラストマー。
  12. 【請求項12】 ポリアミン成分が、 【化4】 の化合物の少なくとも一つを含む請求項9記載のエラス
    トマー。
  13. 【請求項13】 イソシアネート反応性成分がさらにア
    ミン樹脂、ポリヒドロキシル化合物またはその両方を含
    む請求項9記載のエラストマー。
  14. 【請求項14】 反応生成物が、構造 【化5】 (式中、Xがn個の第一級アミノ基を有し、かつ100
    ℃以下の温度でイソシアネート基に対して反応性である
    少なくとも一つの別の官能基を含有する化合物から誘導
    された有機基を表し、 R1およびR2が同一かまたは異なっていてもよく、メチ
    ル基またはエチル基を表し、そしてnが2または3の値
    を有する整数を表す)のポリアスパラギン酸誘導体を少
    なくとも一つ含有する請求項10記載のエラストマー。
  15. 【請求項15】 ポリアミン成分が、 【化6】 の化合物を少なくとも一つ含む請求項14記載のエラス
    トマー。
  16. 【請求項16】 イソシアネート反応性成分がさらにア
    ミン樹脂、ポリヒドロキシ化合物またはその両方を含む
    請求項15記載のエラストマー。
  17. 【請求項17】 マレイン酸またはフマル酸のジエステ
    ルとポリアミン成分との反応生成物である少なくとも一
    つの化合物を包含し、ポリアミン成分は二つの第一級ア
    ミノ基および100℃未満の温度でイソシアネートに対
    して反応性である少なくとも一つの他の官能基を有する
    ポリアミンからなり、ジエステルとポリアミン成分は、
    イソシアネート反応性基の当量につき<1モルのジエス
    テルの比率で反応させて、10〜90当量%の遊離のイ
    ソシアネート反応性基を有する反応生成物を得て、官能
    性イソシアネート反応性基は第一級脂肪族もしくは芳香
    族アミン、第二級脂肪族もしくは芳香族アミン(これは
    アスパラギン酸エステルではない)または第一級、第二
    級もしくは第三級アルコールである、イソシアネート反
    応性組成物。
  18. 【請求項18】 反応生成物が、構造 【化7】 (式中、Xがn個の第一級アミノ基を有し、かつ100
    ℃以下の温度でイソシアネート基に対して反応性である
    少なくとも一つの別の官能基を含有する化合物から誘導
    された有機基を表し、 R1およびR2が同一かまたは異なっていてもよく、メチ
    ル基またはエチル基を表し、そしてnが2または3の値
    を有する整数を表す)のポリアスパラギン酸誘導体を少
    なくとも一つ含有する請求項17記載の組成物。
  19. 【請求項19】 ポリアミン成分が、 【化8】 の化合物を少なくとも一つ含む請求項18記載の組成
    物。
  20. 【請求項20】 イソシアネート反応性成分が、さらに
    アミン樹脂、ポリヒドロキシ化合物またはその両方を含
    む請求項19記載の組成物。
JP2000079798A 1999-03-23 2000-03-22 ポリ尿素スプレーコーティングのための付加的なイソシアネート反応性官能基を含んでいるポリアスパラギン酸エステル Pending JP2000309746A (ja)

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