JP2000309109A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2000309109A
JP2000309109A JP11835599A JP11835599A JP2000309109A JP 2000309109 A JP2000309109 A JP 2000309109A JP 11835599 A JP11835599 A JP 11835599A JP 11835599 A JP11835599 A JP 11835599A JP 2000309109 A JP2000309109 A JP 2000309109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
tank
exhaust
tube
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11835599A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yomo
誠 四方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11835599A priority Critical patent/JP2000309109A/ja
Publication of JP2000309109A publication Critical patent/JP2000309109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブタンクの排気口の径を大きくすることな
く、短時間で排気チューブの中の残存インクを解消する
インクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 このインクジェット記録装置は、チュー
ブポンプ50bの駆動によってメイン排気チューブ1
2、ジョイント部材11及び排気チューブ10を介して
サブインク2内の空気を排気し、排気チューブ10の排
気口がフロート9で塞がれた事を圧力センサ15の値で
検知したときにチューブポンプ50bの駆動を停止する
と同時に弁7を閉じ、その代わりに弁13を開いてメイ
ン排気チューブ12を大気に連通することで、排気チュ
ーブ10内へ侵入していたインクをサブタンク2に戻す
ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に大容量のインクを供給するインク供給
装置の改良を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータのプリン
ターや複写機として、インクを用いて記録するインクジ
ェット記録装置が普及してきている。インクジェット記
録装置は、安価でフルカラーの記録が可能であるため、
その需要はますます大きくなっている。
【0003】そして、最近ではA1版、A0版のような
大判のシートに写真調の画像を記録するようなプロッタ
ーにまでインクジェット記録装置が使用されてきてい
る。
【0004】また、X線フィルムやCTスキャン画像の
ような医療用の多階調画像記録にもインクジェット記録
が応用されようとしている。このような医療画像用記録
装置では、異なる濃度を有する複数種類のインクを組み
合わせ、インクを2回、3回と重ねて記録することによ
ってインクの種類数よりはるかに多い階調を表現するこ
とが可能にする。
【0005】しかし、前述のプロッターや医療画像用記
録装置では、多量のインクを使用するため、記録ヘッド
を走査するためのキャリッジ上にインクタンクを搭載す
るとインクタンクが小型なものに限られ、頻繁にインク
タンクの交換をおこなわなければならず不便であり、ラ
ンニングコストも高くつく。
【0006】そこで、このように大量のインクを消費す
るインクジェット記録装置には、一般に図6に示すよう
なインク供給系が用いられている。
【0007】図6において、記録ヘッド301は、装置
本体に対して移動可能なキャリッジ302に搭載されて
いる。一方では装置本体にメインタンクが固定されてい
る。インクが少なくなったときには、インクタンク30
3へインクを補給することになる。記録ヘッド301と
メインタンク303はチューブ、継手などで構成された
インク流路304によって連結されている。キャリッジ
302は、印字時には往復移動するので、そのキャリッ
ジ302の移動を妨げないようにインク流路304の少
なくとも一部に、柔軟性のあるチューブ(例えばシリコ
ンチューブ、ポリエチレンチューブなど)が用いられて
いる。メインタンク303には大気連通孔305が設け
られ、メインタンク303の内部は大気と通じている。
したがって、記録ヘッド301からインクが吐出される
とメインタンク303からインク流路304を経て、イ
ンクが補給されていく。記録ヘッド内の圧力は、吐出口
306よりインクが漏れ出してこないように負圧状態に
保たなければならない。記録ヘッド内の圧力はメインタ
ンク303のインクレベルH1によって決まり、インク
レベルH1は記録ヘッド1のノズル306の高さH0よ
りも20〜100mm程度低い位置に設けることが好ま
しい。
【0008】この方法を用いると、非常に簡単な構成に
よってインク供給を実現できるが、インク流路304に
用いている柔軟性のあるチューブは、ゴム製、樹脂製の
ものを用いるため若干のガス透過性を有する。チューブ
内も記録ヘッド内と同様、負圧になっているため、チュ
ーブ内には大気からチューブ壁を通して少しずつ空気が
侵入し、気泡を発生させる。その気泡が記録ヘッド30
1内に流れ込むと、正常なインク滴を吐出できなくな
り、印字不良が発生する。一方、気泡の発生を少しでも
減少させるためにH1をH0に近づけると、気温の変
化、衝撃、振動などで記録ヘッドからインクが漏れやす
くなってしまう。また、仮に大気からチューブ内にチュ
ーブ壁を通して少しずつ空気が侵入することを防止でき
たとしても、インクに溶存した空気がチューブ内、サブ
タンク内で気泡に成長することもあり得る。そこで気泡
が発生してもその気泡を記録ヘッド上に設けたサブタン
クに蓄積し、このサブタンク内の空気を排出する手段を
設けることによって、記録ヘッド内に空気が入り込まな
いようしたインク供給系が特願平10−128959号
にて提案されている。
【0009】この従来例のサブタンク排気手段につい
て、図7及び図8を用いて説明する。図7及び図8はサ
ブタンク2の断面図である。図2に示すサブタンク2内
は仕切板101によってフロート部102とエアバッフ
ァ部103の二つの空間に分けられている。フロート部
102の中には球状のフロート9が封入されている。フ
ロート9の材質としてはインクより比重が小さく、かつ
インクと反応しにくい材質が選ばれ、例えばポリプロピ
レンなどが用いられる。もちろんインクより比重の大き
い材質でも、中空であり部品そのものの比重がインクよ
り小さければよい。仕切板101の上部はフロート部1
02とエアバッファ部103を完全に遮断している。仕
切板101の下部は縦方向に連続したスリット104が
設けられ、フロート9がエアバッファ部103へ移動す
ることはないが、インクや空気は自由に通過できるよう
になっている。フロート部102の上部には円錐状の形
状をした円錐部105が設けられ、この円錐部105の
頂点に相当するところに、排気口108、排気チューブ
10の接続部106が形成されている。一方、エアバッ
ファ部103の上部には、供給チューブ5の接続部10
7が形成され、この接続部107からパイプ部109
が、サブタンク2内の下方に伸びている。このため、供
給チューブ5内のインクとサブタンク内のインクとは常
に接した状態を保っている。
【0010】図8は、サブタンク内の排気を終了した直
後の状態である。この状態から、印字、放置(スタンバ
イ状態および電源OFF状態)を繰り返すと、供給チュ
ーブ5内で発生した気泡が少しずつサブタンク内に侵入
してくる。この時、排気チューブ10の途中に設けられ
た弁(不図示)が閉じているので、インクは印字、ヘッ
ド回復動作によってノズル6から出ていくが、増加した
空気はサブタンクの中に閉じこめられるため、図7に示
すようにインク面が下がってくる。
【0011】サブタンク2の中の空気を排出する場合に
は、ヘッド回復ユニット40が上昇し、記録ヘッド1の
ノズル6を覆って外気から遮断する。そして、排気チュ
ーブ10につながれたポンプ(不図示)が作動し、サブ
タンク2内の空気を少しずつ吸引し、サブタンク2内の
圧力が徐々に下がりはじめる。ある程度まで圧力が低下
すると、不図示のメインタンクから供給チューブ5を通
ってインクが供給されてくる。供給されたインクのかわ
りにサブタンク2内にあった空気は排気チューブ10を
通って出ていく。このとき、図7の状態では、インク面
は均一に上昇していくが、インク面がスリット104の
最上部まで達すると、フロート部102とエアバッファ
部103の中の空気は完全に遮断されるため、それ以降
はフロート部の空気だけが排出される。空気が排出され
てインク面が上昇すれば、当然それに応じて、フロート
9も上昇する。
【0012】フロート9は最初はフロート部102内で
水平方向の位置が定まらないまま上昇してくるが、円錐
部105に達するとその後は円錐部105の仮想頂点に
近づくように上昇し、最後には図8に示すような、円錐
部105に全周が接触する位置で停止し、排気口108
を塞ぐ。
【0013】一方、排気チューブ10の内部の圧力は圧
力センサによって検出されている。排気チューブ10内
の圧力は、サブタンク2から空気だけが排出されている
ときは、ほぼ一定の圧力値を示すが、フロート9が排気
口108を塞ぐと急に圧力は下がる。この急激な圧力変
動が検出されるとポンプの動作が停止し、そして排気チ
ューブ10の途中に設けられた弁が閉じられて、排気動
作は終了となる。
【0014】フロート9と円錐部105は、それぞれ理
想的な球形、円錐形であれば完全に排気口108を塞ぐ
ことができるが、現実には製作誤差によってわずかな隙
間ができ、この隙間から排気チューブ10内へインクが
漏れる。しかしながら、このわずかな隙間だけが生じて
いる場合でも、排気口108が完全に開いている場合に
比較して、流路抵抗が相当大きくなるので、排気チュー
ブ内の圧力は、急に低下する。
【0015】このような構成によれば、インク供給路な
どにて発生した気泡は、サブタンクに蓄積された後に確
実に排出されていくので、記録ヘッドに侵入していくこ
とはない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようにフロート9が排気口108を塞いだ後にも、排
気チューブ10内へわずかにインクが漏れる。排気口1
08の径が十分に大きければ、その後サブタンク2内に
空気が蓄積されたときにそのインクはサブタンク内へ落
下していくが、排気口108の径が小さい場合には、イ
ンクの粘性抵抗により排気チューブ10内にいつまでも
インクが残ってしまう。排気チューブ10内にインクが
残ると、つぎに排気動作を行う場合に支障をきたす。つ
まり、サブタンク2から空気だけが排出されているとき
に比べて、排気チューブ10内にインクが残っていると
きには、そのインクが抵抗となってサブタンク2内の空
気が排気されないにもかかわらず排気チューブ10内の
圧力が下がってしまう。この圧力低下が大きいと、圧力
センサが誤動作し、排気動作が終了していないのに、終
了したと判断する危険性がある。このような誤動作が何
度か発生すると、いずれサブタンク2内は空気でいっぱ
いになり、記録ヘッドからインクが吐出されなくなって
しまう可能性があった。
【0017】排気口108の径を十分大きくすればこの
ような危険性は少なくなるが、それにともない排気チュ
ーブ10の径も大きくなり、サブタンク2も大きくなっ
て装置が大型化するという問題が起きる。
【0018】本発明の第1の目的は、サブタンクの排気
口の径を大きくすることなく、短時間で排気チューブの
中の残存インクを解消するインクジェット記録装置を提
供することである。
【0019】本発明の第2の目的は、簡単な機構を用い
て、より確実に排気チューブの中の残存インクを解消す
るインクジェット記録装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の各目的を達成する
ために本発明は、記録ヘッドへインクを供給する第1の
インクタンクと、該第1のインクタンクへインクを供給
する第2のインクタンクと、前記第1のインクタンクの
内部にインクとともに収容されたフロートと、前記第1
のインクタンクに設けられた排気口に接続された排気路
と、該排気路から前記第1のインクタンク内に蓄積され
た気体を排出して、前記フロートが前記排気口を塞ぐこ
とで排気動作を終了する排気手段とを備えたインクジェ
ット記録装置において、前記排気手段は、排気動作の終
了後、前記第2のインクタンクから前記第1のインクタ
ンクへのインクの供給を停止させ、前記排気路を一定時
間、大気に連通させることを特徴とする。
【0021】このように構成された発明では、排気手段
によって排気路を介して第1のインクタンク内に蓄積さ
れた気体が排気され、排気口がフロートで塞がれたとき
に排気手段による排気動作が終了する。この排気動作中
においては第2のインクタンクから第1のインクタンク
へのインクが供給されていたが、その排気動作の終了後
は排気手段は第1のインクタンクへのインク供給を停止
させ、排気路を一定時間、大気に連通させる。この事に
より、排気路から第1のインクタンク内へ空気が侵入す
るため、排気路内へ侵入していたインクが第1のインク
タンクに戻る。上記のインクジェット記録装置におい
て、前記記録ヘッドのインク吐出口からインクを吸引す
るためのインク吸引手段をさらに備え、該インク吸引手
段は、前記排気手段によって前記排気路を一定時間大気
に連通させている間に、前記記録ヘッドのインク吐出口
から一定量のインクを吸引することが好ましい。この構
成によれば、排気路内のインクが第1のインクタンクに
確実に戻る。
【0022】さらに、上記のインクジェット記録装置に
おいて、前記第2のインクタンクから前記第1のインク
タンクへのインクの供給を行うインク供給路と、該イン
ク供給路を開閉する第1の弁機構とをさらに備え、前記
排気手段は、該第1の弁機構を閉じることによって、前
記第2のインクタンクから前記第1のインクタンクへの
インク供給を停止することが考えられる。あるいは、上
記のインクジェット記録装置において、前記第2のイン
クタンクの内部を大気に連通する連通路と、該連通路を
閉じる第2の弁機構とをさらに備え、前記排気手段は、
該第2の弁機構を閉じることによって、前記第2のイン
クタンクから前記第1のインクタンクへのインク供給を
停止することが考えられる。
【0023】さらに、前記記録ヘッドは、インク吐出用
の熱エネルギー発生素子を備え、該熱エネルギー発生素
子によってインクに生じる気泡成長を利用してインクを
吐出させるものであることが考えられる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は、本発明のインクジェット記録装置
の一実施形態の概略平面図である。図2は、図1に示し
たインクジェット記録装置のインク供給路、および排気
手段の詳細を模式的に説明する図である。また、これら
の図では図6〜図7の従来技術と同一の構成要素に同一
符号を用いている。
【0026】図1において、記録装置本体の互いに間隔
をおいて配置された2つの側板30a、30b間に2本
のガイドレール31、32が支持されている。ガイドレ
ール31、32にはキャリッジ3が図中矢印A方向(記
録媒体の搬送方向と交差する方向)に摺動可能に設けら
れている。キャリッジ3の移動機構については、シリア
ルタイプの記録装置に一般的に用いられるものと同様で
よいので、その説明は省略する。
【0027】キャリッジ3には図2に示すように、イン
クを吐出する記録ヘッド1と、記録ヘッド1に供給する
インクを保持する第1のインクタンクであるサブタンク
2とが搭載されている。これら記録ヘッド1およびサブ
タンク2は、チューブを介さずに直接接続され、この例
では、キャリッジ3に6個ずつ搭載されている。記録ヘ
ッド1は、それぞれインクを吐出する吐出孔を開口した
ノズル6と、ノズル内のインクを加熱してノズル内部の
インクを膜沸騰させるための発熱素子(不図示)とを有
する。発熱素子を駆動してノズル内のインクを膜沸騰さ
せると、ノズル内に気泡が生じ、その気泡の成長に伴う
圧力によりノズル6からインクが吐出される。記録ヘッ
ド1によって記録される記録媒体は、記録媒体搬送機構
(不図示)により、ノズル6に対向する位置に搬送され
る。
【0028】各々のサブタンク2にインクを供給するた
めの供給チューブ5はそれぞれ、柔軟性を有するカバー
部材33によって束ねられ、保護されている。したがっ
て、記録動作時にキャリッジ3がガイドレール31、3
2に沿って往復移動されるとき、供給チューブ5はその
移動を妨げることはない。
【0029】各サブタンク2にはそれぞれ供給チューブ
5を介して第2のインクタンクであるメインタンク4が
接続されていて、記録装置本体に固定されている。メイ
ンタンク4の内容量は、サブタンク2の内容量よりも十
分に大きい。サブタンク2内のインクが消費されても、
自動的にメインタンク4よりインクが補充されるため、
サブタンク2を小型化することが可能である。
【0030】メインタンク4に収容されたインクは、サ
ブタンク2に一時的に保持され、記録ヘッド1に供給さ
れる。そして、記録媒体搬送機構(不図示)による、キ
ャリッジ3の移動方向と交差する方向への記録媒体の所
定ピッチでの搬送と、キャリッジ3の往復運動とを繰り
返しながら、記録装置本体の制御部(不図示)から送ら
れる記録信号に基づき記録ヘッド1の発熱素子を駆動す
ることで、記録ヘッド1のノズル6からインクが吐出さ
れ、記録媒体に記録が行われる。各メインタンク4にそ
れぞれ異なる色のインクを収容すればカラー記録が可能
であり、濃度の異なるインクを収容すれば階調記録が可
能である。
【0031】供給チューブ5は、メインタンク4の側面
下方部からサブタンク2の上部に配管されている。供給
チューブ5の途中には第1の弁機構としての弁7が設け
られている。サブタンク2の上部の供給チューブ5の接
続部からパイプ部が、サブタンク2内の下方に伸びてい
る。
【0032】メインタンク4の上部には、第2の弁機構
である大気連通弁16につながる大気連通チューブ17
が接続されている。さらにメインタンク4の上部には、
チューブポンプ50aを経て廃インクタンク18の上部
へつながる吸引チューブ19も接続されている。
【0033】メインタンク4の下部には、補給タンク2
0からインクを導くためのチューブ21が接続されてい
る。チューブ21の途中には、補給タンク20からメイ
ンタンク4への方向にのみインクを流しうる逆流防止弁
22が設けられている。チューブ21の補給タンク20
側の端部には、先端が尖り、先端近傍に小さな孔を有す
る管状の針部材23が設けられている。チューブ21が
接続される補給タンク20の上部の箇所には、チューブ
21の針部材23を抜き差し可能にするゴム栓20aが
設けられている。このゴム栓20aの針部材23との接
続部からはパイプ部が、補給タンク20内の下方に伸び
ている。また補給タンク20の上部に、一端が大気に開
放されているチューブ25の他端が接続されている。こ
のチューブ25の補給タンク20と接続された端部も、
チューブ21と同様の針部材24が設けられている。そ
してチューブ25が接続される補給タンク20の上部の
箇所には、チューブ25の針部材24を抜き差し可能に
するゴム栓20bが設けられている。針部材23,24
は、不図示の機構により図2の位置から上昇することが
可能であり、上昇したときには、針部材23,24は補
給タンク20のゴム栓20a,20bから抜け、補給タ
ンク20の交換が可能になる。
【0034】また、このインクジェット記録装置には、
記録ヘッド1の吐出性能を維持するためのヘッド回復ユ
ニット40が設けられている。
【0035】ヘッド回復ユニット40は、キャリッジ3
の移動可能範囲内で、かつ、記録動作時のキャリッジ3
の往復動作範囲外における記録ヘッド1と対向する位置
に配置されている。以後、キャリッジのこの位置を「ホ
ームポジション」と呼ぶ。ヘッド回復ユニット40は、
記録ヘッド1から離間した位置に不図示の機構により退
避可能である。したがって、印字動作時にはヘッド回復
ユニット40は退避位置に退避するため、キャリッジ3
の移動の妨げにはならない。ヘッド回復ユニット40は
インク吸引手段として、ノズル6から不図示のポンプに
よってインクを吸引することによりノズルの目詰まりを
解消するとともに、非印字時にはノズル6を覆って外気
から遮断し、ノズル6内のインクが乾燥するのを防止す
る。
【0036】なお、以上説明した大気連通弁16、チュ
ーブポンプ50a、廃インクタンク18、補給タンク2
0、ヘッド回復ユニット40などは、図2では一系統だ
けしか記載していないが、これは図を見やすくするため
に省略したのであって、実際には6個の記録ヘッド1及
びサブタンク2にそれぞれ設けられている。
【0037】サブタンク2の上部は、排気チューブ10
によりジョイント部材11と接続されている。ジョイン
ト部材11は、排気路であるところの6本の排気チュー
ブ10と1本のメイン排気チューブ12の接続部を除い
ては密閉された容器構造になっている。そのためサブタ
ンク2とジョイント部材11の内部は排気チューブ10
によって結合されることにより互いに連通している。メ
イン排気チューブ12の一端はジョイント部材11に接
続され、他端はチューブポンプ50bを経て廃インクタ
ンク18に接続されている。ジョイント部材11はキャ
リッジ3上に搭載されている場合は、カバー部材33を
通る排気用チューブはメイン排気チューブ12の一本だ
けでよい。
【0038】チューブポンプ50a,50bは全く同一
の構造である。ここでは、符号50bで示すチューブポ
ンプを例にとって説明する。チューブポンプ50bにお
いては、ローラホルダ52に同心円状に6個のローラ5
1が並べられている。ローラホルダ52は回転軸53を
中心に回動可能に支持され、ローラ51もそれぞれロー
ラホルダ52に固定されたローラ回転軸54を中心に回
動可能に支持されている。ローラ51側には付勢部材5
5が圧縮ばね56によって付勢されており、付勢部材5
5とローラ51の間でメイン排気チューブ12が押し潰
されている。ローラホルダ52が不図示のモータで矢印
A方向に回転すると、ローラ51がローラホルダ52の
回転軸53を中心に回動するためメイン排気チューブ1
2はしごかれ、ジョイント部材11側のチューブ内が負
圧になる。なお、この実施形態では、チューブポンプ5
0a,50bの停止中もメイン排気チューブ12は押し
つぶされているので、チューブ内は大気に連通していな
い。
【0039】チューブポンプは、一般にゴム系のチュー
ブをしごくためチューブ材から油脂分などが溶出するこ
とが確認されているが、メイン排気チューブ12、吸引
チューブ19で送るのは大部分は空気であり、たとえイ
ンクが通過したとしても、このインクは廃インクタンク
18に捨てられるので問題はない。
【0040】また、ジョイント部材11のメイン排気チ
ューブ12との結合部は、ジョイント部材11の下部に
設けられ、排気チューブ10との結合部はすべてジョイ
ント部材11の上部に設けられている。
【0041】メイン排気チューブ12の途中に2つのチ
ューブ14、26がメイン排気チューブ12から分岐し
ており、チューブ14の終端には圧力センサ15が接続
され、チューブ26は弁13を介して大気に開放されて
いる。圧力センサ15はメイン排気チューブ12内の圧
力を検出する。
【0042】弁13は、サブタンク2の排気を行うとき
のみ開き、通常は閉じており、例えばチューブをカムに
よりつぶす弁、電磁弁など、チューブ26の連通と非連
通を自在に行えるものなら何でもよい。また、ポンプ5
0bの付勢部材55が退避可能になるような手段を設
け、この退避手段が弁13を兼ねてもよい(この場合は
チューブ26は不要になる。)。
【0043】サブタンク2の内部は、供給チューブ5の
接続部、記録ヘッド1との接続部および排気チューブ1
0との接続部を除いて密閉されており、実質的な密閉空
間を形成する。供給チューブ5の内部には通常インクが
満たされているため、記録ヘッド1からインクが吐出さ
れるとメインタンク4から供給チューブ5を経て、イン
クが補給されていく。
【0044】記録ヘッド1内の圧力は、従来例と同様に
メインタンク4のインクレベルH1を記録ヘッド1のノ
ズル6の高さH0よりも20〜100mm程度低い位置
に設けることで負圧状態に保っている。メインタンク4
の内部にはインクの補給を促すための液面センサ8a
と、インクがタンクに満杯であることを検出する液面セ
ンサ8bとが設けられている。
【0045】印字動作および回復動作によりインクが消
費されると、メインタンク4の中のインクレベルが下が
ってくる。インクレベルが液面センサ8aのところまで
下がると、印字途中であれば、やり残した印字動作を終
えた後に補給タンク20からインクを補給する補給モー
ドに入る。なお、補給用センサ8aは、上記のようなイ
ンク検知後のやり残した印字動作を終えるのに充分な量
を確保する位置にあるのが好ましい。
【0046】つぎに、補給モードについて、図3のフロ
ーチャートを用いて説明する。まず、最初にキャリッジ
3がホームポジションに戻る(ステップS100)。そ
してヘッド回復ユニット40が上昇してノズル6を覆う
(ステップS102)。その後、大気連通弁16と弁7
が閉じられる(ステップS104)。このとき、メイン
タンク4は、吸引チューブ19との接続部を除いて密閉
された状態になる。そこで、チューブポンプ50aが駆
動される(ステップS106)と、メインタンク4内の
空気が吸引され、メインタンク4内の圧力が少しずつ下
がってくる。ある負圧までメインタンク4内の圧力が下
がると、チューブ21の途中に設けられた逆流防止弁2
2が開き、補給タンク20からインクがメインタンク4
へ流れ込む。その後、所定時間が経過していないかどう
かを判定し(ステップS108)、所定時間を経過して
いない場合にはさらに液面センサ8bがインクを検出し
たかを判定する(ステップS110)。ステップS11
0でインクレベルセンサ8bがインクを検出したと判定
した場合は、チューブポンプ50aの駆動が停止し(ス
テップS112)、大気連通弁16および弁7が開いて
(ステップS114)、補給モードが終了する。
【0047】もし、ステップS108で所定時間が経過
したと判定した場合には、補給タンク20が空であると
判断して、チューブポンプ50aの駆動が停止し(ステ
ップS116)、大気連通弁16および弁7が開いた
(ステップS118)後に、使用者に対して補給タンク
20の交換が求められる(ステップS120)。
【0048】もちろん、6個のメインタンク4のインク
レベルセンサ8bが同時にインクを検出することはない
ので、検出が終了したメインタンク4から順次、対応す
るチューブポンプ50aの停止、大気連通弁16、弁7
の開放が実施されればよい。サブタンク2の構成につい
ては、図7及び図8で説明した従来例と同一なのでその
説明を省略し、以下ではサブタンク2の中の空気を排出
する排気モードについて、図7及び図8、図4のフロー
チャートを用いて説明する。例えば、図7の状態から排
気モードを開始したとする。
【0049】排気モードに入ると、キャリッジ3がホー
ムポジションに移動する(ステップS200)。そし
て、すべてのヘッド回復ユニット40が上昇し、記録ヘ
ッド1のノズル6を覆って外気から遮断する(ステップ
S202)。その後、大気連通弁16と弁7が開き(ス
テップS204)、チューブポンプ50bが駆動される
(ステップS206)。なお、このとき弁13は閉じら
れている。
【0050】チューブポンプ50aは、メイン排気チュ
ーブ12とジョイント部材11と6本の排気チューブ1
0を通じて、6個のサブタンク2内の空気を少しずつ吸
引し、サブタンク2内の圧力が徐々に下がり始める。あ
る程度まで圧力が低下すると、メインタンク4から供給
チューブ5を通ってインクがサブタンク2に供給されて
くる。供給されたインクのかわりにサブタンク2内にあ
った空気は排気チューブ10を通って出ていく。このと
き、図7の状態では、サブタンク内のインク面は均一に
上昇していくが、インク面がスリット104の最上部ま
で達すると、フロート部102とエアバッファ部103
の中の空気は完全に遮断されるため、それ以降はフロー
ト部の空気だけが排出される。空気が排出されてインク
面が上昇すれば、当然それに応じて、フロート9も上昇
する。
【0051】フロート9は最初はフロート部102内で
水平方向の位置が定まらないまま上昇してくるが、円錐
部105に達するとその後は円錐部105の仮想頂点に
近づくように上昇し、最後には図8に示すような、円錐
部105に全周が接触する位置で停止し、排気口108
を塞ぐ。
【0052】このように排気が行われても、エアバッフ
ァ部の上部は常に空気で満たされる。したがって、キャ
リッジ3が往復移動したときでも、その空気が圧縮、膨
張することによりサブタンク2内の圧力変動を最小限に
押さえることができる。
【0053】フロート9と円錐部105は、それぞれ理
想的な球形、円錐形であれば完全に排気口108を塞ぐ
ことができるが、現実には製作誤差によってわずかな隙
間ができ、この隙間から排気チューブ10へインクが漏
れる。しかしながら、このわずかな隙間だけが生じてい
る場合では、排気口108が完全に開いている場合に比
較して、流路抵抗が相当大きくなる。
【0054】一方、メインタンク4とサブタンク2の間
の流路抵抗、各インクの粘度などの違いにより、6つの
サブタンクの排気が終了する時間にはばらつきが生じ
る。しかし、早く排気が終了したサブタンクのフロート
9が排気口108を塞ぐと、このサブタンクの排気口1
08の流路抵抗は大きくなるため、その後は他のサブタ
ンクの排気が行われる。このようにして次々と6つのサ
ブタンクの排気が行われていく。
【0055】図5は、排気モード時のメイン排気チュー
ブ12内の圧力変化の概略を表すグラフである。図中の
時間T0はチューブポンプ50bの駆動を開始した時間
である。このときのメイン排気チューブ12内の圧力は
P0である。ポンプ50bの駆動時間とともに徐々にそ
の圧力が下がり、圧力がP1となった時間T1において
メインタンク4からサブタンク2へインクが移動し始め
る。その後チューブポンプ50bによる吸引は続けられ
るが、サブタンク2内の空気がメイン排気チューブ12
内に入ってくるので、圧力はほぼ一定のままである。サ
ブタンク2の排気がすべて終了すると各サブタンクの排
気口108がフロート9ですべて塞がれてしまうので、
この状態となった時間T2において再び圧力が低下し始
める。
【0056】以上の圧力変化は、図2における圧力セン
サ15につないだチューブ14内でも同様である。そこ
で図4のフローチャートに示すように、圧力センサ15
が、チューブ14内の圧力がP2に達したを検出すると
(ステップS208)、チューブポンプ50bの駆動が
停止される(ステップS210)。しかしながら、この
時点では、わずかではあるがサブタンク2から排気チュ
ーブ10へインクが侵入している。そこで、チューブポ
ンプ50bの駆動を停止すると同時に弁7が閉じられ
(ステップS212)、その代わりに弁13が開く(ス
テップS214)。チューブポンプ50bの駆動を停止
した時点では、排気チューブ10、メイン排気チューブ
12内の圧力はP2であり、サブタンク2内の圧力もP
2にほぼ等しい。しかし上記のように弁7を閉じ、弁1
3を開くと、図5に示すように時間T3においてサブタ
ンク2内の圧力がいきなり大気圧P3まで上昇する。こ
のとき、弁7は閉じられサブタンク2へインクが移動し
ないので、排気チューブ10からサブタンク2内へ空気
が侵入し、そのため排気チューブ10内へ侵入していた
インクがサブタンク2に戻っていく。
【0057】この操作で、排気チューブ10内へ侵入し
ていたインクがすべてサブタンク2へ戻るかどうかは、
フロート9と円錐部105の製作誤差の大きさ、排気チ
ューブ10の径、長さ、チューブポンプ50bの吸引能
力などいろいろな要素によって決まる。
【0058】すべてのインクがサブタンク2へ戻らない
場合のために、つぎにヘッド回復ユニット40によって
各ノズル6から同時に一定量のインクが吸引される(ス
テップS216)。弁7が閉じているので、メインタン
ク4からはインクが供給されずに、排気チューブ10内
のインクがサブタンク2内に確実に戻ってくる。但し、
弁13を開いた時点で排気チューブ10内のインクがサ
ブタンク2内にすべて戻ればこの工程は省略できる。図
5ではこの工程によって生じる圧力変動は省略してあ
る。
【0059】その後、弁13が閉じられ(ステップS2
18)、弁7が開き(ステップS220)、これらの操
作によってサブタンク2内が負圧に戻ったところ(図5
の時間T4)で、排気モードが終了する。
【0060】排気モードを行う頻度は、サブタンク2に
空気が蓄積される速度に依り、この速度はサブタンク2
の容量、供給チューブ5の材質、この装置の使用環境な
どによって異なるが、毎日行う必要はない。例えば、1
週間に1回、1ヶ月に1回程度行えばよい。
【0061】本実施形態ではステップS212で弁7を
閉じて、メインタンク4からサブタンク2へのインク供
給を停止しているが、弁7を廃止して、弁16を閉じる
ことによって代用してもよい。(この場合、補給モード
におけるインク補給時間が少し長くなってしまう。) なお、フロート9の形状は、球には限らないが、球形に
することによってサブタンク2内の内壁、仕切板101
などに引っかかりにくくなる。またフロート9がどのよ
うな姿勢で上昇しても排気口108を塞ぐことができ
る。
【0062】また、上述したように、フロート9と円錐
部105に多少の隙間があっても、排気動作が可能なた
め、フロート9およびサブタンク2の寸法精度を特に高
くする必要はない。
【0063】さらに、この実施形態では、補給タンク2
0からメインタンク4へポンプによってインクを汲み上
げる構成としたが、インク補充方法はこれに限らない。
例えば、メインタンクの代わりに、収縮可能な袋状のイ
ンクタンクを用いて、これを交換可能な構成としても良
い。この場合はチューブポンプ50aは必要なくなる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置は、記録ヘッドへインクを供給する第1
のインクタンクと、第1のインクタンクへインクを供給
する第2のインクタンクと、第1のインクタンクの内部
にインクとともに収容されたフロートと、第1のインク
タンクに設けられた排気口に接続された排気路と、排気
路から第1のインクタンク内に蓄積された気体を排出し
て、フロートが排気口を塞ぐことで排気動作を終了する
排気手段とを備え、該排気手段によって、前記排気動作
の終了後、第2のインクタンクから第1のインクタンク
へのインクの供給を停止し、前記排気路を一定時間、大
気に連通させるように構成した事により、サブタンクの
排気口の径を大きくすることなく、短時間で排気チュー
ブの中の残存インクを解消することができる。
【0065】さらに、上記記録ヘッドのインク吐出口か
らインクを吸引するインク吸引手段を設け、上記排気路
を一定時間、大気に連通している間に、上記インク吸引
手段にて上記記録ヘッドのインク吐出口から一定量のイ
ンクを吸引するようにしたので、簡単な機構を用いて、
より確実に排気チューブの中の残存インクを解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施形態
の概略平面図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録装置のインク
供給路、および排気手段の詳細を模式的に説明する図で
ある。
【図3】図2に示した補給タンクからメインタンクへの
インク補給動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】図2に示したサブタンクの中の空気を排出する
排気動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図2に示したメイン排気チューブ内の排気モー
ド時の圧力変化の概略を表すグラフである。
【図6】従来のインクジェット記録装置におけるインク
供給系を示す模式図である。
【図7】従来のサブタンク排気手段を示す断面図であ
る。
【図8】従来のサブタンク排気手段を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 サブタンク 3 キャリッジ 4 メインタンク 5 供給チューブ 6 ノズル 7、13 弁 8a、8b 液面センサ 9 フロート 10 排気チューブ 11 ジョイント部材 12 メイン排気チューブ 14、21、25、26 チューブ 15 圧力センサ 18 廃インクタンク 19 吸引チューブ 20 補給タンク 20a ゴム栓 22 逆流防止弁 23、24 針部材 30a、30b 側板 31、32 ガイドレール 33 カバー部材 40 ヘッド回復ユニット 50a、50b チューブポンプ 51 ローラ 52 ローラホルダ 53 ホルダ回転軸 54 ローラ回転軸 55 付勢部材 56 圧縮ばね H0 ノズル高さ H1 インクレベル
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA14 EA26 EB03 EB20 EB21 EB38 EB50 EC04 EC19 EC20 EC22 EC24 EC26 EC57 EC64 FA03 FA10 JA13 JC08 JC13 JC20 JC27 KB04 KB08 KB09 KB11 KB16 KB37 KC16 KC20 KC21 KC27 KC30 2C057 AF99 AG69 AG73 AG76 AG80 AL03 AL40 AM04 AM31 AM40 AN01 BA03 BA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドへインクを供給する第1のイ
    ンクタンクと、該第1のインクタンクへインクを供給す
    る第2のインクタンクと、前記第1のインクタンクの内
    部にインクとともに収容されたフロートと、前記第1の
    インクタンクに設けられた排気口に接続された排気路
    と、該排気路から前記第1のインクタンク内に蓄積され
    た気体を排出して、前記フロートが前記排気口を塞ぐこ
    とで排気動作を終了する排気手段とを備えたインクジェ
    ット記録装置において、 前記排気手段は、排気動作の終了後、前記第2のインク
    タンクから前記第1のインクタンクへのインクの供給を
    停止させ、前記排気路を一定時間、大気に連通させるこ
    とを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記記録ヘッドのインク吐出口からインク
    を吸引するためのインク吸引手段をさらに備え、該イン
    ク吸引手段は、前記排気手段によって前記排気路を一定
    時間大気に連通させている間に、前記記録ヘッドのイン
    ク吐出口から一定量のインクを吸引することを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記第2のインクタンクから前記第
    1のインクタンクへのインクの供給を行うインク供給路
    と、該インク供給路を開閉する第1の弁機構とをさらに
    備え、前記排気手段は、該第1の弁機構を閉じることに
    よって、前記第2のインクタンクから前記第1のインク
    タンクへのインク供給を停止することを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記第2のインクタンクの内部を大
    気に連通する連通路と、該連通路を閉じる第2の弁機構
    とをさらに備え、前記排気手段は、該第2の弁機構を閉
    じることによって、前記第2のインクタンクから前記第
    1のインクタンクへのインク供給を停止することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    インクジェット記録装置において、前記記録ヘッドは、
    インク吐出用の熱エネルギー発生素子を備え、該熱エネ
    ルギー発生素子によってインクに生じる気泡成長を利用
    してインクを吐出させることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
JP11835599A 1999-04-26 1999-04-26 インクジェット記録装置 Pending JP2000309109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11835599A JP2000309109A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11835599A JP2000309109A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000309109A true JP2000309109A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14734661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11835599A Pending JP2000309109A (ja) 1999-04-26 1999-04-26 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000309109A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1535745A1 (en) * 2003-11-28 2005-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US7380923B2 (en) 2003-09-26 2008-06-03 Olympus Corporation Liquid supply apparatus
WO2009069563A1 (en) * 2007-11-26 2009-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Fluid discharge device and printhead
JP2010030205A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sony Corp 液体供給装置、液体吐出装置、及び液体吐出装置の制御方法
WO2010041553A1 (ja) * 2008-10-08 2010-04-15 コニカミノルタIj株式会社 インクジェット記録装置
JP2010214693A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujifilm Corp 液循環タンクおよび画像形成装置
KR101043300B1 (ko) 2008-04-16 2011-06-22 가부시키가이샤 미마키 엔지니어링 잉크젯 프린터의 잉크공급장치
US8210666B2 (en) 2008-07-30 2012-07-03 Sony Corporation Liquid supplying device, liquid discharging device, and method of controlling liquid discharging device
JP2016196129A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 キヤノン株式会社 液体吐出装置、インプリント装置および部品の製造方法
CN108688330A (zh) * 2017-04-10 2018-10-23 精工爱普生株式会社 液体喷出装置及液体的供给方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7380923B2 (en) 2003-09-26 2008-06-03 Olympus Corporation Liquid supply apparatus
EP1535745A1 (en) * 2003-11-28 2005-06-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US7168795B2 (en) 2003-11-28 2007-01-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
WO2009069563A1 (en) * 2007-11-26 2009-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Fluid discharge device and printhead
KR101043300B1 (ko) 2008-04-16 2011-06-22 가부시키가이샤 미마키 엔지니어링 잉크젯 프린터의 잉크공급장치
JP2010030205A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sony Corp 液体供給装置、液体吐出装置、及び液体吐出装置の制御方法
US8210666B2 (en) 2008-07-30 2012-07-03 Sony Corporation Liquid supplying device, liquid discharging device, and method of controlling liquid discharging device
WO2010041553A1 (ja) * 2008-10-08 2010-04-15 コニカミノルタIj株式会社 インクジェット記録装置
US8500262B2 (en) 2008-10-08 2013-08-06 Konica Minolta Ij Technologies, Inc. Inkjet recording device
JP2010214693A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujifilm Corp 液循環タンクおよび画像形成装置
JP2016196129A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 キヤノン株式会社 液体吐出装置、インプリント装置および部品の製造方法
CN108688330A (zh) * 2017-04-10 2018-10-23 精工爱普生株式会社 液体喷出装置及液体的供给方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7717540B1 (en) Clog detection and clearing method for ink delivery system
JP2002234180A (ja) インク供給装置、インク供給機構およびインクジェット記録装置
JP5522509B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3939297B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP5376300B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008030333A (ja) 液体吐出ヘッドユニット、画像形成装置
JP2002248787A (ja) 液体噴射装置
JP2007136807A (ja) インク供給機構及びこれを備えたインクジェット記録装置
JP2003326732A (ja) インク供給装置
JP2000309109A (ja) インクジェット記録装置
JPH11320901A (ja) インクジェット記録装置
JP2000301737A (ja) インクジェット記録装置
JP4782602B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2000301732A (ja) インクジェット記録装置
JPH0834122A (ja) インクジェットカートリッジ及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2015112796A (ja) 画像形成装置
US7845776B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP6167730B2 (ja) 画像形成装置
JP2004181952A (ja) インク貯留部、該インク貯留部を備えたインクジェットヘッド構造体およびインクジェット記録装置
JP4047156B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4218960B2 (ja) インク容器および記録装置
JP2010208276A (ja) 液体供給装置、及び画像形成装置
JP2008074050A (ja) インクジェット記録装置およびインク供給方法
JP2002248782A (ja) インクジェット記録装置
JP2002264358A (ja) インクジェット画像形成装置